2 :
名無電力14001 :2008/11/05(水) 13:00:34
前スレ449レス目で512KB超えました。
4 :
名無電力14001 :2008/11/05(水) 13:05:44
世界は今後20-30年で紛争危機に直面、米国家情報長官 2008年11月03日 15:09
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2534794/3491091 マイク・マコネル(Michael McConnell)米国家情報長官は10月30日、米テネシー
(Tennessee)州ナッシュビル(Nashville)で行われた情報関係者らによる会合で講演し、
世界は、富と経済力が西から東へ移動するというこれまでにない事態の中で、
今後20-30年の間に紛争の危機が高まるだろうと語った。
マコネル長官はまた、将来的に、不足する食料・燃料に対する需要の高まりや新技術をめぐる
戦略的競争、大量破壊兵器の拡大などが起こるとの見通しを示した。
マコネル長官は、2025年の世界を中国やインド、ブラジルなどによって形成される多極化社会と
表現。この3か国の経済は、その時までに欧米の先進国に匹敵する規模になると指摘した。
マコネル長官は「規模やスピード、方向性などの点を見て、世界の富と経済力の移動が現在、
進んでいる。西から東へ移動するというのは近代の歴史上前例のないことだ」と語った。
さらに、今後、領土拡張や軍拡競争が起こる可能性は低いものの、完全には排除できないとした上で、
石油が不足しているという認識が国家間に紛争を引き起こす可能性があると語った。(後略)
【世界経済】食糧・燃料・新技術をめぐって、世界は今後20-30年で紛争危機に直面 米国家情報長官[08/11/03]
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1225766027/
5 :
名無電力14001 :2008/11/05(水) 13:06:23
6 :
名無電力14001 :2008/11/05(水) 13:07:07
7 :
名無電力14001 :2008/11/06(木) 11:06:03
北西部沖で新たな海上風力発電の計画
http://news.nna.jp/free_eu/news/20081105dem002A.html ドイツで海上風力発電プロジェクトが活発化しつつある。北西部オルデンブル
ク(Oldenburg)を本拠とするエネルギー会社EWEは3日、北海沿岸沿いに浮
かぶボルクム(Borkum)島沖に風力発電パーク「RIFFGAT」を建設すると発
表した。投資総額は約4億8,000万ユーロ(610億円)に上る見通しだ。
EWEは今回のプロジェクトで、ドイツの海上風力発電事業で先駆け的存在の1つ
となったENOVAと手を組む。2011年にボルクム島の北西15キロほどの地点で
最大44基の風力タービンの設置を開始。2012年から11万2,000世帯の需要を賄
える電力を生産する計画だ。なお風力発電パークの敷地面積は6平方キロに上る。
ドイツは世界最大の風力発電大国だが、このところ新たな施設の建設は停滞気味。
陸地でのプロジェクトが飽和状態に達しているにもかかわらず、景観破壊への懸
念から海上風力発電パークに慎重な声が強いためだ。それでも7月には米投資会
社ブラックストーン・グループが約10億ユーロを投じて北部沖に新たな施設を
建設する計画を表明するなど、ここにきて新たなプロジェクトが増えている。
8 :
機械・工学@2ch掲示板 :2008/11/06(木) 11:22:50
9 :
名無電力14001 :2008/11/10(月) 21:20:35
LG社、太陽電池モジュール製造の合弁設立計画を撤回(2008/11/10)
http://eetimes.jp/article/22526/ 韓国LG Electronics社は、太陽光発電システムを手掛けるドイツConergy社と太陽電池モジュールを
製造する合弁会社を設立することで話し合いを進めていた。しかし、LG社は2008年11月6日、この
計画を撤回すると発表した。撤回の理由としてLG社は、経済情勢の悪化とそれによる同社の戦略方針
の変更を挙げている。
Conergy社とLG社は2008年9月、ドイツのフランクフルト・アン・デル・オーデルにあるConergy社
の太陽電池モジュール製造工場を共同運営することで覚書を結んだと発表している。当初の計画では、
LG社がこの合弁会社の株式の大半を保有することになっていた。
LG社は、合弁会社設立に向けた話し合いには打ち切るが、「Conergy社との提携には現在もなお関心
がある」と述べている。一方、Conergy社のCEO(最高経営責任者)を務めるDieter Ammer氏は、「LG社
は今回、合弁会社設立の撤回という決断を下したにもかかわらず、引き続き当社との提携関係に興味を
示していることは、当社にとって喜ばしいことだ」としている。
10 :
名無電力14001 :2008/11/10(月) 21:21:56
>>9 続き
Ammer氏はまた、「フランクフルト・アン・デル・オーデルの太陽電池モジュール製造工場は、最も先進的かつ完全に統合された
太陽光発電製造施設であることから、LG社との合弁会社設立のほかにも策はあると考えている」と語り、LG社以外の企業からも
合弁会社設立の打診を受けていることを明かした。このほか同氏は、同工場をこれまで通りConergy社が単独で運営していく可能性
についても示唆した。さらに同氏は、「同工場は現在、製造体制の強化に取り組んでおり、2009年末には生産能力を最大限まで
高めたい」と付け加えた。
現在Conergy社は、企業再編に向けた取り組みを進めている。同社は過去数カ月間に、中核事業以外のすべての事業を終了し、
収益の大幅な低下がみられた地域からの撤退も行っている。また同社は今後、増資も計画しているという。
11 :
名無電力14001 :2008/11/11(火) 12:30:37
12 :
名無電力14001 :2008/11/11(火) 18:10:10
ノリタケ、中国に太陽電池材料の工場建設へ 10年生産開始
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20081110c3d1001j10.html ノリタケカンパニーリミテドは中国に太陽電池材料の新工場を建設する。2009年に着工し、
10年をメドに生産を開始する。太陽電池は二酸化炭素(CO2)の排出抑制に役立つ代替
エネルギーとして需要が拡大。中国でも太陽電池メーカーが相次ぎ増産を進めている。
品質維持のためにも顧客近くでの生産が最適と判断し、初の海外工場建設に踏み切る。
中国の太陽電池セルメーカーと合弁で生産子会社を設立する方針。建屋を新設して
製造設備を導入、全体の投資規模は3億―5億円に上るとみられる。当初の生産能力は
月間10トンほどを計画する。
太陽電池ペーストは銀など金属粉末やセラミック粉末を溶剤などと混ぜてペースト
状にする。シリコンウエハーの基板上に電極をつくる電子材料で、現在は三好事業所
(愛知県三好町)のみで製造している。ただ時間の経過とともに材料の素性が変わり
やすく、物流コスト抑制の面からもユーザーの多い中国で現地生産する必要が強まっ
ていた。
13 :
名無電力14001 :2008/11/11(火) 18:53:50
歩く振動で発電 三洋が省エネ部品 歩数計などに応用
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20081111AT1D1007P10112008.html 三洋電機は人が歩く際の振動で発電する小型部品を開発、歩数計を試作した。小型の携帯機器を
電池なしで動かせる電力を発生させるため、省エネ部品として注目されそうだ。将来は歩数計
だけでなく、自動車のドアを自動施錠するスマートキーなどへの搭載を目指す。
同社が開発したのは「小型振動発電デバイス」。帯電した電石と呼ばれる物質やシリコンで
できた部品2つを数十マイクロメートル間隔で水平に並べた。振動で部品間にずれが生じた際に
電力が発生する仕組みで、帯電部品にためられる電子を従来の10倍に高めた。さらに振動による
部品の移動を円滑にする微小な球を使うことなどにより、歩数計を動かせる40マイクロワットを
発電させるのに成功した。(10:06)
14 :
名無電力14001 :2008/11/11(火) 18:59:37
15 :
名無電力14001 :2008/11/11(火) 19:06:08
日立、希少金属使わぬモーターを開発
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200811110080a.nwc 日立製作所は10日、希少金属を用いない小型モーターを開発したと発表した。モーターの心臓部で
あるコイルを巻いた鉄芯に、エネルギー損失の少ないアモルファス金属を採用。動力を機器に伝える
「フェライト回転子」に、エネルギー効率を高める希少金属のネオジウムやディスプロシウムを混ぜる
必要がなくなった。
アモルファス金属は強度が高く加工困難だったが、切断しなくても鉄芯に応用する技術を開発した。
モーターの効率を5%以上向上できるという。産業機器や家電、自動車など幅広い分野のモーターに
応用できるとみて、3年以内に実用化したい考え。
16 :
名無電力14001 :2008/11/12(水) 02:55:11
充電能力8倍のリチウムイオン電池を開発
漢陽大チョ・ジェピル教授が発表
http://www.chosunonline.com/article/20081111000010 1回の充電で、現在よりも8倍も長く使うことができる携帯電話用の二次電池(蓄電池)が
韓国で開発された。
漢陽大応用化学科のチョ・ジェピル教授は10日、「ノートパソコンや携帯電話など、
携帯用の電子機器に使われるリチウムイオン二次電池の貯蔵能力を8倍以上高めることが
できる陰極材料を開発した」と発表した。
リチウムイオン二次電池は、同じ容積の二次電池の中で、エネルギー効率が最も良い電池
として評価されている。正極(+)のリチウムイオンが負極(−)に移動し、
逆に負極のマイナスイオンが正極に移動することで電流が生じる。
だが、陰極材料として使われる黒鉛がリチウムイオンを貯蔵する能力に限界があるため、
ノートパソコンの場合、2時間ほどしか使えないという短所がある。
チョ教授は「黒鉛の代わりにシリコンを用いることで、リチウムイオンの貯蔵能力を、
これまでの二次電池よりも8倍以上高めることに成功した」と述べた。
【技術/韓国】充電能力8倍のリチウムイオン電池を開発 漢陽大チョ・ジェピル教授が発表 (朝鮮日報)[08/11/11]
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1226369102/
17 :
名無電力14001 :2008/11/12(水) 15:46:16
ヒビノと阪大 インバーター開発 太陽光発電効率アップ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081111-00000043-fsi-bus_all 音響機器や電子部品などのヒビノ(東京都港区)は、大阪大学と共同で、太陽光発電向けに
時間当たりの発電量が増加する変換装置、インバーターの試作機を開発した。
太陽光発電パネルにインバーターシステムを装着することで、電気効率が大幅に改善する
仕組み。太陽光発電に限らず、エネルギーの電送には電圧が低下した際にエネルギーロスが
発生したり、電送の際に遅延がでる。太陽光発電は、二酸化炭素(CO2)を排出しない
クリーンエネルギーとして脚光を浴びているが、太陽光を電気に変えるエネルギー変換効率
は一般的に10%前後。太陽光発電の原料となるシリコンの需給が逼迫(ひっぱく)して
いることもあり、発電効率の改善が大きなテーマになっている。
同社では、改善率など実証試験の詳細は公表していないが、多くの太陽光パネルで
エネルギー効率の改善が認められたという。同社では、今後太陽電池のモジュール発電
メーカーなどとも協力して早期に商品化を進め、国内外のパネルメーカーやモジュール
メーカー向けに売り込みたい考え。
試作品は、大阪大学や太陽電池モジュールメーカーの協力で屋内実験と屋外実証実験
を実施し、いずれも良好な結果が得られたという。
ヒビノは今年8月から、大阪大学の先端科学技術インキュベーション部門と「電気
信号の伝送効率」に関する共同研究をスタート。
具体的にはLED(発光ダイオード)ディスプレーの伝送信号の効率改善や省電力化
を研究している。太陽光発電向けの電送システムの効率改善もこの一環で、今後は、
同技術を音響・映像機器向けの伝送ケーブルなどにも応用できると期待している。
同社では今回の実証試験での成功を機に、既存の音響機器や電子部品の省エネに
とどまらず、環境・エネルギー事業への参入を目指している。
18 :
名無電力14001 :2008/11/13(木) 08:28:01
19 :
名無電力14001 :2008/11/13(木) 19:03:57
ガソリン高止まりの離島へ切り札 海藻から水素エネルギー
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081112-00000037-fsi-bus_all 海中を漂う海藻をバイオ資源として活用する動きに注目が集まっている。中でも、海藻をバクテリアが
分解し水素を取り出し、環境にやさしい水素電池の燃料として活用する「海藻水素発電」の実現に期待が
高まっている。輸送コストがかさむことで、ガソリンなど燃料価格の高止まりに苦悩する離島にとっては、
エネルギー問題の打開策につながりそうだ。
【写真】1島まるごと…隠岐・海士町の小さな無人島が話題に
今年10月、島根県隠岐諸島にある海士(あま)町で開催された海藻資源の活用策を探るシンポジウム。
横浜国立大教育人間科学部の谷生重晴教授はコンブやワカメを沖合で養殖し、バイオマス燃料として活用
するアイデアを提案した。
海藻水素発電はコンブやワカメなどに含まれるマンニトールという糖アルコールの一種を原料として
活用する。バクテリアによってマンニトールを発酵させ、水素を取り出す仕組みだ。これによってコンブ
1トンからガソリン24リットル分に相当する水素が、水素自動車用燃料として生産できるという。
人口約2200人の海士町では、この研究をもとに、町のエネルギーを海藻水素発電によってまかなおう
という実証実験が始まろうとしている。計算上では、約5平方キロの海藻養殖場で、同町全世帯の電力を
カバーできるという。
20 :
名無電力14001 :2008/11/13(木) 19:05:52
>>19 (続き)
海士町が海藻水素発電に着目したのは、離島ならではの、エネルギー問題が潜んでいる。離島のガソリン
価格(レギュラー、1リットルあたり)には海上輸送費が上乗せされるためピーク時には200円台近く
まで上昇した。漁船燃料の重油も軒並み上がり、島での生活を圧迫した。
海藻をバイオマス燃料として活用することで、町内の電力の一部をカバーしようと実証試験を計画し、
年内に海藻養殖用のいけすを導入する予定だ。
漁船やバスの燃料にも水素を利用することで、隠岐を「水素アイランド」としてアピールする狙い
もある。谷生教授は来年、海藻水素発電による大学発ベンチャー設立も予定している。谷生教授は
「太陽光や風力発電では、エネルギー供給は限られる。日本近海で海藻栽培に本格的に取り組めば、
日本のエネルギー自給率は飛躍的に向上する」と指摘している。
海藻バイオマスを巡っては、東京海洋大、三菱総合研究所などを中心に、養殖した海藻からバイオ
エタノールを大量に生産する計画が進められており、未利用資源の海藻の有効利用が進みそうだ。
21 :
名無電力14001 :2008/11/13(木) 21:41:11
フライングモール、太陽光・風力発電など 電力一本化し効率制御
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20081112c3b1204v12.html 音響機器ベンチャーのフライングモール(浜松市、笹原康正社長)は太陽光など新エネルギーの
有効利用につながる電力制御装置を開発した。太陽光・風力発電、燃料電池などの周波数や電圧
が異なる複数の発電システムの電力を一本化、出力を上げて使いやすくする。早ければ来年にも
発売する。大手発電機メーカーと組み、可搬式の小型装置としてレジャー用や緊急用に売り込む。
これまで大電力の調達には発電機の大型化が一般的。複数の電力源の同時活用は大掛かりな
システム設計が必要だった。新製品は「PPM」と呼ぶ電力の合成・加算技術を使う。デジタル
アンプの開発で培った独自の電力制御技術とスイッチング電源技術を生かした。電圧や周波数が
異なる電力を組み替え、波形などが安定した状態にして出力する。
どのメーカーの発電機の組み合わせでも対応可能。複数の発電機の電力加算で、最大9キロ
ボルトアンペアまで出力できる。安定した大出力の電力を得られるため、精密機器の駆動にも
適しているという。
23 :
名無電力14001 :2008/11/14(金) 15:58:57
>>21 パナソニックが燃料電池と耐用電池の併設時に利用したがりそうな話だな。
まあ電池じゃなくて水素で余剰電力を貯蔵する方式なら不要だが。
24 :
名無電力14001 :2008/11/14(金) 20:44:20
米国の太陽エネルギー市場、
民主党の勝利で大幅な拡大も
??Gartner社の報告から
[issued: 2008.11.12]
http://www.ednjapan.com/content/l_news/2008/11/u0o6860000010tha.html 米Gartner社は2008年11月、「大統領選挙で民主党のBarack Obama氏が勝利を収めたことは、
米国の太陽エネルギー産業に多大な影響を及ぼす可能性がある」と発表した。民主党が打ち
出しているエネルギー政策が実施される可能性が濃厚となったからだ。
その計画とは、RPS(Renewable Portfolio Standard)の要求、クリーンエネルギー技術の
調査などへの投資、生産税額控除の5年間の延長、Cap&Trade制度の実施などが含まれる。
RPSとは、2012年までに、米国の消費電力の10%を、再生可能エネルギーから調達することを
求めるものである。また、クリーンエネルギー技術への投資については、1500億米ドルを
10年間にわたって投資する計画を打ち出している。Cap&Tradeとは、温室効果ガスの排出量を
削減するために、企業にインセンティブを与える制度のことである。
太陽エネルギーに対する需要は、依然として政府の助成金に依存する状況が続いているが、
これは「従来の発電方式に比べてコストが高いため」(Gartner社)だという。Gartner社は
「それでも米国の新政権がその計画の一部を実施することになれば、太陽エネルギー政策へ
の投資が促進される」と見込んでいる。また、2008年10月には、太陽エネルギーのプロジェ
クトに対する投資にかかる税金を30%控除する制度を延長する法案が可決された。Gartner社
は、「これにより、米国における太陽エネルギー市場の潜在能力が明らかになるだろう」と
述べている。
Gartner社は、「太陽電池パネルのベンダー各社は、販売業者やシステムインテグレータと
協力体制を整え、米国市場における販売/サービス体制を確立すべきだ」としている。
25 :
名無電力14001 :2008/11/14(金) 21:42:17
26 :
名無電力14001 :2008/11/14(金) 21:55:51
神鋼、改質設備を10年度商業化 低品位炭の有効活用に道
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200811130101a.nwc 神戸製鋼所は、低品位のため未利用となっている石炭の改質技術開発にめどをつけ、2010年度を
めどに商業化に踏み出す方針を固めた。まずは、インドネシアなどの石炭火力発電所に石炭を供給する
海外の鉱山を主なターゲットとして、日量5000トンを処理する石炭改質プラントを売り込む。普及
すれば、世界の石炭資源の半分を占める低品位炭の有効利用につながる。
開発したのは、水分の含有率が3割超と高いため、燃焼効率が低く通常は利用されずに放置されて
いる褐炭(かつたん)の改質技術。天ぷらの原理を応用し褐炭を灯油で揚げることで、水分を1割
未満まで除去する。神鋼が1980年代に豪州で進めた石炭液化技術が基礎となった。
神鋼は93年から開発に着手。2003年からインドネシアで日量3トンの小規模設備を通じ
実験を重ねてきた。このほど、経済産業省の補助を受け、同国カリマンタン島サツイ鉱区で、総工費
約80億円をかけた日量600トンの大規模実証プラントが完成。神鋼は、12月4日に予定されて
いる現地での完成式に合わせて、2010年度の商業設備の受注計画と12年度の稼働計画も示され
る予定だ。
27 :
名無電力14001 :2008/11/14(金) 21:57:21
>>26 (続き)
世界の一次エネルギーに占める石炭の割合は約3割と、石油に次ぐ第2位で依然として高い。
2008年のエネルギー白書によると、石炭の可採年数は155年。40年の石油や65年
の天然ガスに比べると、ずば抜けて長いが、その半分は褐炭を含む年数の若い低品位炭だ。
特にインドネシアの可採埋蔵量は、火力発電などに使える高品位炭が7億トン。全体の
約15%に過ぎず、残りは褐炭を含む低品位炭だ。昨年、石炭の純輸入国に転落した同国
にとって、これら低品位炭の改質技術は、化石燃料の長期有効活用に不可欠だ。
一方、世界一の石炭輸入国である日本の主な輸入先は、豪州(59%)やインドネシア
(18%)で、そのほとんどが一般炭。これら燃料用石炭の市況は今夏、対前年比で2〜3倍
に急騰しており、低品位炭の活用は日本のエネルギー安全保障にとっても重要だ。
神鋼が開発した改質技術は、脱水時にアスファルトを添加することで、海上輸送時の自然
発火を抑えたり、石炭焼却後に出る灰が一般炭より少なくなったりする効用もある。
日量600トンの大規模実証プラントが稼働することで、産出される改質褐炭のテスト
採用が本格化する。
操業や保全技術の確立とともに、新技術が実証されれば、エネルギーを海外に頼る日本
にとっても有益なプラントにつながると期待される。
28 :
名無電力14001 :2008/11/14(金) 22:22:08
30 :
名無電力14001 :2008/11/15(土) 16:00:14
氷河湖決壊の危機 中央アジア山岳部 京都の地球環境研究所が調査
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008111200032&genre=H1&area=K00 地球温暖化の影響によって中央アジアのキルギスやカザフスタンの山岳部で、氷河の一部が
解けて水がたまった「氷河湖」が多数出現し決壊の恐れのあることが、総合地球環境学研究所
(京都市北区)の窪田順平准教授(水文学)や奈良間千之研究員たちの調査で11日までに
分かった。すでに一部で決壊して死者も出ており、「危険個所の把握や被災地への支援が
必要だ」と訴えている。
窪田准教授たちによると、キルギス、カザフスタン国境の天山山脈一帯の氷河面積は、
2000年までの30年間で15%減少、決壊の可能性がある氷河湖(5万−1万平方メートル)
は約30個から約40個に増えたという。
1998年には氷河湖の決壊で下流の集落を濁流が襲い、130人が死亡した。
今年7月にも40万平方メートルの湖が決壊して3人の死者が出たという。
窪田准教授は「この地域では、地球温暖化が既に命を脅かす問題として表れている。氷河の
縮小は、乾燥地域である中央アジアの水不足にもつながり、地元住民の大きな脅威となって
いる」としている。
【環境】氷河が流出してせき止められてできた「氷河湖」決壊の危機 中央アジア山岳部[11/12]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1226494739/
31 :
名無電力14001 :2008/11/15(土) 16:13:24
32 :
名無電力14001 :2008/11/15(土) 16:14:24
電気自動車500台導入目指す 県、5年後めどに
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20081114/01.shtml 県は低炭素社会の実現へ向け、電気自動車など「次世代自動車」の普及を促進する独自構想を
まとめた。世界遺産暫定リストに登録された「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」が集中する
五島列島をモデル地区とする計画で、構成資産巡りなどの交通手段に活用。関心を高め、
県や市町、企業への電気自動車導入を促進し、二〇一三年ごろまでに累計五百台を目指す。
国は運輸部門で大幅な二酸化炭素(CO2)削減を図るため、電気自動車(EV)、
プラグインハイブリッド車(pHV)を普及する実証実験事業を推進。EVやpHVの
本格普及に向け、具体的提案を全国の自治体に公募している。提案が認められた自治体を
「EV・pHVタウン」に選定することにしており、本県も構想を提案した。
県の構想は、モデル地区に世界遺産候補を有する五島、上五島地域を想定。次世代太陽光発電を
装備予定の「長崎次世代エネルギーパーク」(ハウステンボス)とも連携し、離島の風力発電や
太陽光発電で充電し、走行する「ゼロエミッション(排出ゼロ)型」「自然環境保全型」の
電気自動車導入モデルを目指す。(後略)
【環境/長崎】電気自動車500台導入目指す 5年後めどに五島列島をモデル地区に[08/11/14]
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1226651266/
33 :
名無電力14001 :2008/11/15(土) 16:14:49
10月の発受電電力量0.9%減、3カ月連続マイナス 電事連
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20081114AT3K1400D14112008.html 気事業連合会が14日発表した10月の発受電電力量(10社、速報)は、前年同月比
0.9%減の775億5000万キロワット時だった。
工場の稼働率引き下げなどで産業用需要が前年実績を下回った。
マイナスは3カ月連続で、景気減速の影響が現れてきている。
発電の内訳は、設備利用率が上がった原子力が0.5%増の197億7000万キロワット時。
火力は3.7%減の408億キロワット時だった。水力は出水率が前年を大きく下回り、
9.6%減の36億2000万キロワット時となった。
地域別では、北海道、東北、東京を除く7社で前年実績を下回った。
34 :
名無電力14001 :2008/11/15(土) 16:15:19
太陽熱温水器が復調 電力ガスの値上がり影響
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20081112AT1D240CU11112008.html 電力ガス料金の値上がりや新エネルギーへの関心の高まりを受け、家庭用太陽熱温水器市場が
長期低迷から復調している。
大手の長府製作所、矢崎総業、ノーリツの販売台数は前年比3―6割増で推移しており、
業界全体でも08年には4年ぶりに前年比プラスに転じる公算が大きい。
東京都が新たな補助金制度を創設するなどの後押しもあり、太陽光発電と並ぶ家庭で利用できる
新エネルギーとして再び市場の拡大を目指す。
最大手、長府製の販売台数は5月以降、前年比6割程度増えている。矢崎総業は夏場以降、
前年比の売り上げが1.5倍増となり、ノーリツも年間で3割増のペースという。
07年の太陽熱温水器の販売台数は前年比2割減の5万台程度まで激減したが、08年には
7万台規模に回復する可能性もある。
35 :
名無電力14001 :2008/11/15(土) 16:17:26
小水力発電 開発、普及へシンポ 岐阜のNPO
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gifu/news/20081107-OYT8T00755.htm 水車などを利用する出力1000キロ・ワット以下の小水力発電を普及させようと、
岐阜市のNPO地域再生機構(駒宮博男理事長)が7日、郡上市美並町で小水力発電の
「キックオフシンポジウム」を開催した。同機構は、小水力発電の事業モデルの研究・開発に
ついて提案し、独立行政法人・科学技術振興機構(JST)のプロジェクトに採択された。
シンポジウムでは、岐阜と富山という全国有数の水量を有する両県内での研究内容について確認した。
採択されたプロジェクトの期間は、2013年9月まで5年間。小水力発電が石油の
代替えエネルギーとして、コストや環境面で十分に魅力的なものであることを社会実験で
示すとともに、中山間地域での河川を生かしたエネルギー自給を目指すシステムの確立を提案する。
岐阜は、山が深く、水利権も比較的単純。富山は発電に向く落差がある用水路や小河川が
多くありながら、複雑な水利権が絡み合う。研究では二つの異なった地形を生かし、
全国に展開できるシステムをつくる。
県内ではまず、郡上市白鳥町の石徹白地区で、愛知万博(愛・地球博)で実施した
出力100キロ・ワット以下のマイクロ水力発電を増設し、実用化を目指す。
将来的には、電力を販売した収益で林業再生を核にした地域の活性化を目指す。
駒宮理事長は「小水力発電の普及により、地域の電力を地域で賄うことで地域再生を図りたい」と話した。
36 :
名無電力14001 :2008/11/18(火) 20:50:43
37 :
名無電力14001 :2008/11/19(水) 11:00:51
38 :
名無電力14001 :2008/11/20(木) 19:15:02
稲わらバイオエタノール:原料収集から車両走行まで、県内で実証実験へ /秋田
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081120-00000105-mailo-l05 ◇環境にやさしい、地産地消の新エネルギー
「稲わらバイオエタノール」の実用化に向けて、県内で原料収集から製造、車両走行までの一貫した
実証実験に取り組むことになった。このほど、技術確立のための国の事業のモデル地区に採択された。
広大な田でコメを生産する大潟村で刈り取りと走行実験をし、製造過程では潟上市の日本酒メーカーの
知恵も拝借。秋田の財産を生かし、環境にやさしい新燃料の実用化を目指す。【百武信幸】
◇「モデル地区目指したい」
バイオエタノールは植物のセルロース(繊維質)などから取り出した糖を発酵させて製造し、
化石燃料に代わる新エネルギーとされる。
現在はトウモロコシやサトウキビが主流となっているが、食料価格の高騰を招いた。これに
対し稲わらは県内では家畜のえさや畳に1割程度が使われる他は主に田の肥料となっており、
食料供給に影響を与えない燃料として注目される。
計画によると、県農業公社が大潟村の田んぼ30ヘクタールで集めた稲わらを潟上市の昭和
工業団地に設置するプラントで精製する。糖に分解後、発酵させてアルコールにする際に酵母
を使うが、発酵の純度を高めるため日本酒やみそ造りのノウハウがある同市の小玉醸造から
助言を受けるという。
39 :
名無電力14001 :2008/11/20(木) 19:17:05
>>38 (続き)
稲わら1トン当たりからエタノールを約150リットル、1日最大200リットル製造し、
総コストは1リットルあたり90円を目指す。
さらにほぼ平たんでソーラーカーラリーなどに使われる大潟村の「ソーラースポーツライン」
で、エタノール100%燃料での車両走行のテストをする予定。
稲わらはセルロースの分解が難しく、従来の硫酸で分解する方式では保管や処理にコストが
かかるのが課題になっていた。そこでカワサキプラントシステムズ(神戸市)の熱水分解技術
を応用。同社がプラント製造と走行実験を担当する。
これらの実験を通じて効率性やコスト面での課題を探るほか、稲わら持ち出しによる土壌への
影響も調べる。今年度から5カ年で総事業費約20億円を見込み、本格的な始動は刈り取りが
終わる09年10月となる。
県生活環境文化部の武藤冨士雄部長は「稲わらは地産地消のエネルギー。秋田は木質バイオ
マスのモデル事業も採択されており、新エネルギーのモデル地区にしたい」と意欲を語った。
40 :
名無電力14001 :2008/11/21(金) 22:28:41
住友林業 太陽と風を最大限利用した住宅 省エネ設計で温暖化対策提案
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200811210009a.nwc 住宅メーカー各社が、太陽光などの自然エネルギーを活用した“省エネ住宅”の提案に力を入れている。
国や地方自治体も温暖化対策の一環として太陽光発電システムなどの導入を促進しており、新築住宅の
省エネ住宅の比率は高まりつつある。
住友林業は4月、設備メーカーと共同で国内では普及が進んでいない太陽熱給湯と太陽光発電を組み
合わせ、最大限に太陽エネルギーを活用する新システムを開発した。給湯は、一般世帯のエネルギー
消費量の約3分の1を占めており、太陽光発電よりもエネルギーの利用効率が高い太陽熱給湯を利用する
ことで、二酸化炭素(CO2)排出量の約60%を削減するだけでなく、給湯によるガス料金も年間
約3万円抑制することができるという。
省エネ住宅といえば、こうした機器を導入するのが一般的だが、住宅事業本部営業企画部の中村雅彦
副部長は「設計そのもで電気やガスに頼らない提案を基本にしている」と語る。冬は太陽光を室内に
取り込んで熱を蓄える「太陽の設計」、風の通り道をつくることで夏を涼しくする「風の設計」、植栽
などの緑を天然の空調装置にする「緑の設計」を組み合わせ、冷暖房を極力使わずに一年中快適に過ごす
「涼温房」により、冷暖房費を一般的な住宅の4〜5割削減する。
41 :
名無電力14001 :2008/11/21(金) 22:30:19
>>40 (続き)
こうした省エネ設計の効果は、住宅ごとに作成する「エコ診断カルテ」でシミュレーションできる。
住宅を建築する場所の敷地条件や周辺の住宅密集度、気象などのデータをもとに年間の冷暖房費や
CO2排出量などを算出するシステムだ。
こうしたシミュレーションは、住宅メーカーを選ぶ上で検討材料になる。建設する際の初期費用
はもちろん、生活していく上でかかる光熱費やメンテナンス費用などを明確にすることで、省エネ
住宅購入のメリットへの理解を深めてもらえるからだ。
パナホームも、今年8月にCO2排出削減量や光熱費、水道代などを家屋ごとに試算する「エコ
ライフ住宅 環境性能シミュレーションソフト」を開発、全国の営業担当者の端末に導入して運用
を始めた。居住地域や家族構成、建物の仕様、エネルギー源などを入力することで、戸別に数値を
算出する。さらに、建物の維持に必要なメンテナンス費を30年、60年間のスパンで、一般住宅
との違いをみることができる。
同社は、気密性や断熱性が高く、さらに太陽光発電やオール電化の採用で光熱費を節約する「エコ
ライフ住宅」を推奨。電気温水器「エコキュート」やIHクッキングヒーターを導入するのに100万円
ほどかかるが、購入者のコストメリットを明確に示すことで、受注する戸建て住宅の85%がオール電化
を採用しているという。
42 :
名無電力14001 :2008/11/21(金) 22:31:43
>>41 (続き)
【予報図】
■「新築」から設備普及促進
現段階では、コストメリットが明確でなければ高い費用を投じて省エネ住宅を購入する人は少ないだろう。
しかし長期的には、新築住宅に占める省エネ住宅の比率は高まる。
その背景の一つに、温暖化対策として、国や地方自治体がこうした省エネ住宅の普及を後押ししていること
があげられる。政府は、各家庭への太陽光発電の導入を2020年に現在の10倍、30年までに同40倍に
引き上げる目標を掲げている。これは新築住宅の7割以上に相当する規模で、計画通りに進めば、いずれは
新築住宅の大半を省エネ住宅が占めることになる。国内の住宅市場が冷え込む中で、各社が省エネ住宅に力を
入れるのは、付加価値の高い住宅事業で勝ち抜くためだ。
東京都は、来年4月にも、住宅向けの太陽光利用設備の助成制度を開始する。約90億円を拠出し、太陽電池
だけでなく太陽熱設備についても補助することになっており、欧米などに比べて普及率の低い太陽熱設備の普及
促進につながりそうだ。(門倉千賀子)
43 :
名無電力14001 :2008/11/25(火) 20:52:51
トステム住宅研、電気自動車対応の省エネ住宅
http://sumai.nikkei.co.jp/news/latestnews/ 住生活グループ傘下のトステム住宅研究所(東京・江東、大竹俊夫社長)は、電気自動車対応の
省エネ戸建て住宅を発売した。住宅のガレージ内に自動車を高速充電するコンセントを標準搭載
しているのが特徴。太陽光パネルなど環境に配慮した工夫も随所に施した。電気自動車対応の
注文住宅は初めてという。2009年3月31日までの期間限定販売で、30棟の販売を目指す。
同社は住宅フランチャイズチェーン運営大手で、加盟する工務店のうち26店舗を通して販売する。
電気自動車の充電コンセントは7時間程度でフル充電が可能。タイマーが付いており、夜間に設定
することで電気代が安価な深夜電力で充電することができる。
44 :
名無電力14001 :2008/11/27(木) 22:08:47
日本テクナートのリチウム電池絶縁試験器 発熱・発火事故を未然に防止
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200811270090a.nwc 日本テクナート(東京都中野区、TEL 03・3384・8220)は、パソコンや
携帯電話で使用されるリチウムイオン電池の発熱・発火事故を未然に防止するため、電池
内の絶縁膜を非破壊で検査する装置「リチウムイオン電池絶縁試験器IMP−1090」
を開発、販売を開始した。価格は294万円。初年度50台の出荷を計画している。
発火事故の主な原因は、電池内部の正極と負極の間にある絶縁膜のピンホール(針穴)
状の傷などから樹脂製の絶縁膜が熱を帯び、溶融が広がって高温になることにある。
IMP−1090は、このピンホールを独自のインパルス電圧(耐圧試験用電圧)を
使った高精度の非破壊検査で検知する。電池の製造ラインに組み込み、短時間で大量の
電池を検査できる。試験電圧は0.1〜2.0キロボルト、試験時間は0.02〜
0.09秒。サイズは幅430×高さ293×奥行き410ミリメートル。
45 :
名無電力14001 :2008/11/27(木) 22:11:26
三菱系2社、旭化成ケミ 開発や増産 電池部材、シェア確保へ先手
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200811270021a.nwc ノートパソコンや携帯電話に使われるリチウムイオン2次電池部材を巡る動きが活発化してきた。
三菱ケミカルホールディングス傘下の三菱樹脂と三菱化学は26日、正極(+)と正極(−)の
接触を遮断し、ショートを防止するなどの役割を果たすフィルム状のセパレータを共同開発。
2009年夏から量産に乗り出すと発表した。一方、同市場トップの旭化成ケミカルズ(東京都
千代田区)も同日、守山(滋賀県守山市)、日向(宮崎県日向市)の両工場のセパレータ生産能力
を10年春に倍増すると発表した。
両社がセパレータの量産、増産に相次いで乗り出す理由は、ハイブリッド車の販売台数の伸びに
伴い、リチウムイオン電池の大幅な需要増が見込まれるため。早期に供給体制を整え、優位に事業
展開を進めたいという思惑がある。
後発となる三菱ケミカルグループは、これまでに電池の電極液や正極、負極材などを製造販売して
おり、セパレータの開発により、リチウムイオン2次電池を構成する主要4部材すべてについて、
自社で供給できる態勢を整えた。
46 :
名無電力14001 :2008/11/27(木) 22:12:43
>>45 (続き)
量産に向けては10億円を投資し、三菱樹脂の長浜工場(滋賀県長浜市)の年産能力を1200万平方メートルとする。
開発したセパレータは、「低温時の出力やサイクル寿命などに優れており、バランスの良さが特徴」(広報室)として
いる。
世界最大手の旭化成ケミカルズは、年1億平方メートルの生産能力があり、フル生産を続けているが、「供給がタイト
な状況にある」(山添勝彦・旭化成常務執行役員)として設備の増強に踏み切った。
すでに増産を決めていた守山、日向の両工場の能力を10年春までにさらに高め、両工場を合わせた生産能力を年2億
平方メートルまで一気に倍増させる。同社の世界シェアは5割で、生産能力を大幅に高めることによって、首位の座を固める
計画。同社のセパレータは「電流をよく流すといった特徴を持ち、容量の多い電池に使われている」(同)点が売り物だ。
このほか、宇部興産も来年3月末までに第6基目の設備完成を予定しており、09年度上期にも増産に踏み切る考えを
示している。
47 :
名無電力14001 :2008/11/27(木) 22:14:00
>>46 (続き)
【予報図】
■ハイブリッド車で需要拡大
リチウムイオン2次電池は今後、電気自動車やハイブリッド車向けの需要が期待され、市場拡大を
見込んだ大手電池メーカーなどが相次いで増産に乗り出している。
市場調査会社の富士経済(東京都中央区)によると、2007年のリチウムイオン2次電池の世界
市場は前年比24.4 %増の6010億円。今後も旺盛な需要に支えられ、12年には07年比で
2倍強の1兆2550億円にまで拡大すると、同社では予測している。
リチウムイオン2次電池のうち、ノートパソコン向けが中心の「シリンダ(円筒)型」は、小型
パソコンやウルトラモバイルパソコン向けの需要に加え、充電式の電動工具用も好調。供給が追い
つかない状況で、各電池メーカーは生産ラインの新設や新工場の建設など設備投資を積極的に行い、
大幅な生産能力の拡充を図っている。今後は電気自動車やハイブリッド車向け需要も本格化すること
から、富士経済は「中長期的にも市場は拡大する」と予測する。
48 :
名無電力14001 :2008/11/27(木) 22:15:02
>>47 (続き)
一方、携帯電話機向け需要が大半を占める「角型」は、中国や韓国をはじめ、世界的な携帯電話機
市場の拡大によって海外生産は順調な伸びを見せている。
国内生産は国内の携帯電話機市場の飽和に伴って、09年までは微減で推移する見込みだが、
電気自動車やハイブリット車向けへの採用も予想されるため、国内生産は10年から再び拡大に
転じる可能性が大きい。
ただ、市場拡大に向けては、長寿命・高性能化に加え、発熱・発火への対応、コバルトなど
材料価格の高騰など、クリアすべき課題も多い。各メーカーは代替材の採用などを進めているが、
低コスト化と安全性の確保が勝敗のカギを握る。(橋本亮)
49 :
名無電力14001 :2008/11/28(金) 18:43:44
50 :
名無電力14001 :2008/11/28(金) 18:51:05
51 :
名無電力14001 :2008/11/29(土) 12:28:12
52 :
名無電力14001 :2008/11/30(日) 12:37:03
53 :
名無電力14001 :2008/12/02(火) 10:24:50
地熱発電:熱水活用、2347万キロワット可能−−国内の1割相当
http://mainichi.jp/select/science/news/20081202ddm002040139000c.html 火山帯地下にある熱水を地熱発電に活用すれば、国内全発電所の約1割に当たる
2347万キロワットの電力を生み出せることが、産業技術総合研究所(茨城県つ
くば市)の調査で分かった。国立公園の開発規制地域にある約8割を除いても、原
発3基相当の372万キロワットが開発可能という。
経済産業省が発足させた地熱発電研究会で1日、報告された。全国約40万地点
を観測し熱水分布を推定した結果、発電に使える150度以上の熱水が5074平
方キロメートルに分布し、発電可能量は従来の試算の1・5倍の3186万キロ
ワット相当と判明した。誤差を修正した2347万キロワットが開発可能。
54 :
名無電力14001 :2008/12/03(水) 11:33:32
55 :
名無電力14001 :2008/12/03(水) 11:59:13
充電5分、6000回以上充放電可能──東芝の新型二次電池「SCiB」、携帯への採用にも期待
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0810/01/news065.html 東芝は、同社の新型二次電池「SCiB」をノートPCのバッテリーサイズに小型化した試作機を
CEATEC JAPAN 2008で公開。安全性と急速充電性、長寿命性などを特徴とし、ノートPC以外
に携帯機器への採用も期待される。
SCiB(Super Charge ion Battery)は、従来のリチウムイオンバッテリーと基本構造は同じ
ながら、安全性、長寿命、急速充電、大実効容量、高出力、低温性能を特徴とする新たな二次
電池として展開。主にファクトリー系機器や電気自動車、電動アシスト自転車など、やや大型
の機器向けの製品として量産が開始された。
昨今、携帯やPCのリチウムイオンバッテリーに関わる事故が何度も発生しており、特に“安
全性”がリチウムイオンバッテリーの最大の課題となっている。SCiBは、破裂や発火に至る原因
の1つとなっている負極材料を従来のカーボン系の黒鉛から、熱的に安定したチタン酸リチウム
にしたことによって安全性が大きく向上。バッテリーが押しつぶされた際に起こるショート
(強制短絡)が発生しても、温度上昇が緩やかで熱暴走を起こさない特徴もあるという。
東芝ブースで技術展示されたノートPC向けSCiBは、ノートPC dynabookシリーズ採用する従
来のリチウムイオンバッテリーとほぼ同サイズを実現。安全性とともに5分〜10分で90%充電
できる急速充電性と約6000回の充放電後もわずかの容量低下しか起こらない長寿命性により、
ランニングコストとともに環境負荷の低減に寄与するメリットも挙げる。
56 :
名無電力14001 :2008/12/03(水) 19:25:45
変換効率を大幅に高めた薄膜太陽電池、米マサチューセッツ工科大学が開発(2008/12/03)
http://eetimes.jp/article/22606/ 米Massachusetts Institute of Technology(MIT:マサチューセッツ工科大学)の研究者らは、
米国材料科学会(MRS:Materials Research Society)の年次総会(米国マサチューセッツ州
ボストンで2008年12月1〜5日に開催)で、シリコンの使用量を減らして材料コストを抑えると
ともに、変換効率を50%向上させた薄膜太陽電池を発表した。
従来の太陽電池は、厚くて高価なシリコン基板を使用している。MITの研究者らは、新しく
開発した材料で前面と背面の両面にそれぞれ別のコーティングを施した厚さ2μの薄膜太陽
電池を開発し、大規模なコンピュータ・シミュレーションや実験を行ってきた。その結果、
電池のシリコン層内部で光を乱反射(トラッピング)させることで、薄膜太陽電池に従来の
50%増となる光量子量を蓄えることに成功した。
薄膜太陽電池は、従来の太陽電池に代わる低コスト電池として、大規模な研究が進められて
いる。しかし、薄膜太陽電池には、単結晶シリコン基板を使用した電池と比べて変換効率が
劣るという課題があった。そこで、MITの研究チームは、電池の背面に反射回折格子を配し、
前面には反射防止用のコーティングを施すことで、シリコン層で光をトラッピングさせて変換
効率を高めた。その結果、一般的な配電網での供給による電力と比べてコスト面でも対抗できる
薄膜太陽電池が実現したという。
MITの研究者らは、「MITが開発したコーティング技術を適用した薄膜太陽電池の商品化には、
3年を要するだろう」と予測している。MITが開発した技術を市場に投入することを目的に開設
されたDeshpande Center for Technology Innovationは今後、「薄膜電池メーカーへのライセ
ンス供与に向け、薄膜技術の研究開発を重点的に進めていく」としている。
なお、MITの薄膜太陽電池の研究開発は、米国立科学財団(NSF:National Science Foundation)、
米陸軍研究所(ARO:Army Research Office)のほか、MITの材料工学部で教授を務めるThomas
Lord氏からの資金提供を受けている。
57 :
名無電力14001 :2008/12/03(水) 19:50:02
58 :
名無電力14001 :2008/12/04(木) 10:49:48
三菱重など風力発電関連 “クリーンエネ”代表格に妙味
http://www.business-i.jp/news/special-page/chumokukabu/200812040007o.nwc 地球温暖化問題に対する関心が世界規模で高まる中、環境負荷が少ない“クリーンエネルギー”の代表格である
風力発電が注目され、株価材料としての妙味も増しそうだ。
風車の羽(ブレード)と支柱(タワー)、発電機などをセットにした風力発電設備の製造、施工、保守を手が
けるのが三菱重工業。その事業規模は約1000億円と大きく、最近は特に米国市場向けが伸びているほか、
得意の造船技術を生かして発電施設を海上に設置する洋上風力発電にも参入する計画。三菱UFJ証券の松丸修
アナリストは「今後の伸びが期待できる」と評価する。
原子力発電のイメージが強い日本製鋼所は、「ギアレス式」と呼ばれる風力発電設備の受注が増加しており、
今後は風力発電が新規事業の柱になる可能性も指摘されている。
一般的に風力発電設備は、十分な風を受けることができない場合でも安定的に電力が得られるよう、風車に増
速機がつけられている。風車の回転をギアが高回転に変換して発電機に伝える仕組みだ。ただ、ギアにかかる負
荷が大きく壊れやすいとされる。ギアレス式はこのギアがないことから、保守コストを抑えられるメリットがある。
出力を安定させるために風力発電と充電池を組み合わせる技術開発も進んでいる。
風力発電に関する総合サービス会社の日本風力開発(マザーズ市場)は、「NAS電池」と呼ばれる小型大容
量の充電池を組み合わせた風力発電所システムを世界に先駆けて実現、注目を浴びた。さらに、日本ガイシ、新
神戸電機といった蓄電池メーカーも風力発電の関連需要が見込まれる。
59 :
名無電力14001 :2008/12/05(金) 14:25:42
国内初、余剰蒸気を売却 '08/12/5
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812050004.html 宇部市は、市環境保全センターのごみ焼却施設から出る蒸気を、近くにあるガラス・化成品製造のセントラ
ル硝子、樹脂製造のUMGABSの2社にパイプラインで運び、製品製造に使ってもらう蒸気融通事業に取り
組む。二酸化炭素(CO2)削減に向けた取り組みで、自治体によるエネルギーの融通事業は国内初。2011年
度の運用開始を目指す。
ごみ焼却施設の排出蒸気量は年間約17万トン。市は大半を自家発電に回しているが、設備面の問題などから
発電効率は約15%と低い。一方、2社は石油を燃やして製品製造用の蒸気を発生させている。計画では、総延
長約4キロの配管を整備し、蒸気を2社に有償で送る。双方のエネルギー効率が高まるため、石油の年間使用
量は3者合計で約7400キロリットル(原油換算)、CO2排出量は2万6500トンそれぞれ節減できるという。
2社の製造コストも抑えられる。
60 :
名無電力14001 :2008/12/05(金) 18:15:01
エアロゾル印刷で太陽電池の効率を改善、ドイツの研究機関が発表(2008/12/05)
http://eetimes.jp/article/22613/ ドイツの研究機関であるFraunhofer Instituteは、シリコン(Si)材料を使う太陽電池の製造方法を、従来の
スクリーン印刷方式から非接触でエアロゾルを吹き付ける「エアロゾルジェット印刷」方式に変えることで、
発電効率を2%改善したと発表した。エアロゾルとは、気体中に浮遊している状態の液体や固体の微粒子である。
Fraunhofer InstituteのSolar Energy Systems部門(Fraunhofer ISE)は、米Optomec社のエアロゾル・プリンタ
を使って、太陽電池の製造コストを低減する従来に比べて薄いシリコン・ウエハーを処理した。同研究機関に
よれば、Optomec社のエアロゾル・プリンタを使うことで、従来は16〜18%だった太陽電池の発電効率を20.3%
まで高められたという。
Optomec社のエアロゾル・プリンタは、インクとして米Applied Nanotech社などが供給するナノ微粒子インク
を使うという違いはあるものの、機能的には一般的なインクジェット・プリンタと同じである。このエアロゾル
・プリンタは、太陽電池に使われたシリコン・ウエハーの上に、金属インクや半導体インク、絶縁体インクを
転写することで、電子回路を作製できる。このほか、RFIDタグなどの用途に向けて、安価で柔軟性のあるポリマー
膜を処理する際にも使える。
Fraunhofer Instituteは今回、このエアロゾル・プリンタを使って、太陽電池の入射面の金属配線を作製した。
この結果、金属配線面積を削減でき、日陰損失を低減することで発電効率を高められたという。エアロゾルジェット
印刷された入射面のグリッドには、線幅が45μmを切る光誘起めっきが施されており、そのめっき接点はグリッド
全体の幅の43%を占める。
一般に、インクジェット印刷よりもスクリーン印刷の方が、単位時間当たりに多くの太陽電池を製造できる。
Optomec社によれば、同社のエアロゾルジェットの蒸着ヘッドは40個のノズルを備えており、比較的薄い太陽電池
ウエハーを使って3秒以下で太陽電池を印刷でき、材料コストと印刷時間をともに低減できるという。
61 :
名無電力14001 :2008/12/05(金) 18:27:32
大阪ガス、家庭用燃料電池コージェネ市場投入 来年度早々にも
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081205-00000508-san-soci 大阪ガスの尾崎裕社長は4日、産経新聞のインタビューに応じ、現在開発を進めているガス仕様の
家庭用固体高分子形燃料電池コージェネレーション(熱電併給)システムについて、平成21年度
早々にも商品化を図りたいという考えを明らかにした。大ガスではこれまで、同システムの商品化
については「21年度中を目指す」としていた。現在、展開している一般家庭などを対象にした
実証試験の状況が良好なことなどから、早期の商品化に踏み切る。
システムはENEOSセルテック、東芝燃料電池システムと共同で開発にあたっている。都市ガス
を水素に変換する燃料改質装置と、水素と酸素を反応させて電力を取り出す心臓部にあたるセル
スタック(発電装置)などで構成されている。
戸建住宅などを対象にした実証試験は17年度から実施し、現在365戸が参加している。
また、今春にはセルスタックで実用化の目安となる4万時間の耐久性にめどをつけるなど、
開発は順調に進んでいる。
尾崎社長は「商品として世の中に出せる時期にきていると思っている。現在、市場にどの
程度供給できるかどうか最終的な詰めを行っている」と語った。
62 :
名無電力14001 :2008/12/05(金) 19:13:50
電池材料生産、三菱化も増強
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200812050043a.nwc 三菱化学は4日、ノート型パソコンや携帯電話などに使われるリチウムイオン2次電池材料の
電解液と負極材の生産設備を増設すると発表した。投資額は12億円。坂出事業所(香川県
坂出市)で生産する負極材は10億円を投資し、09年9月に2000トン増の年5000トン
に増やす。四日市事業所(三重県四日市市)で生産する電解液は2億円を投じ、現行の生産能力
から年2500トン増やし、2010年1月に年8500トンに引き上げる計画だ。
リチウムイオン2次電池は、ニッケル電池などに比べ平均電圧が3倍とエネルギー密度が高く、
電池の軽量小型化が図れる。三菱化学は、ハイブリッド自動車や電動工具などに用途拡大が見込める
と判断した。同社はショートを防止するセパレータを先月までに開発し、リチウムイオン2次電池の
主要部材すべて取り扱う唯一のメーカーとなった。
セパレータで世界シェア5割の旭化成ケミカルズ(東京都千代田区)は、守山(滋賀県守山市)、
日向(宮崎県日向市)の両工場の生産能力を10年春に倍増すると発表している。
63 :
名無電力14001 :2008/12/05(金) 19:59:09
>>36 本ガイシ社長 松下雋氏 NAS電池の戦略は
http://www.chukei-news.co.jp/news/200812/05/articles_7619.php 中部のセラミックスや電機業界で電池関連市場に参入する企業が相次いでいる。日本ガイシは、碍子(がいし)
で育んだセラミックス技術をテコに、世界で初めて「NAS(ナトリウム硫黄)電池」の実用化に成功。
2007年度に初めて黒字化し、一足早く将来への布石を打った。松下雋社長に、今後の需要見通しや事業戦略
を聞いた。
―NAS電池の使われ方は。
「〇二年に事業化し、今年で七年目になってアプリケーションが多様化してきた。一昨年あたりから風力発電所
に採用されるようになった。風力や太陽光など自然エネルギー発電は、天候に左右されるため、電力供給が不安定
になりがち。NAS電池は、大容量の電力を蓄えられるので、風や日射が少なくても安定電源として使える」
「日本は電力会社が発電や送電を一括しているが、欧州など海外のビジネスモデルは異なる。発電、送電、変電、
配電それぞれの電力事業者が存在し、電力需給を調整する『アンシラリー』需要が旺盛だ。NAS電池は瞬時に
電力を供給できるので、ビジネスチャンスが生まれてくる」
―今後、自然エネルギー発電は一段と拡大が見込める。
「欧州では風力や太陽光発電が急速に増えている。世界的に石化燃料からの脱却はさらに進む。NAS電池は、
余分な電力を貯蔵して必要な時に放電するので『セーブエナジー』に寄与できる。油やガス価格は、ここにきて
下がっているが、再び高くなってもコスト削減が期待できる」
64 :
名無電力14001 :2008/12/05(金) 19:59:40
>>63 (続き)
―一一年度にNAS電池事業の売上高を〇七年度比二・六倍の三百五十億円に引き上げる方針だが。
「今後は、再生エネルギーの多い海外での需要が拡大してくる。まだまだ海外ではアピールしている最中。
日本の電力技術は信頼度が高く、特に欧州では鉛電池が受け入れられにくいため、NAS電池の優位性は高い。
ディーゼル車向け排ガス浄化装置(DPF)の次の商品になっていく」
―大型投資を計画している。
「小牧事業所にNAS電池の新工場を建設し、一〇年六月の稼働を目指している。生産能力を年間九十メガワット
から百五十メガワットに引き上げる。これから半年ぐらい状況を見て、二百十メガワットに増強することも検討したい。
将来的には、海外で組み立て工場を設ける可能性も出てくる」
65 :
名無電力14001 :2008/12/08(月) 09:23:27
自然エネ用蓄電池市場、2020年に3000億円規模 NEDO見通し
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20081208AT1D0601G07122008.html 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は風力、太陽光など自然エネルギー用の
蓄電池市場が2020年には年間3000億円規模に成長するとの見通しをまとめた。電力を高密度
で貯蔵できるリチウムイオン電池の利用が広がり、国内の電池生産額(07年で約7700億円)
の4割に相当する新市場が創出されるとしている。
自然エネルギーは出力が天候に左右されるため、安定した電源として利用するには蓄電池に
いったん電力を蓄える必要がある。NEDOは政府の導入目標などをもとに20年に風力と太陽
光で合計1073万キロワット時の容量の蓄電池が必要と試算した。蓄電池のコストが1キロワッ
ト時あたり2万7500円まで下がると仮定した場合で市場規模は約3000億円になる。
66 :
名無電力14001 :2008/12/08(月) 14:19:51
>>65 |蓄電池のコストが1キロワット時あたり2万7500円
これって揚水発電とかの電池以外での現状での蓄電コストって話なのかな?
今いくらなの?
