ステロイドは果たして良薬、それとも・・パート10

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341RON ◆FBCQ/jwzCk
>完全に否定はできませんが、可能性は低いです。

なぜそう言えるかと言うと、ある部位に塗布したステロイド外用剤が、
隣接していない別の部位に影響を及ぼすためには、いったん血中に入って、
血流に乗って運ばれる必要があります。
しかし、ステロイドホルモンというのはそもそも人体の内部にもとから存在しているので、
それらが悪影響を及ぼさず、体表面に塗ったものだけが悪影響を及ぼすというのは
不合理だからです。

もちろん外用剤に含まれるステロイドホルモンは、人体が産生する天然のものとは
化学構造が違いますが、ステロイドの副作用がその化学構造の違いから来ている
という可能性については、疑う人もいるにはいますが、それは相当苦しい仮説でしかありません。

なぜかというと、ステロイドの副作用は、もとを正せば主作用の過剰が原因であるので、
その点では天然モノでも合成モノでも同じだからです。