■アトピーデブスに気に入られたっぽいけど・・・■

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94名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:24:12 ID:PhaibGY6
>>87
ぬあ!?なんかネタバレに引っかかってましたか?
ただの保守ついでの不確定名ネタだったのに…
95名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:25:08 ID:PhaibGY6
>>90
2週間で投下できました。この調子でがんばれば「ファミコン必ず勝つ本」ペース…
96名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:25:36 ID:PhaibGY6
「本物、なんですか?」
シンジの咽喉がゴクリと音を立てる。
「当然。緊張感が増すだろ?」
「もし、もし失敗して死んだりしたら…」
「心配ない。墓は立ててやる」
そんな、と言おうとしてシンジは思いとどまる。
いつかはやらねばならない事なのだ。
ここは地上だし、師匠だって見ていてくれる。
「やります」
木箱の前に屈み込んで七つ道具に手を伸ばす。
落ち着け落ち着けと自分に言い聞かせながら周囲を調べていくシンジ。
蓋にそっと聴診器を当てて中の音を聴く。
蓋の継ぎ目に紙を差し込み感触を確かめる。
薄い鉄板を丁寧に差し込みわずかな隙間を作ると匂いを嗅ぐ。
97名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:26:06 ID:PhaibGY6
鏡を使って鍵穴の中を見る。
木箱の外部の変色具合を確かめる。
細長い針金を取り出すと鍵穴に差し込んで嗅ぎの構造を確認する…。
「ん〜良いぞぉ。五感を全て使え。そして考えろ。最後にモノを言うのは勘だぞ」
師匠が楽しそうに激励する。
師匠の能天気な声にシンジの脳細胞が反応する。
そして、師匠が何故平然としているのかを考える。
シンジが失敗すれば巻き添えを食うはずなのだ…何故?。
師匠はダメージを受けない確信がある、とシンジは結論した。
それを前提に罠の種類を推測すると…テレポーターでも爆弾でもガス爆弾でもない。
石弓は複数セットされている場合もあるから、これも違う。
ブラスターと、アラームかスタナー、そして毒針の可能性が高い。
落ち着け落ち着け!どれが当っても死なないんだ!
自分にそう言い聞かせてシンジは木箱の前に横たわり、2本の針金で慎重に鍵を開ける。
指先に手応えがあり、カチャンという金属音が響く。
「開けます」
右手に持った鏡で中を確かめながら、左手に持った棒でゆっくりと蓋を押し上げていく…。
98名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:26:27 ID:PhaibGY6
蓋の縁に毒針らしい物は無い。
不用心に蓋に手をかけて毒針の餌食になる者は意外に多いのだ。
シンジはそろそろと左手の棒を差し上げる。
間口が10cm程開いた所で四角い木片をかませると、空いた左手でランプを持つ。。
そしてゆっくりと左右に動かして見るが、木箱からは何の反応も無い。
光と熱に飯能が無いのなら石弓の可能性も無いはずだ。
宝箱を強奪しようとする者に対して無条件に発動する有効な罠を考える場合、動物の特性
を考える必要がある。
例えば人間は二本足で移動し、体温を一定に保ち、呼吸によって二酸化炭素を吐き出す。
99名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:26:51 ID:PhaibGY6
心臓が鼓動する度に血液が全身を駆け巡る。
人間が行動する時には、実に様々な痕跡が周囲に溢れ出ているのだ。
もし、宝箱にそれらを感知するセンサーが備え付けられていたらどうだろう?
熱源が近付けば、その時点で宝箱の罠が起動する。
呼吸を乱して開錠作業に熱中していると、内部の罠が静かに獲物を狙っている。
石畳の床を無遠慮に足音粗く近付いて行くなら、それは自ら標的になろうとしている様なものだ。
薄暗い地下迷宮において宝箱の内部に光が差し込む時とは、何者かが蓋を開けた時に他ならない。
罠を仕掛けようとするなら、これらの現象を利用しないはずがない。
…実際、恐ろしく智恵の回る存在である。
シンジが隙間の前でランプを揺らしたのもこれらを確かめるのが目的で、単に内部を視認
する為だけではなかったのだ。
ランプの位置と鏡の角度を変えて木箱の内部を丹念に調べる。
カラのようだ。
緊張が見る見る弛緩していくシンジ。
「ひどいですよ、師匠」
苦笑いをしながらシンジが蓋を持ち上げる。
この時シンジがもう少し注意深く木箱の内部を観察していれば、木箱とその内部の深さが
異なっている事に気がついたのだが。
100名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:27:26 ID:PhaibGY6
蓋がいきおい良く跳ね上がる。
それと同時に二重底がせり上がり、パキンという乾いた音と共に割れる。
飛び散った木っ端がシンジにも浴びせられる。
「ヒ!」
小さく息を呑むシンジ。
空中で真っ二つに割れた二重底の中には小さな巻物があった。
その巻物がゆっくりと開かれるにつれ、紫煙がゆらゆらと広がっていく。
ゆっくりと  ゆっくりと
まるでシンジを探すかの様にゆらゆらと広がっていく。
シンジの頭の中に何かが聞こえ始めた。
遠くで為される話し声のような、ぼそぼそと呟く声。
幾人もが声を合わせて歌う賛美歌のような、透き通った声。
遥か昔、母親の腕に抱かれて聴いた子守唄のような、柔らかい声。
それらの声が、音が、シンジの脳細胞に染み込んでいく。
シンジは抗う気力も湧かず、ただその心地良い波に全てを預けた。
精神は痺れ、肉体は弛緩し、シンジは眠りに落ちた。
二重底の中には、カティノの呪文が封じ込められていたのだ。

