Q 再臨界していませんか? 再臨界したらどうヤバイ?
A 提示されるデータが正しければ再臨界しています。ただしごく小さい規模です。
データは →
ttp://www.meti.go.jp/press/20110326001/20110326001-2.pdf Cl- 38 1.6E6 37.2分 塩素
As- 74 3.9E3 7.77日 ヒ素
この2つは核分裂生成物としては異常に軽く、核分裂→中性子→放射化 という事で、しかもNa24が見つかっていない事から
ごく短時間の反応であり、規模も非常に小さい。
その発熱量は炉内の現在の崩壊熱に比べられるほども大きくない
例としてJCO臨界では 20時間の臨界にともなう総発生出力= 1.8kWh(核分裂数 2E17個) でしかない。
出力としてはせいぜい1KW。 この程度の臨界が数秒で終わったという事。 現在のメガワットクラスの崩壊熱にかすんでしまいます。
これに比べて 放射性塩素と砒素が多すぎる事。
再臨界してヤバい理由は 、
1、海水を入れていたので海水が放射化して大量の高濃度汚染水を作ってしまう可能性があった(実際には小規模臨界)
2、正常な状態に原子炉内が無い事が推測される事。
たとえば、燃料棒を収めてるステンレスが溶けて崩れて中身の燃料ペレットが転がっているなど
3、今後、ホウ酸を入れ続けなければならない事。
4、閉鎖冷却出来るようになっても再臨界に常に備えなければならなくなった事。
閉鎖冷却への道のりが遠くなった事。 など