<浜岡原発と東海地震は脅威 米地質学者、危険性を警告>
米国人地質学者で、劣化ウラン問題の専門家でもあるローレン・モレ氏が10日、静岡県庁で記者会見し
「浜岡原発と東海地震は最も危険な2つの脅威だ」と述べ、東海地震が発生した際に、震源域内にある
中部電力浜岡原発(同県浜岡町)で起き得る災害の危険性を警告した。
9日に同原発とオフサイトセンターを見学したモレ氏は「浜岡原発の一帯は岩盤が軟らかいだけでなく、
至る所に断層があった」と指摘。
さらに、津波の危険性にも触れた上で「今の耐震基準に合っておらず、地震発生時に
炉心溶解(メルトダウン)が引き起こされた場合、漏れた放射能は地球規模で広がる」と話した。
東海地震発生時の浜岡原発の危険性については、今月上旬に札幌市内で開かれた学会で、
茂木清夫・前地震防災対策強化地域判定会会長や石橋克彦・神戸大教授が相次いで警告している。
(共同通信)[7月10日19時13分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030710-00000219-kyodo-soci