1 :
名無しさん@まいぺ〜す:
同情でちょっとやさしくしてやった
くらいなのに勘違いしやがって。
ありえねーーーーー
ネタだろツマンネ
その子、惚れる相手を間違ったね。
だってスレたててまでな性格悪い1に惚れるなんて
間違いだよ。
あ〜、性格わるい1に同情したのかもね。
ジリジリと蒸す様な暑さが体を焼く。
周りは何処かで見たことある風景。
空を見上げると戦闘機が2機、高速で飛行している。
「…マ、マジかよ…」
轟音。
戦闘機からミサイルが発射された。
爆音と爆風と煙が全てを包む。
そして、その中からゆっくりと現れる巨体。
「…第三使徒、サキエル…」
そして、青いルノーが物凄いスピードでこっちに向かってくるのが見えた。
物凄いスピードで走る青いルノーの中、考える。
思えば今までの人生、碌な事がなかった。
小学校時代は苛められて過ごし。
中学時代は、まぁ…普通といった生活だったけど。
高校時代にアニヲタ道大爆進。
大学は某八流私大で、果ては中小企業の営業。
俺の人生も落ち着くところに落ち着いたな――と思っていたところに
『俺シンジ』
神様の気まぐれか、宇宙の真理が働いたのか、未知の宇宙人のテストか。
訳がわからない。
何で俺がエヴァ小説と同じこをしなきゃいけないんだ。
2chに書き込んだだけで願いが叶うのか、オメデテーナ。
「めでたくなんかないっ!!」
「シ、シンジ君…?」
「……あ?…ぁ、あー…」
……独り言でミサトさんに心配されてどうするんだ俺。
「…スイマセン、気にしないで下さい」
というかマジで冗談だろ。
やだよ、何で俺が使徒と戦わなきゃいけないんだよ。
現実は厳しいんだよ、小説のようにうまくいく訳ないんだよ!!
体験とかアレ系は全部作者の妄想だろ?
実際、エヴァの世界に入れられて生きれる確率は0じゃん。
「絶対に死ぬじゃないかっ!!」
「…お、落ち着いて、シンジ君。私の運転はプロ級なのよん?」
「……あ?…ぁ、あー…」
何のプロだよ。
「…スイマセン、気にしないで下さい」
それよりどうする、どうする、俺。
このままじゃ100%エヴァに乗せられるよ。
髭に「乗れ、でなければ帰れ」って言われるんだ。
何で俺はこんな時のためにピアノ線か指弾スキルを習得しておかなかったんだ。
「逆行スパシンは出てこないのかよっ!?」
「…シンジ君、こんな状況で言うのは無茶かもしれないけど落ち着いて」
「……あ?…ぁ、あー…」
あんたとは状況が違うんだよ、落ち着けるか。
「…スイマセン、気にしないで下さい」
N2地雷で吹っ飛ぶ車、『来い』の手紙、ジオフロント。
そして今、ミサトさんが迷っている。
運命の時が刻々と近づいている。
その前に落ち着いて考えなければならないことはたくさんあるのに。
『どうする?』
迫り来る使徒との戦い、精神を削る殺し合い。
――絶対に、嫌だ――
俺が戦わないためにはどうする?
逃げる?もう、ここまで来ているのに?
『乗れ、でなければ帰れ』の言葉で本当に帰るか?
「何処に?」
このエヴァの世界では俺は知り合いの一人もいない。
俺が帰る場所なんて何処にもない。
なら、
綾波レイを庇わないで出撃させればいいのか、死んでも三人目になるだけだしな。
もし負けて本部に侵入されても地下にあるのはリリスだし、サードインパクトは起きない。
俺は死なない。
「…よし…」
いきなりの出来事で訳のわからないことだらけだが。
決めた、俺は絶対にエヴァに乗らない。
補完計画阻止?綾波とアスカを救う?委員会、ゼーレを倒す?
