化石燃料って人工的に作れないの?

このエントリーをはてなブックマークに追加
二酸化炭素や水?から石油を人工合成できたとしても、
エネルギー収支では、合成に必要なエネルギーの方が多くなるはず。
特別な触媒とかが開発されれば、どうなるか解らないけど。

化石燃料を使うのは、何億年分の光合成エネルギーの貯金を使うようなもの。
リサイクルするなら、エネルギーの保存よりも、消費する資源と最終産物(廃棄物)が
同じにすることの方が意味がありそうだな。
5バイキンマン:01/09/27 00:39
石油を生成する微生物が見つかっているはずです。新聞の切り抜きを持ってますが
行方不明。現在の化石エネルギーの消耗度合いは、計算上合わないので
地下生成説を唱えた記事を立花隆氏は紹介してました。
参考 プラスチックを微生物により生産する技術の開発
http://www.nedo.go.jp/itd/grant/jitu/97gp1-j.htm
6名無しさん@お腹いっぱい。:01/09/27 04:37
現状では割りに合わない。
大量のエネルギーを使って少量のエネルギーを作る事になる。

フリエネ系の技術だと成功した!って人達は居るけど、
まあどうなんだろうね。
7名無しさん@お腹いっぱい。:01/09/27 14:26
化石燃料を環境にやさしい蓄電池とみなして、
太陽光エネルギーを固定させる。
その固定プロセスで石油の生成菌を使う。
固定効率は遺伝子組み替えで大幅アップ。

大気中の二酸化炭素の濃度は減るし、
通常の蓄電池みたいに有害ではないし。
一石二鳥?
8名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/02 06:23
植物油からディーゼル燃料を造るバイオディーゼルってのがあります。
ふつうのディーゼルが改造無しで使えて、硫黄が含まれていないのでSOxがなくなり
黒煙も減るんだと。NOxはそのままだけど..
何でも排ガスから天ぷらの匂いがするとか。
そうじゃなくて科学的に合成する場合は材料が問題。
9名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/02 08:56
>>5
それ、「エネルギー・資源」(エネルギー・資源学会発行)
で読んだ事ある。古細菌の一種らしいです。
二酸化炭素を地下封入する技術と組み合わせて原油を生産する
ことが可能とか。
古細菌て色々とすごい可能性がありますね。
10名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/08 22:48
ガイアックスとかのアルコール燃料はどう?
11名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/09 00:44
水を電気分解して酸水素ガスを作り出し燃料化する装置は発売されている。大手製鉄所では
採用しています。値段は30万から。
電気消費量は家庭であればソーラーで十分。
何でもそうだけど(電力会社等)大規模に供給しようとするから無理がある。
小規模でまかなう集合体発想が大切!と思いますが・・・・
12名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/09 01:41
日本における石油に代わるエネルギーって例えばなにがあります?今現在
簡単で良いんで教えてください。
13名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/09 02:11
石油をつくる微生物だってさ。
http://www.nhk.or.jp/eye/labo/1996/lab10.html
14M大学:01/11/09 10:38
10年以上前に微細藻類(アオコだね)が炭化水素を作り細胞内に備蓄するという
研究がなされていたぞい
15名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/09 23:29
ありがとうございます
16名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/09 23:55
こんなもん作ったら、もっと温暖化が進むんじゃないの?
17名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/10 02:20
>>16
CO2を一度固定したものがまたCO2に戻っているだけだから関係ないでしょ。
18名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/10 12:24
CO2を固定しているのは、海に住むサンゴだぞ。
19どうか、マジレス求む。:01/11/10 17:39
石油は乗物の燃料として今の所代替の効かない貴重な資源であるそうですが、
種々の有機化合物合成等の出発物質としても重要だったかとおもいます。
仮に、電気(と貯蔵手段)だけは腐るほど利用できる世界があったとして、
「これは作れないだろう」とか「これは滅茶苦茶貴重品扱いだろうな」
という物質があったら教えてください。
化学は高校卒業レベルなんで、非常に愚かな質問をしているのかもしれませんが
、どうかヒントだけでもよろしくお願いします。
2019:01/11/10 20:07
いっそ、化学板で聞いてみようかどうしようか・・・
とりあえず、あげ。
21名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/12 15:16
>>1
エネルギー保存の法則を知りましょう。
>>13
結局は生物だろうが太陽電池だろうが変換効率。
>>4
正しそうだが、違う。触媒は所詮活性化エネルギーを減らすだけ。
反応に必要なエネルギーは変化しない。ある意味ドキュソな回答。

というわけで、こんなスレ止めましょう。
22超臨界水:01/11/12 15:32
人工的に作っても、それを作るためのエネルギーが・・・・(笑)
もしかしたら1は代替エネルギーの話をしたかったのでは?>>21
23M大学:01/11/12 16:43
それとも石炭液化のことかな?
2413:01/11/12 16:51
>>21
やっぱり、エネルギーとして使うのには効率悪いかな?
でも、薬品とかプラスチック作るのには使えそうだよね?
25名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/12 17:25
>>19
現状認識にズレがあるような。

