【目指せロンドン】 柏原竜二 30 【ブレない漢】

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460ゼッケン774さん@ラストコール
1:1 1ご承知のとおり、わたしたちの間で完全に成し遂げられた4出来事について、物語を3書き記そうと、2多くの人が手がけてきました.
1:2 それは、1初めからの目撃者で、しかも3御言に2仕える者となった人たちが、わたしたちに4伝えたとおりです.
1:3 そこで、2テオピロ閣下、1わたしもすべての事柄を初めから詳しく調べてきましたので、順序正しく記事を書いて、あなたに送ることが良いと思いました.
1:4 それは、あなたに教えられている事柄が確実であることを、十分に知っていただくためです。
461ゼッケン774さん@ラストコール:2012/04/27(金) 22:57:16.52
1:5 ヘロデがユダヤの王であったころ、1アビヤの組にザカリヤという名の祭司がいた.彼の妻はアロンの娘たちの出であって、その名をエリサベツといった。
1:6 1彼らは二人とも神の御前に2義しい人であり、主のすべての戒めと4規定を守って3歩いており、非の打ちどころがなかった。
1:7 ところが、エリサベツは不妊の女であったので、彼らには1子供がなく、二人とも年老いていた。
1:8 さて、ザカリヤがその組の当番で、神の御前で祭司として仕えていた時に起こったことであるが、
1:9 祭司職の奉仕の慣例によって、彼はくじを引いたところ、主の宮に入って1香をたくことになった。
1:10 そして香をたいている間、大勢の民はみな外で1祈っていた。
1:11 すると、主の御使いが香壇の右に立ち、ザカリヤに現れた。
1:12 ザカリヤは彼を見て不安になり、恐怖に襲われた。
1:13 そこで、御使いは彼に言った、「ザカリヤよ、恐れてはならない.あなたの願いが聞かれたからである.あなたの妻エリサベツは、あなたに1男の子を産むであろう.彼の名を2ヨハネと呼びなさい。
1:14 それで、あなたは喜び歓喜し、多くの人も彼の誕生を喜ぶであろう。
1:15 彼は主の御前で大いなる者となる.彼は1ぶどう酒や強い酒を決して飲まない。また母の胎内にいる時から、すでに2聖霊で3満たされており、
1:16 イスラエルの多くの子たちを、彼らの神である主に立ち返らせる。
1:17 彼は1エリヤの霊と力をもって主に先立ち行き、父の心を子供に向けさせ、不従順な者を2義人の3思慮に立ち返らせ、準備されていた民を主のために備える」。
1:18 ザカリヤは御使いに言った、「何によって、わたしはそのことを知るようになるのでしょうか? わたしは老人ですし、わたしの妻は1年老いています」。
1:19 御使いは彼に答えて言った、「わたしは神の御前に立つガブリエルである.わたしはあなたに語りかけ、良きおとずれであるこれらの事柄をあなたに伝えるために、遣わされたのである。
1:20 見よ.あなたは口が利けなくなり、これらの事が起こる日まで話すことができなくなる.時が来れば成就するわたしの言を、あなたが1信じなかったからである」。
462ゼッケン774さん@ラストコール:2012/04/27(金) 22:57:36.48
1:21 さて、民はザカリヤを待っていたが、彼が宮の中で手間取っているのを不思議に思った。
1:22 やがてザカリヤは出て来たが、ものを言うことができなかったので、彼が宮の中で幻を見たことを、彼らは知った。彼は合図をするだけで、口が利けないままであった。
1:23 こうして彼の務めの日数が満ちたので、彼は自分の家に帰った。
1:24 これらの日の後、彼の妻エリサベツは身ごもり、五か月引きこもって、こう言った、
1:25 「主は顧みの日に、わたしをこのように取り扱い、わたしのそしりを、人々の間から取り除いてくださいました」。
463ゼッケン774さん@ラストコール:2012/04/27(金) 22:57:53.86
1:26 さて六か月目に、御使いガブリエルは、ナザレという1ガリラヤの町へ神から遣わされ、
1:27 一人の処女の所に来た.彼女は1ダビデの家系のヨセフという人と婚約していた.その処女の名はマリヤであった。
1:28 御使いは彼女の所に来て言った、「おめでとう、あなたは恵まれています! 主があなたと共におられます1」。
1:29 すると、彼女はこの言にひどく戸惑い、これはどういうあいさつなのかと思い巡らした。
1:30 御使いは彼女に言った、「マリヤよ、恐れてはなりません.あなたは神の御前に恵みを得たからです。
1:31 見よ、あなたは胎内に身ごもって男の子を産みます.彼の名を1イエスと呼びなさい。
1:32 彼は大いなる者となり、1いと高き者の子と呼ばれ、主なる神は彼に彼の父祖2ダビデの王座を与えられます.
