タイの修学旅行生放射線学ぶ - NHK長崎
2月13日 18時53分
授業は放射線が専門で福島の原発事故の後被ばく医療にも携わっている長崎大学の松田尚樹教授が行いました。
松田教授は、放射線は空気中や食べ物など自然界に微量ながら存在していて、ふだん生活しながらも被ばくしていることなど基本的な知識を教えました。
そして被ばくした人と握手しても放射線はうつらないことや、放射線を含む食べ物を食べても時間とともに体外に排出されることなどをクイズも交えながら説明し、「放射線の影響は被ばくした量によって全く違い、むやみに怖がりすぎないでほしい」と伝えました。
このあと高校生たちはエタノールを使って放射線を見えるようにした特殊な装置を使って、空気中のほこりに含まれる放射線を観察しました。
参加した17歳の生徒は「毎日自分も放射線に被ばくしていると知って驚きましたがとても面白かったです」と話していました。
http://megalodon.jp/2012-0213-2014-43/www.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5035885401.html 長崎大学がタイの高校生に放射線の特別授業 - KTN(動画あり)
2月13日
先生「ごく微量の放射線であれば、健康にいい影響を与えるのか」
高校生たちは放射線の種類や性質、それに健康への影響について、クイズを交えて学びました。
学生「授業を受ける前までは放射線について恐怖感があったが授業を受けると微量の放射線であれば問題がないと分かった」
長崎大学先導生命科学研究支援センター松田尚樹教授「色々な影響はあるもののとにかくむやみに怖がらず完全に無視もしない付き合い方をすることを知ってほしい」
長崎大学で海外の生徒たちにこうした授業を行うのは今回が初めてだということで、今後も要望があれば応えたいとしています。
http://www.ktn.co.jp/news/2012/02/13/ http://movie.ktn.co.jp/thumbnail/Still0213_00006.jpg