> 石油は乗物の燃料として今のところ代替の利かない貴重な資源
石炭液化技術というのがあるので代替は利きます、石油由来のものより
かなり高価ですけど。これは一例に過ぎませんが、石油が枯渇し、かつ
電力が安価な世界が存在したとして、現在合成可能な化合物であれば
「これは作れないだろう」
というものはないんじゃないかと。同様に「これはめちゃくちゃ高価
だろうな」というのは特に存在しないのではないかと。もしかすると
化学製品の価格が全体的に高価になっているかもしれませんが。
26名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/12 17:36
石油は化石燃料ではなく、
地下のマグマから涌き出てくるものだと、テレビで言っていたぞ。
だから、いつまでたっても埋蔵量が減らないんだと。
いろんな説があるんだよね。
でもまあ、そろそろ化石燃料の使用は減らしていかないとね。
2821:01/11/13 01:38
>>22
そうかも知れない。技術だけならNEDOでもどこでもやってるね。
石炭の液化といったものから、バイオ系まで。
>>24
生物学的変換はまだ発展途上だから改善の余地はあると思うけど、
他の要素も含めた優位性の主張をする必要があると思う。
例えば太陽電池ならエネルギー生産以外に公益性は見出せないが、
森林なら保水機能とかその他の公益的側面がたくさんあるからね。
薬品は特殊性があるのでともかく、プラスチックは麻からでも生ゴミからでも、
トウモロコシからでもできる。
でも普通のプラと競争力はないだろうから、生分解性プラで勝負じゃない?

それにしても、このスレのタイトルに何か矛盾を感じる…
29名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/14 02:40
>>26
問題はそれが事実としても湧出量は消費量に全く追いつかないこと。

石油埋蔵量を消費するのに100年弱。
それと同量を生み出すのに数千万年。
供給が消費に追いつかなければ簡単に枯渇します。
30名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/14 11:08
>>21
触媒ができれば、自然界で化石燃料が作られる時の
余分な副反応を省略できるかも知れない,という話です。
誤解を与えたようでスマソ。
あっ、そういうことだったのね。
だったら、結局コスト効率だね。
現在の社会システムとインフラを利用しようと思えばバイオマスがいいだろうけど、
所詮用途なんて知れているのだから原子力の電力で水素をつくり水素エネルギーを分散型に利用(燃料電池とか車とか)すれば当面は安泰だな。
コストがブレイクイーブンになるかどうかで、50年前に石炭から石油にシフトしたようなことが今世紀中におこるだろう。

炭化水素を介するより水素だけのほうがよいと思うが・・・
32名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/14 11:07
バイオマスってCO2排出量多いんだけどね
33名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/14 11:32
>>32
コジェネと組み合わせたシステムを作ればオーケー。
34名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/15 12:58
バイオマスのCO2は循環炭素だから多くても問題なし。
35名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/19 06:32
松根油
36名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/05 01:24
sage
37名無しさん@お腹いっぱい。 :02/07/05 21:19
石油なら天然ガス、石炭から作れます。

天然ガス+水→一酸化炭素+水素→石油

の工程でできます。触媒は昔は鉄、ニッケル、コバルトなど、
最近はルテニウム+マンガンです。この反応は経済制裁を課せられていた
南アフリカが実際に作っていました。

コストは天然よりいくらか高くなります。しかしメリットとして

1 東南アジアなどの安い天然ガスから作れば
中東の情勢や為替のリスクを負わなくて良い。
2 窒素、硫黄分がゼロのクリーンな石油ができる

があります。
3837:02/07/05 21:27
では二酸化炭素から石油は出来ないか?というと実はできます。
石油に限らず、二酸化炭素を原料にした研究が盛んに行われていました。
基本的には水素や一酸化炭素と反応させメタノール、アルデヒド、酢酸など
が合成できました。メタノールが出来ればゼオライトを触媒とすれば石油は
できます。

しかし工業化にまでいたらなかった。基本的に水素は石油の改質から作り、
メタノールはそこでできた水素と一酸化炭素と反応させ作る。
一酸化炭素の変わりに二酸化炭素を使うので一手間。
あと化学量論てきに考えても二酸化炭素から作るほうが水素を多く消費する。
そんなわけで今はこの研究はそんなにやっていないですね。

3937:02/07/05 21:40
石油の埋蔵量は50年と言われています。この説は生物の死骸からできてい
ることを前提にしています。

しかし私は石油は地球内部で合成されているのではないかと思います。
石油は出る場所により成分が異なるのですが、共通しているのはニッケルと
バナジウムが必ず一緒にでること。そして2つが触媒となり>>37で書いた
反応が起きているのではないか、という説があります。
実際、ニッケルとバナジウムを触媒に実験をしてみたところ石油が合成された
という事実があります。