1:33 彼はヤコブの家を永遠に1支配し、彼の2王国は終わることがありません」。
1:34 そこで、マリヤは御使いに言った、「わたしは男の人を知らないのに、どうしてそのようなことがあるのでしょうか?」
1:35 御使いは彼女に答えて言った、「1聖霊があなたに臨み、いと高き者の力があなたを2覆うでしょう.それゆえ、生まれる3聖なる者は、神の子と呼ばれます。
1:36 見よ.あなたの親族エリサベツも、年老いているのに、男の子を身ごもっています.彼女は不妊の女と言われていたのに、今や六か月目です.
1:37 なぜなら、神の言葉2に1不可能なことはないからです」。
1:38 マリヤは言った、「ご覧ください、わたしは主のはしためです.あなたのお言葉どおり、わたしに成りますように」。そこで、御使いは彼女から去った。
1:39 そのころマリヤは立って、急いで山地にあるユダの町へ行き、
1:40 ザカリヤの家に入って、エリサベツにあいさつした。
464ゼッケン774さん@ラストコール:2012/04/27(金) 22:58:11.23
1:41 エリサベツがマリヤのあいさつを聞いた時、彼女の胎内で1赤子が躍り、エリサベツは聖霊で2満たされた。
1:42 そして、彼女は声を上げ、大声で叫んで言った、「あなたは女の中で1祝福されています.あなたの胎の2実も祝福されています!
1:43 わたしの1主の母君が、わたしの所に来られるとは、どうしたことでしょう?
1:44 見てください.あなたのあいさつの声がわたしの耳に入ると、赤子がわたしの胎内で喜んで躍りました。
1:45 1,2信じた女は幸いです.3主が彼女に語られた事柄は、必ず成し遂げられるからです」。
1:46 すると、マリヤは言った、「1わたしの魂は主を2大きく表現します.
1:47 わたしの霊は、わたしの救い主なる神の中で1歓喜しました.
1:48 主は、ご自身のはしための卑しい身分を顧みてくださったからです。ご覧なさい.今から後、すべての世代の人が、わたしを幸いな者と言うでしょう.
1:49 1力ある方が、わたしのために大いなる事をしてくださったからです.彼の御名は聖です。
1:50 また彼の1あわれみは、代々に至るまで、彼を畏れる者の上にあります。
1:51 彼は、御腕をもって力ある事を行なわれました.彼は、心の思いが高ぶっている者 を散らされました。
1:52 彼は、権力ある者をその王座から引き下ろし、低い者を高く上げられました.
1:53 彼は、飢えている者を良いもので満たし、富んでいる者をむなしく帰されました。
1:54 彼は、永遠にあわれみを覚えて、彼のしもべイスラエルを助けられました.
1:55 彼がわたしたちの父祖、すなわち、アブラハムと彼の子孫に1語られたとおりです」。
1:56 こうして、マリヤは彼女の所におよそ三か月とどまり、そして自分の家に戻った。
465ゼッケン774さん@ラストコール:2012/04/27(金) 22:58:28.78
1:57 さて、エリサベツの出産の月が満ちて、彼女は男の子を産んだ。
1:58 すると近所の人たちや親戚は、主が彼女に対して彼のあわれみを大きく現されたことを聞いて、彼女と共に喜んだ。
1:59 八日目になったので、幼子を割礼するために人々が来て、父の名にちなんでザカリヤと名づけようとした。
1:60 しかし、彼の母は、「いいえ、彼をヨハネと名づけなければなりません」と言った。
1:61 彼らは彼女に、「あなたの親戚のうちには、このような名のついた者はだれもいません」と言った。
1:62 そこで、彼らは父親に、その子に何という名をつけたいのかと身振りで尋ねた。
1:63 彼は書き板を持って来させ、「その名はヨハネ」と書いた。そこで、彼らはみな驚いた。
1:64 すると、彼の1口はたちまち開き、その舌はゆるみ、彼は語り出して神をほめたたえた。
1:65 そして、彼らの周りに住んでいるすべての人に畏れが臨んだ.そしてユダヤの山地一帯に、これらの1事がすべて言い広められた。
1:66 これを聞いたすべての人は、それを心にとめて、「この幼子はどんな者になるのだろう?」と言った。主の御手が、まことに彼と共にあったからである。
1:67 また、彼の父ザカリヤは、聖霊で1満たされ、預言して言った、
1:68 「ほむべきかな、イスラエルの神である主.彼はご自身の民を訪れ、彼らのために1贖いを成し遂げ、
1:69 彼のしもべダビデの家に、わたしたちのために1救いの角を起こされました.
