>>50 トリスタン・ダ・クーニャの件についてはあなたの錯覚であって、別に孤立社会であっても
ある遺伝型の純度が増える(または減る)ことはありません。変化するのは各遺伝型を持つ人口の絶対数です。
トリスタン・ダ・クーニャの場合は、最初の入植以降、総人口が増えたので、それにしたがって
喘息の人の絶対数も増えただけです。
絶対数で見れば、最初の入植者の中にいた喘息もちがたった1人だったとしても、島の総人口が増えれば
形質を受け継ぐ人の総数も当然増えます。
しかし、割合で見れば、最初の喘息もちが1人しかいなくても、その時の全人口(=最初の入植者数)も
数人しかいなかったので、やはり喘息の形質を持つ人の割合は異常に高かったのです。
(本当は、1885年の事故の際に生き残った成人男性4名の中に喘息の人が含まれていた割合で
それ以降の喘息患者の割合が決まったのでしょう。)