お前ら、漢方で治りますが何か?その2

このエントリーをはてなブックマークに追加
150中医師
>>心配ママさん。
中医で言う「肝胆」は西洋医学で言う「肝胆」とは違います。
内臓の概念が違うのです。呼び方が同じなので混乱しますけれどね。
先にレスしましたように、目は肝とかかわりが深いですし、目の周りは
胆の経絡がめぐっていますので、あながちその皮膚科の処方が間違っている訳ではありません。
つまり目の周りの病気ということで「肝胆の証」と捉えているのでしょう。
炎症が強く、浸出液も多いようなら(これだけでは決定できないのですが)「湿熱証」の可能性が高いので、
梔子柏皮湯の「肝胆湿熱証」で「熱証が強い」という方意には合うでしょう。
あくまで現在の症状(標証といいます)に対してですが。
柴胡清肝湯は「血虚・血熱証」なので、皮膚症状の炎症が強い場合には梔子柏皮湯、
炎症があまりひどくなく、浸出液がないようなら柴胡清肝湯がいいでしょう。