知るか。
「何やってたの、葛城一尉。人手もなければ時間もないのよ」
「ごめん!」
「例の男の子ね」
「そう、マルドゥックの報告書によるサードチルドレン」
「よろしくね」
「あの父親とは全然似てないわよ、さっきので錯乱するぐらい神経が繊細だしねぇ」
「……よろしく、お願いします」
パソコンしてたらいきなりアニメの世界にワープって、錯乱もするわ。
「で、初号機はどうなの?」
「B型装備のまま、現在冷却中」
「それホントに動くの?まだ1度も動いたことないんでしょう?」
「起動確率は、0.000000001%、オーナインシステムとはよく言ったものだわ」
「それって動かないってこと?」
「あら失礼ね、0ではなくってよ」
「数字の上ではねぇ、まぁ、どのみち動きませんでしたではもう済まされないわ」
暗い部屋に突然、照明がつく。
そのせいで目の前に現れる凶悪なロボットの顔。
「人の造り出した究極の汎用人型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオン、その初号機。
建造は極秘裏に行われた。我々人類の最後の切り札よ」
「これが父の仕事ですか」
「そうだ」
声の方に顔を向けると頭上から見下ろしているゲンドウの姿。
「久しぶりだな」
「……父さん」
はじめまして。
「ふっ、出撃」
「出撃!? 零号機は凍結中でしょ!?まさか、初号機を使うつもりなの?」
「他に道はないわ」
「ちょっと、レイはまだ動かせないでしょ!?パイロットがいないわよ!」
「…さっき届いたわ」
「マジなの?」
「碇シンジ君、貴方が乗るのよ」
「俺がこれに乗って戦えっていうの?」
決めたんだ、これから綾波が運ばれて乗せられようとしても俺は乗らない。
「そうだ」
「嫌だよ、何で俺なんだよ!?一介の一般市民に戦えっていう方が無茶なんだよ!!」
何で中小企業で営業やってる筈の俺が。
「他の人間には無理だからな」
「何でだよ、何で俺が……」
碇シンジをやらないといけないんだよ。
「乗るなら早くしろ、でなければ帰れ!」
「どこにさ、どこにだよ!!俺はどこに帰ればいいんだよ!!」
どうやったら帰れるんだよ。
突然の激しい揺れと、重く響く音、使徒の攻撃。
「奴め、ここに気づいたか」
「シンジ君、時間がないわ。乗りなさい」
「嫌だ!」
次は綾波レイが運ばれてくるんだろ。
同情で乗らせようっていうことだろ。
だけど俺は碇シンジじゃない、絶対に乗らない。
ほら、来た。
身体中に包帯を巻いた綾波レイが担架で運ばれてきた。
このまま瓦礫が上に――
「…アレ…?」
降ってこない。
周りを見ると、ミサトさんとリツコさんが必死で何かを叫んでいる。
何?何かの落下してくる音で聞こえないよ。
落下してくる音?
上から瓦礫――
「うああああああぁぁあああああぁ?!」
何故?何故?WHY?何故瓦礫が?
いきなりの予想外な自体にどうすることもできない。
ただ叫びながら呆然と上を見上げているだけ。
そして、俺の上に瓦礫が落ちた。
あれ?
俺はいったいどうなったんだ?
確か、瓦礫が頭の上に落ちてきて俺はそのまま――
死んだ……?
まさか。
アニメキャラを命賭けてまでして助けてもな、なんて考えた罰が当ったのか?
この通り、手も足もピンピンして――ない。
手足の凄く動きが緩慢だ。
そんな……本当に死んでしまったのか。
寒い。体が冷たくなってきる。
それにだんだん息苦しくなって――え?
「ゴガ…ガッ!ァ!!」
詰まった。
気道に入る水の感触、苦しい。
ヤバイ、死んだのに溺れ死ぬのか?
「ッ…!!ゴボッ…」
顔を動かして夢中で空気を探すが、何故か水の中。
何も出来ない、苦しい。
もう駄目だ……。
『大丈夫?シンジ君』
大丈夫じゃないです。今、二度目の死が訪れます。
『シンジ君?お〜い』
というかさすが碇シンジだな。
数時間もしないうちに2回も死ぬなんて本当に不幸だ。
『ちょっとぉ、シ〜ン〜ジ〜君?』
……あれ?まだ生きてる?