頬に強い痛みを感じてシンジが目を覚ます。
師匠の顔が見える。
「どうだ、気分は」
いかにも面白そうに、にやりと笑う。
数秒後、ゆっくりと上体を起こしながら途切れた記憶を遡るシンジ。
「僕は…そうだ、木箱が壊れて、不思議な声が聞こえて、それから…」
「カティノの呪文でぐっすり、さ」
湯気の立つカップを差し出す師匠。
「カティノ…あれは魔法なんですか」
薬草の様な匂いがするその液体は暖かい。
「香茶だ、飲め。美容・健康から気つけまで、なかなかに重宝する」
101名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:27:57 ID:PhaibGY6
シンジは勧められるままに一口すする。
苦い。
だが、その苦味が脳細胞を活性化させ、眠っていた身体に活力をもたらしていく。
「そうだ。メイジのレベル1呪文・カティノだ。耐性が無いとあっと言う間に眠らされる」
師匠は相変わらずニヤニヤしている。
まるで悪戯が成功した時の子供のようだ。
「罠は本物だって言ったじゃないですか…」
無性に悔しくて、シンジが不満を口にする。
「本当に眠らされただろ?」
「教えられた罠にあんなのはありませんでした」
「教訓その1。今有る事の全てが、未来永劫ずっと有り続けると思うな」
「?」
「俺が教えてやった罠の数々は今まで俺達が出会ったヤツだ。ギルドに所属する仲間が情
報を持ち寄って集めた『現在』のデータだ、解るか?」
師匠の言葉の意味が解らないシンジ。
「情報を持ち帰られるのは生き残ったヤツだけだ。まだ誰も知らない罠に引っかかって死
んで行った仲間がいるかも知れん。俺達はあの地下迷宮の全てを知っている訳じゃ、無い」
師匠の言いたい事がなんとなく解ったシンジ。
「油断するな、って事ですね」
「そうだ。頭を柔らかくして色々な可能性を考えろ。…罠を特定する時、何を考えた?」
シンジは自分の推理を師匠に説明する。
「最初にしちゃあ悪くない。これで最後まで集中してりゃあなぁ」
「す、すみません」
「まぁいい。明日もたっぷりシゴいてやるからな。今日はこれで終わりだ」
「ありがとうございました。…ところで師匠。あの、『ギルド』って何ですか?」
「親睦団体を兼ねた組合だ。俺達に限らずニンジャやサムライにもギルドはあるんだ。各
職業毎に組織を創って仲間を統制したり仕事の斡旋をする。寄らば大樹の陰、だな。ま、
そのお陰で色々な情報が簡単に手に入るんで便利なものさ」
「僕も、ギルドの一員なんですか?」
「違う」
102名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:28:29 ID:PhaibGY6
師匠の説明によれば、シンジ達は見習いだと言う。
ギルドが出資して創られた訓練所に入っているだけなのだ。
この訓練所は無料で技術を教える代わりに、一定期間ギルドの仕事を努めさせる。
「お礼奉公」と言うわけだ。
これによりギルドは若い労働力と次期構成員を獲得し、その勢力を維持できる。
ギルドからの脱退は自由ではあるが、貴重な情報源を失い活動に限界が生じるので脱退者
は少ない。
かくしてギルドは巨大な組織力を背景に表の世界の権力者も無視できない程の組織となった。
「一人でやりゃあコソ泥だが、王様の布令に賛同して集まれば技術者なんだよな。しかも
儲けは比べようもなくでかい」
師匠が真顔で言う。
「でも、危険が大きいんじゃあ…」
「ハイリスク・ハイリターンは望む所だ。問題は…」
「問題は?」
「ここから離れられん、という事さ。あの地下迷宮には何ともいえない魔力がある…」
不可思議な力に魅せられた男がそこに居た。

