■アトピーデブスに気に入られたっぽいけど・・・■

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1名無しさん@まいぺ〜す
マジ嫌なんだけど・・・・
でも他に遊んでくれる子いないし
アトピーってうつるの?
っていうかあの汚い体に触りたくないんだよなあ
同じ職場で働いてるから上手く避けないとあとあと面倒なことになりそう
なんで俺ばっかりあんなデブスばっかなんだよおおおお
2名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 20:35:44 ID:WrRa7ZKe
逝って良し。
3名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 21:13:15 ID:edHJ1mII
>>1
大丈夫☆
いくら、アトピー肌が汚いからって、
>>1の肌よりはキレイだから☆
4名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 21:27:52 ID:Ya0dhuz+
他に遊んでくれる子いないのか。
5名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 21:58:42 ID:F65JwnKO
「――せめて、この子だけでも……」
「おとうさん……? いやっ、だめぇ! 私一人だけ逃げるなんてできない!
お父さんも一緒にっ」
「だめだ! 二人は入れない」
「なら他のを一緒に探すっ!」
「ミサト、もう時間が……ハッ」
「え?」
ざっぱーん

6名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 21:59:01 ID:F65JwnKO
「ユイ、いまからそっちに行くよ」
ぷらーん

「ユイ君をサルベージできないものかと思ったが……。やはり無理か。彼女は自分の意思で残ったのだな」

「シンジ君、今日からこの子と一緒に暮らしてね。この子はあなたの同僚でもあるわ。
私は帰りが遅くなる事が多くなりそうだから、晩御飯は待たないで食べちゃって
いいわ(一人だといつまでも待ってるからね、シンジ君は)」
「わかった。そうするよ、ナオコ母さん。……えっと、僕の名前は碇シンジ。君の名前は?」
「……綾波レイ」

「アスカちゃん、ママと一緒に死にましょう?」
「うん。あたしママといっしょにしぬわ」
「ありがとう。いい子ね、アスカちゃん」
きゅ〜〜〜〜〜

7名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 21:59:36 ID:F65JwnKO
「――加持君はインパクトの真相を知りたいの?」
「……なんでそう思うんだ?」
「科学者の観察眼を舐めないでよ。で、どうなのかしら」
「……はぁ、りっちゃんには敵わないな。君の言うとおりだよ」
「そう……。でも、たぶんあと10年もしないうちに公表されると思うわ」
「何か知ってるのか!?」
「ええ。まだ言えないけど、ひとつだけ教えてあげる。――キーワードは『人類補完計画』よ」
8名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 21:59:58 ID:F65JwnKO
「冬月君、この損害は少し大きすぎるね」
「左様。国がひとつ傾くよ」
「それに君の仕事はそれだけではないのだよ」
「人類補完計画。この絶望的状況下でゆういつ(←何故か変換できない)の希望なのだ」
「いずれにせよ、使徒は撃退せねばならん。予算については一考しよう」

「彼が今度ドイツから来た弐号機のパイロットよ」
「よろしく。僕はカヲル。渚カヲル。君と同じくエヴァのパイロットで、フォースチルドレンさ」
「あ、えっと、碇シンジです。よろしく、渚君」
「カヲルでいいよ、碇君」
「僕もシンジでいいよ」
「次は私ね。私は綾波レイ。よろしく、渚君」
(握手)ぎゅ〜〜〜〜〜〜〜
「……(ナニ私の碇君に色目使ってるのよ、この変態)」
「よろしく、綾波さん(嫉妬もリリンの文化か……)」
9名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:00:16 ID:F65JwnKO
「人類補完計画?」
「そう。シンジ君は知らないのかい?」
「聞いたことないよ、そんなの」
「そうか――。人類はインパクトの前から各地で争いが絶えなかった。その理由を貧しさのせいだと
考える人たちがいた。そしてある日、彼らは新しいエネルギー源となりうるものを拾った。
それを研究する事で人類全体にエネルギーと物資を行き渡らせ、人類を争いのないひとつの集団に
纏め上げる。これが人類補完計画さ」
「でも、できるの? そんなこと」
「先の短い老人たちの夢だよ――っと」
がしゃーん
「危ないな。空き缶の投げ捨てはだめだろう?」
「ちゃんとゴミ箱に捨てたわ」
「あ、綾波……」
10名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:00:37 ID:F65JwnKO
アダム -> チェンジ(弐号機)
リリス  -> チェンジ(零号機or初号機)
サキエル  -> トルネード
シャムシエル -> バイオ 
ラミエル -> サンダーorドリル
ガギエル   -> ドロップ
イスラフェル  -> ジェミニ
サンダルフォン -> ファイア
マトリエル  ->
サハクィエル -> タックル
イロウル -> リモート
レリエル -> アブソーブ
バルディエル -> チェンジ(参号機)
ゼルエル -> スラッシュ
アラエル -> フロート
アルミサエル -> フュージョン
タブリス -> エボリューション
リリン       -> スピリット 

11名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:01:16 ID:F65JwnKO
オンドゥル=シンジ
ダディ=アスカ
ムッコロ=レイ
睦月=トウジ
Aジョーカー=カヲル
カリスマ所長=ゲンドウ
虎太郎=ミサト
ザヨゴ=加持
栞=リツコ
栞パパ=ナオコ
トライアルD=JA
12名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:01:53 ID:F65JwnKO
シンジ=ハーメル
アスカ=フルート
レイ=サイザー
トウジ=ライエル
ケンスケ=トロン
冬月=オーボウ
マヤ=オカリナ
キョウコ=ホルン
ムサシ=クラーリィ
マナ=コルネット
ゲンドウ=ケストラー
ユイ=パンドラ
キール=ベース
カヲル=リュート
ミサト=ドラム
青葉=ギータ
13名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:02:19 ID:F65JwnKO
青葉菌が発生して、青葉に接触されると青葉になってしまう。
ネルフ本部の人間がどんどん青葉化して、
突入してきたJSSDFも全員青葉化、チルドレンを守ろうとしたEVAが巨大青葉になって
第17使徒が青葉化、最後に超巨大青葉が地球を覆って青葉化したゼーレが「良い、全てはこれでよい」
14名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:02:51 ID:F65JwnKO
レイ:多重人格者。その時の人格により精神コマンドも変化
マナ:レイ萌えの性格破綻者。でも強い。
マユミ:オカ研部長。マゾヒスト。
シンジ:タマなし
アスカ:貧乏
キョウコ:自殺未遂常習のクズ人間。実家金持ち
ミサト:酒好きの宴会好き
ゲンドウ:対人恐怖症。人形(コウゾウくん)を通じての腹話術でのみ会話可能。
15名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:03:20 ID:F65JwnKO
第二使徒として人間界(海の上)に来たリリス=レイ(人魚姫)は、
シンジ(王子)に一目ぼれして、
使徒の体(人魚の鰭)を捨て、人間の体(足)を手に入れる。
だが、引き換えに感情の一部(声)を奪われてしまう。
影ながらシンジの為に尽くす―エヴァ乗ったり、ダミー造ったり―のだが、
シンジは自分を助けてくれた(ように見えた)華やかなアスカに心奪われる。
シンジはアスカと将来を約束し、使徒戦が終われば結婚してしまう。
心が伝わらないことを嘆くレイに、最後の使徒カヲル(人魚の姉)は
ロンギヌスの槍ミニ(魔女の短剣)を渡し囁く。
「シンジ君を殺せば、君は使徒(人魚)に戻れる」
シンジとアスカの寝室に侵入したレイはロンギヌスを振り上げるが・・・。
……………。
シンジを想い、…アルミサエルと自爆(泡になって消える)。
16名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:03:53 ID:F65JwnKO
 2015年、南極に調査に赴いたゲンドウとシンジはそこで氷の中に閉じ込められた異形のものたちに命を奪われてしまう。
 使徒族の英雄ゼルエルは碇シンジの体を乗っ取り、人間界制圧の尖兵として第3新東京市に送られ、ゲンドウに代わってネルフ司令となった、ラングレー氏の元へ下宿する。
 しかしそこでラングレーの一人娘と出会い、彼女に心を奪われる。
 「使徒も人間もしっちゃいねえ、地球がなんだい、アダムがなんだい。そんなもの、アスカに比べりゃ問題じゃねえ。そうよ、俺にはアスカがいる!」
 人間を倒す使命を投げ捨て、アスカを守るために使徒族を裏切ったゼルエルは、今日も襲いかかる使徒達との孤独な戦い続ける。
17名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:04:19 ID:F65JwnKO
そんでアスカを守る気満々で使徒と戦うシンジであったが、
当のアスカは実は惣流博士の作ったアンドロイドで、空間元素固定装置で変身しちゃったりする。
お互いの正体を知らないまま、それぞれ使徒と戦う事に。
そこに脇腹に獅子のアザをもつ美女ミサト、B・B酵素を投与された理性を持つデビルビースト、レイ
超合金Zで出来た鋼鉄の城、もとい鋼鉄のガールフレンドことマナなどが加わってとんでもない事に…
18名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:04:45 ID:F65JwnKO
西暦1931年、地球規模のエネルギー危機が叫ばれる中
先史文明の遺産「アダム」が南極で発見された。

各国は、アダムを使用した新機関を研究、ついに実用化に成功した。
新機関「S2機関」は世界に平和と安定をもたらすものと考えられていた。

ところが、このS2機関とアダムが、新たに「超兵器」の開発競争を呼ぶ。
超兵器のずば抜けた性能が、人類の闘争心を煽り立てた。

そして、時を経ずして、世界は連合国と枢軸国に分かれ、世界大戦が勃発。
のちに「サードインパクト」と呼ばれる、想像を超えた高度技術を駆使した戦いが始まった・・・
19名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:05:07 ID:F65JwnKO
セカンドインパクト後の荒廃した国々。
居候先で平凡な学生生活を送るシンジに、バイオドール・レイが届けられる。
贈り主は父ゲンドウで、「レイと共にネルフへ来い」の伝言つき。
一見無口無表情だが、行動は優しいレイに惹かれるシンジ。
しかし、レイは殺人快楽症という一面を持った二重人格だった。

ゲンドウの研究が知りたい政府がつけた、傭兵アスカ。
(アスカはゲンドウが実の父ではないかと疑っている)
バイオドールの事件を調べている情報屋のミサト。
(ゲンドウが前にいた研究所で死んだ父の死を探っている)
20名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:05:31 ID:F65JwnKO
この三人と共に、シンジはネルフへと向かう。
それぞれの思惑で協力したり、妨害したりするエヴァキャラたち。
父の元から来る同じ顔の使徒×17のバイオドール。

敵味方入り乱れての数々の事件をこなし、漸く辿り着いたネルフ
21名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:05:57 ID:F65JwnKO
死んだ妻を復活させるために、異生物リリスを利用しようとしたゲンドウ。
だが妻は「真性Sで殺人鬼の人格」を「類まれな知性と人間としてのぎりぎりのバランス感覚」で支えていた性格破綻者だった。
そのためバイオドールに性格を移すだけでは、狂った人形になってしまう。

『レイ』はその狂気を隠すために植えつけられた、仮初の人格だった。

それでも妻を諦め切れないゲンドウは、捨てた息子も研究に利用しようとしていた。
対面する父と子。
…が、リリスに映したユイのダイレクトコピー・ナンバーワン(初号機)に喰われて、ゲンドウはアボーン。
ゲンドウの死によって、ネルフ自爆装置作動。

ネルフに居るのは、レイとシンジのみ。
脱出ポッドは一つで、しかも外部からの操作が必要。
長い旅の中で、人形から一人の人間へと心を成長させていたレイ。
「あなたは死なないわ、私が守るもの」
22名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:06:23 ID:F65JwnKO
少年刑務所に入れられているシヲリ(仮名)の元をキール議長が直々に訪れる訳だ、チルドレンになれと。
拒否するシヲリ。
しかし母親のユイに激しい愛情を抱くシヲリにキールは囁く。
セカンドインパクトを起こした張本人として死刑が確定しているユイの命を助けてやる、と。
キールが最初に出した条件は脱出不可能と言われた刑務所を脱走し、約束された期日までにネルフに到着する事。
23名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:06:44 ID:F65JwnKO
西暦2015、サードインパクトにより人類社会は崩壊した。
僅かに生き残った人類はゼーレの遺産、使徒の残した力たるS2機関にすがり生き延びていた。
そしてサードインパクトを起こした張本人たるシンジと、彼の残したる存在、アスカは…

「気持ち悪い…」
「なんだよ、僕達はたった二人きりの兄妹みたいなものなんだよ?気持ち悪いは無いだろ?」
「くっ、どういうことよ!」
シンジは語った。補完によって自分とアスカが使徒の力を得た事。
寿命でも飢えでも死なず、いかなる地上の生命体をも凌駕する身体能力を得た事。
だがアスカは聞く耳を持とうとはしない。なぜなら彼女は補完されたことで全てを知ったから…
「うるさい!アンタが殺したんだ!ネルフのみんなも、ファーストも、ミサトも、そしてヒカリも!」
「ああ…とても晴れやかだ、素晴らしいよ…母さんのせいで助かってしまうあの中の何%の事以外はね。」
LCLの海の中から這い上がってくる人々を見下ろしながら憎々しげに吐き捨てるシンジ。
「まぁいいか、行こうアスカ。それともここでメソメソ泣き続けるかい?」
アスカは、シンジが全ての人類の精神に触れ絶望の虜になった事に気付いた。
だが、この時は何もする事は出来ず、ただシンジに付いて行った。
それ以外何もする事がなかったから。

それから半世紀、年を取ることなく共に生き続けた2人は人類の醜さを嫌と言うほど見せ付けられた。
少ない食料を奪いあう者達、女を犯し、弱者を虐げ、ただ己の私腹を肥やす者達、
そして…レイとカヲルのコピーをエネルギー源として用いる人類。
そうした者達を見て、シンジの人類に対する反応は益々酷薄なものになって行く。
「酷い世界だね…これじゃ人類は死に絶えるしかない。」
「でも、S2機関があれば人類はまだ生きられるわ。」
「そうさ、綾波やカヲル君を犠牲にして奴等は生き永らえるのさ。あいつらは彼等に何もしてやれなかった癖に!」
24名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:07:07 ID:F65JwnKO
2人きりの生活の中、アスカは何度もシンジを殺そうとした。
彼は人類の多くを抹殺しただけではない、アスカの親友洞木ヒカリを殺したのだ。
だが、アスカには出来なかった。理由は解らない。ただ、シンジの横顔を見ているだけでその気が失せたから…

そんな生活の末、シンジは再びジオフロントへ向かう事を提案する。
その理由も聞かされぬまま同行するアスカ。
「忘れ物を取りに行く。ここで待っていてくれるかい?」
そう言ってジオフロントへと潜ってゆくシンジ。
それから3年、シンジを待ち続けたアスカの前に現れたシンジは一丁の赤い銃を彼女に手渡す。
「これは君の分だよ。2人で人類を薙ぎ払おう。」
そう言って紫の銃を無造作に街のある方向へと向けるシンジ。
次の瞬間、巨大な十字架型の火柱が大地を焼き尽くした。
「シンクロ率13パーセント、ま、こんなものかな。」
街一つを滅ぼしながら薄ら笑いを浮かべるシンジ。
そんなシンジに反発したアスカは、シンジから渡された銃でシンジの足を打ち抜き逃亡する。