68 :
名無電力14001 :2008/12/08(月) 19:05:04
目標20万円、実態は30万円以上、って感じでしょうか。
あとNAS電池の場合は25万円以上という話もあったので、2万7500円ってのは
現状の1/10という目標値でしょうね。
よくわかる原子力 - 電力を捨てる「発電所」 揚水式発電 ??「ベストミックス」というけれど??
http://www.nuketext.org/mondaiten_yousui.html#examples |岐阜県藤橋村に建設予定であった国内最大級の徳山ダム・杉原ダムの建設費用で計算すると、ダム建設総体とは別に発電所
|建設費用のみで費用総額は約1,551.8億円。計画出力は42.4万kwですから、発電容量コストは1kwあたり約36.7万円となる
|はずです。
|これらの数字から見ると、資源エネルギー庁のいう「揚水発電としての妥当な開発費の上限は20万円/kw程度」というのは、
|かなり安いということが言えます。
69 :
名無電力14001 :2008/12/08(月) 20:31:38
ダムが電池に置き換わるのか
>>68 30万円/kWなら、電池として見るなら4時間充電能力として30万円/4kWhだ。
7万5千円/kWhだな。
71 :
名無電力14001 :2008/12/09(火) 17:44:09
地域エネルギー合わせ技 火力 風力 太陽光… 『マイクログリッド』東京ガスが実用化へ
http://www.chunichi.co.jp/article/technology/science/CK2008120902000164.html 電力会社の大規模集中発電(原子力、火力など)と小型分散型エネルギー(太陽光、風力、バイオマスなど)を組み合わ
せ、効率よく運用するシステム「マイクログリッド」の研究が進んでいる。省エネや二酸化炭素(CO2)削減、災害時の
エネルギー安定供給につなげることが目的。大規模な実証試験設備を持つ東京ガスは、技術的には実用化段階に入っている。
マイクログリッドは、一定の地域内でいろいろな電源を結び、効率的に運用して電力の需給バランスを調整する地域電力
ネットワーク。使いやすさと環境への負担低減を両立させる方法として期待されている。
「再生可能エネルギーとガス、電力、石油それぞれの特徴を生かし、補完し合うことで低炭素型エネルギー社会を実現し
ましょう、という提案です」。東京ガスの徳本勉さんはそう説明する。
東京ガスは、電力だけでなく熱利用を含めて「ホロニックエネルギーシステム」という独自の事業名を付け、力を入れて
いる。語源はギリシャ語で、「ホロス(全体)」と「オン(個・部分)」の調和を表す。徳本さんはホロニックエネルギー
グループマネージャーで、横浜市鶴見区にある横浜研究所で技術開発を担当している。 国が積極導入を目指す再生可能エ
ネルギーの代表格、太陽光や風力は気象条件で出力が変動する。導入量が増えると需給バランスの調整が難しくなったり、
電源側に逆に流れ込んだりして周波数や電圧が変化。電力会社の制御に影響が出るため、安定した“良質な電気”の供給が難
しくなる。「変動を安定化しながらマイクログリッドの技術で大規模電源と分散型電源を調和させたい」と徳本さんは話す。
72 :
名無電力14001 :2008/12/09(火) 17:48:12
>>71 の続き
二〇〇五年度に東京大と東京ガスが協力し開設した「ホロニック・エネルギーシステム学講座」。これまでの研究で、太
陽光や風力発電の導入で不安定になる電力会社の電力をガスエンジンや蓄電池の併用で安定化できることが分かった。横浜
研究所で実施している規模(百キロワット)なら電力会社の電力に悪影響を与えずに太陽光・風力を最大52%導入できる
という。
同研究所では〇六年度から実証試験設備を導入。ガスエンジンで電力と熱を併せて供給するコージェネレーション、太陽
光発電システム、風力発電機、蓄電池、バイオマス発電システムを入れた。コージェネの排熱は吸収式冷凍機で空調に使っ
たり、研究所や所内にある食堂の給湯に利用したりしている。
ホロニックの目的は▽省エネ・CO2削減の促進▽電力会社の大規模電力系統との調和▽大規模電力系統のトラブル・災
害時のエネルギー安定供給−の三つ。
例えば、東京・日本橋地区での試算。ホロニックエネルギーグループ課長の緒方隆雄さんは「マイクログリッドで電力と
熱のネットワークをつくれば、(石油など)一次エネルギーは年間35・5%減、CO2は半減する」と説明する。太陽光
や風力発電導入による電力会社の出力変動もガスエンジン、蓄電池を調整電源として活用することで対応可能。落雷による
停電時の電力供給などにも力を発揮する、という。
マイクログリッドの最適規模は、延べ床面積で数万平方メートル、電力需要で三万−四万キロワット。再開発プロジェク
トの中で行政や開発事業者に提案していく。徳本さんは「一つの地域に電線や熱導管を張り巡らし、資本関係がない個々の
顧客に電気や熱を供給するので法整備が必要。コスト的にもまだ補助がないと成立しないが、CO2削減やエネルギー安定
供給に大きく貢献でき、電力会社にもメリットがある」と話す。
http://www.chunichi.co.jp/article/technology/science/CK2008120902000164.html
73 :
名無電力14001 :2008/12/10(水) 18:50:56
日本電子とACTがリチウムイオン・キャパシタを発売、重量エネルギ密度が30Wh/kgと高い(2008/12/08)
http://eetimes.jp/article/22624/ 日本電子とアドバンスト・キャパシタ・テクノロジーズ(ACT)は、静電容量が5000F、蓄電容量が8.3Whと
大きいリチウムイオン・キャパシタ「Premlis A5000」の出荷を開始した。正極にACTが開発した「ナノゲート
カーボン」、負極にリチウムイオンを添加した黒鉛系カーボンを用いたことで、エネルギ密度を30Wh/kgと、
電気2重層コンデンサ(スーパーキャパシタ)の5倍程度まで大きくできたと主張する。
大電流を出力するよりもエネルギ密度を高めることに適した設計を採った。このため、例えば太陽光発電
装置と組み合わせて自立動作させる街灯システムなどに向ける。このほかUPS(無停電電源装置)や携帯型
機器の電源としても利用できるとした。
外形寸法は100×100mm。厚さと重量は顧客が必要とする蓄電容量とエネルギ密度によって個別に変更する
とした。等価直列抵抗(ESR)は5mΩ、動作電圧は2〜4Vである。動作温度範囲は−30〜60℃。価格は2万5000円。
2009年度中には月産2万個の量産体制を整えるとした。
同時に、静電容量が2000Fの「Premlis A2000」、同1000Fの「Premlis B1000」、Premlis A5000を12個内蔵
した容量100Whの大型モジュールなどの出荷も開始した。
74 :
名無電力14001 :2008/12/11(木) 18:17:47
75 :
名無電力14001 :2008/12/15(月) 20:26:52
神戸製鋼:褐炭プラントが完成 世界初の商業運転目指す
http://mainichi.jp/select/biz/news/20081212k0000m020032000c.html 神戸製鋼所がインドネシアに建設していた改質褐炭の実証実験施設が完成した。「二束三文」と
まで言われる褐炭を、国際石炭取引の主流となっている瀝青炭(れきせいたん)並みに高品質化す
る施設で、世界初の商業運転を目指す。石炭埋蔵量の半分を占める褐炭の高品質化が軌道に乗れば、
有力な石油代替エネルギーとして注目を集めそうだ。
施設は、現地石炭会社アルトミンのサツイ鉱区内(カリマンタン島南東部)に建設。総事業費80
億円のうち、半分を財団法人石炭エネルギーセンターを通じた経済産業省からの補助金で賄った。
褐炭は、水分を瀝青炭の3〜5倍含み、十分な熱量を得られない欠点がある。神鋼はてんぷらの
ように、灯油で褐炭を揚げて脱水する技術を開発し、小規模実験では既に瀝青炭並みの発熱量を確
保したという。今回は日産600トン規模で実験し、2年後の商業運転では5000トンに増産。
日本の電力会社などへ販売する計画だ。
インドネシアは04年、石油輸出国から輸入国へ転落。石炭も埋蔵量の6割が褐炭で、資源輸出
国としての地位確保や国内へのエネルギー安定供給の観点から、褐炭の高品質化を急いでいる。12
月4日の竣工(しゅんこう)式に出席したプルノモ鉱物相は「10年には商業化プラントの建設に
移行できるよう希望する」と強い期待感を表明。神鋼の犬伏泰夫社長は「褐炭という未利用資源の
活用は逼迫(ひっぱく)する世界のエネルギー需給の改善に役立つはず」と話した。
76 :
名無電力14001 :2008/12/16(火) 15:20:13
温暖化対策で森林整備へ(福島県)
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=200812164 福島県は15日までに、地球温暖化対策の一環として二酸化炭素の吸収源となる県内の森林を
平成24年度までに15万8千ヘクタールを整備することを盛り込んだ「県森林吸収量確保推進
計画」を策定した。
京都議定書を踏まえ、県は22年度を目標に2年度比で二酸化炭素排出量を8%削減する。
このうちの6・9%分は森林による吸収でカバーする考えで、それに見合う15万8千ヘク
タールの森林を整備することにした。
県内には、植林など人の手が加わっている民有の「育成林」が21万8千ヘクタールあるが、
計画はこの約72%に当たる。
下草刈りや間伐などを進め、二酸化炭素吸収源として十分に機能を果たす良好な森林環境の維
持に努める。
県は森林整備に併せ、林業労働力の確保や木材・木質バイオマスの利用促進、県民参加の森づ
くりなども推進していく考え。
77 :
名無電力14001 :2008/12/17(水) 13:37:49
ハエが養鶏&養豚農家を救う?――バイオマス総合展2008
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081215-00000037-zdn_mkt-bus_all (中略)
●イエバエが養鶏&養豚農家を救う?「ズーコンポスト」
小さな虫が飛び回っているカゴが注目を集めていたのは、「ズーコンポスト」を展示している株式会社BBBのブース。
カゴの中で飛んでいる虫は、よく見るとたくさんのハエ(!)だった。
ズーコンポストとはひと言でいうと「無菌状態のイエバエを使い、ふん尿を有機肥料に変える仕組み」。想定している
顧客は、鶏や豚などを育てる畜産農家である。
畜産農家では大量にふん尿が発生する。ふん尿はたい肥利用するように指導されるが、自然にたい肥になるまでには
3〜4カ月と長い時間がかかる上、大量にメタンガスを発生するのが難点だ。汚水がしみ出して地下水を汚染することも
ある。
ズーコンポストでは、イエバエの力によってふん尿処理を行う。トレイにふんを広げ、その上にイエバエの卵を載せる。
卵がかえると幼虫(ウジ虫……)がふんを餌として育つ。ふんは初め80パーセント程度の水分を含んでいるが、3日程度で
顆粒状に、5日程度でさらさらに乾燥し、においもほとんどなくなるという(この時点で肥料になっている)。このころ
には幼虫は成長し、習性として外に這い出そうとするため、棚の下部に設置した幼虫受けに落ち、幼虫と肥料が分離される。
幼虫受けに落ちた幼虫は熱湯処理の後で急速冷凍し、鶏や魚の飼料となる。
ここまでにかかる期間は約1週間程度。自然にたい肥を作るのに比べると大幅な期間短縮といえる(ちなみに、ミミズを
使うより格段に早いそうだ)。しかも良質な有機肥料(ビオス)と有機飼料(トロプス)を回収できるので、農家はそれを
売ることによって利益を上げられるという仕組み。1トンのふん尿から、300キログラムのビオスと100キログラムのトロプス
を生産できる。
3トンのふん尿を処理できるズーコンポストの施設で、値段は約3000万円。BBBでは2009年に販売を開始するほか、春には
千葉県成田に視察可能な施設「成田ラボ&バイオマスファーム」をオープンする予定だ。
78 :
名無電力14001 :2008/12/19(金) 19:35:19
【IEDM 2008】ナノワイヤー利用でバッテリの蓄電容量を10倍に、米スタンフォード大学が発表(2008/12/19)
http://eetimes.jp/article/22653/ 米Stanford University(スタンフォード大学)は、米カリフォルニア州サンフランシスコで2008年12月15日〜18日の
日程で開催された半導体素子の国際学会「2008 IEEE International Electron Devices Meeting(IEDM 2008)」で、
次世代システムに向けてナノワイヤーを利用したバッテリ技術を発表した。
同大学は、バッテリの電極にナノワイヤーを適用した。同大学によれば、シリコン(Si)材料とゲルマニウム(Ge)
材料をベースにしたナノワイヤーを利用することで、グラファイト(黒鉛)によるアノード(陰極)を使う現行の
バッテリに比べて、電荷蓄積容量を10倍程度に高められるという。
同大学の論文によれば、「放電容量は約3100mAh/gが得られており、10回の充放電サイクルで若干低下した。クーロン
効率は90%を超えている」という。
同大学は、LSIに集積するオンチップ電源に向けて、シリコン・ナノワイヤーによるバッテリの電極を作製するCMOS
プロセスを開発した。こうしたチップを実現するため、同大学は4インチ・サイズのマスクを覆う微粒子の単分子層も
開発したという。
この微粒子はエッチング用マスクとして機能する。直径は、反応性イオン・エッチング(RIE:Reactive Ion Etching)
を使って調整する。RIEは、垂直方向のナノピラー(微小柱)を50n〜100nm間隔で作製するのにも使われるという。
79 :
名無電力14001 :2008/12/19(金) 19:38:27
目指せ波力発電の商用化、効率改善策を米MITがシミュレーションで提案(2008/12/19)
http://eetimes.jp/article/22652/ 米Massachusetts Institute of Technology(MIT)によれば、海洋波を利用することで、世界中の
さまざまな地域において海岸線1km当たり200MW(メガワット)もの発電が可能になるという。
MITは、商業的な実用化を目標に据えて、これまでに提案されている波力発電機の性能を最適化
すべく、詳細なシミュレーションを実施するプロジェクトを主導している。
MITのChiang Mei教授は、「海洋波を利用した発電については、これまでにさまざまな技術が
提案されている。ただし現時点では、いずれも十分な効率を達成できておらず、商業的な投資を
生み出すには至っていない。われわれは、こうした波力発電システムの詳細なモデルを作成し、
商業的な実用化のために必要な改善点を明らかにしようとしている」と述べる。
MITが詳細なモデルを最初に作成した装置は、海岸に設置された発電システムの振動水柱
(Oscillating Water Column:OWC)に波を導くもので、ポルトガルのTechnical University
of Lisbonでテストされている。この発電システムでは、波が水柱部に入ったり出たりして
上下に振動することで、水柱上部の空気が加圧されたり減圧されたりする。これによって
生じたエネルギが、航空機の対称翼のような刃を回転面に並べた構造を備えるウェルズ・
タービン(羽根車)を回転させることで発電する仕組みだ。タービンは、空気流に対して刃が
垂直になるように設置されており、空気流の向きに関係なく電力を生成できる。
80 :
名無電力14001 :2008/12/19(金) 19:39:36
>>79 (続き)
現行の試作機では、投資家を引き付けられるほどの発電効率が得られていなかった。MITは、共振現象を利用できるように
この発電システムを設計し直すことで、商業的な実用性を確保できると主張している。Mei教授が作成した詳細モデルに
よれば、OWCの直径を現在の約3mから20mまで大型化することで、設置場所にもよるが、波の上下動に対する共振が発生する
という。これによって発電効果が飛躍的に高まり、商業的な投資家を引き付けるのに十分な電力を生成できるとしている。
Technical University of Lisbonは、このMITの設計を基に、OWCの直径を10mまで大型化した発電装置をドゥーロ川河口
の防波堤に設置する計画を立てている。この計画では、3基の大型OWCを備えた波力発電システムによって、750戸の住宅に
十分な電力を生成する予定だという。
MITは次の取り組みとして、このほかの波力発電技術についても、商業化に十分な発電効率を目指して詳細モデルを
作成するとしている。Mei教授によると、異なる地域で波のパターンが違えば、波力発電の効率を高めるために異なる
技術が必要になるという。ただし同教授は、波力発電技術は風力発電や太陽光発電に比べてはるかに開発が遅れており、
各種の波力発電技術のほとんどが商業化までにまだ10年以上かかるとも指摘している。
81 :
名無電力14001 :2008/12/21(日) 01:19:18
(風力)発電施設 停止時間を設け野鳥衝突防止へ
http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000000812200002 電源開発(本店・東京都)は、あわら市富津(とみつ)地区に計画中の風力発電施設について、付
近を飛ぶマガンやヒシクイなどの野鳥が風車に衝突死するのを避けるため、日の出、日の入りの前後
に風車を止める時間を設けることを明らかにした。18日の同市議会全員協議会で説明した。
10月から3月までの6カ月間、日の出の10分前から50分後までと、日没の30分前から40
分後まで。この時間帯の前後は監視員を配置し鳥が近づいたら緊急停止させる。稼働後3年間は、措
置が適切かどうか様子をみるという。日本野鳥の会も含めた検討委員会を設け、具体的な運用を決め
る方針だ。同社によると、風力発電大手が国内で野鳥対策のために風車の停止時間を設けるのは初め
てという。
同地区は、石川県加賀市の片野鴨池(ラムサール条約登録湿地)で越冬するマガンなどがえさ場へ
飛行するルートにあたる。同社はここに10基の風力発電用風車を設置する計画で10年度内の運転
開始を目指している。これに対し、加賀市と日本野鳥の会が、建設場所の見直しを求める要望書を同
市や県、環境省などに送っていた。
82 :
名無電力14001 :2008/12/22(月) 11:34:18
静大:竹からバイオ燃料開発 食料と競合なく 研究チーム
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081221k0000m040081000c.html 石油に代わる燃料として注目されるバイオエタノールを、竹から高い効率で作る技術を中崎清彦・
静岡大教授(生物化学工学)の研究チームが開発した。サトウキビやトウモロコシと違って食料と
競合する心配がなく、木材より成長が早いことが魅力という。
竹からエタノールを作るには、繊維質の主成分セルロースを糖(グルコース)に変えて発酵させる
必要がある。しかしセルロースは分解しづらく、研究開始当初は糖に変える効率が2%程度だった。
研究チームは、竹を従来の10分の1の50マイクロメートル(マイクロは100万分の1)の
超微細粉末にする技術を開発。レーザーで細胞壁に含まれる高分子リグニンを取り除き、分解効率
の高い微生物を選ぶなどの工夫を重ね、糖化効率を75%に高めた。今後3年間で効率を80%まで
高め、生産コストを1リットル当たり100円程度にすることを目標にしている。
農林水産省などは2030年までに、バイオエタノールの消費量を年間220万キロリットルに
することを目指しているが、現在は輸入に頼っている。研究チームの試算では、国内には約9300
万トンの竹があり、年間330万トンまでなら採り続けても生態系への影響はない。これで燃料を
作れば目標消費量の約10%を賄えるという。
83 :
名無電力14001 :2008/12/22(月) 11:38:43
カネカ、欧州に太陽電池工場 国内でも生産増強
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081221AT1D1702Z20122008.html カネカは2011年に欧州で太陽電池の生産を始める。約200億円を投じて年産20万キロワット規模の
工場を建設、発電事業者向けなどに販売する。国内でも増産投資を進め、15年までに国内外合わせた
年産能力を100万キロワットに引き上げる。
景気が悪化するなか、二酸化炭素(CO2)の発生を抑えられる太陽電池事業は数少ない有望分野と
みられており、日本や欧州企業が投資を競っている。
欧州の新工場は化学品を生産しているベルギーの自社工場内に建設することを検討している。
シリコンの使用量を抑えることができる「薄膜型」と呼ぶ太陽電池を生産する。薄膜型は光を
電力に変える変換効率が低いのがネックだが、カネカは効率を高める独自技術を開発している。
84 :
名無電力14001 :2008/12/24(水) 11:49:33
85 :
名無電力14001 :2008/12/24(水) 17:32:27
>>84 こういうのって、一種の回生ブレーキみたいな感じだな。
86 :
名無電力14001 :2008/12/24(水) 18:55:58
固体薄膜電池のIPS社が量産開始へ、2008年内にも製品を出荷予定(2008/12/24)
http://eetimes.jp/article/22667/ 充電可能な固体薄膜電池を開発する米Infinite Power Solutions(IPS)社は、ベンチャー・キャピタルに
よる第2回目の投資ラウンド(いわゆるシリーズB)を終了し、独自のマイクロエネルギ電池(micro-energy
cell)である「THINERGY」の量産開始に向けて1300万米ドルを調達したと発表した。
IPS社は2006年に実施された第1回目の投資ラウンド(いわゆるシリーズA)で3570米ドルを調達し、充電
可能な固体薄膜電池を量産する施設の建設や増築に充てている。今回の投資ラウンドで資金がさらに上乗せ
された。この施設は2008年中に完成し、年内に製品出荷を開始する予定だ。
シリーズBの投資ラウンドは、シリーズAに引き続き、投資会社である米D. E. Shaw Ventures社と米Polaris
Venture Partners社が率い、米Core Capital Partners社や、米Applied Materials社のベンチャー投資部門
であるApplied Ventures社、米In-Q-Tel社が参加した。さらに、匿名の戦略投資家も資金を提供した。
IPS社によれば、独自のマイクロエネルギ電池であるTHINERGYは、太陽光や熱、高周波、磁気、振動といった、
環境中に存在するあらゆる形態のエネルギの蓄積に適しているという。
87 :
名無電力14001 :2008/12/24(水) 18:57:05
>>86 (続き)
IPS社のプレジデント兼CEO(最高経営責任者)を務めるRay Johnson氏は、「2年前のシリーズ
Aラウンドで得た資金によって、米コロラド州に製造施設を建設した。今回のシリーズBラウンド
では、販売経路を拡大するとともにアプリケーション・エンジニアを増強し、顧客企業や戦略的
パートナ企業への支援体制をさらに強化する。これによって、当社の技術や製品を業界にわたって
幅広く短期間で普及させる狙いだ」と述べた。
Polaris Venture Partners社のゼネラル・パートナで、IPS社のディレクタを兼務するBob Metcalfe
氏は、「われわれがマイクロエネルギ電池と呼ぶIPS社の固体薄膜電池は、毎年100億個も出荷されて
いる組み込みコントローラに重要な新機能をもたらす。マイクロエネルギ電池は信頼性が高い上、
再充電も可能だ。従って、マイコンに環境発電(エネルギ・ハーベスト)機能と無線ネットワーク機能
を組み合わせる用途に使える。このため、環境センシングやエネルギ管理に幅広く応用できるだろう」
と述べている。
88 :
名無電力14001 :2008/12/24(水) 19:06:13
89 :
名無電力14001 :2008/12/26(金) 19:02:25
海藻育てバイオ燃料に 瀬名波琉大准教授とうるま市実証実験へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081226-00000016-ryu-oki 琉球大学工学部の瀬名波出(いずる)准教授とうるま市は、火力発電所や工場などから出る高濃度のCO2
(二酸化炭素)を海水に溶かして海藻を養殖し、バイオ燃料に転換する「海洋バイオマスによる二酸化炭素
吸収・利活用システム」の技術研究に取り組んでいる。CO2削減と石油に変わる新エネルギー開発を組み
合わせることで、地球温暖化防止を目指す。
増殖させる海藻によっては水産業の振興も期待できるという。年明けにも、うるま市の海の駅あやはし館
そばで実証実験を始める。
実験では、CO2を溶かす気体溶解装置1基と海藻を養殖する水槽1基を海中に設置する。
気体溶解装置に高濃度のCO2を入れ、海水を加えてから気圧をかけ、CO2を海水に溶かす。この海水で、
人工的に胞子をつなぎ合わせた「ぷちも」と呼ばれる浮遊性の海藻を養殖。圧力や温度、増殖量などの基礎
データを約1年間蓄積する予定だ。
構想では、火力発電所や工場などの隣接地に施設を建設し、発電所から出る高濃度のCO2を利用するなど、
循環型システムの構築を目指している。
瀬名波准教授は「従来のCO2処理に比べ、低コストで効率よくCO2を固定化できる。海藻は陸上の植物の
約15倍の速さで成長する。CO2濃度が高い海水ではさらに効率よく成長させることが見込まれる」と強調した。
瀬名波准教授らは2007年夏ごろから、県内企業など産学で連携しながら、技術開発を模索してきた。年明け
にも、うるま市や県内企業などと「沖縄海洋バイオマス研究コンソーシアム(仮称)」を正式に立ち上げる予定で、
計画を本格化させたい考えだ。
90 :
名無電力14001 :2009/01/03(土) 11:32:28
地熱発電所、三菱マテなど20年ぶり新設 政府、春に支援策
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090103AT1D250E502012009.html 地下の熱水や蒸気を利用する地熱発電所の新建設計画がほぼ20年ぶりに国内で動き出す。三菱マ
テリアルとJパワーは共同で約400億円を投じ、2016年にも出力6万キロワットの発電設備を建設。
日鉄鉱業と九州電力も約200億円で発電所を新設する。政府も今春に資金面などの支援策をまとめ
る方針で、二酸化炭素(CO2)をあまり出さず、燃料価格の乱高下リスクがない地熱を国産エネル
ギーとして活用する動きが広がりそうだ。
三菱マテとJパワーは秋田県湯沢市で、09年度から本格的な事業化調査(FS)に入る。地下2000
メートル前後から熱水や蒸気をくみ上げ、発電設備で利用する。環境アセスメントなどを経て着工、
16年にも稼働させる。電力は東北電力などへ販売する。三菱マテはすでに国内2カ所、Jパワーは1カ
所に地熱発電所を持つ。
91 :
名無電力14001 :2009/01/03(土) 13:38:14
自然エネルギー、農業活用に助成 CO2削減へ農水省(01/01 07:38)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/agriculture/138394_all.html 農林水産省は新年度、太陽光、風力などの自然エネルギーを農業分野で活用し、二酸化炭素(CO2)
の排出量削減を促す「低炭素むらづくりモデル支援事業」に取り組み、環境に優しい農村づくりを目指す。
京都議定書に基づき、基準年の一九九〇年に対し、二〇〇八−一二年の平均で温室効果ガスを6%削
減するという政府目標に、農業分野でも貢献する。新年度予算案に八億八千万円を計上した。
市町村、農協などでつくる地域協議会を事業主体に想定。対象は、太陽光や風力を使う発電施設、自
然エネルギー由来の電力供給を受ける園芸施設、雪氷貯蔵施設などで、新設や施設改造にかかる経費の
半額を助成する。
また、自然エネルギー活用によるCO2削減効果の試算などソフト面の経費は全額助成する。事業期
間は五年間。公募により、全国で十程度のモデル地区を選定する。
道内では既に、雪氷を使った農産物貯蔵施設が普及し始めており、土地が広いため、太陽光、風力の
発電施設整備も期待される。
92 :
名無電力14001 :2009/01/03(土) 16:54:55
93 :
名無電力14001 :2009/01/04(日) 14:09:40
>>91 また農道空港のパターンで予算獲得ですね。分かります。
94 :
名無電力14001 :2009/01/05(月) 17:39:23
UAEアブダビでNAS電池50MWを受注 日本ガイシ
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=208820 アブダビ水電力庁は限られた資源である天然ガスによる発電の効率的な運用を検討してきました。
NAS電池は大容量の電力を一度に貯蔵できるため、電力の需要が少ない時に蓄電、多い時に放電す
ることで電力負荷を平準化(ピークカット)し、一日の供給電力をより有効に活用することができ
ます。ガス発電機を一定の出力で運転し、発電効率を上げることで、燃料の消費量とCO2の排出量
を削減することができます。また、蓄えている電力を即時に取り出せるため、非常用電源としても
利用できます。
アブダビ首長国の中心部アブダビ島に点在する複数の変電所に、まず計50MWのNAS電池シス
テムを納入します。今後さらに拡大される計画で、電力需要の拡大が著しいアブダビ本土への展開や
大規模太陽光発電への活用も検討されています。
NAS電池はこれまで、青森県六ヶ所村の風力発電所に納入した定格出力34MWを最大規模と
して、国内外の約200カ所で合計270MWが使用されています。
95 :
名無電力14001 :2009/01/05(月) 19:20:57
中部電力 電気自動車1500台導入へ
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200812270039a.nwc 中部電力は、2020年度末までに電気自動車約1500台を業務用車両として導入する。業務用車両
約3600台の4割強に当たり、二酸化炭素(CO2)排出量を年間約1500トン削減できるという。
具体的には来年度に約100台を導入。その後、徐々に台数を増やしていく考え。
三田敏雄社長は「電気自動車の普及を支援していきたい」と狙いを話した=写真。
来年発売予定の三菱自動車の「i MiEV(アイ・ミーヴ)」や、トヨタ自動車のプラグイン・
ハイブリッド車の導入を検討している。
電気事業連合会は、電気自動車を20年度までに業界で約1万台導入する目標を打ち出している。
96 :
名無電力14001 :2009/01/05(月) 19:25:37
セコム 家庭用燃料電池 月2万円でレンタル
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200901010029a.nwc 警備サービス最大手のセコムは31日、2009年春をめどに家庭用燃料電池のレンタル事業に
参入する方針を明らかにした。一般的なシステムに加えて、災害時でも電気が確保できるように
改良したシステムも順次投入。同社のホームセキュリティーの契約者に対し、月額2万円程度で
提供する。
二酸化炭素(CO2)の排出量を大幅に削減できる家庭用燃料電池システムは、今春から一般
への販売がスタートする予定。しかし、現行では1台当たりの価格が200万円近くになる見通し
で、普及拡大のネックになるとの見方が強い。このため初期費用の負担を大幅に低減できるレン
タル方式の導入によって、都市部の富裕層を中心に攻勢をかけていく。
災害対応型の燃料電池システムは、都市ガスに使われるLNG(液化天然ガス)やLPガス、
灯油など複数の燃料を使用できるマルチ方式を採用。地震などで都市ガスが止まった際は、サー
ビスマンがLPガスのボンベなどを契約者宅に設置し早期に家庭電源の復旧を図る。
燃料電池は起動時に外部からの電力が必要になるため、停電時も起動できるように蓄電池を
組み込む。また、水道が断水となった際も、タンクの一部に冷却用の水を循環させるなど災害
対応向けの改良を進めていく。
97 :
名無電力14001 :2009/01/06(火) 16:55:51
イーメックス「リチウムイオンキャパシタ」 蓄電10倍 長寿命・低コスト
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090105-00000012-fsi-bus_all 人工筋肉などの研究開発ベンチャーのイーメックス(大阪府吹田市)は、蓄電部品「リチウムイオンキャパシタ」に
ついて蓄電性能は従来の10倍に、エネルギー密度では従来の5倍の性能を実現した。従来のリチウムイオンキャパ
シタの技術的な課題となっていた蓄電、エネルギー密度の低さを克服したことで、普及が加速しそうだ。今後の研究
成果次第で、現在、蓄電部品分野の勝ち組の名をほしいままにしているリチウムイオン電池の座を脅かす存在になる
可能性もある。
従来のリチウムイオンキャパシタのエネルギー密度は低く、リチウムイオン電池の約30分の1とされている。性能
の高さからリチウムイオン電池は、パソコンや携帯電話などその用途は拡大。蓄電装置の主役の座に君臨している。
しかし、リチウムイオン電池にも技術的な課題がある。蓄電装置内で化学反応を伴うため製品の寿命は約2年と短い
うえ、発火する恐れがあるなど安全性を疑問視する声も少なくない。
一方、リチウムイオンキャパシタの蓄電は化学反応によるものではないため劣化が少なく、製品寿命は10年以上と
長いのがウリだ。さらに「使用する材料費も安いため、生産コストをリチウムイオン電池よりも低く抑えることができる」
(瀬和信吾社長)という。電気自動車を開発する一部の自動車メーカーからは長寿命と生産コストの安さからリチウム
イオンキャパシタへの注目度が高まりつつある。
98 :
名無電力14001 :2009/01/06(火) 16:56:22
>>97 続き
リチウムイオンキャパシタは、電極に炭素を利用するのが一般的だが、イーメックスは人工筋肉の開発などで培った技術
を応用した化学めっきで作られた金属電極を採用。蓄電性能は従来のリチウムイオンキャパシタと比べて10倍と大幅に
アップした。エネルギー密度も大幅に向上した。高分子キャパシタは、容量1リットル当たりのエネルギー密度を従来の
リチウムイオンキャパシタの約5倍となる100ワット(毎時)を実現した。リチウムイオン電池のエネルギー密度は
300ワットと新技術よりも3倍以上もある。しかし、安全性と寿命を確保するため、電気自動車などではエネルギー密度
の全能力の約10%にあたる30ワットしか使用していない。「当社が開発した技術は現在の電気自動車に要求される3倍
以上のエネルギー密度を実現しており、電気自動車への本格的な実用化に大きく貢献できる」(瀬和社長)と自信をみせて
いる。
99 :
名無電力14001 :2009/01/07(水) 00:39:54
国立公園でも地熱発電=開発加速へ法改正も−経産省
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2009010500537 経済産業省は五日、二酸化炭素(CO2)をほとんど排出しない国産エネルギーである地熱発電の普及を図るた
め、自然公園法の改正も含め、国立公園内の開発促進策の検討に入った。同省は昨年十二月に設置した有識者ら
による研究会で2030年度までの開発目標の策定に着手。四月にもまとめる報告書に、同法改正や環境省との開
発規制の申し合わせ解消など、具体的な規制緩和策を盛り込む方針だ。
日本の地熱発電は合計出力が約53万キロワットで、国内の全地熱資源(2347万キロワット)のわずか0.2%
程度。資源の82%が国立公園内で規制を受けていることが背景にある。環境省によると、国立公園区域のうち
「特別地域」の開発には認可が必要な上、両省の申し合わせで新規開発は行わないことになっている。「普通地
域」でも届け出が必要で、環境や景観保護にそぐわない場合は中止を命令することができる。
100 :
名無電力14001 :2009/01/07(水) 15:05:52
シャープ、太陽電池工場稼働へ 需要増で前倒し(01/07 12:11)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/139251.html シャープは7日、堺市内に建設中の太陽電池工場の稼働時期を、当初予定の来年春から
年内へ前倒しする方針を明らかにした。地球温暖化対策の必要性の高まりを背景に、今後
世界的に予想される需要の大幅増に対応する。
同社の主力事業の液晶パネルは、世界的な景気後退で需要が落ち込んでいるため、確実
な需要が見込める太陽電池事業を、液晶と並ぶ収益の柱に早期に育てたいとの狙いもあり
そうだ。
太陽電池工場への投資額は約720億円。建設中の液晶パネル工場に併設する。材料と
なるシリコンが少量で済む「薄膜型」と呼ばれる電池を、当初、年間480メガワット生
産する予定だ。
シャープは、欧州電力大手ENELなどと合弁で、イタリアに大規模な太陽電池工場の
建設を計画するなど、太陽電池事業の拡大を図っている。
101 :
名無電力14001 :2009/01/07(水) 15:13:43
四国コカ、省エネ自販機を本格導入 09年2000台新設
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090106c6b0602906.html 四国コカ・コーラボトリングは、消費電力量などが従来より大幅に少ない新型
の自動販売機設置を本格化する。
本格展開する省エネ自販機は、飲料を冷やす際に出る排熱を利用して温かい飲
料を加温・保温する仕組みを採り入れたのが特長。「ヒートポンプ式」といい、
給湯器やエアコンなどにも使われている技術。自販機1台当たりの消費電力量は
通常の新型自販機に比べ30%程度減り、CO2排出量の削減にもつながる。冷媒
にはフロンではなくCO2を使う「ノンフロン」型。
102 :
名無電力14001 :2009/01/07(水) 15:17:06
再生可能エネルギーの国際機関、日本が不参加方針
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20081230-OYT1T00067.htm 政府は29日、太陽光や風力などの利用拡大を目指して来月発足する国際再生可能エネル
ギー機関(IRENA)に参加しない方針を固めた。
日本が事務局長を出している国際エネルギー機関(IEA)との機能重複などを理由にし
ての不参加だが、国際社会から環境問題に後ろ向きとの批判を受けかねないと懸念する指摘
も出ている。
IRENAはドイツが中心となって設立される。地球温暖化や化石燃料の枯渇に対応する
ため、参加国間で再生可能エネルギーに関する技術移転や資金調達、情報交換などを進める。
日本はドイツから再三、参加を求められてきたが、「再生可能エネルギーの利用拡大は既
にIEAで取り組んでおり、新機関は不要」(外務省幹部)との判断から、当面は参加を見
送ることにした。毎年数億円の資金拠出を求められる可能性があることも、厳しい財政事情
の中で二の足を踏む要因となっている。
ただ、IEAは先進国中心の28か国で構成しているのに対し、IRENAには途上国を
含め数十か国が参加する見通しだ。地球温暖化対策では、先進国の取り組みと同時に、途上
国をいかに取り込むかが課題で、政府内にはIRENAの積極活用を求める考え方もある。
「IRENAに参加すれば、太陽光発電などの分野で日本の技術の普及に役立つ」(政府関
係者)と、日本の産業への利点があるという指摘も出ている。
米国もIRENAに不参加の方針とされるが、オバマ次期米大統領は化石燃料から再生可
能エネルギーへの転換を重視しており、新政権発足後の方針転換を予想する見方がある。
103 :
名無電力14001 :2009/01/07(水) 15:26:54
「廃熱」を新たな力に スターリングエンジン
http://mainichi.jp/life/ecology/news/20090107ddm008020092000c.html <1816年にスコットランドで発案されたスターリングエンジンの普及が近づいてきた。>
スターリングエンジンはシリンダー内部の気体に外から熱を加え、膨張・圧縮させてピストンを動かし、
動力にします。工場や発電所から出る廃熱でこのエンジンを動かし、発電機で電気をつくります。これま
で、ガスなどを燃やした時の1000度以上の高熱で動かすタイプはありましたが、廃熱の97%を占め
る500度以下で発電できないか、と考えました。
<パナソニックの技術者出身。05年に社内ベンチャー制度を活用して起業した。スターリングエンジ
ンは、高出力を得る仕組みや採算性が課題だった>
「すごい技術に挑戦すべきだ」と言われました。それなら2世紀も実現していない難攻不落の技術に、
思い切って残りの人生を懸けてみよう、と清水の舞台から飛び降りました。
<海上技術安全研究所(東京)との共同研究に着手。07年8月、船舶のディーゼルエンジンから出る
400度の廃熱で発電機を動かすことに成功した>
廃熱を取り込む熱交換器に、熱を伝えやすい銅を使い、強度不足は銅の周囲をステンレスで覆って補い
ました。熱を動力に換える性能も向上させ、油を差さなくても動く仕組みにしてコスト削減に役立てまし
た。基本技術は確立しました。
<今月末から奈良県で、実際に工場で使う試験を始める。2年後には1キロワットの電力を賄う製品を
約100万円で発売する計画だ>
将来は、価格を下げる予定です。また、もっと低い温度での稼働も課題です。200度前後でも動けば、
廃熱の3割を活用できます。「もったいない」という意識を根付かせ、「環境革命」を起こす一員になれ
ればと願っています。
104 :
名無電力14001 :2009/01/07(水) 15:34:08
浮き足立った電気自動車崇拝は市場に悪影響を与える
http://news.livedoor.com/article/detail/3964301/ 2015年に世界中で生産される8000万台の車両のうち、250─300万台がハイブリッド装備に、
そして80万台は電気駆動だけの車両になるのではないかと予想されている。つまり両タイプの
技術が自動車の年間売上げに占める割合は5%以下、ディーゼル車が4分の1、そして残りがガ
ソリン車となる。騒がれている割には小さな数値である。
最も問題となっているのは、蓄電方法、あるいは供給方法である。現在の技術では充填するま
でに必要な充電時間は8時間と言われており、たとえば遠距離から通う従業員を抱える企業の
駐車場で、一斉に充電が行われてしまえば、駐車場が込み合うどころか、ショートを起こして
しまうのが関の山だ。差込口からの充電が無理であるなら、どのような形でエネルギーの補充
をするべきであるのか、その際の料金支払い方法はどうするのかなど、まだ手探りの段階でし
かない。(一部抜粋)
105 :
名無電力14001 :2009/01/07(水) 16:22:19
新エネルギー発信 7月、鳥取県北栄町で「全国風サミット」
http://www.nnn.co.jp/news/090105/20090105005.html 風力発電がある自治体が地球温暖化防止や環境について考える「第十四回全国風サミット」
が七月九、十の両日、鳥取県北栄町由良宿の町大栄農村改善センターを主会場に開かれる。
自治体直営では日本最大の風力発電施設を有する同町が、二酸化炭素を排出しない新エネル
ギーについて情報発信する。
町の特産、ブドウやスイカの収穫時期に合わせ開くことで、全国各地の参加者に町をア
ピールする。
同サミットは、風力発電推進市町村全国協議会に加盟する五十九市町村で開かれており、
中国地方での開催は初めてとなる。
具体的なサミットの内容は今後、同サミット実行委員会作業部会(仮称)で検討するこ
とにしている。
二月にはプレイベントとして、同町の保育所、幼稚園、小・中学校の子どもたちが、これ
まで取り組んできた地球に優しい活動について発表する「北栄町こどもエコクラブ発表会」
も計画している。
106 :
名無電力14001 :2009/01/07(水) 22:21:30
>>101 今までの加熱は電熱式だったんだ。ちょっとビックリ。
>>102 参加しても途上国にたかられそうなだけな気が。
>>104 急速充電器は無視ですか。
あと一斉に充電でショートって、恥ずかしいな。運用の工夫や専用装置の設置
は当然する筈だが、頭がカラッポな馬鹿企業しか想定してない訳ですね。
料金なぞ今の電子マネー時代なら何とでもなるだろ。この記者の脳内だと石器
時代の貨幣でも転がってそうだな。
107 :
名無電力14001 :2009/01/09(金) 00:18:20
火力 風力 太陽光… 『マイクログリッド』東京ガスが実用化へ
http://www.tokyo-np.co.jp/article/technology/science/CK2008120902000164.html 電力会社の大規模集中発電(原子力、火力など)と小型分散型エネルギー(太陽光、風力、
バイオマスなど)を組み合わせ、効率よく運用するシステム「マイクログリッド」の研究が
進んでいる。省エネや二酸化炭素(CO2)削減、災害時のエネルギー安定供給につなげる
ことが目的。大規模な実証試験設備を持つ東京ガスは、技術的には実用化段階に入っている。
マイクログリッドは、一定の地域内でいろいろな電源を結び、効率的に運用して電力の需
給バランスを調整する地域電力ネットワーク。使いやすさと環境への負担低減を両立させる
方法として期待されている。
「再生可能エネルギーとガス、電力、石油それぞれの特徴を生かし、補完し合うことで低
炭素型エネルギー社会を実現しましょう、という提案です」。東京ガスの徳本勉さんはそう
説明する。
東京ガスは、電力だけでなく熱利用を含めて「ホロニックエネルギーシステム」という独
自の事業名を付け、力を入れている。語源はギリシャ語で、「ホロス(全体)」と「オン
(個・部分)」の調和を表す。徳本さんはホロニックエネルギーグループマネージャーで、
横浜市鶴見区にある横浜研究所で技術開発を担当している。
国が積極導入を目指す再生可能エネルギーの代表格、太陽光や風力は気象条件で出力が変
動する。導入量が増えると需給バランスの調整が難しくなったり、電源側に逆に流れ込んだ
りして周波数や電圧が変化。電力会社の制御に影響が出るため、安定した“良質な電気”の供
給が難しくなる。「変動を安定化しながらマイクログリッドの技術で大規模電源と分散型電
源を調和させたい」と徳本さんは話す。
108 :
名無電力14001 :2009/01/09(金) 00:20:45
>>107 二〇〇五年度に東京大と東京ガスが協力し開設した「ホロニック・エネルギーシステム学
講座」。これまでの研究で、太陽光や風力発電の導入で不安定になる電力会社の電力をガス
エンジンや蓄電池の併用で安定化できることが分かった。横浜研究所で実施している規模
(百キロワット)なら電力会社の電力に悪影響を与えずに太陽光・風力を最大52%導入で
きるという。
同研究所では〇六年度から実証試験設備を導入。ガスエンジンで電力と熱を併せて供給す
るコージェネレーション、太陽光発電システム、風力発電機、蓄電池、バイオマス発電シス
テムを入れた。コージェネの排熱は吸収式冷凍機で空調に使ったり、研究所や所内にある食
堂の給湯に利用したりしている。
ホロニックの目的は▽省エネ・CO2削減の促進▽電力会社の大規模電力系統との調和
▽大規模電力系統のトラブル・災害時のエネルギー安定供給−の三つ。
例えば、東京・日本橋地区での試算。ホロニックエネルギーグループ課長の緒方隆雄さん
は「マイクログリッドで電力と熱のネットワークをつくれば、(石油など)一次エネルギー
は年間35・5%減、CO2は半減する」と説明する。太陽光や風力発電導入による電力会
社の出力変動もガスエンジン、蓄電池を調整電源として活用することで対応可能。落雷によ
る停電時の電力供給などにも力を発揮する、という。
マイクログリッドの最適規模は、延べ床面積で数万平方メートル、電力需要で三万−四万
キロワット。再開発プロジェクトの中で行政や開発事業者に提案していく。徳本さんは「一
つの地域に電線や熱導管を張り巡らし、資本関係がない個々の顧客に電気や熱を供給するの
で法整備が必要。コスト的にもまだ補助がないと成立しないが、CO2削減やエネルギー安
定供給に大きく貢献でき、電力会社にもメリットがある」と話す。
109 :
名無電力14001 :2009/01/09(金) 19:17:07
寄贈:萩の中学校などにペレットストーブ−−農林中金支店 /山口
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20090109ddlk35040429000c.html 農林中央金庫岡山支店は8日、萩市立田万川中学校と道の駅阿武町に木質ペレットス
トーブ各1台を寄贈した。
木質ペレットは間伐材などを粉砕して小さな円筒形に固めた燃料。理論上の二酸化炭
素排出量はゼロで、地球温暖化対策に有効とされる。ストーブ寄贈は、山口支店(現在
は岡山支店に統廃合)が06年度から、社会貢献活動の一環として取り組んでいる。
道の駅阿武町では、ストーブが「発祥交流館」に設置された。贈呈式で、駅長でもあ
る中村秀明町長は「ありがたい。木質ペレットは環境にやさしいだけでなく、林業振興
にも大変な意義がある。道の駅のイメージアップにもつながる」と感謝した。
110 :
名無電力14001 :2009/01/09(金) 19:20:23
ペレットストーブ:木くずのぬくもり かんなべ湯の森に設置 /兵庫
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20081219ddlk28040391000c.html 豊岡市日高町栗栖野のかんなべ湯の森ゆとろぎに18日、木くずを固めた燃料を燃やす
ペレットストーブが設置された。
高さ1・2メートル、幅60センチ、奥行き50センチ。1時間に1・7キロのペレッ
トを燃やし、約60〜100平方メートルの部屋を暖める性能がある。1台約60万円と
高価ながら、燃料費は灯油の半分で済むという。
灯油ストーブを撤去した後、玄関ロビーに据え付けられ、点火されると、ペレットは燃
え上がり、温風が噴き出した。
山の緑を地域の資源として有効に活用する市のバイオマスタウン構想に基づく取り組み。
年内に竹野北前館、市城崎総合支所、但東シルク温泉やまびこ、出石温泉館乙女の湯にも
設置する予定。
111 :
名無電力14001 :2009/01/09(金) 19:41:36
東芝が太陽光発電システム事業に参入、需要の増大に備える(2009/01/08)
http://eetimes.jp/article/22713/ 東芝が太陽光発電システム事業に参入した。事業計画の一環として、同社の社内カンパニーである電力流通・産業システム社に、
「太陽光発電システム事業推進統括部」を新設した。東芝によれば、この組織は事業経営とプロモーションを専門に行い、「太陽
光発電システムの需要の急激な増加に応えるためのイニシアチブを取っていく」という。
太陽光発電システムは、住宅用から、電力流通や産業向けのMW(メガワット)規模の大がかりなプロジェクトに発展しつつある。
東芝は、「大規模な太陽光発電システムの受注を確保していく」と述べている。しかし、同社が太陽電池パネルを自社開発するか
どうかは明言していない。
電力・産業向け太陽光発電システムの国際的な市場規模は、2008年度は1.2兆円(133億米ドル)であり、2015年までには2.2兆円
(244億米ドル)規模に達すると東芝は予測している。
同社は既存の国際的な販路を活用して事業拡大を進め、2015年度までに約2000億円(22億米ドル)の年間売上高を目指す。
東芝はエネルギ・システム分野の大手だ。2006年には原子力発電事業の成長のために、英British Nuclear Fuels社(BNFL、英国
核燃料会社)から米Westinghouse Electric社を買収した。これに伴い東芝は、BNFL社の子会社でWestinghouse Electric社の株式を
保有する米BNFL USA Group社と英Westinghouse Electric UK社の株式を取得している。
この買収によって、東芝の持つ沸騰水型原子炉(Boiling Water Reactor:BWR)に、Westinghouse Electric社が持つ加圧水型
原子炉(Pressurized Water Reactor:PWR)の技術が加わり、同社の原子力発電施設の事業が拡大された。PWRは世界的に最も多く
使われている型の原子炉である。
112 :
名無電力14001 :2009/01/09(金) 22:16:45
焼却困難な海藻からメタンガス 東京ガス
http://mainichi.jp/life/ecology/news/20090109ddm008020059000c.html <異常繁茂した海藻は、浜辺に漂着して腐臭を放つ。海藻は、9割が水分で焼却しにくく、
埋め立てなどの処分に年間数千万円をかけている自治体もある。この厄介者の資源化を目指し、
メタンガスを回収する世界初のプラントを07年に開発した>
10年前、「バイオマスを研究してみよう」と集まったのは約10人。正式な研究テーマと
して会社に認められたのは、その後のことです。有志の集まりでした。「海藻に困っている自
治体がある。使えないか」と、メンバーから寄せられた情報が、海藻に関心を持つきっかけに
なりました。
<微生物を使って海藻を発酵させて糖を生成し、さらに発酵させてメタンガスを取り出す。海
藻に適した微生物探しがポイントだった>
土や食品にすむ微生物を数十種類、試しました。海藻の糖は、陸上生物の糖とは分子構造が
異なっているようで、効率よく分解できる微生物探しに1年ほどかかりました。しかも、1種
類見つければいいわけではありません。海藻を分解して糖にする、その糖をさらに分解するなど、
いろいろな役割の複数の微生物を共生させる必要があります。海藻にはごみも混じるので、雑
多な環境に強くなければなりません。
<02年度から5年間、実証実験を繰り返し、1日1トンの海藻から約20立方メートルのメ
タンガスを回収することに成功した。出力を安定させるために天然ガス(都市ガス)と混合し、
1時間当たり10キロワット時(一般家庭20世帯分)の発電量を得られるようになった。
一部はカスとして残るが、肥料にできる。水産関係者から説明を求められる機会も増えている>
バイオマスの利用は、地球環境をよくすることにつながります。プラントの建設や稼働、
海藻の回収などで雇用を創出し、地域を活性化する効果も期待できます。人に自慢できる仕事
っていいものです。
113 :
名無電力14001 :2009/01/09(金) 22:32:13
巨大太陽光プロジェクト、世界最大の太陽光発電所が誕生(アメリカ)
http://www.ecool.jp/foreign/2008/12/post-15.html サンフランシスコに本社を置く電力会社のPG&E(パシフィック・ガス・アンド・エレクトリック)は
800MWの太陽光発電所を建設すると発表した。現在、世界最大と言われる太陽光発電所はスペインの
もので、総出力は23MW。今後建設予定のものでは、ドイツに40MW、オーストリアに154MWの発電
所の計画が控えている。2010年から一部で発電を開始し、2012〜2013年に完成を目指す。この2つ
の発電所でカリフォルニア住民239,000戸の電気の年間使用量をまかなう予定。
114 :
名無電力14001 :2009/01/09(金) 22:42:08
ウェールズ北部沿岸、世界で二番目に大きな海上風力発電地帯に(イギリス)
http://www.ecool.jp/foreign/2008/12/post-18.html エネルギー・気候変動省は、ウェールズ北部沿岸沖に、50万軒以上の家庭の電力を賄える、
世界で二番目の規模となる海上風力発電地帯を建設すると発表した。ウェールズ北部沿岸沖の
Gwynt y Mor海上風力発電地帯は、ウェールズ北部沿岸沖にある3つの風力発電地帯と一緒になり、
68万軒の家庭にクリーンかつグリーンな電気を供給する発電設備を備えることとなる。
115 :
名無電力14001 :2009/01/11(日) 10:53:59
オバマ次期米大統領:景気対策で最大400万人雇用創出
http://mainichi.jp/select/world/news/20090111k0000m030071000c.html オバマ次期米大統領は10日、恒例のラジオ演説で、先に発表した総合経済対策の
効果の試算を公表した。景気対策により最大400万人の雇用確保・創出につながり、
「迅速かつ大胆な行動が必要」と改めて強調した。
それによると(1)全体で300万〜400万人の雇用を確保・創出し、うち9割
超が民間、残り1割が公共部門(2)太陽光や風力など代替エネルギー推進や省エネ
化を目指す連邦政府ビル改修など環境・エネルギー分野で約50万人の雇用創出
(3)道路や橋、学校の修繕など基盤整備向けの公共事業で約40万人の雇用確保
−−としている。
オバマ氏は演説で「直面する課題はとてつもなく大きい。政策の実現は簡単ではな
いが、我々は過去の苦難を、運命は定められたものではなく作るものだ、という信念
で乗り越えてきた。勇気と決意が必要だ」と強調した。
116 :
名無電力14001 :2009/01/11(日) 11:14:53
トヨタ、韓国鋼材を採用へ 国産車分、コスト抑制図る
http://www.asahi.com/business/update/0111/NGY200901100017.html トヨタ自動車は今春、国内で生産する自動車に、韓国鉄鋼大手ポスコの鋼材を初めて
採用する方針を固めた。海外メーカーに門戸を開く。鋼材価格の高騰は、トヨタが09
年3月期、1500億円の営業赤字に転落する見通しとなった一因。トヨタは北米でも
ポスコの割安な鋼材の採用を検討中で、世界的な調達価格交渉を優位に進めたい考えだ。
採用する鋼材は、ボディー用の外板ではなく、車体の内側に使う内板。国内大手から
も購入するが、一部をポスコに置き換える。すでに試験して品質を確認済みで、性能上
問題ないと判断した。ポスコの鋼材は国内大手よりも数%安いという。
117 :
名無電力14001 :2009/01/11(日) 22:07:46
118 :
名無電力14001 :2009/01/11(日) 22:22:55
利用広がる、まきストーブ 森林保全に効果 /長野
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20090111ddlk20040017000c.html 南アルプス山ろくの大鹿村の村有林で、このほど開催された間伐木を採集するイベントに、多くの
まきストーブを使っている人々が参加した。化石燃料を使わず、森林保全にも役立つため、県内でも
愛好者が増えているというまきストーブ。魅力の一方で、まき入手の苦労など課題を探った。
12月初旬、大鹿村の林道沿いのアカマツ林に十数人が集まった。参加者らは手にチェーンソーな
どを持ち、間伐されたアカマツやヤマハンノキの丸太を適当な長さに切り、手分けして用意した軽ト
ラックに積み込む作業に汗を流した。
県下伊那地方事務所主催のイベント「“薪(まき)取り”in 南信州」には、まきを求める参加者
が地元下伊那郡だけでなく、飯田市や上伊那郡からも集まった。同事務所が同様のイベントを開催す
るのは3回目。里山保全に貢献でき、まきを得られるとあって参加者が毎回増えている。
◇ ◇ ◇
最近、まきストーブはデザインに優れた輸入製品が増え、地球温暖化防止にも役立つなどの観点か
ら見直されつつある。
販売を手掛ける飯田市の村沢産業の村沢英彦社長は「若い人たちが家を新築する際などに設置する
ケースが増えている」と言い、まきストーブの輸入卸会社「ファイヤーサイド」(駒ケ根市)も「こ
の5年間で販売実績は右肩上がり」と言う。
また、地球温暖化防止対策の一つとして飯田市などで助成金を出し、行政が後押しする動きもある。
119 :
名無電力14001 :2009/01/11(日) 22:23:43
>>118 一方、愛好者の頭を悩ませるのがまきの入手。中型のまきストーブでも1日、5、6本入りのまき
束(数百円)が数本必要で、高いコストがかかる。同地方事務所のイベントに参加した飯島町七久保
の畠中伸久さん(58)は「知人は購入に頼ったら月額4万円もかかった。自前でまきを手に入れる
工夫が必要」と話す。
大阪府から飯島町に移ってきた畠中さんは、近くのIターン仲間で、まきを手に入れるためのグル
ープを作った。伐採が必要な古いリンゴやナシの木の情報を得るため果樹農家とコミュニケーション
を取ったり、付近の里山での間伐作業に参加したりと“工夫”を欠かさない。
◇ ◇ ◇
同事務所は今回のイベントを通じて、愛好者らが里山の整備や山林の獣害防止のために労力を提供
し、代償としてまきを得られる仕組み作りを模索する。
将来の方向性について、同事務所林務課の春日嘉広係長は「まだ試みだが、県の重要課題である山
林保全にも協力してもらえるような方向に持っていきたい」と話す。
まきストーブの普及が地球環境に優しいというだけでなく、愛好者らが山林保全にどう一役買って
いくか注目されている。
120 :
名無電力14001 :2009/01/11(日) 22:41:26
<バイオ燃料>日本でも着々実用化 食用でない原料で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090111-00000006-maiall-soci 07年、政府は約20年後のバイオエタノールの生産量について、1年間で600万
キロリットルという目標値を定めた。その原料の3分の2については、食料ではない木
材や茎などの植物のせんい質(セルロース)でまかなう方針を打ち出している。
京都市では、1997年11月から、使った後の食用植物油を精製して作るバイオ
ディーゼルをごみ収集車約220台に利用している。00年4月からは市バス約80台
の燃料としても使っている。現在年間約150万リットルを使うことで、同じ量の軽油
を使った場合に発生する年間推定約4000トンの二酸化炭素(CO2)を減らすこと
ができた。97年8月から家庭から出た食用植物油の回収をはじめており、現在は市内
約1000カ所で年間約13万リットルを集め、バイオディーゼルの原料として再利用
している。
兵庫県豊岡市では、市内で栽培されているナタネの油を学校給食のてんぷらなどに利
用した後、給食センターへの配送車や農業用機械などの燃料として活用している。三重
県鈴鹿市では、ヒマワリの種をしぼって取った油を農機具の燃料として試験的に使うと
いう。大阪府堺市では、生ごみを分解し残りかすをメタン発酵して取り出したバイオガ
スでミニバイクを走らせることに成功した。
121 :
名無電力14001 :2009/01/12(月) 19:16:34
>>118 薪の入手に頑張るのは良いが、灰の始末はどうなってるのかな?
