▼ ホンダの詐欺は真実だった2 ▼

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優良ディーラーはどうなっているか。
昨日の日経産業新聞を読んだ人いるかな?
【質より量のメーカー、隔たり埋められず】
2003/04/15 日経産業新聞より引用してみる。
ホンダの有力ディーラーだった「ホンダクリオ関西」を運営する関西ホンダモーター(大阪市)が
昨年末、店舗や社員を含む自動車販売事業をホンダに譲渡し、ディーラー権を返上した。
クリオ系列の地場ディーラーでは全国トップ級だった同社の撤退は業界に大きな波紋を呼んだ。
その元社長のM氏に撤退の理由を聞いたインタビュー記事である。

■ホンダのディーラーをやめる決断をした最大の理由は何か?
・ひと言でいえば、方針の違い。
・ホンダはとにかく新車販売台数の拡大を求めたが、ディーラーにとっては利益や顧客の満足が重要だ。
・2004年度に国内販売百万台という目標に向け台数が欲しいとの理屈は理解できる。
 だが利益を度外視して売るわけにはいかない。
・『量』を求めるメーカーと『質』にこだわる我々との差は大きく、これ以上、ホンダの役に立てない
 と判断した。
■方針の違いは具体的にどう表れた。
・大阪は土地代が高く、一店舗の新設に7億円前後かかる。それでもホンダの拡大政策に沿って
 一店舗増やし、8店舗にする計画だった。だがホンダは四店舗程度の新設を求めてきた。
・毎月伝えてくる販売目標も『無理な目標は守れない』と断ってきた。
 台数を売れば販売奨励金が入るが、そのためには無理な安売りか自社登録しかない。
 利益は出ないし、下取り相場の下落などで顧客も損をする。ホンダには、当社の努力で売れる台数を
 売りますと言ってきた」
■業績は悪化していたのか。
・2002年3月期の売上高は90億円で、利益は何とか1000万円程度を確保できた。
 最近は小型車『フィット』など、価格が低く利益が少ない車しか売れない。
 『オデッセイ』や『ステップワゴン』などのミニバンが売れている時期はまだ良かったが、
 2003年3月期は赤字に転落する見込みだった。
■自動車販売からの撤退をいつ決めた。
・昨年の初めから考えていたが、ホンダに相談したのは八月ごろ。特に引き留められず、トントン拍子で
 事業売却話が決まった。
・ホンダとしても大阪は販売拡大の重点地域だったし、当社を何とかしなければと思っていたのだろう。
−失敗した不動産事業の穴埋め?との声を否定した上で
・不振な事業をやめて、好調な事業に注力するのは経営者として当然の判断だ。
■ホンダクリオ関西はホンダクリオ大阪として新たに発足した。
・私の会社にいた社員150人の大半が新会社に移っており、頑張って欲しいと思う。
・強調したいのは、ホンダに感情的な反発があって撤退したのではないことだ。
・ホンダも大企業になって販売政策も変化し、ディーラーの役割も変わった。

402名無しさん@そうだドライブへ行こう:03/04/16 10:06 ID:xviUqK5z
この記事からもホンダはあくまでも質よりも量をディーラーに押し付けてきたことがわかる。
大阪の優良ディーラーなのに、いうこと聞けないからと特に譲渡を引きとめようとは
しないで、本社直営にしてしまったわけだ。
今のこうしたホンダの戦略で、苦しくなったディーラーの台所事情が苦肉の策として
詐欺横領を生み出したのではないだろうか?
ホンダはディーラーとの共同歩調の上、戦略を立てるべき。
今の押し付け販売は必ずいつか崩れてゆくと思う。