何か様子がおかしい、恐る恐る目を開ける。
エヴァの中?
「……水の中?」
『あ、それはLCLという物で肺をそれで満たすと息ができるようになるから』
「……ここは?」
『もちろん、エヴァのコクピットよ』
「……何で僕が乗っているんです?」
『瓦礫の落下からは助かったんだけど気絶してたから運んでおいたの』
「……だから、何でですか?」
『本来、乗る筈のパイロットは絶対安静の重病人なの。
そんな子が乗ったら死ぬに決まっているわ、そういうことさせたくないでしょ?』
いや、俺はその子を見捨てる気満々なんですけど。
「……マジですか?」
『主電源接続全回路動力伝達、起動スタート』
シカトかよ。
『A10神経接続…異常なし、初期コンタクトすべて問題なし、双方向回線開きます!』
いや、ちょっとまて。
俺は体はシンジだけど心はまるっきり別物の人間。
エヴァはA10神経で動く。
なら当然、中にいるユイさんが俺を別の人間だと理解する筈。
普通に考えてシンクロする筈がない。
よし、これで逃げれる。
『シンクロ誤差0.3%以内よ。これならいけるわ』
なんでだよ。
『凄いわ…』
凄くねぇよ!母親の愛ってそんなものなのかよ!!
「ちくしょう!俺はシンジじゃない、シンジじゃないんだぁぁ!!」
何で俺がこんな目に会うんだよ!!
「俺は中小企業で営業やっているほうが向いているんだぁぁ!!」
『パイロットが錯乱してます!!まさか…精神汚染!?』
「俺はシンジじゃねぇえええええ!!」
『精神汚染じゃないわ、ただ錯乱してるのよ』
「無理だよ!こんなこと、こんなこんなこと望んでなかったんだ!」
『シンジ君、落ち着いて』
アンタ、そのセリフ何度目だよ。
「何で俺がアニメキャラのために命賭けなきゃいけないんだ……」
『人類の未来のためには、やるしかないのよ』
俺の未来のためには、やっちゃいけないんだよ。
「そんな……」
『シンジ君、出すわよ?碇司令、かまいませんね?』
『もちろんだ、使徒を倒さぬ限り我々に未来はない』
『発進!!』
ガタンという音が響いた後に身を襲う強いG。
歯を食いしばって口の中で「何で俺が、畜生、畜生」と連呼する。
やがて振動が止まって目の前に街が広がった。
そして、巨大な使徒。
『いいわね、シンジ君』
「……はい」
ここで駄目ですって言ったらどうするよ。
『最終安全装置解除、エヴァンゲリオン初号機リフトオフ!』
『シンジ君、とりあえず歩くのよ!』
ミサトさんの話を聞き流し、頭の中で必死にエヴァを思い出す。
確か…。
歩いて、止まれなくて、突進して、避けられて………。
あれ、どうなるんだっけ?
見たときは実際にやることになるなんて思ってなかったから記憶が曖昧だ。
『シンジ君!』
「はい……歩く、歩く…」
思い出せない。
急かされていたので仕方なく思考を中断。
動くかどうかは疑問だが歩くイメージを思い浮かべる。
そして、歩き出す初号機。
『やった!』
『動いたわ!』
うわ、本当に動いちゃったよ。
『シンジ君、一旦止まって!』
「止まて、止まれ…」
はい、やっぱり止まりません
「止まれ、止まれ、止まれ、止まれよ…くそっ!」
『シンジ君!?』
「畜生、結局こうなるのかよ!」
エヴァが一歩一歩進むたびにモニターの中で迫る使徒。
このまま行くとやられるだけ、なら駄目もとで原作通りに体当たりにいくとする。
ようは避けられなけらばいいんだ!