1:70 それは、2昔から彼の聖なる預言者たちの口を通して、彼が1語られたとおりです.
466ゼッケン774さん@ラストコール:2012/04/27(金) 22:58:55.77
1:71 わたしたちの敵から、またわたしたちを憎むすべての者の手から救い、
1:72 わたしたちの父祖に1あわれみを施し、2彼の聖なる契約を覚え、
1:73 すなわち、彼がわたしたちの父祖アブラハムに誓われた1誓いを覚え、
1:74 わたしたちが敵の手から救い出されて、
1:75 生涯、彼の御前に1聖と義の中で、彼に恐れなく2仕えるようにしてくださいます。
1:76 幼子よ、あなたも、いと高き方の預言者と呼ばれる.あなたは1主に先立って行き、彼の道を2備え、
1:77 1罪の赦しによって、彼の民に救いの知識を与えます.
1:78 わたしたちの神のあわれみ深い慈しみのゆえに、昇る1太陽が高い所からわたしたちを訪れ、
1:79 暗やみの中に、また死の影の中に座っている者に輝き、わたしたちの足を平安の道へと導きます」。
1:80 こうして幼子は成長し、1霊において強くなった.そして彼は、イスラエルに自分を現す日まで荒野にいた。
467ゼッケン774さん@ラストコール:2012/04/27(金) 22:59:24.62
2:1 そのころ、1全住民が戸籍登録をするようにとの勅令が、カイザル・アウグストから出た。
2:2 これは、クレニオがシリヤを統治していた時に行なわれた1最初の戸籍登録であった。
2:3 それで、すべての人は、登録するためにそれぞれ自分の町へ行った。
2:4 ヨセフもガリラヤのナザレの町を出て、ユダヤのベツレヘムと呼ばれるダビデの町に上った.それは、彼がダビデの1家系に属し、その一族であったからで、
2:5 彼と婚約していた身重のマリヤと共に、登録するためであった。
2:6 ところが、彼らがそこにいた間に、彼女の出産の日数が満ち、
2:7 彼女は1初子の男の子を産んだ.そして彼を産着に包んで、2飼葉桶に寝かせた.宿屋には、彼らのいる場所がなかったからである。
2:8 さて、その地方に1羊飼いたちがいて、野宿しながら、羊の群れの夜の見張りをしていた。
2:9 すると、主の御使いが彼らのそばに立ち、主の栄光が彼らの周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。
2:10 御使いは彼らに言った、「恐れてはならない.見よ、わたしはすべての民に及ぶ大いなる喜びの良きおとずれを、あなたがたに伝える.
2:11 今日ダビデの町に、あなたがたのために救い主がお生まれになった.その方こそ、主なるキリストである。
2:12 あなたがたは、2みどりごが産着に包まれ、飼葉桶に寝ているのを見いだすであろう.これが、あなたがたへの1しるしである」。
2:13 するとたちまち、おびただしい天の軍勢が現れ、御使いと共に神を1賛美して言った、
2:14 「いと高き所では、神に1栄光がありますように.また地上では、2彼の大いなる喜びにかなう人々の間に1平安がありますように」。
2:15 御使いたちが天へ去った時、羊飼いたちは互いに語り合って言った、「さあ、ベツヘレムへ行こう.そして主がわたしたちに知らせてくださった1出来事を見よう」。
2:16 彼らは急いで行って、マリヤとヨセフの二人と、飼葉桶の中に寝ているみどりごを見いだした。
2:17 彼らはこれを見て、この幼子について御使いたちが告げた言葉を人々に知らせた。
2:18 聞いた人たちはみな、羊飼いたちが彼らに話したことを不思議に思った。
2:19 しかし、マリヤはこれらの事柄をすべて心にとめて、思い巡らしていた。
2:20 羊飼いたちは、聞き、そして見た事がすべて自分たちに語られたとおりであったので、神に栄光を帰し、賛美しながら帰って行った。
468ゼッケン774さん@ラストコール:2012/04/27(金) 22:59:41.23
2:22 さて、モーセの律法によって彼らのきよめの日数が満ちた時、両親は主にささげるために、幼子を連れてエルサレムに上った.