それからさらに数十年後、貧困にあえぐ人類をす救うアスカの前にシンジの部下たちが現れる。
彼等は陰湿な手で人々を陥れ、人類の醜さをアスカに見せ付けようとする。
全てはシンジとアスカ、2人だけの楽園を築く為に。
25名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:07:46 ID:F65JwnKO
インパクトから半世紀。
荒野に再び築かれた人の住む、まるで西部劇に出てくるような町。
崩壊した秩序が町同士の争いや、賊を生み出した。
それから身を守るための町の自警団に属し、歳をとらない体を隠し通し生きて生きた碇。
サードインパクトの際に与えられた力を揮い活躍してきたが
その人間離れした力と、素性の不明さから不気味がられ、彼が称讃さることは多くなかった。
しかし、彼を知る人間も居た。
インパクト後の混乱の今に至るまでの年月、人々を団結させ率いた女性洞木ヒカリと
その夫鈴原トウジであった。
彼らや、彼らの子孫が居る故、周囲の人々に不気味がれれながらも町を離れる事の無かった。

26名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:08:11 ID:F65JwnKO
「ああっ、シンジ、シンジ、なぜ息子なんだ!お前は!
どうか乗ると言ってくれ。それとも、それがいやなら
なにも言わずに出て行ってくれ!」

「ただ一言、僕を愛していると言って!父さん!
すれば今日から僕はシンジじゃなくてチルドレン
になれる!」

「どうして来てしまったんだ、ここへ。一歩間違えば
死も同然のこの場所へ!」

「そんなこと、愛の翼で軽く乗り越えてみせるよ。
父さん、僕は乗ると誓います!見渡す限り、ビル
の群れをほのかに照らしている、あの薄暗い月に
かけて!」

「ああ、いけないぞシンジ。
月なぞに・・・・・・・・・・・
27名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:08:40 ID:F65JwnKO
「あなたが、碇シンジくんね?」
「は、はい、えっと、葛城さん」
「ミサト、でいいわよ」
「……」
「……どしたの?」
「す、すいません。ぼく…ちょっと対人恐怖症の気があって。」
「あら…シャイなのねん」
「自分でもその性格が嫌で、治そうと訓練もしたんですけど……
でもなぜかやればやるほど内にこもるようになっちゃって……
人とのコミュニケーションが恐くなっていったんです」
「あらら…そりゃかわいそうに。……でも変ねえ。普通訓練をやればやっただけ
性格も改善していくわよねえ。」
「はは…そうですよねぇ……今も毎日欠かさずやってるのになぁ…『コレ』」
ガサガサ……
すぅぅ〜はぁぁ〜 すぅぅ〜はぁぁ〜
「!? シンジくん訓練ってそれ……アンパンじゃないのー!?」ガビーン
「(すぅぅ〜)嫌だなぁ、シンナーなんかじゃないですよ、アロマテラピーですよ……
精神を落ち着ける効果のあるカモミールやミントのアロマオイルとか、
中国のお香とか、いい香りの入浴剤とか、不安を取り去る笑気ガスとか……
心を落ち着けて他人と余裕を持って接するために僕が自分で調香した、
オリジナルのリラックスアロマですよ……
アロマ…アロ、ロ、ロロ……」
「!?」
『オクレ兄さん!!』ハァハァ
「変な夢見てるーっ!?」ガビーン
「マ、マズイわ!これ……なんか…キマッちゃってるわー!?
アホかシンジくん!使徒と戦わずして死んでしまうわよ!」
『なんスかぁぁ〜〜?』
28名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:09:27 ID:F65JwnKO
魔王とそれを倒した勇者の伝説が残るネルフ王国。
主人公のシンジは御前試合で優勝し(決勝の相手はカヲル)、
王女レイ(orアスカ)に求婚する権利を得るが、
レイ(orアスカ)は魔王に誘拐されてしまう。
親友兼ライバルのカヲルや伝説の勇者加持リョウジ、
その従者(or恋人)のミサトと共に魔王を倒すがレイ(orアスカ)は見つからず、
加持は戦死、カヲルは崩落により消息不明となる。
更に深夜王の間に現れた魔王の影を倒してみれば、
それが王(キールorゲンドウ)だったりとシンジは苦汁をなめさせられていく。
(ミサトはシンジが王を殺害してしまった後、共犯とされシンジ同様投獄されたが、
シンジを脱獄させるため力を使い果たし、死亡)

そして嫉妬心からシンジを裏切った一連の首謀者であるカヲルとの戦いの後、
レイ(orアスカ)はカヲルの心情を想い、シンジを酷く罵り、自害。
シンジは一連の事件に対する憎しみから断罪スパシンとなる。
29名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:10:05 ID:F65JwnKO
「シンジの居場所を吐けば、なるべく楽に寝かせてあげるわ。
ま・・・・そう遠くにはいないでしょ?一緒にいたんでしょ?アイツ」

ザッザッ

「まぁアタシは吐こうが黙ろうが構わないけどね。
アンタを引きずりながら、大声で探すわ。
そうすればあっちの方から、寄って来るんでしょ?それが恋人ってもんなんでしょ?」

 ”・・・・・そういうこと。
 私がこの人を倒さないと意味が無い”

(逃げろ・・・・・)

ド ク ン ッ!!
・・・ブルブルガタガタ

「・・!アハ。
アハハハハハ!それ!それそれそれ!
そのビビッてる感じいいわぁ〜!!w
やだっ。俄然やる気出てきちゃった♪グチョングチョンにしてやるわww」

30名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:10:27 ID:F65JwnKO
「シンジの居場所を吐けば、なるべく楽に寝かせてあげるわ。
ま・・・・そう遠くにはいないでしょ?一緒にいたんでしょ?アイツ」

ザッザッ

「まぁアタシは吐こうが黙ろうが構わないけどね。
アンタを引きずりながら、大声で探すわ。
そうすればあっちの方から、寄って来るんでしょ?それが恋人ってもんなんでしょ?」

 ”・・・・・そういうこと。
 私がこの人を倒さないと意味が無い”

(逃げろ・・・・・)

ド ク ン ッ!!
・・・ブルブルガタガタ

「・・!アハ。
アハハハハハ!それ!それそれそれ!
そのビビッてる感じいいわぁ〜!!w
やだっ。俄然やる気出てきちゃった♪グチョングチョンにしてやるわww」

31名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:10:51 ID:F65JwnKO
バキグシャ

「あぁ〜〜〜〜〜駄目、すっごく気持ちイイw 殺っちゃおうかな?
あ〜〜〜〜〜〜でも、楽しみたぁい♪ あ〜〜〜〜〜♪♪」

ゴガッ ドガッ

「あ〜〜〜(悦) いィーーーッ!いィーーーッ!」

(逃げろレイ)

 ”・・イ・・ヤ”

(早くシロ)

 ”ワタ・・シ・・が”

ズキン

「守る」

ズキン

「だって」

ズキン

「大切な人なんだもの」 ガクガク

 ”私の大事な人だもの”

32名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:11:17 ID:F65JwnKO
「あ〜〜〜〜〜〜〜あ〜〜〜、止めてよ
あんたそんな顔されたら、
あ   あ   あ   あ
もうも我慢できない。 殺っていい?殺っていい?殺っていい?」

( 逃 ゲ ロ )

 ”黙って”

「アナタナンカニ」 ズキン

(ニゲロ ニゲロ ニゲロ ニゲロ)

”黙って” ズキン

「顔ボコッて〜〜〜〜〜〜w 裸に剥いて〜〜〜〜〜〜〜〜w」

ズキン ズキン ズキン

 ”絶対に”  

(ニゲロ)

 ”碇君は”  

(ニゲロ)
33名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:11:58 ID:F65JwnKO
 ”失いたくない” 

(ニゲロ)
 
 ”私の” 

(ニゲロ) 

 ”大切な” 

ズキン

( 逃   ゲ   ロ )

 ” 人  だ  も  の ”

「ああぁ、うああぁぁぁぁぁぁっっ!!」

34名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:12:25 ID:F65JwnKO
「・・あ〜あ やられた」

「?」 「?」

「性格修正針:本編レイ三人目Ver・・・おじ様ッたら、こんなもの差し込んでたのね!ワタシの頭ン中に(怒)!!」

「?何言ってんの?イカれた?
・・てかあんた、口調変わってない?」

35名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:12:46 ID:F65JwnKO
 ’アタシは見てる’

 ’殺る寸前 アイツは自分で’

 ’頭に 指を突っ込んだ!!’

 ’そして・・目の前から消えて アソコにいる’

「ああーー、なんかすっごいスッキリしちゃった(爆
パーペキに目覚めちゃった。 うんむ、開放されたって感じ?」

 ’それだけのハズ’

 ’それだけ!!’

 ’これは絶対気のせいよ!だって・・’

 ’アタシ・・アタシより”

 ’この子の方が’

 ’ 傍 若 無 人 に 見 え る な ん て ’

36名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:13:06 ID:F65JwnKO
四六時中マスクマンなシンジ。

元からの対人恐怖症と、ユイを失った直後の自分を見るゲンドウの視線に耐え切れなかった
幼いシンジタン。
気が付くといつのまにか物をかぶるようになっていた。
小学校でも中学校でも1年365日、マスクをして登校。当然みなから気持ち悪がられる。
その所為で段々無口になっていき、中学校に入る頃には、無言のマスクマンになっていた。
マスクは1週間毎にデザインが変わる。
怒ったり、悲しんだりすると、周囲への感情表現の現われか、マスクを変える。
(なぜか上のマスクを取ると、下にその時の感情にあったマスクを既に着用しているという謎)
怒った時なぞ相手に向かって「ふー、フー、」息を吐き肩怒らせながら、マスクを剥ぐ。
はっきりいって不気味以外の何物でもなかったりする。
クラスメートは誰もシンジの声を聞いたことが無い。

第三に召還された時、迎えに来たミサトが素通りしてしまった程、お近づきになりたくない雰囲
気を醸し出している。

初搭乗時、ミサトにマスクを剥ぎ取られ、あわや顔をさらけ出す寸前にまでいく。
気が触れたような叫び声をあげるシンジを見、周りの幹部立ちは唖然。
使途が近づき、時間が無いので仕方なく、ミサトの脱いだストッキングを被ってエントリー。
その時のシンジの顔を見たスタッフの脱力具合は、計り知れなかったりする。

某空母甲板上で合った少女が、シンジだけを意図的に無視したのはお約束。

37名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:13:27 ID:F65JwnKO
ミサト 『最終安全装置解除!』
シンジ 『エヴァンゲリオンゴー!』
使徒と対峙するエヴァンゲリオン初号機。
シンジ 『キサマの思い通りにはさせんぞ! 初号機が相手だ』
リツコ 『シンジくん、いまは歩くことだけ考えて!』
シンジ 『くそっ、しょうがねぇな』
使徒に接近するも、ATフィールドに阻まれる。
シンジ 『負けんぞ… 絶対にキサマなどに負けるものか…!!
     ええい、このスイッチだ!!』
ATフィールド侵食。
シンジ 『うおおお〜〜〜!』
使徒にトゲつき鉄球をかます初号機。
マコト 『ぱ、パターン青消滅しました!』
シゲル 『使徒、完全に沈黙!』
シンジ 『ざまあみろ!!』
冬月 『かなわんな、まったく… (汗)』
ゲンドウ 『い、いや、あれでいい… (焦)』
ミサト 『シンちゃんたら、最近すっかりたくましくなっちゃって… (涙)』
シンジ 『来るなら来い使徒ども! エヴァンゲリオンがあるかぎり
     平和な日本をおまえたちの勝手にはさせんぞ!!』
ネルフが 汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンが
シンジが ミサトが レイが そして多くの若き戦士たちが
使徒をあいてにこれからも戦いつづける…
愛と平和のために勝利の日が来ることを信じて…
38名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:14:08 ID:F65JwnKO
ミサトの到着が間に合わず、爆風に巻き込まれてシンジ死亡。
…と思われたが彼は息を吹き返す。
人類の進化系、オルフェノクに覚醒したのだ。

オルフェノクの能力で使徒戦を有利に進めていくシンジ。
そして深まっていく仲間たちとの絆…。
もちろん自分がオルフェノクであることは秘密だ。

しかし、オルフェノクの巣窟である大企業スマートブレイン社は
彼を見逃すはずがなく…
シンジを人類に荷担する裏切り者とみなし、付け狙いはじめる。

そんな彼のもとに一本のベルトが送られてくる。
---ファイズギア。
これにコード555を入力し装着することで
碇シンジは仮面ライダーファイズに変身するのだ!

使徒、オルフェノクと人類を脅かす存在と戦う羽目になった少年、碇シンジ。
過酷な運命を背負う、彼の明日はどっちだ!?
39名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:14:31 ID:F65JwnKO
EOE後に初号機とともに生き残ったシンジ。
S2機関と12枚の光の羽で宇宙に旅立つ。

何百年もの旅の末、地球に何故かよく似た星を見つけ、そこで女も作ってのんびり牧場暮らししていた。
その星は古代に地球と交流でもあったのか、人々は地球人そっくり、何故かEVAそっくりのロボットも二体!あった。
そんな中、その星にも使徒達が襲来。渋々初号機で迎撃していくシンジ。

そんな中ある使徒の残骸から死んだはずのヒカリが出てくる。
あの使徒達のコアはみな赤い海から抽出された人間達ばかりだと言う。
特に最初にシンジが倒した円盤じゅ…いや使徒のコアはトウジだと言う。
シンジを人殺しと罵るヒカリ。
ショックで発狂寸前のシンジ。
そこへ現れるゲンドウ(頭が開くと小型のユイが…)率いる使徒軍団。

戦えないシンジに代わって、シンジに詫びながら自らの使徒を自爆させてゲンドウたちの攻撃を阻止するヒカリ…。
40名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:15:01 ID:F65JwnKO
「だめです!初号機装甲版持ちません!!!
マヤは一滴の汗を流しながらいう
シンジは
「ってか、いたいから、いたいから…オマイゼッタイムッコロス!!」
初号機暴走
一応操ってるのはシンジ
「ミサトォ!」
リツコが話をミサトに振る
「え?あたし?あーいまちょぉっちいそがしんだわwすまないけど後にしてw」
『キュイーン…プシュウ』
ミサトは困ったのか走りながら出て行く
「葛城ミサト…クビだ」
ゲンドウも困っている

初号機の中
「俺、どうすればええねん!」

41名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:15:24 ID:F65JwnKO
全ての使徒の能力を身に付けたシンジが逆行するスパシン物(非断罪)。
ただし能力のバリエーションは兎も角、その威力が物凄く微妙だったり制限付きだったりする。
おまけに生身の時にしか使えないので、エヴァに乗るとほとんど役に立たない。

(以下、シンジの超能力)
1、生身でATFを張れる→防げるのは人間のパンチまで。トウジに殴られずに済むかも。
2、サキエルの剣とシャムシエルの鞭→切れ味は良いが、所詮はただの近接武器。
 しかもシンジは剣道の心得もSMプレイの経験も無いので、下手に振り回すと自分が怪我しかねない。
3、加粒子砲→戦車砲並の威力を持つが、一週間に一発しか撃てない。
4、ガギエルの能力→水が怖いので意味なし。
5、イスラフェルの分身→身体能力と知能が半分になってしまう。
6、サンダルフォン→誰が火口に飛び込むのかと小一時間(ry
7、マトリエルの溶解液→珍しく強力だが、涙を流さねばなら無いのでタマネギ必須。
8、イロウルのハッキング→思考速度や知能まで上がるわけではないのでパソコンの扱いが便利になる程度。
9、サハクィエル→シンジは大質量を持ってないので無駄。
10、ディラックの海→直径3cmが限界、携帯灰皿としては便利かも。
11、バルディエル→操りたい相手にずっとしがみ付いている必要有り。
12、ゼルエル→一時的に怪力になるが三分が限度、その後強烈な筋肉痛に襲われる。
(以下略)
そんな中途半端なスパシンが、欠陥だらけの超能力を駆使しながらサードインパクトを防ごうと悪戦苦闘する話。
42名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:15:54 ID:F65JwnKO
「レイ、言われた通り、零号機にN2爆弾をつめるだけつんどいたわ。これだけあればいい戦争ができるわね」
「ありがとうございます。葛城博士もすぐに避難して下さい」
「でも爆弾だけじゃこころもとないわあ。全部当るとは限らないし」
「いえ…、全部当ります。見てて下さい」
「え、まさか…カミカゼ……じゃ?」
「ふふふ…。止めても無駄です」

「……く〜〜〜〜っカアアアックイイイーーーッ♪このーーーこの、にくいよーー!!」
「………」
「逝きなさい。そして見事散れ。特攻はいい。あれこそ漢の死に方だわ(あんた女だけど)。
セカンド・インパクト後十五年。こんな名場面を見られるとは…ぐす。
レイ、あなたの死に水はこの私が取ってやるわ。私はあなたの特攻を一番いい席で見るわ。
屋上が見やすいかな。へへへ、エビチュで一杯やりながら……」

どすん

イソイソとレイの特攻見物の準備を始めようよしたミサトにぶつかったのはアスカだった。

「葛城博士、あたしも特攻志願よ。弐号機にも積めるだけN2爆弾積んでもらおうかしら」

「おりゃ、アスカ?」

「抜け駆けはいけないわねえ…ファースト……?」
「ふふふ…あなたも来ると思っていたわ、弐号機パイロット」

「その喧嘩、ぼくもまぜてもらおうか!」
「ちょっと馬鹿シンジ!あんたそんな身体で!」
「へへへ…。死ぬ時は一緒といこうよ」
43名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:16:18 ID:F65JwnKO
シンジ「行くぞおおおーっ!!」
サハry「こいっ!!」
シンジ「ぬおおおーーっ!! ATフィールド全開ーーーっ!!」

ガシィッ!