「うおおおおおお!!」
あ、避けられた。
使徒は突進してくる初号機を避けた。
当然、初号機はその勢いのまま前方のビルに激突。
転んだだけでコクピットに伝わる振動は物凄い。
『シンジ君、早く起き上がって!』
「っ?!思い出した!」
急に蘇る記憶。
確か、このままいくと使徒に掴まれ持ち上げられて攻撃される筈だ。
光のパイルを受けてパイロットは激痛に叫ぶ、そして暴走。
それは、嫌だ。
道路を横に転がって逃げる。
凄い振動、ジェットコースターの比ではない。
周る視界の中で一瞬遅く手を伸ばす使徒が見える。
『シンジ君、何をしているの!!』
「逃げてるんだよ!」
『敵は目の前にいるのよ、逃げちゃ駄目よ!!』
「解ってるさ!」
どうする、どうする、どうするよ俺――!?
落ち着け。
向こうの攻撃範囲は腕と目からビーム、こっちの攻撃範囲は腕+ナイフ。
目からビームさえ警戒しておけばいい。
こっちの方が長いんだ、攻撃できる。
「よし……」
向こうはこっちに接近してくる気配はない。
慎重に慎重を重ねて近づく。
「…………」
目からビーム撃ってきたら横っ飛びで逃げようなんて考えてたら。
前触れもなく、サキエルが動いた。
目からビームか?!
と横っ飛びのモーションに入ろうとしたが、どうやら違うらしい。
ただ腕を振り上げただけだ。
「………」
何?まだ届かないよ?
「…………」
サキエルは振り上げた腕を降ろした。
ほら、ギリギリ届かな――
げ、コイツ腕長ェ。
「っ?!」
うわっ、掴まれた。
気がついたら使徒と戦時の戦いに巻き込まれて病院にいた
自分はただの一般人
家に帰ってもいつもどおりの自分の家だ
カレンダーの日付も記憶のまま
学校(会社)も何も変わらない
ただこの街にネルフはあるし、使徒もこの目で見た
巻き込まれたときの怪我も現実だ
エヴァのことをネットで調べても、そんなアニメは誰も知らない
過去の新聞記事を見ると、セカンドインパクトまで起こっていたらしい
頑張って調べていたが、何もつかめないまま3週間
記憶が確かならつぎの使徒が来る
こなければいいけど、もし本当に来たとしたら……
目を覚ますと、そこは戦場だった……
「な、なんだよこれ」
戦闘機から発射される無数のミサイル。
それらをまるで無視するように歩き続ける巨大で不可解なカタチの怪物。
邪魔臭げに振るわれる怪物の腕で虫のように叩き落とされる戦闘機。
怪物は悠然と歩き続けている。爆発する戦闘機。自分の体を打ち付ける爆風。
「う、うわぁ!」
たまらず吹き飛ばされた。
体中がしたたかに打ち付けられ痛い、凄く痛い。
「くぅ……」
なんでこんなことになってるんだ?
俺は家で寝ていたはずだ。まるでわからない。
まるで夢。それも痛いなんてとびっきりの悪夢だ。
こんなのを現実だと認めたくない。が、体の痛みは本当。
混乱しているところに、物凄いスピードで青い車がこちらに向かってきた。
車は急ブレーキで俺の横に止まった。
そしてその車から切羽詰った様子の女の人が降りてきた。
「碇シンジ君ね!?早く乗って!」
何?碇シンジだって?……知ってる、碇シンジ。俺の知っている名前だ。
疎開する前の学校で隣のクラスだった奴。
ネルフのエヴァなんとかとかいうロボットのパイロットだったはずだ。
一時期学校中で話題になったことがあった。
碇本人はまるでそんなロボットのパイロットと思えないほど気の弱そうな奴だった。
それで……今、目の前の女の人はなんて言った?
