【メーカー】トヨタ総合スレッド 第1号

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472004.03.16
☆【続報】「止めるところまでやるのは世界で初めて」,トヨタの車間制御システム☆


トヨタ自動車が2004年夏に発売予定の新型車に搭載する低速追従モード付きの車間制御システムは,
先行車が止まった場合,車両が停止するまでブレーキを制御し続ける。
現段階では,国土交通省からの認可が下りていないが,実用化されれば世界で初めて車両速度を0km/hまで自動制御する車両となる。
ただし,トヨタ自動車では「止めることが目的ではない。先行車に近づくと警報を鳴らし,運転者にブレーキを踏むように促し続ける」
(同社 車両技術本部 統合システム開発部 グループ長の所節夫氏)としている。
確かに「セルシオ」や「クラウン」で同社が既に実用化した,事前に衝突を予知してブレーキをかけるシステムは,制動力が0.5G以上ある。
これに対して,今回の追従制御でかける制動力は最大0.3G程度と小さい。
このことからも今回のシステムは緊急制動より速度調整の意味合いが強いことが分かる。
さらに車両速度が0km/hに至るまで追従制御しても,数秒後には追従制御を解除し,停止状態を維持しないため,
運転者がブレーキを踏んでいないと自動変速機のクリープ現象により車両は動き出すという。

システム自体は高速道路の巡航時などに利用する従来型の車間距離自動制御システムと同じである。
ただし,レーザ・センサを改良した。
従来は前方120mで検知範囲±8°だったが,前方35mで検知範囲±18°付近も捕捉できるようにした。
制御は高速時と低速時の二つのモードで行う。
モードは車速に応じて切り替える。

つづく
482004.03.16:04/03/18 01:45 ID:s00Cy89P
☆【続報】「止めるところまでやるのは世界で初めて」,トヨタの車間制御システム☆


日産自動車も今秋に実用化

一方,日産自動車も同様にレーザ・センサを使った低速追従モード付きの
車間制御システムを2004年秋に発売する新型車に搭載する予定だ。
同社の場合は10km/h〜40km/hの間で追従制御し,5km/h以下になると自動制御を中止する。
「安全については,あくまで運転者が責任を持つ必要がある」(日産自動車)ことから,
停止まで自動制御することはしない構えだ。

こうした安全システムについては,自動車側で何でもやってしまうと運転者が注意を怠り,
逆に危険性が増す可能性もある。
自動車メーカーは,予防安全システムが高度化していくにつれ,システムをどのように味付けしていくか迫られている。
なお,トヨタ自動車は,高速用の車間制御システムを1997年にセルシオで採用して以来,これまで5カ国,12車種に展開し,累計生産台数は7万5000台を超えている。

おわり