シンジ「さすがサハry! なんという重さだ!」
サハry「強い! こんな男が名もなく鬱病にうずもれているとは……
    しかしこのサハryの前に人はいらぬ!! 押し潰すのみじゃあーーーっ!!
    そりゃあーーーーっ!!」
アスカ「どけどけどけーっ!
    私はセカンドチルドレン・惣流アスカ=ラングレー! 電信柱を蹴散らして参上!!
    バカシンジに助太刀するぜえーっ!! うりゃああーーーっ!!」
レイ「碇君、惣流さん!!
   死ぬ場所と時は同じと契りあったチルドレン!!
   この綾波レイも参るぞっ!! そりゃあーーーっ!!」
サハry「ちいいーーっ!! またひとりあらわれおったかあーーーっ!!」
アスカ「かこめーーっ!!」
レイ「三方から囲んでATフィールドを中和しろおーーっ!!」


ミサト「なんと恐ろしいチルドレンだ!!」

44名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:16:40 ID:F65JwnKO
もの凄いスパシンが物凄い勢いで断罪しようと逆行したら、
何故かたどり着いた先がナメック星だった。
心優しいナメック星人との触れ合いで優しい心を取り戻す
シンジだったが、そこにフリーザ一味の襲撃が!
物凄いスパシンなので素の戦闘力はなんと1万、ナッパより強い。
・・・ってキュイやドドリアにも勝てないじゃん。シンちゃんピーンチ。

しかし、使徒の特殊能力を駆使して頭脳戦で立ち向かうシンジ。
バルディエルの力でキュイを操り、ドドリア相手に自爆攻撃。
ザーボンはその容貌トラウマをアラエルのハレルヤ攻撃で穿り返して
精神崩壊に導く。
さらに手に入れたドラゴンボールをディラックの海に隠したり、
スカウターにイロウルを侵入させて偽情報を流したりして敵を攪乱。

だが、フリーザばかりはどうにもなら無い。
45名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:17:03 ID:F65JwnKO
幼い頃のトラウマで多重人格になってしまったシンジ。
微妙に前向きで常に自分を改善していこうと考える理想人格とか
自信過剰で攻撃的で癇癪持ちで空手黒帯級人格とか
「データでは〜」が口癖の情報キチ(角メガネ着用)人格とか
気は優しくて力持ちで何故か東北弁で喋る人格とか
加持万能で弱気で健気なおにゃのこ人格とか
取り返しがつかないくらいのヲタ人格(前傾姿勢)とか
「俺をシンジと(ry」の黒づくめ人格とか
何を言われても「ご、ごめんなさい」と反射的に謝ってしまう超気弱人格とか
そんな勢い。
無論全員に違う名前がある。けどややこしいのでほとんどは〜シンジで呼ばれる。
46名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:18:33 ID:F65JwnKO
突如、離別していた父に呼び出され、紫色の奇怪な巨大ロボに無理矢理乗せられ化け物退治を強要されるシンジ
ヒロインははかなげな青い髪の少女と
かっぱつな金髪美少女
47名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:19:08 ID:F65JwnKO
従兄妹同士なシンジとレイ

ユイが初号機に取り込まれた後、叔父の元に引き取られれるシンジ
レイは叔父夫婦の一人娘

仲のいい兄妹としてすごした二人だが

シンジ14歳、レイ12歳の時、ふとしたはずみでシンジはレイを犯してしまう。

夢中になってことを終えたシンジの目に映ったのは、畳の上で泣きじゃくり、股間から白と赤が混じったものを垂らしている従妹の姿だった。

罪悪感と怖さで
「ごめん」
の一言で綾波家から家出するシンジ
48名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:19:35 ID:F65JwnKO
他に行くところも無いので父親のゲンドウを頼って第三新東京市に赴くシンジ
予定より早いがそろそろシンジを呼ぶつもりだったので、とりあえずシンジをチルドレンとして登録し、訓練を施す事にするゲンドウ。
しかし、使徒は予定通りに来なかった…。

三年後、予定より遅れたが、ついにサキエル襲来。
しかし、シンジは訓練時の事故でベッドの上。
やむなく”予備”のレイを呼び出すゲンドウ。

「冬月、シンジを起こしてくれ……かまわん、死んでいるわけではない」

(レイ…)
(お兄ちゃん…)

三年ぶりにあった従妹はすっかり暗い性格になっていた。

(これも……俺のせいなのか…すまん、レイ…償いならいくらでも…)
(わたしのこと捨てた癖に…)
49名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:19:58 ID:F65JwnKO
量産機が実用化されてて、軍人が普通に乗ってる世界。
量産機は性能的には中が肉の巨大ロボ。
武装カスタムタイプもあるにはあるけど、なんせ汎用だからカスタム無しで普通に武装させる方が手っ取り早い。
そこである日使徒がATフィールドを使い出す。
それに対抗できるのは、パイロットが限定される上にブラックボックスの多い初期製作の数体のみ。
50名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:20:29 ID:F65JwnKO
3rdインパクトで人は死ななかったが
日本は国土を失い国としての機能を停止
巻き上がった土砂と海がアジアの気候を激変させ
衝撃で発生した津波がアメリカの西海岸を襲い
日本というプレート集合地の地殻が吹っ飛ばされたせいで
世界規模の地殻変動。
正気を失った世界は再び先進国同士の第三次世界大戦へと突入。
そんな中国連が消滅したせいで
国としての機能を失った日本に対する援助もどこの国からも興味を向けられることはなく
もはや荒野と貸した日本だった荒野と化した土地で生き残ったシンジ

51名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:21:02 ID:F65JwnKO
結局自閉症を克服できずにそのまま軍人となるミサト。
無口で寡黙でお堅いが作戦家としては非常に有能。
ごくわずかな表情の変化や指ぱっちんなどでの意思表現を読み取れるのは長年彼女の副官を勤めている日向だけ。
52名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:21:38 ID:F65JwnKO
「いいか、日向三尉。葛城一尉が指を一回鳴らしたら、えびちゅ。二回ならしたらBOAだ」

ぱちん、ぱちん。

「はっ、ただいま!……お待たせしました、どうぞ!」

「…………」

日向が出した二本のえびちゅを無言で飲み干すミサト。


とにかく無口で無表情な上、奇抜な作戦ばかり出しので、周囲からは不気味がられる。

53名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:22:07 ID:F65JwnKO
「碇シンジはサードインパクト後の地球でただ一人生き残った。
しかし赤い海にかこまれた地球には水も食料も無かった。
だが、碇シンジはどうにかして生き延びた。
しかし、サードインパクト後の地球の異常な気候・風土の中に生きている内にあんな姿に変わってしまったという訳か・・・」

ケンスケ「碇ーーーっ!お前は人間らしい心なんか無くしちまったのかよーーーっ!」

サードチルドレン、碇シンジ 2001〜2015
人類の未来を守る為の礎となった少年、ここに眠る。

ケンスケ「偽善者はいつもこうだ。言葉だけは美しいけれど…」

54名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:22:46 ID:F65JwnKO
不完全だったサードインパクトは、結果として人類の心の壁を少しだけ緩め、互いの鉾を収めた人類はやがて地球連邦を設立させた。
そしてエヴァのもたらした技術は人類にとって多大な恩恵をもたらし、人類は一気に宇宙へと進出する。

そしてサードインパクトより半世紀。時に西暦2066年。
地球連邦は初のATFによるワープエンジンを搭載した有人航宙探査船、『るくしおん』を就航させる。
だが、探査目標とされたバーナード星への処女航海の途上、ワープエンジンは突如暴走。
亜空間を抜けた『るくしおん』は2015年の旧熱海上空に出現した。
資料でしか見た事の無かった使徒の姿に困惑する乗員達。
だが、一方的に蹂躙されていく戦車隊の姿を見た乗員、碇ミライは空間作業用として搭載されていた最新型のFORTUNE級エヴァンゲリオンを独断で起動。
使徒の目前に降下し、戦闘を開始した。

55名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:23:16 ID:F65JwnKO
「冬月、レ、レイを呼んでくれ…」
「いいのか?」
「し、仕方ないではないか!」

がらがらがら…

「うん、なんです? 寝台に誰か寝てる?ってうわああああああ!」

「ウキャウキャキャキャ!キシャアアアアア!」

レイ、うれしげに叫びながら寝台から飛び上がりシンジに抱きつき頬をすりすりする。

「む、も、問題ない。やはり気に入ったようだなシンジを」

「さあ、シンジ君、EVAに乗らないとその娘と結婚してもらう事になるわよ!」

「キシャアアアアア!(ニヤリ)」
56名無しさん@まいぺ〜す:04/12/20 22:24:33 ID:F65JwnKO
セカンドインパクトの直後、発見された葛城ミサト。
しかし、アダムとの接触実験のせいか何故か彼女は幼女化していた。
しかも、その後成長する兆しもない。
途方にくれるゼーレの面々。
死海文書によれば彼女は軍人としての能力とは関係無く、必ず使徒戦の指揮官になると予言されているというのに…。
しかたなく、そのままミサト(万年幼女)を無理矢理作戦部長に任命することにするゼーレ。

2015年…。
今日も今日とて、髭牛猿を断罪すべく逆行してきたスーパーシンジ君。
お約束の駅前のシーンから。

「ふふふ…葛城無能牛め。すぐには殺さぬ、せいぜい苦しめてから…」

「おまたちぇ〜〜〜、キミがチンジきゅん?」

「ふふふ…そうだこの場面から僕の復讐が始まるんだ…って、へっ?」

 シンジがふりかえるとそこには年に似合わない、黒いチャイナ服を着た黒髪の幼女がいた。
 ……三輪車に乗って。

「よろちくね〜〜、チンジきゅん。あたちがあなたのじょうちになるミサトちゃんよ」

 後にシンジ語る。

―――あの時、僕の中の何かが壊れたのです。
57名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 00:25:34 ID:3X07cKaU
書き込み数見て随分良い釣り堀だと思ったら
期待の斜め上いかれた
58名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 01:14:51 ID:DQfLR0pt
まさかのミステリー
59名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 02:16:10 ID:YQBDpwPr
>>1
どういう風に気に入られたんですか?
具体的に経験談をよろしく。
今後参考にします。
60名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:01:29 ID:PhaibGY6
リルガミン城・城外にある宿屋…の馬小屋。
「どうして馬小屋なんかで寝なくちゃいけないのよ!」
「仕方ないだろ、お金が無いんだから」
ふくれっ面のアスカにシンジがごくごく当たり前の理屈を繰り返している。
「有るじゃない」
シンジの荷物から小さな皮袋を取り出すアスカ。
「あっ!ダメだよ、アスカ!そのお金は装備品を買うために貯めているんだから」
「解ってるわよォ、うるさいわね男のクセに」
ぢゃらり、と言う音と共に皮袋がシンジに投げ返される。
その皮袋を荷物の中に戻しながらシンジがぶつぶつ呟く。
「自分こそ、女のクセにロードなんか目指すなよな…」
「何か言った?」
「何も…」
「…あ〜あ、こんなバカと馬小屋でザコ寝するくらいなら、加持さんの部屋に忍び込んじゃおうかなぁ」
「スイートルームは歳を取る速度が異常に早いわ」
馬小屋の隅からレイの声がする。
壁を向いて動かないから、てっきり眠っていると思い込んでいたアスカは不意を突かれた。
「む」
「第一、ニンジャマスターの部屋に忍び込めるレベルじゃないもの、あなた」
と、これもまた当然の事を言う。
「まったく!どーしてアタシってばこんな連中とパーティ組んじゃったのかしら」
反論の余地が無い話題を避けるため、アスカは話をそらそうとした。
「属性の条件、クラスチェンジの要望、冒険の目的…それらを考慮したら、誰もあなたとは組まないと思うわ」
だが、レイの声は容赦無くアスカの現実を浮かび上がらせる。
「だから感謝しろって訳?バッカみたい」
「静かにしてよ!明日もあの地下迷宮に潜らなくちゃならないんだ!休ませてよ!」
シンジが悲鳴を上げる。
彼は「シーフ」つまり盗賊である。
彼の重要な役目は、彼等のパーティが魔物との戦闘によって得た宝箱の鍵を開ける事にある。
彼の能力が低いと、宝箱の中の貴重なアイテムや金貨は手に入らず只働きと同じことになる。
…いや、場合によっては、パーティに重大な危機が訪れる事になるのだ。
61名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:01:53 ID:PhaibGY6
ガツガツという音が薄暗い空間に響く。
馬小屋の主である馬が蹄を地面に叩きつけているのだ。
小鳥のさえずりが遠くに聞こえている。
極度の緊張のため、泥のような眠りに落ちていたシンジがノロノロと上半身を起こす。
戸口の隙間から差し込む太陽の光が、馬小屋に飛散する塵を浮かび上がらせる。
「また、朝が来ちゃったな…」
膝を抱え込むようにしながらシンジが呟く。
少し離れた場所では藁束をクッション代わりにしたアスカが寝息を立てている。
赤いロングコートにくるまったその姿は「ここ」には似つかわしくないように思えた。
「アスカは、なんだってこんな街に来たんだろう?」
シンジは、この少女と初めてあった時から感じていた疑問を口に出してみる。
「アスカにもボクと同じ様な理由があるのかな…」
シンジにはその理由があった。
シンジの父、碇ゲンドウは流浪の剣術修行者であった。
ゲンドウは、シンジがまだ幼い頃から諸国を経巡り修行に明け暮れていた。
留守を預かっていたシンジの母・ユイが亡くなった時も、遠い異国の地に在った。
母親の葬儀が終わってから二ヶ月後、やっと帰還したゲンドウの行動は周囲の人達を驚かせた。
墓の前にドッカと腰を下ろしたゲンドウは、丸一昼夜無言で酒を飲み続けたのだ。
誰が止めても決して止める事は無かった。
幼いシンジの記憶はおぼろげで、その事を覚えていない。
ゲンドウが母の墓の前で何を考え、何をしたのか、知る者は誰もいない。
そのゲンドウがこの街・リルガミンからの手紙を最後に消息を絶ったのが半年前。
シンジは周囲の反対を押し切って、家出同然でこの街にやってきた。
シンジにはこの世界を一人で生きていく知識も技術も無かった。
だがしかし、この街はリルガミンなのだ。
狂気王・キールが支配する城塞都市・リルガミンに棲み付いた伝説の魔術師・
ワードナが、トレボー王の所持する魔力を秘めた護符を奪い去り、地下迷宮の奥深くに立て篭った。
怒り狂ったキール王は、ワードナから護符を奪い返した者には賞金と親衛隊入隊の栄誉を与えるとの布令を出した。
こうしてリルガミンには様々な腕自慢・魔術自慢が集まって来た。
62名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:02:41 ID:PhaibGY6
青葉「前方より未確認物体接近中!」
日向「これは・・・やばい、パターン青、フラックです!!」
冬月「フラックか・・・まずいぞ、戦うリスクが大きすぎる」
ゲンドウ「セカンドチルドレン・・・出撃」
アスカ「来たわね・・・アンタなんか、このあたしのメイジスタッフでお茶の子さいさいよ!」
63名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:03:12 ID:PhaibGY6
アスカ「何回も何回も攻撃してるのに・・・何でやられないのよォッ!」
ひたすらマバディを連発する僧侶のアスカ
ミサト「アスカ!フラックにマバディは効かないわ!」
アスカ「もう二度と負けられないのよ、このあたしは・・・」
フラック「・・・・」
アスカ「・・・何?」
フラック「・・・3レベルドレイン・・・」
アスカ「キャアアアアァァァァッ!!・・・くうう、こんちくしょおおおおおッ!」

ズバシュウッ!!!

