文化放送
大学駅伝特集
箱根後
・レースが終わった直後に解説をしていた柏原竜二選手が
「あんなに恐い表情の酒井監督を自分は見た事がない」と言うくらいだったんですが、
どういう思いでいらしたんですか
酒井監督・色々な事を考えていました。
優勝した日体大さんが非常に強かったですが、われわれの力を十分に発揮したか、
自分たちの力を出せない何かがあったのではないかなと
そんなもどかしさも感じながら最後選手たちに話をしていました。
・翌朝はどういう言葉を選手たちに掛けたんですか
酒井監督・一日経って熱い部分と冷静になって来る部分もありますから
今回の良かったところ、上手く安定して走れたところ
逆に、故障者が出たこと、体調不良者がでたこと
練習メニュー、また、選手選考
われわれもやはり振りかえていって見直していくところ、変えていこう
選手たちも同様に、主力であってもですね、
そういう成長していくための小さな変化を重ねていこうと、そんなことを話しました。
続き
・見直していく部分、変えていく部分、具体的にもう答えは監督の中で出ていますか
酒井監督・変えてはならない芯の部分というのは譲れないんですけれども、
大いにチームがレベルアップするために必要な部分は
変えて行くつもりですし、現に細かい部分は変えていっています。
・変えてはいけない信念というのは
酒井監督・東洋大学としては攻める駅伝を貫き通して行きたい
攻めるためには1人で単独で走れる、序盤から速いペースで走れる、それに動じない心を作る
そのためのトレーニングや心構えを普段から作って行きたい
それはチームとして変えていくつもりはありません
・変えて行く部分は
酒井監督・基本の徹底
準備体操から、ウォーミングアップ、食事、就寝にいたるまで一日の流れの中で変えていかなければいかない部分
やはり超一流を目指すのならば、
ベースが上がらなければ、高い目標を立てられません
基礎をしっかりした上で、応用力をつけていきたいと思っています
・・ラジオブースでのアナウンサートーク・・
三大駅伝の最低順位が2位
全部2位
今の大学駅伝は乱高下が激しいですからこれは特筆すべき秀逸なことだと思います
その上で酒井監督は負けた今がチャンスだと仰っています
驕りを捨てて謙虚さを持つには負けた今を逃してはいけない
負けを更なる上昇に変えていく契機だと捉えている