俺が碇シンジだって!?どういうことだよ……
綾波家にたった二人だけの姉弟で暮らすレイとシンジ
表面上仲がいい二人には秘密があった。
二年前、レイ中3、シンジ中2の時。シンジは姉のレイを犯してしまったのだ。
人もうらやむ程、仲がいい綾波家の姉弟のレイとシンジ。
「お前らきんしんそーかんじゃねえの?」
友人からそうからかわれるのもしばしばだ。
だが、ある日シンジはふとしたきっかけで自分が綾波家の実子でない事を、本姓は碇である事を、物心つく前に実母が死亡した後、自分が邪魔になった父親に母親の親戚の家に養子に出されていた存在だった事を知ってしまう。
しかも実父からは多額の養育費が綾波家には支払われていたのだ。
金の為に自分は育てられていたのか…?
やさしくも厳しい両親、そして自分を溺愛する姉。
それらは全て幻想だったのだ。
思いつめたあげく深夜レイの部屋に侵入するシンジ
「な、何をするの!や、やめてシンジ…」
「うるさい!姉ちゃん…いやお前だって金の為に僕にやさしくしていただけなんだろう!」
「そ、そんな事ない……ぐ、い、痛い…お願いやめてシンジ!」
物音に気付いたレイの父親が駆けつけた時はすでにレイの内部にシンジの精が放たれた後だった…。
骨も折れよとばかりにシンジを殴りつける綾波父。シンジはふて腐れるばかりで反省の色も無い。
そしてそんなシンジをかばうレイ。
「やめて、お父さん!シンジは悪くない!わたしが…わたしがシンジを誘ったの…わたしの方からえっちな事しようと誘ったの!だからシンジを他所にやらないで、お願い…」
しかし、もうここにいたってはシンジを綾波家に置いていく訳にはいかない。シンジの実父と交渉すべく、レイの父母は深夜車を飛ばすとシンジの実父がいる第三新東京市に向かっていった。
シンジを失う事に恐怖するレイ。
しかしその恐怖が実現する事は無かった。
彼女の両親が乗った車が酔っ払った運転手の乗る大型トラックと正面衝突。第三新東京市に着く事も無く、彼女の両親は帰らぬ人となった。
綾波父母の葬儀にもシンジの実父が出席する事は無かった。代わりに送られてきたのは今まで以上の多額のシンジの為の養育費のみ。
金目当てにシンジを誰が引き取るかで揉める親戚一同を前に喪服姿のレイははっきりと宣言する。
「シンジは誰にも渡しません。わたしが立派にシンジを育てて見せます」
あれから二年、レイは進学せず、近所のレストランで働いて何とか姉弟二人で暮らせる程度の収入を得ている。シンジの実父から養育費は全てシンジの口座に貯蓄しびた一文手を付けていない。
二人の間にあの夜の事が一切会話に上がる事は無かった。
23 :
名無しさん@まいぺ〜す:2006/06/05(月) 06:04:00 ID:ILL9VnN6
f6E6Ilogさんへ…
途中までは面白かったです。
読むのだるいよ
相変わらず1は頭悪いな
表面上、仲がいい普通の姉弟の演技を続ける二人。
が、徐々に二人の関係にもほころびが生じようとしていた。
高校に進学したシンジは背も伸び、その甘いマスクで女生徒に少しづつ持てだしたのだった。
人知れず悶々とした夜を送るレイ。シンジとは結局あの夜きりだ。
シンジがまたその気になっても受け入れる気で部屋に鍵もかけていないというのに…。
シンジにして見れば、自分は姉を犯し、それがさらにレイの両親を失うきっかけにもなったのだ。レイには申し訳無い気持ちでいっぱいでとてももう一度挑む気などとてもなれない。
そんな二人に転機が訪れる。
長く音信普通だったシンジの実父からシンジとレイに手紙が送られてきたのだ。
文面はたった一言。
「来い」
電車のドアが開き、ホームが人波でごった返している。
人波を避けるように少し遅れて電車をおりるシンジ。
外界の雑音をDATの音楽で遮断している。
いつもの通りを少し伏目がちに歩くシンジ。