アスカ は くび を はねられた
64名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:03:32 ID:PhaibGY6
ミサト「マロール!早く!」
日向「ダメです、間に合いません!!」
ゲンドウ「・・・ファーストチルドレンを出撃させろ・・・」
ミサト「しかし・・綾波レイは魔術師でLVも低く、MPも残り少なく・・・」
レイ「構いません」
ミサト「レイ!」
レイ「あたしが死んでも、また登録すればいいだけだもの。」
65名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:04:26 ID:PhaibGY6
リツコ「まさか!」
ミサト「自分のレベルを下げる気!?」
レイ「マ・・・ハ・・・マ・・・ン・・・」

防御力がアップした

レイ「・・・たったそれだけ・・・・」
ズバシュウウッ!
ミサト「レイ!」
66名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:05:06 ID:PhaibGY6
シンジ「アスカ・・・レイ・・・」
加持「シンジ君、上級職のいないパーティーがフラックと接触すれば、そのパーティーは全滅すると言われている。
   3レベルドレインとクリティカルヒットによってね。それを防ぐ事が出来るのはパーティーに唯一残っている
   シーフのシンジ君、君だけだ。」
シンジ「加持さん・・・」
加持「シンジ君、俺はここで壁に埋まっていることしかできない。
   だが、君には君にしか出来ない、君になら出来る事があるはずだ。誰も君に強要はしない。
   自分で考え、自分で決めろ。ま・・・後悔のない様にな。」
67名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:05:34 ID:PhaibGY6
シンジ「アスカ・・・レイ・・・」
加持「シンジ君、上級職のいないパーティーがフラックと接触すれば、そのパーティーは全滅すると言われている。
   3レベルドレインとクリティカルヒットによってね。それを防ぐ事が出来るのはパーティーに唯一残っている
   シーフのシンジ君、君だけだ。」
シンジ「加持さん・・・」
加持「シンジ君、俺はここで壁に埋まっていることしかできない。
   だが、君には君にしか出来ない、君になら出来る事があるはずだ。誰も君に強要はしない。
   自分で考え、自分で決めろ。ま・・・後悔のない様にな。」
68名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:06:22 ID:PhaibGY6
村を飛び出した時、シンジには父親に関する確たる情報もアテも無かった。
思春期特有の、激しい衝動に突き動かされただけなのかも知れない。
だからこの街に辿り着いた時は、安堵するより言い知れぬ不安の方が強かった。
知り合いのいないこの街で、はたして一人で生きていけるのか?
父の手がかりを掴む事が出来るのか?
それが出来たとして、その後は?
その日の夜は、木賃宿の薄っぺらい寝具の中で見知らぬ天井を見上げながらまんじりとも
せずそんな事ばかり考え続けた。
翌朝、シンジの充血した目を目聡く見つけた宿屋の女将さんが声をかけてきた。
「決心はついたのかい?」
「な、何の決心、ですか?」
いきなり声をかけられ、パンを千切る手が止まるシンジ。
「おや?あんた、王様の布令が目当てでこの街に来たんじゃないのかい?」
人の良さそうな女将さんは、事の次第をシンジに話して聞かせた。
シンジの頭の中で幾つかの単語がぼんやりとつながっていく。
腕自慢…賞金…修行…神秘の力…。
「まぁねぇ、あんたみたいな線の細い子には縁の無い話だよねぇ」
そう言うと女将さんは台所に引っ込み洗い物を始める。
シンジは朝食の残りをかき込むようにして済ませると宿を出た。
目指すは冒険者登録所だ。

キール王の布令によって集まった腕自慢達はいわば流れ者である。
中には素性の怪しい者や山賊まがいの者もいた。
得体の知れない者達を無条件で城下に住まわせるほどキール王は寛容ではなかった。
彼等は必ず「冒険者登録所」で姓名・年齢・出身地などを申告しなければならなかった。
そして一定期間「訓錬所」において自分に適した役割と技術を叩き込まれる。
人間相手の武勇伝がいくら有ろうが、地下迷宮に巣食う怪物相手では蟷螂の斧だ。
さらにそこで会得した技術を悪用させない為に、基本的な居住空間を限定される。
一種の全寮制職業訓練校だと考えればいいだろう。
人格を認められた一部の者は街中に出かけることも可能だが、万が一住民とトラブルを起
こしたならば厳しい裁判を受けねばならず、場合によっては死罪もある。
69名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:07:01 ID:PhaibGY6
冒険者になるための資格は無い。
年齢・性別・身分・種族などという浮世での区別差別などとは無縁な世界なのだ。
本人の意志があればそれだけでよい。
未熟な者でも冒険者を自称する事は可能であるし、また地下迷宮への出入りも許可される。
その結果、命を落とす事になろうとも、全ては自己責任という事なのである。
ある時、10才くらいの子供が棒切れを携えて登録所に現れた事があった。
父親が地下迷宮から帰ってこないので探しに行きたいと言うのだ。
登録業務を行っていた初老の男は何も言わずに書類を作成し、そして自ら教官となって厳
しい修行を行わせた。
傷つけば治療系呪文ですぐさま回復させられ、へばってうずくまればすかさず火球が皮膚
を焼いた。
見兼ねた冒険者の一人が、俺達が捜して来てやるよと言うと子供はこう返事した。
「オレの父ちゃんだ。オレが探してやらなくちゃならないんだ」
1か月後、初老の男の木刀を何とかかわせる様になった頃、子供は地下迷宮に潜った。
「よぉ坊主。親父さんの捜索、俺達にも手伝わせてくれないか?」
その日『偶然』ヒマを持て余していた5人のマスタークラスとパーティを組んで。
現在、この子供は父親を蘇生させる為に必要な寄付金を作る為、普通の仕事をしている。

この話を聞いてこう言う者がいる。
「回りくどい事をせずに、こっそり探して来てやりゃあ良いじゃねぇか」
確かに、地下迷宮で行方不明になった冒険者を有償で探索・治療する集団はいる。
だがこの子供は自分の手で探したいと言い、その為の努力を続けたのだ。
だからこそ、すれっからしのひねくれ者達が助力したのだ。
人の善意は貴重なものではあるが、それがいつも期待できると考えるのは間違いであろうし、
単に依存心を強くさせるだけならば有害でさえある。
70名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:07:36 ID:PhaibGY6
シンジが登録所に着いた時、先客が2人いた。
コートのフードを深く被った物静かな少女と、真紅のコートを羽織った金髪の少女である。
「今日は子供の登録者が多いな…」
シンジを一瞥して登録官が呟く。
5分ほどの問診で聴取した情報が書かれた書類を手渡され、訓練所に行くように言われた。
そこで適正検査があるという。
シンジは少し不安になった。
戦うという事が苦手なのだ。

「えぇ〜っ?ロードにはなれないぃ〜!?」
真紅のコートの少女が情けない表情をして担当官と話している。
「残念だが能力が足らない。基本クラスでしばらく経験を積むといい」
「国じゃあ神童と言われたこのアタシが…」
「確かに能力は高い。だがそれは一般社会でのことだ。ここは規格外なんだ」
金髪の少女はブツブツ言いながら魔術師を選択した。
戦士以上の剣術と治療系呪文を駆使するロードになる前に、攻撃系呪文を覚えようと言う
のだろう。
一方、フードの少女は迷う事なく僧侶を選んだ。
治療系呪文を操る、パーティには無くてはならない存在。
イザとなれば、直接戦闘にも加わる事が可能な職種である。

シンジは盗賊を選択した。
戦闘が苦手な事と、手先が器用な事が最大の理由だ。
無論、盗賊とて前衛が戦闘不能になれば短刀を抜いて戦わねばないのだが…。
最大の長所を伸ばすのがここで生き残る手段だと言われたのだ。
腕のよい盗賊は、それだけで重宝される人材である。

職種が決まると3人は早速それぞれの師匠について修行を始めた。
71名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:08:08 ID:PhaibGY6
>>61
さらにQがいっぱいでとても突き抜けているの。
ロックでロケットなの。

訓練場の説明が丁寧でうれしいの。
どうやってみんながパーティーくむのかとても楽しみ。
なの。
72名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:09:06 ID:PhaibGY6
>>61
イ`
73名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:09:26 ID:PhaibGY6
「こんな所で話を聞くより、一度地下迷宮に潜った方が勉強にはなるんだが、それじゃあ
ほとんどの奴等が死んじまう」
だからこうやって教えなくちゃあならんのだが、と師匠が笑う。
「俺達『盗賊』の仕事は戦うことじゃない。薄暗い迷宮の中で隠し扉を見つけたり、宝箱
の鍵をこじ開けたりする事が求められる」
場合によっちゃあ地図作りもな、と苦笑いの師匠。
「他の連中も同じ事を聞かされているだろうが、パーティを組んだらそこでの役割分担を
決めろ。そして、それに責任を持て」
シンジは少し驚いていた。
てっきり盗賊としての修行が始まるものだとばかり思っていたのだ。
シンジの表情に気付いた師匠は、ガイロンだガイロンと念押しする。
「どんな連中とパーティを組もうがそれは自由だ。だがな、そこに集まった奴等が好き勝
手に行動していちゃあ…そいつ等はまとめて墓場行きだ」
師匠が両手を組み合わせて祈る仕草して見せる。
「そうなりたくなけりゃあ、そこで自分がすべき事・できる事と、出来ない事をはっきり
させろ。そして補い合うんだ」
だから各職業についての簡単な知識が必要だと言う。
「簡単に言えば剣で直接戦う奴と魔法で戦う奴、魔法で手助けをする奴と技術で手助けす
る奴だ。俺達の役割は?」
「技術で手助けする、ですか?」
「そうだ。魔法は使えないからな。あぁ値は張るが魔法を封じ込めた道具もあるにはある
から、金が貯まったら探すといい。さて…」
一息入れ、腰から小物入れを取り出しシンジの目の前で広げて見せる師匠。
「これが鍵開けに必要な道具だ。本当はもっとあるんだが、まぁ勘弁しろ。なにしろメシ
の種だからな」
意味が解らないシンジ。
「…オレはまだ現役なんでな。手の内を全て明かしたくないんだよ。お前はお前自身で経
験を積んで自分なりのモノを作れ」
「はい…」
シンジの盗賊としての修行はこんな風に始まった。
74名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:09:56 ID:PhaibGY6
初日の修行を終えたシンジは冒険者達が集まる酒場へと向かった。
『ギルガメッシュの酒場』と言う名前のその店は、酒や食事はもとより、仮初めの恋人まで備えている。
地下迷宮でくたびれた身体や精神を癒す為には、本能に訴える楽しみが必要なのだ。
美味い物を喰らい美味い酒を飲む。
気に入った相手がいれば、さらに親睦を深める努力を行えば良い。
ルールを守る限りは誰も文句を言わない。
地下迷宮に出入りしている者達は、その多くが「金」を持っている。
技術や情報を金に変える事は簡単であり、その金と「商品」を交換するのはもっと簡単な事だ。
この店にはそうした売り手・買い手が数多く出入りしており、双方の利益を守る為に不文
律がある。
『騒ぎを起こすな・イザコザを持ち込むな・迷惑な呪文使用禁止。
これを破る者にはその行いにふさわしい罰を与える』
何時の頃からかこの様な警句がここに集まる者達の間に広まっていった。

