【悪臭】古賀・宗像清掃工場2件目【出すな】

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25名無電力14001
古賀清掃工場問題のまとめ(立地編)
 とりあえず、古賀清掃工場問題について自分なりにまとめてみました。

 2000(平成12)年6月2日公布、2001(平成13)年4月1日施行の「廃棄物の処理
及び清掃に関する法律」改定で野焼きが原則禁止になりました(参照)。
 実際は家庭ごみの小規模な野焼きなどの軽微なものは例外として禁止され
ませんでしたが、ダイオキシン類の発生を懸念して各自治体のごみ収集を利用
することが推奨されました(参照)。
 そのため、各自治体では家庭からのごみの受け入れ能力を増加させる必要に
迫られました。

 また、福間清掃工場の稼動は1981(昭和56)年(参照)か1982(昭和57)年(参照)。
かなり老朽化していたといいます。
 処理能力は80トン/日×3炉(=240トン/日)。
 排ガス中のダイオキシン類濃度(ng-TEQ/m3)のうちWHO-TEQ
(PCDD+PCDF+co-PCB)という数値は18で相対的に見て高い数値です(参照)。

 この数値の意味等については僕は知りません。

 そういうことが原因でしょうが、2002(平成14)年12月からのダイオキシン
規制強化に間に合わせるために(参照)新築を急いだのだそうです。

 この2002年の規制強化の内容が調べられませんでした。

 また、大規模な施設を作ると用地(10ha)の確保等で工期が4年かかり、規制に
間に合わなくなるという理由で東部工場(現宗像清掃工場:宗像市・玄海町)と
西部工場(現古賀清掃工場:津屋崎町・福間町・古賀市・新宮町)がそれぞれ
つくられることになったようです。
 東部工場は当初は福間清掃工場の隣接地に建設する予定でしたが古墳出土の
ために工期が延びることが予想されて断念したようです。
 そこで4市町が2か所ずつ候補地を持ち寄ってさらに3か所にしぼり、最終選考
を経て古賀市の玄望園跡地に決まったようです。
26名無電力14001:2007/08/27(月) 00:45:07
最終選考の選考基準は以下の通り(以上参照)。

1.地形の調査(焼却場の敷地の有効面積確保)
2.造成にかかる期間および造成金額
3.工事用車両の搬入道路の整備
4.環境調査

(続・清掃工場建替え計画について)

 こうして古賀清掃工場は2000(平成12)年11月6日に着工され、2003(平成15)年
3月31日に完成し、引渡しが行われました(参照)。

 玄望園は、もともと大規模なみかん畑でした。
 なだらかな傾斜が続いていて、のどかな場所でした。
 1991年頃まで進んでいたテーマパーク「古賀フランス村」経建設のために
売却され、元町議が経営する市内の不動産会社が大部分を所有していたと言われて
います。
 もしそれが本当ならば用地取得も容易ですし、なだらかな土地ですから造成も
比較的容易でしょう。
 おまけに旧唐津街道(県道)沿いでもあります。
 早く代替の清掃工場を作らなければならない行政関係者にとって、とても魅力
的な土地だったのではないかと思います。
 いまだに舞の里住民の一部からは、建設に際して地元住民の意見は無視され
続けたという声が聞かれますが、これは行政側が慌てすぎていたからではないか
と僕は憶測しています。

 当時は時間がなかったからだと思いますが、結果として残念なことになって
しまっています。

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【2007/07/16 12:00】 | 環境 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
27名無電力14001:2007/08/27(月) 00:47:36
古賀清掃工場問題のまとめ(ダイオキシン類対策編)
 古賀清掃工場の問題として、立地に関して急ぎすぎたことを指摘
しました。
 恐らくその感情的なもつれが、一部住民の清掃工場への不安を増大
させているのではないかと思います。

 当初古賀清掃工場は、「次世代型ごみ処理プロセスとして最も先行
しているもので、ダイオキシンの排出抑制、ごみの自己熱による灰分
の溶融、高い熱回収率、埋立て処分量の減量化を達成します。さらに
鉄・アルミを錆のない状態で回収し、有価物としての再利用やスラグの
アスファルト舗装用骨材への適用など従来の焼却プロセスにはない特長
を数多く有しています(参照)」と期待されていました。
 ところがふたを開けてみると高額の負担金に配管の破損(参照)、灯油
使用量の増大やガス溶解炉導入の理由のひとつだった町川原に埋め立てて
いた旧清掃工場焼却灰の処理ができないこと(参照)、平成16年1月に筵内
地区のダイオキシン類が何故か環境基準0.6以下に対して2.4が観測された
こと(参照)など問題が山積しています。

 聞いた話では、同形式のガス化溶解炉はドイツで爆発事故を起こして
いると言う話や焼却した後のスラグの利用方法がないことやせっかく
分別したペットボトルを燃やさないと熱量が確保できないために燃やして
いることや騒音が大きいことや環境アセスメントがきちんとなされて
いなかったうたがいがあることなどが言われているようです。
28名無電力14001:2007/08/27(月) 00:50:39
今回は、ダイオキシン類の問題についてその流れをネット上にあった
情報を元におさらいしておきたいと思います。
 当初は「ダイオキシン類の排出抑制」が期待されていた古賀清掃工場
です(参照)が、2004(平成16)年1月には周辺地域の1ヶ所で環境基準0.6
以下なのに2.4を記録(参照)しました。
 再測定を行った結果、その場所では0.022になったものの地域住民の
不安はおさまらず、常時監視装置の設置を求める動きが出たようです
(参照・参照)。
 ところが、いまだになぜか設置されていない(参照)。 ということの
ようです。

 実際、ダイオキシン類がどの程度有害かについては僕自身翌分かり
ません(参照・参照・参照)。自治体によっては落ち葉焚きも認めないと
いう現状には、正直違和感をもっています。

 と言うより、何らかの利権の臭いを感じます。

 ただ、そんなに不安をもっている住民がいるなら監視装置くらい
付ければいいじゃないかと思います。
 そうやって一つ一つ不安を取り除いていくのが大切だと思います。

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【2007/07/17 12:00】 | 環境 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
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