一般ゴミとして出していたら、その分ゴミ収集の負担や費用が増えて、ツケを
廻してる事になる訳だが。
122 :
名無電力14001 :2009/01/13(火) 00:30:41
123 :
名無電力14001 :2009/01/13(火) 00:34:46
「利益より環境への負荷を重視する事業体」株式会社エコテック
http://www.data-max.co.jp/2008/12/post_3977.html 福岡市天神に九州オフィスを構える(株)エコテックは、太陽光発電システムなど
の自然エネルギー関連機器、太陽熱温水器などの住宅用関連機器などを取り扱っている会社だ。
取扱い商品を見ればどこにでもありそうな会社ではあるが、他の会社とはかなり違っている。
九州オフィスでは若いスタッフの岡優子さんが日常の仕事を切り盛りしている。
利益よりも環境を重視
岡さんの話によれば、エコテックは、15年前に脱サラしたメンバーが「利益よりは環境への
負荷を重視する事業体」をテーマに立ち上げたとのこと。しかも「ワーカーズコープ」という
事業形態を取った。日本語に訳すと労働者生産協同組合ということになる。いわゆる生協は
消費者が組合員なのだが、ワーカーズコープはそこで働く者が組合員ということになる。
エコテックが、ワーカーズコープという働き方にこだわるのは、これまで利潤追求を第1に
運営されてきた企業体を変えたいという思いが強いからだ。つまり、「儲け」を第1に考える
のではなく、「社会的に必要とされているのか」「環境にどれぐらいの負荷をあたえているのか」
という点を発想の根本におき、営利重視ではなく、“社会的な有用性と環境への負荷を重視する
モノづくり”のひとつの事業形態として、ワーカーズコープを選択したということだ。
124 :
名無電力14001 :2009/01/13(火) 00:36:58
>>123 の続き
『村のエネルギー工房』
エコテックは「『村のエネルギー工房』『街の環境屋』をめざそう!」を合言葉にしているという。
その言い方には、化石燃料・原子力発電中心の大規模集中型エネルギー体系から再生可能な自然エネ
ルギーを軸とした小規模分散型のエネルギー体系への転換を足元から始めようという想いが込められ
ている。隣の電気屋さんでも管理できるような等身大のエネルギー源であれば私たち市民にもコント
ロールが可能だ。幸い自然エネルギーはどこにでもあり、手軽に扱え、小規模で、しかも再生可能な
エネルギー源である。自然エネルギーの普及をまず市民レベルから始めようという考え方だ。
自然エネルギーには太陽、風、水、バイオマス(生物的資源)などがある。エコテックが具体的に
扱っているのは、太陽光発電、太陽熱温水器、風力発電、揚水風車、マイクロ水力発電、雨水利用シ
ステム、木質ペレットストーブなどである。
それらの事業の中で最も基幹的な事業は太陽光発電である。しかも、ここ数年増えているのは事業
所向けだという。住宅用の補助金は2005年度で一旦打ち切りとなったが、事業所向けには約半額の補
助金が出る制度があるためだ。
125 :
名無電力14001 :2009/01/13(火) 00:40:15
>>124 の続き
市民共同おひさま発電所
エコテックがいま力を入れているのは、市民参加型の「おひさま発電所」である。全国に185ヶ所
以上の市民共同発電所ができている。この九州にも20ヶ所ちかくの市民共同発電所が造られた。省エ
ネセンターが発表している待機電力は各家庭で年間6,800円もあるという。市民共同おひさま発電所は、
省エネと自然エネルギーを結びつけたやり方で行なわれている。資金集めは、具体的にはもう少し省
エネをしてもらって、1ヶ月500円位、6ヶ月分3,000円の節電分を1口として寄付をしてもらうという。
少ないところでも100万円弱、多いところは200万円以上も寄付金を集める。このとりまとめは地域の
環境NPOたちが行なう。
そしてエコテックはハード面だけでなく、各種助成金取得やセミナー、ワークショップなどソフト面
もお手伝いをしているとのこと。設置対象は保育園、幼稚園、病院、障がい者施設など準公共的な施
設で、地域の市民が集まりやすい施設に地域のコミュニティーを強める目的で設置している。
09年1月から住宅用太陽光発電システム設置に対して国の補助金が復活する予定だ。昨年、福田前
首相があたかも「数年後に太陽光発電の価格が半額になる」かのような発言をしたことによって、買い
控えが起こり、厳しい状況に陥っていたこの業界にも明るい兆しが見えてきたという。
低炭素社会への切り札となる太陽光発電の普及はまだまだこれからだという。太陽光発電システム
は大きな工務店によって設置されているが、過剰な謳い文句で消費者を引きつけるのではなく、市民
の目線からの事業展開が注目されつつある。
126 :
名無電力14001 :2009/01/13(火) 02:48:40
農家に暖かい相棒 釜石でハウス用ストーブ
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20081218_11 ペレット・まき兼用ストーブを製造販売している釜石市大平町の石村工業は、ビニール
ハウス用のチップ・まき兼用ストーブを製作した。燃料は木質の破砕チップやまきを使い、
石油ストーブに比べ、環境面や燃料費の節約などに効果がある。石油高騰で頭を悩ませる
農業者の味方として期待は大きい。
ハウス用ストーブは鉄製で縦約160センチ、横約80センチ。煙突から暖まった空気を
送る自然燃焼式。同社が特許を取得している内部の空気の自然な流れと重力で燃料を供給す
る仕組みで、炭化しながら燃焼するため煙や灰はほとんど出ない。
石村社長が遠野市の農業者から依頼を受け、3月に試作品を製作。改良を重ねて10月に
完成した。家庭用のペレットストーブに比べて、熱量は1時間に2万キロカロリーと約2倍
になり、連続で8時間自動燃焼できる。
11月に東京で開かれた展示会に出展。北海道や九州から注文が来ているという。
同社は、廃材を燃料とするストーブを改良し、2003年からペレット・まき兼用ストー
ブを販売。現在、累計販売台数が1200台を超える。
ハウス用ストーブを使用している遠野市上郷町の駒込さんは「試作品から性能がよいと感
じた。低燃料費と手入れが楽で使いやすい」と魅力を語る。
石村社長は「今年は食に関する問題が相次ぎ、1次産業が脚光を浴びている。岩手の農業
は信頼性が高いと思うので農業者の力になれればうれしい」と期待する。
ストーブは税別38万円。
127 :
名無電力14001 :2009/01/13(火) 02:53:48
工高生が水生植物を燃料化 環境テーマの活動活発に
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2008/12/31/2008123120265873003.html 津山工業高校(津山市山北)工業化学科の生徒が、冬場に枯死するヨシなどの水生植物
を固形燃料ペレットに加工して校内の暖房に使ったり、地元の小学校でエコバッグ作りの
出前教室を開いたりと、環境をテーマに活発な活動を続けている。
同学科の生徒は2002年から、市内外のため池や河川などで水質調査を実施。水中生物
のすみかとなるヨシやホテイアオイといった水生植物は、冬に枯死するとかえって水質を汚
染するため、生徒らは枯れる前に水生植物の刈り取り作業を行っている。
持ち帰ったヨシなどは小さく細断、水分を加えて機械でペレットに加工。ほかに建築廃材
や紙くずを原料にしたペレットも作り、07年冬から校内の専用ストーブの燃料に使っている。
同科長の三宅教諭は「将来的には農家のビニールハウスの暖房用にも活用したい」と話す。
128 :
名無電力14001 :2009/01/13(火) 03:47:26
世界人口半分が食料危機に 米研究チーム 温暖化による農業生産減で(産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090109-00000092-san-int 世界の熱帯や亜熱帯地域では、農作物の生産期の平均気温が今世紀末までに、1900〜2006年に
記録した最高気温を上回る可能性が90%以上あり、熱帯ではトウモロコシやコメなどの生産量が20〜
40%減少する恐れがあることが分かった。米国のワシントン大(シアトル)とスタンフォード大の研究
チームが、9日付の米科学誌サイエンスに発表した。
国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が07年に発表した地球温暖化の予測などに
基づく分析結果。世界人口の半分に近い30億人が食料危機に直面するという。
一方、温帯でも、03年6〜8月に西欧を襲った熱波で約5万2000人が死亡したような酷暑が、
今世紀末までに常態化する可能性が高いと指摘。フランスやイタリアでは小麦や家畜飼料の生産量が
3分の1減少すると予測した。研究チームは、高温や乾燥に強い農作物の品種開発や、灌漑(かんがい)
施設の整備への投資を増やし食料生産体制を強化する必要があると訴えている。
【食料】世界人口半分が食料危機に 米研究チーム 温暖化による農業生産減で【01/10】
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1231544377/
129 :
名無電力14001 :2009/01/13(火) 22:00:08
日豪共同の酸素燃焼による石炭火力CCS技術実証プロジェクト本格始動
http://www.japancorp.net/japan/article.asp?Art_ID=46737 電源開発株式会社、株式会社IHI、三井物産株式会社(TSE:8031)など日豪7社共同
プロジェクトである、温室効果ガス排出量削減のための革新的な既存発電所付加型
CCS(二酸化炭素回収・貯留)一貫システムの世界初の実証に向けた工事が、クイーン
ズランド州の石炭火力発電所において開始されました。
この総費用2億600万豪ドルのカライド酸素燃焼プロジェクトでは、同州ビロエラ
近郊のCS Energy社所有カライドA石炭火力発電所のボイラーを酸素燃焼技術によっ
て改修する予定です。これにより、酸素と再循環させた排ガスを混合させた中で石
炭を燃焼することが可能となり、生成された高濃縮の二酸化炭素(CO2)を回収して
地中貯留します。
130 :
名無電力14001 :2009/01/13(火) 22:41:33
>>102 太陽光など促進する国際機関 政府不参加から一転、オブザーバー参加へ
http://www.asahi.com/politics/update/0113/TKY200901130196.html 政府は13日、太陽光・風力発電、バイオ燃料などの利用促進を目指して今月発足する
国際再生可能エネルギー機関(IRENA)の設立総会にオブザーバー参加することを決
めた。これまでは参加に消極的だった米国に歩調を合わせていたが、オバマ次期米大統領
が地球温暖化対策を重視しているため、方針を転換した。将来は正式に加盟することも視
野に検討する。
IRENAは26日、ドイツのボンで設立総会を開く。日本からは外務、経済産業、環
境各省の課長級が出席する見通し。昨年10月には英仏独伊やインド、韓国など51カ国
が設立協定を結んだ。
政府は当初、国際エネルギー機関(IEA)と活動内容が重複したり、5億〜10億円
の新たな資金拠出が必要になったりするのを理由に参加しない意向だった。だがオバマ氏
が景気回復と温暖化対策を同時に狙うグリーン・ニューディール(緑の内需)政策を提唱。
日本政府内でも同様の施策が検討されるようになり、「オブザーバー参加して様子をみる」
(首相周辺)と前向きな姿勢に転じた。
131 :
名無電力14001 :2009/01/14(水) 01:15:11
132 :
名無電力14001 :2009/01/14(水) 02:39:07
>>131 の続き
欧州では家庭用コージェネに、発電効率は30% 総合エネルギー効率は80%
木質ペレットを燃焼することで生じる約1000℃の燃焼ガスで気筒を暖める。冷却には水を使う。
この温度差で2つのピストンを上下させ、クランクを動かす。クランクがフライホイールを回転させ、
エンジンに接続した発電機を回す。さらに、排熱を利用してコージェネレーション(熱電併給)シス
テムにした。
スターリングエンジンが開発されたのは1816年と歴史は古いが、ガソリンエンジンや蒸気タービ
ンに押されて普及しなかった。だが5〜6年前から、欧州で環境性能が見直され、家庭用コージェネ
として導入準備が進められている。米国では太陽熱発電所で採用されている。だが、国産のスターリ
ングエンジンはほとんどない。
開発した新製品の出力は3kWで、価格は300万円程度の見通しだ。寒冷地域など熱の利用量の多
い地域向けのコージェネシステムとして、来年8月からサンプル出荷を開始。2010年中に販売を始
め、2015年に年間10億円の売り上げを目指す。
スターリングエンジンは作動媒体のガスを密閉するために、ステンレス製の高圧容器が必要だが、
「量産すれば既存のガスエンジンコージェネと同程度まで安くできる」(濱口教授)。
発電効率は30%。「さらなる効率アップも可能だがコストが高くなる。商品化を考えると30%程
度が適当だ」(E&E SYSTEM)。熱回収後の総合エネルギー効率は80%まで高まる。
スターリングエンジンの仕組み
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090113/322757/zu02.gif
133 :
名無電力14001 :2009/01/14(水) 03:56:00
響灘に洋上風力発電 北九州市・若松沖 電源開発 実証実験へ
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/70588 北九州市若松区沖の響灘で、電源開発(Jパワー)が洋上風力発電の実証研究を計画して
いることが12日、分かった。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事
業の形で具体化を目指しており、直径80メートル級の風車の設置を検討、将来的な事業化
も視野に入れている。九州で洋上風力発電計画が明らかになるのは初めて。
政府から「環境モデル都市」に選定され、次世代エネルギーの積極活用を環境政策の柱に
掲げる北九州市は「環境にやさしいクリーンエネルギーの集積につながる」(環境局)と期
待している。
関係者によると、電源開発は若松区沖の水深15‐50メートル程度の近海を想定し、実証
実験の概要設計に着手。海底に基礎を打ち込む「着床式」の風力発電施設と風況・波力観測
棟をそれぞれ一基建設する方向で調整を進めている。風車の直径は80メートル以上。発電
能力は2000キロワット規模で、約660世帯分の消費電力を賄うとされる。
NEDOの委託事業は政府予算で運営され、2009年度から5年程度、複数カ所での実
証研究が見込まれている。電源開発以外に複数の事業所が名乗りを上げており、実現可能性
や経済性を考慮した上で、委託先が確定する見通しだ。
北九州市若松区では、響灘に面する市有地を活用し、10基の風力発電機(直径約70メ
ートル)を持つ民間施設が03年3月から稼働中で、九電に売電している。若松沿岸部は北
部九州では有数の風力発電の適地とされ、洋上はより効率的な発電が可能とみられている。
電源開発広報室は「研究の先に事業化も見据えている。風力資源の地点として、洋上は重
要な選択肢の一つ」としている。
134 :
名無電力14001 :2009/01/14(水) 04:38:14
>>130 IRENAの孤独 Posted on 水曜日, 12月 10th, 2008
http://www.taro.org/blog/index.php/archives/968 (IRENAに)日本はまだ参加表明をしていない。
経済産業省が猛烈に反対をしている。経済産業省から事務局長を出しているIEAと重複する可能性の
ある組織はいらないと、参加を促しに来日したドイツ政府の特使にすげない態度をとって追い返した。
IEAはこれまで、再生可能エネルギーへの取組がとてもとても遅れていた。IRENA創設の話が出て、
あわてて取組を始めた。
しかし、IRENA創設が最終的に確定した今、IEAと重複するからというのは屁理屈だ。
今や、経済産業省は経団連以上に再生可能エネルギーに後ろ向き、というよりもストップさせようと必死だ。
国益よりも電力と鉄鋼への気遣いだけだ。
外務省で地球温暖化を扱うのは地球規模問題審議官だが、IRENAを扱っているのは経済局の経済安全
保障課で、ここはまったく後ろ向きだ。
環境省は推進派だが、ここは全く突破力がない。
官邸のリーダーシップを発揮しないと、省益ばかり考えている役所に足を引っ張られることになる。
太陽光で世界一を目指すとか何とかいっている日本が、再生可能エネルギーを推進する国際機関に入らな
いことがあってはいけない。
日本は、福田内閣のときに、国際再生エネルギー会議の2009年の開催誘致に失敗した。いや、正確に
はお膳立てが整っていたのに省庁間の対立で手を挙げなかった。
IRENAに参加しなかったら、再生可能エネルギーの国際ルール作りに参加することができなくなる。
アジアにおける再生可能エネルギー導入のリーダーシップも放棄することになるだろう。
日本初の技術の世界展開にも支障が出るかもしれない。
参加することのデメリットはIRENAの予算に対する拠出金を負担することになる。約5億円だ。
外務省は、無駄遣い撲滅の河野チームの目が光っているから、5億円の新規は出せないとのたまわった。
我々に出てこいというならば、喜んで出て行って優先順位の低い予算を5億円ぶった切る。
1月20日にオバマ政権が発足すれば、IRENAにアメリカも参加するかもしれない。麻生政権としては、
再生可能エネルギーに後ろ向きの姿勢をとることはできない。
135 :
名無電力14001 :2009/01/14(水) 04:48:45
>>134 IRENAのさらなる孤独 Posted on 日曜日, 1月 4th, 2009
http://www.taro.org/blog/index.php/archives/979 年末の新聞に、外務省幹部としてIRENA(国際再生エネルギー機関)への参加を日本政府が
見送ったというコメントが出ていた。
これは嘘だ。
参加登録の締め切りは一月十二日であり、政府としての対応は5日の国会開会後に協議されるこ
とになっているはずだ。なんで年末に外務省幹部が不参加を決めた等というコメントを出すのか。
こんなでたらめばかりやっているから、肝心の仕事がおろそかになるのだ。
年末年始に資料を読んでいると、外務委員会の虚偽答弁だけでなく、その前に出されている質問
主意書に対する答弁も虚偽の疑いが出てきた。おやまあ。
新年早々から外務委員長室は忙しくなりそうだ。
官邸動く! Posted on 火曜日, 1月 6th, 2009
http://www.taro.org/blog/index.php/archives/981 IRENA(国際再生エネルギー機構)への日本のオブザーバー参加が決まった。
麻生政権の新産業育成の構想にもIRENAへの正式加盟は必要になってくるだろう。
眠る人と眺める人 Posted on 金曜日, 1月 9th, 2009
http://www.taro.org/blog/index.php/archives/982 IRENAへのオブザーバー参加のことをヨーロッパの知り合いの議員に伝えたら、ほお、今度は
SleeperではなくObserverですか、とメールが返ってきた。クラスター爆弾の国際会議で日本の代
表団が全く発言しなかったことにカチンと来ているようで、日本の正式な代表団でも発言せずにオ
ブザーブしかしないでしょう、などと書かれていた。
オブザーバーというのはオブザーバーであって発言もしないのだから、今後決められる事務総長や
地域本部の場所に関しても発言権はない。そして後に正式参加ということになるとお金だけ支払っ
てということになる。
だから最初から正式に参加するべきだ。
この件は、各省とも上に上げず、こっそりと処理をもくろんでいたようで、松本官房副長官の介入
がなかったら、えらいことになっていた。
136 :
少し古いけど、貼り漏れ :2009/01/14(水) 05:21:19
小水力発電設置を後押し 山梨県が支援室を新設
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20081111c3b1105c11.html 山梨県は11日、企業局内に小水力発電開発支援室を新設した。河川などに出力10―1000キロワットの
小規模発電施設を設ける行政や民間の取り組みに、技術や資金調達面で助言する。県は小水力発電の適地
が県内に100カ所以上あるとみており、市町村や民間企業、特定非営利活動法人(NPO法人)などに開
発を促していく。
一般河川のほか、灌漑(かんがい)用水や上下水道、ダム維持用水でも小水力発電は可能で、それぞれ
に適した設備がある。支援室は企業局が調べた適地の情報を提供し、調査や計画立案などの相談に乗る。
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)や県の融資制度を紹介し、許認可事務などについて
助言する。事例集を発行するなど普及啓発活動も進める。
現在、県内には県や市、東京電力、民間団体などが運営する小水力発電所が18カ所ある。出力は計8000
キロワットで、8000世帯に電力を供給できる計算になる。ただ、出力200キロワットの施設に約2億円の
建設費がかかり、市町村や民間団体の運営は4割にとどまる。
137 :
名無電力14001 :2009/01/14(水) 05:23:17
小型水力発電機に商機 シーベルインターナショナル 2008.12.7 21:32
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/081207/biz0812072133004-n1.htm 工場排水や上下水道の水流を利用した小型水力発電機導入に期待が高まっている。従来の水力発電は
落差を利用して、水車やタービンを回していたが、シーベルインターナショナル(東京都千代田区)は、
水の流れる力を利用する発電機を開発した。設置場所を選ばず、段差を作るなど新たなインフラ整備も不要で、
クリーンエネルギーの普及に一役買いそうだ。
水力発電は風力や太陽光発電よりも稼働率が高いものの、設置場所が限定され、コストも高いため、導入が
進んでいなかった。同社が開発した小型水力発電機は落差を作らずに水の移動エネルギーを利用して発電する。
取水口を狭めることで、勢いのよい水流を作り出し、水車を回す仕組みだ。
水に浮かべるフロート式で水表面の最大流速を効果的に利用、水路の数十メートルごとに設置できる。
従来型の小型水力発電機よりも発電効率は約10倍高いという。発電した電力は工場施設での利用のほか、
余剰電力を売却することもできる。
海外での導入も検討されている。インドでは電力が到達していない農村エリアの電力供給を担う計画もある。
発電所建設など大規模なインフラ整備も必要なく、用水路の水流を利用することで農村部でまかなうだけの
十分の電力が確保できるという。
138 :
名無電力14001 :2009/01/14(水) 05:25:06
自然エネルギー、農業活用に助成 CO2削減へ農水省(01/01 07:38)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/agriculture/138394_all.html 農林水産省は新年度、太陽光、風力などの自然エネルギーを農業分野で活用し、二酸化炭素(CO2)の
排出量削減を促す「低炭素むらづくりモデル支援事業」に取り組み、環境に優しい農村づくりを目指す。
京都議定書に基づき、基準年の一九九〇年に対し、二〇〇八−一二年の平均で温室効果ガスを6%削減する
という政府目標に、農業分野でも貢献する。新年度予算案に八億八千万円を計上した。
市町村、農協などでつくる地域協議会を事業主体に想定。対象は、太陽光や風力を使う発電施設、自然エネルギー
由来の電力供給を受ける園芸施設、雪氷貯蔵施設などで、新設や施設改造にかかる経費の半額を助成する。
また、自然エネルギー活用によるCO2削減効果の試算などソフト面の経費は全額助成する。
事業期間は五年間。公募により、全国で十程度のモデル地区を選定する。
道内では既に、雪氷を使った農産物貯蔵施設が普及し始めており、土地が広いため、太陽光、風力の
発電施設整備も期待される。
139 :
名無電力14001 :2009/01/14(水) 05:27:02
【本格利用へ始動 自然エネルギー】水力 2009/1/5
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200901050004a.nwc ■注目されるマイクロ発電
小型の水力発電所「マイクロ水力発電」が環境にやさしい発電施設として注目されている。1カ所当たりの
発電出力は100キロワット以下と小規模だが、河川や農業用水、工場排水などにも比較的容易に
設置できるため、地球温暖化防止に向けた新たな対策として今後の普及が期待されている。
マイクロ水力発電は、大型の水力発電所のようにダムなどの大規模な建設工事が不要だ。
農業用水など一定の水量があれば、発電が可能で河川近くの家庭や山間地でも発電できる。
水を使うため、24時間安定的な発電もできる。
環境省では、国土の7割が山間地が占める日本にとって、このマイクロ水力発電は適した発電施設とみており、
「日本の国土の特徴を生かした“純国産クリーンエネルギー”」と位置づけている。
ただ、本格的な普及にはコスト対策が課題だ。現在の設置費用は1キロワット当たり100万〜200万円
かかる。経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は出力に応じて20%〜10%の
割引制度を設けているが、今後の全国的な本格導入を促すためには、補助制度の拡充が欠かせない。
140 :
名無電力14001 :2009/01/14(水) 05:29:54
ポリシリコンの価格は2008年で頭打ちに、2009年以降は下落か――iSuppli社の予測から 2008.11.17
http://www.ednjapan.com/content/l_news/2008/11/u0o68600000114nw.html 米iSuppli社は2008年11月、PV(光起電力)電池セルの製造に使用するポリシリコンの価格が、
2009年以降に下落するとの予測を明らかにした。太陽電池業界のサプライチェーンにおける需要/供給の
アンバランスが原因だとしている。
同社によると、ポリシリコンの世界的な供給量は2009年に倍増するが、需要増は34%にとどまる見込み。
「2009年のポリシリコンの需要は全体的に見ると供給を上回るものの、急激な供給増により、
その価格は2008年をピークとして2009年には急落する」との予測を示した。
2005年に太陽電池の需要が増大したことで、過去3年間にわたり、ポリシリコンの価格は主に供給側で設定していた。
iSuppli社は、ポリシリコンの平均スポット価格は2009年には劇的に下落し、1kg当たり200米ドルにまで
低下すると予測している。ポリシリコン市場へ新たに参入した企業により、供給量が増大すると推測されるからだ。
同社は「2010年以降の供給量は総需要量を上回り、その結果、スポット価格は1kg当たり100米ドルにまで
落ち込む」と見ている。
2007年には、ポリシリコン供給量の90%以上を米Hemlock Semiconductor社、ドイツWacker Chemie社、
ノルウェーRenewable Energy社、トクヤマ、米MEMC Electronic Materials社など7社が占めていた。
現在は、それ以外に60社以上の企業が2009年までにポリシリコンの生産を開始する計画を打ち出している。
iSuppli社によると、ウェーハベースの太陽電池セルの実生産能力は、発電量換算で2007年の6.2GWから、
2010年には17.8GW、2012年には27.5GWに増大するという。一方、ポリシリコンの生産量の伸び率は
それを上回り、2008年の5.7GWから2010年には19.4GW、2012年には37.6GWになると予測している。
141 :
名無電力14001 :2009/01/14(水) 05:32:36
経産省、太陽光発電の導入補助金の募集を1月13日に開始
http://kaden.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/12/26/3353.html 経済産業省は、家庭用太陽光発電についての補助金の募集を1月13日に開始すると発表した。
締め切りは3月31日。
募集条件は住居に太陽光発電システムを導入する個人で、総額90億円、35,000件に補助金を交付する。
金額は、導入するモジュールの公称スペック1kWあたり7万円。導入する太陽光発電システムには、
設置後のサポートがメーカーから受けられることや、性能当たりの価格などの条件をクリアする必要がある。
これに伴い、1月14日から28日まで、全国9カ所で応募についての説明会が開催される予定。
入場料は無料だが、事前に太陽光発電協会のホームページで参加登録が必要となる。
142 :
名無電力14001 :2009/01/14(水) 05:33:26
住宅用太陽光発電の規格統一 パネル・機器、官民で
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090106AT3S2603L06012009.html 政府と国内の太陽電池メーカー、住宅メーカーは共同で2009年度から住宅用太陽光発電システムの規格統一に
乗り出す。太陽光パネルのサイズや付属機器の規格をそろえることで、住宅に設置しやすくするほか、
関連メーカーの競争を促してコスト低減につなげ、普及を後押しする。長期使用のための安全性試験制度の
確立も目指す。統一規格は国際標準として世界に提案する計画で、今後需要増が予想される太陽電池市場で
主導権を握る狙いもある。
経済産業省と国土交通省、シャープや京セラなど太陽電池メーカー、積水ハウスや大和ハウス工業など
住宅メーカーでつくる「ソーラー住宅普及促進懇談会」の作業部会が報告書案をまとめた。月内に公表する。
143 :
名無電力14001 :2009/01/14(水) 05:35:59
太陽光発電世界1位――ドイツのソーラー事情 (1/2)
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0901/13/news089.html 前回お伝えしたように、ドイツの再生可能エネルギーは着実に開発が進んでおり、2007年には
ドイツ国内全エネルギー消費(電力・熱・動力の合計)の8.6%を占めるに至っている。
1998年に比べ、2.8倍という急成長ぶりだ。
EEG(再生可能エネルギー法)で買い取り価格が手厚く保証されているため、特に電力に占める
再生可能エネルギーの割合は1998年に4.8%だったものが2007年には14.2%と、顕著な伸びを示している。
「2030年までに50%」というドイツの目標は決して夢ではない。
中でも太陽光発電の勢いは驚異的だ。発電能力・発電量とも急上昇を続けており、ドイツは今や押しも
押されぬ世界1位の太陽光発電大国である。ドイツを含めた欧州域内の旺盛な需要を背景に、
太陽電池生産は年率50%のペースで増えており、経済危機の中でも成長産業として有望視されている。
大型太陽光発電のポテンシャル
しかし、ドイツは日射量が少なく、必ずしも発電条件には恵まれていない。EEGのおかげで何とか経済的に
成り立ってはいるものの、冬の日照時間は9時ころから15時ころまでと短く、曇天も多い。
太陽光発電推進派の中には「すべての住宅の屋根に太陽電池を設置すれば国内電力需要を100%カバーできる」
という意見もあるが、実現の可能性はない。すべての屋根が太陽光発電に適しているわけではなく、
悪条件の場所に太陽電池を設置するくらいなら費用対効果の高い風力発電に出資する方が得になるからだ。
それでもドイツの太陽光発電が今後とも伸びると予測されるのは、工場の屋根、スポーツ施設の屋根と
いった大型太陽光発電の開発が見込めることによる。(後略)
144 :
名無電力14001 :2009/01/14(水) 05:38:28
富士経済、燃料電池関連の市場調査結果を発表
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=199211&lindID=4 次世代エネルギーシステムとして注目高まる
燃料電池関連市場調査を実施
2020年市場予測
燃料電池システム市場 1兆2,069億円 07年比302倍 自動車用1800倍の伸びが牽引
(1)業務用・産業用市場 20年度予測 282億円 07年比度43.7倍
(2)家庭用燃料電池 20年度予測 2,575億円 07年比度77.3倍
(3)自動車用市場 20年度予測 9,000億円 08年比度1,800倍
(4)マイクロFC市場 20年度予測 145億円 07年比度14,500倍
(一部抜粋)
146 :
名無電力14001 :2009/01/14(水) 06:12:02
>>145 2008/09だったか。日付見逃した。すまん。
風力、太陽光、水力スレにここに貼られてないニュースまだまだあるけど、
個人的にインパクトが弱いと判断したから貼ってない。
気になる人は各スレを見てね。
148 :
名無電力14001 :2009/01/14(水) 21:58:20
以前貼られたのと重複してるのが有りそうな気も。
149 :
名無電力14001 :2009/01/15(木) 06:36:15
150 :
名無電力14001 :2009/01/15(木) 10:36:47
151 :
名無電力14001 :2009/01/15(木) 15:21:44
燃料電池の補助140万円 経産省、家庭向け上限設定
http://www.business-i.jp/news/kinyu-page/news/200901150096a.nwc 経済産業省が、2009年度から始める家庭向け燃料電池の導入補助金の上限を1件当たり140万円に
したことが、14日に分かった。補助金を最大限利用できる販売価格は310万円に設定した。
経産省は、家庭向け燃料電池の市販価格が300万〜350万円前後になるとみており、購入者は、
約40〜45%を補助金で賄えることになる。
家庭用燃料電池は、都市ガスや灯油から取り出した水素を利用して電気と熱を生み出す。
エネルギー効率は80%程度と、一般の発電と比べても高く、省エネに効果が発揮できる。
補助対象は、設置費込みの価格から30万円を引いた半額分のため、販売価格が310万円の場合で、
補助金が上限の140万円になり、残り170万円を購入者が負担する。
ただ、燃料電池による節減額は大きくないのが実情だ。東京ガスが、年間の電気代とガス代が27万円の
世帯で試算したところ、節減額は年6万円程度にとどまる。補助金を活用し、170万円の自己負担で設置しても、
これを回収するのに30年近くかかる。当初の購入者は環境を重視する富裕層になる見込みだ。
だが、メーカー各社は十数年後に、40万円程度にまで引き下げる目標を掲げている。
これにより太陽電池並みの世界展開も期待でき、さらに低価格化と普及が見込める。
152 :
名無電力14001 :2009/01/15(木) 22:36:13
木質バイオマスを発電燃料に 村山のリサイクル工場が稼働 2009年01月11日
http://yamagata-np.jp/news/200901/11/kj_2009011100180.php バイオマス発電を行う「やまがたグリーンパワー」(村山市、鈴木社長)の関連会社として設
立された「やまがたグリーンリサイクル」は、村山市金谷工業団地に設置した木質バイオマスリ
サイクル工場を本格稼働した。廃棄物処理の許可を得て自然木、剪定(せんてい)枝の処理を引
き受け、チップにして保管し発電の燃料として供給する。
グリーンパワーでは、チップ材に高温の水蒸気を送ってガス化し、これを燃料にエンジンを回
して発電する。出力2000キロワットで使用するチップ材は1日当たり60トン。建築廃材などは使
用せず、自然木だけを使っている。安定した発電事業にはチップ材の確保が欠かせず、同社は効
率的運用に向けて2008年5月、グリーンリサイクルを設立した。
チップにする木材は、同社が購入する幹などの自然木、廃棄物として処理を引き受ける支障木、
剪定枝などに大別できる。廃棄物となれば排出者から処理料を受け取り、チップ化した後は販売
も可能。廃棄物処理業としてのリサイクル工場は、バイオマス発電事業の円滑化とともに自然エ
ネルギーの循環という点でも重要な要素となる。
廃棄物処理の業務では、処理施設として認定を受け、一般廃棄物と産業廃棄物の処理業許可も
12月半ばにそれぞれ下り、営業活動を含めて本格稼働に入った。自然木、剪定枝をチップ化する
リサイクル事業は、バイオマス発電の安定稼働とともに、村山地域だけで年間2万トンと推計さ
れる果樹剪定枝の有効活用の面でも期待が高まっている。
153 :
名無電力14001 :2009/01/16(金) 02:15:03
ダム不要の新水力発電 エネルギー密度は風力の850倍
http://wiredvision.jp/news/200901/2009011522.html 商用としては米国初の流体タービンが、昨年12月、ミネソタ州ヘイスティングズのミシシッピ川
の水中に設置された。このタービンを使えば、ダムを建設しなくとも水の流れから電力を得るこ
とができる。
35キロワットの発電能力を持つこのタービンは、既存の水力発電ダムの下流に設置された。間も
なく設置されるもう1基のタービン[今年4月を予定]と組み合わせることで、このダムの発電能力
を5%以上向上させることができるという。
この数値はさほど大きいものではないが、今回のタービンの設置は、環境志向的なエネルギー分
野の重要なトレンドに先鞭をつけるものとなる可能性がある。 つまり、これらの「水中用風力
タービン」が、近い将来次々と設置され、クリーンなエネルギーを生成するようになる可能性が
あるということだ。
このプロジェクトを率いる米Hydro Green Energy社(本社テキサス州ヒューストン)のMark Stover
副社長は次のように語る。「われわれの技術は大規模なダム建設を必要としない。自然な水の流れ
を利用するだけだ。『水中の風力』と呼んでも良いが、そのエネルギー密度は風の840〜850倍だ」
Hydro Green社や米Verdant Power社が製造している流体タービンは、いずれも水の流れの力学的
エネルギーを捉えてエネルギーに変換するもので、ダムを必要としない。
155 :
名無電力14001 :2009/01/16(金) 03:39:42
下水道水路を使い水力発電 鶴岡市が実験始める 2009年01月15日
http://yamagata-np.jp/news/200901/15/kj_2009011500246.php 鶴岡市は15日、下水道を活用した小水力発電(マイクロ水力発電)の実験として、
市浄化センターから赤川に通じる水路出口に特殊改良した発電用水車を設置した。
鶴岡工業高等専門学校との共同プロジェクトで、県内では初の試み。週明けの19日から
データ取りを始める。
実験に使うのは、丹省一鶴岡高専名誉教授が開発した「オープンクロスフロー型水車」。
本体は鉄製で直径1.2メートル、幅1.3メートル、重さ300キロ。ステンレス製の羽根の
角度に工夫を加え、歯車内を空洞にしたのが特徴。ごみがつまりにくく、水の力が2カ所
で伝わり回転効率がいい。
プロジェクトには、渡会電気土木(鶴岡市)など県内3社が参加。北寄りの強風が吹き
付ける中、現場担当者が水車をクレーンでつり上げて設置し、水路の流れを止めて導水板
を備えた。
傾斜角27度で、幅1.7メートルの水路を流れる処理水を利用する。同センターは一日に
2万−2万5000トンの処理水を放流。丹名誉教授によれば、毎時3キロワットの発電量が
見込まれ、一般家庭8世帯分の電力に相当する。
実験は3月いっぱい。高専は実験結果を踏まえ、他の下水道施設、農業用水路での実用
化に向けた取り組みを進める。
http://yamagata-np.jp/news/200901/15/img_2009011500176.jpg
156 :
名無電力14001 :2009/01/16(金) 19:41:45
色素増感太陽電池の新方式、寿命が延び、コスト減が可能(2009/01/16)
http://eetimes.jp/article/22694/ 産業技術総合研究所は、材料コストを下げるために太陽光を受光する色素を変更し、寿命を延ばすために電解液を
イオン性液体とした色素増感太陽電池を開発した(図1)。効率は7.6%(5mm角のセル)である。
色素増感方式では、色素が可視光を吸収し、電子をTiO2(二酸化チタン)に受け渡すことで起電力が発生する。
効率に優れるSi(シリコン)太陽電池とは異なる優位点がある。色素を変えることで吸収する波長特性を変更で
きること、低温で製造でき、さらに塗布製造プロセスを採り得ること*1)、デザイン性に優れること、などで
ある。
現在の色素増感方式は、発明者であるMichael Grätzel氏が用いた材料に沿った開発が進んでいる。すなわち、
Ru(ルテニウム)錯体を色素として用い、電子を失った色素に電子を受け渡すために、I?(ヨウ化物イオン)を
溶かしたアセトニトリルを電解液として用いる場合が多い。
I?は色素に電子を渡してI3?(三ヨウ化物イオン)に変化する。セル全体が、TCO(Transparent Conducting
Oxide)陰極とPt/TCO陽極にはさまれた構造を採り、TiO2粒子は陰極側から電解液側に飛び出すナノポーラス
構造を成している。
「太陽電池で求められる特性は、効率、耐久性、コスト*2)の3つである。今回材料を変えることで、耐久性
が高まり、コストが下がった」(産業技術総合研究所 太陽光発電研究チーム有機新材料チームで研究員を務める
原浩二郎氏)。一般に色素に使われているRu錯体は貴金属のRuを含むため、カルバゾール色素の1つである「MK-2」
とI?の組み合わせに置き換えた。
MK-2を選んだ理由は、電子の再結合が起こりにくいためだとした。従来研究されていた有機物「クマリン色素」
では、可視光により励起された電子が、TiO2中を伝わるうちにI3?と再結合してしまうため、Ru錯体に比べて電子
寿命が1/10に減っていたという。寿命と電子密度によって取り出せる電流量が決まるため、クマリン色素では取り
出せる電流が少ないという問題があった。
157 :
名無電力14001 :2009/01/16(金) 19:42:28
>>156 続き
MK-2は、4本のアルキル鎖によって、分子自体がTiO2上に整列するため、電子の再結合が起こりにくいという。MK-2
とアセトニトリルの組み合わせでは8.3%(5mm角)の効率を達成できている。これはRu錯体とアセトニトリルの
組み合わせ(9.2%)に近い値だ。
次に、電解液を変更した。アセトニトリルは揮発性が高く、60?℃に達することがある太陽電池には不利で
ある。このため、「太陽電池の寿命が100時間程度に短くなる」(同氏)。さらに物質自体が毒物及び劇物取締法
の劇物に指定されていることなど、必ずしも電解質として最適な材料ではない。そこで、イオン性液体を用い、
寿命を2000時間に伸ばしたという。
ただし、一般にイオン性液体は粘性が高いため、電子が移動しにくい。そこで、イオン性液体の中でも粘性が低い
「MPImI」(イミダゾリウムヨウ化物)を選んだという。冒頭に挙げた効率7.6%はMK-2とMPImIを組み合わせた
場合である*3)。
【注釈】
*1)製造コストをさらに引き下げるため、全塗布製造プロセスを可能とする擬固体電解質も開発した。ゲル化
剤と併せてイオン性液体を擬固体化した場合の効率は5.5%である。
*2)産業技術総合研究所は、2008年3月、効率11%の色素増感太陽電池を発表した。「ただし、効率を高める
ためにタンデム構造を採っており、色素増感のコストの1/2を占めるTCO電極の数が倍増してしまう」(原氏)。
*3)Ru錯体とMPImIを組み合わせた場合、6.2 %まで効率が落ちる。
158 :
名無電力14001 :2009/01/17(土) 01:20:10
開発すすむ燃料電池二輪 四輪よりも2ケタ安い? 2009年1月15日
完成度の高さに自信を深めるスズキ
一台数千万円ともいわれる燃料電池車。普通の人にはちょっと手が出ない価格だ。だが、あき
らめるにはまだ早い。燃料電池二輪なら燃料電池四輪よりもはるかに低コストで生産できるため、
販売価格を抑えて、多くのユーザーへの普及が期待できるためだ。
スズキでは、「東京モーターショー2007」に出展した燃料電池二輪車のコンセプトモデル
「クロスケージ」のプレス向け試乗会を2008年に入って実施。ショーモデルの姿そのままのテ
スト車両で、多くの報道関係者がテストコースを試走した。
「燃料電池を搭載したテスト車両の試乗会ということで厳戒態勢を予想していたのか、私たち
メーカー側のスタッフが無造作に操作していることに驚いた方々もいたようです」と語るのは、
スズキの第二パワートレイン設計部 部品設計課の太田徹課長。無造作にシステムを作動させ、
試乗者に手渡すことができたのは、それだけシステムの安定性、安全性に自信があったことの裏
返しだという。「クロスケージ」のプロジェクトがスタートしたのは2005年のことだが、わずか
3年でこれだけ完成度の高いテスト車両を作り出すことができた理由はどこにあるのだろうか。
続きは
http://premium.nikkeibp.co.jp/em/report/141/index.shtml http://premium.nikkeibp.co.jp/em/report/141/img/report141_01.jpg 英インテリジェントエナジー社製の燃料電池。
159 :
名無電力14001 :2009/01/17(土) 01:41:27
「環境=エネルギー」の時代の到来
http://premium.nikkeibp.co.jp/em/report/139/index.shtml 太陽電池、電気自動車、直流送電 新社会インフラ見据える三菱重工
人類は今、産業や社会を支えるエネルギーの問題に関して、大きくパラダイムシフトし
ようとしています。これまでの時代は、「資源=エネルギー」でしたが、これからは
「環境=エネルギー」ととらえる時代に変わります。これまで資源といえば化石燃料が中
心でしたが、今後は環境(太陽・風・潮流など)からエネルギーを得る時代になります。
化石燃料の枯渇は社会問題になります。地球温暖化防止のための二酸化炭素(CO2)削減
は、化石燃料からの脱却という意味もあり、いずれ果たさなければならない課題であるのです。
人類は、「カーボンフリー経済」への移行を求められているわけですが、私が強調したい
のは、経済原理が重要であるということです。経済原理を十分に考慮したうえで、先見性の
ある国家戦略と技術イノベーションが求められます。これまでは、「低コストの輸入依存型
エネルギー」の時代でしたが、次の世代では、応分のコスト負担を皆が受け入れつつ、
「自立型のエネルギー」をめざすことになります。これが、経済活動やGDP(国内総生産)
の成長率などにどう影響していくのかが非常に重要であり、現在検証中の課題でもあります。
技術イノベーションにはいろいろなものがありますが、その可能性と重要度という点から、
「太陽電池」「電気自動車(EV)」「DCネット(直流送電)」が3大革新となるでしょう。
これらを達成するための社会インフラ構築への投資について、真剣に考える時期に来ている
と思います。
続きは
http://premium.nikkeibp.co.jp/em/report/139/index.shtml
160 :
名無電力14001 :2009/01/18(日) 03:58:00
都留の小水力発電見学3000人突破
全国、海外から視察団 市モデルに整備事例も
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2009/01/17/9.html 都留市が、家中川に設置している小水力発電施設の見学者が3000人を突破した。
市によると、全国各地の自治体関係者のほか、海外からの視察団も多いという。岩手県八幡平市は、
都留市をモデルにした施設整備を決め、同市は「クリーンエネルギーの取り組みを広げることも、
発電施設の設置目的の1つ。今後も積極的にPRしていきたい」(政策形成課)としている。
同市は、小水力発電施設を設置した2005年10月から視察を受け入れ、担当者が施設概要や
環境への貢献度を説明している。昨年12月末現在の見学者は3031人で、県内外の自治体や
NPO法人のほか、韓国の企業、カンボジア政府関係者、ガーナの在日大使などが訪れた。
八幡平市は、都留市を訪問したことがきっかけで小水力発電に乗り出す方針を固め、稼働に向けて
都留市からノウハウを学ぶなど準備を始めた。計画では、観光地である明治100年記念公園内の
農業用水路に、都留市と同じ開放型下掛け水車を設置。発生した電力は公園内のトイレに供給する
予定で、10年度の稼働を目指している。
都留市によると、八幡平市の取り組みが、視察から施設整備につながった第1号だという。
161 :
名無電力14001 :2009/01/18(日) 09:55:03
162 :
名名無電力14001 :2009/01/18(日) 15:47:38
>>160 ちゃんと採算の取れる様な設備にして欲しいが、大丈夫なんだろうか?
ブームが加熱しすぎると大抵は良くない結末を招くし、ちょっと心配だが。
まあ同じく借金でインフラ整備という比較だと、道路(トンネル&橋)や空港、港湾なんかより
随分マシな気はするが。
163 :
名無電力14001 :2009/01/18(日) 19:12:18
IRENAって知らん
164 :
名無電力14001 :2009/01/19(月) 16:03:09
GEとGoogleが連携し次世代電力技術――エネルギー・ITを融合(09/01/19)
http://eco.nikkei.co.jp/column/ge/article.aspx?id=MMECcl000016012009 GEは昨年秋、エネルギー・地球温暖化問題解決のカギとなる「スマートグリッド」や、
再生可能エネルギーの中核と期待される「地熱発電」、家庭のコンセントで充電可能な
プラグイン自動車を既存電力網に統合する「プラグイン自動車インターフェイス」の
3点において、検索エンジン大手Googleと協力していくことを発表しました。
■GEとGoogleのパートナーシップ
IT技術によって電力網をより効率的な分散型に変革するスマートグリッドは、エネル
ギー技術とコンピューティングの融合によって可能となるもので、それぞれの領域で多
くの実績を持つ両社が手を結ぶことで、その実現に実質的な貢献ができると考えます。
またこの提携は、次世代技術の開発だけでなく、両社が今後、政府機関に対し積極的
に働きかける点が大きな特徴となっています。GEがエコマジネーション開始時に掲げた
コミットメントのひとつに、環境市場や関連技術の情報を公開し、社会や消費者などとの
建設的な対話を通じて課題解決を推進するというものがあります。今回の提携では、
Google社とともに米ワシントンDCでの政策提案を進めることを宣言しました。
■政府の積極的な対応を引き出す
エネルギー問題や地球温暖化対策の観点から、再生可能エネルギーの利用促進が喫緊の
課題であることは論を待ちません。しかし、太陽光発電や風力発電などは自然環境の影響
を強く受けるため、それだけでは電力の安定供給を実現することは出来ません。また、
こうした不安定性は電力網の運用にも影響を与える可能性があり、これらを解決するには、
電力の利用状況を利用者ごとに把握し、より緻密な管理が可能なもの=スマートグリッド
へと既存の電力網を置き換える必要があります。(以下省略)
165 :
名無電力14001 :2009/01/19(月) 16:43:59
世界最大級のリチウムイオン電池工場、パナソニックが着工
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090119-00000017-yom-bus_all パナソニックは19日、大阪市住之江区で、世界最大級の生産能力を持つリチウムイオン(Li)電池工場の起工式を行った。
Li電池は、パソコンや携帯電話用に使用される。総投資額は約1000億円で、2010年4月に生産を始める。世界的な
景気後退でメーカー各社が大型投資を相次いで見直しているが、パナソニックは、将来的な需要拡大を見込んで工場を新設する。
新工場は2期に分けて建設され、12年度にフル稼働した時には月産5000万個を生産することができる。パナソニックは
現在、大阪府守口市など3か所にニッケル水素やLi電池などの工場を持ち、新工場を含めた全体の生産能力は現在の3倍に
あたる月産7500万個に高まる。新工場が完成すれば、フル稼働時に約1500人の雇用が見込まれる。
今春をめどに子会社化する三洋電機と合わせたLi電池の世界シェア(市場占有率)は約4割に達しており、パナソニックの
新工場が稼働すれば占有率の上昇が見込める。
166 :
名無電力14001 :2009/01/19(月) 23:42:45
167 :
名無電力14001 :2009/01/20(火) 09:52:30
台風対策で新風力発電 沖縄電力
http://www.y-mainichi.co.jp/news/12816/ “横倒し”可能、波照間に設置へ
暴風の影響を最小限に食い止めるため、台風時に支柱ごと地面付近まで倒すことができる新たな
風力発電装置2基を今年後半に波照間島で設置する計画が進められている。
郡内の風力発電装置は、波照間では台風と雷の被害で2007年8月から稼働が停止、与那国では
同年10月の台風15号で羽根が折れており、台風対策が課題となっていた。
計画を進めている沖縄電力では「風に負けないのではなく、風から逃げるという発想に転換した」
(古堅幹也離島事業部長)と話し、今年後半の設置を目指す。
沖電によると、高さ38メートルの鉄塔の上部にナセルと呼ばれる風力発電装置を設置する仕組み。
鉄塔とナセルはウインチを使うことによって30分で横に倒すことができる。
沖電では、8時間後に風力が25メートルに達すると予測されると「準備指令」という指示で暴風対策
を取ることになっており、今回設置予定の風力発電装置も「準備指令」に合わせて倒すことになる。
横倒しが可能なため、設置や維持管理の作業には大型クレーンを必要とせず、沖電では「メンテナ
ンスは可能な限り地元で行いたい」((古堅部長)としている。
発電能力は1基245キロワット。総事業費は4億円を見込む。
沖電は国の補助で行う「島嶼(しょ)地域におけるエネルギー自給システム構築事業」の一環として
同装置の設置を計画。設置後は、台風対策の効果と併せて、自然エネルギーの導入によって電力需要
をまかなう仕組みの在り方について検証することにしている。
古堅部長らは15日午後、竹富町役場で川満栄長町長らに計画を説明し、計画への協力を求めた。
川満町長は「温室効果ガスの削減にもつながる。非常にうれしいこと」と期待を示した。
168 :
名無電力14001 :2009/01/20(火) 12:18:00
燃料電池「コージェネ」、2030年までに100万台…大阪ガス 今年4月に売り出し
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco_news/20090119ke01.htm CO2排出減効果アピール
大阪ガスは18日、燃料電池を使った新しい家庭用コージェネレーション(熱電併給)システムを、
2030年までに計100万台販売する計画を明らかにした。同社のガスを利用する家庭の約15%
にあたる。二酸化炭素(CO2)の排出を減らす効果などをアピールし、ガスの需要拡大につなげた
い考えだ。
計画では今年4月に売り出し、当初3年間は、一戸建て向けに計数千台の普及を目指す。品質改良
やコスト低減を進め、集合住宅でも使えるよう小型化して販売を加速させる。
新システムは、都市ガスから取り出した水素を酸素と反応させることで電気を作る燃料電池を使う。
同時に発生する熱で水を温める仕組みで、東芝の子会社などと共同で開発した。
ガス給湯器と電力会社から買う電気を組み合わせて使う従来方式と比べ、二酸化炭素の排出量を
約4割削減できる。発電効率も大幅に改善したという。
大阪ガスは、新システムを「省エネルギーの切り札」として売り込むことで、オール電化住宅の普及
を目指す関西電力に対抗する。ただ、売り出し時の価格は、国の補助金を受けても、現行システム(約
80万円)よりも高額になる見通しで、低価格化をいかに早く進められるかが普及のカギとなりそうだ。
169 :
名無電力14001 :2009/01/20(火) 15:54:46
新日石、燃料電池の代理店網 100社組織、10年度目標1万台
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090120AT1D260FS19012009.html 新日本石油は2009年度から家庭用燃料電池の本格販売を始める。ガソリンや液化石油ガス(LPG)の
既存の販路を活用、全国100社で組織する新しい販売代理店網を構築する。新日石は燃料電池を石油
製品の販売減を補う新事業と位置付け、10年度に1万台の販売を目指す。燃料電池は環境対策に役立
つとして国も補助金などで普及を支援する方針で、事業化の動きが広がりそうだ。
燃料電池はLPGや灯油などの水素と酸素を反応させて、家庭に電気を供給する装置。発電時に出
る熱の利用で湯を沸かして風呂や台所への給湯もでき、エネルギー効率が高い。二酸化炭素排出量を
3〜4割減らすことができ、国は地球温暖化対策の切り札の1つとして、09年度から購入時に補助金を
出す見込み。
170 :
名無電力14001 :2009/01/20(火) 19:23:34
41%と記録的な変換効率の太陽電池、ドイツFraunhofer研究所が開発(2009/01/19)
http://eetimes.jp/article/22731/ ドイツのフライブルグを拠点とする研究機関のFraunhofer Instituteは、太陽電池の変換効率を41%にまで高めることに
成功したと発表した。同研究機関は、「世界最高となる変換効率を実現した」と主張している。
Fraunhofer InstituteのSolar Energy Systems部門(Fraunhofer ISE)の発表によると、こうした高い変換効率の実現
には、太陽電池向け半導体材料を成長させるためのある技術が大きく貢献しているという(参考リンク:英語の発表資料)。
今回発表された太陽電池は、GaAs(ガリウム・ヒ素)やGe(ゲルマニウム)の基板にIII-Vの半導体材料を蒸着させて
作られている。同研究機関は独自に開発した「アモルファス多セル(amorphous multiple cells)」技術によって、不純物
による電荷トラップの発生を回避することに成功した。一般に、格子定数が異なる材料を用いた場合は、電子が異なる材料間
を移動する際にトラップされるという現象が発生する。だが同研究機関の研究者らは、この現象が太陽電池の中で電子が少ない
領域でしか起こらないように改良を加えたという。その結果、電子が集中する領域では電子トラップの発生をほぼ回避でき、
41%という高い変換効率を実現できた。同研究機関でマネジャーを務めるEicke Weber氏は、今回の成果について、「半導体
材料中の結晶欠陥を制御することで、技術的なブレークスルーを果たせるという好例だ」と述べている。
Fraunhofer Instituteでは、454の集光比で集めた光を5mm2(平方ミリメートル)の太陽電池に照射する実験を行い、41.4%
の変換効率を得ることに成功した。
171 :
名無電力14001 :2009/01/20(火) 19:24:10
>>170 (続き)
同研究機関の科学者らは今回、アモルファス多セル技術に加えて、半導体材料の構成を厳選して、太陽電池の感度分布を太陽
光線の波長分布に限界まで近づけることも試みた。これも高い変換効率に寄与しているという。
Fraunhofer ISEは、同技術を早期に実用化するとともに、旧来の発電方式に対する競争力を高めるため、独Azur Space社および
独Concentrix Solar社と提携を結んでいる。
今後の開発のポイントとして、Fraunhofer ISE部門でディレクタを務めるAndreas Bett氏は、太陽電池の変換効率と発電コスト
の関係性を指摘する。同氏は「太陽電池を使った発電システムのエネルギ・コストを低減するには、変換効率の高い太陽電池の
利用が最も効果的である。われわれは、旧来の発電方式と競合できる太陽電池の実現を目指す」と語っている。
172 :
名無電力14001 :2009/01/21(水) 08:44:16
173 :
名無電力14001 :2009/01/21(水) 18:37:45
174 :
名無電力14001 :2009/01/21(水) 22:14:51
175 :
名無電力14001 :2009/01/21(水) 22:19:56
176 :
名無電力14001 :2009/01/21(水) 22:32:23
ドイツ内閣 再生可能エネルギー国際機関設立協定に署名へ
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=19826 1月14日、ドイツ連邦内閣は、1月26日にボンで開催される再生可能エネルギー国際機関(IRENA)設立会議
において、IRENAの設立協定に調印し、準備委員会の設立のための決議文を採択することを決定した。この準
備委員会は、IRENAの早期設立に向けて活動する。
IRENA設立会議には、これまで80カ国以上が参加を予定しており、うち半分近くの国家が設立協定に調印
することを表明している。ドイツからは、環境大臣、開発大臣、外務大臣が出席する。
IRENAは、再生可能エネルギーを世界的に促進し、再生可能エネルギーの巨大なポテンシャルと現状の差を
なくすことを目的に、先進国や途上国において、アドバイスの提供や支援を行うことを予定している。さらに、
IRENAは、外交政策、安全保障政策、気候政策、開発政策に貢献すると考えられている。
設立会議の翌日の27日には、署名国全てが参加する準備委員会がボンで開催される。また、連邦政府は、
IRENAの本部をボンに招致することを目指している。【ドイツ連邦環境省】
177 :
名無電力14001 :2009/01/22(木) 17:05:03
1kg CIGS = 5kg Uranium
http://www.nanosolar.com/blog3/?p=225 The notion of a kilogram of enriched Uranium conjures up an image of a powerful
amount of energy. Enough to power an entire city for years when used in a nuclear
power plant, or enough to flatten an entire county when used in a bomb ― that’s
presumably what many people would say if one asked them about their thoughts.
In our new solar cell technology, we use an active material called CIGS, a Copper
based semiconductor. How does this stack up against enriched Uranium?
Here’s a noteworthy fact, pointed out to me by one of our engineers: It turns out that
1kg of CIGS, embedded in a solar cell, produces 5 times as much electricity as 1kg of
enriched Uranium, embedded in a nuclear power plant.
ここに、我が社の技術者のひとりによって指摘された注目すべき事実があります:
太陽電池に埋め込まれた1kgのCIGSは、原子力発電所に埋め込まれた1kgの濃縮ウランの
5倍の電気を発生させることが判明しました。
Or said differently, 1kg of CIGS is equivalent to 5kg of enriched Uranium in terms of
the energy the materials deliver in solar and nuclear respectively.
また別のいい方をすると、それぞれの材料がそれぞれ太陽と原子力で生じさせたエネルギー
は、1kgのCIGSと5kgの濃縮ウランとで等価です。
The Uranium is burned and then stored in a nuclear waste facility; the CIGS material
produces power for at least the warranty period of the solar cell product after which
it can then be recycled and reused an indefinite number of times.