訓練を終えるとシンジは『ギルガメッシュの酒場』に行ってみた。
アスカやレイはまだ来ていないらしい。
独りで夕食を済ませるとリツコの研究所に向かう。
しばらくの間、昼はシーフの修行で夜はエヴァの制御訓練という日々が続くはずなのだが、
シンジは少し心配になっていた。
昨日はビクリとも反応を示さなかった「ショゴウキ」をどうやって覚醒させるか?
それが出来なければ、あの二人とパーティを組む事はできない。
せっかく掴んだチャンスを何としても活かしたい、と思う。
半人前のシンジとパーティを組む物好きはほとんどいないのだから。
それは、父の消息を探すシンジにとっては大きな障害になるのだ。
今夜こそ、エヴァを動かせるようになる!
そう決心して研究所の門をくぐったシンジは、地下実験室で驚くべき光景を見た。
アスカがツヴァイトを操っていたのだ…。
103名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:29:42 ID:PhaibGY6
「どうして…昨日は全然ダメだったのに…」
アスカを心配していたシンジは、置いてけぼりを喰らった時の様な寂しさを感じている。
「神童と呼ばれていたと言うのも納得できる潜在能力ね」
いつの間にか後ろに立っていたリツコがシンジに話しかける。
「レイですらあそこまで操れる様になるには7ヶ月かかったのに」
リツコの唇が、ほんの少し歪む。
「7ヶ月…そんなに前から…」
「もっとも、実験体だったから仕方が無かったんだけれど」
そう言うとリツコは長煙管のタバコに火を点けてゆっくりとくゆらせる。
「アスカは…アスカは、どうしてあんな風に簡単に操れるんですか…」
アスカとツヴァイトから視線をそらさずにリツコが答える。
「…何も解っていないわね。いい事?彼女をよく御覧なさい」
言われるままにアスカを眺めるシンジ。
だが、シンジにはリツコが何を言わんとしているのか解らない。
リツコの長煙管がすうっと動き、剣を振るうツブァイトの前に直立しているアスカを指す。
「額に浮かぶ汗、張り付いた前髪、硬く結ばれた唇、握り締められた拳、身締められた両
足、荒い呼吸…アスカは必死よ。それが解らないの?」
突然アスカが崩ず折れ、次いでツヴァイトが糸の切れた操り人形の様に床に倒れる。
「活動限界は1分…この壁を突破するのは容易ではないわね」
腰の帯止めにつけられた時計を眺めてリツコが呟く。
「1分…それでも短いんですか?」
「そうね…せめて3分、可能なら5分は連続稼動させたいわね」
リツコとアスカを交互に見るシンジ。
四つ這いのアスカが拳で床を叩く。
二度程ゆっくりと深呼吸をしてアスカが片膝をつく。
ガクガクと震える膝を手で押さえつけ、上体をいきおい良くのけぞらせる。
長い金髪が緩やかな弧を描く。
その反動を利用して重心移動させ両足を突っ張る。
バランスを崩しながらも、アスカが立ち上がる。
「ツヴァイト!アタシは立ってるわよ。さあ立ちなさい!」
アスカの叱咤にツヴァイトが反応する。
104名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:30:26 ID:PhaibGY6
引く唸り声を発して四肢に力を入れるツヴァイト。
自分の身体と、アスカから流入してくる動きのイメージが一致していないのだろう。
ギクシャクとした動きで剣を掴み、それを床に突き立てて支えにする。
「構えて」
ツヴァイトが剣を胸の前で立て、ゆっくりと前方に突き出す。
身体を半身にして、後ろ手はゆるやかに頭の後ろで構える。
アスカはツヴァイトにフェンシングを仕込んでいるのだ。
今、ツヴァイトの大脳にはアスカが体得しているフェンシングの動きがダイレクトに
伝えられている。
アスカはツヴァイトとのシンクロ訓練の最中に、ツヴァイトの教育も行っているのだ。
ツヴァイトの持つ剣が仮想敵の剣を受け、払い、弾き飛ばし、あるいは絡め取りそして…。
ツヴァイトが低く素早く跳躍し、右手の剣がまっすぐに突き出される。
「いい感じね。それを覚えておきなさい。さ、もう一度」
汗を滴らせながらもアスカは休もうとはしない。

「や、やぁアスカ。もうエヴァを操れるんだね…。やっぱりアスカは天才なんだね」
ようやく訓練を終えたアスカにシンジが挨拶する。
壁にもたれ、足を投げ出してレモネードを飲んでいたアスカがちらりとシンジを見る。
その眉間にシワがより、瞳が細くなる。
目を閉じてレモネードを一口飲むと、あからさまな嫌悪を押し殺して答える。
「当然じゃない。アンタみたいなデクノボーと一緒にしないでほしいわ」
皮肉の棘が生えた言葉が口から出る。
「ご、ごめん」
「…どうしてアンタと話すとイライラするんだろう?」
「え…」
「…さっさとアンタのエヴァを動かしてみなさいよ。アンタだけよ、動かせていないのは」
「…疲れているんだね、ごめん」
「他人の心配より自分の心配をしたら」
「ご、ごめん」
思わずアスカはシンジの足元にカップを投げつけた。
105名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:31:02 ID:PhaibGY6
「天才」と言うモノは、何の苦労もせずにあっさりと常人の能力を凌駕するものだとアス
カは考えている。
結果が優れているからといってその人を天才などと軽々しく言ってはならない、とも思う。
郷里で「神童」ともてはやされていた頃、アスカの内面には葛藤が存在していた。

