原発事故で電力が不足している日本をサポートしようと、タイの電力公社が発電所を丸ごと無償で貸し出すことになりました。
日本に貸し出されるのは、巨大な煙突、タービン、発電機といった発電設備一式、これを2セットです。
発電所ほぼまるごと、日本に移設されます。
東京電力に貸し出されるのは12万2000キロワットのガスタービン発電設備2機などで、およそ24万世帯分の電力を賄うことができます。
この発電設備は日本製で、95年から稼働していますが、現在はピーク時を除いて使われていないため、電力不足に悩む日本に無償で貸し出すことになりました。
「日本はこの困難に対し決して孤独ではありません。何でもサポートします」(タイ電力公社の社員)
発電所は分解して船で運び、東京近郊に移設されるということで、東京電力では今年8月の運用開始を目指しています。
発電機だけのレンタルはありますが、発電所が丸ごと貸し出されるケースは、世界でも極めて珍しいということです。
(29日17:48)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4686799.html