ウランは燃やされた後は廃棄物処分場に貯蔵されますが、CIGS材料は、少なくとも太陽電池
の保証期間は電力を生成し、電力を生成した後は再び回収され数回に限り無く再利用するこ
とが可能です。
178 :
名無電力14001 :2009/01/23(金) 00:35:44
オバマ次期大統領 「日本を追い越せ」 代替エネルギー倍増で世界をリードする姿勢
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090117/amr0901171000007-n1.htm 【ワシントン=渡辺浩生】オバマ次期米大統領は16日、オハイオ州ベッドフォードハイツにある
風力発電機の部品工場を視察し、20日の就任後、大型景気対策を通じて風力や太陽光など代替エネルギーの
増産に向けて積極投資して、先行する日本などライバル国を追い越そうと訴えた。クリーン・エネルギー分野で
米国が世界の主導権を奪い返す姿勢を鮮明にした。
オバマ氏が訪れたのは、従業員65人で2年前に風力発電機の部品製造を開始して成長を続ける中小企業。
オバマ氏はまず「この会社の物語は全米で起きている」と述べ、石油・石炭に頼らない代替エネルギー投資の
潜在性を強調した。
そのうえで「再生可能エネルギーに真剣に投資するスペインやドイツ、そして日本のような国で何が
起きているかを考えよう。彼らはわれわれの先を行き、この新しい産業でリードする態勢になっている」と
日本など環境先進国に言及。
オバマ氏は「われわれも同じことができないわけがない」と述べ、景気対策の中で代替エネルギー生産量を
3年間で倍増する公共投資を行うことで約50万人の雇用を創出すると強調、日本などを追い越して世界を
リードする姿勢を示した。
オバマ氏の方針を受けて民主党のペロシ下院議長が15日に300万−400万人の雇用創出を目指す
総額8250億ドル(約74兆円)の景気対策の概要を発表し、週明けから法案審議に移る見通し。
オバマ氏は「政権の最初の仕事は人々を仕事に復帰させ、経済を再び活性化させることだ」とも述べ、
「もし、われわれが速やかに大胆な行動をとれば、(米経済の)方向を変えることは手遅れではない」と
米競争力回復のために、同法案の早期成立を訴えた。
179 :
名無電力14001 :2009/01/23(金) 00:39:17
>>161 関連
IRENAの孤独
http://www.taro.org/blog/index.php/archives/968 今や、経済産業省は経団連以上に再生可能エネルギーに後ろ向き、というよりもストップさせようと必死だ。
国益よりも電力と鉄鋼への気遣いだけだ。
外務省で地球温暖化を扱うのは地球規模問題審議官だが、
IRENAを扱っているのは経済局の経済安全保障課で、ここはまったく後ろ向きだ。
環境省は推進派だが、ここは全く突破力がない。
官邸のリーダーシップを発揮しないと、省益ばかり考えている役所に足を引っ張られることになる。
太陽光で世界一を目指すとか何とかいっている日本が、再生可能エネルギーを推進する国際機関に
入らないことがあってはいけない。
日本は、福田内閣のときに、国際再生エネルギー会議の2009年の開催誘致に失敗した。
いや、正確にはお膳立てが整っていたのに省庁間の対立で手を挙げなかった。
IRENAに参加しなかったら、再生可能エネルギーの国際ルール作りに参加することができなくなる。
アジアにおける再生可能エネルギー導入のリーダーシップも放棄することになるだろう。
日本初の技術の世界展開にも支障が出るかもしれない。(一部抜粋)
180 :
名無電力14001 :2009/01/23(金) 08:58:25
飯田市、「環境モデル都市」に
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20090122-OYT8T00925.htm 国が二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出削減に取り組む自治体に優先的に
財政支援する「環境モデル都市」に22日、飯田市が追加選定された。選定された自治
体は全国で13となり、県内では初。
同市の行動計画(09年度から5年間)には、間伐材を使った燃料「木質ペレット」
と、太陽光発電を組み合わせる「『おひさま』と『もり』のエネルギー総合利用」が盛
り込まれ、2005年を基準として、50年までに地域全体の温室効果ガス排出量を
70%削減する目標が掲げられている。これが評価され、昨年7月、環境モデルの
「候補都市」に選ばれた。
その後、環境負荷を減らす取り組みをする製造業や建設業などの企業が、公共事業に
入札する際の参加資格を有利にしたり、企業が太陽光発電による電気自動車用の充電ス
タンドを社内に整備するのを支援したりするプランを、
行動計画に新たに盛り込み、今回の選定につながった。
181 :
名無電力14001 :2009/01/23(金) 14:05:28
水が熱源のヒートポンプ 山形のエナーテックが発売 2009年01月22日
http://yamagata-np.jp/news/200901/22/kj_2009012200383.php 暖房システム開発販売のエナーテック(山形市、高橋充社長)は、排水や地下水の熱を給湯や
冷暖房に活用する高効率のヒートポンプを開発、販売を始めた。空気熱を利用した給湯器などと
比べ、熱源の温度が安定していることから寒冷地に適し、夏場に冷房としても使えるのが特徴。
工場や施設などを対象に、関東以北を市場と位置付けて広域的に販売を展開していく。
工場や温泉の排水、地下水などの水を熱源にしたヒートポンプはまだ普及しておらず、同社は、
排水などをためたプールに細いパイプをめぐらして効率的、安定的に熱を取り込む仕組みを開発
した。温排水でなく、水温が12度程度の地下水でも十分機能を発揮。冬場でも水温5度以上から
熱源として使える。補助的に、夜間電力を使った蓄熱装置も採用している。
水を使ったヒートポンプの特徴として、温度を上げる圧縮器と温度を下げる蒸発器を同じサイ
クルの中で稼働させることができ、給湯と冷房が同時に使える。また、熱交換のシステムを完全
密封にすることで、レジオネラ菌など雑菌の繁殖を防いでいる。
設備費用は、面積約900平方メートルの工場に10馬力のシステムを採用した場合で約900万円。
高橋社長は「初期投資はかかるが、長期的な運用コストは削減できる。化石燃料の高騰は今後も
懸念されており、環境負荷の軽減効果も高い」と説明。山形大などと共同で熱交換システムの開
発も進め、設備コストの低減も図っていく。
これまでに県内の工場や、東北の入浴施設などで採用されている。今後は、高齢者施設、ホテ
ル、銭湯、フィットネスクラブなどを対象にPRし、施工面では地元工務店などと協力しながら
販売網を拡大していく。
http://yamagata-np.jp/news/200901/22/img_2009012200247.jpg 温排水や地下水から熱を効率的に取り出すために開発した特殊なパイプ
182 :
名無電力14001 :2009/01/23(金) 18:32:50
183 :
名無電力14001 :2009/01/24(土) 10:37:56
184 :
名無電力14001 :2009/01/24(土) 11:00:06
185 :
名無電力14001 :2009/01/24(土) 19:46:05
堺「環境モデル都市」に
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20090123-OYT8T00054.htm 太陽光発電10万世帯目標
堺市の木原敬介市長は22日、政府認定の「環境モデル都市」に選ばれたと発表した。
臨海部では、関西電力とシャープが世界最大級の太陽光発電施設の建設を計画中。市では、
一般家庭にも10万世帯を目指して太陽光発電の導入を支援し、二酸化炭素などの温室効果ガスを
60%カットする目標を掲げた。政府から関連予算を優先配分されるなどのモデル都市は全国で
13市区町となり、府内では初めて。
臨海部の太陽光発電施設は、シャープの液晶テレビ用パネルや太陽電池工場などに電気を供給。
同工場には、世界最大級の燃料電池も導入される。市は、こうした動きを受け、モデル都市認定を
提案していた。
市内の一般家庭の太陽光発電は現在、2400世帯にとどまっている。市では、5年後に1万世帯、
2030年度に10万世帯の導入を目指し、補助や税減免などの支援を行う予定。さらに、自動車から
LRT(次世代型路面電車)や自転車などに転換し、別地点で乗降できるレンタサイクルの導入も検討する。
市内で排出される温室効果ガスは05年度を基準にすると、臨海部開発などで20年度には5%上昇す
るとみられるが、30年度に15%、50年度に6割のカットを目指す。今後5年間の具体策を盛り込ん
だ行動計画を2月に策定、企業や自治会などと推進協議会を設置する。
木原市長は「臨海部は公害という苦い歴史がある。今後は環境に優しい『21世紀型コンビナート』を
形成し、市民や企業と一体で低炭素化を進め、クールシティを実現したい」と語った。
186 :
名無電力14001 :2009/01/27(火) 10:52:51
代替エネルギー開発、投資促進1千億ドル 米オバマ政権
http://www.asahi.com/international/update/0126/TKY200901260031.html 風力や太陽光などの代替エネルギー開発の強化をめざすオバマ米政権は、民間企業による
総額1千億ドル(約9兆円)の開発投資を促す政府融資保証などを景気刺激策に盛り込み、
実施する計画を明らかにした。24日公表した対策の重点目標で打ち出した。
風力や太陽光などの生産増を促す代替エネルギー政策の強化は、環境と雇用対策も兼ねた
「緑のニューディール政策」の中核。議会が審議している総額8250億ドル(約74兆円)
の景気対策法案にも、促進減税や研究開発補助などの約520億ドル(約5兆円)や、イン
フラ強化策などを盛り込んでいる。
エネルギー投資を支援するため、米政府は「クリーンエネルギー融資制度」を新たに発足
させる方針。期間は3年。代替エネルギーの開発や生産につながる民間投融資を政府が保証
するなどして、業界の資金繰りを助ける。この分野の先端産業を育成・振興し、国際競争力
を高める狙いがある。
政権が公表した景気対策の重点目標は、代替エネルギーの生産力について「現状に達する
まで30年かかったが、今後3年間で2倍に増やす」と明記。生産の増加分は600万世帯
のエネルギー需要に相当するという。家庭に効率の良いエネルギー利用を促す最新の電気メー
ターも4千万世帯に導入する計画だ。
187 :
名無電力14001 :2009/01/27(火) 15:21:05
木の枝から固形燃料 加賀の資源エコロジーリサイクル協
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20090127102.htm 加賀市の資源エコロジーリサイクル事業協同組合は二十六日までに、主に庭木を剪定した際に
排出される木の枝と山中漆器の製造工程で出る木くずを配合した固形燃料(ペレット)を開発した。
樹皮が混じると発生熱量が低くなるため、本来、枝は原料に不向き。同組合は技術確立と並行し、
製造から販売まで、弱点をカバーし収益事業とし て成り立つ枠組みづくりも進める。
同組合は、市から一般廃棄物の収集を請け負う水島物産など四社で組織する。市と連携 し今年度
から、剪定した枝のペレット作りに着手した。同組合によると、枝を原料に利用したペレットの
事業化は全国初となる。
ペレットは、枝を二段階で細かく砕き、漆器の木地製造工程で出る木くずと配合し固形化する。
含まれる水分や混ぜる割合を試した結果、一キロ当たり三千五百キロカロリーの熱量が得られた。
一般に流通する木質ペレットに比べ千キロカロリーほど低いが、温室栽培のボイラーで試験的に
燃やしてみると、十分実用に足ることが分かった。
ペレットを温室の暖房用、残った灰は農地の肥料として使うなど、事業化には有効利用の仕組み
が不可欠。搬送コストを抑えるためには「地産地消」の実現も課題となる。同組合は、灯油などに
比べて割安な単価にするための研究も続ける。
剪定した枝は、年間約千四百トンが市の埋め立て処分場に持ち込まれる。かさばるため に処分場
の寿命を縮める一因となっている。同組合は市と連携し、市内で排出される全量の再資源化を目標
に、生ごみに枝を混ぜ込んだ堆肥作りにも取り組んでいる。
市は、枝が原料のペレットの活用を年度内に策定する新エネルギービジョンの重点項目 に盛り込
む方針。同組合の北村栄事務局長は「事業として持続できるかどうか検証を続ける」と、資源循環
の枠組みづくりに力を注ぐとした。
188 :
名無電力14001 :2009/01/27(火) 16:20:30
米・オバマ大統領 「環境問題を優先」表明 (2009-01-27・11:00)
http://ncs2.rnb.co.jp/news/detail.php?recid=12604740 アメリカ・オバマ大統領は26日、ホワイトハウスで演説し、クリーンエネルギー
の開発や温室効果ガスの排出規制に優先して取り組む考えを表明、環境問題でも政策
転換を鮮明にしました。
オバマ大統領「これまで、偏屈なイデオロギーが科学の正しさを否定し、特定の利
益団体が常識よりも優先されていた。我々は、世界にリーダーになる準備ができてい
ることを明確にする。環境と安全保障を守るために、地球的な同盟を呼びかけねばな
らない」
オバマ大統領は、環境問題でもブッシュ政権からの政策転換を鮮明にし、地球温暖
化対策でアメリカが国際社会をリードしていく決意を表明しました。また、「ワシン
トンが地方の足を引っ張る時代は終わった」と述べ、ブッシュ前大統領がカリフォル
ニア州の厳しい排ガス規制を不許可とした決定について、見直しを指示しました。
189 :
名無電力14001 :2009/01/27(火) 17:32:40
国際再生可能エネルギー機関 1月27日
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013788131000.html 地球温暖化対策として期待される風力や太陽光発電といった再生可能エネルギーの世界的な
利用拡大を目指そうという新しい国際機関が設立され、ヨーロッパ諸国を中心に70か国以
上が加盟することになりました。
ドイツのボンで26日開かれた「国際再生可能エネルギー機関」の設立総会には120か国
余りが出席しました。国際再生可能エネルギー機関は、地球温暖化対策に加え、世界的な金
融危機の影響が広がるなか、新たな雇用を生み出す分野としても注目される風力や太陽光と
いった再生可能エネルギーを拡大させていくことを目的に設立されたもので、各国での普及
を後押しする政策の提案や途上国への技術移転に取り組みます。設立総会では、ドイツやフ
ランスといったヨーロッパ諸国に加え、発展途上国も条約に署名し、あわせて75か国が加
盟することになりました。
しかし、日本がIEA・国際エネルギー機関などとの役割の違いが明確でないなどとして加
盟を見合わせたほか、中国やアメリカなども会合には出席はしたものの、加盟はしませんで
した。それでも加盟した各国の間では、温暖化対策に積極的なオバマ政権に代わったアメリ
カが今後、加盟することへの期待は高く、新たな国際機関が、再生可能エネルギーの利用拡
大に向けた各国の協調した取り組みにつながるかが注目されます。
190 :
名無電力14001 :2009/01/27(火) 18:50:43
東京電力、甲府に大規模太陽光発電所を建設
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090127-00000584-san-bus_all 東京電力は27日、山梨県と共同で、甲府市に大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設すると
発表した。平成22年度に着工し、23年度の一部運転開始を目指す。東電のメガソーラー計画は
川崎市内の2カ所に続き3カ所目となる。
計画では県が所有する約22ヘクタールの土地に出力約1万キロワットの「米倉山太陽光発電所」
(仮称)を建設する。年間発電量は一般家庭約3400戸分に相当する約1200万キロワット時
となる見通し。
二酸化炭素排出量の削減効果は年間約5100トンになるとしている。
191 :
名無電力14001 :2009/01/27(火) 19:27:03
中部電、バイオマス発電所をマレーシアで稼働 ヤシの枝燃料
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090126c3d2601k26.html 中部電力は26日、マレーシアで進めていたヤシの枝を燃料にしたバイオマス(生物資源)発電所1基が
稼働を開始したと発表した。出力は1万キロワット。2月に追加で稼働する同規模のバイオマス発電所と
合わせ、電力販売による収益を確保すると同時に、2012年までに発生する二酸化炭素(CO2)の排出権
200万トンの取得を見込む。
同プロジェクトは、マレーシアの主要産品であるパーム油をアブラヤシの実から絞った後、廃棄される
ことが多い枝を燃焼して発電するもの。枝は腐敗すると、メタンガスを発生するなど問題があった。
パーム油会社から枝を回収して燃やすことでメタンの発生を防ぐほか、重油などを使う従来の発電方法と
比べ発生するCO2を減らすことが期待できる。
同事業には中部電のほか、現地の投資会社やコンサルティング会社が出資。事業規模は約4800万米ドル
(約44億円)。中部電はマレーシアのほか、タイでもバイオマス発電事業に取り組んでいる。
192 :
名無電力14001 :2009/01/28(水) 10:27:43
バイオマスタウンに 構想に意見を 九重町 大分
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2009_123310366497.html 九重町は家畜の排せつ物や製材所の残材などを資源として有効利用し、地域循環型の社会を
目指す「町バイオマスタウン構想」の素案をまとめた。町のホームページや公民館などで公開
しており、町民の意向を反映させるパブリックコメントを募集している。2月20日まで。
バイオマスとは家畜のふん尿や生ごみ、間伐材など動植物由来の有機物質を指す。燃やして
も空気中のCO2を増加させないとされ、堆肥やバイオガスとして使用することで地球温暖化
防止などへの効果が期待されている。
町は昨年7月に有識者や事業所、住民らで「町バイオマス構想策定委員会」を組織して構想
の策定に取り組んできた。
町のバイオマス排出量と利用率は廃棄物系バイオマス(家畜排せつ物や生ごみ、焼酎かす、
製材所残材など)が年間約75000トンのうち約90%、未利用系バイオマス(稲わらやも
み殻、林地残材など)は年間約19000トンのうち約33%となっている。
素案では、バイオマス変換施設を建設。最も高い割合を占める年間約5万5千トンの家畜排
せつ物や同2千トンの生ごみは町内菅原の地熱地帯を利用してバイオガスに変換する。
ほかに、年間約18800トンの残材は木質ペレット、稲わらやもみ殻、焼酎かすは飼料や
堆肥、ガスに変えて活用。廃棄物系で94・6%、未利用系で40%以上の利用率を目標にし
ている。
また、将来的には施設で生産したガスなどを町内外に供給、販売することも目指す。
町企画調整課は「皆さんからの意見を広く募り、構想の策定に取り入れていきたい」と積極
的な参加を呼び掛けている。
九重町バイオマスタウン構想(案)
http://www.town.kokonoe.oita.jp/cyousya/kikaku/baiomasu.pdf
193 :
名無電力14001 :2009/01/28(水) 15:59:43
太陽光発電装置:設置費用を補助へ 4割程度軽減目指す−−知事方針 /埼玉
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20090128ddlk11010263000c.html 上田知事は、太陽光発電設備の設置補助費を09年度予算案に盛り込む考えを示し、
「本人負担が6割ぐらいになれば飛躍的に(設置が)伸びるのでは」と述べた。国や市
町村の補助と合わせて設置費用の4割を公費でまかないたい考えだ。
温暖化対策課によると、県内の太陽光発電装置の設置数は07年度末で約2万基で、
設置費用は平均約200万円。設置数は全国で3番目に多く、県関連施設では全国1位
だが、ここ数年は伸び悩んでいるという。
国の補助は発電能力1キロワット当たり7万円、戸田市や横瀬町など県内12市町は
1件当たり1万〜20万円。補助額の大きい戸田市の場合、平均的な戸建て住宅で国と
市の補助額は計45万5000円となる。上田知事は補助制度がある市町をモデルに
「個人負担は120万円くらいに」と語り、国の省エネリフォーム減税制度なども活用
して、残る約35万円をカバーする方針だ。
194 :
名無電力14001 :2009/01/28(水) 22:50:38
梼原町 風力発電などでエネルギー自給自足目指す /高知
http://mainichi.jp/area/kochi/news/20090128ddlk39040572000c.html ◇「生きものに優しいまちづくり」提案
二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの削減に先進的に取り組む「環境モデル都市」に
梼原町が選ばれた。国の財政支援を受け、2050年度までに町面積の91%を占める森林
の間伐などを進め、風力発電施設などの導入でエネルギーの自給自足を目指す。モデル都市
への選定は中四国では初めて。
モデル都市は、政府の地域活性化統合本部が昨年4〜5月に提案を募集。全国の自治体や
地域89団体から応募があり、同7月には6団体を選んだ。今回は梼原町を含む7市区町が
追加で選定された。
梼原町の提案は「生きものに優しい低炭素なまちづくり」。町内森林の約半分となる1万
2000ヘクタールで間伐などの整備を進め、2050年には森林によるCO2吸収量を7
万200トン(1990年の4・3倍)と試算している。木材は建築用材などに製品化し、
切れ端などは木質ペレットとして利用していく。
加えて、50年までに100キロワット風力発電施設を40台新設。小水力発電や太陽光
発電などの自然エネルギー発電を合わせることによって、05年の町内のCO2排出量(2
万6300トン)を差し引きゼロにする計画という。
町は今年度末までに詳細な行動計画をつくる予定で、町環境推進課は「モデル都市に選ば
れたことで世界に梼原をPRできたら。木材を売って収入を得るなど、自立して自給自足が
できる町をつくっていきたい」と話している。
195 :
名無電力14001 :2009/01/29(木) 12:58:13
風力発電に使用の国有林野、全国で貸付条件緩和 構造改革特区
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20090128AT3S2800228012009.html 構造改革特区推進本部(本部長、麻生太郎首相)の評価・調査委員会は28日、既に
導入されている構造改革特区のうち、自然エネルギーの発電・売電向けの国有林野貸
付制度に関する条件緩和措置など3件を全国展開するとした報告をまとめた。2月中
に同本部で正式決定し、順次、全国展開できるようになる見込み。
国有林野貸付制度に関する条件緩和措置は、風力など自然エネルギーの発電・売電
向けに、5ヘクタールまでとしている貸し付け面積上限を撤廃するもの。2005年度の
導入以来、2件の特区が認定されている。太陽光や風力などによる発電を一段と促す
必要があると判断した。
196 :
名無電力14001 :2009/01/29(木) 13:57:13
三菱重工業、英に風力発電機器組立工場を建設 米国でも予定
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0120090123aaaf.html 三菱重工業は英国で風力発電機器の組立工場を建設する。同国東側の沿海部を候補に
現地調査を進めており、2月末までに建設場所を選定する。洋上風力発電所建設を請け
負う現地ディベロッパーを通じて今秋以降、洋上風力発電機器の受注を狙う。さらに米
国でも同様の組立工場を建設する方針だ。
英国工場では、発電機などを収納するナセルとローターヘッドを月20台組み立てる。
ナセル内には、欧州メーカーから調達する発電機や増速機、軸を組み込む。ナセルの前
部に付き、ローターヘッドで押さえる翼は現地で生産するか調達するか、今後検討して
いく。
英国に投入する風力発電機は現在、独ハンブルクの設計事務所で設計を進めている。
出力は5メガ―7メガワット。出力が大きく、翼が回転した際の直径は130メートル、
ナセルの重量も200トン程度あるため、工場の敷地面積は1万―1万5000平方
メートル程度必要という。
197 :
名無電力14001 :2009/01/29(木) 14:35:10
風力発電建設にガイドライン 愛知・新城市
http://www.tonichi.net/news.php?mode=view&id=26743&categoryid=1 新城市は28日、風力発電施設建設に関するガイドラインを決めたと発表した。
県下では、7市で風力発電施設が稼働しており、ガイドライン策定は、豊橋市に次いで2番目。
風力発電施設は、田原市、豊橋市、豊川市(旧御津町)で計26基が設置されているが、
風車の羽根から生ずる騒音や低周波音が、全国的に問題になっている。
新城市では昨年、2社が同市北西部の作手地区の山間地に事業規模約100億円、計22基
の大型風車による風力発電事業を希望、一部で風況調査が始まっている。このため、同市では
住民への騒音や低周波音被害が起きないようにガイドライン策定を進めてきた。
ガイドラインは、1基当たりの定格出力が100キロワット以上を対象の風力発電施設と
付帯施設を建設、あるいは変更する場合に適応することにしている。
内容は、環境への配慮と景観保全、建設前の影響評価、建設後の報告と同市施策への協力を
柱に18項目。
特に騒音問題では、風車設置は「住宅や店舗などから500m以上」で、都市計画区域外で
も同区域の環境基準に準じた規制をクリアすることを求めている。
建設前の手順では、振動、光害、工事などに関して環境影響評価を実施、住民への十分な説
明を行い、合意形成を図ること。
建設後の報告では、環境影響に意見があった場合は改善措置を講じる。また騒音、電波など
の障害発生では、原因調査を行い、誠意をもって対応すること―などを盛り込んでいる。
198 :
名無電力14001 :2009/01/29(木) 16:03:55
199 :
名無電力14001 :2009/01/29(木) 17:11:39
三次市、里山再生へ市民調査 '09/1/28
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200901280255.html 森林に対する市民の意識を探ろうと、三次市がアンケートを実施している。市は、
新年度から「里山再生プロジェクトチーム」を設置。重要施策と位置付ける森林の整
備や活用に生かしていく。
アンケートは、山林所有者と一般市民向けの2種類。山林所有者には、管理状況や
森林ボランティアの受け入れ、間伐時などに出る残材を木質バイオマスエネルギーに
利用するための集荷システムに協力する考えがあるかなどを調べる。一般市民向けは、
ペレットストーブや薪ボイラーの利用、ボランティアへの参加意思の有無などを聞く。
市農政課は「バイオマスエネルギーの利用やボランティア参加のあり方など、市民が
森林に関わってもらう方法を探りたい」としている。
200 :
名無電力14001 :2009/01/29(木) 19:22:55
>>198 うーーん、費用対効果さえ良ければ素晴らしいのだが、未だ怪しいかんじだな。
201 :
名無電力14001 :2009/01/30(金) 01:57:35
三菱重工 1%からの挑戦 欧州に太陽電池工場検討
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200901280008a.nwc 三菱重工業は、欧州に太陽電池の大型工場を新設する検討に入った。年産能力は現在の4倍超に
あたる最大50万キロワット規模を想定、投資額は最大700億円を超える見込み。早ければ20
09年度中にも着工する。太陽電池は風力発電などとともに地球温暖化対策として世界的に導入機
運が高まっており、新規参入や増産の動きが相次いでいる。三菱重工は同市場では下位に位置する
が、最大需要地である欧州に量産拠点を設け、シャープや三洋電機など先行メーカーに対抗する。
同社が海外で太陽電池を生産するのは初めて。
生産するのは「微結晶タンデム型」と呼ばれる薄膜系太陽電池で、従来型の結晶系に比べて確保
が困難になっているシリコン原料の使用量が約100分の1ですむ特徴がある。発電出力は結晶系
に比べて劣るものの、同じ薄膜系のアモルファス型に比べて1.5倍高い。
次期工場は欧州地域に建設する考えで、年産能力は同20万〜50万キロワットの範囲を想定し
ている。欧州ではドイツ、スペインに続き、イタリアも太陽光で発電した電力を割増料金で買い取
る「フィールド・イン・タリフ制度」を導入。今後も市場急拡大が続き事業採算が見込めるとみて
おり、立地点選考を急ぐ。円高対策として海外立地が不可欠との判断も働いた。
最大4倍超の大型工場の建設検討に入るのは、現在の規模のままでは高成長を遂げる市場で商機
を逸しかねない、との危機感が背景にある。三菱重工の世界シェアは1%未満の水準とみられる。
トップ企業が10%前後のシェアを持つ市場にあって、量産によるコスト競争力をつけることは不
可欠な課題になっていた。
三菱重工は同じく再生可能エネルギーの風力発電機では、国産唯一の大型機メーカーとして欧米
勢と世界市場でわたり合う。風力発電機と太陽電池をセットで売り込める世界でもまれな企業にな
り得る可能性を秘める。太陽電池は投資が巨額なため慎重に検討を進めるが、地球環境への貢献を
標榜する企業として戦略事業になりつつある。
>>201 > 確保が困難になっているシリコン原料の使用量
この前提が今年からがらっと変わるからなあ。 ちょっとタイミング悪い気がする。
203 :
名無電力14001 :2009/01/30(金) 22:46:44
家庭用燃料電池を4万台超に 東京ガスが中期経営計画
東京ガスは30日、2009―13年度を対象期間とするグループ中期経営計画を発表した。
本格販売を始める家庭用燃料電池「エネファーム」を最終年度までに4万2000台普及させるなど、
環境事業に注力する。天然ガスの供給体制の強化や家庭向けサービスの向上も進め、13年度に
総売上高を08年度見通し比1%増の1兆7200億円とすることを目指す。ガス販売量は同16%増の
164億立方メートルを計画する。
環境事業では、太陽光発電など新エネルギーの利用提案などをすすめ、温暖化ガスの排出削減
に努める。
拡大が見込まれる液化天然ガス(LNG)需要については、資源開発プロジェクトに積極参加
して権益を確保したり、既存工場に新タンクを建設するなどして安定供給する体制を整える。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090130AT3K3000R30012009.html
204 :
名無電力14001 :2009/01/31(土) 01:56:08
バイオ燃料、アジア初のテストフライト
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20090130-OYT1T00575.htm 日本航空は30日、植物由来の原料でつくるバイオ燃料を使った、アジアで初めてのテス
ト飛行を開始した。
東京・大田区の羽田空港では正午過ぎ、4基あるエンジンのうち、バイオ燃料を入れた
1基を緑色にペイントしたボーイング747―300型機が、仙台沖に向けて飛び立った。
バイオ燃料を使用したテスト飛行は、英ヴァージン・アトランティック航空、ニュージー
ランド航空、米コンチネンタル航空に続いて世界で4番目。
日本航空が使用するバイオ燃料は、非食用のアブラナ科の草花「カメリナ」を主原料とし
ており、ジャンボ機のエンジン1基に通常のジェット燃料と半々の割合にして入れられている。
約1時間半のテスト飛行では、高度約1万メートルでエンジンの加速や減速、停止や再始
動をして、バイオ燃料の燃費性能などを調べる。
205 :
億kW :2009/01/31(土) 12:03:46
トヨタのIQ-EVは航続80kmだが180万くらいだと実は注目なんだけどな さっぱり話題にならないね、発売までには航続100kmになるんじゃないか
206 :
億kW :2009/01/31(土) 12:06:31
207 :
名無電力14001 :2009/01/31(土) 12:28:45
マルチすぎるw
208 :
名無電力14001 :2009/01/31(土) 13:29:04
「ロハスの家」完成、自然エネルギーで生活へ…日大工学部
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20090131-OYT1T00111.htm 石油など限りある燃料に頼らず、再生可能な自然エネルギーのみによる生活を目指した
実験施設「ロハスの家」が30日、福島県郡山市の日本大学工学部敷地内に完成した。
高断熱材を使った地下1階平屋建ての施設は、小型風車や太陽光発電機、地熱を利用し
たヒートポンプ、雨水利用装置などを設置しており、自然エネルギーによる冷暖房や発電、
水の利用が可能となっている。
約6畳の室内には、同大の学生が交代で待機し、24時間、パソコンによるデータ収集
を行って、空気の流れや室温、体感温度などを調べ、今後の実用に向けた実践的な研究を
行う。
建設費は約4500万円で、開発には主に県内の企業5社も協力。今後、約2000平
方メートルの敷地に、同様の実験施設を建てていこうとしている。
研究の中心となっている同大の加藤康司教授は「エネルギーの自立と自然との共生を
キーワードに、単なるエコハウスではなく、人間の生き方をベースに置いた未来の住宅作
りにつなげたい」と話している。
日大工学部、ロハスの家完成 快適性検証へ
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090131t62008.htm
209 :
名無電力14001 :2009/01/31(土) 14:01:50
関西電力、風力発電事業に参入 淡路島に風車12基 1万世帯分
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200901300075.html 関西電力が来年12月から兵庫県・淡路島で風力発電事業を始める。関電としては初めてで、
出力2千キロワットの風車を12基、島北部に設置する。投資額は約60億円。年間の発電量
は約1万世帯の年間電気使用量に相当する4千万キロワット時を見込んでいる。
設置するのは、00年に開催した淡路花博の会場近くの丘陵地で、今年6月に着工する。
関電によると、関西地方は風力発電に適した場所が少ないが、強い西風が吹く場所だという。
淡路島では、複数の事業者が風力発電を手がけている。
関電の既存発電網で4千万キロワット時をまかなうのに比べ、二酸化炭素は年間約1万4千
トン削減できる。約2千ヘクタールの森林が1年間に吸収する量に相当するという。風力発電
は現在、全国で計約170万キロワット分が稼働中だが、関西は約10万キロワットに留まる。
森詳介社長は「できれば他の場所でもやりたい」と話している。
210 :
名無電力14001 :2009/01/31(土) 14:23:41
関電が初の風力発電建設へ 総事業費60億円
関西電力は30日、兵庫県淡路市で同社初の風力発電事業に参入すると発表した。同社が
進める新エネルギーの開発推進がねらいで、事業開始は平成22年12月の予定。総事業費
は約60億円。
グループの関電エネルギー開発(大阪市北区)が事業を実施。2000キロワットの風力
発電設備12基を備える総出力2万4000キロワットの風力発電所を建設する。
発電電力量は一般家庭約1万世帯分の年間電気使用量に相当する年間約4000万キロ
ワットになる見込み。着工は今年6月の予定だ。今後さらに風力発電事業の強化を図る考えで、
新たな施設候補地の選定調査も進めている。
http://sankei.jp.msn.com/life/environment/090130/env0901302231000-n1.htm
211 :
名無電力14001 :2009/01/31(土) 15:04:35
太陽電池事業。生産能力増強を正式決定(80MW増強し150MWへ)
― 2015年頃を目処に1GWへの増強を検討開始 ―
株式会社カネカは、2010(平成22)年夏稼働に向けて、変換効率12%のハイブリッド技術を
使った薄膜系太陽電池の生産能力を80メガワット(以下MW)増強し、150MWとすることを正式に
決定した。当社100%出資子会社であるカネカソーラーテック株式会社(KST)に新設備を設置する。
設備投資額は100億円強。
KSTでは、薄膜系で世界最高水準の変換効率である、12%のハイブリッド技術を使った太陽電
池セルの商業生産を本年4月より開始し、順次出荷している。今般、独自開発による設備費の大
幅低減、独自の製膜技術による製造ラインの生産性大幅向上、さらに、使用部材のコストダウン
や基板の大面積化など様々なプロセス革新を進め、製造コストについて、ワット当たり100円を
早期に実現できる大幅なコストダウンの目処付けができた。今回決定した80MW増強は、その全
量を変換効率12%ハイブリッド型とし、これを実証プラントとして更なる能力拡大を進める。
http://www.kaneka.co.jp/news/n081225.html
212 :
名無電力14001 :2009/01/31(土) 15:38:17
太陽光発電「証書」発行 大阪府、収益で家庭普及計画
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090129/lcl0901292318010-n1.htm 環境にやさしい太陽光発電の普及拡大を図ろうと、大阪府が自然エネルギーの環境価値を取り引き
する「グリーン電力証書システム」の活用を検討していることが29日、分かった。府は、府内の企
業が太陽光発電の電力証書を購入することで、一般家庭の太陽光発電設置を支援する仕組みづくりの
促進を目指している。
太陽光発電の設置については、国などが補助金を出すなどして普及拡大を図っているが、費用の問
題などから進んでおらず、府の取り組みは新たな普及拡大策として注目を集めそうだ。
府地球環境課などによると、グリーン電力証書システムは、太陽光や風力など自然エネルギーによ
り発電された電気の環境価値を、第三者機関(グリーンエネルギー認証センター)の認証を得て
NPOなど仲介事業者が発行し、企業などに売却。売却益の一部は一般家庭の太陽光発電設備の維持
などに利用される。証書購入企業はイメージアップなどのメリットがあるという。民間では平成13
年ごろから取り組みが進んでいる。
同課の取り組みは、協議会を設置し、証書を購入する企業の開拓や、証書を発行する事業者への財
政的な支援を行うもの。
府内の民家は約130万件あり、うち太陽光発電を設置している建物は20年3月末で約2万件し
かない。費用面がネックとなっていることから、同課は同システムの活用を検討。21年度当初予算
に盛り込むことを要求している。
これに対し、橋下徹知事は「事業内容はおもしろい」と前向きな姿勢をみせている。
213 :
名無電力14001 :2009/01/31(土) 16:18:41
三菱重工とGEが提携発表 風力発電機で協業も視野
三菱重工業と米ゼネラル・エレクトリック(GE)は30日、重電事業で提携すると正式発表した。
第1弾として、火力発電所向けにエネルギー効率の高い発電用蒸気タービンを共同開発する。両社は
今後提携範囲の拡大を検討しており、風力発電機での協業も視野に入れているもよう。世界の重電市
場で、環境技術を軸にした提携戦略が加速しそうだ。
三菱重工とGEは設計・開発の合弁会社設立も検討しており、今春をメドに開発体制を詰める。
共同開発するのは、ガスタービンと組み合わせて発電する「複合型発電プラント」向けの蒸気タービン。
2011年〜12年の商品化を目指す。
両社は重電分野で競合しており、提携するのは初めて。地球温暖化対策で、今後新設予定の発電所
はエネルギー効率の向上と二酸化炭素(CO2)の排出抑制が迫られる。同日記者会見した三菱重工
の伏屋紀昭執行役員は「両社の独自技術を組み合わせることで、高効率でより信頼性の高いタービン
開発を目指す」と話す。
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090130AT1D3008430012009.html
214 :
名無電力14001 :2009/01/31(土) 16:49:45
持続可能なバイオエネルギー生産に関する手引きを公表(国際自然保護連合)
http://www.ecool.jp/news/2009/01/post-78.html 国際的な自然保護団体である国際自然保護連合(IUCN)は21日、環境に負荷を与えることなく、
バイオエネルギーを生産するための手引きを公表した。
手引書「持続可能なバイオエネルギー生産の実施:手段とアプローチのまとめ」は、政府、バイ
オエネルギー生産者や投資家に、環境保護団体から学び、持続可能なアプローチを実践するよう求
めている。手引書では、外来種問題から水管理、景観計画まで、様々な問題が取り上げられ、30
の対策が示されている。
国際自然保護連合
(IUCN:International Union for Conservation of Nature and Natural Resources)
1948年に設立された国家、政府機関、非政府機関で構成された国際的な自然保護機関。
詳細情報:
http://www.iucn.org/index.cfm?uNewsID=2581
215 :
名無電力14001 :2009/01/31(土) 17:27:14
バイオマスタウン構想を公表 参加自治体163となる
http://www.ecool.jp/news/2009/01/post-82.html 農林水産省は30日、バイオマスの発生から利用までの総合的活用システムが構築され、
安定的にバイオマス利活用が行われることを目指た、「バイオマスタウン構想」について、
新規4件が新たに策定した構想を公表した。
群馬県東吾妻町(ひがしあがつままち)
島根県飯南町(いいなんちょう)
鳥取県米子市(よなごし)
熊本県玉東町(ぎょくとうまち)
今回の公表により、全国のバイオマスタウン構想公表市町村数は163となり、「バイオ
マス・ニッポン総合戦略」で掲げている300市町村という目標値が現実味を帯びてきた。
市町村等から申請を受けたバイオマスタウン構想案は、関係する1府6省(内閣府、総務省、
文部科学省、農林水産省[事務局]、経済産業省、国土交通省、環境省)で構成するバイオマス
・ニッポン総合戦略推進会議において基準への合致状況が検討された後、公表される。
216 :
名無電力14001 :2009/01/31(土) 17:46:33
国交省 FTD燃料を使用した車両の実証実験を開始
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=19879 国土交通省は、平成21年2月1日より1年間程度、トヨタ自動車(株)等の協力を得て、FTD燃料※を
東京都内の路線バスに使用して実証走行試験を実施すると発表した。
同省では、(独)交通安全環境研究所を中核的研究機関として産官学連携の「次世代低公害車開発・
実用化促進プロジェクト」を実施してきており、その一環としてFDT燃料使用する自動車の開発や走行
試験を実施してきた。
今回の実験は、市内を運行する路線バスにFTD燃料を長期間使用することで、排出ガス性能や部品へ
の影響等を調査し、今後のFTD自動車の実用化・普及に向けた課題を把握することを目的とするもの。
※FTD燃料:Fischer-Tropsch Dieselの略、天然ガス、バイオマス、石炭等、多用な原料から合成す
ることが可能で、性状は軽油に近く、かつ、軽油よりも燃焼時の排出ガス性能に優れ、着火性が良い等
の特性があるとされる。【国土交通省】
プレスリリース
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha10_hh_000024.html
217 :
名無電力14001 :2009/01/31(土) 18:46:46
木質プラスチック:実用化へ 日田の林業会社など、富士重工業と共同研究合意 /大分
http://mainichi.jp/area/oita/news/20090131ddlk44040701000c.html ◇日田の林業会社など産学研究チーム
日田市上津江町の総合林業会社「トライ・ウッド」(井上伸史社長)など産学研究チーム4者は、
大手自動車メーカーの富士重工業(本社・東京)と共同研究することで合意。正式契約の手続きに
入った。開発した木質プラスチックの実用化に向けたパートナー契約第1号となる。用途は広く、
他の大手自動車メーカーや家電メーカー、服飾メーカーなどからも問い合わせが相次いでいる。
木質バイオマス(木粉)の比率を大きく高めて開発した。既存の金型を使って流動性を高めたた
め複雑、精密な形状に対応できる上、飛躍的な性能アップと大幅にコスト削減できる新開発の木質
プラスチックは、自動車や電化製品、パソコンなどへの応用が期待されていた。
井上社長によると、富士重工業は物理特性(引っ張り、曲げ、衝撃)の数値はクリアし、現在、
2次加工(プラスチック塗装)テスト中。今後は色、におい、コスト、量産など富士側のテーマに
合わせて実験を行っていく。
井上社長は「林地残材や製材くずなど本来不用な木質資源を原料に、いろんな先端産業に活用す
る意義は大きい」と明るい展望を語った。
木質プラスチック トライ・ウッドが富士重工業と
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2009_123336549885.html
218 :
名無電力14001 :2009/01/31(土) 18:53:10
219 :
名無電力14001 :2009/01/31(土) 20:30:19
グーグルが描く「究極のグリーン・データセンター構想」
http://www.computerworld.jp/topics/google/131689-1.html 見えてきた「水上データセンター」の姿
米国Googleは、徹頭徹尾“グリーンな仕組み”を導入したデータセンターに関する画期的な
アイデアを、米国特許商標庁に出願中だ。その特許の名称は「Water-Based Data Center
(水上データセンター)」。波力発電などの電源を利用し、海水を用いた冷却システムを備
える、文字どおり海に浮かぶデータセンターである。
同社の特許出願書には、そのアイデアの詳細が記されている。そこで以下、この出願書を
読み解くことで見えてきた、水上データセンターの“全体像”を紹介していこう。
まず、コンピュータ機器は輸送コンテナ内にラックマウントされる。コンテナは港で一般
的に使われているクレーン装置などで積みおろしが可能で、船上や水上のプラットフォーム
に格納される。
個々のコンテナは「モジュール」とも呼ばれ、コンピュータ・システムを構成する基礎的
な要素となる。このモジュール化によって、必要に応じてコンピュータ・パワーを増減した
り移動したりすることが容易になるわけだ。
コンテナ内のコンピュータ機器もまた、技術の進歩や災害による被害などを想定して、簡
単に入れ替えることが可能になっている。
続き
http://www.computerworld.jp/topics/google/131689-2.html
220 :
名無電力14001 :2009/01/31(土) 20:52:33
環境省、エコ住宅需要を喚起−全国20カ所にモデルハウス整備
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0420090130caad.html 環境省は省エネ性能が高く、住人の健康にも配慮した住宅(エコハウス)の建設を促進する。
全国約20カ所にモデルハウスを整備し需要を喚起する。またモデルハウス建設に際し地域の設計
事務所や工務店を参加させることで、最新の環境技術を吸収してもらい、地元住民からの新築受注
に適切に対応できるようにする。年度内をめどにモデルハウス設置を希望する自治体を募集する。
モデルハウスの土地購入や建設、整備費は1カ所1億円を上限に環境省が全額補助する。公募は
都道府県や市町村を対象に実施。地元の設計事務所や工務店、有識者らとともに推進協議会を設立
し、地域ぐるみでエコハウスの普及に取り組むことを公募の条件とする。早ければ09年秋にもモ
デルハウスの一般公開が実現する見通しだ。
221 :
名無電力14001 :2009/01/31(土) 22:11:16
アイ電子工業、バイオマス燃料「ペレット」の移動式製造装置
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090129c3b2903x29.html 電子機器製造のアイ電子工業(栃木県大田原市、高橋徳経社長)は、バイオマス燃料「ペレット」を
トラック上で生産できる移動式の設備を開発する。間伐材を原料にしてペレットをつくる場合、間伐材
を山林から工場まで運ぶ費用が製造コストを押し上げていた。トラックで設備を運び伐採現場でペレッ
トを製造することで間伐材の運搬費を省き、コストダウンを図ることができる。
同社は3月末までに設備の開発を終える予定。開発した設備はペレット製造業者や全国の森林組合に
販売、2009年度に約2億円の売り上げを目指す。また自社でも設備を運用し、同年度に約5000万円分
のペレットを生産する方針。
ペレットは、スギやヒノキなどを一度細かくしたうえで、圧縮成型したもの。薪(まき)に比べて熱
効率がよく、ストーブやボイラーの燃料として使う。
222 :
名無電力14001 :2009/02/01(日) 15:03:26
223 :
名無電力14001 :2009/02/01(日) 15:17:59
GE、世界初のCO2を排出しない都市「マスダール・シティ」に
「エコマジネーション・センター」を設立
http://www.ecool.jp/news/2009/02/post-85.html GEとアラブ首長国連邦のアブダビ政府系機関であるマスダールは、アブダビで建設が進む世界初
となる二酸化炭素(CO2)を排出しない、カーボンニュートラル・廃棄物ゼロ都市「マスダール
・シティ」に、同地域におけるエネルギー効率の高い製品の開発支援と、地域社会で省エネルギー
に対する意識を向上させることを目的とした、「エコマジネーション・センター」を設立すること
を発表した。
エコマジネーション(ecomagination)は、「エコロジー」と「エコノミ ー」、そして「イマジネー
ション」を合わせた言葉で、GEの次世代に向けた新しい環境への取り組み。さらに同センターで
は、次世代のスマート・グリッド(次世代電力網)、浄水技術、および省エネ家電に電力を供給す
る、風力発電や太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギー関連製品などを展示して、GEの先
端技術を紹介する予定だという。
224 :
名無電力14001 :2009/02/01(日) 15:23:24
「スマート・グリッド」構築がアメリカの競争力維持に向けたコア・プロジェクトになる!
http://zai.diamond.jp/servlets/Query?SRC=zai/serial/column&cate=hirose&art=54 注目される「スマート・グリッド」構築
米国のエネルギー省が研究開発の核に
米国のエネルギー省は、「スマート・グリッド」を単なる電線の増強やアップグレード作業と
いうふうにはとらえておらず、むしろ1970年代に国防省の肝いりで開始されたARPAネット
(=「アーパ・ネット」と読みます)のような存在であると位置づけています。
ARPAとは、国防省先端リサーチ・プロジェクト局の略です。ARPAは研究委託先である
カリフォルニア大学バークレー校、マサチューセッツ工科大学、ランド研究所などの独立したコ
ンピュータを電話回線を通じて連結しようと試みました。これが後のインターネットへと発展し
たのです。
インターネット技術がアメリカで発展し、米国の国際競争力の維持に少なからず貢献したよう
に、「スマート・グリッド」の研究開発もアメリカの競争力の維持につながるとオバマ氏をはじ
め、多くの関係者は考えています。
225 :
名無電力14001 :2009/02/01(日) 15:25:00
>>224 1月20日に米国大統領に就任するバラク・オバマ氏は「スマート・グリッド」の支持者です。
先日上院が可決した「経済復興計画」の中でも、「スマート・グリッド」に対して320億ドルの
予算が割り当てられました。そこで今回は、「スマート・グリッド」とは何かについて説明した
いと思います。
「スマート・グリッド」とは、直訳すれば「賢い送電網」ということになります。従来の送電
線は大きな発電所から一方的に電力を送り出す方式でしたが、ピーク消費量に照準を合わせた容
量の設定はムダが多いばかりでなく、送電網自体も自然災害などに弱く、復旧に手間取るケース
が多かったのです。
このため、より分散されていて、消費者との双方向でのやり取りの余地があり、より進んだ電
力使用測定システムを備えている送電網が望まれています。つまり、「賢い送電網」とはそのよ
うな特徴を備えている送電線と言えます。
その最大の特徴は次の2点に集約できます。
1.停電や断線などアクシデントが起きたとき、送電線が自力で治癒できる
2.ソーラー・パネルなどで家庭や私企業が生産した電力を電力会社に売り返せる
ちなみに、風力発電や電気自動車やソーラー・パネルなどの「グリーン・エネルギー」技術は
「スマート・グリッド」の一部ではありません。むしろ、それらのデバイスは「スマート・グリ
ッド」が構築されることによって初めてうまく機能し、商業的に成功を収めることができるだろ
うと考えられます。
http://zai.diamond.jp/servlets/Query?SRC=zai/serial/column&cate=hirose&art=54
226 :
名無電力14001 :2009/02/01(日) 18:14:42
>>202 いや、世界の太陽電池の増産計画からしたら、安くなった分だけ更に増えかねないし、薄膜型の
コスト面での優位はそんなに揺るがない気が。
>>211 シャープの発表だと多層でやっと10%程度なのに、薄膜型で12%ならかなり行けそうだな。
CIGS陣営でも13%少し程度だった?筈だし。
227 :
名無電力14001 :2009/02/02(月) 01:14:43
中東で拡大する再生可能エネルギー技術への投資と導入、東京電力など日本企業の進出相次ぐ
http://www.ecool.jp/news/2009/02/post-86.html 中東の主要産油国であるアラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで1月19日〜21日まで
開催された石油代替エネルギーに関する国際会議「世界未来エネルギーサミット」の会場近くに、
将来訪れるであろう石油枯渇を想定し、太陽光発電や風力発電など二酸化炭素を排出しない再生
可能エネルギーで電力を賄うエネルギー自立都市「マスダール・シティ」の建設が進んでおり、
世界の熱い眼差しを集めている。
政府系機関であるアブダビ未来エネルギー公社(ADFEC:Abu Dhabi Future Energy Company)
主導により、総事業費220億ドル(約2兆円)で15年に完成を目指している。
総事業費220億ドルの一部は、二酸化炭素の排出権販売で調達し、日米欧からエネルギー・環
境関連の企業や研究機関を誘致することで、新エネルギー技術等の知的財産権を確保する狙いも
ある。現在、日本企業では、東京電力(株)、ジャパン石油開発(株)、三菱商事(株)、三井物産(株)
など国内エネルギー企業が電力関連事業に相次ぎ参画している。
↑これすごいね
229 :
名無電力14001 :2009/02/02(月) 15:36:46
無限の動力 潮流発電 20年までに投資家ら25億ポンド
http://www.business-i.jp/news/bb-page/news/200902020028a.nwc 英国人エンジニアのピーター・フランケル氏(67)は30年前、スーダンで水を汲み上げ
るポンプを動かすため川の水力を使ったタービンを開発した。それは無償奉仕で、内戦や資金
不足で計画は頓挫した。フランケル氏の発明は今、アイルランド北部沖の海中で潮流から電気
を生み出している。
1970年代、こうした技術は貧しい人たちだけからしか求められず、それが普及を妨げた
理由だったとフランケル氏は言う。「今は時代が変わった。各国の政府は再生可能エネルギー
を求めて必死だ」
≪世界で30社≫
フランケル氏が共同創立者の一人である「マリーン・カレント・タービンズ(MCT)」は
昨年、アイルランド・ベルファスト南東沖の英アイリッシュ海に世界最大級の潮流発電所を設
営した。250万ポンド(約3億2700万円)を投じた「シーゲン(SeaGen)プロジ
ェクト」。2基のタービンを備え、1140世帯分を十分に賄える1200キロワットの発電
能力を持つ。
230 :
名無電力14001 :2009/02/02(月) 16:10:40
>>229 潮流を使ったエネルギー供給の将来性は豊かだ。IEA(国際エネルギー機関)の再生可能
エネルギーアナリスト、ヒューゴ・チャンドラー氏は「建造コストが下がれば、英国が大きな
可能性を持つ。実現するのはもうすぐだろう」という。
≪英国需要の5%≫
北海と大西洋の間にあるイギリス諸島は、発電に利用可能な世界の潮流の15%を占める。
カーボントラストの試算では、英国国内の電力需要の5%がこの潮流で賄える。昨年6月の英
政府の発表では、波利用を合わせた海洋発電で、国内エネルギー需要の20%を供給できる可
能性に言及した。
この10年間で潮流利用の発電は、机上の理論から現実のものへと発展してきた。カーボン
トラストは、ヨーロッパの開発業者全体で、240万世帯分を賄える25億ワットを出力でき
る施設を建設する可能性を指摘している。MCTのフランケル氏は「まだコストは割高だが、
それも恐らくしばらくの我慢だろう。まだ初期の段階なのだから。さらに大規模なプロジェク
トに取り組めれば、コストは下がるだろう」という。
無限の動力 潮流発電 20年までに投資家ら25億ポンド
http://www.business-i.jp/news/bb-page/news/200902020028a.nwc
231 :
名無電力14001 :2009/02/02(月) 16:24:23
EUの景気対策、環境に重点 まず8000億円、企業助成
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090202AT2M1400H02022009.html 欧州連合(EU)は総額約23兆円(2000億ユーロ)規模の景気対策を、温暖化対策や
省エネルギー分野に重点配分する計画だ。環境対応の自動車や風力・太陽光発電の普及
をEUの低利融資で支援するほか、加盟国には省エネ型の家電製品やオフィスビルを対
象とする税制優遇を求める。環境関連の投資や技術開発で「低炭素化」への需要を刺激
して、景気回復や雇用創出を狙う。
2000億ユーロのうち、EUが独自に実行する約300億ユーロの景気対策について、
欧州委員会はまず約70億ユーロ(約8000億円)をEU企業の環境対応への支援に充てる。
二酸化炭素(CO2)排出が少ない自動車や電気自動車の開発、オフィスビルの省エネ化
などに補助金を拠出するほか、政策金融機関の欧州投資銀行(EIB)による低利融資の枠
組みを整える方針だ。
232 :
名無電力14001 :2009/02/02(月) 16:48:30
「 日本版 グリーン・ニューディール 」 環境省が検討本格化
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20090202-OYT1T00661.htm 環境分野に予算を重点配分して雇用拡大を目指す政策で、欧州各国も同じ動きを見せる中、
日本の環境省も「日本版グリーン・ニューディール構想」(緑の経済と社会の変革)について、
有識者から意見聴取を重ねるなど検討を本格化させている。同省は一般市民からもアイデアを
募集しているが、すでに約230件が寄せられ、関心の高さをうかがわせている。
「これまでは、温暖化対策と経済成長のどちらを優先するかで『環境派』と『経済派』が対
立してきたが、グリーン・ニューディールは温暖化対策への投資で『地球も経済も救おう』と
いう戦略。対立を乗り越える新しい発想で臨むべきだ」。環境省幹部はそう語る。
世界的不況を受け、欧米では、温室効果ガス削減につながる太陽光や風力発電など自然エネ
ルギーへの投資を強化する動きが相次ぐ。
オバマ大統領の米国が雇用への効果ももくろむ中、環境省も先月から、省エネタイプの家電
製品の爆発的な普及や、町内会やマンションで車を共同利用するカーシェアリングの導入を後
押しする構想の検討をスタートさせた。関係省庁と協議しながら3月までに環境ビジネスの市
場規模や雇用の拡大につながるプランとしてまとめる。
斉藤環境相は環境技術や経済学が専門の大学教授ら4人から意見を聞いており、引き続き有
識者の意見聴取を継続する。一般からの意見は16日まで電子メール(
[email protected] )で受
け付ける。
233 :
名無電力14001 :2009/02/02(月) 17:36:43
再生エネルギー依存7%へ アブダビ首長国政府
http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009011901000091.html 世界5位の原油確認埋蔵量を擁するアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ首長国政府
は18日、2020年までに同首長国のエネルギー生産の少なくとも7%を再生可能エネ
ルギーとすることを目指すと発表した。UAE国営の首長国通信(WAM)が伝えた。
アブダビはUAE総面積の大半を占め、ほとんどの石油生産を担う。一方で首都アブダビ
に、太陽光などの再生可能エネルギーを利用し、温室効果ガスを一切排出しない「脱二酸化
炭素(CO2)都市」を建設中で、脱石油の動きを進めている。
234 :
名無電力14001 :2009/02/02(月) 18:17:22
東北大学、太陽光発電を直接蓄電した電力を直接利用するシステムを実証
太陽光発電の電力を直接蓄電し、直接使用するシステムを実証
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=208054 <概要>
本システムは、直流電力(DC)/交流電力(AC)の変換を2回行う従来型の太陽光発電シ
ステムとは異なり、DC/AC変換をしないため、エネルギー利用効率を飛躍的に高めることが
できる。例えば、1kw程度の小型太陽光発電パネルと省電力家電のDC化で(4時間利用の場
合)家庭内のCO2排出量を約40%削減することも可能となる。
今後は、家庭内の微弱電力の蓄電を含め、家庭電力の自給自足が可能となり、電力使用による
CO2排出量をゼロにすることも可能である。また、家庭内において効率的な太陽光の蓄電が実
現したことにより、小電力家電のDC化やDC電圧の標準化が期待される。
<特徴>
・本システムは、発電、蓄電、使用まで直流電力(DC)で完結しているため、AC/DC
変換ロスがゼロになる。
・本システムは、系統連携(電線に接続)する必要がなく、家庭において電力利用機器の電
圧にあわせて自然エネルギーを効率的に利用できる。
・本システムで利用する大容量リチウムイオン電池は、従来の蓄電池より長寿命であり、電
力の保持能力が高く、家庭での自然エネルギー利用が可能となる。
(従来のAC機器は、DC/AC変換で利用可能である。)
・夜間に太陽エネルギーの利用を可能にする。
・家庭内にある未利用エネルギー(微弱エネルギー)・自然エネルギーの利用を可能にする。
・エネルギーの移動(持ち運び)を可能にする。
・系統連携(夜間電力の利用)により、電力負荷の平滑化を可能にする。
環境科学研究科では、微弱エネルギー蓄電システムを含め、本システムの実証運用を2010年
3月完成予定のエコハウスで開始します。
235 :
名無電力14001 :2009/02/02(月) 18:39:29
水力発電と直流送電 地球温暖化・エネルギー対策の切り札
http://www.sci-news.co.jp/news/topics/200801/200101.htm 西澤潤一氏早期実行を提唱
環境問題少ないミニダムで送電距離は交流の約50倍
北極海の氷が減少するなど地球温暖化が深刻度を増しているが、その原因となるCO2等
の温室効果ガスを削減するため、国際的枠組みを定めた京都議定書が発効して2年過ぎたも
のの、逆に排出量は増え続けており、削減目標の達成は絶望的な見通しにある。そうした中、
(社)先端技術産業戦略推進機構の会長を務める西澤潤一氏(首都大学東京学長)が「世界の電
力需要は水力発電と直流送電で賄える」と各方面で語り、温暖化問題の切り札として早期に
これを実行するよう提唱している。石油・石炭の火力発電に代わる、クリーンエネルギーと
しての新エネルギーや原子力発電が期待薄な現状では、この提唱を検討すべきだと訴える。
同氏は1986年以前からこれを国内等で提唱してきており、最近、台湾政府にも提案した。
同機構ではこれを広くアピールするため、直流送電をテーマとしたシンポジウムを計画したり、
政府に対する提言を検討している。
http://stat.ameba.jp/user_images/31/0e/10052434196.jpg ------------------------------------------------------------------------
水力発電と直流送電で世界の電力需要をまかなうことが可能とする
西澤潤一氏の論文を米学会誌が正式承認
http://tech.braina.com/2008/1217/other_20081217_001____.html 地球温暖化・エネルギー対策の切り札として西澤潤一氏(首都大学東京学長、先端技術産
業戦略推進機構会長)が提唱する「世界の電力需要は水力発電と直流送電で賄える」という
主張が、最近米国の学会誌で正式論文として掲載されて承認されたり、中国政府が石炭によ
るCO2を多く出す火力発電に代わって、これを順次導入して切り替えていく計画を決める
など、CO2排出大国がそろって「水力発電と直流送電」技術を正式に認める動きをみせて
いる。(以下略)
236 :
名無電力14001 :2009/02/02(月) 19:38:48
237 :
名無電力14001 :2009/02/02(月) 23:54:43
【国際カーエレ展】全固体リチウムイオン電池用の
固体電解質材料、出光興産が開発
http://www.ednjapan.com/content/l_news/2009/01/u0o686000001d1k2.html 出光興産は、『国際カーエレクトロニクス技術展』(2009年1月28日〜30日)において、通常は液体であるリチウムイオン
電池の電解質を独自開発した固体電解質に置き換えた全固体リチウムイオン電池を展示した。今後は、電解液を使う一般的
なリチウムイオン電池と同等の容量を実現し、2012年に固体電解質もしくは全固体リチウムイオン電池を販売することを
目指す。
同社が開発した固体電解質材料は、不活性気体下で約400℃まで構造変化がなく、電気化学的にも安定で、液体電解質と
同等レベルのリチウムイオン伝導性を達成している。展示した全固体リチウムイオン電池は、この固体電解質材料を使用
して試作した、容量10mAhのコイン型のものと容量100mAhのラミネート型のものの2種類である(それぞれ写真1、写真2)。
同社はこれらの全固体リチウムイオン電池について、「最大の特徴は、電解液を使うリチウムウイオン電池では十分な
性能を発揮できない100℃の高温環境下でも、良好な放電性能と充放電サイクル特性を持つこと。試作した電池は、電解液
を使うリチウムウイオン電池に比べて容量密度は20〜30%低いものの、これについては同等レベルまで向上できる目処は
立っている」と説明している。
出光興産は、1999年から硫化リチウムをベースとした固体電解質材料の開発を行っている。2006年にはこの材料を使って、
ラミネート型の全固体リチウムイオン電池を初めて試作している。
238 :
名無電力14001 :2009/02/03(火) 00:09:03
太陽電池の新興企業、赤外光からエネルギを得る材料技術を商用化へ(2009/01/30)
http://eetimes.jp/article/22755/ 米カリフォルニア州サンノゼに拠点を置く太陽電池の新興企業Solexant社は、米University of Buffaloが開発した、
赤外領域の光からエネルギを集めることで太陽電池の発電効率を高める材料技術について、同大学からライセンス
供与を受けた。この技術は、同大学のフォトニクス研究所が開発に取り組んでいる数多くの技術の1つであり、
Solexant社はその商用化を担う。
「フォトニクス技術は現在、エネルギやヘルスケア分野にも活用が進んでおり、新しい局面を迎えている」。
University of Buffaloの研究部門でエグゼクティブ・ディレクタを務めるParas N. Prasad氏は、2009年1月24日
〜29日に米カリフォルニア州で開催された光技術の国際学会/展示会「Photonics West 2009」の基調講演でこの
ように語った。
同氏の研究グループは、現在の太陽電池が取り込んでいない赤外領域や紫外領域の光からエネルギを集める技術
を開発している。複数のプロジェクトにおいて、チューニング可能な量子ドットを利用し、赤外領域の光子を吸収
して、それらをカーボン・ナノチューブ壁に電荷のように結合させることで組織化する研究が進行中だという。
このほか同氏は、980nmの赤外光を可視光に変換することに成功した研究プロジェクトについても説明した。赤外光
を可視光に変換できれば、一般的な太陽電池でも吸収できるようになる。さらに別のプロジェクトで研究中の技術は、
レーザー光のみならず、直射日光にも機能するという結果が得られているという。
同氏は、「われわれは最近、太陽電池に入射した赤外領域の光子のうち30%を回収する特性を実証した。われわれは、
この方向で進展を続けている」と述べている。
同氏によると、Solexant社は同研究グループの赤外光技術のライセンス供与を受け、2年以内の商用化を目指して
資金調達を2ラウンド実施したという。同社は、従来の薄膜太陽電池にも利用可能な、赤外光を吸収する材料の販売を
目指している。
239 :
名無電力14001 :2009/02/03(火) 00:09:37
>>238 (続き)
同氏は、「この技術を実用化できれば、太陽電池の発電効率を10%高められるはずだ」と主張する。
このほかUniversity of Buffaloでは、紫外光からエネルギを回収する技術の開発にも取り組んでいる。しかしこの
実現は、赤外光技術よりもさらに難しいという。「キャリア増倍」と呼ばれる、まだ研究が進んでいない技術が必要に
なるからだ。同グループでは、紫外光技術の開発に、多環芳香族炭化水素の一種であるペンタセンを利用して量子ドット
の可動性を高めるという手法も導入している。
「紫外光技術には課題が数多くあり、開発にはしばらく時間がかかるだろう。開発に成功すれば、太陽電池の発電効率
を300%高められる可能性がある。しかし現在のところはまだ、正味の効率は1%にも満たない」(同氏)。
ただ。Photonics West 2009で登壇した別の発表者は、紫外光技術に対して懐疑的な意見を述べている。
材料技術の専門家で、最近までドイツの研究機関であるPaul-Drude-Institute of Solid State Electronicsでディレクタ
を務めていたKlaus Ploog氏は、「この分野の技術については詳細に調査したが、結果として言えるのは、紫外光技術には
期待すべきではないということだ。紫外光技術の効率は非常に低い。さらにこの技術の研究者は、コスト面については何も
語っていない」と指摘した。
240 :
名無電力14001 :2009/02/03(火) 00:26:40
バックアップ電源実用化 川崎重工業、大容量ニッケル水素
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200901280091a.nwc 川崎重工業は27日、自社開発の大容量ニッケル水素電池「ギガセル」=写真=に「定電圧フロート充電」という
特殊な充電方法を用いることで、通信基地局などの大型施設のバックアップ電源として使用する技術を実用化した
と発表した。
大容量バックアップ電源には従来、鉛などの充電池が使われてきたが、ニッケル水素電池を使うことで安全性向上
や省スペースなどの利点があるという。
大容量ニッケル水素電池による定電圧フロート充電に成功したのは日本で初めてという。
ギガセルは電圧24ボルト、容量220アンペアアワー。大きさが約90×22×35センチで重量165キロ
となり、鉛蓄電池と比べ重量を3割減、体積を半減した。
バックアップ電源は、停電で設備への商用電力がストップした際に電源を供給するもので、近年は、データセンター
や医療機器などで重要性が増している。
川重はKDDIの協力で、ギガセルを携帯電話用基地局のバックアップ電源として用いる2カ月間の実証実験を実施。
常に電池を満充電の状態に保持する定電圧フロート充電をしても、放熱などの課題をクリアして「バックアップ電源の
性能が確認できた」(広報室)という。
ギガセルは、既設の鉛蓄電池から簡単に置き換えられるのが特徴で、国内に15万局ある携帯基地局やデータセンター
を中心に販路拡大を目指す。
241 :
名無電力14001 :2009/02/03(火) 02:37:50
オスロの市バスが屎尿を動力燃料に:バイオガスを積極活用
http://wiredvision.jp/news/200902/2009020222.html ノルウェーの首都オスロでは、80台の市バスを改造して、屎尿から取り出したバイオメタンを
動力燃料として利用しようとしている。
CO2排出量を削減し、「2050年までにカーボン・ニュートラルを実現する」というノルウェー
政府の野心的な計画に沿った、(いささか胸が悪くなるかもしれないが)画期的な取り組みだ。
9月から、オスロにある2カ所の下水処理場が、下水を分解する微生物作用の副産物であるメタ
ンを回収して市バスの燃料にする予定だ。市当局者によると、燃料を転換すれば燃費の節約にな
り、下水処理場とバスの両方においてCO2排出量を削減できるという。
「オスロは、環境面で持続可能な世界有数の首都を目指している。バイオメタンの利用は理にか
なっている。利用しなければバイオメタンが無駄になるだけでない。バス1台当たりのCO2排出
量を削減すれば、カーボン・ニュートラルという目標の達成に大いに役立つ」とプロジェクト責
任者のOle Jakob Johansen氏は『Guardian』紙に語っている。
バイオメタン推進派は、このガスを燃料として利用すれば、大気の質が改善するだけでなく、農
村を代替燃料の生産基地に変えることができると主張している。
カリフォルニア州のバイオメタン推進グループは、同州にいる170万頭の乳牛からメタンを回収
すれば、1億5000万ガロン(約57万キロリットル)以上のガソリンに相当する約2億3000万立法メ
ートルのメタンを年間で生成できると主張している。
これは米国の1日のガソリン消費量である3億9000万ガロン(約150万キロリットル)の半分にも満
たないが、ばかにならない数字だ。
242 :
名無電力14001 :2009/02/03(火) 02:44:21
>>241 屎尿を動力燃料にするというとぞっとするかもしれないが、防護服を着た者たちが、未処理の下
水をシャベルですくってガスタンクに入れるわけではない。バイオメタンは、微生物を利用して
屎尿や残飯、芝生の剪定ゴミ、食肉処理場から出た廃棄物などあらゆるものを分解する「嫌気性
発酵」と呼ばれる4段階のプロセス中に生成される。
これまで、オスロの下水処理場で生成されたメタンの大部分は燃焼されており、約1万7000トン
のCO2を大気中に排出していた。一方、交通機関による大気汚染レベルは急激に上昇しており、
2000年以降10%上昇し、その影響はノルウェーの年間CO2排出量の半分以上に及んでいる。市
当局はこれらを懸念し、メタンを回収してバスの動力燃料とすることに決めた。
この方式であれば、炭素の増加量は実質的にゼロに等しい、と市当局者は語る。メタンガスを生
成するのに必要な電力を計算しても、CO2排出量はバス1台当たり年44トン減少するという。
バイオメタン生成に必要なインフラの新設にかかる費用は少なくないが、生成されるバイオメタ
ンガスは安い。オスロの統計担当者によれば、バイオメタンガスはディーゼルよりもリッター当
たり平均0.5ドル安く、バスを少し改造するだけで動力燃料を切り替えられるという。
また、オスロには処理すべき汚泥が有り余っていることが分かっている。市の2カ所の下水処理
場は、試用されるバス80台の燃料にするのに十分な量のバイオメタンを生成できる。このプログ
ラムが成功すれば、家庭やレストランから出る生ゴミからメタンを生成して、400台の市バスす
べてに取り組みが拡大される予定だ。
243 :
名無電力14001 :2009/02/03(火) 03:30:52
GEとGoogle、クリーンエネルギーにおいて提携
http://www.ge.com/jp/company/news/report/jan16_09.html Q:なぜ政策を提唱することに力を入れるのですか?
A:既存の政策は21世紀の電力システムを構築する上での大きな障害となっています。
現在の規制や経済モデルでは、今日の電力網に私達が必要な革新や投資を進めることがで
きません。私達は規制や制度的障壁を乗り越えるために努力し、適切な施策を提唱します。
Q:GEはどのような政策変更を支持するのですか?