アタシは努力している。
アタシは天才じゃあない。
アタシは努力してその結果「神童」と呼ばれているだけ。
アタシが努力しないでいると、普通の子供になるんだろうか?
アタシが普通の子供になったら、パパやママはどう思うんだろうか?
アタシはずっと「神童」でいなくちゃあならないんだろうか?
アタシはこれからもずっとずっと努力し続けなければならないんだろうか?
アタシが努力し続けても、それは当たり前なの?
他の子供達が努力しなくても、それは当たり前なの?
何でも出来るアタシじゃなくて、なんでも出来る様に努力しているアタシを褒めて…。

アスカは天才だから。
アスカは特別だから。

…そうよ!アタシは特別なのよ!
努力もしないアンタ達とは違うんだから。

「よ、がんばってるなアスカ。だがな、無理はするなよ」
加持リョウジの言葉が、歪になりかけたアスカの心を優しく包む。
「ね、アタシは天才?」
「違うな。アスカはがんばり屋さんだよ」
「天才とがんばり屋さん、どっちが偉いの?」
「どっちも偉いさ。だがな…好きなのは『がんばっているアスカ』だ」
「…アタシ、がんばる!ずーっとがんばる…」
106名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:31:24 ID:PhaibGY6
アスカから見れば、シンジは努力もせずに他人の結果のみを重視している様に思えたのだ。
天才?ふん。
そうよ、アタシは『努力する天才』だもの。
悔しかったらアタシ以上に努力して見せなさいよ。
ショゴウキの前で立ち尽くすシンジを見ながらアスカは思う。

昨夜からずっと考え続けていたんだから。
どうすればツヴァイトにアタシの考えを伝える事ができるか。
どうすればツヴァイトの感覚をアタシが感じ取れるのか。
…メイジの修行も役に立つもんね。
要は集中力なのよ。
アタシはアタシとして確固たる自我をもってツヴァイトとシンクロする。
アタシの念をツヴァイトに送り込み、ねじ伏せる。
ツヴァイトが感じる事全てを受け取り、修正して送り返す。
ツヴァイトの中に「もう一人のアタシ」を作り出せば自由に操れるはず。
そしてそれは上手く行っている。
残る問題は…ツヴァイトを操りながら呪文を唱えること。
教えられた呪文は長すぎて唱え難い。
術理を理解してアタシなりの呪文を作り出す必要がある。
…どう?努力って言うのはここまでするものなのよ。

相変わらずショゴウキの前でうろうろしているシンジがじれったい。
まったくもう!…ちょっと驚かせてやろう。
アスカはツヴァイトとの距離を測る。
ツヴァイトまで約10mね、届くかしら?
「バカシンジ!もたもたしてんじゃないわよ」
シンジを指差しながら怒鳴ると、ツヴァイトが立ち上がりその剣をシンジに向けて伸ばす。
悲鳴を上げて、シンジが両腕で頭を抑えてしゃがみ込む。
ぐわん!と言う鈍い音が実験室に響き、ツヴァイトの持っていた剣が床に落ちる。
ショゴウキの拳がツヴァイトの剣を叩き落としたのだ。
107名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:31:56 ID:PhaibGY6
ツヴァイトの剣を叩き落し、低い唸り声を漏らすショゴウキ。
「ウソぉ!?」
アスカが驚きの声を上げる。
昨夜はぴくりとも動かなかったショゴウキが、私のツヴァイトの剣を叩き落している。
そんな驚きがアスカから滲み出ている。
「アイツ、どんな魔法を使ったの?」
だが、一番驚いているのはそのシンジなのだ。
あれほど必死になっていた時には何の反応もしなかったショゴウキが、動いているのだ。
目の前で低く唸り続けるショゴウキ。
じわり、とツヴァイトとの間合いを詰めて行く。
落ちた剣には手を伸ばさずにそのショゴウキに相対するツヴァイト。
「ふぅん、やる気?」
アスカがショゴウキを睨みつける。
「ちょうどいいわ。このパーティのリーダーをはっきりさせておこうかしら」
アスカが腰を落として身構える。
その動きをトレースするようにツヴァイトが続く。
シンジは…シンジは何もしていない。
だがショゴウキは確実にツヴァイトとの距離を詰めている。
そして…。
高く跳躍したショゴウキは巨体を捻って天井を蹴り、ツヴァイトの背後に回る。
ツヴァイトの右肘が唸りを挙げてショゴウキの顔面に迫る。
さらに腰を落としてその肘撃ちを避けると、低い体勢のままツヴァイトの脚を狙って飛び
込むショゴウキ。
その顔面をツヴァイトの膝が襲う。
ごつん、と言う鈍い音がして一瞬ショゴウキの動きが止まる。
そのショゴウキの後頭部にツヴァイトの右肘が振り下ろされる。
頭部に二つ、すさまじい衝撃を受けて足元がぐらつくショゴウキ。
が、その動きが止まったのは一瞬であった。
這いつくばる程の低い姿勢からツブァイトの腰に手を回すとそのまま持ち上げる。
一声吼えるとそのままツヴァイトを背中から叩きつける。
108名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:32:24 ID:PhaibGY6
アスカの全身にその衝撃が伝わる。
アスカはツヴァイトとのシンクロに成功していた。
だからこそ、あのような動きが可能だったのだ。
だがそのためにツヴァイトの感覚がアスカへとダイレクトに伝わったのだ。
ツヴァイトの苦痛がアスカの苦痛となり、その集中力を奪う。
シンクロ率、低下。
それまでアスカが感じていたツヴァイトの感覚が急速に失われ、そして消え去る。
ツヴァイトの瞳から光が消え、全身から力が抜けていく。
ぐったりしたツヴァイトを見下ろしながらショゴウキが馬乗りになる。
そして…握り締めた拳を高く振りかざし、振り下ろす。
ごん、がつん、という耳を塞ぎたくなる様な音が実験場に響く。
「いや、いや、嫌ァーーーッ!」
アスカの絶叫が木霊する。
「危険ね…レイ、止めて頂戴」
リツコが命令するよりも早くレイがティアラを装着する。
立ち上がったゼロがショゴウキの後ろに迫り、ためらう事なく後頭部に蹴りを叩き込む。
つんのめる様にして床に倒れ、ぴくりとも動かなくなる。
「闘争本能だけは合格点ね。だけどこれを制御できるかしら…いえ、させなければね」
呆然とするアスカとシンジを見やりながらリツコが呟く。
とにもかくにも3体の巨人は目覚め、動いたのだ。
計画は動き始めた。
109名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 17:46:04 ID:Dq8VzKZO
なんだこのスレ
110名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 17:54:04 ID:FLe6qBuB
1最悪だなぁ。嫌って思うなら
ちゃんと拒否したほうがいいよ。
111名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:10:12 ID:DEKnRCfw
 機動戦士ガンダムSEED フレッツ(BB配信)
         http://flets.gundam-seed.net/

