>>314 今頃と言われそうですが、お答えします。
GHPのCOPが低いと思われがちですが、
決して低い訳ではありません。
これはGHPが一次エネルギー(天然ガスやLPG)使用している為、
表示上のCOPが低いように感じてしまいます。
【EHPの場合】
発電所で作られた電気を末端まで送電する際、
送電ロスや廃熱不使用等があり、発電所での電気を100%とすると
末端に届く電気は約35%となり、約65%もの電気が無駄になっています。
これをエネルギー利用率と言います。
このロスがGHPと比較する際、すべて無視されているのです。
従って、2次エネルギーを利用するEHPと一次エネルギーを利用するGHPを
カタログ上のCOPだけで比較する事はできません。
参考にEHPとCOPを比較する為の換算値を記載しておきます。
現在、業界最高機種はYN社で冷暖平均COP1.6(1次エネルギー値)で、
2次エネルギー換算すると冷暖平均COP4.47となります。
【参考】
EHP一次エネルギー換算COP値
=一次エネルギー換算係数(0.358)※1×電気基準COP値
※1:省エネ法による電気の一次エネルギー換算値(昼間)
グリーン購入法による基準値(2004年4月改定値)
10,050kj/1kwh(※2)より算出
※2:物理的には1kwh=3,600kjですが、1kwh発電をするのに
10,050kj要したとして算定