A:初めに、大規模な送電機能を構築し、再生可能な資源からの電力を消費者に供給する
こと、また、スマートな配電網を構築し、電力会社や消費者がエネルギーをより効率よく
使いコストを削減していくことができるようにすることに力を入れて行きます。
Q:目標達成を進める上で、ワシントンではどのような取り組みをしますか。
A:私達の取り組みは、具体的な政策提案の分析と作成、協力関係の構築、提唱、情報プ
ログラムや広報活動などが含まれます。
Q:どのように技術協力を行うのですか。
A:GEとグーグルは、技術に関して相互補完的な強さと関心を持っています。初めに、
私達は2つの分野において協力します。一つは次世代地熱発電(Enhanced Geothermal
Systems: EGS)と呼ばれる地熱技術に対する新しいアプローチ、もう一つはプラグイン
自動車を配電網に大規模な形で統合するための技術です。
Q:EGSについての取り組みはどのようなものになりますか。
A:EGSは世界中で大規模ベースロード再生可能電力を提供できる先進地熱技術です。
GEとグーグルは貯留層可視化や電力節約などのEGS関連技術を探究しています。
Q:プラグイン技術についての取り組みはどのようなものになりますか。
A:プラグイン自動車の分野では、電力会社が配電網を安定化できて、プラグイン自動車
や再生可能エネルギーを電力網に統合できるようなソフトウェア、制御機器、サービスを
含む技術を探究します。
244 :
名無電力14001 :2009/02/03(火) 03:54:03
246 :
名無電力14001 :2009/02/03(火) 13:35:45
“賢い送電網”って何? オバマ環境政策「成功のカギ」 日本企業参画やいかに…
http://www.nsjournal.jp/column/detail.php?id=136556&dt=2009-01-26 世界の大熱狂を背に正式発足した米国オバマ新政権。同政権の掲げる「グリーン・ニューディール」は、
総額1500億ドル(約13兆円)の巨額投資が約束される壮大な国家プロジェクトだけに、これを商機と
動く企業も数多いが、こうした中でも、同計画成功のカギを握る最重要インフラ“賢い送電網”の整備事
業には、特別に熱い視線が向けられている。
賢い送電網とは「スマート・グリッド」のことで、先進的送電設備などと言い換えられる。デジタル情
報技術を活用し、あらゆる種類のエネルギー源を効率的に管理・供給するための次世代電力網だ。
従来の送電システムのような、大きな発電所から利用者へ一方的に電力を送り出すだけの一方通行な方
式から、需要と供給双方の情報を双方向でやり取りしながら、時には消費者側の余剰電力を融通し合う
ことなども可能にするシステムだ。
例えば、とある真夏日の昼、現在なら電力消費量の増加予測を理由にエアコンの使用を控えるなどが必
要とされる場面だが、スマートグリッド網が整備された未来には、その種の“忍耐”は必要とされない。
家電やオフィス機器からの電力消費情報は逐一、データセンターへ報告され、高度な電力需要予測シス
テムが、電力余剰地域から不足地帯へ自動補給される。太陽光発電や風力発電など小型発電システムと
蓄電池が整備された家庭や企業などから買い入れた余剰電力を再配分することも可能だ。それでもダメ
なら、リモートコントロールシステムで自動的に、対象地域の電気機器の稼働を抑制するといった具合。
米国では現実に、こうしたインフラ整備のための予算案が組まれ、試験段階から実行期を探る局面にき
ているわけだ。現代社会の根幹を支える電力システムを刷新することで、常に電力消費のピークに照準
を合わせた非効率発電を排除し、同時に混在する複数電源を柔軟に系統連携することで自然災害などの
送電網の物理的障害リスクをも分散、そして、再生可能エネルギーの普及をも大きく後押しする画期的
な取り組みだ。
247 :
名無電力14001 :2009/02/03(火) 15:24:55
削減義務化を政策提言 温暖化対策で米大企業 '09/2/2
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200902020092.html 自動車のゼネラル・モーターズ(GM)やフォード、化学メーカーのデュポン、電機・金融の
ゼネラル・エレクトリック(GE)といった米国の大企業などでつくる団体が一日までに、温室
効果ガス排出削減の義務付けや、排出量に上限を課す排出量取引の導入を議会などに求める
政策提言をまとめた。
深刻な経済危機の中、主要大企業が強力な地球温暖化対策を支持する姿勢を示したことは、
オバマ政権の施策や議会の法案審議に大きな影響を与えそうだ。
米国の排出量を2030年に05年レベルから42%、50年には80%削減することを目指し、石
炭火力発電所の規制強化なども含む包括的内容。
提言をまとめたのは、26の企業と五つの環境保護団体でつくる「米国気候行動パートナー
シップ(USCAP)」。
「削減義務を伴う排出量取引は、排出削減目標達成のための中心的要素だ」として、多く
の企業を対象とする排出量取引制度の早期導入を議会に要求。欧州などの既存の制度と連結
した国際的な炭素市場をつくることに、米国政府が貢献することも求めた。
年末の合意を目指し交渉が進んでいる一三年以降の国際的な温暖化対策の枠組みについて
は「大幅な削減を目指した法的拘束力のあるものとするべきだ」と指摘。発展途上国の支援
策の明文化などを含め、前向きな取り組みを政府に勧告した。
二酸化炭素(CO2)の排出量が多い石炭火力発電所については、CO2を回収して地下
に処分する技術開発を促進。一五年以降にこの技術の採用を義務付け、厳しい排出規制を導
入するよう提言した。
248 :
名無電力14001 :2009/02/03(火) 16:03:48
249 :
名無電力14001 :2009/02/03(火) 16:17:54
堺の電気バス、CO2を63%削減 市など事業化探る
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090202c6b0202f02.html 特定非営利活動法人(NPO法人)、企業、大学、堺市で組織する堺市都心地域
温暖化対策地域協議会は2日、2008年秋の市内の予約応答式(オンデマンド)電気
バス実験の結果を発表した。二酸化炭素(CO2)削減量は63%以上とみられ、効果
があったと判断した。09年度は事業化の方向を探ることも検討する。
協議会は10―11月、環境省の事業の一環としてディーゼル燃料バスと早稲田大学
が開発した電気バスを走らせ、無料で市民らを乗せた。早大はディーゼル燃料バスと
比べて電気バスによるCO2削減量は63―70%と推計した。
予約応答式システムを開発した東京大学は実験でバス乗客数や移動時間を計算。
両大学は乗用車に乗らずに電気バスとディーゼル燃料バスに乗ると、CO2削減量は
約55%と説明した。
250 :
名無電力14001 :2009/02/03(火) 17:57:15
市内の水銀灯 ナトリウム灯に変更 帯広市新年度 電気代1000万円削減
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/144797.html 帯広市は2009年度、400ワットの水銀灯を使用している市内約1000基の街灯を
180ワットのナトリウム灯に変更する。明るさは維持しつつ、二酸化炭素(CO2)
の排出量を55%削減し電気代も年間約1000万円節減できるという。
「環境モデル都市」としてのCO2削減策の一環で、09年度予算案に事業費を計
上する。
市内には市が管理する約4800基の街灯があり、道路の広さなどに応じて40〜400
ワットの水銀灯を設置している。ナトリウム灯は同じワット数の水銀灯に比べて照
度が高く、2、3倍長持ちするのが特長。水銀灯は白い光だが、ナトリウム灯はオ
レンジ色に光る。
400ワットの街灯は主に幹線道路沿いにあり、09年度は対象の街灯でランプ本体
を付け替えるほか、ナトリウム灯に対応する電圧の安定器を取り付ける。事業費は
5400万円ほどとみられる。
市は、残る約3800基の街灯のうち、250ワットと300ワットの計約2800基につい
ても10年度以降、照度を保てる110ワットのナトリウム灯に順次、切り替える方針だ。
251 :
名無電力14001 :2009/02/03(火) 18:04:10
風力発電、米国がドイツ抜きトップ 世界全体で導入加速
http://www.47news.jp/CN/200902/CN2009020301000508.html 2008年に世界で風力発電の出力が前年比で約1・3倍に急増し、米国が
ドイツを抜いてトップに躍り出たことが、世界風力エネルギー協議会(本部ベ
ルギー)の統計で3日までに分かった。
オバマ米大統領は3年間で風力や太陽光などの代替エネルギーを倍増する方
針を打ち出しており、米国の風力発電導入はさらに加速しそうだ。
同協議会によると、08年に世界全体で新規に導入された風力発電の出力は
約2700万キロワットで、1位の米国(31%)と2位の中国(23%)で半分
以上を占める。
この結果、既設の総出力約1億2100万キロワットのうち、約2500万キロワッ
トの米国が約2400万キロワットのドイツを上回って首位となった。
日本の新規導入は米国の20分の1にも満たない約36万キロワット、既設では
約190万キロワットにとどまり、いずれも国別上位10位以内に入っていない。
252 :
名無電力14001 :2009/02/03(火) 19:09:20
東京の業者が風力発電建設取りやめ 五所川原など県内25基
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2009/02/5280.html 東京都の風力発電事業者・エムアンドディーグリーンエネルギー(M&D)が、
五所川原市などに計画していた風力発電施設の建設を取りやめたことが2日まで
に分かった。M&D社は昨年、東北電力が募集した電力系統の接続候補者に当選
し準備を進めてきたが、技術的対策の費用などを検討した結果、「採算性に合わ
ない」として辞退した。
M&D社は2011年度までに五所川原市と中泊町、横浜町に風力発電設備合
計25基(出力合計約5万キロワット)の建設を計画していた。
本紙取材にM&D社の担当者は「東北電力から(風力発電施設建設に当たり)
蓄電池を含めた周波数の変動について、技術的対策を求められた。検討したが費
用の総額が採算性に合わなかった」と説明。1月下旬になって当選を辞退したと
の指摘に対しては「事業を行う前提でいたが、ぎりぎりまで判断した結果」とした。
東北電力側は募集に際し、蓄電池による技術的対策を前提条件としていた。
M&D社の当選辞退に「細部にわたって検討した結果と思う」とし、同社の辞退
で白紙となった分は「09年度以降に検討する」と語った。
風力発電を含めた本県への新エネルギー導入を推進している県の担当者は「赤
字を出してまでやれ―と事業者には言えず、残念だがやむを得ない。しかし、本
県における風力発電の可能性は示したということ」と今後の展開に期待した。
253 :
名無電力14001 :2009/02/03(火) 19:21:16
太陽光発電で固定価格買い取り制度 09年度から横浜市
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivjan0901808/ 横浜市は2009年度予算案に、町内会館を対象に全国初となる「太陽光発電固定価格
買い取り制度」のモデル事業を盛り込んだ。太陽光発電システムを設置した町内会館が余
剰電力を東京電力に買い取ってもらう際、市が上乗せする。設置コストを10年以内で回収
できるような価格を検討している。固定価格買い取り制度はドイツなどで導入され、再生
可能エネルギーの普及に成果を上げている。市はモデル事業を通じて国に導入を働きかけ
るともに、市独自の制度も検討する。
同制度は、太陽光発電や風力発電、バイオマス発電などで、電力を一定の高価格で安定
的に買い取る仕組み。市は再生可能エネルギー普及のため、日本にも制度導入が必要だと
しており、モデル事業で効果を示したいとしている。
09年度は一、二館の町内会館に太陽光発電システムを設置してもらう。売却発電量が
増えれば利益も増えることから、発電量増加はもちろん、館の省エネの推進も期待される
という。市の上乗せ助成額は、設置コストや発電状況などをみながら検討する。対象の町
内会館は太陽光発電システム普及の地域拠点になり、発電の収益の一部を啓発活動の費用
にも充てる。
10年度以降は、状況をみて館数を増やす。市内には2千弱の町内会館があり、日当た
りが良く、大きな屋根などがある好条件の会館も多いという。
市は、市内の温室効果ガス排出量を25年度までに04年度比で30%以上削減する目標
を掲げている。そのため、再生可能エネルギーを期間内で10倍にする計画。しかし、現状
の太陽光発電システムなどの普及スピードでの達成は難しい状況。「普及を加速させるに
は利益を生む仕組みを作ることが必要」としており、固定価格買い取り制度は重要な手法
としている。
254 :
名無電力14001 :2009/02/03(火) 20:37:23
地方自治体、発電所の電力会社への売却相次ぐ--財政難で見切り売り
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003017&sid=aFSwL4NfOmVo 景気後退の深刻化で財政難が深刻化した地方自治体が保有している発電所の売却を急
いでいる。長野県と三重県が中部電力に水力発電所を売却する方向で交渉していること
が3日までに分かったほか、石川県も北陸電力に水力・風力発電所を売却する協議を開
始した。内需の低迷で地方の電力需要が頭打ちになっている中で、収益性の低い発電所
を持ちきれなくなったことが背景にあり、この動きは全国で加速しそうだ。
長野県は全14カ所の水力発電所(出力・合計9万9050キロワット)、三重県は12カ
所の水力発電所(同9万8000キロワット)を中部電力に売却することで交渉を進めて
いる。両県は2010年3月末までに最終的な結論を出す方針。
中部電力の広報担当、鳴神慎行氏は「長野、三重県と協議しているのは事実」と述べ
たものの、詳細についてはコメントを控えた。
石川県は水力発電所5カ所(出力3万6100キロワット)と風力発電所2カ所(同
3600キロワット)の売却を目指す。いずれも売却額などは明らかになっていないが、
福井県はすでに、水力と風力発電所(同5万1800キロワット)を総額72億円で北陸電力
に売却することを決めている。
発電所を保有する自治体は28都道府県1市に上り、主に水力発電による発電した電
力を電力会社に売却している。発電所の内訳は、水力が287カ所、風力が13カ所、廃
棄物が2カ所(08年4月末現在)。02年から07年にかけて青森、福島、埼玉、和歌山、
広島の各県がそれぞれ保有していた発電所を売却している。
255 :
名無電力14001 :2009/02/03(火) 21:07:13
>>254 自由化で競争激化
地方自治体はこれまで電力を地域の電力会社に買い取ってもらっていたが、 2000年
に始まった電力自由化で新規参入業者との競争が激化し採算に不透明感が強まった。し
かも、「公営電気事業は独立採算制で、特別会計となっており利益が上がっても、電力
関連に使途が限定されている」(公営電気事業経営者会議の担当者)ため、地方自治体
が採算を度外視して発電所を保有している意味が薄れてきた。
みずほインベスター証券のアナリスト、河内宏文氏は「長年地方財政に貢献しておら
ず、今後も高い収益性を望めないため自治体がやるべき事業ではない」と指摘した。
一方、電力会社のメリットとしては、水力発電所が中心であるため、「クリーンエネ
ルギーの確保」(北陸電力・広報の吉田知信氏)が挙げられる。小規模であっても地球
温暖化ガスを排出しない電力が取得できるうえ、建設費などの新たなコストがかからな
い。
二酸化炭素(CO2)排出量の多い電力業界には、地球温暖化対策が急務となってい
る。電気事業連合会は、08−12年度のCO2排出量を、1990年度実績から平均で20%
程度低減する数値目標を掲げている。
地方自治体と電力会社の利害が合致し、売却の動きが加速すれば地方自治体保有の発
電所が将来、姿を消す可能性もある。一方、発電所保有継続を選択した地方自治体もあ
る。業界誌「エネルギーフォーラム」08年11月号によると、 岩手、新潟、群馬、金沢、
京都、山口、熊本など14府県は、経営的に成り立っていることや環境政策として意義が
あることから、当面事業を継続する方針を打ち出している。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003017&sid=aFSwL4NfOmVo
256 :
名無電力14001 :2009/02/03(火) 22:08:30
風力発電能力:米国が08年にドイツ抜き首位、中国も倍増−業界団体
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003011&sid=atifd21SNzyE 業界団体の世界風力エネルギー協会(GWEC)によると、米国が2008年に風力
発電能力を50%増強し、ドイツを抜いて世 界首位となった。
GWECが2日に発表した電子メールのリポートによると、米国の風力発電能力は
25ギガワットを超えた。これは、世界の風力発電能力の総計である121 ギガワット
の約21%を占める。
一部の国々の政府は、エネルギー輸入への依存度を低下させ二酸化炭素(CO2)
の排出量を抑制するため再生可能エネルギー源による発電の拡大を目指し ている。
欧州連合(EU)は、再生可能エネルギー源による発電の割合を20年 までに全体の
20%とすることを目標としている。
リポートによると、ドイツの風力発電能力は08年末時点でほぼ24ギガワットだった。
中国は発電能力を2倍以上に増強し、12ギガワット超とした。GWECによると、
08年の世界の風力タービンの市場規模は約475億ドル(約4兆3000億円)だった。
257 :
名無電力14001 :2009/02/04(水) 01:44:33
スコットランド、世界最大級の波力発電所建設を承認
英スコットランドのアレックス・サーモンド首席大臣は1月22日、スコットランド政府
がウエスタンアイルズ州ルイス島沖合における世界最大級の波力発電所建設を承認した
と発表した。これを受け、最大70人の雇用が創出され、再生可能エネルギー分野におけ
るスコットランドのリードがさらに一歩進むことになる。
この波力発電所は、英国の再生可能エネルギー会社エヌパワー・リニューアブル
(npower renewables)が運転管理許可を申請していたもの。スコットランド初となる
この民間波力発電所の発電容量は4メガワットで、約1,800世帯に電力を供給する予定。
英国で承認された海洋再生エネルギー事業において先駆的事業の一つとなる。
スコットランド政府は、波力・潮汐エネルギーの革新的技術を対象とした「サルタイヤ賞
(Saltire Prize:賞金1,000万ポンド)」を最近創設するなど、再生可能エネルギーにお
ける世界的リーダーを目指しており、「(この波力発電所は)天然資源や環境にやさしい
クリーンエネルギーを作り出す能力を最大限に活かすためにあらゆる機会をとらえていく
という道を、スコットランドがすでに歩み始めている証拠」と同首席大臣は話している。
http://www.hi-energy.org.uk/Default.aspx.LocID-%20%20%2006gnew04j%20%20%20.RefLocID-06g008001.Lang-EN.htm
258 :
名無電力14001 :2009/02/04(水) 18:38:51
配電網ヨーロッパグリッド計画、イメラ社がEU支援で開発
http://www.nejinews.co.jp/news/business/archive/eid1836.html イメラ社は2日、北海と大西洋との間に配電網を建設して、汎欧州オフショア配電網の
基軸として主要市場と洋上風力発電地帯に接続すると発表した。
ヨーロッパグリッド(EuropaGrid)と呼ばれるこの配電網は、真に欧州を統合する電力
市場の開発を可能にし、電力供給の安全保障を大きく強化する。
イメラ社のこの計画は、欧州連合(EU)による相互接続(配線)強化の諸計画を含む
50億ユーロの景気刺激策発表に次いで公表された。
イメラ社のローリ・オニール最高経営責任者(CEO)はEUの発表をコメントして、
「北海配電網の開発推進には2つの主要な要因があり、一つは優先課題として欧州全域の
相互接続強化に対するEUの呼び掛け、もう一つは2020年までに必要なエネルギーを
再生可能な資源から20%を取得するというEUの目標である。当社のヨーロッパグリッ
ドは欧州における国境を越えた相互接続強化を早期に進めるばかりでなく、再生可能な発
電開発に大きな成長を可能にする」と語った。
イメラ社のヨーロッパグリッド・プロジェクトは2つの配電網で構成される。
・ヨーロッパグリッド・ノースシー(スカンジナビア、欧州西部、英国を結ぶ。)
この第1段階には27億6000万ユーロを投資する。
・ヨーロッパグリッド・アトランティック(英国、アイルランド、フランス、スペイン
を接続する。)
この第1段階の投資額は16億5000万ユーロ。イメラは既にこの建設を開始して
おり、初のケーブルが2010年に運用される。
ヨーロッパグリッド・プロジェクトがEUに及ぼす主要な利点は以下の通り。
259 :
名無電力14001 :2009/02/04(水) 18:42:52
>>258 ・電力市場の一元化がエネルギー供給の安全保障を確保し、競争力を強め、EU内部の
エネルギー取引がより効率的になる。
・洋上発電との接続が、既存および革新的な送電技術とともに再生可能な技術とプロジ
ェクトの開発に拍車がかかる。
・多くの風力発電デベロッパーが現在直面するグリッドへの接続の問題は解決し、これ
ら大規模な洋上風力発電地帯から供給される電力の流れの安定化を助ける。
・イメラが民間セクターのデベロッパーとして、自社の開発コストの手当をするため、
納税者や電気利用者にコスト転嫁は一切ない。
イメラは海中電力の相互接続、送電グリッドの開発を専門とする資産投資会社であり、
最近はアイルランドと英国を結ぶ初の相互接続でEUの承認を得ている。イメラは現在5
つのライセンスを保有して、アイルランドと英国、フランスと英国、ベルギーと英国との
間の相互接続を積極的に進めている。これらプロジェクトはヨーロッパグリッドの基盤と
なる。
オニールCEOは「当社は民間企業であり、多くの規制を受ける組織より速く、安価な
コストで配電網を建設することができる。当社はまた親会社のオーシャンティームを通じ
て、専門的なケーブル敷設船の大船団や海上エンジニアリング知識へのアクセスを持って
いる。ヨーロッパグリッドは欧州における電力の将来を担っていると信じており、それを
実現する社内の専門知識、技術的知識、組織的能力を当社は持っている」と語った。イメ
ラは現在ヨーロッパグリッドの第1段階の開発の資金手当てのため1億ユーロ余りを調達
している。
イメラは競争者と比べて時間や技術上の障壁に直面しておらず、EUの50億ユーロの
景気刺激策の一環として設定された相互接続計画に対する3年間の期限内にプロジェクト
を完了することができる。このことは欧州が電力市場の一元化の恩恵を得て、EU諸国全
体で洋上の再生可能エネルギーからの電力を利用できることを意味する。
イメラ社の詳しい情報は、
http://www.imerapower.comを参照 。
260 :
名無電力14001 :2009/02/04(水) 18:53:29
岡山の「グリーン・ニューディール」 環境に託す地域の夢
http://mainichi.jp/select/opinion/newsup/news/20090204ddn005040045000c.html 太陽光や風力など再生可能エネルギーを振興し、地球温暖化の防止と産業創出の両立を
目指す政策が、世界的に期待を集めている。米国のオバマ新大統領は「グリーン・ニュー
ディール」を政策として掲げた。日本でも、瀬戸内の穏やかな自然に包まれた岡山県の山
あいに、環境保護と地方経済の活性化、さらには雇用創出も期待できる「グリーン・ニュ
ーディール」の小さな種が育ちつつある。
岡山県備前市は瀬戸内海に面する人口約4万人の小都市だ。その山間部・旧吉永町に
「備前グリーンエネルギー」(グリーン社)はある。温暖な気候に恵まれて日照量が多く、
太陽光発電にぴったりの環境。周囲の中国山地には豊富な森林があり、木くずをバイオマ
ス(生物由来の資源)燃料として使える。グリーン社はこの好条件を生かし、再生可能エ
ネルギーの事業化に取り組む。
吉永町の旧町議会棟の一室に事務所を構え、社員4人とパート3人が勤める。市や住民
団体が後押しし、環境省の支援も得ている。
吉永町には以前、産業廃棄物処分場の建設計画があったが、住民の反対運動で03年、
撤回された。反対した住民らは「吉永・水と森と里山の会」を結成する。「マイナスをゼ
ロにするだけでなく、ゼロをプラスにする運動もしたい」と、さらに環境問題に取り組ん
だ。会の副会長、久次幸子さん(63)は「『バイオマスって何』と、一から勉強しまし
た」と振り返る。
住民の相談を受けたNPO法人「環境エネルギー政策研究所」(東京都)の飯田哲也所
長は、再生可能エネルギーの会社設立を勧めた。飯田所長は、北海道や長野県でも風力や
太陽光発電の事業化にかかわった実績がある。
261 :
名無電力14001 :2009/02/04(水) 18:56:53
>>260 (の続き)
環境省は、環境と経済活性化を両立させる事業を提案した自治体に、交付金を出している。
会を中心とする住民たちは、この交付金を会社の資金にしようと計画。備前市と交渉して応
募するよう求めた。
05年から3年間で2億円余の交付が決まり、市民から募った出資金を再生可能エネルギ
ーによる熱利用や発電事業に出資する「自然エネルギーファンド」の仕組みも活用すること
で、会社の資金はめどが立った。05年12月にグリーン社が誕生。資本金1000万円の
一部は住民が寄付した。
主な事業は、一種のリース方式だ。太陽光発電パネルや、木くずを固めたペレットを燃料
とするストーブ(ペレットストーブ)を、顧客である備前市や市内企業に設置する。顧客は
毎月、一定の料金をグリーン社に払う。顧客は高額な設置費を一度に払わずにすみ、太陽光
やバイオマスを導入しやすくなる。
同社を運営するため、環境エネルギー政策研にかかわった3人が、備前市に移り住んだ。
転入は珍しく、住民に歓迎されている。
大阪府で団体職員をしていた松本照生さん(39)は妻と2人の子どもを連れて引っ越し
た。歓楽街もショッピングセンターもない環境だが、「給料は少ないですが、地域のセーフ
ティーネットに助けてもらっている」と満足そうだ。住民たちが、サツマイモやダイコン、
ジャガイモなど取れたての野菜や、干し柿など地元の特産品を提供してくれるという。
「水と森と里山の会」の西村礼子さん(62)は「都会の人と思っていたけど、なじんで
くれた。これからも多くの人が来てくれるかも、と期待している」と夢を膨らませる。
262 :
名無電力14001 :2009/02/04(水) 19:00:00
>>261 (の続き)
本格的な雇用拡大には多くの課題もある。
最大の問題は設備費。製造台数の少ないペレットストーブは、1台の価格が約30万円に
上る。太陽光発電パネルは、出力1キロワット当たり70万円が目安という。
同社は、県内17カ所の公共施設や事業所の屋根に、計335キロワットの太陽光発電パ
ネルを設置している。約90キロワットの最大のパネルがあるのは、同市東片上の金属加工
会社「長崎鉄工所」。設置費約5500万円のうちグリーン社が約3300万円を負担し、
通常なら分割払いの残金を、鉄工所が一括で支払った。長崎信行社長(63)は「環境に貢
献している自負を持てる」と話す。
だが、鉄工所が平日に工場で使う電気のうち、太陽光で賄えるのは夏場で約5分の1、冬
は約10分の1に過ぎない。休日は電気を電力会社に売るが、利益は1カ月に1万〜2万円。
設置コストの回収に15年以上かかるという。
これでは、グリーン社が顧客を広げるのは厳しい。行政や市民からの金銭的支援がなけれ
ば、他のエネルギー源と競争できない。
飯田所長は「再生可能エネルギーで発電した電力は、ドイツでは、通常の電気料金より高
額で電力会社が買う。設置者は8年で投資を回収でき、出資が増えて普及が進む。自然にコ
ストも下がる」と説明。「日本も見習うべきだ」と訴える。
「こういうのは国がもっと助けたら普及する。例の(定額給付金の)2兆円を使ってくれ
たらええのになあ」。長崎社長はこうこぼした。
263 :
名無電力14001 :2009/02/04(水) 22:44:02
ペレット燃料普及へ ストーブ購入に助成検討 福岡・東峰村
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/75183 地元の間伐材活用 環境保護と一石二鳥狙う
木材を原料にした「ペレット燃料」を使うストーブを家庭に浸透させ、環境問題の解決と
地域資源活用の一石二鳥を狙おうと、東峰村は、高額なペレット用ストーブの購入費助成制
度を導入する検討を始めた。
ペレットは持続的な有機性資源「バイオマス燃料」として注目される。間伐材や建築端材
などを乾燥、圧縮して作られ、燃焼した際に発生する二酸化炭素は、樹木の成長過程で吸収
した二酸化炭素と同量程度にとどまることから、化石燃料に比べ、地球温暖化防止に役立つ
とされている。
また、山間部に位置する同村にとって、原料となる間伐材の安定供給も見込める。村内の
間伐材の搬出量は年間約1500立方メートルに及び、建築資材に使えず、現地に残された
“傷物”も少なくないため、廃棄物の有効活用も念頭に普及を目指す。
村企画振興課によると、同村域は大分県境との山あいに広がり、冬場の冷え込みが厳しく、
各家庭の石油ストーブの使用期間も長い。このため「地域を取り巻く環境を守り、資源の活
用にもつなげる」という。
今後、1台30万円以上のペレットストーブの補助割合を詰めていくほか、地元の森林組
合とも協議し、原料の供給方法やコスト面などの検討を進める。早ければ2010年度にも
制度化する考えだ。
264 :
名無電力14001 :2009/02/04(水) 22:57:07
新潟、北海道でバイオ燃料プロジェクト始動 全農など“国産”普及に弾み
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200902040095a.nwc 全国農業協同組合連合会(全農)が新潟県下の8つの農業協同組合と共同で進めている多収穫米を
原料にしたバイオエタノール製造事業が3月中に本格始動する。年間1000キロリットルのバイオ
エタノールを製造し、ガソリンに3%直接混合して新潟県下の全農系ガソリンスタンドで販売する。
このプロジェクトは昨年末、バイオ燃料の原料を生産する農林漁業者とバイオ燃料製造業者が連携
して国産バイオマス(生物由来の資源)燃料の生産拡大を推進する場合に製造設備の固定資産税軽減
や融資優遇などが受けられる「農林漁業バイオ燃料法」で認定された。同法は昨年10月の施行で、
全農のプロジェクトが認定第1号になる。
現在、バイオエタノール製造設備を試験稼働している。原料となる多収穫米は、飼料用に開発され
た「北陸193号」という品種だ。原料米の栽培は北蒲みなみ農協、越後中央農協など8つの農協が
担当する。栽培面積は合計で300ヘクタールあり、昨年秋の収穫量は玄米換算で2250トン。
このコメを原料にバイオエタノールを生産する。バイオエタノールを3%混合したバイオガソリン
(E3)の販売量は3万3000キロリットルを見込んでいる。
農林水産省は、2011年度で5万キロリットル、30年度で600万キロリットルの国産バイオ
燃料を製造する計画だ。その先頭を切って全農グループの国産バイオエタノールプロジェクトがスタ
ートする。
265 :
名無電力14001 :2009/02/04(水) 23:03:06
>>264 (の続き)
新潟、北海道でバイオ燃料プロジェクト始動 全農など“国産”普及に弾み
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200902040095a.nwc 一方、北海道でも酒類大手のオエノンホールディングスと、ホクレン農業協同組合連合会や北海道
経済界が出資した北海道バイオエタノールの2社がバイオエタノール製造設備を建設中だ。年度内に
完成する見通しで来年度中には本格稼働する見込み。
両社は、全農グループと異なり、バイオエタノール生産量がそれぞれ年間1万5000キロリット
ルと大きい。販売は石油元売会社を経由するため、石油連盟が推進しているバイオエタノールを
「ETBE」に改質してガソリンに混合する方式を採用する。バイオエタノールを石油元売り会社に
販売し、石油元売り会社が石油ガスとバイオエタノールを混合して「ETBE」を製造し、ガソリン
に添加する。
北海道バイオエタノールが余剰に生産されたテン菜や規格外小麦を、オエノンは政府が保有してい
る外国産のMA(ミニマムアクセス)米を原材料に使用する。ともにバイオエタノール用として生産
された農産物ではないため「農林漁業バイオ燃料法」の恩恵は受けられない。
昨年から、石油元売り各社は輸入したバイオエタノールを使用してバイオガソリンを製造し、試験
販売を進めている。全農の新潟プロジェクトに続いて北海道2地区のバイオエタノールプラントが稼
働すると「国産バイオ燃料」の普及にも弾みがつきそうだ。
266 :
名無電力14001 :2009/02/04(水) 23:06:43
>>265 (の続き)
■稲わら原料などの実用化期待
「農林漁業バイオ燃料法」の対象となるのはバイオエタノールだけではない。木質ペレットも
そう。農水省は1月に約5件の事前相談を受けたが、木質ペレットを活用したバイオ燃料に関す
る相談が多かった。
木質ペレット燃料は以前から実用化されているし、製造設備がバイオエタノールなどと比べて
簡素で参入しやすいためと同省では分析している。2030年の国産バイオ燃料の目標値600
万キロリットルには、木質ペレット燃料を石油換算した数値も含まれている。木質ペレット燃料
の増加は目標達成に寄与することになる。
全農グループの国産原料によるバイオエタノール製造プロジェクトがいよいよ本格始動するこ
とで、今後は「稲わら」などソフトセルロースから製造する食料と競合しないバイオ燃料開発に
期待がかかる。北海道、秋田県、兵庫県の3地区でプロジェクトが推進されている。「ようやく、
実験室からミニプラントに移行しつつある」(農水省)段階だ。
今年は、「国産バイオ燃料元年」になりそうで、セルロース系プロジェクトも早期の実用化が
望まれる。
全農のバイオエタノール製造所=新潟県
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200902040095a2.jpg
267 :
名無電力14001 :2009/02/05(木) 00:37:44
世界経済フォーラム 「グリーン・ニューディール」を呼びかけ
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=19910 スイスのダボスで、1月28日〜2月1日まで、世界経済フォーラムの年次総会が開催された。
会議には世界から、40カ国の首脳、国連の上級職員、企業経営者やNGOの代表ら2500人以
上が参加。世界的な金融危機について議論し、経済改革と地球温暖化問題に焦点をあてた
「ポスト金融危機アジェンダ」の構築に取り組んだ。
国連の潘事務総長は、再生可能エネルギーと技術開発への投資によって、雇用を創出し、
地球温暖化問題に取り組む「グリーン・ニューディール」を約束する場として、現在の経済
危機を利用すべきだと呼びかけた。
「コペンハーゲンへの挑戦」というセッションには、国連環境計画UNEPのシュタイナー
事務局長、アメリカのゴア元副大統領、COP15/MOP5のホスト国デンマークのラスムセン
首相らが参加し、工業国・途上国双方の政治家や経済界のリーダーから支持されるような合
意を得ることが重要だと強調。ラスムセン首相は、明確な排出削減目標に合意することが不
可欠だと指摘した。
また、「低炭素経済に向けたリソースの活性化」というセッションでは、企業、金融、
政策の専門家が、低炭素経済への投資を拡大し、炭素市場を活性化するために必要な金融フ
ローと技術フローを促進する、実践的な改革について議論した。このセッションで、UNEP
のシュタイナー事務局長は、金融・技術問題に取り組む、国際的な機関を支援する、官民の
イニシアティブを奨励する必要があると述べた。
この他、地球温暖化への関心を高めるに当たってのメディアの役割やこの問題に関する広
報活動の改善について話し合う「気候変動に関するメッセージの形成」ワークショップ、地
球温暖化が観光業に与える影響を概観し、政府、企業、消費者が観光業界を持続可能なもの
にする方法を明らかにすることを目指す「気候変動プロジェクト」に関するセッション等が
開催された。
268 :
名無電力14001 :2009/02/05(木) 01:36:08
三菱重工、ベトナムの石油化学会社へCO2回収技術を供与
http://www.ecool.jp/news/2009/02/post-96.html 三菱重工業は4日、ベトナムの石油化学会社であるペトロベトナム化学肥料総公社(Petrovietnam Fertilizer and Chemicals Corporation:PVFCCo)の尿素肥料製造
プラント向けに二酸化炭素(CO2)回収技術を供与すると発表した。
ペトロベトナム化学肥料総公社がホーチミン市郊外のフーミーに持つ既設肥料プラ
ントの尿素増産を目的とするもので、EPC(設計・調達・建設を含む一括請負契約。
契約額は約2700万ドル)コントラクターである韓国のサムソン・エンジニアリン
グ社(Samsung Engineering Co., Ltd.)が三菱重工の化学プロセス(KM-CDR)を
用いて建設する。地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)回収能力は240トン
/日、完成は2011年初頭の予定。排ガスからのco2回収率は約9割で、環境保
全や省エネルギーにも大きく貢献する。
ペトロベトナム化学肥料総公社:ベトナム国営石油・ガス公社(Petrovietnam)傘
下の石油化学会社。肥料、液体アンモニア、工業ガスなど多様な化学製品の製造・販
売・サービスなどを手掛ける。
詳細情報:
http://www.mhi.co.jp/news/story/0902044789.html
269 :
名無電力14001 :2009/02/05(木) 03:48:22
浜松市が間伐材搬出で雇用創出 地元の林業団体に委託し作業員募集
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20090204/CK2009020402000180.html 浜松市は2009年度、新たな雇用対策として市内の山林に放置されている間伐材を運び
出す作業で年間延べ1800人の雇用を創出する。間伐材は環境に配慮した燃料とされる木
質ペレットとしての活用も検討しており、「中山間地域の振興と環境問題の両面での効果」
を目指す。09年度当初予算案に関連事業費約6000万円を盛り込む方針。
県西部農林事務所天竜農林局によると、浜松市内では年間2000ヘクタールの山林で間
伐を実施しているが、間伐材の搬出はコストがかさみ、建築資材などに再利用されるのは4
割程度。「出せば出すほど赤字になる」(担当者)のが現状で、残る6割はそのまま山林に
放置されているという。
このため、市は間伐材の活用には搬出作業への支援が必要と判断した。市によると、地元
の林業団体に事業を委託して作業員を募集。09年度中の90日間、毎日20人を雇用する。
運び出された間伐材は、建築用資材や木質チップとして再利用される見込み。市は「間伐材
は建築資材からチップ、燃料までさまざまに活用できる資源。山林に残る間伐材を無駄にし
ない取り組みになれば」としている。
270 :
名無電力14001 :2009/02/05(木) 08:05:48
横浜市立金沢動物園、全電力を太陽光で発電 一般家庭300―400軒規模
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090204c3b0403z04.html 横浜市は金沢区の金沢動物園に大規模太陽光発電装置(メガソーラー)を整備する方針
を決めた。合計出力は1000キロワット程度になる見込みで、一般家庭300―400軒分の電
力に相当する。市は金沢区の臨海部を再生可能エネルギーの先端地域とする「横浜グリー
ンバレー」構想を打ち出している。メガソーラー事業はこの構想の一環。来年度予算に関
連事業費として5400万円を計上、4月以降に調査検証を始める。
金沢動物園は金沢自然公園(58.5ヘクタール)の敷地内にある横浜市立の動物園。メガ
ソーラーの設置費や稼働時期は未定だが、発電する電力で施設運営に必要な電力をすべて
賄う計画。余剰電力は近隣の企業や市の汚泥資源センターなどへの送電も検討する。
2009年度中に設置場所や整備方法などについて調査する。10年度以降に工事に入りたい
考え。横浜市は市内の緑地保全を推進する「エコ森プロジェクト」を掲げている。市内外
から来園客が集まる金沢動物園にメガソーラーを設置して、二酸化炭素(CO2)削減への
取り組みをアピールする狙いもある。
271 :
名無電力14001 :2009/02/05(木) 19:32:26
http://d.hatena.ne.jp/YSER/20090205 日本では太陽光発電からの余剰電力だけ電力会社が買ってくれる。売買価格が同じに
なるネットメータリングシステムだ。マイクロ・コージェネが発電する電力は系統に
逆流することはできない。ところが、ヨーロッパでは系統に売ることができるのが当
たり前になっているようだ。だから一軒の家が消費するお湯の量に合わせてコージェ
ネを作動させて、それに応じて発電した電力でその家で消費できないものは電力会社
に売ることができる。その場合にも、売買価格が同じか、売りの価格の方が高くなる
こともある。それは国によって異なっている。コージェネを使う家庭は光熱費が下が
るだけでなく、利益を得ることもできる。これが日本との大きな違いだろう。日本で
は燃料電池のように発電効率が高いものも、系統へ逆流させることができない。この
保守的な制度は世界の流れから取り残されていることは確かである。
272 :
名無電力14001 :2009/02/05(木) 20:01:17
国際再生可能エネルギー機関 設立協定に75カ国が署名
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=19919 ドイツのボンにおいて、1月26日、75カ国が署名し、国際再生可能エネルギー機関
(IRENA)が設立された。
設立会議には世界から100以上の政府代表団が出席。ドイツ政府からは、ガブリエル
環境大臣、ヴィチョレク・ツォイル開発大臣、エルラー外務大臣が出席した。
IRENAの設立には、ドイツ、スペイン、デンマークがイニシアティブを発揮。IRENA
は、再生可能エネルギーに特化した最初の国際機関であり、再生可能エネルギーを世界
的に促進し、再生可能エネルギーの巨大なポテンシャルと現状の差をなくし、更に、
加盟国において、再生可能エネルギーを普及するための適切な枠組み、資金調達方法、
技術やノウハウの移転方法を改善することを目指している。
ガブリエル環境大臣は、「多くの国々が、地球温暖化防止、エネルギー供給の安全
保障、経済発展、雇用促進に、再生可能エネルギーが持つチャンスを見出した。IRENA
は、再生可能エネルギーの世界的なプラットホームになる」とコメントした。
273 :
名無電力14001 :2009/02/05(木) 20:25:14
274 :
名無電力14001 :2009/02/05(木) 20:42:58
大規模事業所CO2削減、東京都が10―14年度で7%に
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20090205AT3S0402T04022009.html 東京都が大規模事業所を対象に、2010年度から始める二酸化炭素(CO2)排出量削減策
の詳細が明らかになった。14年度までの5年間で7%の削減を課し、その後の5年間は17%と
する。都はこれまで20年度で「(現状と比べ)15―20%の削減を目安とする」としていたが、
具体的な削減率は決まっていなかった。
都は昨年6月、大規模事業所にCO2排出量の削減を求めるため、環境確保条例を改正。
エネルギー消費量が原油換算で年1500キロリットル以上の約1300事業所を対象に、過去3年
間の平均排出量を基準に削減を求めることにした。
275 :
名無電力14001 :2009/02/05(木) 21:27:06
都、CO2削減で最大8%義務化 5年計画、大規模事業所を対象
http://sankei.jp.msn.com/life/environment/090205/env0902050133000-n1.htm 大規模事業所などに二酸化炭素(CO2)の排出削減を義務づける全国初の改正環境確
保条例を成立させた東京都が、対象となる大規模事業所に対し、平成22年度から5年間
で最大8%の削減義務率を課す方針を固めたことが4日、分かった。国は企業へのCO2
削減義務づけは先送りし、京都議定書で定めた温室効果ガス排出量の6%削減(平成2年
度比)の目標達成さえ危ういとされている。都は環境政策で国に“大差”をつけた格好だ。
条例で排出量削減が義務づけられるのは、原油換算で年1500キロリットル以上のエ
ネルギーを使うオフィスビルやホテルなどの大規模事業所約1300カ所。22年度から
義務づけを開始し、5年計画でそれぞれCO2の削減計画を進める。
関係者によると、削減量の計算の元になる企業の排出量は、最初の5年間では平成14
〜21年までのうち、今後決まる基準で選んだ3年間の平均値とする。その数値の6〜8
%程度の削減を義務づける。削減義務率は、義務づけ前の企業の環境政策への取り組みも
実績として考慮し、設定した。
改正環境確保条例をめぐっては昨年6月、都が国に先駆けて大規模事業所にCO2の排
出削減を義務づける同条例を都議会で可決。事業所が、義務づけられた削減目標を達成で
きない場合、事業所間で過不足分を売買できる排出量取引制度の利用を認めた。それでも
削減が進まない事業所は名前を公表し、最高50万円の罰金を科すことも決めた。
一方、国も昨年10月に国内排出量取引制度の試行を始めたが、経営面への影響を懸念
する企業側の反発に配慮し、制度への参加の有無や削減目標も企業の自主性に一任。この
ため、CO2削減の実効性を疑問視する声も上がるほか、京都議定書での目標達成のめど
も立ちにくい状況だ。
276 :
名無電力14001 :2009/02/05(木) 23:55:18
有機EL照明+冷凍貨物コンテナ 水耕栽培を少電力化/信州大の教授ら
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin5/article.php?storyid=793 保温力のある冷凍貨物コンテナ内に有機EL(炭素化合物の電気的発光)照明を設置した
水耕栽培システムを、信州大学繊維学部(長野県上田市)の谷口彬雄(よしお)教授らが開
発した。環境制御がしやすく、少ない電力で栽培できるのが利点だ。県内の農業法人ととも
に、実用化に向けた検討を進めている。
研究グループが開発したのは、有機EL照明と、保温力が高く積み重ねても使える国際規
格の冷凍貨物コンテナ(長さ12メートル、幅2.4メートル、高さ2.6メートル)を組
み合わせた水耕栽培の野菜栽培施設だ。コンテナ利用のファーム(農場)という意味を込め
「コンファーム」と名付け、商標登録を出願中。
277 :
名無電力14001 :2009/02/06(金) 00:26:41
出光、有機EL照明に進出 −− 共同事業化を機器メーカーへ打診
http://www.asahi.com/digital/nikkanko/NKK200901130016.html 出光興産は新規事業の柱と位置づける有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)事業で、
照明分野へ進出する。すでに先端技術研究所(千葉県袖ケ浦市)のクリーンルーム内にパネ
ルを試作できる装置を導入。国内外の照明機器メーカーに共同事業化の打診を始めた。同社
は有機EL材料の大手。ディスプレー向けに有機EL材料を供給しているが、照明分野では
材料売りだけでなくパネルの生産にまで踏み込みたい考えだ。
照明分野ではディスプレー向けの蛍光材料とは異なる、より発光効率の高いリン光材料が
必要とされる。そのため同社も海外メーカーと共同開発を進めているが実用化には時間がか
かり、実際に一般照明として有機ELが普及するには10年近くが必要との予想もあった。
しかし、同社は現在の蛍光材料でも照明機器としての実用化は可能と判断し、事業化へ踏
み切ることにした。
そこで同社は試作装置で製作したサンプルを国内外の照明機器メーカーへ提供するなどし
て共同開発を打診。蛍光材料でも電球と同水準の明るさは実現できるため、まずは蛍光灯よ
りも明るさが劣る電球を好む欧米市場向けが有望という。
同社は有機EL照明が欧米市場では2013年ごろ、日本では2015年ごろから本格的
な普及期に入ると予想。有機ELテレビよりも技術的なハードルは低いとし、材料供給にと
どまらず、照明機器メーカーとの共同事業という形でパネル生産にまで踏み込み、事業規模
の拡大につなげたい考え。
有機EL照明は省エネルギー性に加えて、薄型で面発光という特性からデザイン性にも優
れている。そのため、次世代照明技術として有望視されている。
278 :
名無電力14001 :2009/02/06(金) 14:13:53
市民の手で風力発電 丹後で計画
環境団体 実現すれば関西初
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009020600031 環境に配慮した自然エネルギーを推進しようと、市民らの出資による風力発電施設
「市民風車」の建設を目指す動きが丹後地方で進んでいる。候補地の風況や動植物調
査を通じ、大阪市や地元の環境団体などが設置の可能性を探っており、実現すれば関
西初という。関係者は「豊かな地域資源をどう活用するかが問われている。多くの人
に関心を持ってほしい」と話している。
市民風車は地域住民や賛同者が出資して風力発電所を設け、売電で得た利益を還元
する仕組み。ドイツやデンマークで盛んで国内では2001年に北海道で誕生、千葉
県以北の計11基が稼働する。
京都府では05年、府地球温暖化防止活動推進センター(京都市)が検討を開始。
宮津市と京丹後市、伊根町の境にある一寸法師山(標高620メートル)の同町側を
候補地とした。
06年からは、関西を中心に市民風車づくりを目指す「自然エネルギー市民の会」
(大阪市)なども加わり、1年間の風況精査を実施。建設目安の年平均風速6メート
ルを満たすことが分かった。
昨年は地元のNPO法人(特定非営利活動法人)「エコネット丹後」や専門家も交
え、動植物や鳥類、景観や騒音など周辺環境への影響を調査。早ければ年内にも建設
が可能か判断するという。
市民の会は調査結果などを報告するフォーラムを11日午後1時から、京丹後市大
宮町のアグリセンター大宮で開く。大崎義治・事務局次長は「市民風車は住民が自然
エネルギー普及に主体的に参加できる象徴的な取り組み。これを機会に風力発電や丹
後の豊かな自然を見直すきっかけにしてほしい」と話す。
279 :
名無電力14001 :2009/02/06(金) 14:35:29
京都市、景観配慮の太陽光発電を助成
4月から…最大32万円
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco_news/20090205ke01.htm 京都市は4月に、景観に配慮した太陽光パネルを設置する際に、費用の約1割にあたる最
大32万円を補助する助成制度を始める。町家の風情を壊さないよう、主流の青色パネルよ
りも約1割高価な黒色の薄型パネルの設置を推進する。環境省は「景観保護を兼ねた太陽光
発電の助成制度は聞いたことがない」としている。
市では、2007年9月に全国一厳しい新景観政策を導入。一部地域では青色や、約30
センチ程度の厚さがあるパネルが「屋根との一体感がない」と禁止された。市は03年度か
ら1キロ・ワットあたり4万5000円、最大4キロ・ワット分の18万円を補助していた
が、新政策導入以後は利用が減った。
市は温暖化防止の京都議定書誕生の地として環境保護にも力を入れており、補助額を最大
2万円引き上げ、景観に配慮したパネルの場合はさらに12万円上乗せする。
280 :
名無電力14001 :2009/02/06(金) 14:47:34
小山市版グリーンニューディール オバマ大統領にあやかって
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/region/news/20090205/108279 小山市は、新年度予算案の環境関連事業に「小山市版グリーンニューディール事業」と名
付け、アピールしている。米国のオバマ大統領が景気対策として打ち出した大型の環境関連
事業にあやかった形。地球温暖化防止などを通して地域経済浮揚の一石二鳥を狙っている。
同事業に組み込まれたのは七事業で総額四千六百万円。このうち二〇〇八年度に創設された
住宅太陽光発電システム設置補助は百二十五基分、予算額で前年度比二・五倍の一千万円計上。
同年創設の住宅用高効率給湯器設置補助は三百基分で、前年度予算比四倍増の千二百万円を
計上した。
市環境課は、この二つの事業で「民間投資と合わせて約五億円の経済効果がある」と期待。
また二酸化炭素(CO2)の削減効果が百七十トンと見込んでいる。
このほか新規事業として地球温暖化対策推進会議や、レジ袋削減に向けて「マイバッグコン
テスト」などを創設。騒音や悪臭振動対策にもこれまで以上に積極的に取り組むとしている。
281 :
名無電力14001 :2009/02/06(金) 14:56:55
282 :
名無電力14001 :2009/02/06(金) 15:01:07
高松市の事業所向け助成第1号稼働/太陽光発電システム
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/article.aspx?id=20090205000393 高松市が昨年7月から事業所向けに創設した太陽光発電システム設置費補助制度で、
適用の第1号が香川県高松市鶴市町の電気通信業「三光エンジニアリング」に決まった。
昨秋から屋上パネルの設置工事などを行い、12月下旬から本格稼働している。
制度は地球温暖化対策の一環として創設。1事業所当たり最大200万円を補助する。
数件の問い合わせがあり、2004年に環境マネジメントの国際規格「ISO14001」
を取得するなど、環境への取り組みを積極的に展開している同社への補助が決まった。
同社では、本社屋上に約70枚の太陽光発電パネルを取り付け、補助金の交付を申請。
総工費約700万円のうち、同市から約110万円の助成を受ける。現在、使用電力量
の約2割を太陽光発電システムでまかなっているという。
283 :
名無電力14001 :2009/02/06(金) 15:27:57
ホンダ、燃料・太陽電池による家庭用発電システム開発に着手
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720090206aaac.html ホンダは燃料電池と太陽電池による家庭用発電システムの開発に着手した。
既存事業である家庭用コジェネレーション(熱電併給)システムの技術を基盤に都
市ガス改質などを組み合わせ水素を生成・貯蔵、発電する技術を確立する。電気自動
車(EV)や燃料電池車(FCV)などのエネルギー源である電気や水素を、住宅で
生成する分散型システムとして実用化を急ぐ。
ホンダは家庭用燃料電池発電システムで要素技術を蓄積し、事業者向けに水素や充
電ステーション用プラントの開発まで踏み込む方針。同社は家庭用コジェネ技術と燃
料電池、太陽電池の生産技術を持つ強みを生かし、次世代エコカーのエネルギー供給
のあり方を検討する。事業化は2010年代後半になる見込み。
同社は米国で家庭用水素供給システムの実証を行っているほか、太陽光エネルギー
で水から水素を生成する研究にも取り組んでいる。
284 :
名無電力14001 :2009/02/06(金) 15:49:30
省庁コピー機、多すぎない? 環境省、見直し呼びかけ
http://www.asahi.com/national/update/0206/TKY200902060072.html コピー機やプリンターの使用台数や配置を見直して二酸化炭素(CO2)の排出
削減につなげようと、環境省の呼びかけで、各省庁の台数や使用量などの実態調査
が始まる。OA機器類の消費電力量は事務所ビルのエネルギー消費全体の約15%
を占めるとされ、環境省は使用台数を減らして電力消費抑制につなげたい考えだ。
6日に閣議決定された環境配慮契約法の基本方針改正案に盛り込まれた。契約法
は、公共機関が備品契約の際に環境に配慮した企業を選ぶよう促す法律。コピー機
などのリース契約にも対象を広げることが検討されている。
285 :
名無電力14001 :2009/02/06(金) 15:57:12
自然エネ推進へ結集 池田町民グループ立ち上げ
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=6266 自然エネルギーの利用推進を目指して池田町の自営業者らがこのほど、市民グループ
「Peco(ペコ)の会」を立ち上げた。不況や地球温暖化が社会問題化する中、化石燃料
に頼らない仕組みづくりを模索し、地域の力でエネルギーと環境問題解決を探っていく。
太陽光やバイオマス、風力などの自然エネルギーに関心ある有志が昨年から準備を進め
てきた。会員は15人で町商工会に所属する建設、製材、自動車板金業者らのほか、町森
林組合職員らさまざまな業種から参加。会の名前はPeople(ピープル)・Energy(エネルギー)
・Community(コミュニティー)・Orchestra(オーケストラ)」の頭文字を取った。
同会によると、中山間地に位置する同町は町土の約9割を森林が占めている。ただコスト
面から間伐材が放置されるなど限られた地域資源を無駄にしているのが現状という。
こうした地域資源を有効活用するため、異業種同士が連携。月1度のペースで会合を開
きながら、さまざまな自然エネルギーを組み合わせる仕組みづくりや器具開発などを実施。
エネルギー面から環境に優しい社会づくりを目指す。
同会の長谷川浩代表は「池田町は環境先進地としての取り組みの実績もあり、地域内で
のエネルギー循環の仕組みを進めるにはうってつけの環境。地域資源をうまく結びつけら
れる農村を目指したい」と話している。
286 :
名無電力14001 :2009/02/06(金) 17:23:23
水俣市東部に風力発電所 九電関連会社が建設計画
発電量は1万世帯分 11年度めど7基
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/75622 九州電力グループの発電所建設会社「西日本プラント工業」(福岡市)が5日、国の環境モ
デル都市に指定されている水俣市東部に風力発電所の建設を計画していることを明らかにした。
2011年度を目標に、出力2000キロワットの風力発電施設7基(合計出力1万4000
キロワット)を設置する。
同社によると、年間発電量は約3480キロワット。水俣市の世帯数にほぼ匹敵する約1万
世帯分の消費電力を賄う。この結果、年間約1万2800トンの二酸化炭素(CO2)排出を
削減できると推測している。
一方で、建設予定地はクマタカなど希少猛禽類(もうきんるい)の生息域とも重なり、宮本
勝彬市長は「専門家の意見を聞いた上で(賛否を)判断したい」としている。
建設予定地は鹿児島県境に近い鬼岳の尾根伝いで、同市石坂川、葛渡地区にまたがる一帯。
直径80メートルの風車設備7基を設置する。
発電規模は県内では阿蘇にしはらウインドファーム(西原村)に次ぎ、九州では8番目。
同社は05年10月から、独自に風況調査を続けているほか、昨年9月末からは生態系など
環境影響調査も実施。同社は「地元住民や自治体の同意を得た上で、5月には国に建設のため
の補助金申請を行いたい」としている。
287 :
名無電力14001 :2009/02/06(金) 20:41:38
60万人雇用創出計画を策定へ=自民
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009020600819 自民党の景気・雇用創出ニューディール推進プロジェクトチームは6日の会合で、
2009年度中に60万人分の雇用を創出するための計画を3月初旬までに取りまとめ
ることを確認した。また、地方自治体の財政負担を軽減するため、事業実施に際して時
限的に国庫負担率を引き上げる方針も決めた。
会合では、厚生労働、国土交通など関係各部会が、(1)手入れが行き届いていない山林
の整備事業推進による雇用創出(2)住宅用太陽光発電や家庭用燃料電池など次世代エネル
ギー導入による設備業者の雇用拡大−などの具体策を提示。今後、これらの提案を精査し
た上で、同チームとしての最終的な計画を策定する。
288 :
名無電力14001 :2009/02/07(土) 08:21:44
289 :
名無電力14001 :2009/02/07(土) 08:24:46
太陽と風で金のなる木を 独、自然エネルギー投資ブーム
http://www.business-i.jp/news/bb-page/news/200902070111a.nwc ドイツでは今年、太陽光や風力など再生可能エネルギー分野への投資が増える見込みだ。
資金調達の困難な情勢に逆行し、政府による電力価格の保証が同エネルギーの開発計画へ
の投資を促進している。
同エネルギー電力会社の経営者によると、数カ月前では考えられなかった投資家や資金
の貸し手が発電施設建設計画への融資を申し出るようになってきたという。
風力発電開発業者、プラムベック・ノイエ・エネルギーのマーティン・ビルハルト社長
はインタビューに応じ、「投資家が建設計画のリスクを小さいと判断したため、融資状況
は良くなっている」と語った。同社は昨年末、ドイツの銀行大手コメルツバンクから6億
ユーロ(約698億円)の融資を受けており、現在、発電容量110メガワットの設備を
建設中だ。
太陽光電力会社フェニックス・ソーラーのアンドレアス・ハーネルCEO(最高経営責
任者)も、「昨年末よりも資金が調達しやすくなってきた」と述べた。
290 :
名無電力14001 :2009/02/07(土) 08:40:14
>>289 (続き)
ドイツは昨年6月に再生可能エネルギー資源法を改定し、今後20年間、同エネルギー
を固定価格で買い取る制度を導入した。
電力価格が保証されたことで、2020年には同エネルギーで国内消費電力の約50%
が供給できるとみられている。以前の試算では、供給可能率は40%とされていた。現在
の供給率は約15%。20年に供給率50%が実現できるならば、同エネルギー分野は今
後11年間に年平均9%で成長する公算だ。
経済規模が欧州最大のドイツで想定通りに消費量が増えれば、輸入天然ガス・石油を代
替して20年までに年間226億ユーロを節約できるという。
20億ユーロの同エネルギー計画に出資している英投資グループHGキャピタルのイェ
ンス・トーマセン氏は「手堅い投資先であり、資金調達しやすい投資適格資産。潜在的な
リターンは経済循環とはほとんど関係ない」と指摘する。
ハーネルCEOは「ドイツの貯蓄銀行も発電施設への投資規模を拡大している」と言う。
貯蓄銀行は現在、発電施設の外部調達資金のうち、4分の3の約300万ユーロを出資し
ている。ハーネル氏は「投資家は太陽光発電施設を金融商品と見なしている」と説明した。
291 :
名無電力14001 :2009/02/07(土) 09:01:05
福岡県、北九州市に「水素タウン」(09/02/07)
http://www.nikkei.co.jp/kyushu/news/200902070000001601.html 福岡県は2009年度から5年間で、北九州市八幡東区でマンションや公共施設に水素を供
給し燃料電池でエネルギーに変換する実証実験を始める方針を固めた。工場などの製造過
程で発生する水素をパイプラインで直接、住宅や施設に供給する例は珍しい。実証実験で
課題を抽出し実用化につなげる。
09年度から水素の供給元や燃料電池の設置メーカー、設置場所などを選定し、実験を開
始する。事業名は「北九州水素タウン構想(仮)」で、県は実験に参加する企業への補助
金として09年度予算に約5000万円を計上するほか、実験には国の補助金も活用する計画。
事業者の負担も合わせると5年間で約10億円の事業費になるという。
県は既に08年度に同区東田で、新日本製鉄や新日本石油などと協力し、燃料電池車など
に水素を供給する「水素ステーション」の整備に着手。整備で得たノウハウを活用し、ス
テーション周辺でパイプラインをマンションや公共施設、店舗などにも延ばし、水素を供
給することが可能と判断した。
また09年6月に完成する同ステーションを活用し、燃料電池車や水素をエネルギーとし
て使う自転車やバイクなどの走行実験も始める考え。
福岡県は08年度から同県前原市でLPガスから水素を取り出し、エネルギーに変換する
機器を一般家庭に設置する「福岡水素タウン」事業を新日本石油や西部ガスエネルギー
(福岡県粕屋町)と協力して実施。北九州での実験はこの事業の第二弾と位置づけられる。
292 :
名無電力14001 :2009/02/07(土) 09:28:42
シャープ、堺工場に野菜農場−CO2・排熱を有効利用
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0320090206aaag.html シャープは5日、2010年3月までに稼働予定の堺工場(堺市堺区)に野菜の
試験農場を設ける構想を明らかにした。工場内の照明や排水、排熱エネルギー、
二酸化炭素(CO2)などを有効活用して野菜を栽培する。実用化にめどが立てば、
事業化や外部への技術移転を検討するとみられる。工場を利用した効率的な食料増
産につながる試みとして注目されそうだ。
試験農場の光エネルギーには工場に設置する発光ダイオード(LED)を利用。
光合成に必要なCO2や水も、工場から出るCO2や浄化した排水を使う。温度管
理にも、工場の排熱を用いる。
肥料の調達先は未定だが、栽培に必要なエネルギーや資源をほとんど工場内でま
かなう。
293 :
名無電力14001 :2009/02/07(土) 09:46:41
小水力発電に本格着手 山梨県が来年度、クリーンエネ普及図る 砂防えん堤活用も模索
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2009/02/06/6.html 山梨県企業局は2009年度、クリーンエネルギーの普及に向けて小水力発電施設の整備に
本格的に着手する。浄水場やダムなど県内3カ所に発電施設を整備するほか、砂防えん堤を利
用した発電施設が建設できる場所を調査。10年度中に2カ所で運転開始を目指す。小水力発
電の候補地を示した「小水力発電推進マップ」も作成し、市町村などの関連事業を支援する。
県企業局は昨年11月、小水力発電開発支援室を設置した。市町村整備分なども含め、10
年間で県内20カ所に小水力発電施設を整備することを目標としている。企業局はうち6カ所
を手掛ける考えで、09年度から4カ所の整備に取り組むことを決めた。
10年度からの運転を計画しているのは北杜市の塩川浄水場と、笛吹市−富士河口湖町間の
若彦トンネルに整備する小水力発電施設。若彦トンネルでは、掘削工事で出たわき水を利用
し、河川に排水する際の落差で発電させる。2カ所とも約80キロワットの発電量が見込める
という。
大月市の深城ダムでも計画。毎秒1400リットルの放流水を利用すれば320キロワット
の発電が可能で、09年度に発電施設を設計、2年かけて建設する。これらの3カ所の小水力
発電で削減できる二酸化炭素量は年間約2000トン余りになるという。
砂防えん堤への発電施設については、設置場所を09年度中に選定。12年度からの運転開
始を目指し、建設を進める。
294 :
名無電力14001 :2009/02/07(土) 10:11:20
米大統領、家電の省エネ強化指示
http://www.47news.jp/CN/200902/CN2009020601000169.html オバマ米大統領は5日、冷蔵庫や皿洗い機といった家電や冷暖房装置の省エネルギー
基準を強化するようエネルギー長官に指示する覚書に署名、環境政策を推進する姿勢を
アピールした。
家電の省エネ基準は法律で一定期間ごとに強化することが決められているが、ブッ
シュ前政権では実施が再三遅れ、州政府や環境保護団体などから速やかな実施を求める
訴訟が起こされていた。
オバマ大統領はエネルギー省での演説で「われわれはエネルギー効率を高める革新を
先導する」と述べ、家電の省エネ強化で、今後30年間に米国の石炭火力発電2年間分
の節約ができるとした。
295 :
名無電力14001 :2009/02/07(土) 10:30:49
296 :
名無電力14001 :2009/02/07(土) 16:59:31
>>279 CIGSタイプが確か黒いと思ったが、それが1割高いって話なのか?