112名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:11:14 ID:DEKnRCfw
NT10月号「彩種神話」より、ルージュパイロット関係の部分を。書いてるのは下村タン。

ストライク・ルージュは予備パーツを纏めて完成させたMSである。
27話や31話でオーブに回収された際に後のメンテナンスを考慮し、モルゲンレーテがかなりのストックパーツを製造していた。
それをクサナギに載せておいて戦力増強の折、宇宙で組み立てたのだ。
M1とストライクは親戚みたいなものだから流用した部分もあるだろう。
ここからはいつもの制作話だが、ルージュの登場予定はかなり以前からあった。
前にも書いた気がするが、誰を乗せるのかで監督とライター陣で意見が分かれた。
歴代作品の女性パイロットは何らかの業を背負っている者が多い。
それを考えた場合フレイを乗せるのが本筋だという両澤氏とカガリを主張した監督との間に食い違いがあったのだ。
とりあえずはカガリという線で決着したが、何時の間にかルージュ登場自体が立ち消えになって私も忘れてしまった。
ところがオーブが落ち、宇宙へ再び舞台を移すころ、何気なく監督に聞いてみると「うーん、どうしようか?」と言う。
何のことは無い。出すタイミングを見計らっていたらしいのだ。
かくしてお手軽色変えガンダム計画(バンダイさん大喜び)は復活。
残り少ない話数で他にも解決すべきエピソードが山ほどある中、両澤氏の苦闘は続いた。
いや本当、46話辺りで出てなかったからもう出んかと思ったですよ。よかったよかった。

113名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:12:12 ID:DEKnRCfw
■週刊レディオSEED (パーソナリティー 豊口めぐみ)
http://vstation.net/p/seed/
ラジオ大阪 1314kHz 日 23:30〜24:00 関西
新潟放送  1116kHz 日 22:00〜22:30 新潟
ラジオ福島 1458kHz 日 24:00〜24:30 福島
文化放送  1134kHz 月 21:30〜22:00 関東
東海ラジオ 1332kHz 土 22:00〜23:00 東海
114名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:12:48 ID:DEKnRCfw
可変MSはコマ数がかかるからただでさえ遅れているアニメがさらに遅れる
もっというと制作費はあまりないと思う
宣伝費はかなりかかっているが、制作費あげると税金やらなにやらの問題が入るし
今のいろいろな商品が宣伝費に金かけるのは、税金で持っていかれる分を減らす為だし
115名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:13:19 ID:DEKnRCfw
キャブレーション取りつつゼロ・モーメント・ポイント及びCPGを再設定
擬似皮質の分子イオンポンプに制御モジュール直結ニューラルリンケ
ージネットワーク再構築メタ運動のパラメータ更新フィードフォーワード
制御再起動伝達関数コリオリ偏差修正運動ルーチン接続システムオン
ラインブーストラップ機動

