862 :
名無電力14001:
863 :
名無電力14001:2007/12/21(金) 18:58:08
ダイオキシン類データ改ざん:大野の業者、排ガス値低く県に報告 /福井
産廃処理業者「カナート」(本社・大野市)が昨年県に提出したダイオキシン類の測定結果に、虚偽の記載があったことが分かり、
県は18日、同社を厳重注意し、再発防止策の報告を指示した。
県環境政策課によると、同社は06年6月、勝山市内にある廃棄物焼却炉の排ガスを自主計測した結果、ダイオキシン特措法が定める基準値1立方メートル当たり10ナノグラム(ナノは10億分の1)の1・17倍のダイオキシン類を検出したと報告。
さらに今年4月には、施設改善がされたと報告した。
データの数値を疑問視した県が今月6日に再調査を求めたところ、同社は今月13日になって、
データ改ざんを認め、基準値の約8・6倍のダイオキシン類を検出していたとする報告書を提出した。
今回のダイオキシン類検出に対し、県は「現場周辺は住宅地から約600メートル離れており、排ガスも拡散するため、環境への影響はないと考える」と話している。【大久保陽一】
毎日新聞 2007年12月19日
864 :
名無電力14001:2007/12/21(金) 19:00:21
>>608 日明工場のダイオキシン類検出:機器老朽化が原因 /福岡
北九州市環境局は7日、小倉北区西港町のごみ焼却施設「日明工場」の排水から基準の310倍のダイオキシン類が検出されたのは、機器の老朽化による故障や高負荷での運転が原因と発表した。
また、昨年8月〜今年9月、一酸化炭素濃度が最高1944ppmとなるなど検出基準の100ppmを超えた日が105日あったことも判明した。
9月下旬から操業を停止している焼却炉3基の改修工事を終え、8日から順次操業を再開する。
市環境局によると、6月25日に3号炉で水蒸気漏れが発生し、次の処理過程のフィルター内部で水滴となって目詰まりを起こしたため、ダイオキシン類を含んだ水滴がガス洗浄装置から排水処理装置に流入するなどしたとみている。
昨年8月〜今年9月、燃焼温度が基準の800度を下回った日が4日あった。
今後、
(1)機器類の計画的な整備・更新
(2)ダイオキシン類の測定回数を年1回から月1回に増やす
(3)熱を多く出すプラスチックや木材などの受け入れ制限
−−などの対策を取る。【木村雄峰】
〔北九州版〕毎日新聞 2007年12月8日
865 :
名無電力14001:2007/12/21(金) 19:01:52
有害物質:家屋解体業者の焼却炉ガスから、ダイオキシン類検出−−名古屋 /愛知
名古屋市は6日、家屋解体業「合名会社中橋商店」(緑区鳴海町長田)所有の廃棄物焼却炉の排出ガスから、法定基準の1・9倍のダイオキシン類が検出されたと発表した。
市は焼却炉の使用停止と原因究明を文書で指導した。
市が10月にダイオキシン類対策特別措置法に基づき検査し、5日に汚染が判明した。
焼却炉は99年10月から稼働。市は周辺民家への影響は今のところないとしている。【影山哲也】
毎日新聞 2007年12月7日
866 :
名無電力14001:2007/12/21(金) 19:04:23
廃プラスチックの焼却 都の全面移行で加速 不燃物扱いのままの自治体も
12月20日8時0分配信 産経新聞
リサイクル対象外の廃プラスチックについて、不燃ゴミ扱いにしていた東京23区は、来年度から一転、可燃ゴミ扱いにして清掃工場で焼却する。
ダイオキシンの除去など環境対策が整ったうえ、埋め立て処理が限界に近づいていることなどが理由。
一方で「住民感情への配慮」から全面焼却は行わない神戸市など、都市によって扱いは異なる。(八並朋昌)
食べかすが残るパック、CDケース、玩具など、23区では不燃ゴミとして収集、埋め立て処分している廃プラが、来年度から可燃ゴミとして焼却されると聞いた杉並区の40代主婦は
「え〜、プラスチックなんか燃やして大丈夫かしら…」と不安をのぞかせる。
23区は昭和48年前後から、廃プラを不燃ゴミとしてきた。
焼却で出る有害物質の除去が不十分だったうえ、焼却炉の能力にも限界があったためで、住民には「プラスチックは燃やせない」という意識が根付いている。
一変するきっかけは平成17年5月、環境省が廃棄物処理の基本方針を改定したこと。
12年1月の特別措置法施行によるダイオキシン対策進展や、埋め立て処分場の逼迫(ひっぱく)を受け、廃プラは「発生抑制、再生利用を進めてもなお残るものは埋め立てせず、(焼却での)熱回収が適当」としたのだ。
◆◇◆
23区も同10月に20年度全面実施を決めており、22清掃工場などを管理運営する東京二十三区清掃一部事務組合は、廃プラの「サーマルリサイクル(燃焼再利用)」の広報に躍起。
「全工場で対応を終えており安全」と、企画担当係長の池田真司さんは強調する。
ダイオキシン対策では、高温燃焼や排ガスの急冷で発生を抑え、さらに活性炭や濾過(ろか)式集塵(しゅうじん)器でも除去。
焼却灰は高温で溶かしてガラス状の砂(スラグ)にし、舗装などに再利用する。
「各工場での試行では、排ガスのダイオキシン濃度は規制値の100〜100万分の1以下。検出なしも多い」
867 :
名無電力14001:2007/12/21(金) 19:06:02
>>866つづき
23区で収集される廃プラは49・6万トン(16年度)。
うち3分の1は可燃ゴミに混入して焼却され、31・5万トンが不燃ゴミとして埋め立てられる。
この埋め立て分を焼却するなどすれば、東京湾の処分場が満杯になるのを、30年後から50年後に20年延ばせる。
さらに焼却熱による発電量が1時間あたり約1億9900万キロワット、約5万7000世帯の年間使用分増加するが、同時に温室効果ガスの二酸化炭素が増える。
埋め立て後に発生するメタンガスや、売電による電力会社の発生抑制分を差し引いても、0・7万トン増える見通しだ。
◆◇◆
23区の区長会などによると、17年度時点で東京以外の政令指定15市(現在は17市)のうち、全面焼却しているのは9市、焼却・埋め立ての併用が3市、埋め立てのみが3市と、対応が分かれる。
大阪市は、24時間連続焼却炉を昭和38年に全国で初めて導入し、55年から廃プラの全面焼却態勢をとっている。「山間部が少なく、埋め立て地確保が難しいのが最大の理由。
10清掃工場は廃プラ焼却を前提に整備し、ダイオキシン対策も平成14年度までに完了した」と、環境局業務企画担当課長の濱真理さん。
仙台市は、かつて不燃ゴミ扱いだったが、埋め立て地の確保難で「平成3年度から全3工場で全面焼却を行っている」(環境局施設課)。
半面、神戸市は「全面焼却の予定はない」。
ダイオキシン対策後の平成16年秋から、食品が付着した容器類に限り焼却しているが「他は不燃ゴミとして埋め立てている。安全かどうかより、安心できるかどうかという、市民感情に配慮した」(環境局環境政策課)という。
東京都に続いて廃プラ全面焼却に移行する自治体は増えるとみられるが、住民への十分な説明が不可欠だ。
最終更新:12月20日8時0分