向こうから良く知っている少女が歩いてくる。アスカだ。
アスカは同年代か少し年上の少年と歩いていた。
アスカはシンジに気づくとわざとらしく知らないふりをしてそのままシンジとすれ違った。
シンジは歩きつづける。
シンジは横断歩道の向こうに誰かを見つける。ネルフの日向と青葉だ。
彼らは通行人になにかを配っているようだった。
シンジがヘッドホンをはずす。と、外界の雑音が一気になだれ込んできた。
シンジ「日向さ…」
日向 「えいゆうこうりーん!」
青葉 「え…えいゆうこうりんでーす!」
道行く人は誰もビラを受けとろうとはしない。愕然となるシンジ。
ネルフ本部のエレベーターにレイとアスカがいる。
長い沈黙が続いていた。下降していたエレベーターはゆっくりと止まり、やがて照明も消えた。
予備電源の薄暗い照明が二人を照らしている。
動じない二人。しかし、しばらくエレベーターは動く気配がない。
アスカ「ちっ、よりにもよってこんなときに止まるなんて、今日は最低な日ね。」
アスカは一瞬、レイの方に目を向ける。
アスカ「あんた、私よりもここのこと詳しいんだったら何とかしてみなさいよ。」
レイは動かない。
アスカ「フッ、所詮あんたも碇指令の人形ね。」
しばらくあって、レイの鼻歌。曲は狙われた昼下がり。
アスカの叫びは鼻歌にかき消される。レイの首を締めるアスカはすでに半狂乱だった。
不敵な笑みを浮かべるレイ。つづいてアスカの絶叫。
秒間120フレーム。他よりは少し長めに白の王がちらつく。
使途襲来。
青葉 「目標は依然ネルフ本部に進行中!」
第5使途ラミエル。王の形をしている。
マヤ 「N2爆雷投下!」
冬月 「無駄なあがきを…」
青葉 「電波障害…来ます!」
ミサト「出撃よシンジ君、レイとアスカもすぐに出すから。」
シンジ「ハイッ!」
そのころ、ターミナルドグマ。
冬月 「あの男はどうする?」
ゲンド「しばらく泳がせておく。」
冬月 「ロンギヌスの槍は?」
ゲンド「予定通りだ。作業はレイが行っている。」
冬月 「ゼーレの老人たちはあわてて行動表を修正しているな。」
ゲンド「死海文書に記されていないことも起こる。老人にはいい薬さ。」
冬月 「ラーメンだな…」
ゲンド「そうだな。」
エヴァ初号機リフトオフ。プログレッシヴナイフ装備。ATフィールド展開。
シンジ「うおぉぉーっ!」
リツコ「シンジ君、変わったわね…」
一瞬、リツコに目を向けるミサト。
マヤ 「アンビリカルケーブル切断、内部電源に切り替わります!」
冬月 「勝ったな。」
爆発を繰り返しながら落ちていくラミエル。
正面下部の小さなドアが開いて、胸に王のマークがついた人が出てくる。(以下、王)
王は一瞬ためらったが勢いよく飛び降りる。
うまく芝生の上に着地できたようだ。着地の際に足を捻挫したらしくコケる。
王はケンケンしながら近くの林に身を隠す。またコケる。
加持 「あれがフィフスか。ゼーレが直接送り込んでくるとは…。さーてどうしますかね、碇指令は。」
暗い部屋のベッドでアスカは目を覚ます。
レイが看病していたらしい。ごく小さな音でラジオが流れている。
ラジオ「やさしいフランス語講座の時間です。今日は「近くにコカイン売り場はありますか?」です。」
レイ、静かにラジオの電源を落とす。
レイ 「わたし、もう行かなきゃ。」
アスカ「わたしたちは何もしなくていいのよ!無敵のシンジ様がやっつけてくれるんだから。」
レイ 「そうね、だからわたしは秋葉原へいくわ。」
アスカ「はい?」
レイ 「今日だったわよね、Windows95の発売日。」
アスカ「そんなのわたしが知ってるわけないでしょ!」
レイ 「ヒマなら代わりに行ってきて。今晩は再起動実験があるの。」
アスカ「このわたしをパシらせるなんて、あんたいい度胸ね。」
レイ 「ソフマップ4号店よ。」