「おや、新入りだね」
シンジが酒場に足を踏み入れると老ウェイターが声をかけてきた。
「は、はい。どうして…」
「解るのさ。足運びから雰囲気まで全てが素人臭い。だが『何か』を教えられている。
…そうだね、盗賊になって間もないって所だね」
シンジは驚いた。
ここに来るのは今日が初めてなのだから新入りだと看破されるのは当然としても、何故盗賊だと
解ったのだろうか?
シンジの顔色を窺っていた老ウェイターは笑いながら答える。
「あの騒ぎからこっち、ずーっと連中を相手にして来たのさ。この商売、相手の素性を嗅ぎ分ける
ハナが利かないといろいろと不便なんでな」
酒場のウェイターでさえこの眼力である。
修羅場をくぐった冒険者の実力とはどれ位のものなのだろうか?
「驚かせた様だな。まぁここの不文律を守って、ガンガン稼いで金を落としてくれよ」
ウェイターは隅っこのテーブルをシンジに勧めた。
75名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:10:20 ID:PhaibGY6
「もう一度言ってみなさいよッ!」
聞き覚えのある声が酒場に響く。
シンジが声のする方に振り返ると、訓練場で見た金髪の少女が立ち上がって図体のでかい男と
相対している。
「テメェみてぇなヒヨっ子はいくら修行したって呪文ひとつ覚えられねェ、って言ったのさ」
「言ったわねぇ…。見てなさい!」
大男を睨み付けたまま、金髪の少女が小さく何事かを囁く。
「ダ、ダメだ!」
シンジが少女を制止しようとしたその時、後ろから少女の口を大きな掌が塞ぐ。
「相変わらずオテンバだな、アスカ」
男の右手が少女の肩をポンポンと軽く叩く。
「加持さん…」
「よ、久しぶりだな。すっかり大人っぽくなったじゃないか」
「当ッたり前でしょ?アタシ、14才になったんだから」
「リョウジの知り合いかよ」
舌打ちをしてその場から立ち去ろうとする男にリョウジが声をかける。
「ドラムロ、俺の知り合いが世話になったな。今度修行の相手をしてやろうか?」
リョウジの声に静かな怒気を感じてぎょっとするドラムロ。
ドラムロは未だレベル7の戦士であり、リョウジはマスターレベルを遥かに超えたニンジャなのである。
試合をしたとしても一方的な展開になるであろう。
「ごめんだね」
そう言ってドラムロは酒場を出て行く。
「気をつけろよアスカ。ここにはここのルールがある」
リョウジがアスカにお説教を始める。
「ここにいる皆はそれを知っている。だが君を止めようとした者は一人だけだった」
リョウジの視線が隅っこのテーブルにいるシンジを捉える。
「大切な友達に挨拶をしておこうか」
リョウジに促されてアスカが隅っこのテーブルに近付いて行く。
76名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:10:49 ID:PhaibGY6
俯いてスープをすするシンジの視界に人の影が映り込む。
ゆっくりと頭を持ち上げると、そこには腰に手を当てて仁王立ちした金髪の少女がいた。
「や、やぁ」
ぎこちない笑顔を向けるシンジと、無言でシンジを睨みつける少女。
無言の圧力に耐え切れなくなったシンジは、視線を落とし再びスプーンを動かし始める。
思い切りしかめっ面をすると少女は、後ろにいた青年を振り返り言い放つ。
「こんなヤワなヤツじゃ、アタシの仲間にはなれないわ!加持さんの勘違いよ」
「アスカ、挨拶も出来ないのか?…や、すまない。この子も悪気はないんだ」
座って良いかい?と尋ねながら少女を無理矢理に座らせる青年。
「俺は加持リョウジ、御覧の通り同業者だ。この子は忽流・アスカ・ラングレー、君と同
じ新入りだ。2年前に同じ街に住んでいた関係で、この子のこの街での身元引受人をしている」
ウェイターが注文を取りに現れる。
肉料理と酒を注文したリョウジは、シンジの分を自分の勘定に加えさせる。
「さっきのお礼だ、奢らせてもらうよ」
そう言うと食前酒を一気にあおるリョウジ。
「ぼ、僕は、僕は何も…できませんでした。だから…」
スプーンを皿において俯くシンジ。
腕を組んだままシンジを観察しているアスカ。
両者を見比べながら言葉を続けるリョウジ。
「少なくとも君は『ここ』のルールを知っていたし、それを破ろうとしたアスカを止めよ
うとしてくれた。その事に対する礼だ、遠慮はいらない」
「加持さんが教えてくれていたらアタシだってあんなヘマはしなかったわよ」
うんざりした表情でアスカが異議を唱える。
「アスカ。じゃあ俺がいない世界ではどうするつもりだ?」
「え?」
「この街は、いやここの地下迷宮は常に死と隣り合わせだ。俺とて例外じゃあない」
沈黙するアスカに対して真面目な表情のリョウジが言葉を続ける。
「『大人になる』という事は、自分の面倒は自分でみる、という事だ。ハナから俺の力をア
テにしているアスカはまだまだ…」
「解ったわよォもう!加持さんのイジワル…」
77名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:11:28 ID:PhaibGY6
酒場の入り口でシンジ達を見つめている二人連れがいる。
真っ白い法衣をまとった長身の女性とフードを目深に被った小柄な少女である。
「あの二人ね?」
こくり、と頷く少女。
「早速パーティを組む相談かしら。話が早くて助かるわ」
そう言うと長身の女性が静かに隅っこのテーブルに歩を進めて行く。

背後の気配に気付いたリョウジがグラスを掲げて振り返る。
「これはこれは。久しぶり」
小さく右手を上げて応える長身の女性。
「加持君も相変わらず元気そうね。良かったら紹介していただけるかしら」
見知らぬ女性とリョウジと親しげに話しているのが気に入らないアスカ。
「こちら王立魔法技術院・技術局局長の赤木リツコ師。怒らせると怖い」
「子供の前で何言ってるの」
くすくすとリツコが笑い、『子供』と言う言葉でアスカの機嫌が悪くなる。
「この子は忽流・アスカ・ラングレー、プロイセンにいる知人のご息女だ。で…」
しまった、という表情をするリョウジ。
「そういえばまだ名前を聞いてなかったな。君の名前は?」
「シンジ。碇シンジ、です」
リョウジの表情がほんの少しだけ変わる。
いや、リョウジだけではない。
リツコも一瞬驚愕の表情を見せたものの、すぐに表情を整える。
それには気付かないアスカとシンジ。
リツコの白い法衣の影からジッとシンジを見つめている少女。
その視線に気付くシンジ。
「レイ。皆さんにご挨拶しなさい」
シンジとアスカを交互に見やって少女はフードを下ろす。
紅い瞳をしたその少女は、レイと呼ばれていた。
「あ〜〜ッ!ファースト!」
アスカの声が酒場に響く。
78名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:12:12 ID:PhaibGY6
First(第一の、最初の)
アスカは何故レイの事をこう呼ぶのか?
あの日、一番乗りするつもりで出かけたアスカが登録所で見たのがレイなのである。
開門一時間前だと言うのに、レイは既に門の前に立っていたのだ。
プロイセンでは神童ともてはやされ、さらなる栄光を求めてこの街に来たアスカ。
自分の事を誰も知らない新天地で、自分の才能を最大限に活かして1になる。
そのためのささやかな第一歩がもろくも崩れ去った一瞬であった。

「しかしシンジ君、君のお父上はよくこんな町に来る事を承知したな」
五人で夕食を食べながらリョウジが尋ねる。
シンジが静かに経緯を話した。
「なるほどな…」
リョウジの視線が一瞬リツコに注がれる。
「私が知っている事は少しだけ。とても強い剣術家で、魔術に関心があるのでワードナの
魔術を研究したい、とも言っていたわ。そしてある日忽然といなくなったの。行方は誰も知
らない。別の街に行ったとか、迷宮で行方知れずになったとか、噂はいろいろあるけれど」
ワイングラスを弄びながらリツコが話す。
「父さんの、死体…を見た人は、いないんですね…」
シンジの言葉に黙って頷くリツコ。
「生きて…いるかも知れないんですね」
「そうかも知れないし、灰となり塵に還ったのかも知れないわ」
「りっちゃん!」
「重大な事よ。気休めなんか言えないわ」
リョウジの言葉を冷たい視線で跳ね返すリツコ。
「そうだとしても、やります!僕は…僕は父さんを探します」
シンジの言葉を聞いてリツコの唇が微妙に吊り上る。
「そこで提案があるの。ここにいる3人でパーティを組んでみないかしら?」
「この子達だけでか?前衛がいないじゃないか」
驚くリョウジに、意味ありげな笑みを返すリツコ。
「安心して。素敵なプレゼントを用意したわ」
79名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:12:56 ID:PhaibGY6
夜の帳が降りたリルガミン城下を五人の男女が歩いている。
武器・防具を身に着けていないとはいえ、これはどうした事か?
ニンジャや盗賊が夜の街中を歩いているのに、衛兵が咎める素振りさえみせない。
「さすがは赤木リツコ師、威厳があるな。…もうタメ口も利けないか」
冷やかす様な口調のリョウジである。
「加持君だってその気になれば親衛隊の小隊長くらいすぐになれるのに。宮仕えは嫌い?」
「あぁ、もうこりごりだ。俺は、俺の心に素直でありたいね」
「もったいないわね、その力」
リョウジを振り返る事なくリツコが残念そうに呟く。

一行は高い壁に囲まれた建物に着いた。
ばらばらと警備兵が集まり一行の顔をランプで照らし出す。
「局長?こんなお時間にいかがなさいました?」
指揮官らしき男が一行の中にリツコの顔を見つけて思わず叫ぶ。
「夜勤お疲れ様です。こんな時間ですが、被検者を連れて来ました。用意をお願いします」
その言葉を聞いて兵達が慌てて門を開く。
昇降機に乗り込み地下へと降りていく一行。
やがて昇降機は停止し、リツコを先頭に下りていく。
ポツ、ポツ、と灯が灯り周りが見渡せる様になると、シンジ達の眼前に奇怪な物体が現れた。
それは身長が2mを軽く越える武装した巨人達であった。
「リルガミン王立魔法技術局が開発した凡用人型決戦兵器・ホムンクルス『エヴァンゲリオン』よ」
「完成、していたのか…」
リョウジの呟きを無視してリツコがシンジ達に説明する。
「この巨人達は人間の意志を使って制御する事ができます。具体的に言えば、このティア
ラを装着した者の思考を伝える事ができます。貴方達はこれで巨人を操りながら地下迷宮
を探索するのです」
ティアラを手に持ったリツコがシンジ達に近付いてくる。
圧倒的な力を与えてくれるであろうそのティアラにシンジは恐怖した。
80名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:13:41 ID:PhaibGY6
「どの巨人を操るか決めて頂戴」
リツコがシンジ達に告げる。
少し躊躇してアスカが赤揃えの武具に身を包んだ巨人を睨んで言う。
「これにするわ」
「じ、じゃあ僕は、紫の…」
「ではレイの相手は『ゼロ』で決まりね」
リツコの台詞にシンジが意外そうな顔をする。
「名前があるんですか?」
ティアラをそれぞれの頭に取り付けながらリツコが答える。
「当然でしょう?人工的に造られたとはいえ、思考する力もあるんだから。自分が何者で
あるのか、きちんと理解してもらう必要があるもの」
「自分で考えられるなら、アタシ達が制御する必要なんてないじゃない」
「貴方達は安全装置よ。エヴァが完全に覚醒すればこの街…いえ、この大陸さえ無事では
すまないはずだから」
おっかない事言わないでよ、と肩をすくめながらアスカがおどける。
だが、彼女の顔には無限とも思える『力』を手にした恍惚が見て取れる。
「シンジ君の選んだ巨人が『ショゴウキ』、アスカの方は『ツヴァイト』よ」
シンジは『ショゴウキ』を見つめる。
紫色の武具に身をよろった巨人。
兜や肩当から突き出ている突起物は近接戦闘時のためのものなのだろうか?
「オニ…」
ふとシンジは子供の頃に父から聞かされたお伽話を思い出していた。
前頭部に一本あるいは二本の角を生やした、剛力を誇る怪物。
畏れ敬われ、時にはその時代の権力に真っ向から敵対した怪物達…。
何故、巨人から『オニ』を連想したのかシンジには解らなかった。
風貌か雰囲気か、はたまた直感的に感じた『力』のせいか?
巨人はただ静かにシンジを見下ろしている。
81名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:14:09 ID:PhaibGY6
「今から制御実験を行うわよ、いいわね?」
準備を終えたリツコが三人に指示を出す。
「今からぁ?」
アスカが顔をしかめて見せる。
既に真夜中と言ってもいい時間なのだ。
訓練所での疲労が睡魔と手を組んでアスカに襲い掛かっている。
「今夜はここに泊まるといいわ。フカフカのベッドを用意させるから」
リツコの提案は、アスカの心をほんの少しだけ揺るがせた。
「…朝食は出るんでしょうね」
「お好みのものを用意させるわ。やってくれるわね?」
「アタシの舌は肥えてるわよ」
遠回しな言葉で同意するアスカ。

「手始めに挨拶を済ませましょう。名前を呼びかけてみて頂戴」
リツコの言葉に従う三人。
「え、っと、その、碇シンジです…よろしく、ショゴウキ」
傍らで頭を抱えるアスカ。
「アンタバカァ?私達はコイツ等に命令する立場なのよ?もっとビシッとしなさいよ」
そう言うとアスカは『ツヴァイト』に歩み寄り、腰に手を当てて胸を張る。
「いい事?ツヴァイト。今日からアタシが貴方の命令者よ。いい仕事を期待しているわよ」
どうだ!とばかりにシンジを振り返るアスカ。
ぽかんと口を開いたシンジの顔を満足そうに眺めてから気になるレイを探す。
レイは、その場から無言でゼロを見つめていた。
シンジ達のように言葉をかけたりはしない。
無表情なままじっとゼロを見つめている。
ゼロの仮面に開いた一文字の隙間に、突然鈍い光が灯る。
「ゼロ、覚醒を確認」
リツコの言葉に、アスカが訝しげな表情を見せる。
「覚醒?アタシ達のエヴァは変化がないわよ?」
「ただ声をかけるだけじゃあダメなの。ティアラを通して思考を伝えなければ、エヴァ達
は反応しないわ」
82名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:16:01 ID:PhaibGY6
更新おつ!
これでシンちゃんも汚れてしまったのね・・・・・・
83名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:16:39 ID:PhaibGY6
能書
84名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:17:00 ID:PhaibGY6
「今から制御実験を行うわよ、いいわね?」
準備を終えたリツコが三人に指示を出す。
「今からぁ?」
アスカが顔をしかめて見せる。
既に真夜中と言ってもいい時間なのだ。
訓練所での疲労が睡魔と手を組んでアスカに襲い掛かっている。
「今夜はここに泊まるといいわ。フカフカのベッドを用意させるから」
リツコの提案は、アスカの心をほんの少しだけ揺るがせた。
「…朝食は出るんでしょうね」
「お好みのものを用意させるわ。やってくれるわね?」
「アタシの舌は肥えてるわよ」
遠回しな言葉で同意するアスカ。

「手始めに挨拶を済ませましょう。名前を呼びかけてみて頂戴」
リツコの言葉に従う三人。
「え、っと、その、碇シンジです…よろしく、ショゴウキ」
傍らで頭を抱えるアスカ。
「アンタバカァ?私達はコイツ等に命令する立場なのよ?もっとビシッとしなさいよ」
そう言うとアスカは『ツヴァイト』に歩み寄り、腰に手を当てて胸を張る。
「いい事?ツヴァイト。今日からアタシが貴方の命令者よ。いい仕事を期待しているわよ」
どうだ!とばかりにシンジを振り返るアスカ。
ぽかんと口を開いたシンジの顔を満足そうに眺めてから気になるレイを探す。
レイは、その場から無言でゼロを見つめていた。
シンジ達のように言葉をかけたりはしない。
無表情なままじっとゼロを見つめている。
ゼロの仮面に開いた一文字の隙間に、突然鈍い光が灯る。
「ゼロ、覚醒を確認」
リツコの言葉に、アスカが訝しげな表情を見せる。
「覚醒?アタシ達のエヴァは変化がないわよ?」
「ただ声をかけるだけじゃあダメなの。ティアラを通して思考を伝えなければ、エヴァ達
は反応しないわ」
85名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:17:29 ID:PhaibGY6
リツコに促されて再びエヴァの前に立つアスカとシンジ。
集中するために目を閉じて、ゆっくりと一言ずつ声に出して語りかける。
だが、何の変化も見られない。
「本当に生きているんでしょうね、これ?」
あまりの無反応に、アスカが疑問を口にする。
「生きているわよ。ただ深い眠りに落ちているだけ。そこから目覚めさせるのが貴方達の
最初の仕事ね。…レイ、貴方はもういいわ。下がって休みなさい」
「はい」
短く答えると部屋を出て行くレイ。
だが、ドアの前で立ち止まるとシンジ達を一瞥する。
「…エヴァにも『心』があるわ。貴方達も、自分の心を開放して接しなければエヴァは
応えてはくれないわ」
そう言い残して出て行く。
「何よそれ?アタシ達がコイツに気を許して無いって言うの?」
「…かも知れない。だって、僕、このエヴァが怖いもの」
「なッさけ無いわねぇ!こんなのの、どこが怖いって言うのよ」
「なんていうか、その、引きずり込まれそうな感じがするんだ…」
エヴァを見て感じた事を話すシンジ。
「それは一部正しいわね」
リツコがシンジの言葉を引き継ぐ。
「エヴァを制御するために貴方達の思考がエヴァに伝わるのだけれど、逆にエヴァの感じ
た事も貴方達に伝わるの。だから戦いの最中にエヴァが傷つけば、その痛みが貴方達を襲
う事になるわね。当然、エヴァが『考えている事』もね」
今度はアスカが絶句した。
「ちょっと待って!じゃあ私達はその苦痛に耐えながらコイツを操って、しかも呪文を唱
えなくちゃならないの!?」
「えぇそうよ。だけどエヴァが覚醒すればする程能力が高まるから安心して。例えば、エ
ヴァが装備しているのは防具と言うよりも拘束具なの。貴方達が制御し易い様に動きを制
限しているのよ。エヴァが覚醒しても貴方達の制御が完璧なら、これをはずす事で運動性
能が上がるわ」
86名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:18:03 ID:PhaibGY6
「でも、それじゃあエヴァの防御力が弱まるんじゃあ…」
もっともな疑問を口にするシンジ。
「エヴァが覚醒すれば能力が上昇すると言ったわよね。エヴァはATフィールドと言う障壁
を発生させる能力があるの。自分の身が危険にさらされた場合にその危険を跳ね返す、ま
さに絶対的空間を作り上げる事ができるのよ」
「絶対的…空間…」
「そう。本来はあらゆるモノが持っていた能力らしいのだけれど、長い年月を経て忘れ去
られていった様ね…。今では、僅かに書き残された魔導書にその名残を見るだけ」
「あらゆるモノが…持っていた、ちから」
「そう。そしてその力を応用して…いえ、これはまだ貴方達には早すぎるわね。とりあえ
ずエヴァを覚醒させる事に専念して頂戴」
リツコがシンジ達にハッパをかける。