116名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:13:45 ID:DEKnRCfw
カガリスレから拾ってきた。元はフレイスレらしい。
http://ranobe.com/up/data/up1626.jpg
http://ranobe.com/up/data/up1627.jpg
117名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:14:10 ID:DEKnRCfw
ギレンは兵士を鼓舞するためと、自分の指揮能力に自信があったので前線に出た。
レビルは一度捕まった挙句、戻ってきたら「まだ戦うぞ」と厭戦気分の政治家達を
無視して戦闘継続を宣言、責任をとらされ前線に左遷された。

ラクスは、いわば主人公達の教祖様なので前線で奇跡を起こしてくれるはず。
最後は全世界規模に信者が増えて万々歳。

118名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:15:09 ID:DEKnRCfw
カガリ「でも―――どうしてアイツだけなんだ?私達も一緒に・・・」
ラクス「犠牲は少ない方がいいですわ」
アスラン「アイツにだけ背負わせたのか!」
カガリ「だったら私も行く。たのむ、私もルージュで助けに行く!」
アスラン「コイツは、きつすぎるぞ、カガリ・・」
カガリ「わかってる!」
アスラン「泣くなよカガリ・・・俺が助けにいく」
ラクス「アスラン、遅いですよ。もう間に合いませんわ」
アスラン「かもしれない。しかしキラを黙って見ていられない。最後の1秒まで
チャンスにしがみついてみる。その1秒が過ぎたら…神よ。お力添えを!生まれて
初めて…あなたに祈ります」
119名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:15:41 ID:DEKnRCfw
フリーダム、ジャスティスを撃破したプロビデンス。
しかし無敵のプロビデンスにも弱点は在った!
イザークからの最後の通信によってもたらされた
そのウイークポイントにキサカの弓矢が放たれる。
人類の希望をのせて…
120名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:16:09 ID:DEKnRCfw
プロビデンスの意思を実現するように戦線を拡大し死体の山を築くことしか
出来ないアークエンジェル、ドミニオン/アズラエル。

キラはフレイを庇ってプロビデンスに斃される。

しかし、地球ではブルコスの暴走に反感が高まり、生きていたハルバートン
を旗頭にした勢力が政権を掌握。ザフトではプラントを見捨てたパトリック
に対しイザークを中心とした青年将校たちが叛乱を起こしラクスを新指導者
として迎える。

プロビガンダムが暴れ続ける中、その前に立ちはだかるキラアス。
そして自由4連ヴェスバー+正義ブーメランであっさり撃破

キラ「おわった。終わったんだよね、アスラン?」
アス「そうだな。・・・キラ、今までいろんなことがあったな」
キラ「そうだね」
ここで回想

121名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:16:38 ID:DEKnRCfw
■主題歌
OP:(1〜13話)INVOKE/T.M.Revolution
   (14〜26話)moment/Vivian or Kazuma  
   (27〜40話)Believe/玉置成美  
   (41〜--話)Realize/玉置成美 
ED:(1〜26話)あんなに一緒だったのに/See-Saw
   (27〜39話)RIVER/石井竜也
   (40〜--話)FIND THE WAY/中島美嘉
■挿入歌
静かな夜に/ラクス(田中理恵)
PHASE-7 宇宙の傷跡、PHASE-8 敵軍の歌姫、PHASE-14 果てしなき時の中で
暁の車/Fiction Junction featuring vocal YUUKA
PHASE-24 二人だけの戦争、PHASE-32 約束の地に、PHASE-40 暁の宇宙(そら)へ
122名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:17:07 ID:DEKnRCfw
PHASE-50(最終回) 終わらない明日へ
ザフトと地球軍の戦闘は激しさを増していた。
ザフトの攻撃に耐えるエターナルでは、戦うことの虚しさを訴えているラクス。
その頃、後方の戦線に向かっていたキラとアスランだが、
キラは何かを感じアークエンジェルのもとに戻っていった。
激しい攻撃を受けるアークエンジェルとドミニオンの救命艇のもとに駆けつけるキラ。
ラウの執拗な攻撃に応戦するキラだが……。
123名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:17:32 ID:DEKnRCfw
キャブレーション取りつつゼロ・モーメント・ポイント及びCPGを再設定
擬似皮質の分子イオンポンプに制御モジュール直結ニューラルリンケ
ージネットワーク再構築メタ運動のパラメータ更新フィードフォーワード
制御再起動伝達関数コリオリ偏差修正運動ルーチン接続システムオン
ラインブーストラップ機動

124名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:18:04 ID:DEKnRCfw
125名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:18:33 ID:DEKnRCfw
ジャスティスは守りに重点を置いたMS
フリーダムは攻めに重点を置いたMS
126名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:19:21 ID:DEKnRCfw
GP02が撃ったのはMK.82レーザー核融合弾。
結果として艦隊を壊滅させたこっちと艦隊及び要塞を崩壊させた種の核。
127名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:19:43 ID:DEKnRCfw
解説サイト ガンダムSEEDスレテンプレ
         http://homepage3.nifty.com/ogame/
         ねむねむ(ガンダムSEED事典 放送日(及び翌日)はお休み)
         http://www13.milkcafe.to/~karamazov/sleep/

