>>112 求めようとする確率は「当該荒らしがアトピーである確率」である。
これを、排反事象の確率つまり「アトピーでもないのにこの板に半年以上粘着する確率」
を全確率(=1)から引くことによって求める。
「アトピーでもないのにこの板に半年以上粘着する確率」P(n)は、
以下の3つの条件のすべてを満たす条件付き確率として与えられる。
その条件とは
(a) 当人はアトピーではないこと
(b) 参加者のハンデを狙って煽る標的となる板の中で、この板を狙うこと
(c) 6ヶ月以上にわたって煽り続けること
の3つである。
前記の条件(a),(b),(c)が実現する確率をそれぞれ P(a), P(b), P(c)とする。
P(a)は1970年代以降に生まれた人の中でアトピー体質を持つ人の割合に関する
既報のデータである80%という数字を排反確率として用いることにより、
P(a)=20%と推算される。
P(b)については、仮定に従って、当人が特にアトピーとの関連を持たないとした場合、
この板を選んだ理由はほぼ偶然と考えられるので、荒らす標的となり得る5つの板の
中でこの板を偶然選ぶ確率として P(b)=1/5とする。
P(c)については、正確な統計はないが、日常的な印象として、
6ヶ月以上続く荒らし行為はおおよそ3件に1件程度と思われるので、
概数として P(c)=1/3と見積もる。
条件(a),(b),(c)は独立事象であるので、それらをすべて満たす確率 P(n)は
各々の確率の直積として与えられ、上記の見積もり値を採用した場合、
P(n)=P(a)×P(b)×P(c)≒1.33%
以下
>>102。