22日午後4時15分ごろ、愛知県豊橋市仁連木町の中部電力東田変電所付近の住民か
ら「変電所からボンという音がして煙が上がっている」と同社に通報があった。
付近の8800世帯が最長約30分間停電したため、中部電力の社員が現場に駆けつけ、
高さ約4メートルの変圧器の上で、若い男性が死亡しているのを見つけた。
豊橋署の調べによると、男性は10代後半から30代で、身長約170センチ。全身が黒く
焼けており、感電死とみられる。
変圧器から変電所の本館につながる6600ボルトの電気が流れるケーブルには鉄製
のカバーが掛かっていたが、同署は何らかの方法で男性が外し、むき出しになったケ
ーブルに触り、感電したとみて、事故と自殺の両面で調べている。
男性の着衣は感電した際に飛び散り、詳細は分からないが、色不明のズボンと格子
の入った上着を着ていたとみられる。
http://www.sankei.co.jp/news/030522/0522sha125.htm