川辺川ダム反対

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48役人は、都合の悪い事はすぐ忘れる
ttp://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20020224k0000m040127000c.html
川辺川ダム:ダム抜きでも治水可能と 国が実験で確認

 国土交通省八代工事事務所(熊本県八代市)は00年度の模型実験で、同市内の球磨川堤防が強化されて
川の断面積が狭くなっても、毎秒1万立方メートルの大水が堤防より1・5メートル低い水位で流れることを
確認していた。国は80年に1度の確率で起こる大水(毎秒8600立方メートル)で八代の堤防の一部に
1・5メートルの余裕が確保できなくなることを根拠に、川辺川ダムが必要と主張している。
 この実験結果は00年度の九州地方整備局(九地整)の技術研究発表会で、八代工事事務所の
榎田範男・調査第一課長が発表し、九地整の論文集に載った。
 それによると、球磨川が大きく曲がる八代市萩原地区で、堤防幅を川側に張り出し、
岸に当たる水の力を弱める突起を7カ所に設ける強化工事をしても、毎秒1万立方メートルの流量に対して
国が定める1・5メートルの余裕を残した水位程度で流れることが分かった。
 八代市内の球磨川については、民間の研究者グループ「川辺川研究会」が既に昨秋、
過去の河川改修の成果で川辺川ダムを建設しなくても治水可能と主張している。その説が
国の実験でも証明されていたことになる。
 この実験結果について榎田課長は「覚えていない」。九地整の工藤啓・河川調査官は
「チェックした上でしか、コメントできない」と話している。 

【福岡賢正】[毎日新聞2月24日] ( 2002-02-24-03:01 )