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<トヨタ>07年の世界生産計画がGM抜きトップに
9月5日11時12分配信 毎日新聞【ワシントン木村旬】
トヨタ自動車の07年の世界生産台数が、米ゼネラル・モーターズ(GM)を抜いて初の世界トップの座に就くことが4日、確定的となった。
トヨタの年間生産計画942万台に対し、GMがこの日発表した年間計画は928万5000台にとどまったため。
年間計画ベースでトヨタ世界一の見通しを裏付ける数字が明らかになったのは初めて。
トヨタは07年の世界販売台数でもGMを上回って世界トップとなることが確実視されている。
GMは4日、07年7〜9月期の世界生産計画を224万6000台から219万5000台に下方修正し、10〜12月期の生産計画を234万台に設定した。
1〜6月期の生産台数は475万台だったため、年間では928万5000台となる。
一方、トヨタはダイハツ工業と日野自動車を含めたグループの07年の世界生産計画を942万台に設定しており、GMを13万5000台上回る。
トヨタは07年1〜6月期の世界販売台数が471万6000台とGM(467万台)を上回り、半期ベースで初の世界首位となっている。
今後大きな混乱がない限り、トヨタが生産・販売ともに世界首位となることは確実と言えそうだ。
GMは新興市場のアジアや中南米で販売を伸ばしているが、主力の北米市場では大型車が中心のため、ガソリン高などが響いて販売が低迷している。
これに対し、トヨタは低燃費技術を武器に北米などでシェアを伸ばし、出遅れが目立っていたインドなど新興市場の開拓も急いでいる。
最終更新:9月5日11時12分