128名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:20:14 ID:DEKnRCfw
ストライク・ルージュは予備パーツを纏めて完成させたMSである。
27話や31話でオーブに回収された際に後のメンテナンスを考慮し、モルゲンレーテがかなりのストックパーツを製造していた。
それをクサナギに載せておいて戦力増強の折、宇宙で組み立てたのだ。
M1とストライクは親戚みたいなものだから流用した部分もあるだろう。
ここからはいつもの制作話だが、ルージュの登場予定はかなり以前からあった。
前にも書いた気がするが、誰を乗せるのかで監督とライター陣で意見が分かれた。
歴代作品の女性パイロットは何らかの業を背負っている者が多い。
それを考えた場合フレイを乗せるのが本筋だという両澤氏とカガリを主張した監督との間に食い違いがあったのだ。
とりあえずはカガリという線で決着したが、何時の間にかルージュ登場自体が立ち消えになって私も忘れてしまった。
ところがオーブが落ち、宇宙へ再び舞台を移すころ、何気なく監督に聞いてみると「うーん、どうしようか?」と言う。
何のことは無い。出すタイミングを見計らっていたらしいのだ。
かくしてお手軽色変えガンダム計画(バンダイさん大喜び)は復活。
残り少ない話数で他にも解決すべきエピソードが山ほどある中、両澤氏の苦闘は続いた。
いや本当、46話辺りで出てなかったからもう出んかと思ったですよ。よかったよかった。
129名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:20:51 ID:DEKnRCfw
本放送だけでなくコミック・ノベル・設定集まで買わないと
内容が理解できないのは、スポンサーどもの陰謀か、
それとも負債の無能ゆえか。
130名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:21:11 ID:DEKnRCfw

キャブレーション取りつつゼロ・モーメント・ポイント及びCPGを再設定
擬似皮質の分子イオンポンプに制御モジュール直結ニューラルリンケ
ージネットワーク再構築メタ運動のパラメータ更新フィードフォーワード
制御再起動伝達関数コリオリ偏差修正運動ルーチン接続システムオン
ラインブーストラップ機動

131名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:21:32 ID:DEKnRCfw
132名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:21:53 ID:DEKnRCfw
カガリ「でも―――どうしてアイツだけなんだ?私達も一緒に・・・」
ラクス「犠牲は少ない方がいいですわ」
アスラン「アイツにだけ背負わせたのか!」
カガリ「だったら私も行く。たのむ、私もルージュで助けに行く!」
アスラン「コイツは、きつすぎるぞ、カガリ・・」
カガリ「わかってる!」
アスラン「泣くなよカガリ・・・俺が助けにいく」
ラクス「アスラン、遅いですよ。もう間に合いませんわ」
アスラン「かもしれない。しかしキラを黙って見ていられない。最後の1秒まで
チャンスにしがみついてみる。その1秒が過ぎたら…神よ。お力添えを!生まれて
初めて…あなたに祈ります
133名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:22:36 ID:DEKnRCfw
ラストは宇宙でのシーンが曖昧なまま終わり、
地球に一人で降り立つキラ、フリーダムから降り歩き始める。
ミゲルのTHUNDERBIRDがかかる。
色々な回想シーンがありその後地面に倒れ込む・・・・
END

134名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:23:15 ID:DEKnRCfw
太陽風に晒される宇宙空間施設なんで放射能対策は行われているというのは一理ある
とおもうが、施設内で核爆発が起こるのまで防げる防御策が施されているとは思えない。
なにかしらの防御があっても超高熱で融解して役に立たないだろうし。

あの宇宙要塞はそれ以前に内部が超高温状態になって丸焼きになったようですが。

それと、放射線の種類によっては、透過能力が高く装甲などを通過し、人の細胞、遺伝子
に傷を付けるものが存在します。これを発生源の近辺で防ぐのは困難というより無理。
致死傷にならなくても、ガンなど異常細胞発生要因になる。
135名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:43:03 ID:36/4OASg
ID見る限り同じ奴なんだろうけど
おもいっきりスレ違いで板違いだよ
他でスレ立てたほうがよくね?
こんな最悪スレに書くよりはいいかと
136名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 20:01:32 ID:NS2+I6qC
「――せめて、この子だけでも……」
「おとうさん……? いやっ、だめぇ! 私一人だけ逃げるなんてできない!
お父さんも一緒にっ」
「だめだ! 二人は入れない」
「なら他のを一緒に探すっ!」
「ミサト、もう時間が……ハッ」
「え?」
ざっぱーん

