ここの例では、JKさんは前者に基づいて発言され、
>>940氏は後者に基づいて
発言されているように見受けられます。
フルタイドの件に関しては、
>>940氏のご発言にある
>「同じ国で同様の症状に対して使われる薬物で、より新しい薬物、より使用頻度の少ない薬物に対して
> 副作用が報告されていながら、より古い薬物、より使用頻度の多い薬物で副作用が報告されていない、
> あるいは前者の薬物より報告が少ないなら、後者は副作用が少ないということが
> 高い確率で推測できる」
というのはまったく妥当な考えだと思います。また、npojip.orgのページにも挙げられている
データに関する限り、(処方率あたりの)急性副腎不全の発生率は、ベクロメタゾンと
ブデソニドがほぼ同じであるのに対して、フルタイドが圧倒的に高率であることは明白で、
このことから、この件に関しては、吸入ステロイド薬全般に起こり得る現象ではなく、
フルタイド固有の問題と結論されます。
が、この出来事に対して発見的手法を適用した場合にどのようなことが言えるかというと、
それはたとえば
「主作用が同じである旧薬で発売後に問題がでていなくても、後発の新薬で発売後に問題が
でることは十分有り得る。これは『発売後』の出来事であることから、『治験では把握
し切れない問題が発売後に表れること』も十分有り得る、ということを意味する。
治験のシステムが変わる見込みがない以上、これはフルタイドに限らず、これから開発
されるであろう薬に対しても同様のことが起こる可能性は常にあり、それを認識し注意
し続ける必要が大いにある。」
ということです。JKさんのご発言の主旨はこれとほぼ同じだと思います。