結局その日の夜は、ゼロ以外は何の反応も見せなかった。
少しだけプライドを傷付けられたアスカは、用意された寝室に無言で引っ込んだ。
柔らかいベッドに不慣れなシンジは眠る事ができない。
幾度と無く寝返りを打ちながら考える。
僕の心が伝わる、エヴァ。
エヴァの心が伝わる、僕。
エヴァを操る、僕。
だとしたら…エヴァが僕を操る事も有るんだろうか。
そこまで考えて身震いがした.
自分の思考を持ちながら、別の誰かに操られる…。
シンジがシンジのままでいながら、シンジが望まない事をやらされたら…?
嫌だと思うし、その呪縛から逃れたいとも思う。
どうすれば逃れられるのか?
…操っている相手を逆に操れば、いい。
思考が堂々巡りになって行く。
…エヴァにも『心』があるわ…
シンジの脳裏をレイの言葉がよぎっていく。
87名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:18:37 ID:PhaibGY6
リツコの研究室。
椅子に座ったリョウジが左手の酒杯を眺めている。
よく磨かれた純銀製の酒杯の表面は鈍い光沢を放ち、取っ手などには技巧を凝らした彫
刻が施されている。
指で弾き、爪をたて、懐から取り出した金属片で引っ掻く。
そして歯で噛み、舐め、本当の銀製品である事を確認する。
「友人が出す飲み物が信用できないようね」
ワゴンを押して部屋に戻って来たリツコが、リョウジの行動に苦笑しながら近付く。
「意外な事態の進展に臆病風がちょっと、な。…何をやろうとしているんだ?」
悪びれずに答えて立ち上がり、酒盃を掌で撫でつけるリョウジ。
純金・純銀製の食器はある種の毒物に敏感に反応する事から、暗殺を恐れた王侯貴族の間
では贅沢品としてではなく当然の習慣となっていた。
つまり、今夜の一件を体験したリョウジはリツコに対して警戒心を持ったのだ。
椅子に戻ったリョウジに無言でワインボトルを差し出すリツコ。
ボトルも確かめて見たら?と言う意味だ。
地下迷宮での功績を認められ、王立魔法技術局局長に抜擢された大司教・赤木リツコ。
彼女の力をもってすれば、未開封のボトルの中に毒物を混入させる事など簡単な事だが。
恭しくボトルを受け取るとコルク栓やロウをちらりと見ただけでラベルに見入る。
「こりゃあいい酒だ。葛城に話したら悔しがるだろうな」
「ミサトはビール党でしょう?」
「こういうものはまた別腹らしい」
「詳しいのね」
ははは、と笑ってごまかしボトルをリツコに返す。
オープナーを使ってコルク栓を抜くとリョウジに手渡す。
匂いを嗅いでニンマリするリョウジ。
リツコがそれぞれのグラスに中身を注ぎグラスを差し出す。
「友情に」
「信頼を」
かちり、と言う音がしてグラスが合わさる。
二人は同時にグラスの中身を飲んだ。
88名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:20:45 ID:PhaibGY6
「…で、何故シンジ君にあんな事を?」
ボトルの重量が、瓶本来の重さにまで減少した頃リョウジが切り出す。
きらびやかな装飾が為された細長い煙管でタバコをくゆらせていたリツコが答える。
「まだ本当の事を知る時期ではないの。それに上手く行けば自分の手で真実に辿り着くわ」
「何が狙いなんだ?」
「職務上の秘密よ」
これだから宮仕えは…と頭をかくリョウジ。
89名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:21:14 ID:PhaibGY6
「他言は無用よ。エヴァがある限りあの子達の安全性は高いから安心して頂戴」
「絶対、ではないだろう?」
「今のこの世で絶対と言える事は一つだけよ」
「それは、何かな?」
「この世に絶対なんて事は『絶対に無い』よ」
苦笑いするリョウジ。
「アスカは知り合いの娘さんなんだ。なるべくなら…」
「それなら地下迷宮なんかに入らせない事ね。もし自分の意思で入るのなら、その責任は
自分で取るべきよ。それがあの地下迷宮のルールではなくて?」
リョウジの言葉をぴしゃりと押さえ込むリツコ。
「そりゃあそうだが…まぁその通りだな。彼女達の健闘を祈るか。…ところで」
リョウジが椅子の上で姿勢を変える。
「あの子…レイはどういう子なんだ?」
「私の秘蔵っ子。それ以外は詮索無用よ」
「隠し子、と言う事はない、よな?」
「誰の?」
90名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:22:00 ID:PhaibGY6
リツコの表情が微妙に変化する。
「…いや、何でもない。忘れてくれ。ちょっと酔ったみたいだ。俺の部屋もあるんだろう?」
「部屋はあるけれど、むやみに動き回らない様にして頂戴」
判っているさ、と手を振りながらリョウジが立ち上がるとリツコが部屋まで案内する。
案内されたのは豪奢な調度品の並ぶ贅沢な造りの部屋だった。
鍵穴を確かめてみると開けられないほどの鍵ではないが、ドア越しに複数の気配がする。
「やれやれ。ま、ここはリッちゃんの顔を立てておくか」
不精ヒゲの生えたアゴをひとつ撫でるとリョウジはベッドに潜り込む。
91名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:22:28 ID:PhaibGY6
翌朝、シンジ達は護衛とも監視とも取れる衛兵達に伴われて訓練場に向かった。
「お前、何かしでかしたのか?」
そう尋ねる師匠に、愛想笑いをしてごまかすシンジ。
迷宮に潜り始めるまでの間、エヴァに関しては秘密にしておく様に口止めされているのだ。
それよりもシンジはアスカの態度が気になっていた。
今朝もずっと押し黙ったままなのである。
リョウジによれば「プライドが高いから」という事なのだが、シンジは不安でたまらない。
あれほどの口数がぱったりと途絶え、挨拶に返事も返さない。
かと胃って呆けている訳でもなく、深く静かに考え込んでいる様子なのだ。
天才は脆い。
92名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:23:05 ID:PhaibGY6
初めての失敗がどんなに些細な出来事であろうとも、その衝撃は回復不可能な痛手となる。
村の古老が聞かせてくれた話を思い出す。
楽神の申し子と呼ばれていた少年が奉納神楽の演奏をしていた時にミスをした。
以来、少年は楽器を持つと手が震え出し2度と楽器を奏でることができなくなったという。
だから凡人であるお前は失敗を恐れるな、というのだ。
「大丈夫かな」
黒いカーテンが引かれた建物を見やるシンジ。
アスカが魔術師としての修行をしている建物だ。
集中力を高める為に外界からの刺激を徹底的に防いでいる…らしい。
師匠が言うには、そんな環境でも初歩の呪文をモノにできるまでに一週間はかかるそうだ。
「集中力が足らんなぁあ。そんなに気になるか?んん〜ん?」
いつの間にか師匠がシンジの横に来てにやにやしている。
「いっいえ!あの、気になんか、していません」
声が裏返るシンジ。
不意に声をかけられたのにも驚いたが、師匠の気配がまったくしなかった事に唖然としたのだ。
93名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:23:48 ID:PhaibGY6
「驚く程の事じゃないだろ。俺は盗賊だぜ?こん位のことが出来なくちゃ仕事にならんさ」
「は、はい」
「これじゃお勉強にはならんな…。簡単な実技をしてみるか」
少し考えてから、師匠が部屋の隅にある木箱を指差す。
「この箱の鍵を開けてみろ。さっき教えた罠のどれかがセットされている」
94名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:24:12 ID:PhaibGY6
>>87
ぬあ!?なんかネタバレに引っかかってましたか?
ただの保守ついでの不確定名ネタだったのに…
95名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:25:08 ID:PhaibGY6
>>90
2週間で投下できました。この調子でがんばれば「ファミコン必ず勝つ本」ペース…
96名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:25:36 ID:PhaibGY6
「本物、なんですか?」
シンジの咽喉がゴクリと音を立てる。
「当然。緊張感が増すだろ?」
「もし、もし失敗して死んだりしたら…」
「心配ない。墓は立ててやる」
そんな、と言おうとしてシンジは思いとどまる。
いつかはやらねばならない事なのだ。
ここは地上だし、師匠だって見ていてくれる。
「やります」
木箱の前に屈み込んで七つ道具に手を伸ばす。
落ち着け落ち着けと自分に言い聞かせながら周囲を調べていくシンジ。
蓋にそっと聴診器を当てて中の音を聴く。
蓋の継ぎ目に紙を差し込み感触を確かめる。
薄い鉄板を丁寧に差し込みわずかな隙間を作ると匂いを嗅ぐ。
97名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:26:06 ID:PhaibGY6
鏡を使って鍵穴の中を見る。
木箱の外部の変色具合を確かめる。
細長い針金を取り出すと鍵穴に差し込んで嗅ぎの構造を確認する…。
「ん〜良いぞぉ。五感を全て使え。そして考えろ。最後にモノを言うのは勘だぞ」
師匠が楽しそうに激励する。
師匠の能天気な声にシンジの脳細胞が反応する。
そして、師匠が何故平然としているのかを考える。
シンジが失敗すれば巻き添えを食うはずなのだ…何故?。
師匠はダメージを受けない確信がある、とシンジは結論した。
それを前提に罠の種類を推測すると…テレポーターでも爆弾でもガス爆弾でもない。
石弓は複数セットされている場合もあるから、これも違う。
ブラスターと、アラームかスタナー、そして毒針の可能性が高い。
落ち着け落ち着け!どれが当っても死なないんだ!
自分にそう言い聞かせてシンジは木箱の前に横たわり、2本の針金で慎重に鍵を開ける。
指先に手応えがあり、カチャンという金属音が響く。
「開けます」
右手に持った鏡で中を確かめながら、左手に持った棒でゆっくりと蓋を押し上げていく…。
98名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:26:27 ID:PhaibGY6
蓋の縁に毒針らしい物は無い。
不用心に蓋に手をかけて毒針の餌食になる者は意外に多いのだ。
シンジはそろそろと左手の棒を差し上げる。
間口が10cm程開いた所で四角い木片をかませると、空いた左手でランプを持つ。。
そしてゆっくりと左右に動かして見るが、木箱からは何の反応も無い。
光と熱に飯能が無いのなら石弓の可能性も無いはずだ。
宝箱を強奪しようとする者に対して無条件に発動する有効な罠を考える場合、動物の特性
を考える必要がある。
例えば人間は二本足で移動し、体温を一定に保ち、呼吸によって二酸化炭素を吐き出す。
99名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:26:51 ID:PhaibGY6
心臓が鼓動する度に血液が全身を駆け巡る。
人間が行動する時には、実に様々な痕跡が周囲に溢れ出ているのだ。
もし、宝箱にそれらを感知するセンサーが備え付けられていたらどうだろう?
熱源が近付けば、その時点で宝箱の罠が起動する。
呼吸を乱して開錠作業に熱中していると、内部の罠が静かに獲物を狙っている。
石畳の床を無遠慮に足音粗く近付いて行くなら、それは自ら標的になろうとしている様なものだ。
薄暗い地下迷宮において宝箱の内部に光が差し込む時とは、何者かが蓋を開けた時に他ならない。
罠を仕掛けようとするなら、これらの現象を利用しないはずがない。
…実際、恐ろしく智恵の回る存在である。
シンジが隙間の前でランプを揺らしたのもこれらを確かめるのが目的で、単に内部を視認
する為だけではなかったのだ。
ランプの位置と鏡の角度を変えて木箱の内部を丹念に調べる。
カラのようだ。
緊張が見る見る弛緩していくシンジ。
「ひどいですよ、師匠」
苦笑いをしながらシンジが蓋を持ち上げる。
この時シンジがもう少し注意深く木箱の内部を観察していれば、木箱とその内部の深さが
異なっている事に気がついたのだが。
100名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:27:26 ID:PhaibGY6
蓋がいきおい良く跳ね上がる。
それと同時に二重底がせり上がり、パキンという乾いた音と共に割れる。
飛び散った木っ端がシンジにも浴びせられる。
「ヒ!」
小さく息を呑むシンジ。
空中で真っ二つに割れた二重底の中には小さな巻物があった。
その巻物がゆっくりと開かれるにつれ、紫煙がゆらゆらと広がっていく。
ゆっくりと  ゆっくりと
まるでシンジを探すかの様にゆらゆらと広がっていく。
シンジの頭の中に何かが聞こえ始めた。
遠くで為される話し声のような、ぼそぼそと呟く声。
幾人もが声を合わせて歌う賛美歌のような、透き通った声。
遥か昔、母親の腕に抱かれて聴いた子守唄のような、柔らかい声。
それらの声が、音が、シンジの脳細胞に染み込んでいく。
シンジは抗う気力も湧かず、ただその心地良い波に全てを預けた。
精神は痺れ、肉体は弛緩し、シンジは眠りに落ちた。
二重底の中には、カティノの呪文が封じ込められていたのだ。