アスカ「わたしは行かないわよ!バカシンジにでも頼んだら!?」
レイ 「シンジ君はダメ。だってヨッシーのクッキーとヨッシーのタマゴを間違えて買ってきたから。」
アスカ「…あんたゲームボーイなんかやってるの?」
レイ 「おかしい?」
後日、第一司令室にシンジ。
シンジ「あれ、ミサトさんは?」
マヤ 「桂木三佐はさっき碇指令のところへ行ったわ。あ、それと新しいスタッフを紹介するわ。王さん。」
王 「………」
シンジ「碇シンジです。」
王 「………」
王、立膝をついてじっとシンジを見ている。
シンジ「あっ…えっと…」
警報。
青葉 「これは…パターン青、使途です!」
マヤ 「こんなときに…、桂木三佐もいない。先輩とも連絡つかないし…。」
アスカ「ミサトがいなくたってやれるわよ!早く射出して。」
マヤ 「弐号機、零号機射出!」
日向 「シンジ君!」
シンジ「行きます!」
アスカ「こんのぉぉぉーっ!」
レイ 「後ろよ!」
アスカ「えぇっ!?」
日向 「弐号機、頭部損傷!」
マヤ 「アスカ!」
王 「れっ…れっかしていますっ!」
マヤ 「………」
王の裏返った声に一瞬シラけるネルフスタッフ。
マヤ、汚物を見るような目で。
真剣にモニターを見ていた王、周囲の空気に気づく。
王 「あっ?(また、やっちゃった…)」
完
確かに僕はやり直したいと思った。確かにそれは間違いない。
だけど、これはないんじゃないか?と、この時ばかりは神様を本気で恨んだ。
「・・・父さん」
鏡に写る自分の・・・いや、父の面。初めはなんの悪い夢かと何度も寝入った。
起きたら自分に戻れるかもしれない、これは夢なんだと何度も自分に言い聞かせた。
でも、駄目だった。いくら寝ても、いくら日が経っても、僕は髭面のままだった。
「ちくしょうっ!」
洗面所にある鏡が衝撃を受けて、幾重にも亀裂が走った。
その亀裂の中心にあるのは僕の拳。やりきれない思いが、衝動的に拳を奮わせた。
「・・・ちくしょう」
痛い。ざっくりと何かが刺さったような手応え。
心の中に居るどこかの僕がこれは夢じゃないんだと実感する。
それと同時に、僕は深い絶望の中で佇んでいた。
34 :
勝利者:2006/07/04(火) 21:05:32 ID:LlCFLwBa
やべえよ あぶねえよ まじめに人生考えろ
米国ロードアイランド州に住む男性が、裁判に勝訴して40万ドル(4400万円)の
慰謝料を受けることになったが、10年以上続いているこの男性の”立ちっぱなし”
人生はこのまま続くようだ。
68歳のチャールズ・レノンさんはED治療薬バイアグラが市場に出回る2年前の
96年に、スチールとプラスティックでできた人口のペニスを移植する手術を受けた。
チャールズさんの移植したものは、行為の際には立たせたポジションにし、その
後で元の状態に戻すタイプのものだった。
しかし、チャールズさんは【元の状態】にペニスを下ろすことができず、
立ちっぱなしの状態のままだった。チャールズさん曰く、他人と挨拶でハグしあう
こともできず、自転車にも乗れず、水泳ができないだけではなく、恥ずかしくて痛い
ために水着を履くことさえできなかったという。
また、孫に合わせる顔も無く、みっともなくて引きこもった生活をするようになって
しまったと弁護士は語っている。この弁護士は「いくら代償をもらったとしても、それ
と引き換えに自分の人生を取り戻したいとチャールズさんほど心から願っている人
はいないと思います」と話す。
2004年の裁判では陪審員が75万ドル(8千万円)の慰謝料の支払いを決定したが、
裁判官が高額すぎると40万ドルに引き下げる決定を先週下した。この製品の製造
元は商品に問題は無いと話している。
チャールズさんは健康上の問題から、人口ペニスの除去手術を受けることができ
