>>90 中津川でフェロシルト撤去開始 22日までに完了の見通し
12月18日10時48分配信 中日新聞【岐阜県】
中津川市中津川に埋設された土壌埋め戻し材「フェロシルト」の撤去作業が17日、始まった。
製造元の石原産業(大阪市)が県に提出した撤去計画に基づいて実施し、撤去量は土砂を含め約150トンの見込み。22日までに搬出する見通し。
民家前の地面を重機で掘り起こすと、赤い土の塊に見えるフェロシルトが現れた。ブルーシートの上に積み、さらにシートをかぶせて包むようにして保管した。
搬出用ダンプの車輪にフェロシルトが付着するのを防ぐため、進入路には鉄板を敷いた。
同所では9月に埋設が発覚し、石原産業は住民の意向を聞きながら、飛散防止に努める計画を立てている。
県と中津川市で作業を監視していく。
県不法投棄監視課の亀井洋志課長補佐は「地権者を含め地元の意思統一が早く、県内でもごく早い撤去事例になった」と話し、
市の杉山克美生活環境部長は「住民の安全安心のため、撤去後の環境調査までしっかりやりたい」と語った。
見守った地元区長の市岡甚吉さん(71)は「撤去方法は納得した。『もう、ないよ』というまでしっかりやってほしい」と話していた。
(山本哲正) 最終更新:12月18日10時48分