2:23 それは主の律法に、「胎を開いた男子はすべて、主に対して聖なる者と呼ばれる」と書かれているとおりであり、
2:24 1主の律法に、「2山ばと一つがい、または家ばとのひな二羽」と言われていることにしたがって、犠牲をささげるためであった。
2:25 見よ、エルサレムにシメオンという名の人がいた。この人は1義しく信心深く、イスラエルの2慰められるのを待ち望んでいた.そして聖霊が彼の上にあった。
2:26 また彼は、主のキリストを見るまで死ぬことはないと、聖霊によって示されていた。
2:27 シメオンがその霊にあって宮に入って行くと、両親は幼子イエスを連れて来た.それは、彼らが律法の慣例どおり、彼に行なうためであった。
2:28 シメオンは彼を腕に抱き、神をほめたたえて言った、
2:29 「ご主人さま、今こそ、あなたはあなたの奴隷を解き放ち、お言葉どおり平安のうちに去らせてくださいます.
2:30 わたしの目があなたの1救いを見たからです.
2:31 それは、あなたが万民の前に備えてくださったもので、
2:32 1異邦人に啓示する光、またあなたの民イスラエルの栄光です」。
2:33 そこで幼子の父と母は、イエスについて語られている事柄を不思議に思った。
2:34 すると、シメオンは彼らを祝福し、彼の母マリヤに言った、「見よ、この方は、1イスラエルの多くの人を倒れることと立ち上がることのために、そして2反対を受けるしるしのために、定められています.
2:35 また、1剣があなた自身の魂を刺し通すでしょう.それは、多くの人の心にある思いが2あらわにされるためです」。
2:36 また、アセル族のパヌエルの娘で、アンナという女預言者がいた。彼女は非常に年老いていた.娘時代から七年間、夫と生活し、
2:37 1それから、やもめとなって八十四歳まで宮を離れないで、夜も昼も断食と祈りをもって神に2仕えていた。
2:38 その時、彼女も近寄って来て神に感謝をささげ、1エルサレム2の贖いを待ち望んでいるすべての人に、幼子のことを語った。
2:39 彼らは主の律法にしたがってすべての事柄を成し終えて、ガリラヤへ、彼ら自身の町、1ナザレに戻った。
469ゼッケン774さん@ラストコール:2012/04/27(金) 23:00:01.85
2:40 幼子は1成長して強くなり、2知恵に満ち、3神の恵みが彼の上にあった。
2:41 さて、彼の両親は、年ごとに過越の祭りにエルサレムへ行った。
2:42 イエスが1十二歳になられた時、彼らは祭りの2慣例にしたがって上った。
2:43 さて、日数が満ちて、彼らは帰路にあったが、少年イエスはエルサレムに残っておられた.しかし、両親は気づかなかった。
2:44 彼らはイエスが一行の中にいるものと思っていたので、一日の道のりを行ってから、親戚や知人たちの間で彼を捜し回った。
2:45 しかし見つからないので、彼を捜し求めながらエルサレムに戻った。
2:46 そして三日後に、イエスが宮の中で、教師たちの真ん中に座り、彼らの言うのを聞いたり、彼らに問いかけたりしておられるのを見いだした。
2:47 イエスの言われることを聞く者はみな、彼の理解力と彼の答えに驚嘆した。
2:48 両親は彼を見た時、ひどく驚き、そして彼の母は彼に言った、「子よ、あなたはどうして、わたしたちをこんな目に遭わせたのですか? ご覧、あなたのお父さんもわたしも、1とても心配して、あなたを捜していたのです」。
2:49 すると、イエスは彼らに言われた、「なぜ、わたしを捜しておられたのですか? わたしが3わたしの2父の家に1いなければならないのを、ご存じなかったのですか?」
2:50 しかし、彼らは彼が語られた言葉を理解しなかった。
2:51 こうして、イエスは彼らと共に下り、ナザレに来て、1彼らに服しておられた。彼の母は、これらの事柄をすべて、心の中に注意深く納めていた。
2:52 こうしてイエスは、知恵と1身の丈においても、また2神と人の前で彼において現された恵みにおいても、増し加わっていった。
470ゼッケン774さん@ラストコール:2012/04/27(金) 23:00:31.05
3:1 さて、テベリオ・カイザルの治世の第十五年、ポンテオ・ピラトがユダヤの総督、ヘロデがガリラヤの領主、その兄弟ピリポがイツリヤとテラコニテ地方の領主、ルサニヤがアビレネの領主、
3:2 アンナスとカヤパが大祭司であった時、神の言葉が1荒野でザカリヤの子ヨハネに臨んだ。
3:3 そこで、ヨハネはヨルダン川の周りの全地方へ行って、2罪の赦しのための1悔い改めのバプテスマを宣べ伝えた.
