Benefitsの項で
強いランクのステロイドを数年間使用していた32人を対象とし、
ステロイドの代わりに非ステロイド軟膏ブフェキサマクを投与すると・・・15人が2週間後にリバウンドしている。
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この研究は、ブフェキサマク軟膏じゃ消火活動できないという結果であって
それに対し、トシル酸スプラタスト内服+ブフェキサマク投与群では17人中2人しかリバウンドは出てきていない。
ステロイドの投薬中止後、二週間は、“直後・すぐに”とは言えないから、
やはり immediately は急激な症状の悪化と訳した方が自然じゃないのか・・・?という疑問なんです。
>>767 >なぜ治療に使われたステロイドのランクや使用期間をとりわけ限定して、リバウンド現象が起こると書かれてあるのか?
それは著者が言っていることではありませんよ。
>ステロイドの投薬中止後、二週間は、“直後・すぐに”とは言えないから、
それ、二週間後までの累計が15人だったっていう意味ですよ。
> ステロイド外用薬を恒常的に使用する、リバウンドは深刻かつ重要な問題だ。
私が思うに、この文に使われているリバウンドは、RON氏の定義を当てはめて読むのではなく、
むしろ決意スレに使われている意味でのリバウンドの意味で、それはステロイドが起因する副作用なんじゃないの?と言いたかったのです。
要するに
>>364の
> そのような定義をした人は実はいないのです。
> 誰かがどこかで間違った言葉の使い方をし始めたのですが、それが一部の患者と
> アトピービジネス業者によって広まってしまったのです。
とりわけ、この上記主張には同意できないのです。
無論、RON氏は私がこのように主張しても反論してこられるのでしょうから、
このスレッドをみている皆さんが、ご自分で判断していただけたらと思います。
>>770 >私が思うに、この文に使われているリバウンドは、RON氏の定義を当てはめて読むのではなく、
>むしろ決意スレに使われている意味でのリバウンドの意味で、それはステロイドが起因する
>副作用なんじゃないの?と言いたかったのです。
前にもあなたのいる前ではっきり書いたはずですが、世間での定義(=私が引用している定義であり
Hoare et al. のレビューに載っている定義でもある)は、"the regular use of corticosteroids
increases the chronicity of disease" も除外していないので、何も矛盾してないですよ。
>>767に対してのレスの補足です。
>ステロイドの投薬中止後、二週間は、“直後・すぐに”とは言えないから、
その論文 H. Kimata, Ann Allergy 1999;82(3):293? の、該当する文章の現物は
こうなってます。
Methods
This is a randomized, placebo controlled study. Patients with atopic dermatitis
who had been treated with strong steroid ointment (dexamethasone valerate) for
several years were divided into two groups. One group (the control group, n = 15)
was treated with a non-steroid anti-inflammatory ointment (bufexamac ointment),
while the other group (the suplatast tosilate group, n = 17) was treated with
the anti-allergic medications, suplatast tosilate and bufexamac ointment.
In each group, in vitro production of immunoglobulins and cytokines before
and after 2 weeks of treatment was measured.
つまり、最初からステロイドを中止する2週間前と2週間後にしか検査していないのです。
ステロイドを中止してから毎日検査しているわけではないので、リバウンドが見られた
15人が、中止後13日目まではリバウンドしてなかったなんて一言も言ってません。
>>761 >1)プロトピックには、ステロイドで規定されているような、強さのランクがない。
その代わり、濃度に2ランク(0.1%と0.03%)あるので、使い分ける場合はある。
>・リバウンドは、炎症を抑制する治療を行なっていて、炎症そのものが終了する前に治療を止めてしまった場合に、
> 抑制されていた症状がまた現れてくることである。
そうです。
>・治療に使っていた 薬そのものの作用(特に副作用)によって起きるものではない。
そうです。
その証拠に、薬を中止しなければ(または使っていても効き目が減弱しなければ)再燃は起きませんし、
逆に副作用はステロイドを使っている間にも起きます。だから両者は別物です。
ただし、両者が常に無関係かというと、そうではありません。
>>334あたりで解説したとおり、長期使用による副作用が発生していれば、副作用が発生せず単なるアトピーだけ
の場合よりも(アトピーの炎症に副作用の炎症が追加されるので)再燃時の症状は当然激しくなります。
>・副作用とは無関係に、主作用を止めれば起きる。(だから、プロトピックでも起きる。)
前述の内容の裏を返せば、副作用が起きていなくても、アトピーが治っていない分の炎症は再燃するので、
その分のリバウンドは起きます。プロトピックでも炎症抑制剤である以上、当然同様です。
>・プロトピックでもリバウンドが起こるという事は、ステロイドの強弱関係なく使用期間も
>関係ない。
「リバウンドが起こる」という点はステロイドの強弱や使用期間に関係ありません。
(リバウンドの激しさはステロイドの強弱や使用期間と関係しても何の不思議もありません。)
>ステロイドに限らず、症状を抑えるための治療を中止した時に再び悪化したら、それはリバウンド。
Hoare et al.もそう書いてます。
投稿者いました。
Hotdocsjp インターン一級(投稿者)
2010-10-23 (投稿)
閲覧数:1回ダウンロード数:0回
急速という表現でした。
>>776 ありがとう。
会員制でしかもダウンロードに制約があるようでソースは出せませんが、
たとえ、医者とアレルギー研究所の研究者が“急速に”と訳していたとしても
医者の方が間違っているという反論が来ると思うので、議論はお開きにしてやっぱり皆さんが各自判断をお願いいたします。