>>779 「自然にある放射線」は人体に無害。
「放射線は自然にあるものだから人体に無害なんだyo」
これも詭弁ではない。
数千万年をかけて人類は放射線に対する免疫を獲得してきました。
しかし「原子力発電に使われる放射性物質」から発せられる放射線、これそのもの
に対する免疫があるかといわれれば疑問です。
紛らわしく、分かりにくい主題を取り上げて簡単に説明したのがあのCMです。
http://www.fepc.or.jp/cycle/pultonium.html プルトニウムとは
ウランと同じように核分裂してエネルギーを出すプルトニウムは
、放射線を出す物質(放射性物質)の一つ。比重が鉄の2.5倍もある
重い金属で、そのため空気中に浮遊しにくい性質をもっています。
また、天然には存在しない人工放射性元素です。
1gのプルトニウムは、石油にして約2000リットル、石炭なら約3トン、
LNGなら約1.5トンのエネルギーに匹敵します。
●プルトニウムと放射線
プルトニウムは人体に影響を及ぼす放射線を出しますが、
放射線にはいろいろな種類があります。ヘリウム原子核を本質とする
アルファ線は透過力が弱く、紙一枚でさえぎることができます。
電子を本質とするベータ線・電子線は、紙は透しますが薄いアルミニウム板
でさえぎることができます。
電磁波としての本質をもつガンマ線やエックス線は、
金属やコンクリートでなければさえぎれません。
プルトニウムはアルファ線を放出し、万一吸い込むと、
ガンなどを発生させる危険があります。
このため、厳重な注意が必要となりますが、十分な管理を行うことで、
安全に取り扱うことができます。
プルトニウムは人体に有害。つい60年ほど前に作られたばかりで人類は未だ免疫を取得していない。
また、自然には存在していない。