頬に強い痛みを感じてシンジが目を覚ます。
師匠の顔が見える。
「どうだ、気分は」
いかにも面白そうに、にやりと笑う。
数秒後、ゆっくりと上体を起こしながら途切れた記憶を遡るシンジ。
「僕は…そうだ、木箱が壊れて、不思議な声が聞こえて、それから…」
「カティノの呪文でぐっすり、さ」
湯気の立つカップを差し出す師匠。
「カティノ…あれは魔法なんですか」
薬草の様な匂いがするその液体は暖かい。
「香茶だ、飲め。美容・健康から気つけまで、なかなかに重宝する」
101名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:27:57 ID:PhaibGY6
シンジは勧められるままに一口すする。
苦い。
だが、その苦味が脳細胞を活性化させ、眠っていた身体に活力をもたらしていく。
「そうだ。メイジのレベル1呪文・カティノだ。耐性が無いとあっと言う間に眠らされる」
師匠は相変わらずニヤニヤしている。
まるで悪戯が成功した時の子供のようだ。
「罠は本物だって言ったじゃないですか…」
無性に悔しくて、シンジが不満を口にする。
「本当に眠らされただろ?」
「教えられた罠にあんなのはありませんでした」
「教訓その1。今有る事の全てが、未来永劫ずっと有り続けると思うな」
「?」
「俺が教えてやった罠の数々は今まで俺達が出会ったヤツだ。ギルドに所属する仲間が情
報を持ち寄って集めた『現在』のデータだ、解るか?」
師匠の言葉の意味が解らないシンジ。
「情報を持ち帰られるのは生き残ったヤツだけだ。まだ誰も知らない罠に引っかかって死
んで行った仲間がいるかも知れん。俺達はあの地下迷宮の全てを知っている訳じゃ、無い」
師匠の言いたい事がなんとなく解ったシンジ。
「油断するな、って事ですね」
「そうだ。頭を柔らかくして色々な可能性を考えろ。…罠を特定する時、何を考えた?」
シンジは自分の推理を師匠に説明する。
「最初にしちゃあ悪くない。これで最後まで集中してりゃあなぁ」
「す、すみません」
「まぁいい。明日もたっぷりシゴいてやるからな。今日はこれで終わりだ」
「ありがとうございました。…ところで師匠。あの、『ギルド』って何ですか?」
「親睦団体を兼ねた組合だ。俺達に限らずニンジャやサムライにもギルドはあるんだ。各
職業毎に組織を創って仲間を統制したり仕事の斡旋をする。寄らば大樹の陰、だな。ま、
そのお陰で色々な情報が簡単に手に入るんで便利なものさ」
「僕も、ギルドの一員なんですか?」
「違う」
102名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:28:29 ID:PhaibGY6
師匠の説明によれば、シンジ達は見習いだと言う。
ギルドが出資して創られた訓練所に入っているだけなのだ。
この訓練所は無料で技術を教える代わりに、一定期間ギルドの仕事を努めさせる。
「お礼奉公」と言うわけだ。
これによりギルドは若い労働力と次期構成員を獲得し、その勢力を維持できる。
ギルドからの脱退は自由ではあるが、貴重な情報源を失い活動に限界が生じるので脱退者
は少ない。
かくしてギルドは巨大な組織力を背景に表の世界の権力者も無視できない程の組織となった。
「一人でやりゃあコソ泥だが、王様の布令に賛同して集まれば技術者なんだよな。しかも
儲けは比べようもなくでかい」
師匠が真顔で言う。
「でも、危険が大きいんじゃあ…」
「ハイリスク・ハイリターンは望む所だ。問題は…」
「問題は?」
「ここから離れられん、という事さ。あの地下迷宮には何ともいえない魔力がある…」
不可思議な力に魅せられた男がそこに居た。

訓練を終えるとシンジは『ギルガメッシュの酒場』に行ってみた。
アスカやレイはまだ来ていないらしい。
独りで夕食を済ませるとリツコの研究所に向かう。
しばらくの間、昼はシーフの修行で夜はエヴァの制御訓練という日々が続くはずなのだが、
シンジは少し心配になっていた。
昨日はビクリとも反応を示さなかった「ショゴウキ」をどうやって覚醒させるか?
それが出来なければ、あの二人とパーティを組む事はできない。
せっかく掴んだチャンスを何としても活かしたい、と思う。
半人前のシンジとパーティを組む物好きはほとんどいないのだから。
それは、父の消息を探すシンジにとっては大きな障害になるのだ。
今夜こそ、エヴァを動かせるようになる!
そう決心して研究所の門をくぐったシンジは、地下実験室で驚くべき光景を見た。
アスカがツヴァイトを操っていたのだ…。
103名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:29:42 ID:PhaibGY6
「どうして…昨日は全然ダメだったのに…」
アスカを心配していたシンジは、置いてけぼりを喰らった時の様な寂しさを感じている。
「神童と呼ばれていたと言うのも納得できる潜在能力ね」
いつの間にか後ろに立っていたリツコがシンジに話しかける。
「レイですらあそこまで操れる様になるには7ヶ月かかったのに」
リツコの唇が、ほんの少し歪む。
「7ヶ月…そんなに前から…」
「もっとも、実験体だったから仕方が無かったんだけれど」
そう言うとリツコは長煙管のタバコに火を点けてゆっくりとくゆらせる。
「アスカは…アスカは、どうしてあんな風に簡単に操れるんですか…」
アスカとツヴァイトから視線をそらさずにリツコが答える。
「…何も解っていないわね。いい事?彼女をよく御覧なさい」
言われるままにアスカを眺めるシンジ。
だが、シンジにはリツコが何を言わんとしているのか解らない。
リツコの長煙管がすうっと動き、剣を振るうツブァイトの前に直立しているアスカを指す。
「額に浮かぶ汗、張り付いた前髪、硬く結ばれた唇、握り締められた拳、身締められた両
足、荒い呼吸…アスカは必死よ。それが解らないの?」
突然アスカが崩ず折れ、次いでツヴァイトが糸の切れた操り人形の様に床に倒れる。
「活動限界は1分…この壁を突破するのは容易ではないわね」
腰の帯止めにつけられた時計を眺めてリツコが呟く。
「1分…それでも短いんですか?」
「そうね…せめて3分、可能なら5分は連続稼動させたいわね」
リツコとアスカを交互に見るシンジ。
四つ這いのアスカが拳で床を叩く。
二度程ゆっくりと深呼吸をしてアスカが片膝をつく。
ガクガクと震える膝を手で押さえつけ、上体をいきおい良くのけぞらせる。
長い金髪が緩やかな弧を描く。
その反動を利用して重心移動させ両足を突っ張る。
バランスを崩しながらも、アスカが立ち上がる。
「ツヴァイト!アタシは立ってるわよ。さあ立ちなさい!」
アスカの叱咤にツヴァイトが反応する。
104名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:30:26 ID:PhaibGY6
引く唸り声を発して四肢に力を入れるツヴァイト。
自分の身体と、アスカから流入してくる動きのイメージが一致していないのだろう。
ギクシャクとした動きで剣を掴み、それを床に突き立てて支えにする。
「構えて」
ツヴァイトが剣を胸の前で立て、ゆっくりと前方に突き出す。
身体を半身にして、後ろ手はゆるやかに頭の後ろで構える。
アスカはツヴァイトにフェンシングを仕込んでいるのだ。
今、ツヴァイトの大脳にはアスカが体得しているフェンシングの動きがダイレクトに
伝えられている。
アスカはツヴァイトとのシンクロ訓練の最中に、ツヴァイトの教育も行っているのだ。
ツヴァイトの持つ剣が仮想敵の剣を受け、払い、弾き飛ばし、あるいは絡め取りそして…。
ツヴァイトが低く素早く跳躍し、右手の剣がまっすぐに突き出される。
「いい感じね。それを覚えておきなさい。さ、もう一度」
汗を滴らせながらもアスカは休もうとはしない。

「や、やぁアスカ。もうエヴァを操れるんだね…。やっぱりアスカは天才なんだね」
ようやく訓練を終えたアスカにシンジが挨拶する。
壁にもたれ、足を投げ出してレモネードを飲んでいたアスカがちらりとシンジを見る。
その眉間にシワがより、瞳が細くなる。
目を閉じてレモネードを一口飲むと、あからさまな嫌悪を押し殺して答える。
「当然じゃない。アンタみたいなデクノボーと一緒にしないでほしいわ」
皮肉の棘が生えた言葉が口から出る。
「ご、ごめん」
「…どうしてアンタと話すとイライラするんだろう?」
「え…」
「…さっさとアンタのエヴァを動かしてみなさいよ。アンタだけよ、動かせていないのは」
「…疲れているんだね、ごめん」
「他人の心配より自分の心配をしたら」
「ご、ごめん」
思わずアスカはシンジの足元にカップを投げつけた。
105名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:31:02 ID:PhaibGY6
「天才」と言うモノは、何の苦労もせずにあっさりと常人の能力を凌駕するものだとアス
カは考えている。
結果が優れているからといってその人を天才などと軽々しく言ってはならない、とも思う。
郷里で「神童」ともてはやされていた頃、アスカの内面には葛藤が存在していた。

アタシは努力している。
アタシは天才じゃあない。
アタシは努力してその結果「神童」と呼ばれているだけ。
アタシが努力しないでいると、普通の子供になるんだろうか?
アタシが普通の子供になったら、パパやママはどう思うんだろうか?
アタシはずっと「神童」でいなくちゃあならないんだろうか?
アタシはこれからもずっとずっと努力し続けなければならないんだろうか?
アタシが努力し続けても、それは当たり前なの?
他の子供達が努力しなくても、それは当たり前なの?
何でも出来るアタシじゃなくて、なんでも出来る様に努力しているアタシを褒めて…。

アスカは天才だから。
アスカは特別だから。

…そうよ!アタシは特別なのよ!
努力もしないアンタ達とは違うんだから。

「よ、がんばってるなアスカ。だがな、無理はするなよ」
加持リョウジの言葉が、歪になりかけたアスカの心を優しく包む。
「ね、アタシは天才?」
「違うな。アスカはがんばり屋さんだよ」
「天才とがんばり屋さん、どっちが偉いの?」
「どっちも偉いさ。だがな…好きなのは『がんばっているアスカ』だ」
「…アタシ、がんばる!ずーっとがんばる…」
106名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:31:24 ID:PhaibGY6
アスカから見れば、シンジは努力もせずに他人の結果のみを重視している様に思えたのだ。
天才?ふん。
そうよ、アタシは『努力する天才』だもの。
悔しかったらアタシ以上に努力して見せなさいよ。
ショゴウキの前で立ち尽くすシンジを見ながらアスカは思う。

昨夜からずっと考え続けていたんだから。
どうすればツヴァイトにアタシの考えを伝える事ができるか。
どうすればツヴァイトの感覚をアタシが感じ取れるのか。
…メイジの修行も役に立つもんね。
要は集中力なのよ。
アタシはアタシとして確固たる自我をもってツヴァイトとシンクロする。
アタシの念をツヴァイトに送り込み、ねじ伏せる。
ツヴァイトが感じる事全てを受け取り、修正して送り返す。
ツヴァイトの中に「もう一人のアタシ」を作り出せば自由に操れるはず。
そしてそれは上手く行っている。
残る問題は…ツヴァイトを操りながら呪文を唱えること。
教えられた呪文は長すぎて唱え難い。
術理を理解してアタシなりの呪文を作り出す必要がある。
…どう?努力って言うのはここまでするものなのよ。

相変わらずショゴウキの前でうろうろしているシンジがじれったい。
まったくもう!…ちょっと驚かせてやろう。
アスカはツヴァイトとの距離を測る。
ツヴァイトまで約10mね、届くかしら?
「バカシンジ!もたもたしてんじゃないわよ」
シンジを指差しながら怒鳴ると、ツヴァイトが立ち上がりその剣をシンジに向けて伸ばす。
悲鳴を上げて、シンジが両腕で頭を抑えてしゃがみ込む。
ぐわん!と言う鈍い音が実験室に響き、ツヴァイトの持っていた剣が床に落ちる。
ショゴウキの拳がツヴァイトの剣を叩き落としたのだ。
107名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:31:56 ID:PhaibGY6
ツヴァイトの剣を叩き落し、低い唸り声を漏らすショゴウキ。
「ウソぉ!?」
アスカが驚きの声を上げる。
昨夜はぴくりとも動かなかったショゴウキが、私のツヴァイトの剣を叩き落している。
そんな驚きがアスカから滲み出ている。
「アイツ、どんな魔法を使ったの?」
だが、一番驚いているのはそのシンジなのだ。
あれほど必死になっていた時には何の反応もしなかったショゴウキが、動いているのだ。
目の前で低く唸り続けるショゴウキ。
じわり、とツヴァイトとの間合いを詰めて行く。
落ちた剣には手を伸ばさずにそのショゴウキに相対するツヴァイト。
「ふぅん、やる気?」
アスカがショゴウキを睨みつける。
「ちょうどいいわ。このパーティのリーダーをはっきりさせておこうかしら」
アスカが腰を落として身構える。
その動きをトレースするようにツヴァイトが続く。
シンジは…シンジは何もしていない。
だがショゴウキは確実にツヴァイトとの距離を詰めている。
そして…。
高く跳躍したショゴウキは巨体を捻って天井を蹴り、ツヴァイトの背後に回る。
ツヴァイトの右肘が唸りを挙げてショゴウキの顔面に迫る。
さらに腰を落としてその肘撃ちを避けると、低い体勢のままツヴァイトの脚を狙って飛び
込むショゴウキ。
その顔面をツヴァイトの膝が襲う。
ごつん、と言う鈍い音がして一瞬ショゴウキの動きが止まる。
そのショゴウキの後頭部にツヴァイトの右肘が振り下ろされる。
頭部に二つ、すさまじい衝撃を受けて足元がぐらつくショゴウキ。
が、その動きが止まったのは一瞬であった。
這いつくばる程の低い姿勢からツブァイトの腰に手を回すとそのまま持ち上げる。
一声吼えるとそのままツヴァイトを背中から叩きつける。
108名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 04:32:24 ID:PhaibGY6
アスカの全身にその衝撃が伝わる。
アスカはツヴァイトとのシンクロに成功していた。
だからこそ、あのような動きが可能だったのだ。
だがそのためにツヴァイトの感覚がアスカへとダイレクトに伝わったのだ。
ツヴァイトの苦痛がアスカの苦痛となり、その集中力を奪う。
シンクロ率、低下。
それまでアスカが感じていたツヴァイトの感覚が急速に失われ、そして消え去る。
ツヴァイトの瞳から光が消え、全身から力が抜けていく。
ぐったりしたツヴァイトを見下ろしながらショゴウキが馬乗りになる。
そして…握り締めた拳を高く振りかざし、振り下ろす。
ごん、がつん、という耳を塞ぎたくなる様な音が実験場に響く。
「いや、いや、嫌ァーーーッ!」
アスカの絶叫が木霊する。
「危険ね…レイ、止めて頂戴」
リツコが命令するよりも早くレイがティアラを装着する。
立ち上がったゼロがショゴウキの後ろに迫り、ためらう事なく後頭部に蹴りを叩き込む。
つんのめる様にして床に倒れ、ぴくりとも動かなくなる。
「闘争本能だけは合格点ね。だけどこれを制御できるかしら…いえ、させなければね」
呆然とするアスカとシンジを見やりながらリツコが呟く。
とにもかくにも3体の巨人は目覚め、動いたのだ。
計画は動き始めた。
109名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 17:46:04 ID:Dq8VzKZO
なんだこのスレ
110名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 17:54:04 ID:FLe6qBuB
1最悪だなぁ。嫌って思うなら
ちゃんと拒否したほうがいいよ。
111名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:10:12 ID:DEKnRCfw
 機動戦士ガンダムSEED フレッツ(BB配信)
         http://flets.gundam-seed.net/

112名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:11:14 ID:DEKnRCfw
NT10月号「彩種神話」より、ルージュパイロット関係の部分を。書いてるのは下村タン。

ストライク・ルージュは予備パーツを纏めて完成させたMSである。
27話や31話でオーブに回収された際に後のメンテナンスを考慮し、モルゲンレーテがかなりのストックパーツを製造していた。
それをクサナギに載せておいて戦力増強の折、宇宙で組み立てたのだ。
M1とストライクは親戚みたいなものだから流用した部分もあるだろう。
ここからはいつもの制作話だが、ルージュの登場予定はかなり以前からあった。
前にも書いた気がするが、誰を乗せるのかで監督とライター陣で意見が分かれた。
歴代作品の女性パイロットは何らかの業を背負っている者が多い。
それを考えた場合フレイを乗せるのが本筋だという両澤氏とカガリを主張した監督との間に食い違いがあったのだ。
とりあえずはカガリという線で決着したが、何時の間にかルージュ登場自体が立ち消えになって私も忘れてしまった。
ところがオーブが落ち、宇宙へ再び舞台を移すころ、何気なく監督に聞いてみると「うーん、どうしようか?」と言う。
何のことは無い。出すタイミングを見計らっていたらしいのだ。
かくしてお手軽色変えガンダム計画(バンダイさん大喜び)は復活。
残り少ない話数で他にも解決すべきエピソードが山ほどある中、両澤氏の苦闘は続いた。
いや本当、46話辺りで出てなかったからもう出んかと思ったですよ。よかったよかった。