297 :
名無電力14001 :2009/02/07(土) 18:35:09
温泉枯渇防止で掘削禁止も=資源保護へガイドライン−環境省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090207-00000017-jij-pol 環境省は、温泉資源を保護するためのガイドライン案をまとめた。泉質が変わったり、湧出(ゆうしゅつ)量が
減ったりといった枯渇現象が発生した区域を対象に、都道府県が、新たな温泉開発のための掘削を禁止できること
を明記した。同省は2008年度内に、ガイドラインを正式に決定する。
温泉法は、掘削を都道府県の許可制としているが、その判断基準を示していない。温泉ブームが続く中、同省は、
資源保護のために不許可を出す基準をガイドラインで明らかにすることにした。
ガイドライン案は、掘削を禁止できる区域を例示。枯渇現象が起きている区域のほか、(1)過去に枯渇現象が発生
したが、採取量抑制により枯渇が収まった区域(2)多数の源泉が過密に集まっている区域−を示した。
このほか、温泉資源の状況を把握するため、すべての源泉で水位や湧出量、温度のモニタリングを実施するよう
求めている。その上で、都道府県は測定結果を掘削規制の見直しに活用すべきだとしている。
298 :
名無電力14001 :2009/02/07(土) 18:40:19
三徳:希土類メーカー、敦賀に新工場 知事ら会見「若者の定住に期待」 /福井
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090206-00000239-mailo-l18 燃料電池やハイブリッド車の製造に不可欠な希土類の総合メーカー三徳(本社・神戸市)が敦賀市若泉町に
進出し、新工場を建設する。11年4月の操業開始を予定しており、5日、同社の井上祐輔会長らとともに
記者会見した西川一誠知事は「成長を見込める分野で、若者の定住につながる」と期待を寄せた。
新工場は12億円を投資し、約2万4000平方メートルの用地に建設。希土類の一つで、高性能モーター
に使用するネオジム磁石合金の原料を年間1000トン生産する。従業員は23人で、そのうち17、18人
を地元採用する。
希土類は地殻中に存在する17種類の元素の総称。世界生産の主流を中国が占める。分離精製には電気分解が
必要で、同社は中国産品に対抗するため、原発立地市で経済産業省から電力費の補助が受けられる同市への進出
を決めた。新工場では、製造の際に生じる合金粉の回収にも力を入れるという。
299 :
名無電力14001 :2009/02/07(土) 18:42:25
テラヘルツ波を頭頂葉に照射し、その反射波を測定する事で 思考盗聴は可能です。視覚情報も同様です。 この思考盗聴器は東芝、IBM、独立行政法人 通信総合研究所、岡山光量子科学研究所、島津製作所 の全てで開発された可能性が高いですが、その中でもIBM社製の思考盗聴器が創価学会を中心に広く出回っているようで、 創価学会の幹部や、資産家の家には大抵、置いてあります。 その他にも、マスメディア関係者が持っています。(地元の有名人や、面白い人の 過去のエピソード、考えている事を番組、漫画の元ネタにする。) 創価学会が集団ストーカーをする際に、対象者の行き先の手掛かりとすることもあります。 特に、創価学会の幹部とその息子や娘などの家族には気を付けたほうが良いです。 日常的に創価学会の友達を自宅に集めて思考盗聴を行っていて、一般人のことなどを覗いています。 (本人たちは、創価学会の学会員の事しか見ていないと言うかもしれません。) 何故、他人の家との間には、壁があるのにも関わらず、そんな事が可能かといいますと、 思考盗聴にも用いられているテラヘルツ波は、近赤外線よりも波長が長いため、 カメラの光源として使うと、水着が透けて見えるといわれる近赤外線よりもさらに 多くのものが透けて見えるからです。壁、衣服、布団、プラスチック、コンクリート、木材、 水と金属以外の物はほとんど全て透けて見えます。 しかし、残念ながら人体は水で出来ているため、テラヘルツ波は肌で反射して、 カメラには、服を一切まとわない状態での人体が映し出されます。つまり、裸です。 このテラヘルツ波を使った透視カメラは、分解能が非常に高いため(どのくらいズームできるか。) 2色(白と黒や赤と青で映像が表される。白黒テレビなど。)ながら、一般的なカメラと そこまで画質に差はありません。 他にも、同じくテラヘルツ波を使ったイメージング技術などがあります。
300 :
名無電力14001 :2009/02/07(土) 19:11:45
エネ庁「革新型蓄電池開発計画」 EV航続距離、一気に伸ばせ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090205-00000043-fsi-bus_all 資源エネルギー庁は、これまでの5倍以上の性能をもつ革新型蓄電池の開発プロジェクトを2009年度から
スタートする。自動車用として、「電気自動車(EV)やハイブリッド車の“航続距離”を飛躍的に伸ばし、普及
につなげる」(新エネルギー対策課)のが狙いだ。30年度までに実用化をめざす。このため、エネ庁では15年度
までの7年間に総額210億円の開発研究費を投じる計画で、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
を通じて今月、研究実施機関を公募する。
◆劣化原因も追究
プロジェクトは、蓄電池の基礎的な反応メカニズムから解明し、既存の「リチウムイオン電池」の性能向上や、
電気自動車への本格的な利用が可能な革新型蓄電池の実現に向けた基礎技術の確立をめざす。性能指標は、一定
体積の蓄電池にどの程度のエネルギーを蓄積できるかを示す「エネルギー密度」で測る。
蓄電池は電気エネルギーを化学エネルギーに変換して蓄え、必要に応じて電力を取り出す装置で、その反応
メカニズムの詳細は現在でも未解明な部分が多い。利用とともに劣化する反応メカニズムが解明できれば、劣化
を抑制する手法の開発に道を開き、性能の大幅な改善につなげることができる。
このため、今回の研究では、各種の分光測定法や世界最高レベルの量子ビーム施設を利用した最先端の測定手法
などを開発し、蓄電池内で起こる現象を解き明かす考えだ。
◆将来は性能5倍超
研究計画は、まず13年度末までの中間目標として、リチウムイオン電池の劣化要因の解明のほか、従来の
約2.5倍のエネルギー密度をもつ革新型蓄電池の基盤技術の確立をめざす。
さらに15年度末までの最終目標では、革新型蓄電池の劣化要因を解明し、従来の3倍以上のエネルギー密度
をもつ革新型蓄電池の基礎技術を確立する計画だ。将来的には、同5倍以上の潜在能力を有する蓄電池の開発を
めざすという。
301 :
名無電力14001 :2009/02/07(土) 19:13:18
>>300 【予報図】
■日本の優位性さらに後押し
資源の乏しい日本が持続可能な社会を構築していくためには、環境負荷の少ない次世代型エネルギー利用社会を率先して
構築していくことが重要だ。このため、政府は長期的視点から官民双方がビジョンを共有する「エネルギーイノベーション
プログラム」を2008年4月に策定した。
今回の革新型蓄電池プロジェクトも、このプログラムの一環だ。
エネルギー消費の増加が著しい運輸部門は、ほぼ100%石油に依存する状況が続いている。石油代替エネルギーへの移行
は、エネルギー問題と温暖化対策の両面からその必要に迫られており、30年度には石油依存度を80%まで低減する政策
目標を掲げている。
その実現に欠かせないのが、電気自動車やハイブリッド車、燃料電池車をはじめとする次世代クリーンエネルギー自動車
の普及だ。
このうち、電気自動車の性能向上や普及のカギを握るのが「蓄電池の性能向上」(資源エネルギー庁新エネルギー対策課)。
一度充電すれば充電状況を気にすることなく走り続けることができなければ、ガソリン自動車からの乗り換えは進まない。
次世代クリーンエネルギー自動車の開発、普及に向けた取り組みは現在、世界的な競争となっている。
普及のカギとなる蓄電池は、日本メーカーが技術的にも商用的にも世界に先行している。このため経産省では、今回の革新型
蓄電池プロジェクトを通じて蓄電池分野における日本の優位性を確保しさらに発展させる考えだ。
「自動車用の技術が確立できれば、電気機器用など他分野への応用は容易」(同)だという。蓄電池は、将来の有望分野として
のポテンシャルを秘めている。
302 :
名無電力14001 :2009/02/07(土) 20:09:05
スウェーデン政府、地球温暖化対策で脱原発政策を転換 再生可能エネルギーの普及を加速
http://www.ecool.jp/foreign/2009/02/post-51.html スウェーデン政府は5日、地球温暖化対策の一環として、1980年以来続けてきた脱原発の
政策を転換し、現在稼動している10基の原発が寿命を迎えるにしたがって、新規に建設する
原発に原子力発電作業を引き継がせるとの発表をおこなった。3月に法案を提出し、議会の承
認を求める。
今回の発表では、2020年までに再生可能エネルギー使用量を50%にすること、温室効果
ガスの放出量を40%削減すること、化石燃料の使用を段階的に廃止すること、年間生産量
30テラワットの風力発電を実現できる枠組みの計画なども示された。また、2030年まで
に同国内のすべての自動車を、ハイブリッド車や電気自動車、バイオ燃料の開発を通して、
化石燃料から独立させるとの計画も明らかにした。
303 :
名無電力14001 :2009/02/07(土) 20:18:41
304 :
名無電力14001 :2009/02/07(土) 20:49:23
305 :
名無電力14001 :2009/02/08(日) 01:51:04
政府「地熱発電」普及促進、3倍拡大目標 新エネ法の対象認定も
http://sankei.jp.msn.com/life/environment/090208/env0902080045000-n1.htm 政府は、火山国・日本が豊富に持つ“純国産”のクリーンエネルギーでありながら、ハードルが多
く開発が進まない「地熱発電」の普及促進に乗り出す。今春にも発電量を2030(平成42)年
までに現在の3倍程度に拡大する目標を打ち出す。また電力会社に地熱発電の電気の買い取りを義
務付ける「新エネルギー利用特別措置(RPS)法」の対象に認定することで、開発を後押しする。
開発が制限される国立公園内の熱源を公園外からパイプを通して利用する開発手法を認めることも
検討していく。
地熱発電は地下から熱水をくみ上げ、蒸気にしてタービンを回すシステム。発電時に二酸化炭素
(CO2)を発生しないうえ、半永久的に利用できるクリーンエネルギーだ。
国内では昭和41年に岩手県で第1号が稼働。鉱山開発ノウハウを持つ三菱マテリアルなどの非
鉄金属会社や九州、東北などの電力会社が参入し、主要施設で全国18カ所にある。ただ、発電能
力は計約53万キロワットと、小規模な原子力発電1基分しかない。
「温泉枯渇」を懸念する熱源近くの地元温泉街による反対のほか、国立公園内に熱源があること
や開発コストが高いことなどが普及の障害となっている。
国の産業技術総合研究所によると、全国に2000万キロワット分以上の熱源があるとみられて
いる。業界団体の日本鉱業協会などが「利用した熱水は地下に戻しており、温泉には影響がない」
とPRし有効活用を訴えているが、現在全国で93万キロワット分の発電所が開発待ちの状態にあ
る。このため、経済産業省では国としても普及に向けた環境整備が急務と判断した。
RPS法の対象に認定されると、電力会社による買い取りを前提とした事業化が可能になる。
現行法も地熱を認定対象としているが、「利用した後に戻しても、いったんはくみ上げるため、環
境に影響を与えるとして認定してもらえない」(業界関係者)という。実際、認定は小型発電施設
1基にとどまっている。
306 :
名無電力14001 :2009/02/08(日) 01:54:18
>>305 政府「地熱発電」普及促進、3倍拡大目標 新エネ法の対象認定も (2/2ページ)
http://sankei.jp.msn.com/life/environment/090208/env0902080045000-n2.htm このため、経産省は同法の運用を弾力化し、温泉など周辺の環境に影響が及ばないことが調査な
どで確認できれば、積極的に認定していく方針だ。
また最近はボーリング技術の高度化により、国立公園内の熱源を区域外から利用することも可能
になっており、RPS法と同様に、環境への影響を調査した上で、こうした開発手法も認めていき
たい考えだ。
◇
RPS法 地球温暖化防止のため、太陽光や風力、小型水力、バイオマスなどの自然エネルギー
で発電された電力の普及を目指し、電力会社に電力供給量のうち一定量を自然エネルギーで賄うよ
う義務づけた。平成15年の施行時に、22年度までの8年間に義務量を毎年度増やしていくこと
を定めた。19年度の義務量は約60億キロワット時で、電力各社は目標を達成。22年度には義
務量が約122億キロワット時まで増える。
307 :
名無電力14001 :2009/02/08(日) 04:49:50
太陽光や風力発電、義務量上積み検討 経産省
http://www.asahi.com/business/topics/TKY200902070255.html 経済産業省は、電力会社に義務づけている太陽光や風力発電など新エネルギーによる発電量を
引き上げる方向で検討に入った。石油や石炭などの使用を減らし、温室効果ガスの排出を抑える
狙いだ。ただ、コスト増を懸念する電力会社から反発が出そうだ。
■コスト増 各社反発も
検討の対象にするのは、京都議定書の次期枠組み(ポスト京都)が始まる前年の12年度から
の発電量。具体的な引き上げ幅は、政府が年内に決める温室効果ガス削減の中期目標の行方を見
ながら、総合資源エネルギー調査会の部会で議論する。まとまれば、新エネルギー利用特別措置
法(RPS法)に基づき経産相が新しい目標を告示する。
現行の義務量は、08年度で74.7億キロワット時で、総発電量の1%未満。14年度の見
通しも1.63%に過ぎない。このため「RPS法では新エネルギーの導入は加速しない」との
批判が出ていた。
電力会社は新エネルギーを使って自前で発電するほか、太陽光発電設備のある家庭や、風力発
電設備を持つ他の電力会社や企業から買うなどして義務を達成している。ドイツでは、電力会社
の買い取り価格を長期にわたり高い水準で固定した結果、新エネルギーの導入が急激に増えた。
日本もドイツと同じような制度にすべきだという意見もあるが、経産省は「電力会社や消費者
の負担が増える」などとして消極的な姿勢をとる。今回、義務量の引き上げを検討する背景には、
そうした新制度を求める声を押さえ込む狙いもありそうだ。
>>305 >>307 何だこのしょぼい目標は?ずっとそのゆーるい調子でいくつもりか?
経産省、最悪だな。
>>308 米国がこれから本気で取り組もうとしてる
スマートグリッド、高温岩体発電を日本でも早急にやるべき。
送電網の整備は人手が必要だろうから、いい景気対策になりそうだけどね。
再生可能エネルギー分野でグリーンジョブ拡大
http://www.worldwatch-japan.org/NEWS/worldwatchreport09020901.htm 気候変動への危機感の高まりに後押しされ、「グリーン・ジョブ」(環境に配慮した仕事)が
--特に再生可能エネルギー部門で--かつてないほどの注目を集めている。世界で230万人以上が
再生可能エネルギー業界で直接働くか、その供給産業に従事する。風力発電は30万人、太陽光発
電は17万人、太陽熱発電は62万4000人、バイオマス・バイオ燃料は100万人超の雇用があるが、
地熱発電と小規模水力発電の雇用は少ない。
再生可能エネルギーは一般に、まだ主流の化石燃料がコストのかさむ生産設備群に大きく依存
しているのに比べると、労働集約的なエネルギー源だ。そのため、再生可能エネルギーへの過渡
期には雇用が期待できる。
少数ながら、政府の強力な支援を受けて再生可能エネルギー開発の主導的地位に立った国もあ
る。ドイツは2006年、再生可能エネルギー部門で25万9000人の直接および間接雇用を創出した。
被雇用者数は2020年までに50万人、2030年までに71万人に増加する見込みだ。スペインは8万
9000人の(主に風力発電と太陽光発電で)直接雇用、9万9000人の間接雇用を創出している。
米連邦政府政策は長年にわたり弱腰で一貫性も欠いていたが、ある研究によると、2006年は再生
可能エネルギー部門で直接雇用が20万人近く、間接雇用が24万6000人に及ぶとみられている。
再生可能エネルギー分野でグリーンジョブ拡大(続き)
http://www.worldwatch-japan.org/NEWS/worldwatchreport09020901.htm 気候変動への危機感の高まりに後押しされ、「グリーン・ジョブ」(環境に配慮した仕事)が
中国は太陽光発電と風力タービンの製造で急速な追い上げを見せている。再生可能エネルギー
部門の就業者はおよそ100万人。うち約60万人が太陽熱産業に従事している。
ブラジル、アメリカ、中国、ドイツはバイオマス開発をリードしている。ブラジルのエタノー
ル産業は30万人を雇用しているとされる。パームオイルの主要生産国であるインドネシアとマレ
ーシアでは、バイオ燃料向けに回されるパームオイルの割合が、いまはまだ少ないが徐々に増え
ている。マレーシアでは推定50万人がパームオイル産業に雇用されている(さらに100万人が関
連産業で生計を立てている)。その多くはインドネシアの出稼ぎ労働者だ。インドネシアは大幅
な拡大を計画しており、2010年までに最大350万人のプランテーションでの新規雇用を見込んで
いる。しかしながら、一部のバイオ燃料について、環境メリットや経済的影響に対する疑問が生
じている。雇用があるのは、賃金や労働条件が非常に劣悪なサトウキビやパームオイルのプラン
テーションがほとんどだ。
312 :
名無電力14001 :2009/02/09(月) 07:34:37
グリーン・ニューディールの申し子 国際自然エネルギー機関が発足 (2009/02/09)
http://eco.nikkei.co.jp/column/iida/article.aspx?id=MMECcm000006022009 (一部抜粋)
■取り残される日本、霞む「日本版グリーン・ニューディール」
(一部抜粋)
ここまで来た以上、日本政府の参加は不可避であり、一刻も早い参加が求められるのだが、
問題は、その先である。仮に日本が参加するにしても、今のままでは予算の拠出以上の貢献
は期待できない。なぜなら、IEAが国際社会にもたらしていた自然エネルギーに関する「政治
的バイアス」が、日本ではもっと根強く色濃く覆ってきたために、「環境技術では先進国」
という一般に流布している神話に反して、日本は自然エネルギー政策では、必ずしも成功して
おらず、知見の蓄積もほとんどないからだ。自然エネルギーのないグリーン・ニューディール
は、アンコ抜きの饅頭のようなものだ。
繰り返して言うが、20世紀に自動車が産業・経済・社会に果たしてきた役割を、21世紀に
は自然エネルギーが果たす、というのが今や世界の認識である。オバマ大統領のアプローチと
同じように、二項対立を越える必要がある。RPSかFITの対立でもなく、環境か経済かの対立
でもなく、自然エネルギーか化石燃料・原子力かの二項対立でもない。ましてイデオロギー的
な対立でもないはずだ。
入口での対話を阻んでいる日本のエネルギー政策を覆う「旧い政治バイアス」を取り払い、
実効的なエネルギー政策の改良に向け、現実的かつすべての関係者が合意可能なところから、
一つずつ溝を埋めていく必要がある。
自然エネルギーこそは、その希望を拓いてくれると信じている。
欧米における地熱エネルギー利用新技術の開発状況(10ページ目から)
http://www.nedo.go.jp/kankobutsu/report/1023/1023.pdf 米国連邦議会は2007年12月に新しいエネルギー法案「2007年エネルギー自給・安全保障法
(the Energy Independence and Security Act of 2007)」を承認し、成立させた。この法律
では地熱エネルギーの利用拡大のために、研究開発、実証、及び商業的利用の支援を目的として、
DOEに年間9,500万ドルの拠出を認めている。
2006年後期、MITの報告書「地熱の未来:21世紀 の米国のEGSシステム」7が発表され、
地熱エネルギーが2050年までに100GWの発電容量に達する可能性が高いことが示されている。
この報告書では、その目標を達成するためには研究開発に対して、
最大10億ドルの投資が15年間にわたって必要と見積もられている。
欧州では実証段階のHDRの研究が続いているが、多少問題のある地域もある。HDRの
地熱プロジェクトが最も進んでいるのはフランスである。フランスでは、幾つかの欧州の国や
エネルギー関連事業者がソルツHDRサイトの開発を行っている。現在の開発フェイズの期間は
2005年〜2008年であり、5〜6MWのパイロットプラントの建設を支援する計画である。
2008年初頭、ソルツの研究者達は、地熱ループシステムと発電プラントの導入計画を発表した。
もしこの計画が成功すれば、開発者達は2010年頃までに25MWの商業用試作機(プロトタイプ)を
建設する予定である。
海外情報誌「NEDO海外レポート」
http://www.nedo.go.jp/kankobutsu/report/
314 :
名無電力14001 :2009/02/09(月) 10:26:01
米社の薄膜太陽電池モジュール、「低日照地域で結晶系より高出力」
http://eetimes.jp/article/22778/ 米Advanced Green Technologies(AGT)社は、晴天時の出力と引き換えに曇天時の発電
効率を高めた薄膜太陽電池モジュールを開発した。同社のモジュールは、曇天時も電力を生成
し続けることが可能であり、従って晴天時を除けば、ガラス封止の単結晶太陽電池をしのぐ変
換効率を得られるという。
AGT社のGene Okun氏は、「このようなトレードオフは、地域による」と述べ、次のように
説明している。「南カリフォルニアのように常に日照が期待できる地域では、当社が開発した
薄膜太陽電池モジュールよりもガラス封止品の方が多くの電力を生成できる。一方、オレゴン
州やニュージャージー州のように1年の大半が悪天候に見舞われる北部地域では、年間を通じて
見ると、当社の薄膜太陽電池モジュールの方がより多くの電力を生成できる」(同氏)。
同社は、透明な紫外線安定化ポリマーで封止したフレキシブルで軽量の薄板(ラミネート)
型太陽電池を使って、大型モジュールを作製している。こうした手法により、結晶系太陽電池
に使われるガラス封止のモジュールと比べて、大幅な軽量化を実現した。
Okun氏によれば、「当社は、薄膜材料を使って10フィート×20フィート(約3m×6m)の
大型モジュールを作成した。これは、面積の非常に広い屋根に設置できる。特に、重いガラス・
パネルの負荷に耐えられない、シングルプライの屋根に有効である」と語った。
なおAGT社のモジュールは、米Energy Conversion Devices社の子会社である米United Solar
Ovonic社が製造したラミネート型の薄膜太陽電池を使用している。
>>313 おい、お前が「ネットで見つけた」っていうのは「ニュース」じゃないんだぞ?
半年も前のレポートを速報スレに貼るんじゃない。
316 :
名無電力14001 :2009/02/09(月) 12:29:33
日本ガイシ、米ニューヨーク市のバスステーションにNAS電池を納入
http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20090209/130505/ 日本ガイシは、米ニューヨーク州電力公社を通じて、ニューヨーク市都市交通局の
バスステーションにNAS(ナトリウム硫黄)電池システム1MW(メガワット)を納入した。
ニューヨーク市都市交通局は天然ガスを燃料とするバス330台を所有し、年間3100万人が
利用している。バスステーションでのバスの燃料補充にはコンプレッサーを使用しており、
その電力コスト抑制のため従来、燃料補充作業は電力料金が安価な夜間に集中して行い、
割高な夜間勤務の作業員を多数配置していた。夜間で補充しきれない燃料は、昼間の電力を
使用して補充していた。
ニューヨーク州電力公社はニューヨーク市都市交通局のバスステーションの運営コスト削
減のため、NAS電池システムを導入。NAS電池に安価な夜間電力を蓄電し、昼間に放電する
ことで作業を日中に集中させ、電力料金の抑制とともに夜間の割高な人件費を削減した。
ニューヨーク州電力公社は水力中心に発電容量6000MWを有する全米最大手の州営電力公社。
今回のプロジェクトは、NAS電池を全米で初めて電力供給者側ではなく需要家の施設に設置す
るものとなる。
ニューヨーク州では今後、風力、潮力など自然エネルギー発電の導入が計画されており、
発電出力を安定化させるために最新蓄電池技術の検証が必要とされている。日本ガイシは今回
の実績を足がかりに、北米でのNAS電池拡販を本格化していく
317 :
名無電力14001 :2009/02/09(月) 14:26:20
東京のタクシーを“チェンジ”
「ミスター外資」が電気自動車に殴り込み
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090205/185082/ ミスター外資系――。独ソフト最大手SAPや「ルイ・ヴィトン」で有名なLVMHモエヘネシー・
ルイヴィトンで日本法人の社長を務めた後、ビジネスの表舞台から姿を消していた藤井清孝氏が
帰ってきた。舞台として選んだのは、電気自動車のインフラビジネスだ。
昨年12月9日、環境省が開いた電気自動車の実証実験の記者会見。斉藤鉄夫環境相やレーシン
グドライバーの片山右京氏らと肩を並べてカメラに納まる藤井氏の姿があった。
三菱自動車や富士重工業などと、この実証実験に参加するのが米ベタープレイス。2007年に
設立されたベンチャー企業で、今回の企画では横浜市に充電スタンドを設置する。
ベタープレイスは、既にルノー・日産自動車連合と組んで、イスラエルでの電気自動車のイン
フラ構築に着手しているほか、デンマーク、豪州、米国などでも同様の計画を進めている。CEO
のシャイ・アガシ氏はSAP出身。藤井氏がSAP日本法人社長時代の本社経営陣の1人だった関係か
ら、ベタープレイスの日本・アジア太平洋地区代表として藤井氏を指名した。
携帯電話に似たモデル
「携帯電話のようなもの」。藤井氏はベタープレイスのビジネスモデルをこう説明する。
まず利用者は毎月、一定の基本料金を支払い会員となる。すると電気自動車用バッテリーが貸
し出され、さらにベタープレイスが設置したスタンドで充電できる。その使用量に応じて、課金
されるという仕組みだ。
これにより電気自動車を普及させるための、2つの課題を克服できるという。1つは、電池のコ
スト負担の軽減だ。電気自動車用の電池の価格は依然として高い。電池のコストを低減するには
量産効果が必要だが、大量に生産するには価格を引き下げなければならないという矛盾に突き当
たっている。
続き
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090205/185082/?P=2
318 :
名無電力14001 :2009/02/09(月) 17:16:04
太陽熱を冷暖房に有効利用する
「高効率ソーラー空調システム」の実証の開始について
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20090209-01.html 東京ガス株式会社(社長:鳥原 光憲、以下「東京ガス」)は、再生可能エネルギーを活用したガス
システムの実現と普及促進を目指し、太陽熱集熱器で集めた熱を、夏は冷房、冬は暖房に有効活用
する「高効率ソーラー空調システム」の実証を本年4月から開始します。
「高効率ソーラー空調システム」は、世界最高クラス※1の集熱効率を有する太陽熱集熱器で集め
た熱を、夏場は「太陽熱を熱源とする高効率吸収冷温水機(以下、「太陽熱駆動吸収冷温水機」)」を
用いて冷熱に変換し冷房として利用し、冬場は暖房に直接利用します。さらに変化する気象条件や
変動する空調負荷に対して、太陽熱を優先して利用できるよう東京ガスオリジナルの最適統合制御を
組み込みます。
東京ガスは、本システムを既存の事務所ビルである「東京ガス中原ビル(以下「中原ビル」)」の
屋上に設置します。実証を通じて「高効率ソーラー空調システム」の省エネルギー性を確認すると
ともに、エンジニアリングのノウハウを蓄積することにより、東京ガスは、2010年度を目処に
「高効率ソーラー空調システム」の商品化および販売開始を目指します。なお、中原ビルに本シス
テムを導入することにより、導入前と比較して、一次エネルギー消費量を約20%、CO2排出量を
約18%それぞれ削減する効果が期待されます。
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20090209-01.jpg
319 :
名無電力14001 :2009/02/09(月) 21:38:17
三菱重子会社、次世代型超省エネ住宅を開発=モデルハウスが完成
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2009020900746 三菱重工業の不動産子会社、菱重エステート(東京)は9日、住宅向け環境システム販売
のOM計画(浜松市)などと共同開発した次世代型超省エネ住宅「エコスカイハウス」のモ
デルハウスが完成し、今月から実証試験を始めると発表した。太陽光発電と太陽熱回収を複
合させた技術などを柱に、標準世帯の平均的使用エネルギーの97%以上を自然エネルギー
でまかなえるシステムの実用化を目指す。
320 :
名無電力14001 :2009/02/09(月) 23:29:16
321 :
名無電力14001 :2009/02/10(火) 01:51:06
新日石 東大に研究拠点 新型太陽電池 開発へ連携
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200902070072a.nwc 新日本石油は6日、超高効率太陽電池や蓄電池などの新エネルギー技術に関する東京大学先端科学技術研究センター
(先端研、宮野健次郎所長)との研究開発体制強化のため、共同研究を行う「ENEOSラボ」の研究拠点を東大駒場
IIキャンパス内に開設したと発表した。
新日石と先端研は2005年10月から「エネルギーと環境が調和した社会の実現」をテーマに包括的な連携活動を開始。
次世代有機系太陽電池や高出力二次電池用材料、バイオマス分野などの共同研究のほか、新日石から先端研への特任准教授
の派遣などの人材交流を行ってきた。
08年4月には新日石の研究員が常駐して共同研究を行う「ENEOSラボ」を設置。独立行政法人の新エネルギー・
産業技術総合開発機構(NEDO)から受託した「シリコン高効率太陽電池」の研究を行っており、さらに「高密度・
低コスト蓄電材料」に関する研究も共同で行うことが決定している。
研究拠点の開設を足がかりに「ENEOSラボ」では今後、現在3人の新日石研究員を10人程度に拡充するなど、
研究体制のさらなる強化・拡大を図る方針。最終的には、日本が世界に発信した「クールアース50」に掲げられた
50年の温室効果ガス半減に向け、発電効率40%、火力発電並みのコストを目標とした超高効率太陽電池や革新的
な蓄電池の実現を目指す。
新日石は「総合エネルギー企業」への転換を旗印に、新エネ分野の強化を積極的に進めており、三洋電機と薄膜
太陽電池と燃料電池事業でそれぞれ共同出資会社を設立している。「ENEOSラボ」での先端研との共同研究を
通じて、新エネ分野の革新的な基盤技術の創製や人材育成などを進めていく考えだ。
322 :
名無電力14001 :2009/02/10(火) 06:14:32
東京ガス、再生可能エネルギーを活用したガスシステム「高効率ソーラー空調システム」の実証を開始
http://www.ecool.jp/news/2009/02/post-109.html 東京ガスは9日、太陽熱集熱器で集めた熱を、冬に暖房、夏に冷房へ有効利用する「高効率ソーラー空
調システム」を東京ガス中原ビル(川崎市)の屋上に設置し、4月から実証開始すると発表した。冬は
直接暖房用熱交換器により温熱に、夏は「太陽熱を熱源とする高効率吸収冷温水器」を用いて冷熱に変
化して利用するもの。2010年度を目処に商品化し、販売開始するとのこと。
現在、地球温暖化防止対策としてCO2排出量の削減が強く求められる中、再生可能エネルギーの利用、
中でも資源量の多い太陽エネルギーには大きな期待が寄せられており、太陽熱利用は、太陽電池に比べ
てエネルギーの変換効率が高く、省エネルギーやCO2排出量削減の観点からその利用拡大が望まれて
いる。今回の中原ビルでの実証では、集熱面積約140m2で、ピーク集熱量は約100キロワットが
見込まれている。太陽熱の利用を最大化し、不足分はガスの加熱でバックアップする。導入前と比べて
一次エネルギー消費量が約20%、CO排出量が約18%削減できると見込む。
323 :
名無電力14001 :2009/02/10(火) 06:17:30
太陽光売電に補助金 渋谷区、パネル購入支援
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20090210-OYT8T00114.htm 家庭の太陽光パネルで発電され、東京電力が買い取る余剰電力について、渋谷区は新年度、家
庭に支払われる代金に1キロ・ワット時あたり30円を上乗せする事業を始める。太陽光パネル
の普及を図ると同時に、家庭の電力消費を抑える狙い。10日発表する新年度予算案に計100
世帯分約400万円を計上する。
環境省地球温暖化対策課によると、余剰電力売却代金への自治体の補助は珍しく、「全国でも
先進的な取り組み」としている。
東電の余剰電力の買い取り額は、現在1キロ・ワット時あたり20〜30円程度。同区の補助
を加えた場合、家庭の収入は倍増する。最も普及している出力3キロ・ワットのパネルを設置し
た家庭で、年間約2800キロ・ワット時を発電したと仮定し、このうち半分を余剰電力として
売却、補助を受けたとすると、年間約4万円の増収となる。
区内では約50世帯が太陽光パネルを利用しており、区は新たに50世帯の設置を見込んでい
る。補助は3年間の時限措置で、4月以降に利用者を募集する。
太陽光パネル設置の初期費用は200万円程度。同区では「家庭は増収により初期費用の回収
を早めることができる。また、家庭が余剰電力を増やそうと自己消費分を抑制することで、環境
への寄与も期待できる」としている。
324 :
名無電力14001 :2009/02/10(火) 06:26:57
滋賀県がCO2削減基金 経済界と共同で全国初
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090209/lcl0902092230005-n1.htm 滋賀県は平成21年度から、企業の二酸化炭素(CO2)排出量削減と、環境技術開発を両立
させる「しが炭素基金」を地元経済界と共同で創設することを決めた。県によると、自治体が経
済界と共同でCO2削減の基金をつくるのは全国で初めて。県は21年度当初予算案に100万
円を計上した。
県環境政策課によると、参加企業がそれぞれ年間のCO2削減目標を決め、達成できなかった
分を1トン当たり数千円で換算して積み立てる。太陽光の利用など、排出量を減らす新技術の開
発や普及を進める企業に基金から資金援助する。
約300社の参加を目標に、滋賀経済同友会などを通じて今後募る予定。
排出量に応じて植林などにお金を出し、削減分で排出を相殺する「カーボンオフセット」の考
え方を取り入れた。同課は「環境問題を経済成長の機会ととらえ、CO2削減と同時に新しい産
業を生み出したい」と話す。
325 :
名無電力14001 :2009/02/10(火) 09:16:39
三洋、大阪に太陽電池の新工場 生産能力2倍強に
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090210AT1D0906109022009.html 三洋電機は大阪府貝塚市に太陽電池の新工場を建設する。百数十億円を投資し、2010年末の
稼働を目指す。三洋は岐阜県や島根県でも太陽電池の増産投資を進めており、総生産能力は10年
度中に現在の2倍強の年70万キロワットに増える。販売では今春をめどに三洋を子会社化するパ
ナソニックと連携、太陽電池の成長戦略を加速する。
新工場は既存の二色の浜工場(貝塚市)の敷地内に建設する。光を電力に換える変換効率が
19.7%と高い太陽電池を生産する。島根工場(島根県雲南市)での増産と合わせ、このタイプの
太陽電池の生産能力を最大で08年度見込み比8割増の年62万キロワットに引き上げる。最新の量
産技術の導入で製品価格を引き下げ、国内外の一般家庭向けに売り込む。
326 :
名無電力14001 :2009/02/11(水) 00:21:31
太陽光発電「20年までに26倍」 環境省が試算
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090210AT2G0901B10022009.html 環境省は国内で見込める自然エネルギーの導入量を試算した。普及策を講じることにより、
太陽光発電の発電能力は2020年までに05年の26倍に相当する3700万キロワットへ引き上げ
が可能と指摘。風力発電なども大幅増が見込め、関連装置の製造などで60万人の雇用を生み
出す効果があると試算した。ただ、産業界との調整など実現に向けた課題は多い。
自然エネルギーの導入可能性を網羅的に示したのは初めて。同省は試算結果を報告書にま
とめ、10日午後に開く中央環境審議会(環境相の諮問機関)の地球環境部会で提示する。
327 :
名無電力14001 :2009/02/11(水) 00:38:11
オランダの風力発電容量、200万キロワットに到達=再生可能エネルギーの普及が進むEU
http://www.ecool.jp/foreign/2009/02/post-56.html オランダ住宅・国土計画・環境省は4日、国内の風力発電容量が2000メガワット(200万
キロワット)の大台を突破することが明らかにした。現在、同国内に設置されている風力発電
施設は1955基。発電容量は全体で1997メガワット。年間450億キロワット以上の電力
を供給しており、国内の電力需要の3.9%を占める。
今回、フリースラント州及び北ブラバント州に設置される風力発電施設を合わせると、発電容
量は2013メガワットに達する。
オランダ政府は、2020年までに再生可能エネルギー国内の電力需要に占める割合を20%に
するという目標に向けて開発を進めており、風力発電の適地の残量や立地戦略について検討を
行っている。
328 :
名無電力14001 :2009/02/11(水) 00:51:47
再生可能エネ20年に倍増 太陽光など、環境省検討会
http://www.47news.jp/CN/200902/CN2009021001000806.html 太陽光や風力発電などで発電した電力を電力会社が高い価格で長期間買い取る「固定価格買い
取り制度」などの実施で、再生可能エネルギーの導入量を2020年に現状の約2倍に増やせる
との調査結果を、環境省の検討会がまとめ、10日の中央環境審議会地球環境部会に報告した。
再生可能エネルギーは二酸化炭素の排出が少なく、地球温暖化対策として期待されているが、
化石燃料による発電よりコストが高いことが課題。だが、適切な支援策で大規模な普及が可能な
ことが示された形。
環境省は、費用負担などへの国民の理解が得られれば、この制度を実施したい意向。さらに日本
の温室効果ガス排出削減の中期目標を決める際にも、こうした分析を考慮するよう求める方針だ。
検討会は、発電パネル設置などの投資額を10年で回収できるような固定価格買い取り制度の
実施や、公共施設での率先導入などで、太陽光発電の導入量を20年に現状の25倍、30年に
55倍にすることが可能だとした。
329 :
名無電力14001 :2009/02/11(水) 00:59:12
カラマツからバイオ燃料 森林資源活用の茅野モデルを全国へ
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=13348 茅野市を拠点に地域資源を活用した新たな低炭素地域づくりを目指している茅野まちづくり
研究所有限責任事業組合は3月13日、森林系のバイオマス活用を柱に掲げる構想の取り組み
事例を、東京で開かれる「バイオマス利用拡大セミナーin東京」で報告する
低炭素地域に向けて課題の一つだったのは、間伐などで産出される木材を原料に低コストで
燃料化すること。専門機関と協力して、地元で伐採したカラマツを使いバイオマス燃料のエタ
ノールの生成実験を進めてきた。これまでに、実験結果が予想以上の成果を上げて関係者を力
づけている。
カラマツの間伐材5キロを粉状に粉砕し酵母を投入して発酵させ、さらに蒸留して生成する
という方法で実験した。収量は実用化に一つの目安だった1キロ300ミリリットルに近い
268ミリリットルを達成して、現実的な製品としても見通しが出てきた。
今回、カラマツのバイオマス燃料化が一歩前進したことから、地域で生産される木材が無駄
なく利用できる可能性が高まってきた。端材が燃料になると製品に加工される用材にも付加価
値が付き、各地の山林で問題となっている間伐材の促進も期待できそう。
330 :
名無電力14001 :2009/02/11(水) 01:04:53
産総研、製紙工場の副産物(リグニン)活用する新技術(09/02/10)
http://www.nikkei.co.jp/kyushu/news/200902100000001605.html 独立行政法人・産業技術総合研究所九州センター(佐賀県鳥栖市)は9日、製紙工場から出る
副産物のリグニンから超軽量の中空炭素微粒子を製造する技術を開発したと発表した。ゴムなど
に混ぜて使用されているカーボンブラックの約十分の一の重さで、タイヤやトナーなどの軽量化
が期待できる。ほとんどが焼却処分されているリグニンの有効利用にもつながる。
200ミリリットル当たりの重量は約3グラムで1円玉三枚分と軽い。タイヤのゴムなどの補強剤、トナ
ー、電極剤、導電材などに使われるカーボンブラックの代替品としての利用が考えられるという。
製紙工場などからは年間700万トンのリグニンが排出されているが、利用方法がないため、ほと
んどが焼却処分されている。今後、木材などからバイオエタノールを作る技術が進むと、リグニ
ンの量はさらに増えると予想されることから、有効利用する技術の開発が求められていた。
(リグニンは木材中の20%ー30%を占めている。)
331 :
名無電力14001 :2009/02/11(水) 01:09:49
鹿屋市バイオマスタウン構想 利活用の目標値設定 廃棄物系は98%以上
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=15185 生物資源バイオマスを活用した循環型社会を目指す鹿屋市のバイオマスタウン構想策定委員会
(委員長・西薗琢巳副市長)は9日、家畜のふん尿など地域資源を、たい肥化だけでなくガス発
酵や発電などエネルギー利用することなど盛り込んだ構想案を決定した。同市は構想案を正式決
定後、2月中旬をめどに九州農政局に提出する。
構想案は、域内で年間発生する家畜排せつ物など廃棄物系約139万トンの98%以上(炭素
換算)、カンショの茎葉など未利用系約8万5000トンの56%以上(同)を利活用する目標
値を設定。畜産廃棄物のエネルギー利用のほか、焼酎かすの家畜飼料化拡大、稲わらの飼料化な
どに重点的に取り組むとしている。
事業化への発展モデルプランも審議。たい肥生産は供給過剰のため、袋詰めや固形燃料化する
などして広域流通やエネルギー利用を進めるとした。具体的なシステムをつくり、推進拠点とな
る市畜産環境センターで実証していく。
332 :
名無電力14001 :2009/02/11(水) 01:36:17
「水素バス」室蘭で試験 室工大など検討 新年度、夏と冬に
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/146245.html 二酸化炭素を出さない新エネルギーの水素を活用したまちづくりを産学官で探る「室蘭地域水素
利用タウン研究会」が九日、室蘭市役所で開かれ、包括連携協定を結ぶ室蘭工大と武蔵工大が、市
内で水素バスの走行試験を検討していることが報告された。
両大は〇七年の協定締結以降、水素エネルギー研究を中心に連携を深めている。水素バスは武蔵
工大が開発。今後は実用化に向け、「水素タウン」構想を掲げる室蘭でも走行試験を目指す。
バスは約二十人乗りで、エンジンは排気量四・七リットルのディーゼル用を改良。出力は軽油な
ど使用時の八割程度はあるという。十日にも公道走行用のナンバーを取得できる見通しで、室蘭で
の走行試験は新年度に夏冬それぞれ一カ月程度を想定。試験期間中は市の公用車の代わりに使うこ
となどを検討している。
研究会には両大と企業、市、市民団体などの関係者約二十人が出席。「冬は水素を燃焼して排出
する水が、凍る可能性がある」などの課題が指摘されたほか「市民の機運を盛り上げる活動も必要」
として関係機関の連携を確認した。
333 :
名無電力14001 :2009/02/11(水) 01:47:33
太陽光発電設備に21万円補助へ 埼玉県
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/090210/stm0902101947020-n1.htm 地球温暖化対策として埼玉県は10日、一般家庭が太陽光発電設備を設置する場合に最大で21万円の
補助金を出すことを決めた。平成21年度から実施する。上田清司知事が同日に開かれた定例会見で明ら
かにした。発電設備をつければ、家庭での年間電力量の約7割をまかなえるという。県には現在、2万基
の発電設備があり、23年度末までに4万機にしたい考え。計画通りにいくと、約2万7000トンの二
酸化炭素(CO 2)削減になるとしている。
上田知事は会見で、「晴天の多い県ならではの環境対策として特色が出せる」と述べた。
県によると、太陽光発電設備設置には国が24万5000円の補助金を交付しているほか、別途、補助
金を出している市町村もある。
しかし、年間の晴天日数が全国でもトップレベルの埼玉県であるにもかかわらず、県内約130万戸の
戸建て住宅のうち、太陽光発電設備があるのは約2万戸で、「伸び悩んでいる」(県温暖化対策課)のが
現状だ。そのため、県は独自でさらなる補助をすることを決めた。
県の補助金は、既存住宅の場合は21万円、新築住宅は10万5000円。一般的な太陽光発電設備は
約200万円で、県によれば、国の補助金なども使えば、既存住宅の場合だと1戸当たり約130万円で
発電設備の設置が可能となる。
県は、21年度だけで既存住宅1500戸、新築住宅1100戸の計2600戸が補助金を受けると目
算している。県の計画通りに進んだ場合に削減されるCO2削減量は羽生市の面積に匹敵する約5900
ヘクタールのブナ林の年間吸収量と同等だという。
同様の補助金は東京都なども21年度から交付するという。
334 :
名無電力14001 :2009/02/11(水) 02:01:31
北京市、新エネルギーバスを新たに910台を投入
http://www2.explore.ne.jp/news/article.php?id=11786 北京市公交集団によると、北京中心部のバス路線に、年内に新エネルギーの路線バスを910台
投入することになった。そのうち50台は電気自動車で、860台はハイブリッドカーとなる。
北京市公交集団の技術担当者によると、電気バスは1回の充電で約120キロから180キロ走行
可能。ハイブリッドバスは従来のバスより10〜15%ガソリンが節約できるという。
北京市ではすでにオリンピックの時に利用された電気バス50台が路線バスとして利用されて
いるが、今回新たに50台投入されることによって充電基地が不足するため、従来の熊猫ロータ
リーにある充電基地に加えて原場草にも建設することを計画している。
335 :
名無電力14001 :2009/02/11(水) 02:11:20
ドイツと中国、地球温暖化防止に関する覚書に調印
http://www.ecool.jp/foreign/2009/02/post-55.html ドイツのガブリエル環境大臣と中国の張平国家発展改革委員会主任は1月29日、地球温暖化を
防止するための覚書に調印した。この覚書により両国政府は、地球温暖化防止、エネルギー、研究、
技術分野において、両国が可能な限り密接な協力体制を築くことを目指すもの。
さらに、ドイツ連邦環境省と国家発展改革委員会の主導の下、ハイレベルの気候作業部会を設立
することにも同意した。作業部会の最初の会合は、ガブリエル環境大臣が中国を訪問する2009年
6月に予定されている。
ドイツ連邦環境省は、スウェーデン政府とドイツ技術協力公社とともに、中国のエネルギー効率や
資源効率に配慮した経済体制への転換に関する研究の支援などもおこなっている。
336 :
名無電力14001 :2009/02/11(水) 02:33:30
337 :
名無電力14001 :2009/02/11(水) 02:57:48
338 :
名無電力14001 :2009/02/11(水) 03:23:21
“自然発電 買い取り保証を”
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014088271000.html 地球温暖化対策として太陽光発電などの普及を進めるため、環境省は、自然エネルギーで発電した
電力を電力会社が一定の価格で買い取ることを保証する新しい制度の導入が必要だとする試案をま
とめました。
この試案は、10日に開かれた有識者の会議で環境省が初めて示したもので、家庭や企業が太陽光
や風力などの自然エネルギーで発電する電力を電力会社が一定期間、固定された価格で購入するこ
とを保証するものです。低金利の融資制度などと組み合わせることによって日本国内の太陽光発電
は、2020年までに現在の25倍の3700万キロワットに増え、4年前にドイツに奪われた世
界一の座を奪還できると試算しています。日本では、電力会社に対して供給する電力の一定の割合
を自然エネルギーでまかなうことを義務づけていますが、その割合は電力全体のわずか1.6%に
とどまるため、買い取り価格が上がらないことが普及の妨げになっていると指摘されています。こ
のため環境省は、これまでの制度に加えて買い取り価格を保証する制度を新たに導入することで自
然エネルギーの普及を促したいとしています。その一方で、この制度を導入すると、電力のコスト
が上がる分を電気料金の値上げという形で利用者が負担することになる公算が大きく、導入をめぐ
っては産業界の反対など論議を呼ぶものとみられます。
339 :
名無電力14001 :2009/02/11(水) 03:57:34
340 :
名無電力14001 :2009/02/11(水) 10:32:16
太陽光発電増やすには固定価格買い取りを 環境省検討会
http://www.asahi.com/business/update/0210/TKY200902100304.html 太陽光発電の導入量を飛躍的に増やすには、発電した電力を電力会社が一定の価格で買い取る
「固定価格買い取り制度」(FIT)が必要だとする報告書を10日、環境省の検討会がまとめ
た。他の支援策と合わせ、20年に現在の25倍(3700万キロワット)、30年には55倍
(7900万キロワット)の導入が可能で、20年には60万人の雇用を生み出すという。
中央環境審議会地球環境部会で報告した。再生可能エネルギーの導入促進策として、日本は電
力会社に一定量の導入を義務づけるRPS制度を採用している。しかし、2014年の電力量に
占める目標は1.63%と主要国に比べてけた違いに少ない。FITを採用しているドイツやス
ペインでは再生可能エネルギーが急拡大している。
報告書は、公共施設の9割で太陽光発電を導入、利子補給などの支援策をFITと組み合わせ
れば、20年には発電コストが現在の3分の1程度になり、一戸建て住宅の14%(約420万
戸)に広がるとしている。
導入拡大には30年までに25兆円必要だが、導入による経済効果は20年までに29兆〜
30兆円以上、30年までに58兆〜64兆円以上となり、グリーン・ニューディール政策の中
核として期待できるという。
341 :
名無電力14001 :2009/02/11(水) 10:49:13
20年に発電コストを1/3にするには、現在の普及率を30倍にする必要がある。
342 :
名無電力14001 :2009/02/11(水) 11:06:04
343 :
名無電力14001 :2009/02/11(水) 11:56:59
低コスト高効率 新型太陽電池のシステム開発 兵庫県立大
http://www.kobe-np.co.jp/news/seiban/0001697041.shtml 兵庫県立大大学院工学研究科の伊藤省吾准教授(39)が、コストを三分の一に引き下げるこ
とも可能な新型太陽電池のシステムを開発し、イギリスの科学雑誌「ネーチャー・フォトニクス」
に論文が掲載された。実用化すれば、石油に代わるクリーンなエネルギーとして、二酸化炭素削
減も一気に進めることができると期待される。
伊藤さんは神戸市東灘区出身で、京大在学中から太陽電池の研究に取り組んできた。
太陽電池は半導体の一種で、素材によって「シリコン系」と「化合物系・そのほか」に大別さ
れる。現在の主流はシリコン系だが、材料や製造機械の費用が高い。製造段階で大量の電気を使
うこともあって、コスト面で石油や天然ガスなどの火力発電に代わるまでに至っていない。
伊藤さんが研究したのは「化合物系・そのほか」に分類される「色素増感型」の太陽電池で、
酸化チタンと色素(ヨウ素)を使って、色素が吸った光を電子として放出する発電システムだ。
スイスの学者が考案し、材料費や装置の製作費が安く、簡単に作れることから発展が期待されて
きた。
従来のシステムは通常、装置の表面に当たる一方向からの光で発電するが、伊藤さんは、裏面
にも光を当てる「両面型」に改良。光を受ける面を東西に向け、朝日と夕日を利用、鏡も使って
効率よく太陽光を収集する。また、光に反応した電子が移動する電極間の距離を制御することで、
裏面の反応でも発電量を上げる方法を、世界で初めて導き出した。
伊藤さんは「発電効率と耐久性を高めれば、住宅用の太陽電池として、シリコン系の約三分の
一の設備費で済む。十年後をめどに実用化にこぎつけたい」と話している。
344 :
名無電力14001 :2009/02/11(水) 12:59:49
2020年にはSharpが発電効率40%の新型太陽光発電パネルを完成させ火力を越えることが見えている。 現在17%弱の効率を1%の普及率で¥70万/kWであるのが2005年以降補助金停止で伸び悩んだ。 普及率が10倍(現状1%)になれば販売価格は1/2になる。
345 :
名無電力14001 :2009/02/12(木) 09:59:54
米ニュージャージー州の公益事業会社、700億円の太陽光発電計画を提示
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/090212/29012.html 米ニュージャージー州最大の公益事業会社Public Service Electric and Gas(PSE&G)は、
同州に所有する200万人以上にのぼる顧客への電力供給をまかなえる太陽光発電を導入す
るため、7億7,300万ドル(約700億円)規模のプロジェクトの承認を州当局に求めている。
同社は太陽光発電を120メガワット増加させ、ニュージャージー州での再生可能エネル
ギー利用率を約7%に上昇させるという計画を10日に発表した。同州では2021年までに、
同州内の全エネルギーのうち22.5%を再生可能エネルギーとし、うち2.1%は太陽光にする
という基準が定められている。
PSE&Gは同計画により数百人の雇用が創出でき、二酸化炭素排出量を170万トン削減す
ることが可能であると述べている。また同計画の実施に伴い、顧客が負担する金額は初年
度で10セント、2013年には35セントになると明らかにした。
ニュージャージー州当局は180日間の審議期間を与えられ、同計画を承認するかどうか
決定する。
オバマ米政権では景気回復を狙った雇用創出のため、新エネルギー技術プロジェクトに
対する投資を促進している。今週にも米公益事業各社に対し、エネルギー供給源の15-20%
を再生可能エネルギーとする方針を表明する可能性があるという。
346 :
名無電力14001 :2009/02/12(木) 10:42:24
富士重や日本製鋼所など、風力発電機事業を拡大
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090212AT1D020A011022009.html 富士重工業や日本製鋼所など機械関連メーカーが相次ぎ国内向けの風力発電機事業を拡大する。
富士重工業は日立製作所と共同で大型機を開発し、まず20基以上を製造する。日本製鋼所も今年度
の十数基から80基に大幅増産する。三菱重工業は3年ぶりに国内での受注活動を再開する。景気の
低迷で機械関連の市場が軒並み縮小するなかで、風力発電機は数少ない成長分野。今後はメーカー
間の競争も激しくなりそうだ。
富士重と日立が共同開発したのは、出力2000キロワットの大型風力発電機。制御機器などの主要
部品を日立が生産し、富士重の工場で羽根などを造り、完成品に組み立てる。国内の風力発電事業者
向けに20数基の発電機を2009年度から順次販売する。
347 :
名無電力14001 :2009/02/12(木) 13:05:29
348 :
名無電力14001 :2009/02/12(木) 13:22:53
349 :
名無電力14001 :2009/02/12(木) 13:27:49
グーグルが電力管理にも進出
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20090212/1012158/ グーグルが「パワーメーター」を開発しているそうである。
パワーメーターは、自分の電力消費量の詳細が簡単に見られるようにしたツールで、新式の電気
メーターである「スマートメーター」が取り付けられた家ならば、コンピュータの「iGoogle」の
画面で時間ごとにグラフ化された消費量が毎日表示されるようになるという。
たとえば、朝6時半から8時までは、ドライヤーで髪を乾かし、コーヒーメーカーやトースターを
使うのでグラフはどんどん上昇、会社に出かけている間は静かにしているが、帰って来た途端に暖
房の設定温度を上げ、テレビをつけ、電子レンジを使った夕食の準備でピークを迎えるといったよ
うなことが、ほぼリアルタイムで見えるようになるのである。
こんなことが可能になるのは、電力網のスマートグリッド化が進められているからである。
スマートグリッドは、簡単に言えば電力網にチップやセンサーを盛り込んでインテリジェント化し
たもの。
これまでの電力網ならば、消費者が一方的に電力を使い、結果としての消費量しかわからな
かったが、スマートグリッドになると、消費者が時間ごとに電力消費をコントロールして、料金の
安い時間帯に温水タンクを暖めたり、機器の充電をしたりすることができるようになる。そればか
りか、自宅の屋根に取り付けたソーラーパネルの電力を電力会社に売って、メーターを逆回しにす
ることも可能になる。
350 :
名無電力14001 :2009/02/12(木) 13:30:51
今後3年間で4000万台取り付けへ(
>>349 の続き)
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20090212/1012158/?P=2 スマートメーターはすでに各地で取り付けが進んでおり、グーグルによると現在世界で
4000万台が稼働しているという。今後数年間でさらに1億台が追加される見通し。アメリ
カではオバマ政権の景気刺激策にも含まれていて、今後3年間で4000万台が取り付けられ
る計画だ。
だが、現在のところ電力消費の情報は電力会社がモニターするために使われているのが
ほとんど。グーグルによると「そんなことは許されない」のだそうである。消費情報は使
い手である消費者自身の持ち物であり、自分でモニターすることによって電力消費を下げ、
ひいては地球温暖化防止に役立つとの考えから、このパワーメーターの開発に至ったとい
うのである。
今は何人かのグーグル社員の自宅で実験を行っている段階らしいが、自分の消費量を知
ることで、毎月電気料金が5〜15%は下がることがわかったという。
グーグルは、「計測できなければ、改良もできない」という19世紀の物理学者ケルヴィ
ン卿のことばを引用してこの動きを盛り上げる意気込みだが、さて、これをどう収入に結
びつけるのか。そこのところは不明だ。
だが、GE(ジェネラル・エレクトリック)と再生エネルギー分野で協力し、スマートグ
リッド、地熱発電、電気自動車などの技術開発を手掛けると、すでに2008年に発表してい
る。長期的に見れば、かなり大きな市場に手を付けたことになる。
インターネット上のインフラ屋だと思っていたグーグルが、いよいよ「本当」のインフラ
にも乗り出す構え。電気インフラもスマート化すれば、「情報」になる。「あらゆる情報を
オーガナイズする」ことを社是にかかえるグーグルとしては、これも当然の成り行きなのだ。
351 :
名無電力14001 :2009/02/12(木) 13:40:24
オバマ米大統領、再生可能エネルギーの大幅な利用拡大を要請
http://www.ecool.jp/foreign/2009/02/uspost-59.html オバマ米大統領は1月20日、再生可能エネルギーの利用拡大によってエネルギー安全保障と
気候変動という二つの課題に対応するための宣誓を行った。オバマ米大統領は演説の中で、近
い将来を見据えて、米国は国全体で「太陽と風そして大地のエネルギーを利用し、自動車にエ
ネルギーを与え工場を稼動させていく」と述べた。
米国大統領の就任演説で、国のエネルギー使用方法や再生可能資源、気候変動に対して言及が
行われたのは初めて。オバマ米大統領は、演説の後半で気候変動の課題に話を戻し、「私達は
古くからの友好国やかつての敵対国とともに、地球温暖化の脅威を縮小するために不断の努力
を行う」と宣言した。
オバマ米大統領の「New Energy for America(米国の新エネルギー)」計画では、クリーン
エネルギーの未来を構築する民間の取組みを刺激するために、今後10年間で1500億ドル
の投資を行うことを指示している。特に、2012年までに全米の電力の10%を再生可能エ
ネルギーで供給し、2025年までに25%に上昇させることを求めている。
352 :
名無電力14001 :2009/02/12(木) 14:25:56
区役所に太陽光発電設備 リチウムイオン電池利用 川崎市
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivfeb0902264/ 地球温暖化対策の一環として、川崎市は2009年度から、エネルギー密度が高く蓄電能力
が優れている大型リチウムイオン電池を使った太陽光発電システム導入に向けたモデル事業を
高津区役所で進める。09年度当初予算案に2315万円を計上した。
今年秋をめどに同区役所の屋上に太陽光パネルを計56枚、面積約70平方メートルにわた
って設置する。出力は約10万キロワットで、一般家庭約三世帯分の供給量に相当。
通常時は庁舎内に電力が供給されるが、大型リチウムイオン電池に蓄電することで災害時に
電力供給がストップした場合、数日間にわたり庁舎内の無線やファクス、パソコンなどの電源
として活用できる。システムを導入することで年間の二酸化炭素(CO2)排出量を約4万ト
ン削減できるという。
区役所入り口付近には現在の発電量などを知らせる表示を行い、市民に取り組みをPRする。
同市では03年2月、麻生区役所の屋上に太陽光発電設備を設置しているが、蓄電能力は備え
ていない。
同市地球環境推進室の担当者は「リチウムイオン電池を使った太陽光発電設備は全国的にも
珍しい。効果を検証し、将来的にはスポーツ施設や民間事業所などでの普及につなげたい」と
話している。
353 :
名無電力14001 :2009/02/13(金) 07:40:59
電界放出ランプ…消費電力は白熱電球の10分の1
http://response.jp/issue/2009/0213/article120453_1.html 「ENEX2009 第33回地球環境とエネルギーの調和展」(2月10 - 12日、東京ビッグサイト)では、
電界放出ランプ(Field Emission Lamp:FEL)による自動車用ランプの省エネ化を図った「自動車
用省エネランプ・リアランプモデル」が展示されていた。
クルマ前後のランプ消費電力を白熱電球タイプに比べて約10分の1に低減させるFELは、テレビの
ブラウン管の仕組みと似た真空容器中で電界放射電子を加速させ蛍光体を発光させるというもの。
NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が富士重工業に委託して研究・開発
している同ランプモデルは、電気自動車の電装系の消費電力を抑えることによって航続距離を延ば
そうという試みのひとつだ。
富士重工業・スバル技術研究所の難波篤史氏は、「この展示まで3年の研究開発期間を要した。
今後は自社商品にも取り付けられるように実用化を目指したい」という。また、LEDタイプの自動
車用ランプとのエネルギー効率比については「およそLEDの4分の1」と難波氏。部品数もLEDタイ
プとそれと変わりないという。
実用化されれば電気自動車をはじめ、既存のガソリン車にも装備されるだろう。
354 :