「ユイ、いまからそっちに行くよ」
ぷらーん

「ユイ君をサルベージできないものかと思ったが……。やはり無理か。彼女は自分の意思で残ったのだな」

「シンジ君、今日からこの子と一緒に暮らしてね。この子はあなたの同僚でもあるわ。
私は帰りが遅くなる事が多くなりそうだから、晩御飯は待たないで食べちゃって
いいわ(一人だといつまでも待ってるからね、シンジ君は)」
「わかった。そうするよ、ナオコ母さん。……えっと、僕の名前は碇シンジ。君の名前は?」
「……綾波レイ」
137名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 20:01:53 ID:NS2+I6qC
「アスカちゃん、ママと一緒に死にましょう?」
「うん。あたしママといっしょにしぬわ」
「ありがとう。いい子ね、アスカちゃん」
きゅ〜〜〜〜〜

「――加持君はインパクトの真相を知りたいの?」
「……なんでそう思うんだ?」
「科学者の観察眼を舐めないでよ。で、どうなのかしら」
「……はぁ、りっちゃんには敵わないな。君の言うとおりだよ」
「そう……。でも、たぶんあと10年もしないうちに公表されると思うわ」
「何か知ってるのか!?」
「ええ。まだ言えないけど、ひとつだけ教えてあげる。――キーワードは『人類補完計画』よ」
138名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 20:02:35 ID:NS2+I6qC
「冬月君、この損害は少し大きすぎるね」
「左様。国がひとつ傾くよ」
「それに君の仕事はそれだけではないのだよ」
「人類補完計画。この絶望的状況下でゆういつ(←何故か変換できない)の希望なのだ」
「いずれにせよ、使徒は撃退せねばならん。予算については一考しよう」

「彼が今度ドイツから来た弐号機のパイロットよ」
「よろしく。僕はカヲル。渚カヲル。君と同じくエヴァのパイロットで、フォースチルドレンさ」
「あ、えっと、碇シンジです。よろしく、渚君」
「カヲルでいいよ、碇君」
「僕もシンジでいいよ」
「次は私ね。私は綾波レイ。よろしく、渚君」
(握手)ぎゅ〜〜〜〜〜〜〜
「……(ナニ私の碇君に色目使ってるのよ、この変態)」
「よろしく、綾波さん(嫉妬もリリンの文化か……)」
139名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 20:03:40 ID:NS2+I6qC
「人類補完計画?」
「そう。シンジ君は知らないのかい?」
「聞いたことないよ、そんなの」
「そうか――。人類はインパクトの前から各地で争いが絶えなかった。その理由を貧しさのせいだと
考える人たちがいた。そしてある日、彼らは新しいエネルギー源となりうるものを拾った。
それを研究する事で人類全体にエネルギーと物資を行き渡らせ、人類を争いのないひとつの集団に
纏め上げる。これが人類補完計画さ」
「でも、できるの? そんなこと」
「先の短い老人たちの夢だよ――っと」
がしゃーん
「危ないな。空き缶の投げ捨てはだめだろう?」
「ちゃんとゴミ箱に捨てたわ」
「あ、綾波……」
140名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 20:04:03 ID:NS2+I6qC
アダム -> チェンジ(弐号機)
リリス  -> チェンジ(零号機or初号機)
サキエル  -> トルネード
シャムシエル -> バイオ 
ラミエル -> サンダーorドリル
ガギエル   -> ドロップ
イスラフェル  -> ジェミニ
サンダルフォン -> ファイア
マトリエル  ->
サハクィエル -> タックル
イロウル -> リモート
レリエル -> アブソーブ
バルディエル -> チェンジ(参号機)
ゼルエル -> スラッシュ
アラエル -> フロート
アルミサエル -> フュージョン
タブリス -> エボリューション
リリン       -> スピリット 
141名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 20:04:26 ID:NS2+I6qC
オンドゥル=シンジ
ダディ=アスカ
ムッコロ=レイ
睦月=トウジ
Aジョーカー=カヲル
カリスマ所長=ゲンドウ
虎太郎=ミサト
ザヨゴ=加持
栞=リツコ
栞パパ=ナオコ
トライアルD=JA
142名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 20:04:53 ID:NS2+I6qC
シンジ=ハーメル
アスカ=フルート
レイ=サイザー
トウジ=ライエル
ケンスケ=トロン
冬月=オーボウ
マヤ=オカリナ
キョウコ=ホルン
ムサシ=クラーリィ
マナ=コルネット
ゲンドウ=ケストラー
ユイ=パンドラ
キール=ベース
カヲル=リュート
ミサト=ドラム
青葉=ギータ

143名無しさん@まいぺ〜す
青葉菌が発生して、青葉に接触されると青葉になってしまう。
ネルフ本部の人間がどんどん青葉化して、
突入してきたJSSDFも全員青葉化、チルドレンを守ろうとしたEVAが巨大青葉になって
第17使徒が青葉化、最後に超巨大青葉が地球を覆って青葉化したゼーレが「良い、全てはこれでよい」