>>915 ダイオキシン:松江・馬潟工業団地の対策委、堆積物や土壌調査へ /島根
2月5日18時2分配信 毎日新聞
松江市の馬潟工業団地周辺の水路の環境監視などを行う「馬潟工業団地周辺水路ダイオキシン対策委員会」が4日、県宍道湖流域下水道管理事務所(同市竹矢町)で開かれた。
対策工事後の調査で、水路3カ所の底質から環境基準を上回るダイオキシン濃度が記録されたことについて、
委員からは「周辺の土壌が水路に落ち、堆積(たいせき)していることも一因」という意見が出され、同委員会では今後、水路の堆積物と周辺の土壌を調査していく方針を示した。
同団地のダイオキシン対策工事は昨年7月に終了。
同10月、県が団地内の水路6カ所のダイオキシン濃度を測定した結果、底質3カ所で1グラムあたり200〜350ピコグラムを記録し、環境基準値150ピコグラムを上回った。
委員会で、東京農工大学大学院教授の細見正明委員は「水のダイオキシン濃度は原因を解決すれば下がる。
だが周辺の土壌は下がらず、工事後に底質3カ所でダイオキシン濃度が上回ったのは、路肩の土壌が水路に落ち堆積していることも一因だと考えられる」と述べた。【小坂剛志】
2月5日朝刊 最終更新:2月5日18時2分