●な ん ち ゃ っ て ス ポ ー ツ の ト ヨ タ●

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702名無しさん@そうだドライブへ行こう
そもそも一時代前。ハイパワーターボとFRもしくは4WDでなければ
スポーツカーじゃない。という風潮が国内にはあった。だがこれは、
ハイパワー化に伴う剛性不足を生み、それに対するボディ強化によって
重量の増加をまねき、重量の増加を補うためのハイパワー化という
ジレンマを生み出した。この頃国内メーカーはどのメーカーもこの問題に
直面していて、それぞれのメーカーがそれなりの答えを出してきた。
例えばニッサンはR32を作り、スバルはレガシー、インプ、三菱はエボや
GTOなどを出してきた。(これにはWRCなどの外的な要因もあるが・・)
トヨタもスープラを一つの解答としたが、曲がりなりにも解答を出せた車種
がある一方完全に破綻してしまった車種もある。例えばセリカ。もともと
トヨタのフラッグシップであったこの車種は、WRCに特化するためにスープラ
を分離した所までは良いとしても、そのあと市場の流れに迎合する形で車体の
大型化を行ったために、WRCカーとしても中途半端、フラッグシップとしても
中途半端な形となり完全に破綻してしまった。さらに酷かったのがSW20で
コンパクトで運動性の高い車を目指していたはずのMR2はそこにプラスして
ハイパワー化という命題を押しつけられたために完全に初めの目的から
脱線していく。ただこれをトヨタのせいにばかり出来るのだろうか?
703名無しさん@そうだドライブへ行こう:02/09/13 13:23 ID:ibE8PQbo
ユーザーは<ハイパワーターボとFRもしくは4WDでなければスポーツカー
じゃない。>という意識にとりつかれていたし、実際ロータスのように
純粋にそれだけを追求して気に入ってくれる人だけに売る。というスタンスを
トヨタがとれるはずもない。SW20開発者が言うように、結果つじつま合わせの
連続になってしまった。SW20後期型がそれなりの評価を受けているのも
単につじつま合わせがうまく逝った。というだけにすぎない。
(余談だが国内メーカーでただ1社だけその流れに背を向けたメーカーがある
もちろんホンダのことだが、その部分だけでもホンダはもう少し評価されても
良いと思う。)
SW20が破綻した結果生み出された物がMR-Sということになる。これは原点回帰
でありボディを軽くし、軽くなる事でエンジンパワーを極端に高くする必要が
なく、剛性の問題をクリアするという相乗効果を狙った物だ。ただそれだけでは
まったくスパルタンな仕様になってしまうのでオープン化や乗り味を安定させる
ためのロングホイールベース化などの工夫でMR2の後継機でありながら、全く
違う物を作り出した。ただ事の成り行きを見れば、やはりこれはMR2の後継機
なのである。そして<ハイパワーターボとFRもしくは4WDでなければスポーツカー
じゃない。>という幼稚な考えからそろそろ脱却しませんかというメッセージでもある。