★ 核廃棄物の最終処分地

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「2000年レポート」の第3分冊、表5.3.1-6にはThの溶解度として5×10^-6mol/L、
Uの溶解度として8×10^-9mol/Lという値が採用されているが、炭酸イオン濃度に
よってはUの溶解度が10^-6mol/Lのオーダーになるとも書いてある。

で、割れ目を移動している、ウラン・トリウム両濃度の近い地下水が状態で岩石に
浸透し、そこで固定されたと考えることもできる。この場合、放射平衡に達するまでの
時間は短くなる。理由はトリウムの初期値がゼロではないため、新たにウランから
供給するトリウムの量が少なくて良いからだ。

誤解のないように繰り返すと、私は岩石中の放射平衡が成り立っているだろう
ことは認めている。しかし、放射平衡の測定結果が必ずしも岩石の長期安定性を
保証するものではないということが言いたいわけだ。