ないのだという。また、仮に除去手術ができたとしても、移植手術のときに組織を取り
除いてしまったので、をED治療薬も役に立たないのだとか。
4千万円もらうか、56歳からその後の人生で立ちっぱなしになるか、究極の選択です。
下半身に指で傷つけられたような跡が残っていたことなどが、被告の供述や
鑑定結果から明らかになった。だが、朝日新聞を含めた報道各社は性被害の
詳細を伝えることはなかった。
「気遣って内容をカットして下さっているのは分かる。でもそれでは、
なぜ検察側が死刑を求刑せざるを得なかったか、(社会に)理解されない。
小さな子どもに対するわいせつだと、すごく小さくみられてしまう」
公判では、犯行時間帯に被告の部屋から物音がしなかったという証言もあった。
「それが本当だとしても、あいりはあえて声を出さず耐えたと思う」
「下手に声を出すと殺されると思い、暴れなかった。何も悪いことをして
いないから、暴行が終われば帰してもらえると思ったんでしょう。そんな
希望も全然理解せず殺した。あいりは二度死んでいる。性的暴行は、
女性にとって命を奪われるようなものです」
これまで報道機関に談話を出すとき、娘の名を「あいり」とかぎかっこ
を付けて記してきた。
「あえて強調しました。娘は『広島の小1女児』ではなく、世界に
1人しかいない『木下あいり』なんです」
判決は来月4日。最後に「私からのお願いです」として述べた。
「判決の報道では、あいりの写真を掲載してほしい。私の転勤であちこち
住んだあいり。各地の人たちに、もう一度あいりのことを思い出してほしいんです」
アトピ関係なく、ブスはちょっとやさしくすると勘違いするのはたしか
38 :
名無しさん@まいぺ〜す:2006/10/15(日) 02:23:09 ID:HiQlF7i5
age
8割の夫婦がお尻大好き
便秘治療に通ってくる沙織さん(36)が「男性ってホントに物好きよね」と言いながら照れ笑い。
聞けば、ダンナがアナルに興味を持ち出した気配。困惑する結婚8年妻に性導師・回氣堂玄斎は
「性活に彩りを添える」と尻愛術を伝授する。
◇
よその家では?
「私が見聞きしてる限り、いじるや舐め合う程度まで含め、8割の夫婦がお尻も楽しんでる」
ちょっと抵抗感が。
「生殖行為じゃないから、宗教的にタブー視されてきた。しかし太古の昔から、男女間でも愛用してる部分ですよ」
感じるとこかなぁ…。
「膣快感に目覚めてれば九分九厘病みつきになる」
病みつきの味って?
「クリトリス快感の鋭さに比べ、アナルのA快感は重厚で体全体に伝わる。内臓を突かれるような感覚は、
子宮でのポルチオ快感に近い。お酒で気持ちよくなってるときのフワフワ感、なんて表現する女性もいる」
入れてる男性は?
「膣より4倍5倍以上の締め付け感がある。入り口から数センチまで、括約筋の二重構造ですからね」
締まるからしたがる?
「膣の受け入れる蠕動(ぜんどう)運動に対し、押し出す蠕動感も特徴。さらに2人の間にわき上がる、
いじめ気分といじめられ気分、羞恥気分で興奮」
慣れるためには?
「口や舌、指での軽い刺激から始め、徐々に気持ちよさに目覚めること。抵抗感なくアナル刺激を受け入れやすい、
前戯的なオススメ体位もある」
フジテレビは視聴者に説明すべき
なんらかの説明があっていいはず。
電話しても通り一遍の対応で誠意が見られない。
この問題から極力逃げようとしているようにみえる。
自局で大晦日に5時間もかけて放送した番組が反社会的な存在との
関係が明らかになったら契約上の守秘義務なんていってないで違約金を
払ってでも報道すべき。
グレーゾーンだとしたらそのまま逃げずに報道機関として取材を
続けるべき。
だいたいマスコミは新聞の強引な勧誘も新聞社とは関係ないと
大々的に報道しようとしない。盗撮もしかり