113名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:12:12 ID:DEKnRCfw
■週刊レディオSEED (パーソナリティー 豊口めぐみ)
http://vstation.net/p/seed/
ラジオ大阪 1314kHz 日 23:30〜24:00 関西
新潟放送  1116kHz 日 22:00〜22:30 新潟
ラジオ福島 1458kHz 日 24:00〜24:30 福島
文化放送  1134kHz 月 21:30〜22:00 関東
東海ラジオ 1332kHz 土 22:00〜23:00 東海
114名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:12:48 ID:DEKnRCfw
可変MSはコマ数がかかるからただでさえ遅れているアニメがさらに遅れる
もっというと制作費はあまりないと思う
宣伝費はかなりかかっているが、制作費あげると税金やらなにやらの問題が入るし
今のいろいろな商品が宣伝費に金かけるのは、税金で持っていかれる分を減らす為だし
115名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:13:19 ID:DEKnRCfw
キャブレーション取りつつゼロ・モーメント・ポイント及びCPGを再設定
擬似皮質の分子イオンポンプに制御モジュール直結ニューラルリンケ
ージネットワーク再構築メタ運動のパラメータ更新フィードフォーワード
制御再起動伝達関数コリオリ偏差修正運動ルーチン接続システムオン
ラインブーストラップ機動

116名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:13:45 ID:DEKnRCfw
カガリスレから拾ってきた。元はフレイスレらしい。
http://ranobe.com/up/data/up1626.jpg
http://ranobe.com/up/data/up1627.jpg
117名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:14:10 ID:DEKnRCfw
ギレンは兵士を鼓舞するためと、自分の指揮能力に自信があったので前線に出た。
レビルは一度捕まった挙句、戻ってきたら「まだ戦うぞ」と厭戦気分の政治家達を
無視して戦闘継続を宣言、責任をとらされ前線に左遷された。

ラクスは、いわば主人公達の教祖様なので前線で奇跡を起こしてくれるはず。
最後は全世界規模に信者が増えて万々歳。

118名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:15:09 ID:DEKnRCfw
カガリ「でも―――どうしてアイツだけなんだ?私達も一緒に・・・」
ラクス「犠牲は少ない方がいいですわ」
アスラン「アイツにだけ背負わせたのか!」
カガリ「だったら私も行く。たのむ、私もルージュで助けに行く!」
アスラン「コイツは、きつすぎるぞ、カガリ・・」
カガリ「わかってる!」
アスラン「泣くなよカガリ・・・俺が助けにいく」
ラクス「アスラン、遅いですよ。もう間に合いませんわ」
アスラン「かもしれない。しかしキラを黙って見ていられない。最後の1秒まで
チャンスにしがみついてみる。その1秒が過ぎたら…神よ。お力添えを!生まれて
初めて…あなたに祈ります」
119名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:15:41 ID:DEKnRCfw
フリーダム、ジャスティスを撃破したプロビデンス。
しかし無敵のプロビデンスにも弱点は在った!
イザークからの最後の通信によってもたらされた
そのウイークポイントにキサカの弓矢が放たれる。
人類の希望をのせて…
120名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:16:09 ID:DEKnRCfw
プロビデンスの意思を実現するように戦線を拡大し死体の山を築くことしか
出来ないアークエンジェル、ドミニオン/アズラエル。

キラはフレイを庇ってプロビデンスに斃される。

しかし、地球ではブルコスの暴走に反感が高まり、生きていたハルバートン
を旗頭にした勢力が政権を掌握。ザフトではプラントを見捨てたパトリック
に対しイザークを中心とした青年将校たちが叛乱を起こしラクスを新指導者
として迎える。

プロビガンダムが暴れ続ける中、その前に立ちはだかるキラアス。
そして自由4連ヴェスバー+正義ブーメランであっさり撃破

キラ「おわった。終わったんだよね、アスラン?」
アス「そうだな。・・・キラ、今までいろんなことがあったな」
キラ「そうだね」
ここで回想

121名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:16:38 ID:DEKnRCfw
■主題歌
OP:(1〜13話)INVOKE/T.M.Revolution
   (14〜26話)moment/Vivian or Kazuma  
   (27〜40話)Believe/玉置成美  
   (41〜--話)Realize/玉置成美 
ED:(1〜26話)あんなに一緒だったのに/See-Saw
   (27〜39話)RIVER/石井竜也
   (40〜--話)FIND THE WAY/中島美嘉
■挿入歌
静かな夜に/ラクス(田中理恵)
PHASE-7 宇宙の傷跡、PHASE-8 敵軍の歌姫、PHASE-14 果てしなき時の中で
暁の車/Fiction Junction featuring vocal YUUKA
PHASE-24 二人だけの戦争、PHASE-32 約束の地に、PHASE-40 暁の宇宙(そら)へ
122名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:17:07 ID:DEKnRCfw
PHASE-50(最終回) 終わらない明日へ
ザフトと地球軍の戦闘は激しさを増していた。
ザフトの攻撃に耐えるエターナルでは、戦うことの虚しさを訴えているラクス。
その頃、後方の戦線に向かっていたキラとアスランだが、
キラは何かを感じアークエンジェルのもとに戻っていった。
激しい攻撃を受けるアークエンジェルとドミニオンの救命艇のもとに駆けつけるキラ。
ラウの執拗な攻撃に応戦するキラだが……。
123名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:17:32 ID:DEKnRCfw
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124名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:18:04 ID:DEKnRCfw
125名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:18:33 ID:DEKnRCfw
ジャスティスは守りに重点を置いたMS
フリーダムは攻めに重点を置いたMS
126名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:19:21 ID:DEKnRCfw
GP02が撃ったのはMK.82レーザー核融合弾。
結果として艦隊を壊滅させたこっちと艦隊及び要塞を崩壊させた種の核。
127名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:19:43 ID:DEKnRCfw
解説サイト ガンダムSEEDスレテンプレ
         http://homepage3.nifty.com/ogame/
         ねむねむ(ガンダムSEED事典 放送日(及び翌日)はお休み)
         http://www13.milkcafe.to/~karamazov/sleep/

128名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:20:14 ID:DEKnRCfw
ストライク・ルージュは予備パーツを纏めて完成させたMSである。
27話や31話でオーブに回収された際に後のメンテナンスを考慮し、モルゲンレーテがかなりのストックパーツを製造していた。
それをクサナギに載せておいて戦力増強の折、宇宙で組み立てたのだ。
M1とストライクは親戚みたいなものだから流用した部分もあるだろう。
ここからはいつもの制作話だが、ルージュの登場予定はかなり以前からあった。
前にも書いた気がするが、誰を乗せるのかで監督とライター陣で意見が分かれた。
歴代作品の女性パイロットは何らかの業を背負っている者が多い。
それを考えた場合フレイを乗せるのが本筋だという両澤氏とカガリを主張した監督との間に食い違いがあったのだ。
とりあえずはカガリという線で決着したが、何時の間にかルージュ登場自体が立ち消えになって私も忘れてしまった。
ところがオーブが落ち、宇宙へ再び舞台を移すころ、何気なく監督に聞いてみると「うーん、どうしようか?」と言う。
何のことは無い。出すタイミングを見計らっていたらしいのだ。
かくしてお手軽色変えガンダム計画(バンダイさん大喜び)は復活。
残り少ない話数で他にも解決すべきエピソードが山ほどある中、両澤氏の苦闘は続いた。
いや本当、46話辺りで出てなかったからもう出んかと思ったですよ。よかったよかった。
129名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:20:51 ID:DEKnRCfw
本放送だけでなくコミック・ノベル・設定集まで買わないと
内容が理解できないのは、スポンサーどもの陰謀か、
それとも負債の無能ゆえか。
130名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:21:11 ID:DEKnRCfw

キャブレーション取りつつゼロ・モーメント・ポイント及びCPGを再設定
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ラインブーストラップ機動

131名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:21:32 ID:DEKnRCfw
132名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:21:53 ID:DEKnRCfw
カガリ「でも―――どうしてアイツだけなんだ?私達も一緒に・・・」
ラクス「犠牲は少ない方がいいですわ」
アスラン「アイツにだけ背負わせたのか!」
カガリ「だったら私も行く。たのむ、私もルージュで助けに行く!」
アスラン「コイツは、きつすぎるぞ、カガリ・・」
カガリ「わかってる!」
アスラン「泣くなよカガリ・・・俺が助けにいく」
ラクス「アスラン、遅いですよ。もう間に合いませんわ」
アスラン「かもしれない。しかしキラを黙って見ていられない。最後の1秒まで
チャンスにしがみついてみる。その1秒が過ぎたら…神よ。お力添えを!生まれて
初めて…あなたに祈ります
133名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:22:36 ID:DEKnRCfw
ラストは宇宙でのシーンが曖昧なまま終わり、
地球に一人で降り立つキラ、フリーダムから降り歩き始める。
ミゲルのTHUNDERBIRDがかかる。
色々な回想シーンがありその後地面に倒れ込む・・・・
END

134名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:23:15 ID:DEKnRCfw
太陽風に晒される宇宙空間施設なんで放射能対策は行われているというのは一理ある
とおもうが、施設内で核爆発が起こるのまで防げる防御策が施されているとは思えない。
なにかしらの防御があっても超高熱で融解して役に立たないだろうし。

あの宇宙要塞はそれ以前に内部が超高温状態になって丸焼きになったようですが。

それと、放射線の種類によっては、透過能力が高く装甲などを通過し、人の細胞、遺伝子
に傷を付けるものが存在します。これを発生源の近辺で防ぐのは困難というより無理。
致死傷にならなくても、ガンなど異常細胞発生要因になる。
135名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 19:43:03 ID:36/4OASg
ID見る限り同じ奴なんだろうけど
おもいっきりスレ違いで板違いだよ
他でスレ立てたほうがよくね?
こんな最悪スレに書くよりはいいかと
136名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 20:01:32 ID:NS2+I6qC
「――せめて、この子だけでも……」
「おとうさん……? いやっ、だめぇ! 私一人だけ逃げるなんてできない!
お父さんも一緒にっ」
「だめだ! 二人は入れない」
「なら他のを一緒に探すっ!」
「ミサト、もう時間が……ハッ」
「え?」
ざっぱーん

「ユイ、いまからそっちに行くよ」
ぷらーん

「ユイ君をサルベージできないものかと思ったが……。やはり無理か。彼女は自分の意思で残ったのだな」

「シンジ君、今日からこの子と一緒に暮らしてね。この子はあなたの同僚でもあるわ。
私は帰りが遅くなる事が多くなりそうだから、晩御飯は待たないで食べちゃって
いいわ(一人だといつまでも待ってるからね、シンジ君は)」
「わかった。そうするよ、ナオコ母さん。……えっと、僕の名前は碇シンジ。君の名前は?」
「……綾波レイ」
137名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 20:01:53 ID:NS2+I6qC
「アスカちゃん、ママと一緒に死にましょう?」
「うん。あたしママといっしょにしぬわ」
「ありがとう。いい子ね、アスカちゃん」
きゅ〜〜〜〜〜

「――加持君はインパクトの真相を知りたいの?」
「……なんでそう思うんだ?」
「科学者の観察眼を舐めないでよ。で、どうなのかしら」
「……はぁ、りっちゃんには敵わないな。君の言うとおりだよ」
「そう……。でも、たぶんあと10年もしないうちに公表されると思うわ」
「何か知ってるのか!?」
「ええ。まだ言えないけど、ひとつだけ教えてあげる。――キーワードは『人類補完計画』よ」
138名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 20:02:35 ID:NS2+I6qC
「冬月君、この損害は少し大きすぎるね」
「左様。国がひとつ傾くよ」
「それに君の仕事はそれだけではないのだよ」
「人類補完計画。この絶望的状況下でゆういつ(←何故か変換できない)の希望なのだ」
「いずれにせよ、使徒は撃退せねばならん。予算については一考しよう」

「彼が今度ドイツから来た弐号機のパイロットよ」
「よろしく。僕はカヲル。渚カヲル。君と同じくエヴァのパイロットで、フォースチルドレンさ」
「あ、えっと、碇シンジです。よろしく、渚君」
「カヲルでいいよ、碇君」
「僕もシンジでいいよ」
「次は私ね。私は綾波レイ。よろしく、渚君」
(握手)ぎゅ〜〜〜〜〜〜〜
「……(ナニ私の碇君に色目使ってるのよ、この変態)」
「よろしく、綾波さん(嫉妬もリリンの文化か……)」
139名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 20:03:40 ID:NS2+I6qC
「人類補完計画?」
「そう。シンジ君は知らないのかい?」
「聞いたことないよ、そんなの」
「そうか――。人類はインパクトの前から各地で争いが絶えなかった。その理由を貧しさのせいだと
考える人たちがいた。そしてある日、彼らは新しいエネルギー源となりうるものを拾った。
それを研究する事で人類全体にエネルギーと物資を行き渡らせ、人類を争いのないひとつの集団に
纏め上げる。これが人類補完計画さ」
「でも、できるの? そんなこと」
「先の短い老人たちの夢だよ――っと」
がしゃーん
「危ないな。空き缶の投げ捨てはだめだろう?」
「ちゃんとゴミ箱に捨てたわ」
「あ、綾波……」
140名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 20:04:03 ID:NS2+I6qC
アダム -> チェンジ(弐号機)
リリス  -> チェンジ(零号機or初号機)
サキエル  -> トルネード
シャムシエル -> バイオ 
ラミエル -> サンダーorドリル
ガギエル   -> ドロップ
イスラフェル  -> ジェミニ
サンダルフォン -> ファイア
マトリエル  ->
サハクィエル -> タックル
イロウル -> リモート
レリエル -> アブソーブ
バルディエル -> チェンジ(参号機)
ゼルエル -> スラッシュ
アラエル -> フロート
アルミサエル -> フュージョン
タブリス -> エボリューション
リリン       -> スピリット 
141名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 20:04:26 ID:NS2+I6qC
オンドゥル=シンジ
ダディ=アスカ
ムッコロ=レイ
睦月=トウジ
Aジョーカー=カヲル
カリスマ所長=ゲンドウ
虎太郎=ミサト
ザヨゴ=加持
栞=リツコ
栞パパ=ナオコ
トライアルD=JA
142名無しさん@まいぺ〜す:04/12/21 20:04:53 ID:NS2+I6qC
シンジ=ハーメル
アスカ=フルート
レイ=サイザー
トウジ=ライエル
ケンスケ=トロン
冬月=オーボウ
マヤ=オカリナ
キョウコ=ホルン
ムサシ=クラーリィ
マナ=コルネット
ゲンドウ=ケストラー
ユイ=パンドラ
キール=ベース
カヲル=リュート
ミサト=ドラム
青葉=ギータ

143名無しさん@まいぺ〜す
青葉菌が発生して、青葉に接触されると青葉になってしまう。
ネルフ本部の人間がどんどん青葉化して、
突入してきたJSSDFも全員青葉化、チルドレンを守ろうとしたEVAが巨大青葉になって
第17使徒が青葉化、最後に超巨大青葉が地球を覆って青葉化したゼーレが「良い、全てはこれでよい」