原発113

このエントリーをはてなブックマークに追加
741名無電力14001
「メルトダウン」は致命的な事故ではない
http://agora-web.jp/archives/1329819.html

炉心溶融=メルトダウン=圧力容器の破壊というのが、原子力業界の常識であり、燃
料棒が2800℃にもなったら、鉄の融点(1500℃)をはるかに超えるので、圧力容器も溶
かして核燃料が格納容器に漏れ出し、容器の底の水蒸気と反応して爆発し、高温の死
の灰が上空に立ち昇る――というのが従来の想定だった。

おそらくこの2800℃というのは、冷却水の失われた部分だけの最高温度で、水のある部
分はもっと低かったのだろう。この温度では被覆のジルコニウムも燃料ペレットも溶ける
ので底部に落ちたと思われるが、圧力容器の損傷は限定的だった。つまりメルトダウン
で圧力容器は破壊されなかったのだ。

これは重要な発見である。今までの原発事故のシミュレーションでは、メルトダウンが致
命的な事故だと想定したのだが、少なくとも冷却水が残っていれば圧力容器は破壊され
ないことがわかったのだから、軽水炉の安全性はかなり高まったことになる。1号機の状
態はまだ不安定なので何が起こるかわからないが、すでに核燃料はかなり冷却されて
いるので、チェルノブイリのような事故には発展しないだろう。

要するに、反原発派のいうようなハルマゲドンは起こらなかったのだ。