三菱自一時103円(上)「下限条項」に思惑
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040716-00000103-rtp-biz 三菱自動車工業 <7211> が急落し、一時は前日比34円安の103円まで売り込まれた。連日の上場来安値更新で、
4月13日の高値350円からの下落率は70%に達した。相次ぐ不祥事発覚やそれに伴う販売激減により実需の買いが入りにくいことに加え、
直近で市場が材料視しているのは前日に払込が終わった増資の内容だ。増資のうち、JPモルガンが総額1260億円の優先株
(第1〜3回B種優先株式)を払い込んだが、これには普通株式に転換する際のいわゆる「下限条項」(転換価格の下方修正条項)
が付いていることが明らかになった。転換価格は最低30円まで引き下げられる可能性があるといい、市場では「株式数を多く得るために、
株券を調達して空売りを仕掛けて株価を下げ、その段階で転換するとの観測が出ている」(中堅証券)ことが指摘されている。
[ラジオNIKKEI2004年07月16日](ラジオNIKKEI)