反応に必要なエネルギーは地球内部には充分あるでしょう。問題はどうやって
一酸化炭素と水素が出来るのか?というところでしょうか。

まあでも石油はなくなっても、まとまった炭素源があれば問題なしですね。
メタンハイドレードも見つかったことですし、現在の文明を維持するのは
200年ぐらいは心配ないと思います。



>>なくなっては困るもの

触媒をやっている人間としては白金、ルテニウムがなくなったら非常に困る。
例えるならお酢をとられた寿司屋だな。


4037:02/07/05 21:45
石油の埋蔵量は正直「神のみぞ知る」でしょう。
一般には「中国などこれから経済発展をしてくる国があるので石油の消費は増える」
と言われています。しかし先進国のエネルギー使用量に対する石油の依存度は年々
減ってきています。

40年ぐらい前の推定埋蔵量によると今頃は枯渇しているはずなんだよね。
41名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/05 22:59
石油と言っても、造れるのはガソリンや灯油レベル。
軽油、重油レベルは難しい。まあ必要ないのかもしれませんな。
いちいち二酸化炭素から造らなくとも、菜の花や植物プランクトンから
バイオフューエルを生成して、ディーゼルで燃やせばよいのではないか。
Pt担体ゼオライトなどででベンゼン基造るより安くないか?
4237:02/07/05 23:05
おっしゃるとおり環境を考えたら菜の花ですね。
量はどのくらい確保出来るのですか?

詳しくは分かりませんがルテニウム+マンガンを
触媒に使えば芳香族はできないよ。
43名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/05 23:44
石炭天然ガスといった他の化石燃料と原子力の利用促進等
石油への依存度を減らす努力が実を結んだんだね。
44名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/06 01:40
>>37
化石燃料(天然ガス)から化石燃料(石油)を作ってるだけ。
スレタイの答えになってないじゃん。

なお天然ガスから合成される液体燃料では石油(炭化水素)よりDMEの方が有望。


45名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/06 06:44
>>44
しかし、既存のエンジンに問題なく使えるようにしようとすると、炭化水素が有望
ま、既にガイアックスのような代替製品もあるが、
基本的に性質が異なるから、燃料ホースなど装置の耐久性に及ぼす影響などが
良くわからないのが難点。
46名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/06 08:31
>>44
化石燃料(天然ガス)から、人工化学合成燃料を作るってことだね。
化石と呼ぶとゴッドハンド君になる。
47専業主婦:02/07/06 09:16
エネルギー源は太陽光を使う。
水を分解して水素と酸素を得る。
炭素は二酸化炭素から。
炭素、水素、酸素が揃えば、石油でも何でも有機化合物は作れます。
4837:02/07/06 09:18
>>44

DMEは高価だから無理。CO+H2→CH3OH→DMEで作るからどうしても割高になる。
49名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/06 11:51
石油は名前が悪い。
「天然オイル」にしよう。
そもそも天然で合成が継続しているらしいとかいう説はどうなったのだろう?
ちょっとスレ違いなのでsage。
http://www.surfline.ne.jp/lazy/orememo0011.html
>1.石油はこれまで、太古の生物の死骸が
> 化学変化したものだと考えられて来たが、
> 実際、石油の見つかっている地層から、
> 化石はほとんど発見されていない。
>2.また、南極や砂漠地帯等、過去に
> 生物の存在した形跡の無い地層からも
> 油田が見つかっている例も多数ある。
>3.もしかしたら石油は、生物の死骸からではなく、
> 地球の底から湧いて来ているのではないか?
>4.この説を証明するために、
> 過去に生物の存在した形跡が無く、
> また、大隕石の衝突によって地中奥深くにまで、
> 地層にひびが入っていると思われる地点で掘削を試みたところ
> 地下700m(だっけか)の地点で油田を発見した。
>5.そもそも石油のできるメカニズムとは未だ解明されておらず、
> 生物の死骸からできるのだというのも、実を言うと
> 最も有力視されている仮説の一つに過ぎない。
>6.恐らく石油は、原始宇宙に存在した炭素化合物が
> 惑星生成の過程でマントルに閉じ込められて
> 地中に存在しているもので、油田とは
> それがプレートなどの隙間から
> 地上近くにまで染み出して来たものなのではないか。
>7.現に、石油を採りつくしたと思っていた油田から
> 再び石油が湧き出すという事例が数多く起こっている。
>8.この説に基づいて計算すると、石油の残量は、
> 今のペースで使い続けるとする場合なら
> あと500年分は存在すると考えられる。
51名無しさん@お腹いっぱい。 :02/07/06 16:29
>>50

この説は特命リサーチでやっていたやつだね。生物屋に聞いたら「石油は生物の死骸
からできている」だそうな。
化石が出ないのは水の有無によって出来る出来ないがあるそうです。
南極から出るのは地軸の移動で説明できる。
と反論していた。
52N値0:02/07/17 18:24
ケロジェンからできるというのが今の有力な説だよね。
>>50
生物ベースでないなら、天然オイル(石油)も天然ガスも
”化石燃料”でなくなるわけだね。