ステロイドは果たして良薬、それとも・・パート7

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260RON ◆FBCQ/jwzCk
>>249
> その本持ってるけどアトピー性皮膚炎の章に
>
> 「私たちが重いアトピー性皮膚炎の子どもの副腎皮質の働きを検討したところでは
> アトピー性皮膚炎の子どもは湿疹のない子どもに比べて
> 副腎皮質の働きが明らかに抑えられていました」と書いてあるけど…

レス、ありがとうございました。
あなたのお書きになっておられることがまさに全く正しい内容です。

私もこの本を持っており、その箇所を読んだ記憶がありまして、そのデータそのものは
健常者とアトピー患者との間に副腎皮質ホルモンの量の差がp.192のグラフで示されて
いるのですが、その差が生じた理由としてp.193に

> 入院を要するような重症のアトピーの患者さんには、強い慢性の炎症や不眠などの
> ストレスのため、つねに副腎皮質の働きを抑え込む力がかかっていると思われます。
> そのため、たとえステロイド外用剤を用いていなくても、副腎皮質の働きが抑制されたのでしょう。

と述べられています。おそらく私はこの記述を読んだ際に、「健常者とアトピー患者とでは、
副腎の働きにもとから差があるわけではないのだな」と解釈し、それを思い出して>>225
引用してしまったようです。
261RON ◆FBCQ/jwzCk :2006/12/22(金) 21:18:53 ID:Gkcp7s4g
> 健常者とアトピー患者とでは、副腎の働きにもとから差があるわけではない

ということ自体は間違っていないはずですが、その根拠を>>225で引用した文献に
求めたのは完全に私の誤りです。お詫びし、訂正いたします。

で、

> 健常者とアトピー患者とでは、副腎の働きにもとから差があるわけではない

の根拠については、専門家にうかがうのが一番ですが、おそらく

(1) 慢性副腎機能低下症とアトピー性皮膚炎との合併率が有意ではない
(2) 副腎皮質ホルモン量(これは測定可能な量)の高低がアトピーの発症率と相関していない

あたりではないかと思います。