名無電力14001 :2009/02/13(金) 07:47:53
日本発、環境にもやさしい「ガラス革命」
http://news.tbs.co.jp/20090212/newseye/tbs_newseye4061151.html ガラスにスプレーするだけで、室内の温度上昇を防ぐ。ガラス革命とも言われ、今、世界が注目する
この技術。開発したのは、福島市の株式会社フミン。社長も含めてわずか3人の小さな会社です。
もともとは農業用の資材などを売っている八木澤社長が開発したのは、光を通し、熱をとり入れにく
くする液体をガラスに塗る技術です。
この技術を施したガラスを使った実験を長野県信州大学で行いました。普通のガラス、加工したもの
に光を当ててみます。5分たつと、ガラスの向こうの温度に差が出ました。スプレーしたガラスの方が
10度低いという結果でした。そして、一番の技術はガラス面の透明度。普通のガラスとほとんど変わ
りません。
この技術に最も興味を示しているのが、シンガポール。年間の最高気温の平均が31度という赤道直
下の国です。既にシンガポールでは、3つのビルで社長の技術が施されました。スプレーするだけなの
で、コストも大きくかかりません。
355 :
名無電力14001 :2009/02/13(金) 07:56:02
小型電気バス試作へ みやぎ工業会有志が年内に法人
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090213t12020.htm みやぎ工業会の研究部会は、少子高齢化が進む地域で環境にも優しい交通手段を確立しようと、
小型の電気バスを開発して運行する「e―タウンバス構想」をまとめた。部会の有志が運営法人
を設立した上で、年内にも中古マイクロバスを改造して試作車を製造し、試験運行に乗り出した
い考え。法人への出資企業や仙台市内で運行モデルとなる地域の募集を近く始める。
バスは定員30人で八輪車の低床・静音型。運行コストを下げるため、安価な夜間電力を活用
する。試作車の改造・製造費を1台3000万円と試算した。事業の運営は地元企業や住民によ
るNPO法人などが担い、行政が支援する方式を想定する。
研究部会が仙台市で行ったアンケートでは、電気バスが同市全体に普及すれば、外出時のマイ
カー利用率が5割から2割に下がるとの結果が出たという。「バス停まで徒歩5分、運行間隔
20分以内」なら6割が利用するとの意向も分かった。
356 :
名無電力14001 :2009/02/13(金) 08:15:45
357 :
名無電力14001 :2009/02/13(金) 08:52:59
ISSCC2009 - 経済成長だけでは不十分、これからはイノベーションも循環型に
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/02/13/isscc2009_nxp/ Penning de Vries氏によると、世界の電力消費量の1%削減は、およそ40カ所の発電所を不要にする
ような規模の取り組みになる。パーツや製品のエネルギー消費を抑えるだけでは不十分であり、
"Cradle to Cradle" (完全循環型)の取り組みが求められる。つまり設計から製造においてエネルギー
効率性を貫くのはもちろん、使用に至っても、リアルタイムに動作をモニターしながら高度にエネル
ギー消費を管理できる環境に導く必要があるというのだ。
潮目の変化を迎えたエレクトロニクス産業
現在、世界では25億台の電力メーターが使われているが、その多くは数十年前から存在するアナロ
グメーターだ。月に一度のペースでしか使用量を確認できないため、データを電力使用量の改善に役
立てるのは難しい。だが一部でネットワーク接続型のメーターが導入され、常時モニターしているデ
ータをユーザーにフィードバックするケースが見られるようになってきた。
次のステップはAMI (Advanced Metering Infrastructure)になる。リアルタイムの電力消費を過去の
ケースを照らし合わせながら、偏った電力需要をインテリジェントにバランシングする。ビル・建物に
幅広くAMIが採用されれば、年間10%程度の電力消費削減になるそうだ。また世界で消費される電力の
約20%は照明だ。白熱灯を電球型蛍光灯(CFL)やチューブライト(TL)に変えるだけで80%の節約になる。
テレビについては、家電メーカーが薄型・大型テレビへの買い換えブームを演出している現状に警鐘
を鳴らした。消費電力という点で、RGB LEDを使用すれば、今日の一般的なバックライトよりも最大85%
の削減が可能だ。またアンビエントセンサを用いて環境に応じて光量を調節すれば、さらに節約できる。
半導体産業やエレクトロニクス産業が過去50年にわたってグローバル経済の成長を支えてきたのと同
様に、CO2削減や気候変動の抑制など今日の環境問題においても牽引車の役割を担えるというのが
Penning de Vries氏の言いだ。
358 :
名無電力14001 :2009/02/13(金) 08:59:10
環境省 平成21年度「循環型社会地域支援事業」の公募開始
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=19963 環境省は、循環型社会の形成に向けた地域の取組を支援する「循環型社会地域支援事業」を
2月10日から3月19日までの間、募集すると発表した。
この事業は、NGO/NPOをはじめとする民間団体や事業者が地方公共団体と連携して行う循環
型社会の形成に向けた取組で、他の地域のモデルとなるような先進的な事業を公募して、実証事
業として実施することにより、循環型社会の形成に向けた地域からの取組を発掘・支援するもの。
対象となるのは、[1]3Rやグリーン購入の推進などの循環型社会の形成に資する事業であること。
[2]事業主体が、地方公共団体及び地域の各種主体との連携・協働関係を築き、地域ネットワーク
が形成される事業であること。[3]近隣地域や他の地域に事業が普及するような、モデル的要素を
有した事業であること。[4]計画の策定や検討のみではなく、当該年度中に具体的な事業が行われる
こと。[5]単年度で終わってしまう事業ではなく、本事業終了後も活動が継続される事業であること。
[6]営利目的ではないこと。−−などの条件を満たした事業。
応募できるのは、民間法人、任意団体などで、国、地方公共団体は対象外。
支援期間は報告書の作成も含めて、平成22年3月19日までと設定されている。
なお、採用されると、1事業あたり概ね100万円から1,000万円程度(税込み)の範囲で、実証事
業の立上げ及び試行に直接必要な経費が支援される。
応募団体・事業者は、募集要領で定められた応募書類を、地方環境事務所に郵送で提出する必要
がある。募集要領などの詳細はプレスリリースを参照。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=10747
359 :
名無電力14001 :2009/02/13(金) 11:42:39
純国産でクリーンな“地熱” 出光大分
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2009_123448582286.html 二酸化炭素(CO2)排出量の削減が課題となる中、原油の代替エネルギーとして、純国産クリー
ンエネルギーの地熱が注目されている。日本で最も地熱発電所が集中する九重町では、出光大分地熱
(本社・東京)が九州電力と共同運営する滝上発電所が十三年目を迎えた。出光大分は「出光グルー
プとして、今後も地熱は風力とともに新エネルギー開発の柱」と可能性の大きさを指摘する。
標高750メートルの滝上発電所は出力2万5千キロワット。大分市方面の約1万戸に電力を供給
する。約2千メートルの地底から蒸気を取り出す蒸気供給部門は、出光大分が開発。協定を結んだ九
電が発電部門を建設し、1996年から運転を始めた。
点検による運転停止を含めても、同発電所の発電能力に対する利用率は95・3%で全国一。後藤
弘樹出光滝上事業所長は「全国11地域で調査をし、最も評価が良かったのが滝上」とエネルギー源
としての質の良さを強調する。
その後、原油価格は下落し、原子力以外の新エネルギーの“開発熱”はいったん冷めていた。後藤所
長は「世界のエネルギー需要を長期的にみれば、再び原油価格が上昇するのは不可避。大分での蓄積
を、どう生かすかが課題」と話す。
地熱では国内最大の八丁原発電所(11万キロワット)を持つ九電は、67年運転開始の大岳発電
所(1万2500キロワット)から数えて40年以上の歴史がある。八丁原発電所の池田篤所長は
「高温で安定した蒸気が得られ、大分県は地熱に恵まれている」と説明する。
九電の中期計画では2017年度までに、現在は総計72億キロワット時の再生可能エネルギーを、
100億キロワット時に拡大する方針だ。
地熱発電
マグマ溜(だ)まりで熱せられた地熱貯留層(八丁原では地下約2000メートル)が熱源。
230〜280度に加熱された蒸気で発電機のタービンを回す。九州内では全発電力量の2%だが、
再生可能エネルギーでは15%をカバーし、水力に次ぐ規模。CO2の排出量は、噴出蒸気の0.4%。
県内では九重観光ホテル(1000キロワット)と杉乃井ホテル(別府市、1900キロワット)が
自家発電などに地熱を利用。
360 :
名無電力14001 :2009/02/13(金) 11:51:54
361 :
名無電力14001 :2009/02/13(金) 12:07:33
旭硝子、窓枠そのままで使える複層ガラス
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090213AT3K1200U12022009.html 旭硝子は、一般的なサッシの窓枠にも取り付けられる複層ガラス「ペヤプラス」を20日に発売する。
薄い2枚のガラスを取り付け用の部品と一体にして、1枚ガラス用の既存のサッシでそのまま使えるよ
うにした。断熱性能が高いため省エネにつながり、結露も生じにくいとしてリフォーム向けに売り込む。
複層ガラスでも薄くできるよう2枚のガラスの間に空気でなく、断熱性が高いアルゴンガスを封入。
2枚のうち1枚には金属の膜を付けており、太陽の熱を防ぐという。
オープン価格だが、ガラスの厚さが1枚3ミリメートルのものが1平方メートルあたり2万6460円前後、
4ミリのものが同3万30円前後と想定している。工事費が別途かかる
362 :
名無電力14001 :2009/02/13(金) 12:43:11
家庭のエネルギー情報の整理に乗り出したGoogle
http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20388039,00.htm Googleは米国時間2月10日、急成長するスマートグリッドソフトウェア事業に進出し、家電製品ごと
の電力消費量を表示する家庭向けウェブアプリケーションの試作版を披露した。このソフトは、家庭の
電力消費量を電力会社に数分刻みで通知する機能を持つ、いわゆるスマートメーターを利用する。
このiGoogleガジェット「Google PowerMeter」、さらにはほぼすべてのスマートグリッド企業は、
家庭のエネルギー消費データを消費者がより詳細に知ることを可能にすれば、電力利用量の抑制につな
がるという考えに基づいている。現在、数十件のスマートグリッドの試行プログラムが実施中で、電力
会社経由で提供されている。
Googleはリアルタイムのエネルギー使用量を定期的に目に見える形で確認することがユーザーの電力
利用量の削減を促し、行動の変化により平均で5%から15%の利用量削減につながると述べている。
Googleはスマートグリッドの推進にあたり、電力会社が支援するプログラムを通すのではなく、消
費者に直接アプローチする手法をとっている。通常、スマートグリッド企業の顧客は電力会社であり、
こうした企業が電力網をより効果的に運営できるよう、スマートメータやソフトウェアを提供するのが
普通だ。こうしたプログラムの一環として、多くの場合、電力の利用状況に関するリアルタイムの情報
を得る手段が消費者に提供される。
Googleは、スマートグリッドに関する政策にも影響力を行使しつつある。同社は10日、カリフォルニ
ア州公益事業委員会に対する提言を発表した。
Googleの公式ブログにある声明は「残念ながら、現在のスマートメータには電力を消費しているユー
ザー本人にデータを表示しないものが多数ある。われわれは、この状況は受け入れがたいと考えている。
各人のエネルギー利用に関する詳細データはその人に属するものであり、標準化された、独自仕様では
ないフォーマットで利用できなければならないというのが、われわれの考えだ」と記している。
363 :
名無電力14001 :2009/02/13(金) 13:08:49
364 :
名無電力14001 :2009/02/13(金) 13:36:42
雪を新しいエネルギー源に…北海道の逆発想(2)
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=111293 コメは収穫期の9〜10月に保管される。
収穫直後には28%にのぼる水分を、農家で18.5%まで減らした後、冷凍貯蔵施設に
入れれば、1週間以内に14.5%まで減り、1年間維持される。コメの品質が落ちる夏に
も、温度を冷蔵庫とほぼ同じ5度に維持することによって、コメの品質を確実に保存する。
伊藤氏は「水分を14.5%の一定した水準に維持でき、コメの味が良くなる」と話した。
電気で稼働する米貯蔵施設の15度をはるかに下回る低い温度で保存することから、5年が
過ぎても新米の味を維持すると評価されている。
こうした方式によって同施設で処理される雪中米は年間1万4000トンにのぼる。うち
約2500トンは販売せずに保管している。雪を活用したコメの冷凍貯蔵は、食糧安保政策
につながるからだ。冷凍貯蔵施設は「食糧備蓄基地」の役割も果たせるということだ。
雪利用のノウハウが発展し、雪を活用する範囲も拡大している。積雪で雪が硬くなる3月
からは、アスファルトの上に5000トン規模の雪山を作る。夏季になれば1日1センチず
つ解けていくが、11月まで残る。ここで溶けた水はキノコの裁培施設に流れ込み、特産品
「雪中きのこ」の裁培に活用される。
老人ホームや生涯学習総合センターでは、この雪を活用し夏季の冷房に使う。送風機の
ファンだけ回せば、真夏にも10度ぐらいの冷気を流すことができるからだ。
1トン=1000円で販売していて、花屋なども購入し、室内の温度維持に活用する。
雪が「自然の中で絶えずリサイクルされる」無限の資源に認識されることによって、北海
道でスタートした雪エネルギーの利用は、東北・北陸など北部地域全体に広がっている。
雪を新しいエネルギー源に…北海道の逆発想(1)
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=111292
365 :
名無電力14001 :2009/02/14(土) 02:04:46
366 :
名無電力14001 :2009/02/14(土) 02:12:18
太陽熱を給湯に利用する新システム 東ガス22年度から販売
http://sankei.jp.msn.com/life/environment/090214/env0902140056000-n1.htm 東京ガスは13日、太陽熱温水器と高効率ガス給湯器「エコジョーズ」を組み合わせた新たな
給湯システムを平成22年度から販売する方針を固めた。太陽熱の有効利用で二酸化炭素の排出
量を既存のガス給湯器に比べて2〜3割削減できる。価格は100万円前後の見込み。環境意識
の高い戸建て住宅や複合住宅向けに売り込み、家庭の熱源をすべて電気で賄う電力会社の「オー
ル電化」の販売攻勢に対抗する。
太陽熱温水器と給湯器を組み合わせたシステムの投入は大手都市ガス会社では初めて。この給
湯システムは集熱パネルをマンションのバルコニーなどに設置して太陽熱を給湯に使う。太陽熱
だけで湯温が上がらない場合は、貯湯タンクに内蔵された熱源機で温度を上げ、曇りや雨で太陽
熱が使えないときは、都市ガス型給湯器のエコジョーズで補う仕組みだ。
東京ガスでは21年度〜25年度の5年間で販促費用など合計2800億円を投じて新規顧客
開発を進め、契約件数を70万件増やす考えだ。今回の給湯システムも顧客開拓策の一環と位置
づけており、同社ではさらに家庭用燃料電池「エネファーム」と太陽光発電を組み合わせた新型
システムも21年度に発売する予定。
367 :
名無電力14001 :2009/02/14(土) 03:10:45
露、初のLNG生産開始へ 日本とエネルギー協力推進 '09/2/14
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200902140117.html ロシア初となる液化天然ガス(LNG)の生産が十八日、極東のサハリン島で始まる。
三月末には日本向け輸出が開始される見通しで、日ロ間のエネルギー協力が大きく進展する。
十八日のLNG加工施設の稼働式典には、メドベージェフ・ロシア大統領や麻生太郎首相が
出席する予定。
三井物産と三菱商事が参加する石油・天然ガス開発事業「サハリン2」で採掘されるガスを
島南部の不凍港プリゴロドノエまでパイプラインで輸送、年約九百六十万トンのLNGを生産
する。約六割が日本向けで、二十年前後の長期契約となっており、日本の天然ガス輸入量の約
7%を賄うことになる。
ガス埋蔵量、生産量ともに世界一のロシアは、従来のパイプラインによる欧州向け輸出に加
え、LNGを日本や韓国、米国などに輸出することで、アジア太平洋市場への販路拡大を狙う。
日本は中東に集中するエネルギーの調達先の多様化を目指すが、資源を外交上の“武器”に利用
するロシアからの安定的な供給確保が最大の課題となる。
一九九四年に始動したサハリン2は、国際石油資本のロイヤル・ダッチ・シェルが主導して
きたが、ロシア政府の圧力を背景に、二〇〇七年に経営権がロシア政府系企業ガスプロムへ譲
渡された。
368 :
名無電力14001 :2009/02/14(土) 03:31:29
インドネシア産LNG購入、4分の1に 6社が契約更新
http://www.asahi.com/business/update/0213/TKY200902130352.html 関西、中部、九州の3電力と大阪ガス、東邦ガス、新日本製鉄の6社は13日、インドネシア政府系
石油ガス会社(プルタミナ)と、液化天然ガス(LNG)の購入契約を更新した。契約では11年以降、
購入量が現在の4分の1に減らされる。各社は購入先をオーストラリアやロシアなどに分散していく方
針だが、綱渡りの面もある。
6社は現在、毎年1197万トンを買う契約を締結しているが、今回更新した契約では11年〜15
年が年300万トンと4分の1に。さらに16年〜20年は年200万トンになる。
現在の契約は73年と81年の2度にわたり締結したが、それぞれ10年12月と11年3月に切れ
るため、04年から更新に向けた交渉を続けていた。
日本の07年度のLNG輸入量は6832万トンで、世界の取引量の4割を占める世界最大の輸入国。
その輸入量の2割にあたる1361万トンがインドネシアからで、最もシェアが高い。だが、インドネ
シア政府は、天然ガス産出量が減ったことを受けて輸出より国内向けを優先。すでに数年前から出荷量
は、契約量より1〜2割減らされていた。
このため、各社は新たな購入先の確保に力を入れてきた。最もインドネシアに依存しているのは関西
電力。07年度の購入量579万トンのうち、約半分の283万トンを頼る。10年から西オーストラ
リアの洋上のLNG開発計画「プルート」から175万〜200万トンを買う契約を既に結んでいる。
しかし、プルートは現在、液化設備などを建設中で、まだ完成していない。関電の森詳介社長は「建設
の進み具合には常に気にかけている」と気をもんでいる。
中部電力も約4割、九州電力も約半分をインドネシアから購入している。両社とも、すでに契約して
いる国から買う量を増やしたり、開発中のプロジェクトで利権を獲得したりすることを検討している。
6社の大半は開発プロジェクトが多いオーストラリアや、近く出荷が始まる予定のロシアの「サハリン
2」からの購入を狙っている。
369 :
名無電力14001 :2009/02/14(土) 03:36:23
LNGの絆 日露結ぶか 「サハリン2」来月初出荷
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200902120014a.nwc 三井物産、三菱商事が出資・参画するロシア・サハリン州沖の原油・天然ガス開発プロジェクト
「サハリンII」が本格稼働に入る。同州の州都ユジノサハリンスクで18日、LNG(液化天然
ガス)プラントの稼働記念式典を開き、3月末までにはLNGの対日輸出が始まる。日本にとって
はLNG調達先の多様化でエネルギーの安定確保につながる。ロシアにとっても初のLNG輸出事
業として外貨獲得手段となる。
◆「混乱ありえない」
「LNGを近距離から持ってこられる。輸送コストは安いし海賊も出ない。日本にとってありが
たいリソース(供給源)だ」
1992年の開発調査開始段階から事業に参画している三井物産の槍田松瑩(うつだ・しょうえ
い)社長はサハリンIIの事業意義を語る。
日本は原油などに比べて二酸化炭素(CO2)排出量が少なく、環境に優しいエネルギーとされ
るLNGの多くをインドネシアや中東からの輸入に頼る。サハリン産LNGは、日本の輸入量の
1割前後に相当し、調達先の多様化は日本のエネルギー戦略上、メリットは大きい。
計画途中から株主として参画した三菱商事も同様の考えだ。小島順彦(よりひこ)社長は「日本
の天然ガスユーザーは喜んでいる。ロシア側も日本を重要市場とみている」と語る。(以下略)
960万トン/年 LNGの販売先(約半分強が日本の電力・ガス)
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200902120014a2.jpg
370 :
名無電力14001 :2009/02/14(土) 17:45:10
「自転車+バス」通勤促す 国交省、松山で実験
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090213c6b1302g13.html 国土交通省松山河川国道事務所は13日、松山市内で、自家用車からバスへの交通手段の転換を
目指した社会実験を始めた。マイカー通勤などに代え、自転車とバスの利用を促し、渋滞緩和や
二酸化炭素(CO2)の排出削減に効果があるか検証する。公共交通機関であるバス利用の環境
整備に役立てたい考え。
今回の「サイクル&バスライド社会実験」では、松山市内の国道33号沿いのバス停近くに無
料で利用できる自転車駐輪場を2カ所設置する。国交省が設ける既存の駐輪場とあわせ、自転車
やバスの利用がどの程度あるか調査し、渋滞緩和やCO2などの温暖化ガスの排出抑制にどの程
度つながるかを検証する。
実験は3月6日まで実施する。今回新たに設ける駐輪場は2カ所とも10台ほどの駐輪が可能。
実験期間中に限り、利用できる。
371 :
名無電力14001 :2009/02/14(土) 18:23:09
372 :
名無電力14001 :2009/02/14(土) 19:41:58
三菱重工 新型ガスエンジン
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200902140101a.nwc 三菱重工業は、従来の軽油など補助燃料を使う「マイクロパイロット着火方式」に代え、点火プラグを用いる
「火花着火方式」を採用して効率性と信頼性を高めた新型ガスエンジン「MACHII−SI」を開発、実証
運転を開始した。
今後、耐久性などのテストを行い、信頼性確立に向けた最終検証に取り組む。同機は、発電に蒸気エネルギー
の回収を合わせた効率が66.1%と、出力6000キロワットクラスで世界最高水準を達成し、発電効率
単独でも、従来機比で1%向上した。製造は横浜製作所で行う。
373 :
名無電力14001 :2009/02/15(日) 08:02:33
374 :
名無電力14001 :2009/02/15(日) 08:18:48
日ロ経済協力の弾みに期待
ttp://www.nhk.or.jp/news/t10014174741000.html ロシア極東のサハリンで、日本などに輸出されるLNG・液化天然ガスの生産施設の完成式典
に来週、麻生総理大臣が出席し、メドベージェフ大統領との首脳会談を行う方向で調整が進ん
でいることについて、ロシア政府は、日ロ両国の経済協力に弾みをつけるものだとして期待を
表明しました。
これは、ロシアの経済政策を担当するドボルコビッチ大統領補佐官が13日、記者会見をして
明らかにしたものです。この中で、ドボルコビッチ補佐官は、日本企業などが進めている石油
ガス開発計画「サハリン2」で、天然ガスを液化して輸出する施設がロシアで初めて完成した
ことについて、「これまでのヨーロッパだけでなく、日本や中国、韓国も重要なパートナーに
なる」と述べ、エネルギーの輸出先を多角化できる意義を強調しました。メドベージェフ大統
領は、今月18日、サハリンで開かれる完成式典に、麻生総理大臣を招いて日ロ首脳会談を開
く方向で調整を進めています。ドボルコビッチ補佐官は、この施設の完成で、今後、日本の天
然ガス輸入量の10%近くがサハリンから供給され、「日ロの協力発展のための重要なシグナ
ルになる」と述べ、この2年間で貿易額が2倍以上に増えた両国の経済協力に弾みがつくこと
に期待を表明しました。
375 :
名無電力14001 :2009/02/15(日) 10:28:34
LED照明時代の幕開け 導入加速する次世代照明の実力
http://premium.nikkeibp.co.jp/em/report/146/01.shtml (以下一部抜粋)
独自開発のLED照明を投入するJR東日本
スケールメリットを生かして、大規模なLED照明の導入を進めているのがJR東日本グループだ。
JR東日本では、「駅・オフィスにおける使用エネルギーを、2010年までの3年間で4.5%削減
(2006年度比)」という目標の一環として、手始めに、山手線・目白駅と中央線・市ヶ谷駅において、
駅構内やホームの照明、また駅名や列車の行き先を表示する案内掲示器にLEDを導入する。
40万本の交換でCO2の大幅削減ねらう
ジェイアール東日本ビルテックでは、これまでのLED照明の開発状況を第1ステップとしている。
この後の第2ステップでは、現在62%という直管型LEDの力率(有効に使用された電力の割合を表す数値、
蛍光灯は90%程度)を85%まで引き上げること、さらに5月ごろがメドの第3ステップでは、蛍光灯と
同等の照度を持つ製品を開発し、オフィスでも違和感なく使えるLED照明を製品化したいとしている。
導入を加速させる「改正省エネ法」
全国に約8600店舗をチェーン展開するコンビニエンスストア大手のローソンは、今年の3月以降、
新規に出店する全店舗の看板や店内の照明器具にLEDを導入する準備を進めている。
「改正省エネ法」が、今年4月から施行される。現行法では、一定規模以上の大規模工場や事業所だけに
エネルギー管理義務を課していたが、この改正では新たに、コンビニエンスストアや飲食店、小売店など
のフランチャイズチェーンも規制対象となるため、チェーン全体として省エネルギーを進める必要に迫ら
れている。ローソンの取り組みはその一環。
100倍の出荷を見込む山田照明
「この数年でLEDの発光効率が急速に向上し、昨年ごろから蛍光灯に匹敵する100ルーメン/Wに追いつ
いたことが大きな転換点。全体を照らす蛍光灯と指向性の高いLEDを比較すると、発光効率が同じならば、
実質的にはLEDのほうが照明としての性能は高い。もはや、蛍光灯を抜いたといっても過言ではない」。
376 :
名無電力14001 :2009/02/15(日) 10:30:06
377 :
名無電力14001 :2009/02/15(日) 10:32:45
再生可能エネルギーの隠れた本命 安定供給が魅力の地熱発電
http://premium.nikkeibp.co.jp/em/column/torii/44/index.shtml 太陽光や風力を上回る発電量
代表的な自然エネルギーの一つである地熱発電。太陽光発電や風力発電に比べると地味な存在で、
久しく大きな話題になることはなかった。ところが、そんな風向きが変化する気配が濃厚である。
2009年1月3日の日本経済新聞朝刊は、「地熱発電所の新設計画がほぼ20年ぶりに国内で動き出す」
という記事を掲載した。この記事によれば、三菱マテリアルとJパワー(電源開発)が、秋田県湯沢
市で地下2000m前後から熱水や蒸気をくみ上げて発電を行う事業に着手し、また、日鉄鉱業と九州
電力が鹿児島県霧島市にある既存の地熱発電所の隣に出力3万kWの発電所を新設するという。
調べてみると、地熱発電所の新設計画は電力会社がらみのものだけではないらしい。2008年7月
26日の東京読売新聞朝刊では、鹿児島県指宿市にある滞在型の健康医療施設「メディポリス指宿」
の計画を紹介している。この施設の売り物は加速器を使ったガン治療。加速器には大電力が必要で
あり治療費が高額になるため、コストダウンを目的に自家用の地熱発電を計画しているという。さら
に、2008年8月9日の中部読売新聞朝刊は、岐阜県高山市奥飛騨温泉郷・新平湯温泉の有志が、焼岳
の地熱を利用した地熱発電の構想を進めており、熱水の掘削に成功したという記事を掲載した。
地熱発電は、化石燃料を使わない発電技術のなかでも二酸化炭素(CO2)の発生量が際だって少
ない。電力中央研究所のデータによると、地熱発電の1kWhあたりのCO2排出量は15gであり、原子
力の28.4g、太陽光は53.4g、風力の29.5gを大きく下回っている。さらに、太陽光などと比較する
と、安定して継続的に発電できるという特色もある。2008年8月6日の日経産業新聞は、地熱発電の
安定性に関する記事を掲載している。日本の地熱発電の設備容量は18カ所で55万kW(2005年度)
となっており、太陽光のおよそ3分の1、風力の半分強である。しかし、発電量を見ると地熱は32億
kWhで、太陽光の15億kWhや風力の19億kWh(いずれも日本地熱学会、江原幸雄氏の発表資料より)
を上回る。天候などに左右されない地熱発電の稼働率の高さが好結果につながっている。(続く)
378 :
名無電力14001 :2009/02/15(日) 10:37:31
>>377 世界第3位の資源量
http://premium.nikkeibp.co.jp/em/column/torii/44/02.shtml 地熱や温泉の開発を手掛ける地熱エンジニアリング(東京都中央区)のホームページを参考に、
地熱発電について調べてみよう。世界で最初に地熱発電の実証実験が行われたのは1904年のイタ
リアであった。そして、1913年には商用運転が始まっている。日本では1966年に発電を開始した
岩手県松尾村(現・八幡平市)の松川地熱発電所が最初であった。以降、東北と九州を中心に開発
が進み、1996年には設備容量が50万kWを超えたが、その後は1999年に東京電力が八丈島地熱発
電所の運転を開始させたのを最後に、新しい施設は建設されていない。しかし、昨年の後半あたり
から地熱発電を見直すべきだという主張が多く見られるようになった。
すでに紹介した2008年8月6日の日経産業新聞では、米アースポリシー研究所のレスター・ブラ
ウン所長への取材で、「日本はなぜもっと地熱を活用しないのか」と指摘されたことを記事にして
いる。その後、2008年9月8日の大阪読売新聞朝刊は、資源エネルギー庁が新規の地熱開発に対し
て奨励策を強化するという話を掲載している。さらに、2008年11月3日の日経新聞朝刊は、「低
炭素イノベーション検証日本の実力」という見出しの連載記事のなかで、「日本の優れた特色を生
かせていないのは地熱発電も太陽電池などと同じ」と主張している。
2008年12月2日の朝日新聞朝刊などは、資源エネルギー庁が「地熱発電に関する研究会」を発足
させ、2030年までの開発目標と支援策の検討を開始したと伝えた。2008年12月22日の日経産業新
聞は、日本は米国、インドネシアに次ぐ地熱資源国なのに、推定資源量の3%弱しか使っていないこ
とを指摘した。2009年1月12日の毎日新聞朝刊も、地熱発電が世界で見直されているのに、日本で
は1999年を最後に発電所が建設されていないとする記事を掲載した。
379 :
名無電力14001 :2009/02/15(日) 10:39:26
>>378 の続き
では、日本の地熱資源量はどの程度あるのだろう。すでに引用した2008年12月22日の日経産業
新聞は、電力換算で2000万kW強という産業技術総合研究所の試算結果を紹介している。2008年
12月2日の毎日新聞朝刊は、国立公園などの開発規制地域にある資源を除くと372万kWになると報
じている。
地熱発電の開発に関する予測としては、日本地熱学会と日本地熱開発企業協議会が公表した
「2050年自然エネルギービジョン(地熱)」がある。この報告書では、2020年、2050年について、
最低限これだけは実現すべきだという「ベースシナリオ」、最大限の努力をすれば実現できるという
「ベストシナリオ」、関係者の願いが込められた「ドリームシナリオ」を示している。2020年の
ベースシナリオでは48.1億kWh、ベストシナリオは77.9億kWh、ドリームシナリオは190.3億kWh
となっている。2050年はベースで156.6億kWh、ベストは253.3億kWh、ドリームでは826.1億kWh
と予測する。ちなみに2007年の電力会社全体の発電量は8477億kWhである。
開発を阻む三つの障害
すでに紹介した2009年1月12日の毎日新聞朝刊によれば、新エネルギー・産業技術総合開発機構
(NEDO)は1980年以来、約70地域で地熱発電の立地可能性を調査したが、実際に発電所が建設され
運転まで進んだのは、わずか5カ所だけだという。資源量の面で期待できるにもかかわらず開発が進ま
ないのはなぜだろう。その理由として、蒸気を取り出すボーリング工事などのコストが高い、立地に適
した場所が開発が禁止されている国立公園内などにある、温泉関係者などの反対が根強いことなどが挙
げられる。
前出の2008年9月8日の大阪読売新聞朝刊では、新エネルギー財団が1996年に発表した資料を引用し
ており、掘削1mあたりのコストはフィリピンで5万円、米国で9〜11万円なのに対し、日本では30万円
もかかるという。もちろん、為替変動や人件費の変化などもあり、この数字が現在も通用するとは考え
難いが、日本が割高であることは間違いないだろう。
380 :
名無電力14001 :2009/02/15(日) 10:42:24
>>379 (の続き)
地元の反対についても、昨年には群馬県嬬恋村の例が大きな話題になった。2008年10月7日の朝日
新聞夕刊では、嬬恋村の地熱発電所建設計画に対して、隣の草津温泉が「ボーリング調査でさえ草津
温泉の源泉に悪影響を及ぼす」として猛反対が起こっていると伝えた。さらに規制という意味では、
地熱発電に適した地域の8割程度が国立公園内にあることも開発にブレーキをかけている。
こんな日本の停滞に対し、海外では地熱発電所が急増している。すでに紹介済みの2009年1月12日
の毎日新聞朝刊の記事では、2007年における世界全体の発電設備容量は970万kWで、2000年比で
2割以上の増加だとする国際地熱協会(イタリア)の数字を紹介している。また、地熱エンジニアリン
グのホームページでは、各国の地熱発電設備容量についての一覧表を掲載している。これによれば、
世界最大の設備容量を持つ国は米国で約285万kWであり、続いてフィリピンの約140万kW、メキシコ
の約78万kW、イタリアの約74万kW、日本の約54万kW(冒頭の数字と異なるがそのまま掲載)となっ
ている。
温室効果ガス削減の国際的な約束を履行し、日本として低炭素社会を実現していくためには、あらゆ
る手段を総動員するしかない。考えられるなかで地熱発電は有力な手段の一つであり、わが国は資源的
にも恵まれている。地熱利用の再評価が必要であろう。
http://premium.nikkeibp.co.jp/em/column/torii/44/03.shtml
381 :
名無電力14001 :2009/02/15(日) 12:12:06
CO2削減 炭に期待 利用拡大めざし普及会発足 欧米でも関心高まる (1/2ページ)
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090212/biz0902120819002-n1.htm 日本などアジア諸国で伝統的に使われてきた炭が、地球温暖化対策に有効だとして、世界的な注目を
集めている。廃材などの余剰資源を炭に変え、農業などに活用することで、二酸化炭素(CO2)の排
出削減に役立てようという考え方からだ。数年前から欧米で研究が活発に行われるようになり、日本で
も今年4月に「日本バイオ炭(たん)普及会」が発足する。
普及会を立ち上げるのは、大阪工業大客員教授の小川真さん(環境微生物学)ら研究者や企業、炭焼
きの推進団体など。発起人会会長を務める小川さんは平成18年4月、「白砂青松再生の会」をつくり、
松枯れが進んだ海岸沿いの松林を再生させるための活動を行ってきた。その枯れた松を再生させるため
に用いてきたのが、炭。根元に炭を埋め、ショウロというキノコの菌を根につけることで、松は元気に
なるという。
日本では古くから、土壌改良材や保肥材などとして、炭が農業利用されてきた。一方、欧米で炭の農
業利用に注目が集まったのは約10年前。ブラジルのアマゾン川流域で、原住民の繁栄を支えた黒い土
「テラプレタ」が、炭化物を多く含む土だったことが明らかになったことがきっかけだ。2004年に
米国で炭の農業利用についての集会が開かれたのを皮切りに、07年にはオーストラリア、08年には
英国で国際集会が開かれるなど、炭に対する国際的な関心が高まっている。
普及会は、こうした世界の動きを受け、「“炭の利用先進国”の日本が後れをとってはいけない」との
思いから立ち上げられた。発起人の一人、明星大理工学部の吉沢秀治教授(環境システム学)は「炭を
活用することで、CO2の排出と吸収がプラスマイナスゼロになる『カーボンニュートラル(中立)』
の状態に近づけられる可能性がある」と期待する。
382 :
名無電力14001 :2009/02/15(日) 12:15:36
CO2削減 炭に期待 利用拡大めざし普及会発足 欧米でも関心高まる (2/2ページ)
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090212/biz0902120819002-n2.htm 炭は、植物が大気からCO2を吸収してできるセルロースを焼いてできる。その炭を焼いてしまえば、
再びCO2が排出されるが、炭の状態のままであれば炭素として固めておけるという。
「炭にすることで、農林業の廃棄物や廃材がほぼ永久的に炭素のまま固定することができる。食品廃
棄物に炭の微粉末を混ぜると、いい堆肥(たいひ)ができることも分かっており、炭にはさまざまな使
い道がある」と吉沢教授。
実際に日本では、年間約10万トンの炭が土壌改良材として使われている。これは25万トンの
CO2を土の中に固定している計算になるという。CO2を地中や海洋に貯留する技術はまだ実施段階
にいたっていないだけに、炭による炭素の固定化はCO2削減に十分有効な手段になると期待されてい
る。
現在、社会を低炭素化するための手法として挙げられているのは、エネルギーや化石燃料の使用量を
減らしたり、バイオ燃料への転換、植林など。普及会には、これに「炭化物の製造と使用」を加えられ
るようデータの裏付けを取るなど研究を進め、国際的な政策提言につなげたい考えもある。
30年以上前から、植物の根につくキノコなどの菌と炭との関係を研究してきた小川さんは「炭の利
用は、農業だけでなく、海岸林の再生などさまざまな場が想定されるので、地球温暖化の進行をくい止
める活動に多くの人が参加できることになる。アジアの風土の中で培ってきた炭という独自の技術を世
界に広め、エネルギーや環境を取り巻く危機に対応できるようにしていきたい」と話している。
383 :
名無電力14001 :2009/02/15(日) 19:57:09
スコットランドに世界最大規模の潮流力発電(イギリス)
http://www.ecool.jp/foreign/2008/10/post-6.html 英国の電力会社スコティッシュパワーは、スコットランドの海岸に世界最大規模の潮流力発電所を建設する
計画を発表した。3ヵ所に合計出力60メガワット(MW)の発電機を設置、2011年に稼働を予定している。
※60メガワットは、日本の一般家庭の2万軒の消費電力量に相当する
※潮流力発電とは・・海水の干潮から満潮、満潮から干潮間に生ずる潮流を利用した潮流力発電のこと
384 :
名無電力14001 :2009/02/15(日) 20:15:43
全農、コメからガソリン代替燃料 製造プラントを公開
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/77111 全国農業協同組合連合会(JA全農)は13日、収量が多いが食用には向かないコメを原料に、
ガソリン代替燃料のバイオエタノールを試験的に製造している新潟市のプラントを報道陣に公開
した。昨年末に完成したプラントは、1月中旬から試験運転を始め、12日にエタノールの製造
に成功したばかり。
製造方法は酒づくりと似ていて、プラントはコメの粉砕や糖化、発酵、蒸留などを行うステン
レス製の設備や多数の配管からなり、まるで化学工場のようだ。発酵槽からは、日本酒のような
甘い香りが立ち込めていた。
今後は本格稼働に入る予定で、年間生産目標は1000キロリットル。3月18日からは、製
造したバイオエタノールを3%程度ガソリンに混合し、新潟県内の農協系列スタンドで販売する。
価格はガソリンと同じに設定するという。
原料に使っているコメは、県内約360の農家が2008年度、食用米生産の合間を縫って休耕
田で栽培した品種で約2000トン。巻口秀彦工場長は「休耕田が減れば農家が思い切りコメづく
りができる。誇らしい思いで取り組んでいる」と話した。
385 :
名無電力14001 :2009/02/16(月) 08:30:16
新エネ発電義務量 決定済み23〜26年度分も大幅引き上げへ
http://sankei.jp.msn.com/life/environment/090216/env0902160106000-n1.htm 経済産業省は、「新エネルギー利用特別措置法」に基づき電力会社に義務づけている風力や太陽光などの
自然エネルギーの発電量を大幅に引き上げる方針を固めた。新たに決める平成27〜30年度分の義務量だ
けでなく、決定済みの23〜26年度分も対象とする。地球温暖化対策の柱である新エネの普及が狙い。
具体的な義務量は同省の総合資源エネルギー調査会で議論するが、コスト増を強いられる電力会社の反発は
必至。電気料金の値上げにつながる可能性もあり、調整は難航しそうだ。
義務量は4年ごとに設定し、毎年度増えていく仕組み。次回の設定時期は23年3月で、27〜30年度
分を新たに定めると同時に決定済みの23〜26年度分も見直し対象となる。ただ15年度の同法施行以来、
決定済みの義務量を見直したことはなかった。
同省は初めて決定済み義務量を引き上げる方針を固め、23年3月の設定に向けた議論を従来に比べ1年
以上前倒しし、今夏からスタートさせる。
“異例”の引き上げは、新エネの普及が遅々として進まないためだ。電力会社は、風力発電事業者や太陽光
発電のある家庭からの購入や自前の新エネ発電で義務量を賄っている。しかし20年度の義務量は75・6
億キロワット時で、総発電量に占める割合は0・7%。26年度は160億キロワット時に義務量が増える
が、1・63%にとどまる見通しだ。
日本は京都議定書で義務づけられた24年度までの温室効果ガスの削減目標の達成が危ぶまれているうえ、
25年度からのポスト京都の枠組みでは、さらに高い削減目標が義務づけられる見込みで、新エネの普及は
待ったなしの状態にある。
国内の新エネ発電量は、義務量を上回る供給過剰の状態にあり、電力会社による購入価格が安く抑えられ
ている。同省では、義務量を大幅に引き上げれば、購入価格も上昇し事業化が促されるとみている。地熱発
電なども同法の対象に認定することで事業化を後押しする方針だ。
これに対し、電力業界は料金への転嫁を求めていく姿勢を示している。
386 :
名無電力14001 :2009/02/16(月) 12:42:22
環境にやさしい「小水力発電」人気 2年間で40施設(1/2ページ)
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200902160026.html 河川や用水路などにミニ発電所を設置する「小水力発電」が環境にやさしいエネルギーとして注目され、
全国各地に広がっている。独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)が07年
度から事業費の補助を拡充し、自治体を中心に2年間で40件が補助対象になった。一方、戦後にできた
多くの施設は老朽化し、修理への補助もなく次々と消えていっている。
京都を代表する観光地、嵐山・渡月橋(とげつきょう)。夜、欄干を照らす外灯に使う電力は、上流約
150メートルの堰に設置されたミニ発電所から供給されている。幅1メートル、長さ5メートル。2メ
ートル弱の水の落差でプロペラを回し、最大5.5キロワットを発電。平均的な一般家庭10世帯分の電
力需要がまかなえ、日中は関西電力に1キロワット時あたり8.4円で売っている。
http://www2.asahi.com/kansai/news/image/OSK200902160029.jpg 地元旅館や土産店などでつくる「嵐山保勝会」が05年12月に4千万円で設置した。当時のNEDO
のルールで2割が補助された。吉田憲司理事は「(先進国が温室効果ガスを削減する)京都議定書のおひ
ざ元で、温暖化防止に一役買っている」と自慢げだ。
NEDOは07年度から千キロワット以下の小水力発電を、太陽光や風力と同じ新エネルギーと認定。
自治体や非営利法人なら事業費の半分、民間企業なら3分の1の補助を始めた。資源エネルギー庁による
と、千キロワット未満の水力発電所は、98年度から5年間で11しか増えなかったが、NEDOの補助
が始まった07年度と08年度は、それぞれ20件ずつの発電所建設が、新規の補助対象となった。
387 :
名無電力14001 :2009/02/16(月) 12:46:42
>>386 (続き)
奈良県水道局は09年度中に、桜井市の浄水場に最大出力190キロワットの発電所を建設する。貯水
ダムから引き込んだ配管に発電機を設置し、電力は浄水場内で使う。事業費約1億7千万円の半分を補助
でまかなう予定だ。同水道局は既に大和郡山市の水道管理センターで80キロワットの小水力発電を稼働
している実績もある。「自己負担が半分なら採算が取れる」と追加設置にも前向きだ。滋賀県も08年度
から2年間かけ、農業用水路を使った小水力発電が可能かどうか調査を進めている。
http://www2.asahi.com/kansai/news/image/OSK200902160028.jpg 新設が進む一方で、既存施設には公的な補助がない。
広島県北広島町の潜竜発電所(最大出力95キロワット)。JA広島北部が管理するが、昨秋、40年
以上働き続けた発電機を止めた。水車の羽根などが古くなり、修理には数千万円単位の費用がかかる。
中国地方の発電所の管理団体で作る中国小水力発電協会によると、同協会管轄の小水力発電所は、全盛
期に中国5県で100カ所以上あったが、現在は休止も含め57カ所に減った。
事務局のJA広島県中央会によると、製造から50年近いものが多く、大雨などで被害を受けると修理
費は1千万円を超える。電力会社に売れる1キロワット時あたりの電力単価は、電力会社が一般家庭に販
売する際の半分程度の10円前後と安く、売電収入では修理費をまかなえない。
事務局担当で、中央会農政部の土井崇司考査役は「古い発電所も温暖化防止の役割を果たしている。公
的補助がほしい」と訴えている。
◇
〈小水力発電〉 中小河川や用水路などの小さな高低差で生じた水流を利用し、水車を回して発電する
仕組みが一般的。国内では一般的に「新エネルギー等利用法」の対象となる発電量千キロワット以下を指
す。ドイツなどでは盛んだが、国内では水力発電の総出力の1%程度しかない。太陽光や風力に比べ、
24時間安定した発電が可能な点が強みとされる。
388 :
名無電力14001 :2009/02/16(月) 12:52:01
EU加盟の400都市、EU目標のCO2排出量20%を上回る削減を表明
http://www.ecool.jp/foreign/2009/02/eu20post-62.html 欧州連合(EU)の欧州議会は10日、欧州各地の400近い都市が「市長誓約
(Covenant of Mayors)」に署名し、2020年までにCO2排出量を20%削減する
という欧州連合(EU)の目標をさらに上回る削減を行うことを表明した。
欧州委員会が地域委員会(Committee of Regions)と共に立ち上げたこの取り組みを
通じて、6000万人以上の市民を代表する市長らが、環境改善およびエネルギーのより
効率的な利用という共通の目標を達成すべく協力し合う。
389 :
名無電力14001 :2009/02/16(月) 12:56:55
ヤマハ、掛川工場のCO2排出量削減でコージェネレーションシステムなど稼動開始
ttp://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20090216/1023736/ ヤマハは2009年2月13日、掛川工場(静岡県掛川市)の二酸化炭素(CO2)排出量削減施策
を発表した。新たにコージェネレーション(熱電併給)システムを導入。さらに熱供給設備を重
油だきボイラーから液化天然ガス(LNG)だきボイラーに変更し、2月23日から稼動を開始する。
1次エネルギーの使用量は原油換算で前年度実績に比べ年間約420kL削減でき、CO2排出量も年
間約2900t削減できるという。
掛川工場には2010年中に本社グランドピアノ工場を移転する予定で、エネルギー能力を増強
する必要があった。天然ガス仕様のエンジンで発電機(1260kW)2基を運転し、排熱を蒸気・
温水として工場内の空調やピアノの生産工程に利用する。あわせて重油だきボイラー9基を天然
ガスだきボイラーに変更した。硫黄分を含まないため、CO2だけでなく、硫黄酸化物の排出量も
削減できる。
設備の設置・運営にあたっては新エネルギー事業者支援対策事業、エネルギー多消費型設備
天然ガス化推進補助事業の補助金を受けた。
ヤマハは京都議定書での日本の目標と同じ「2010年度のCO2排出量を1990年度比で6%削減」
を目標に、2004年度からエネルギー使用量の多い主要5工場での熱電併給システム導入と燃料
転換を進めてきた。掛川工場への導入で当初の導入計画は完了。CO2削減量は合計で約7600tと
なり、1990年度CO2排出量の約7%に相当するという。
390 :
名無電力14001 :2009/02/16(月) 14:10:13
三洋電気、10年度にHIT太陽電池を600MW/年へ
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/02/16/009/ 三洋電機は2月16日、同社開発の独自構造セルを採用した「HIT(Heterojunction with
Intrinsic Thin layer)太陽電池セル」の生産拠点である二色の浜(大阪府)に、新棟を建設
し、生産能力を増強することを発表した。
現在、HIT太陽電池セルの生産を、同二色の浜工場と、島根三洋電機で行っている。
生産能力は340MWで、今回の新棟建設と併せて鳥取三洋でも既存工場の設備増設を行う
ことで、生産能力を2010年度には合計600MW程度まで引き上げることを計画している。
新棟の着工は2月17日、完成は同10月で、2010年末からの稼働を予定している。3階
建てで、述べ床面積は1万8,000m2、投資額は建屋のみで約60億円としている。
三洋は、新日本石油と対等出資による太陽電池の製造・販売を行う合弁会社「三洋ENEOS
ソーラー」を1月に設立しているが、そちらは薄膜太陽電池であり、今回のHIT太陽電池に
関しては、三洋が独自に事業展開を続ける。なお、三洋では、HIT太陽電池の生産規模を
2020年度には2GWへと拡大していくことを計画している。
391 :
名無電力14001 :2009/02/16(月) 17:18:07
392 :
名無電力14001 :2009/02/16(月) 17:33:05
【前編】CO2排出削減も強力アシスト! 電動アシスト自転車特集
ttp://eco.nikkeibp.co.jp/article/special/20090206/100661/ ● 電池駆動によるモーターのアシストにより、人力の走行をサポートしてくれる、電動アシスト自転車。
坂道などの走行も楽で、発進もスムーズにできることから、主婦や高齢者を中心に普及してきた。
● この電動アシスト自転車が、今また熱い注目を集めている。それは、かつてないほど熱狂的な自転車
ブームや、CO2を排出する自動車での移動を控えようというエコに対する盛り上がり、そして2008年
12月から施行されたアシスト力改善の新基準(本文で詳しく紹介)など、様々な好条件が重なったことが
要因らしい。
● 今回、「ECO JAPAN」ではこのCO2排出削減に貢献するエコなツール、電動アシスト自転車について
2回にわたり特集する。1回目は都内にある電動アシスト自転車専門店をたずね、電動アシスト自転車の
特徴や使い方、気になる新基準などについて話を聞き、さらにお薦めのモデルも厳選紹介する。そして
後編では、そんな電動アシスト自転車を利用した、企業のユニークな取り組みについてもリポートする
予定だ。
【後編】車両からの転換でビジネスに生かす 電動アシスト自転車特集
ttp://eco.nikkeibp.co.jp/article/special/20090213/100699/ ●電池駆動によるモーターのアシストにより、人力の走行をサポートしてくれる、電動アシスト自転車。
エコへの盛り上がり、健康ブーム、自転車ブーム、さらに2008年12月より、道路交通法の法令基準で
人力とモーターのアシスト力の比率が1:1から最大1:2へと改正されるなど、その普及に今、追い風が
吹いている。
●この魅惑のツールを、2回にわたり特集する企画の後編。前編は電動アシスト自転車を取材し、その機
能的な特徴やお薦めモデルなどを聞いた。
●今回は、この電動アシスト自転車を業務に導入している、リコーテクノシステムズと宅配便事業会社の
エコ配を取材した。これら企業のユニークな取り組みには、これからの環境配慮型ビジネスモデルのヒ
ントが隠れているかもしれない。
393 :
名無電力14001 :2009/02/16(月) 17:43:01
静岡県 燃料電池車いす試験導入
ttp://www.eic.or.jp/news/?act=view&word=&category=&serial=19985 スズキ(静岡県浜松市)の協力で、燃料電池セニアカー「MIO」(ミオ)をリースして、
新エネルギーの普及啓発を図る。MIOは、市販のハンドル型電動車いすのバッテリーをダイ
レクトメタノール型燃料電池に置き換えたセニアカー。メタノールと空気が反応して電気を
発生させるため、充電の必要がなく、市販セニアカーのほぼ倍の60kmという長距離の走行
を可能にした。障害者や高齢者を対象に2008年11月から、浜名湖ガーデンパークで貸出用
車いすとして使用。電動車いすの分野での燃料電池の取り組みは、MIOが初めて。
394 :
貼り漏れ :2009/02/16(月) 22:17:57
忘れられたエネルギー“地熱”を活用・九州電力八丁原発電所(08/12/22)
http://eco.nikkei.co.jp/column/ekouma/article.aspx?id=MMECf2000016122008 地熱発電はしばしば「忘れられたエネルギー」と呼ばれる。大きな潜在力を秘めた国産の自然エネルギー資源で
あるにもかかわらず、石油ショック後の一時期を除いて、建設はなかなか進まず、太陽光や風力などと並ぶ
新エネルギーとして扱われてこなかった。
適地が国立公園内にあったり近接する温泉町から煙たがられたりするのが一因。しかし最近になって、
温暖化問題を背景に地熱発電所を再評価する動きが出てきた。国内最大の地熱発電所である九州電力・八丁原
(はっちょうばる)発電所(大分県九重町、11万キロワット)の池田篤所長に地熱のもつ将来性と課題を聞いた。
――九州電力が販売する電力のうちどれくらいが地熱で賄われているのですか。
「九州電力には八丁原を含めて5つの地熱発電所がある。合計の設備能力は20万7500キロワットで、
九州電力全体の1%、発電電力量ベースでは2%だ」
――地熱発電の利点はどこに。
「国産のエネルギーであるうえ、二酸化炭素(CO2)の排出量が少ない。資源量も無尽蔵で半永久的に
利用していける」
「また発電所にもよるが、非常に稼働率が高い。九州電力の地熱発電所は80%以上の稼働率を達成しており、
八丁原はこのところ90%を超えている」
――太陽光や風力は稼働率が10〜30%なのに対し非常に効率がいい。何が地熱発電所の効率を決める
要因なのですか。
「井戸から噴出する蒸気が最大の要因だ。圧力が十分高く安定した蒸気生産井を掘ることができれば安定した
効率の高い運転ができる」
「多くの井戸では蒸気を生産しているうちに蒸気の通り道にケイ素分が沈着して出方が悪くなる。
効率が下がるので、新たな生産井を掘らなくてはならなくなる」
395 :
名無電力14001 :2009/02/16(月) 22:19:09
>>394 の続き
――継ぎ足しで井戸を掘る必要が出てくるとコスト高になりますが、地熱発電の発電原価はどれくらいですか。
「原子力発電並み(キロワット時あたり6円程度)だ。八丁原は1号機運転開始からすでに30年の運転実績が
ある。生産井を継ぎ足して掘ってきたが、ここでは地下の熱源の三次元構造がわかっており、蒸気を生み出す井戸を
確実に掘り当てることができ無駄な投資がない。いかに優秀な井戸を掘りあてるかがコストを決める面がある」
――地上に噴出させた蒸気や熱水は地下に戻すのですか。
「地上に出てくる2割が蒸気で、8割は熱水だ。蒸気は発電に使ったあと大気に放散するが、熱水は全量地下に
戻している。還元井から地下1500メートルに戻す」
「生産井はケイ素分の蓄積で減衰することはあるが、地熱発電によって地下の熱源がなくなることはない。
蒸気や熱水は雨水によって涵養(補給)される。上手につかえば無尽蔵と言える」
――九州電力の再生可能エネルギー利用のなかで地熱発電はどういう位置づけですか。
「現在、再生可能エネルギーで年間約70億キロワット時を供給しており、これを2017年度に
100億キロワット時にまで拡大する計画だ。拡大は太陽光と風力が大きく、地熱の貢献は大きく見込んでいない。
ただ地熱は現状で13億〜14億キロワット時の実績があり再生可能エネルギーの柱だ」
――今後、地熱発電所を増設する計画はあるのですか。
「国の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が国内の各地で可能性調査を実施し、九州では
霧島の烏帽子岳が候補としてあがった。さらに詳細な調査を九州電力で行うため、これから地元に環境影響評価の
調査実施のお願いをしようかという段階だ」
396 :
名無電力14001 :2009/02/16(月) 22:19:27
>>395 の続き
――やはり地元の理解を得るのが課題ですか。
「国立公園の中で井戸を掘ったりするには環境省の許可が必要だ。また近隣にある温泉地とは共存共栄で
やっていかねばならない」
「八丁原では近くに2つの温泉地があって、定期的に発電所の運転状況などを説明する会合を持っている。
定期的な補修時には技術者が多数来て重機も入ったりするので報告を欠かさない」
「八丁原では熱水の一部を処理したうえで地元に供給している。これからの地熱発電所のあり方を考えると、
温度の低い熱水を温室栽培や観光施設などで多段階に利用することが必要だ。九重町には温泉の熱を利用した
バラ園(泉水ローズガーデン)があるが、こうした熱利用を広げることが地熱発電の拡大につながる」
397 :
名無電力14001 :2009/02/16(月) 23:03:35
原油は2010年から供給不足になる可能性=IEA事務局長
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-36503520090216 国際エネルギー機関(IEA)の田中伸男事務局長は16日、世界の需要が回復し始める
2010年から原油は供給不足になるかもしれないとの見方を示した。
同事務局長は記者団に対して、世界的な原油需要は2010年に回復し始め、需要は日量
約100万バレル増加するとの見方を示した。
「現在、景気悪化で需要は非常に低水準だが、経済成長が始ると、2010年からそれ以
降(需要が)回復する。資本投資が行われなければ、深刻な供給不足になる可能性がある」
と述べた。
また、石油輸出国機構(OPEC)の次回3月15日総会での減産の可能性について質問
された際「OPECが追加減産により価格急上昇を目指しているとしたら、世界景気回復に
とり悪いタイミングだ。低価格は世界的な景気回復を支援する」と述べた。
398 :
名無電力14001 :2009/02/17(火) 07:57:43
日立ライティング、省エネ蛍光灯を量産 コンビニ用など
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090217AT1D1400616022009.html 日立ライティングは4月から現在の蛍光灯に比べ消費電力が少ない高効率蛍光灯を量産する。
コンビニエンスストアやオフィス向けに販売する。10億円を投じ青梅事業所(東京都青梅市)
内に製造設備を導入。09年度中に約10機種を売り出す。09年度の改正省エネ法では工場や大
型商業施設に加え、コンビニなども規制対象となる。環境配慮型の照明機器の市場が拡大する
とみている。
量産する高効率蛍光灯は、電極部分を最適温度にする設計で専用機器と組み合わせた場合、
同社従来蛍光灯に比べ消費電力を最大で約5割抑えられる。寿命は従来製品に比べ2倍弱の2万
時間。年間10万本の生産を見込む。
399 :
名無電力14001 :2009/02/17(火) 08:05:18
福島・浜通りに風力発電 国内有数の出力規模計画
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090217t62020.htm 風力発電事業を全国展開するクリーンエナジーファクトリー(北海道根室市)が福島県浜通り
の楢葉町と川内村でそれぞれ、総出力4万キロワットと6万5000キロワットの風力発電所の
設置を計画していることが16日分かった。数年かけて環境影響評価の手続きを進め、着工を目
指す。完成すれば、出力規模合計で国内有数の風力発電地域になる。
会社などによると、CEF福島楢葉ウインドファーム(発電所名、仮称)は、楢葉町の上小塙
地区など南部に2500キロワット級の発電設備を16基設置する計画。CEF福島黒仏木ウイ
ンドファーム(同、仮称)は川内村の下川内地区など南部に26基の設置を計画している。
同社は16日、県条例に基づき環境影響評価の項目や調査手法などを記載した評価方法書を県
などに提出。17日に公告して、3月16日まで関係市町村や県出先機関などで縦覧を実施し、
意見を受け付ける。
同社は用地確保や売電先など具体的な事業計画について「まだ詰めている段階」として明らか
にしていない。
同社の風力発電所計画が東北地方で明らかになったのは初めて。
400 :
名無電力14001 :2009/02/17(火) 08:10:38
温泉熱でCO2削減 阿寒湖温泉鶴雅 暖房、給湯に活用
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/environment/147547.html 【阿寒湖温泉】ホテル経営の鶴雅グループ(釧路、大西雅之代表)は16日、釧路市阿寒湖温泉
の2つのホテルで、温泉熱を館内の冷暖房や給湯に活用する「ゼロカーボンプロジェクト」を3月
下旬から始めると発表した。2008年度比で年間重油消費量の83%削減、二酸化炭素(CO2)
排出量の34%削減を目指す。
「あかん遊久の里鶴雅」と「あかん鶴雅別荘鄙(ひな)の座」で実施する。新たに32本の泉源
を確保し、最高67度になる温泉水の熱を、熱交換器を通して給湯や暖房に利用。温泉排水もヒー
トポンプを使って温度を上げて再活用する。温泉資源保全のため、暖房が不要となる夏季は温泉量
の絞り込みも検討する。
昨年末には国のCO2排出削減量認証事業の認可を受け、一月末には新エネルギー・産業技術総
合開発機構(NEDO)からの補助金交付も決定。温泉熱を暖房などに活用する試みはさまざまに
行われているが、北海道経済産業局によると、新たに泉源を確保し本格的にCO2削減を進める例
は全国でも珍しいという。
総事業費は1億6600万円だが、重油の消費量を減らすなどで年間5300万円の経費を節減
できる見通し。大西代表は「環境問題に率先して取り組み、グループ全体に広げていきたい」と話
している。
401 :
名無電力14001 :2009/02/17(火) 08:21:54
太陽光発電の電気 買い取りを 2月17日 4時39分
http://www3.nhk.or.jp/news/t10014210821000.html 太陽光発電の普及を加速させようと、経済産業省が太陽光で発電された電気の買い取りを電
力会社に義務づける新たな制度の導入に向け検討を進めていることがわかりました。買い取り
期間は10年間とし、コストの増加分は電気料金に上乗せする方向で検討を進めています。
この制度は、太陽光など化石燃料とは異なる新エネルギーで発電された電気の買い取りを電
