>>744 新認定患者は、認定基準が皮膚症状などから血中のダイオキシン濃度に変更された04年以降認定を受けた人がほとんどで、四十数人いるとみられ、うち五島市や広島県などの約30人が提訴する方針。
賠償金のほか、認定前に自己負担した医療費や通院代も請求する。
提訴方針に先立ち、年内にカネミと賠償金や医療費などの支払いを直接交渉したい考えだが、保田弁護士は「これまでの要望でも受け入れられていない。法的手段をとるしかないだろう」と話している。
また、カネミは現在、経営難を理由に旧認定患者の原告への和解金の支払いも凍結しているが、和解条項では、原告が和解金を強制執行できるのはカネミが倒産や強制執行を受けた時に限られており、旧認定患者は残額を請求できない状態。
保田弁護士は「新認定患者が勝訴し、カネミ側へ強制執行を申し立てれば、旧認定患者の和解金の請求も可能になる」と話している。
最終更新:10月22日10時26分