【HONDA】ホンダ ライフ&ライフターボ4【LiFE】

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159名無しさん@そうだドライブへ行こう
SOHCとDOHC

DOHCはSOHCの改良型。(その前にSV→OHVとあるが)
OHVの欠点をSOHCで高回転まで回るエンジンを達成した。
今度はバルブ系の部品の重量を軽くすることで
さらなる高回転化を目指したのがダブルオーバーヘッド
カムシャフト(DOHC)。バルブ系の完成形となった。

4バルブならばDOHCは理想的だが、構造が複雑になり、コストや設計面でも
SOHCに比べて劣っていた。今でもアメリカはOHV、EUはSOHCが主流である。

しかし日本ではDOHCが上陸した時、トヨタが先陣をきって全車にDOHCを採用した。
日本人は昔から最新技術や欧米文化に弱かったので、技術的な事よりも「新しさ」
に飛びついた。その後、ホンダや日産も追従せざるを得なかった。

結果、街乗りでは全く使うことのない高回転域に発生する大馬力に魅力が集まってしまった。

日本車でこれだけDOHCが採用されたのは、メーカーの技術力の探究心と、日本人購買層の性質が
大きく反映されている。

もちろんDOHCが悪いわけではない。むしろ理想形でもある。アルテッツァに搭載されているシステムなどは
DOHCでしか成し得なかった技術だ。
だが一方、軽自動車や小型車のファミリーカーまでDOHCを採用する必要があるのだろうか?
DOHCが本領を発揮するような回転数まで使うことは殆どないだろうしね。
それならば実用域で本領発揮するSOHCにした方が設計・製造コストが下がっていいと思うのだが・・・