力会社に義務づける「固定価格買取制度」というもので、ドイツでは太陽光発電の普及に効果
を上げています。経済産業省は、日本でも地球温暖化対策として太陽光発電の普及を加速させ
るには、こうした制度の導入が必要だとして本格的な検討に入りました。具体的には、電力会
社が電気を買い取る対象とするのは、すでに太陽光パネルを設置しているか、今後3年ないし
5年以内に新たに設置する住宅や事業所などで、買い取り期間は10年間とし、これによるコ
ストの増加分は電気料金に上乗せする方向で検討を進めています。
経済産業省はこれまで、電力会社に決まった価格での買い取りを義務づければ、太陽光発電
のコスト削減が進まなくなるなどとして、この制度の導入には否定的でした。しかし、太陽光
発電の普及を進めるため大きな政策転換を図ることになり、今後、制度のあり方について電力
業界などと詰めの調整を行うことにしています。
402 :
名無電力14001 :2009/02/17(火) 10:02:37
公共施設に太陽光発電 「環境価値」売却で利益 帯広市が新事業
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/environment/147548.html 環境モデル都市の帯広市は新年度中にも、公共施設に太陽光発電設備を設置し、それによって
削減される二酸化炭素(CO2)排出量を「環境価値」として企業などに売却し、その収益で、
さらに太陽光発電設備を増やしていく事業を始める。新年度予算案に200万円を計上、先行事
例の調査や制度づくりなどを行う。
地球温暖化防止意識の高まりから国内でも、企業などが自らの活動で出たCO2を相殺するた
め、別の事業者などから「環境価値」を購入する取り組みが拡大している。
帯広市の構想では、基金を設け、運営をNPO法人などに委ねる。同市の年間日照時間は
2016時間(平年値)と札幌市より200時間以上長い。
こうした地域特性を生かした取り組みで、帯広市環境課は「最終的に市内の公共施設すべてに
太陽光発電設備を設置したい」と話している。
太陽光発電を軸とした同様の事業は、兵庫県の財団法人ひょうご環境創造協会が展開している。
Jリーグのヴィッセル神戸が今季ホーム開幕戦で同法人の持つ「環境価値」を約9万円で購入
し、スタジアム全体の使用電力量(約6000キロワット時)を「CO2を発生させずに賄った」
と、みなす計画がある。
403 :
名無電力14001 :2009/02/17(火) 10:19:31
IBM、塗布で形成したCIGS型太陽電池で効率12.8%を実現
ttp://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090122/164424/ 米IBM Corp.は,塗布で形成したCIGS(Cu,In,Ga,Se)型太陽電池で,変換効率12.8%を実現した。
インドのコルカタで開催中の学会「18th International Photovoltaic Science and Engineering
Conference & Exhibition」で発表した(講演タイトル:SPIN COATING OF DEVICE-QUALITY CIGS
FILMS USING A HYDRAZINE-BASED APPROACH)。
IBMは東京応化工業と共同で,CIGS型太陽電池の製造プロセス技術の開発を進めている。変換効率15%
のCIGS太陽電池モジュールを,常圧下で量産するプロセスの確立が目標である。
今回の発表でIBMは,塗布で形成した開口面積が異なる2種類の試作モジュールの結果を示した。このうち,
面積が0.45cm2のモジュールで,変換効率12.8%を達成した。短絡電流は28.2mA/cm2で開放電圧は
0.63V,曲線因子は71.5%だった。面積が1.1cm2のモジュールの変換効率は11.6%である。
厚さが1400nm程度のCIGS層を,10回に分けて塗布している。塗布ごとに短時間の熱処理をして,
10回目にやや長く熱処理をした。熱処理温度は500℃前後である。発表では,500℃以下の熱処理温度
でもO2処理を加えることで特性を高められる結果を示したが,12.8%を実現した製造条件の詳細は明ら
かにしなかった。
404 :
名無電力14001 :2009/02/17(火) 10:43:29
ホテルの熱源に温泉熱/鶴雅グループ 釧路市
ttp://www.news-kushiro.jp/news/20090217/200902171.html 道内でリゾートホテルを経営している鶴雅グループ(本社・釧路市阿寒町)は、省エネ改革「ゼロ
カーボンプロジェクト」を計画。ホテルの冷暖房の熱源に温泉熱を利用した温熱供給システムと廃熱
回収ヒートポンプ冷暖房システムを導入する。経済産業省が公募した二酸化炭素(CO2)排出削減
量認証事業と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の補助事業の採択を受けた。当面、
阿寒グランドホテルと鄙の座(ひなのざ)の2館で実施。同システムの導入により、年間2167ト
ン、率で34%のCO2削減を見込んでいる。
405 :
名無電力14001 :2009/02/17(火) 10:53:24
愛知・豊田市、プラグインHV共同利用開始へ
ttp://www.nikkan.co.jp/news/nkx1220090217hmak.html 愛知県豊田市は2010年1月から一般電源で充電できるプラグインハイブリッド車(PHV)
によるカーシェアリング(共同利用)システムの運用を始める。低公害車の利用促進を狙いに個人
会員を募集し、市民の環境意識を高める。09年度予算に充電施設の設置費やPHVリース費など
3000万円を計上した。
同市の中心市街地に充電施設付きの駐車場3カ所を設置する。そのうち2カ所は太陽光発電を用
いる。PHVは計14台をトヨタ自動車からリースする計画。
同市は環境モデル都市の指定を受け、環境に優しいまちづくりを進めている。
406 :
名無電力14001 :2009/02/17(火) 11:16:15
木質ペレット工場起工 廃材を発電燃料に 沖縄
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-140843-storytopic-4.html バイオマス再資源化センター(うるま市)は国内最大級で県内初となる木質ペレット製造工場
をうるま市州崎に建設する。17日、中城湾港新港地区工業用地で起工式を行う。9月末完成の
予定。県内にはこれまで同種の工場がなく、廃木材はほとんど産業廃棄物となっていた。再資源
化で化石燃料への依存度を下げることになり、温室効果ガス削減に貢献しそうだ。
木質ペレットは廃材を細かく砕いて圧縮した固形燃料。森林資源の有効活用や化石燃料に代わ
るバイオマス(生物資源)の一種として近年注目を浴びている。約6000平方メートルの敷地
に立つ新工場は平屋建て2143平方メートル。総事業費約13億円のうち約5億円はバイオマ
スタウン構想を推進するうるま市の協力の下、農林水産省の2007年度地域バイオマス利活用
交付金の補助を受けた。
松くい虫で傷み伐採された木や、建築廃材などを原料とする。当初は年間生産量2万トン(8
時間稼働の場合)とし、需要に応じ生産能力を拡大する。生産したペレットは沖縄電力が発電用
に利用する計画で、具志川火力発電所が使用する石炭の約3%をペレットに置き換える予定。
07年度末時点で国内には40以上の木質ペレット工場があり生産量は約3万3500トン。
407 :
名無電力14001 :2009/02/17(火) 12:12:11
408 :
名無電力14001 :2009/02/17(火) 12:32:29
「東アジアにおけるバイオマスタウン構想普及支援事業」国内研修を実施
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=19977 農林水産省は、我が国独自の取組であるバイオマスタウンを東アジアに普及するため、タイと
ベトナムから構想策定のキーパーソンとなり得る人材を日本国内に招へいし、現地視察を含めた
研修を実施すると発表。
今年度は東アジア地域において存在しているバイオマス量等の基礎調査やバイオマスタウン構
築に向けた人材育成を実施しています。
人材育成については、バイオマスタウン構想策定のキーパーソンとなり得る人材を日本に招へ
いし、バイオマスタウンに関する研修、現地セミナーや視察等を実施する予定。
バイオマスタウン事業 タイとベトナムでも展開
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200902170020a.nwc (一部抜粋)
■草の根交流で相乗効果
バイオマスタウンは、それぞれの地域に存在するバイオマスを活用して事業を創出する。このた
め、バイオマスの種類は家畜の排泄(はいせつ)物、食品廃棄物、下水汚泥、間伐材、規格外農産
物などさまざまだ。利用方法も堆肥(たいひ)化やバイオプラスチック、バイオエタノール、バイ
オディーゼル燃料など幅広い。
バイオマスの利用を通して化石燃料の消費削減につなげることができることから、地球温暖化抑
制に寄与できる。しかも、町おこしや村おこしの側面も併せ持つ。エネルギーの地産地消の推進や
地元企業による地域活性化など、重点の置き方も地域によって千差万別だ。食品廃棄物など生ごみ
をバイオマスとして活用することでごみ処理費の削減を目指している自治体もある。
タイやベトナムからの視察を受け入れることで、バイオマスタウンづくりに取り組む自治体担当
者は、自らのバイオマスタウンをより充実させるインセンティブにもなる。日本発のバイオマスタ
ウン構想がタイやベトナムなどの海外諸国にも根付くことで、農水省では「相手国から学ぶことも
出てくるはず」と相乗効果を期待する。バイオマスタウンを通じた草の根交流も促進しそうだ。
409 :
名無電力14001 :2009/02/17(火) 13:05:44
原料炭価格:日本の鉄鋼会社、67%の引き下げ目指す−マッコーリー
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003013&sid=adQu_sPNZ09E オーストラリアのマッコーリー・グループは16日、日本の鉄鋼メーカーが、原料炭の年次契約
価格交渉で67%の引き下げを目指しているとの見方を示した。世界の鉄鋼需要の後退を理由とし
て挙げている。
ジム・レノン氏率いるマッコーリーのアナリストらはリポートで、日本の鉄鋼メーカーは、原料
炭が2007年度の水準である1トン当たり98ドルに値下げされることを望んでいるとしている。
08年度は300ドル だった。
マッコーリーによると、豪州とカナダの原料炭生産会社の幹部らは今週、4月1日から適用され
る09年度の契約に関して交渉するため、鉄鋼メーカーの担当者と会合を開く。マッコーリーは、
原料炭価格が110ドルに引き下げられると予想している。
マッコーリーによると、生産会社側はコスト増や最近の中国向け価格が最高で150ドルとなっ
ていることを理由に、130ドルを上回る価格での合意を目指している。
410 :
名無電力14001 :2009/02/17(火) 13:27:30
EU排出権価格:過去最安値近辺まで下落−国連の供給拡大予想で
ttp://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003011&sid=a9znQIGSKQxE 欧州連合(EU)の排出権価格は16日、過去最安値に近い水準まで下落した。国連が、温暖化ガ
ス削減プロジェクトの登録申請件数が2009年に50パーセント増加し、排出権供給が拡大すると
の見通しを示したことが要因となった。
欧州気候取引所(ECX)の二酸化炭素(CO2)排出権先物価格12月限の16日終値は前週末
比22セント(2.6%)安の1トン当たり8.41ユーロ。一時は9.45ユーロまで上昇した。
12日には最安値の8.05ユーロまで下げた。
国連が発行する国連認証排出権(CER)はEUの排出権取引システムで補足的に利用することが
できる。国連のクリーン開発メカニズム(CDM)理事会は13日付リポートで09年の登録申請は
1000件と、08年の666件から急増する可能性が高いとの見方を示した。CERの発行申請は
55%増加し800件に なると予想している。
411 :
名無電力14001 :2009/02/17(火) 13:39:38
エコ流し台:都賀のベンチャー企業開発、排水から油脂を分離回収 ニーズ拡大 /栃木
http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20090217ddlk09040140000c.html 都賀町のベンチャー企業「大都技研」は99年、水と油を比重などで分離するエコ流し台
「グリス・ECO」を開発した。シンクの中で食器を洗うのは通常と同じだが、排水は分離装
置を通じて水と油に分けられ、油脂の99・5%を回収できるという。
飲食店などから流された油は、水質悪化の原因になる上、排水管や下水道管の目詰まりの原
因となり、汚泥処理費の増加を招いていた。特に油混じりのスープを大量に流し捨てるラーメ
ン店にとって処理費は重荷で、悪臭の元ともなるため、行政の改善命令や近所からの苦情に頭
を抱えるケースも多かった。
エコ流し台を開発した佐藤社長は07年、県内外の運送回収業者やリサイクル業者に呼びか
け「油脂回収・資源化システム推進協議会」を発足させた。エコ流し台で油を分別回収するだ
けでなく、回収した油は運送業者を介して資源化・製品化工場に供給し、石けんやタイヤ、化
粧品やプラスチック製品に生まれ変わる仕組みを確立した。
同システムを利用すると、飲食店の場合、年間処理費は1/7〜1/3に減り、悪臭も抑え
られるという。佐藤社長は、「排水管の目詰まりもなくなり、行政の下水道清掃費も軽減でき
る」と胸を張る。
http://www.greaseeco.co.jp/
412 :
名無電力14001 :2009/02/17(火) 14:13:07
413 :
名無電力14001 :2009/02/17(火) 14:21:52
414 :
名無電力14001 :2009/02/17(火) 14:31:47
415 :
名無電力14001 :2009/02/17(火) 16:39:35
416 :
名無電力14001 :2009/02/17(火) 16:45:10
間伐材を粉末化、温泉施設の燃料に 和歌山県が助成
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200902170029.html 間伐材を燃焼効率のいい粉状の燃料に変え、地元で利用する――。和歌山県は09年度、
同県日高川町などをモデル地域に指定し、「エネルギーの地産地消」のシステムを整備する。
地元で余った不要な木材などを1千分の1ミリ単位まで細かくした「木質パウダー」にし、
町にある温泉施設でボイラーの燃料に使う。林野庁などによると、木質パウダーによるエネ
ルギーの地産地消の取り組みは全国初。
県森林組合連合会が木質パウダーの製造機械を購入し、約6千万円の費用のうち、国と県
で計4分の3を助成する。日高川町の業者が持ち込んだ間伐材などからパウダーを製造。
町が買い取って、同町の第三セクターが運営する温泉施設で灯油などの代わりに使う計画だ。
原料の木が大量の二酸化炭素(CO2)を吸収しているため、パウダーは燃やしても大気
中のCO2を増やさないカーボンニュートラル(炭素中立)の燃料と言われる。町の温泉施
設では年間計150キロリットルの灯油や重油を使用しており、燃料をパウダーに替えると
CO2の発生量を年間約400トン削減できるという。灯油1リットル139円、重油同
127円(08年8月)で試算すると、燃料費も約4割の削減が可能としている。
和歌山県によると、07年度の間伐材約11万5千立方メートルのうち、利用されたのは
約2万立方メートル(推定値)にとどまるという。県の担当者は「エネルギーの地産地消で、
『木の国』和歌山の林業を活性化したい。また、地球温暖化対策にも有効なので、導入地域
を拡大していきたい」と話している。
木質パウダー(右)とペレット
ttp://www2.asahi.com/kansai/news/image/OSK200902170016.jpg
417 :
名無電力14001 :2009/02/17(火) 16:52:44
太陽光発電 固定価格買取制度を
ttp://www.nhk.or.jp/news/k10014221581000.html 太陽光で発電された電気の買い取りを電力会社に義務づける新たな制度が検討されているこ
とについて、斉藤環境大臣は「太陽光発電の普及のために有力な選択肢で、実現に向けて全力
をあげたい」と述べ、現在検討中の「日本版グリーン・ニューディール」の柱として太陽光発
電の普及を進める考えを示しました。
この制度は、太陽光などの自然エネルギーで発電された電気を一定の価格で買い取ることを
電力会社に義務づける「固定価格買取制度」で、これまで導入に否定的だった経済産業省も、
地球温暖化対策として太陽光発電に 限り 導入に向けた検討を始めています。これについて、
斉藤環境大臣は、閣議後の記者会見で「太陽光発電を爆発的に普及させていくために、『固定
価格買取制度』は有力な選択肢だと思っている。実現に向けて全力をあげたい」と述べました。
そのうえで、太陽光発電を、来月末までにまとめる「日本版グリーン・ニューディール」の柱
に位置づけ、4年前にドイツに奪われた「太陽光発電世界一」の奪還を目指して、買い取り制
度の導入を進める考えを明らかにしました。
418 :
名無電力14001 :2009/02/17(火) 18:43:52
環境対策、北欧に学んで 一関出身のスズキさん
ttp://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090217_13 一関市東山町出身でデンマーク在住の環境活動家ケンジ・ステファン・スズキさん=旧姓・鈴
木健司=は、同国で盛んな自然エネルギー活用の取り組みを、日本各地を訪ねて発信している。
栃木県那須塩原市内で1月、エネルギー事情を学ぶセミナーが開かれた。スズキさんは約30
人の受講者に、デンマークの風力発電などを説明。「国内自給率の低い小麦を作り、麦わらを燃
料化し、建物の暖房や給湯に使う。すると化石燃料の消費が減り、食料自給率も高まる」とアイ
デアを示した。
スズキさんによると、デンマークのエネルギー自給率は73年1・8%だったが、同年の第一
次石油ショックを機に自然エネルギー導入を推進。05年には156%に達し、エネルギー輸出
国への転換に成功した。
主力の風力発電は、設備の約80%を市民が所有。家畜のふん尿はバイオガス発電に利用する。
これらを売った副収入で地方の農家などは生活を豊かにし、政府税収も増える。二酸化炭素の排
出抑制にも成果を挙げた。
一方、日本の05年エネルギー自給率は18%(原子力を含めない場合は4%)。売電価格が
低いため民間参入が進まないのが実情だ。スズキさんは「民間の電力会社が自社の利益を守ろう
とすれば自然エネルギー導入は進まない。電力事業を公営にすれば国策として強力に推進できる」
と提言する。
419 :
名無電力14001 :2009/02/17(火) 22:24:24
自動車を軽量化する配線ケーブル提案 沖電線
ttp://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivfeb0902423/ 電線製造大手の沖電線(川崎市中原区)は、従来より10分の1以下の軽さの自動車向け
配線ケーブルを製品化した。標準的な乗用車の重さを最大5%軽量化できるという。車重は
燃費効率の改善に寄与するため、環境対応型の次世代ケーブルとして売り込みたい考えだ。
当面は年間4千万円の売り上げを目指す。
ワイヤハーネスと呼ばれるケーブルは、電力や電気信号を流す複数の銅線を束にし配線し
やすい形に加工したもので、自動車では電装部品の接続などに大量に使われている。
新開発した製品はプラスチックの一種である「PEN(ポリエチレンナフタレート)材」
を銅箔(はく)で覆った。銅の使用量を大幅に減らせるためケーブル自体を軽くでき、性能
は変わらないという。価格は従来品と同程度。
自動車に搭載される電子機器は、ライト類をはじめエアコン、オーディオ、ナビゲーショ
ンシステムなど多機能化に伴って増え続けており、同社によると、1・5トンの乗用車の場
合、銅線を使った従来製品ではケーブルだけ70キロ程度の重さになるという。
420 :
名無電力14001 :2009/02/18(水) 00:41:57
NTT、発電効率3倍の太陽電池を開発 アジアでも実証実験
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090218/biz0902180016000-n1.htm NTTは17日、太陽電池から従来の3倍という高い効率で電力を生み出す技術開発に
世界で初めて成功したことを明らかにした。これにより、太陽電池パネル1枚で車のバッ
テリーなどの充電が可能になるという。NTTでは屋外用の無線通信機器などに搭載して
地方自治体に売り込むほか、来年度からはベトナムなどアジアで実証実験も始めて技術輸
出にも乗り出す方針だ。
通常の太陽電池はパネル1枚で約0・4ボルトの電圧で発電し、この電圧を「昇圧回路」
と呼ばれる回路で高めて電子機器を稼働させる。これまでは5ボルト程度に引き上げるの
が限界で、高電圧が必要な機器の利用には多くのパネルを備えた発電設備が必要だった。
今回、NTT環境エネルギー研究所(神奈川県厚木市)が開発した技術を利用すれば、
0・4ボルトの電圧を15ボルトにまで引き上げることが可能という。すでに実証実験を
進めており、来年度からは河川の水位や天候などの情報を無線で送信するシステムなどに
搭載する計画だ。
また、来年度からはベトナム、バングラデシュ、カンボジアでこの技術を活用した携帯
電話充電スタンドのほか、屋外照明の実証実験なども実施し、発電設備が不十分なアジア
各国に対する技術提供を目指す。
同社では地球温暖化問題が深刻化する中で、自然エネルギー利用の促進という技術をア
ピールし、自治体などに対しシステムの導入を進める考えだ。
421 :
名無電力14001 :2009/02/18(水) 01:05:40
422 :
名無電力14001 :2009/02/18(水) 10:18:29
エネルギーの文明史的転換 カギ握る「スマートポリシー」 日本も“脱20世紀”へ舵を切れ
http://www.business-i.jp/news/special-page/ronfu/200902180001o.nwc (一部抜粋)
この環境ドリームチームを中心に、すでに実績を挙げている効果的な政策「スマートポリシー」が
ポイントだ。アメリカの2008年の風力発電設備容量は前年比5割増(836万キロワット増)の
累計2520万キロワットと急増し、「風力発電世界一」をドイツから11年ぶりに奪還した(世界
風力協会)。オバマ政権のグリーン経済刺激策には、世界一奪還にもっとも効果的であった「自然エ
ネルギー電力生産減税」の3年間延長が含まれている上に、長期的な成長基盤となる送電線の投資、
なかでもITとの相乗効果を狙ったスマートグリッド構想が目玉となっている。
スマートグリッドとは、IT化されたスマートメーターを整備して電力ネットワークと情報通信技
術を統合し、開かれた電力市場も統合することで、自然エネルギーなどの分散型エネルギーやエネル
ギー需要の管理、電気自動車の蓄電池などを統合する系統システムを指す。オバマ政権移行チームに、
自然エネルギーを本業として取り組むとしているグーグルCEOが入っていることは、この構想と深
い関係がある。
IRENAの設立を主導した欧州にも「欧州自然エネルギー共同体」(ERENE)構想がある。
欧州排出量取引市場(EUETS)の収入などを活用して数百億ユーロ(数兆円)規模の予算を見込
み、これをスマートグリッドやスーパーグリッド(地中海や北海などをめぐらす高圧直流送電網)な
ど自然エネルギー市場拡大のためのインフラ投資や研究開発などに充てる。早ければ、10年にも具
体化すると伝えられている。
20世紀に自動車が産業・経済・社会に果たした役割を、21世紀は自然エネルギーが果たす、と
いうのが今や世界の認識だ。グリーン・ニューディールの背景には、エネルギーの文明史的転換を睨
(にら)んだ大きな構想が見え隠れしている。日本も、“脱20世紀”型のエネルギー政策に舵(かじ)
を切るべきときだ。
423 :
名無電力14001 :2009/02/18(水) 10:32:48
全国6カ所に大型風力発電所を建設へ、1億キロワット供給目指す―中国
http://www.recordchina.co.jp/group/g28662.html 2月17日付の香港・経済通によると、業界団体である中国風能協会の施鵬飛副会長はこのほど、
中国政府が全国6カ所に設備容量1000万キロワットを超える大型風力発電所を建設すると述べた。
大型の風力発電所を建設することで、2020年までに1億キロワットの電力供給を生み出す。
国家能源局が主導して建設計画を作成中で、建設地は内モンゴル自治区、新疆ウイグル自治区、
甘粛省、河北省、江蘇省などの風力資源に恵まれた地域となる。うち甘粛省酒泉での建設を始め、
基礎工事はすでに着工済み。設備容量は1200万キロワットを超えるとみられる。
新疆では哈密(ハミ)地区に2000万キロワット級の風力発電所を建設する計画。
他の地域は現在計画を制定中だが、建設する設備容量は内モンゴルが5000万キロワット、河北・
江蘇がともに1000万キロワット、沿海部が700万キロワットなどとなる予定だ。
424 :
名無電力14001 :2009/02/18(水) 10:35:08
425 :
名無電力14001 :2009/02/18(水) 10:47:04
今後5年で地域内に熱供給、飯田市がシステム素案説明
http://www.shinmai.co.jp/news/20090218/KT090217GYI090009000022.htm 温室効果ガスの大幅削減に取り組む「環境モデル都市」に選定された飯田市は、太陽エネルギー
や森林資源を使って地域内に熱供給する「タウンエコエネルギーシステム」の構築など、今後5年
間に予定する具体的な取り組みの素案をまとめた。17日、行動計画を作る上で意見を聞く市民検
討会議の第2回会合を市役所で開き、説明した。
同システムは、行動計画素案の中核事業の1つ。活用が進んでいない間伐材や製材所から出た端
材を、細かく砕いて固めたペレット燃料に加工し、中心市街地の熱供給基地に運搬。ペレットボイ
ラーや太陽から集めた熱を、配管を通じて基地から街区内の住宅や事業所などに供給する。
まず中心市街地でモデル実施し、広げていく方針。実現に向け、システム全体を調整する新たな
事業体(会社)を2010年度に設立する考えを示したほか、配管整備は国に支援を要請していく
とした。化石燃料消費が少ない省エネ住宅など「低炭素不動産」の普及、太陽光発電設備の拡大に
も取り組むとした。
委員からは「低炭素不動産の普及には建築士との連携が重要」との意見が出たほか、森林整備の
人材育成、林業で収入が確保できる流通の仕組みづくりなどを求める声があった。
426 :
名無電力14001 :2009/02/18(水) 11:08:28
>>420 車充電OK 太陽電池効率3倍 NTT、昇圧回路に新技術
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200902180099a.nwc 通常、太陽電池はパネル1枚で約0.4ボルトの電圧で発電し、この電圧を「昇圧回路」と
呼ばれる回路で引き上げて電子機器を稼働させる。ただ、これまでは5ボルト程度に引き上げ
るのが限界で、高電圧が必要な機器の利用には、多くのパネルを備えた発電設備が必要だった。
これに対し、NTT環境エネルギー研究所(神奈川県厚木市)は約0.4ボルトで長期間駆
動を続ける昇圧回路用ICを開発することにより、15ボルトにまで引き上げられるようにし
た。太陽電池は、複数パネルのうち1枚でも日陰に隠れると全体が発電できなくなる問題があ
るが、そのリスクも回避できるという。
427 :
名無電力14001 :2009/02/18(水) 11:13:04
428 :
名無電力14001 :2009/02/18(水) 11:15:56
クリーンエナジー、福島県に風力発電 川内村26基、楢葉町16基
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090217c3b1704317.html 風力発電のクリーンエナジーファクトリー(CEF、北海道根室市、鎌田宏之社長)は、福島県
浜通り地区の川内村と楢葉町で風力発電所を建設する計画を固めた。川内村に26基、楢葉町に16基
の風車を設け、両地域の合計で出力10万5000キロワットを見込む。数年内の着工を目指す。県など
によると地域の風力発電で出力10万キロワットを超える事業は国内最大級という。
隣接する川内村と楢葉町のいずれも南部地区に建設する。CEFは県条例に基づき環境影響評価
方法書を作成、17日に県と関係市町村を通じ公表した。3月下旬まで地元住民などの意見を受け付
ける。その後、県知事の意見を踏まえ環境影響評価の実施などの手続きに進む。
CEFは岡山県津山市や鳥取県岩美町などでも出力8万キロワット級の風力発電所を計画している。
429 :
名無電力14001 :2009/02/18(水) 11:43:25
武蔵野市:太陽光発電で余剰電力売却、1キロワットあたり15円補助へ /東京
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20090218ddlk13010324000c.html 武蔵野市は17日、住宅用の太陽光発電設備で発電し、自宅で使わなかった余剰電力を売却し
た際、その電力量に応じて1キロワットあたり15円を4月から補助すると発表した。太陽光パ
ネル設置に対する既存の補助金と組み合わせて太陽光発電の普及に力を入れる。売電量に応じた
補助制度は滋賀県で例があるが、市区町村では渋谷区と並び全国初の試みとなる。
市は02年から太陽光パネルの設置補助の募集を始めたが、初期費用が200万円と高額で、
電力会社に電気代と同額で売電しても初期費用の回収に30年以上かかり、申し込みが少なかっ
た。普及を促すため売電を促進する方法を考えた。
今回はモデル事業として、京都議定書の約束期限である12年度まで4年間実施。補助対象の
家庭に「おひさま発電所レポート(仮称)」を報告してもらい、事業者や市民からなる検討委員
会を組織し、将来の導入促進策を検討する。
発電能力3キロワットの太陽光パネルを設置し、発電量の6割を売却した場合の補助額は年間
約2万6000円。補助期間が4年と仮定しても、設置に対する補助(国が21万円、都が30
万円、市が9万円で計60万円)と合わせると、回収期間が22年まで短縮できるという。
市は予定補助件数を250件(既設200件、新設50件)と見積もり、500万円を来年度
の当初予算案に盛り込んだ。
市環境政策課の山本祥代課長は「固定価格での売電が法律化されたドイツでも、自治体の自主
的な取り組みから始まった。太陽光発電を普及させ、同時に省エネを促進する仕組みを作りたい」
と話している。
430 :
名無電力14001 :2009/02/18(水) 12:32:16
1月の発受電電力量は6.4%減の846億4000万kWh 電事連
http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20090217/132426/ 電気事業連合会が2009年2月16日発表した1月の発受電電力量(速報)は、10社計で前年
同月比6.4%減の846億4000万kWhとなり、6カ月連続で前年同月実績を下回った。産業用需
要の減少が続いている。
発電の内訳では、渇水で出水率が低下した水力発電が、同20.4%減の31億8000万kWh。
火力発電も発受電電力量全体の減少を受け、同13.9%減の434億3000万kWhにとどまった。
原子力発電だけは設備利用率が上昇し、同11.9%増の237億6000万kWhとなった。
地域別にみると、沖縄電力が同1.1%増となったのを除き、各社とも前年実績割れ。とくに
中部電力は同10.5%減、中国電力同9.9%減、東北電力は同8.4%減と落ち込みが目立った
431 :
名無電力14001 :2009/02/18(水) 12:35:26
米、石炭火力の環境対策見直し CO2排出規制で環境保護局
http://www.47news.jp/CN/200902/CN2009021801000199.html 米環境保護局(EPA)は17日、石炭火力発電所の新設の際に二酸化炭素(CO2)の排出
抑制を検討する必要はないとしたブッシュ前政権の決定を見直すと発表した。
環境保護団体は、オバマ政権による温室効果ガスの排出規制に向けた動きとして歓迎している。
EPAは、ジャクソン長官が環境保護団体「シエラクラブ」などに送った書簡を公表。前政権
末期の昨年12月に、当時のEPA長官は排出抑制の検討は不要と決定したが、この決定を凍結、
近く国民から意見を募り、EPAの政策を正式に決めるとしている。
EPAは「健康と環境を守るための一連の手続きだ。オバマ政権の地球温暖化防止政策に沿う
ように見直す」とした。
432 :
億kW ◆BN8ofhI8Eg :2009/02/18(水) 12:35:29
麻生政権は、100年どころか1000年に一度の人類の石油大量消費時代の終焉期、大転換期だという認識がまるでない 打からダメなんよ、それほどの大事であるという認識で経済を見てくれないとね 中川氏も悩みはそこにあったのだろう 麻生政権が景気対策をうまくやって景気がよくなるとは思わないと思う人が75%もいると世論調査がでてました。朝日だったかな ただ、圧倒的多数の国民は、麻生氏はどうも低学力であてにならないと思うか何故低学力と思うか触れてない 前にも書きましたが麻生氏は、温暖化と資源枯渇、物資大浪費への疑問という時代の大きな変わり目と 「景気の大関連」という点にはまるで意識が向いてないと思われる それらの焦点にはたとえば車の電気系自動車への大転換などは真っ先にグリーンニューディールの目玉になるはずなのに、 気がつかず目玉がないからグリーンニューディールを表に出せないとかほざいてる、大転換する気がまったくない この辺の低学力振りを見て国民は不安になる一方ではないか、 1929の大恐慌も人類はその真の原因を一部の人意外解明できてない、今回も金融恐慌だけ見てて大背景を見れない その中でもまったく意識が動かない麻生氏では国民がいやになるのはあたりまえのような気がするが かといって民主党はどうだろう +++++++++++温暖化と資源枯渇の問題は世界的に大規模に起きてる大きな大きな下部構造です 未来の生活に大きな大きな影響があるし当然今現在の世界の人々の上部構造にももはや大きな影響が現れておかしくない たとえば、車を買い換えようとしてる人々が.そのうちに電気自動車等がドンドン発売されるかもしれない 今の石油乗用車はつぶすまで乗って様子を見てて排気ガスが出ない車に変えたい とか思いそういう人も多くて車が非常に売れない だが麻生氏は全然気がつかない低学力のようだ、なぜそうなのかということはありますけどね 基本的に低学力なんでしょう
433 :
名無電力14001 :2009/02/18(水) 12:44:50
434 :
名無電力14001 :2009/02/18(水) 12:49:19
バイオマス発電 グリーン電力価値、九電工に売却
ttp://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000000902180003 県は17日、熊本北部浄化センター(熊本市鶴羽田町)でのバイオマス発電で生まれる環境付
加価値「グリーン電力価値」を九電工(福岡市)に売却する契約を結んだと発表した。九電工は、
発電量の範囲内で「グリーン電力証書」を発行。二酸化炭素排出量削減をめざす企業などに証書
を売却できる。
県下水環境課によると、契約は12年3月まで。県は3年間で約3600万円を得る見込み。
県による電力価値売却は初めて。昨年12月まで証書の発行事業者を公募し、応募した4団体か
ら選んだ。
グリーン電力とは、自然エネルギーなどで発電し、温室効果ガス排出が少ないなどの効果を持
つ電力。企業などが証書を買うと、「グリーン電力を使っている」と表明する権利を得られる。
今回、県は九電工からバイオマス発電を受託する契約をとり、実際の電気はセンターで消費。
九電工は得られた付加価値をグリーン電力証書として活用する。証書を売るほか、発電量の8割
は自社で使用し、「グリーン電力を使っている」と表明する方針。
435 :
名無電力14001 :2009/02/18(水) 13:13:56
食糧生産は2050年までに25%減となる可能性=UNEP
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR200902180061.html 世界の食糧生産は2050年までに、気候の変化や土壌の劣化、水不足、外来生物の
侵入などの複合的な影響によって、最大25%減少する可能性がある。
国連環境計画(UNEP)が17日発表した。
UNEPが新たに発表したリポート「Rapid Response Assessment」によると、
100年続いた食料価格の下落トレンドは終わりに近づいており、昨年の食料価格の
急上昇で1億1000万人の人々が貧困へと追い込まれた。
UNEPは、食料価格は今後数十年間で30〜50%上昇すると推計、世界の人口は
90億人を上回る水準に増加するとの見方を示した。
また、食料など一次産品に対する価格規制が導入されるべきで、価格の変動に対処す
るため、より大規模な穀物在庫が必要であるとも指摘。さらに、飢えのリスクがもっと
も高い人々のためのセーフティネットも設置されるべきだと述べている。
436 :
名無電力14001 :2009/02/18(水) 13:26:03
ストップ!アグロ燃料
ttp://jp.ibtimes.com/article/biznews/090218/29618.html アグロ燃料※は代替エネルギーの奇跡的な解決策になるどころか、発展途上国に悲惨な状況を
もたらし行き詰まりを見せていると、スイスのNGO「スイスエイド」は訴える。
※アグロ燃料とは、バイオ燃料のうち、特別に広大な農業用地で栽培される植物燃料のこと。
スイスエイド事務局長のキャロライン・モレル氏は、何百万人もが飢餓に苦しむ途上国の農業
用地が、車を走らせるために使用されているという事実は受け入れ難いと語る。
「車に95リットルのエタノールを給油するのに、200キログラムのトウモロコシが必要だ。
200キログラムのトウモロコシがあれば1人の人間が1年間十分に暮らせる」と、アグロ燃料
の使用を非難するスイスエイド ( Swissaid ) のキャンペーン開始に際しモレル氏は語った。
また、スイスエイド理事長のルドルフ・レヒシュタイナー氏も非難の声を上げる。「エネルギ
ーと環境政策の点からみてアグロ燃料は理にかなっていない。土地を破壊し、貧しい農民を食べ
られない状況に追いやっているアグロ燃料ははっきり言って間違っている」
レヒシュタイナー氏によれば、アグロ燃料がもたらしたものは、食料価格の上昇、貧困者の強
制退去、森林破壊、水資源への負担だという。「グリーン燃料」に対する世界の需要は、アメリ
カと欧州連合 ( EU ) が設定した高い目標値により拍車が掛けられている。燃料となる農作物の大
多数はアメリカとEU以外の国で作られることになる。
ttp://www.swissinfo.ch/jpn/front.html?siteSect=105&sid=10336530
437 :
名無電力14001 :2009/02/18(水) 13:31:00
オランダPhilips社,太陽電池搭載のLED読書灯を発売,アフリカの教育用途に向ける
ttp://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090218/324961/ オランダRoyal Philips Electronics社は,太陽電池を搭載するLEDの読書灯「My Reading Light」
を発売すると発表した。My Reading Lightは,特にアフリカの教育用途に向けて開発したもの。
太陽電池を使うことで,電気のない地域に住むアフリカの就学児が日没後も学習できるようにした
という。
My Reading Lightは軽量で,手で持って操作したり,本の上に置いたりすることが可能。高/中/
低の3段階で調光できる。内蔵された充電池は,調光レベルによって3.5〜9時間の点灯が可能という。
438 :
名無電力14001 :2009/02/18(水) 13:55:32
439 :
名無電力14001 :2009/02/18(水) 14:07:17
東京スカイツリー、地中熱利用した冷暖房を導入、CO2排出2271トン削減
http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20090218/132839/ 東武鉄道は2月17日、高さ610mの電波塔を建設している東京都墨田区の「東京スカイツ
リー地区」に、地中熱を利用して冷暖房や給湯を行う熱供給システムを導入すると発表した。
個別方式のシステムに比べ年間CO2排出量を約48%、2271トン削減できる見込み。
これは墨田区の約半分の面積の森林が吸収する量に相当するという。
2009年から、東京スカイツリーが開業する2012年までに段階的に設備を稼働させる。
地下に蓄えた約7000トンの水を媒体とし、冬は外気より温かい地中から熱を取り出して暖房
に使い、夏は熱を地中に放出して冷房に利用することで、エネルギー消費を抑える。外気に
熱を放出しないため、ヒートアイランド現象の抑制にも寄与するという。
また7000トンの水は大規模災害の発生時に消防用水、生活用水として地域に提供する。
生活用水としては、成人約23万人が1日に必要とする量があるとしている。
東武鉄道子会社の東武エネルギーマネジメントが事業を手がける。9月には、東京スカイツ
リー付近にある東武鉄道新本社ビル地下で水冷却装置と温水ボイラーを稼働させる。2012年
には開発中の地区西側で、地中熱利用システムや、より大規模な冷却装置、ボイラーを稼働
させる。その後も冷却装置などを増設するという。地区内には総延長2800mの冷水/温水管
を巡らせる予定。
ニュースリリース:
ttp://www.tobu.co.jp/file/1846/090217.pdf
440 :
名無電力14001 :2009/02/18(水) 14:35:26
バイオ燃料「実用化を」 釧路で研修会 開発、事例を紹介 北海道
ttp://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/147854.html 地域の特色を生かした新エネルギー開発を目指して、釧路地域バイオマス研修会(北海道バイオ
マス発見活用協議会主催)が17日、釧路プリンスホテルで開かれ、約110人がバイオマスエネ
ルギーの現状と今後について学んだ。
釧路信金の佐藤優理事長が「埋もれたバイオマスの利用で新たな産業を創出したい」とあいさつ。
帯広畜産大の西崎邦夫特任教授らが講演した。
西崎特任教授は十勝管内で進められているバイオディーゼル燃料(BDF)製造やバイオエタノ
ール開発を紹介。「将来的には化石燃料が減っていくのでバイオ燃料実用化の必要がある」と強調
した。
また、アレフ環境事業部の嶋貫久雄部長は生ごみなどが原料のバイオガスの利用やヒートポンプ
を使った熱交換システムを導入している同社食品工場の取り組みを解説。「1日当たり灯油千リッ
トルの削減につながっている」と話した。
441 :
名無電力14001 :2009/02/18(水) 14:39:14
BDF:「循環型社会」あなたも参加を 普及目指しシンポ−−きょう青葉区で /宮城
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20090218ddlk04040278000c.html 使用済みの食用油をリサイクルして製造する「バイオディーゼル燃料(BDF)」の普及を目的
としたシンポジウムが18日午後1時半から、仙台市青葉区柏木1のフォレスト仙台で開かれる。
食品や運送などの事業者や廃棄物処理業者、一般の県民が対象で、入場無料。県資源循環推進課は
「BDFは廃食用油で車が走るという、分かりやすいリサイクル。循環型社会へ参加する入り口と
して、広く知ってもらえれば」としている。
BDFに関しては、県内でも登米市が公民館やスーパーで廃食用油を回収し、製造した燃料で市
民バスを走らせるなど、自治体や民間事業者の間で利用が始まっている。
シンポジウムでは、山形、福島、秋田各県の運送業者やリサイクル業者らが先進的な活動例を報
告。続いて課題などを話し合うパネルディスカッションを行う。
BDFを巡っては、管理が不十分なまま軽油・ガソリンと混合して使った場合、自動車の故障や
大気汚染を引き起こす可能性が指摘されている。このため国は25日から改正法が施行される「揮
発油等の品質の確保に関する法律(品確法)」で、BDFと他の燃料を混合する事業者に▽一定の
混合率順守▽品質確認の実施−−を義務付けるが、全国の事業者から「品質確認に費用がかかり、
BDFの活用を妨げる」「既存の設備では新しい規格に対応できない」といった指摘も出ている。
同課によると、県内の事業者の大半はBDFを他の燃料と混ぜずに使っており、法改正の影響は
ほぼない見通しだが、「今後、BDFだけで使う場合でも規制がかけられる可能性は否定できない」
(同課)ため、今後の対応についても話し合われる予定だ。
442 :
名無電力14001 :2009/02/18(水) 16:38:59
>>420-421 もともとパワコンと組み合わせてる家庭用太陽光発電装置には、あまり意味が
無い話みたいだな。
まあ携帯や自動車、独立電源用、等には一枚の単パネルが使える事で、効率
アップになるのは間違い無さそうだが、IC版極低電圧昇圧回路ってのが余程
高効率で低コストでないと困るが。
443 :
名無電力14001 :2009/02/18(水) 18:25:25
東京理科大、マンガン・チタン酸化物をナノシート化し白金代替に
ttp://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620090218eaac.html 東京理科大学の桑野潤准教授、齋藤守弘助教らの研究室は、マンガンやチタンの酸化物をイオ
ン交換などでナノシート状に剥離(はくり)し、化学的に再凝集すると酸化還元の特性が高まる
ことを見いだした。燃料電池で使うポリマー電解質と触れても特性が安定するため、白金の代替
材料として期待できる。詳細は18日から開かれる「ナノテク2009」で発表する。
ナノシートは層状の化合物を化学的な処理で結晶構造の基本最小単位の層1枚にした物質。厚
さは約1ナノメートル(ナノは10億分の1)で、幅は数マイクロメートル(マイクロは100
万分の1)単位。さまざまな特性を持つと見られ研究が進んでいる。
桑野准教授らは酸化物ナノシートの特性に着目。チタン酸ナノシートが剥離した溶液をつくり
出し、ヒドロニウムイオンを混ぜて再凝集した物質の酸化還元触媒としての特性を調べた。
444 :
名無電力14001 :2009/02/18(水) 18:50:57
三菱電機、家庭内の省エネを支援する「エネルギー管理システム」を開発
ttp://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=212806 三菱電機株式会社は、次世代ネットワーク(NGN : Next Generation Network )などの
信頼性の高い通信ネットワークに接続したホームゲートウェイ(HGW : Home Gateway)に
より、家庭内の省エネを支援する「エネルギー管理システム」の試作システムを開発しました。
<開発の背景>
近年、通信品質と安全性が確保されたNGNなどの通信インフラの導入が進められており、
HGWを通じて家庭内のさまざまな機器の制御などが期待されています。中でも、家庭のエネ
ルギー消費を外部から監視して機器を制御し、省エネを推進するサービスへの期待が高まって
います。
一方、温度調整など、使い方による省エネも有効で、省エネに関する表示を行うと使用者の
節電意識が高まって5〜15%の省エネ効果が得られ、消費電力などの具体的数値を表示する
とさらに効果が高まると言われています。ところが、各家電機器の使用状態を把握するにはこ
れまで個々の家電機器、あるいはコンセントに通信アダプターが必要とされ、費用面からも導
入が困難でした。
当社は今回、NGNなど、通信インフラに接続して家庭内の省エネを支援するエネルギー管
理システムの試作システムとして、分電盤に取り付けるだけで家庭内の総消費電力量と各家電
機器の使用状態を検出し、HGWを通じて使用状況をテレビなどに表示するシステムを開発し
ました。
<主な開発成果>
1.家庭内の総消費電力量と各家電機器の使用状況を検出する「ライフパターンセンサー」を
開発分電盤に取り付けるだけで家庭の総消費電力量と各家電機器の使用状況を検出するライフ
パターンセンサーを開発しました。ライフパターンセンサーは、電流波形から各家電機器固有
の波形を検出し、稼働中の機器を判定するので、家電機器ごとにセンサーを取り付ける必要が
無く、情報をHGWへ送信します。総消費電力量や家電機器の使用状況が検出できると、省エ
ネ対策に役立つだけでなく、高齢者世帯の生活状況を見守る手段としての活用も期待できます。
2.HGW搭載用ソフトウェアを開発(以下略)
445 :
名無電力14001 :2009/02/18(水) 19:06:15
446 :
名無電力14001 :2009/02/18(水) 21:23:58
三菱、高効率の多結晶Si太陽電池セルとパワーコンディショナを開発
ttp://journal.mycom.co.jp/news/2009/02/18/049/ 三菱電機は2月18日、150mm角サイズの多結晶Si太陽電池セルで、光電気変換効率が同社従来
品の18.6%から0.3ポイント向上した18.9%を達成したことを発表した。また、太陽電池が発電す
る直流電力を交流電力に変換する太陽光発電システム用パワーコンディショナの変換効率も向上し、
100kWのパワコンで、97.5%を達成したことも併せて発表した。
太陽電池セルは、太陽電池の裏面を光反射構造とし、裏面に到達した赤外線を反射して太陽電池
内部へ取り込むことで、赤外線の利用効率を従来比26%向上させている。
また、高効率化の実現のために、セル表面の光反射率を低減させるために、低反射表面構造「ハ
ニカムテクスチャー」を開発、適用することで受光量を増やし、効率の向上を図った。
一方、パワコンでは、家庭用で実用化した単相の階調制御型インバータ技術を用いて3相の階調
制御型インバータを開発、100kWパワーコンディショナに適用した。階調制御型インバータは、
階段状の擬似正弦波を出力するため一般的なPWM方式と比較して、出力波のひずみの要因となる高
周波の電圧振幅が小さくなり、パワー半導体のスイッチング損失やフィルタでの損失が低減される。
これにより、パワーコンディショナ全体の損失が低減され、変換効率の向上が可能となった。
また、太陽電池の直流出力をまず昇圧してからインバータへ供給する小型のDC/DC昇圧器を開発、
従来必要とされていた出力側の昇圧トランスをなくすことで、パワーコンディショナの容積縮小に
も成功している。今回開発した100kWパワーコンディショナの容積は約1.8m3(1200mm×800mm
×1900mm)となっている。
なお、同社では今回開発した太陽電池セルについては、2010年度以降の太陽電池モジュールのセ
ルに順次導入していくほか、パワコンについても2010年度に実用化を予定しており、太陽光発電シ
ステムの効率向上を図っていくとしている。
447 :
名無電力14001 :2009/02/18(水) 23:07:38
全世帯へエコ電球 三原市 広島
ttp://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200902190031.html 一家に1個、エコ電球を―。三原市は地球温暖化防止活動の一環として、白熱電球より省エネ
効果が高い電球型蛍光灯の全世帯への配布を始める。昨年、主要国首脳会議があった北海道洞爺
湖町が約5000世帯で実施したが、市の対象は約4万4000世帯。市は「これだけの規模は例がな
いのでは」としている。
7月を配布期間とし、6月末までに電球型蛍光灯1個と交換できる券を各世帯に郵送。市内の
電器店が交換を受け付け、料金は市に請求する。
市は蛍光灯1個の料金を約950円と試算。券の郵送料などと合わせた費用4800万円の補正予算
案を25日開会予定の市議会定例会に提案する。
448 :
名無電力14001 :2009/02/18(水) 23:48:10
民営の弊害例
電気料金の国際比較
▼エネ庁のデータ?主要国の電気料金国際比較(2001年)単位:ドル/kWh(日本100)
家庭用 産業用
日本 0.188 (100) 0.127(100)
アメリカ 0.085 ( 45) 0.05 ( 39)
イギリス 0.101 ( 54) 0.051( 40)
ドイツ 0.124 ( 66) 0.044( 35)
フランス 0.098 ( 52) 0.035( 28)
フランスは原発が多く国営だが安いですね
自動車や鉄は安いのに電気料金はなぜこんなに高いのか、原料はどちらも輸入
(参考)レートの明示はないがは「120円/ドル」くらいと思います
※市場原理が作用し難い業界には米国のように民営官営に関わらず外部監査や情報公開が必要なのです
米国では電力会社の従業員の給料は業界最低に押さえられている(独占でリストラもないから)
随意契約の禁止など、民営ですが厳しい制限があるのです。
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/economics/1233761628/15
449 :
名無電力14001 :2009/02/19(木) 00:06:44
>>448 霞ヶ関改革のみでなく公益関係業界の改革も必要なのです
多くが闇の中に隠れているのです。
電気料がこんなに高くても社会問題にならないのはマスコミはスポンサーを大切にするからで、
すなわち言論封鎖となっているのです、大きな問題ですね
450 :
名無電力14001 :2009/02/19(木) 00:30:09
>>449 電気料金の原価主義とは何か、米国に見習うべき
電気料金は原価主義である、だが原価は適正化かどうかの確認が不可欠のはず、このためには外部監査が必要、
給与水準は何を基準に決めているか、随意契約で高い買い物をしていないか、など徹底した監査が必要、
だが現状では「かかった経費主義」になっていると断ぜざるを得ない
451 :
名無電力14001 :2009/02/19(木) 12:22:38
452 :
名無電力14001 :2009/02/19(木) 12:35:03
Google、GE と共同でスマートグリッド技術のセミナーを開催
ttp://japan.internet.com/busnews/20090219/10.html Google と GE の両社は、動的に調整可能な送電線網 (スマートグリッド) の夢は電力の問
題であると同時に IT の問題でもあるという認識のもと、スマートグリッド技術の開発とそ
の省エネ効果についての啓発を目的として、2008年秋から共同作業を行なっている。
GE のエネルギー部門を担当するvice presidentの Bob Gillian 氏は、次のように述べて
いる。「スマートグリッドとは、本質的に情報技術とプロセス自動化技術を既存の電力ネッ
トワークに融合させるものだ」
スマートグリッドのメリットは十分に明らかだ。先進的な電力メーターによって顧客は、
自分がどれだけのエネルギーを消費していてどれだけの費用がかかっているかを、より明確
に把握できる。また、センサーや新しいソフトウェア アプリケーションその他の技術により、
家庭の電力消費を調整して、電力需要のピーク時にグリッドの負担を軽減できる。さらに、
電力会社は、ブロードバンドによる消費電力量計測などの技術を通じて効率性を高められる
ほか、高度なネットワークにより、太陽光エネルギーのような再生可能エネルギーの貯蔵や
配給が可能となる。
「GE は大手エネルギー企業であり、Google は大手情報技術企業だ。それぞれの業界にお
いて革新的な企業であり、革新的なリーダーである両社が手を組むことにより、われわれは
こうした変革を実現し、グリッドの運用方法の転換を促す絶好の機会を得ると確信する」と、
Gillian 氏は述べた。
この議論は時宜を得たものだった。このセミナーのパネリストたちが新たなエネルギー体
制に関する自らの構想を説明していたそのときに、オバマ大統領が大規模な景気対策法案に
署名していたのだ。この景気対策法案では、スマートグリッド技術への45億ドルを含め、
数百億ドルがクリーンで効率的なエネルギー構想に支出される予定だ。
453 :
名無電力14001 :2009/02/19(木) 12:44:58
セミナー “直流”送配電の基礎と応用及びパワーエレクトロニクス関連技術
ttp://www.elisnet.or.jp/event/event_detail.cfm?event_id=10727 省エネを求められる環境から、これまでになく“直流”の利点が見直されている。技術の進歩により、
交流と“直流”の変換が容易にできるなどコスト的に見合う性能が得られ、効率の良い電気利用のため
に、一旦“直流”に変換する製品が増加している。パワーエレクトロニクス技術の発展は、エアコン・
電車・自動車にインバータ駆動モータが搭載される時代を築いた。インバータにより、モータを減速
するときにエネルギー回生し、“直流”側に戻して再利用できるため、省エネが可能となる。また既に、
世界と日本で大容量の“直流”送電が実用化されているが、大容量の風力発電(ウィンドファーム)か
らの“直流”送電も実用化され、今後は風力発電・太陽光発電と蓄電池の接続などにも“直流”が応用さ
れていくと考えられる。そこで、本セミナーでは、これまで交流を手掛けていた技術者が、“直流”に
携わる際に役立つよう、基礎から今後の展望まで、技術的な視点で紹介する。“直流”・交流の経済性
や技術面の基本的な違いから、半導体素子などの発達による新しい“直流”送電技術、更には応用とし
て今後期待される分野での利点と問題点について解説する。
第1講 “直流”送電の歴史と利点・欠点
1.大容量“直流”送電の歴史:エジソンの送電システムからHVDC−Lightまで
2.“直流”化の利点・欠点:交流との比較を中心として
第2講 パワーエレクトロニクス技術の発展と“直流”送配電
1.スイッチングデバイスの発展:サイリスタ・GTO・IGBT・MOSFET
2.“直流”電圧の変圧技術:MG セットからチョッパ回路・スイッチング電源へ
3.インバータ駆動モータの実用化(直流経由技術):エアコン・電車・自動車への応用
4.大容量“直流”送電の高機能化:HVDC−Light, HVDC−plus, 等の紹介
第3講 “直流”送配電の発展と応用
1.“直流”給電で多数のモータをインバータ駆動する
2.新エネルギー(風力発電,太陽電池,燃料電池,など)の“直流”接続
3.“直流”による屋内配電(家庭・オフィス・データセンターなど)
454 :
名無電力14001 :2009/02/19(木) 13:08:41
日産自動車 急速起動・高効率を目指した円形平板型SOFCスタックの開発 (ナノテク2009資料)
ttp://www.nedo.go.jp/kengyou/gyoumuka/tenjikai/h20/nanotech/nissan.pdf 日産自動車においては、持続可能なモビリティ社会の発展に貢献するため、中期環境行動計画
「ニッサン・グリーンプログラム2010」を策定して事業を推進しており、2050年までにCO2を
70%削減することを目指している。 多種燃料対応・高効率のSOFCは、インフラ整備を待つ事な
くCO2削減に寄与できることから、急速起動(低温高出力・低熱容量)、低コスト、外部加湿レス
などの特長を有するSOFCシステムの実現に向けた研究開発を進めている。
上記の背景から応力に強いドーナツ形状のアノードサポート型セルを金属箔構造体で支持し、
且つ燃料・酸化の双方のガスを分離したまま循環利用可能な基本ユニットをスタックする構造を
考案し、実現への検討を進めてきた。 このための重要な要素技術として、高信頼の接合・シーリ
ング技術および耐腐食金属材料の開発が必要であり、NEDOの助成を受けて開発を推進した。
本開発技術を投入して実現したユニットは接合構造の工夫等により高いセル有効面積率(67%)
を実現し、これを5段積層したスタックの発電実験では、H2燃料でグロス出力54W@600℃
(0.37kW/L)、 84W@650℃(0.46kW/L)を得た。 また、起動時に室温から600℃まで60分
で昇温し、さらに発電時に重負荷条件(発熱1kW/L・30分)とした場合においても破損すること
は無く、耐久ポテンシャルの高さを確認した。
更なる高出力のセル研究と、多段化、スタックの耐久性向上、炭化水素系燃料への適合性向上
等を進めると共に、上記スタックを用いたSOFC発電システム構築に着手する。
上記SOFCスタックを使いこなすシステム制御を始め、高温環境に耐える補機部品など、現行
車やPEFCV開発で培った従来の知見だけでは解決が難しい新規技術の開発が必要である。
【ナノテク展】クルマもSOFCか、日産がモジュールを試作、展示
ttp://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090218/165919/
455 :
名無電力14001 :2009/02/19(木) 13:45:12
関西電機工業、太陽光発電の余剰を活用−充放電システム拡販
ttp://www.nikkan.co.jp/news/nkx0520090219hhad.html 関西電機工業は、太陽光発電の余剰電力を蓄電して事業所の電力使用量を節約する、充放電制御
システム事業を強化する。7月までに「システム制御開発課」を新設する。自社開発した「充放電
制御装置」のほか、設備施工会社と協力し、太陽光発電パネルや再生バッテリーと組み合わせてシ
ステム提案する。
システムは、太陽光発電による余剰電力をバッテリーに蓄電し、昼間に最大となる事業所内の電
力使用量をカバーして、基本電気料金を低減する。
456 :
名無電力14001 :2009/02/19(木) 13:58:04
NTTデータ、DCの省エネ化推進−太陽光発電導入
ttp://www.nikkan.co.jp/news/nkx0220090219bfaa.html NTTデータはデータセンター(DC)の省エネ化を進める。モデルケースとしている
三鷹DC(東京都三鷹市)に太陽光を用いた発電システムを設置し、月内に稼働する。
また、同DCで始めている高圧直流給電や仮想化技術など、省エネ型DCの全体像を
“見える化”したショールームを年内に設置し、省エネ型DCの利用拡大を推進。
国内18カ所に持つDCの省エネ型化につなげる。
457 :
名無電力14001 :2009/02/19(木) 15:19:51
458 :
名無電力14001 :2009/02/19(木) 15:24:34
459 :
名無電力14001 :2009/02/19(木) 15:35:50
温暖化ガス「4%削減も難しい」 電事連副会長が認識示す
ttp://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20090219AT3S1900M19022009.html 政府は19日午前、2020年までの日本の温暖化ガスの削減目標を話し合う中期目標検討委員会
(座長・福井俊彦前日銀総裁)の第4回会合を開き、産業界から意見を聴いた。
温暖化ガスの排出量が多い電気事業連合会の森本宜久副会長は「大幅な省エネの進展を前提とし
た大規模な設備投資はできない」と述べ、1990年比で4%程度の削減も難しいとの認識を示した。
現行の京都議定書での削減目標は「08〜12年の平均で90年比6%削減」。検討委員会の上部組織
にあたる「地球温暖化問題に関する懇談会」は中期目標案として「90年比7%増〜25%減」の6つの
目標案を示している。政府は検討委での目標の絞り込みを経て、6月までに目標を発表する。
460 :
名無電力14001 :
2009/02/19(木) 16:09:34 駒ケ根市が公共施設で新エネ事業 屋根貸し太陽光発電
ttp://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=13435 駒ケ根市は、自然エネルギーの普及促進を目指す企業「おひさま進歩エネルギー株式会社」
(飯田市)に、市内4つの公共施設の屋根を無償で貸し、設置された太陽光発電装置からの電力
を購入、各施設で使う。同社による装置の設置工事が進んでおり、年度内には完了する。
設置するのは東伊那保育園(出力10キロワット)、下平幼稚園(5キロワット)、赤穂東
子ども交流センター(同)、下平の農村環境改善センター(10キロワット)。いずれも同社
が屋根に装置を設置し、太陽光で発電できるようにする。屋根の貸与は20年間。起こした電
力はすべて市が買い取り、各施設で使用するほか、余分な電力は中部電力に売る。
4施設のうち、農村環境改善センターを除く3施設については、当日累計やリアルタイムの
発電量を示す表示板を市が設ける。子どもたちや市民の環境教育や啓発活動に役立てる狙いだ。
同社はNPO法人を母体に04年に設立された企業で、上下伊那地方の公共施設や民間施設
約120カ所で同様の事業を展開中。「駒ケ根の4施設はいずれも日当たりが良く、屋根の形
状もいい。効率の良い発電が期待できる」としている。
おひさま進歩エネルギー株式会社 太陽エネルギー事業
ttp://www.ohisama-energy.co.jp/service/solar.htm