東ガス新社「ライフバル」を語れ

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467名無電力14001
知らないうちにプロパンガス料金が値上げされたとして、横須賀市と三浦市、葉山町の消費者21人がきょう21日、
大手ガス販売会社を相手取り、「不当な値上げ分」の返還を求めて横浜地裁横須賀支部に提訴する。
背景には、プロパンガスが、公共料金である都市ガスとは違い、各事業者が自由に料金を設定し、
近隣でも価格が大きく異なるケースがあることがある。消費者がガス販売事業者を訴えるのは全国で初めてという。

訴えられるガス販売会社は、東証1部上場の「日本瓦斯(がす)(ニチガス、東京都中央区)」。
消費者らは、契約の際、他社より20〜40%安いとしていたのに、同社が十分な説明をしないまま値上げを繰り返し、
他社と変わらない価格水準にしていたと主張。原料価格ピーク時に同社が示した料金を上回る分は不当利得に当たるとして、
2006年4月〜昨年12月に支払った料金のうち計73万7863円の返還と、1人当たり10万円の慰謝料を求めている。

原告の一人、横須賀市の女性(65)によると、3キロ離れた同市内の会社員宅と比べ、
同社のプロパンガス使用量が3立方メートル少ないのに料金は1万円以上高くなっていたことがわかり、訴訟に加わったという。

同社は提訴について「コメントできない」としながら、読売新聞の取材には「値上げは事前に検針票で告知している。
価格差は是正したいが、世帯ごとに料金を交渉するうえ契約時期によっても単価に差が出る。業界全体にいえること」と反論している。
同社は関東の1都8県で約40万世帯と契約している。