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皇居・三の丸尚蔵館 入場者が300万人突破
11月11日17時3分配信 毎日新聞

天皇家や宮家から寄贈された美術、工芸品を収蔵・展示する皇居・東御苑の三の丸尚蔵館の入場者が10日、300万人を突破した。
300万人目の川崎市の会社員、日下芳郎さん(59)に、宮内庁から図録などの記念品が贈られた。
同館は、天皇陛下が昭和天皇の遺品を国に寄付したのを機に93年11月にオープン。
秩父宮家や高松宮家からの寄贈品、香淳皇后の遺品などが加わり、鎌倉時代の「春日権現験記絵」「蒙古襲来絵詞」など国宝級も含め約9500点を収蔵。無料公開されている。
日下さんはこの日で4回目の訪問。「高校の教科書で見た新古今集などの実物を直接見られ感激し、その後も来るようになった」と話している。
江戸時代の絵師、伊藤若冲の「動植綵絵」のように話題になった企画展もあり、リピーターも多い。
東京駅周辺の再開発で新丸ビルなどを訪れた中高年が立ち寄るケースも増えているという。
最終更新:11月11日17時3分