東海地震で静岡・浜岡原発は大丈夫か? 3

このエントリーをはてなブックマークに追加
817名無電力14001
>>812
静岡新聞HPにあったよ。

http://www.shizushin.com/area21/area21_2003071708.html
【2003年07月17日(木)】
<東海地震説の石橋神戸大教授 想定外の対策強調 掛川で講演>
 東海地震説の提唱者として知られる神戸大の石橋克彦教授が十六日、掛川市の生涯学習センターで講演し、
東海地震が起こった際の浜岡原発(小笠郡浜岡町)の安全性に疑問を投げ掛けた。東海地震で被害を受けた後に
大きな余震が襲った場合など、原発では「想定外の被害が起こり得る」とし、地震と原発の複合的な
「原発震災」の危険性を指摘した。ただ「すぐ止めるのは難しいのも事実」と現実的な事故対策の必要性にも触れた。
 浜岡原発の耐震性については「マグニチュード(M)8・5の限界地震にも耐えられる」(中部電力)と
されているが、石橋教授は「本震で損傷した各部をM7級の大余震が襲ったらどうか」と疑問視し、
地震の損傷で安全装置が十分機能しない危険性もあり得るのではないか―と指摘した。また「自然は
モデル通りではない」とし、原発の事故対策では想定外の揺れや悪条件も考えに入れるべきだ、とした。
 石橋教授は先に開かれた国際学会で日本の「原発震災」の危険性を発表し、浜岡原発に関しては
中部電力が「耐震性は十分確保されている」と反論を同社のホームページに掲載した。講演では、
この反論にも触れて「中電は津波が原子炉建屋を直撃することはないと言うが、取水トンネルが
壊れる危険性はある」などと再反論した。
 講演は掛川市主催の防災研修会の一環で、榛村純一市長、土隆一静大名誉教授とのてい談も
行われた。この中で、石橋教授は原発をすぐ止めるのが難しいなら、「放射能の被害想定なども
きちんとしてほしい」と現実的な対策の在り方も話した。
 石橋教授は一九九五年の阪神・淡路大震災以降、「災害は想定外のことが起こる」として、
地震時の原発事故の危険性を指摘している。