【サラブレッドの】ワゴンR Part4【血統?】

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55真世
ある日、スズキ社で新型ワゴンRが一斉に生まれました。

しかし一台だけ出来の悪いワゴンRが生まれてしまったのです、
その子(ワゴンR)はある家庭に飼われて行きました。

その家は山奥だったのです、その家で一生懸命ワゴンRは送迎に
買い物に大活躍けれど一度も洗ってもらえず…
おまけにこのワゴンRはトラブル続きで修理修理
ご主人様には蹴られたり乱暴に10年間扱われてしまいました。
ある日、免許を取った娘さんはこの子を初めて洗車したのです。
ワゴンRはとても喜びました、一ヶ月くらい経ちました、
この家族の住む山奥で山火事が発生したのです。
娘さんは父の帰りが心配でした、木を切りに行ったきり帰って来ないのです。
娘はワゴンRを走らせました、ワゴンRは娘さんの事がとても
大好きだったのです、もう老齢ながらも一生懸命走りました。
辺りは火、煙で一面が焦げ臭かったのです。

走ってる途中に屋根がゴーンと言う大きな音がしました、
そして次々と焼けた木が3、4本と娘さんの乗るワゴンRに向かって
倒れてきたのです!
56真世:03/11/12 17:36 ID:ucyZT1V9
…数時間が経ったでしょうか、娘は父親の声に気が付きました。
病院のベッドの上で気が付いたのです。

父の話に涙がこぼれました、まるで娘を守るように
ワゴンRは大木に押しつぶされていたと言う事です、
その写真を握り締めて一晩娘は泣きました。
もう会えないと思うと胸がいっぱいだったのです。
57真世:03/11/12 17:41 ID:ucyZT1V9
退院後、事故現場に娘はやってきました。

そこで一つの欠片を見つけました、もう錆びれた
ホイルナット(ネジ)です。
娘はこれを大切に大切にしました、そして一生懸命バイトをして
ワゴンRを買いました、そしてこの私の命を救ってくれた
ネジを取り付けたのです。

こうして新しいワゴンRとまた一緒に山奥の生活が始まりましたとさ…。