3:4 それは、預言者イザヤの言の書に書かれているとおりである、「1荒野で叫ぶ者の声がする.主の道を備えよ.主の道筋を真っすぐにせよ。
3:5 あらゆる1谷は埋められ、あらゆる山や丘は低くされるであろう.曲がりくねった所は真っすぐにされ、険しい所は平らな道となるであろう。
3:6 こうして、すべての1肉は2神の救いを見る」。
3:7 さて、ヨハネは、彼によってバプテスマされようとして出て来た群衆に向かって言った、「1まむしの子らよ! 来たるべき激怒から逃れるようにと、だれがおまえたちに教えたのか?
3:8 だから悔い改めにふさわしい実を結べ.『わたしたちの父祖にはアブラハムがいる』と心の中で言ってはならない.わたしはおまえたちに言う.神はこれらの石から、1アブラハムに子孫を興すことができるのだ。
3:9 また、斧がすでに木の根元に置かれている.だから、良い実を結ばない木はすべて切り倒されて、1火の中に投げ込まれる」。
3:10 すると、群衆は彼に尋ねて言った、「それでは、わたしたちはどうしたらよいのでしょうか?」
3:11 ヨハネは彼らに答えて言った、「1下着を二枚持っている者は、持っていない者に分け与えなさい.食物を持っている者も、同じようにしなさい」。
3:12 また取税人たちもバプテスマされるために来て、彼に言った、「先生、わたしたちはどうしたらよいのでしょうか?」
3:13 そこでヨハネは彼らに言った、「決められた以上のものを取り立ててはならない」。
3:14 軍務に服している者たちも彼に尋ねて言った、「それでは、わたしたちはどうしたらよいのでしょうか?」。ヨハネは彼らに言った、「だれからも強制的に奪い取ったり、1だまし取ったりしてはならない.自分の給料で満足しなさい」。
3:15 さて、人々が1待ち望んでおり、すべての人は心の中でヨハネのことを、この人がキリストではないかと考えていたので、
3:16 ヨハネはすべての人に答えて言った、「わたしは1水の中にバプテスマする.しかし、わたしより力のある方が来られる.わたしはその方のサンダルのひもを解く値打ちもない。彼はあなたがたを、聖霊と火の中にバプテスマされる.
3:17 彼の手には彼のふるい分ける箕があり、彼は打ち場を徹底的に清め、彼の小麦を彼の納屋に収めるが、もみ殻を消えない1火で焼き尽くされる」。
3:18 そのように、ヨハネは多くのさまざまな事を勧め、1人々に福音を宣べ伝えた。
3:19 しかし、領主ヘロデはその兄弟の妻ヘロデヤのことで、またヘロデが行なったすべての悪事のことで、ヨハネに非難されたので、
3:20 そのすべての事の上にこのことを加えた.すなわち、ヨハネを獄に閉じ込めた。
471ゼッケン774さん@ラストコール:2012/04/27(金) 23:01:39.64
3:21 さて、人々がこぞってバプテスマされ、またイエスが1バプテスマされて祈っておられた時、天が開け
3:22 そして1聖霊がはとのような具体的な形で、彼の上に下った。そして天から声があった、「あなたはわたしの子、愛する者、わたしはあなたを喜ぶ」。
3:23 イエスが務めを開始されたのは、およそ1三十歳であった.2人の見方によれば、彼は4ヨセフの3子であり、ヨセフはヘリの子、それからさかのぼって、
3:24 マタテの子、レビの子、メルキの子、ヤンナイの子、ヨセフの子、
3:25 マタテヤの子、アモスの子、ナホムの子、エスリの子、ナンガイの子、
3:26 マハテの子、マタテヤの子、シメイの子、ヨセクの子、ヨダの子、
3:27 ヨハナンの子、レサの子、1ゾロバベルの子、サラテルの子、ネリの子、
3:28 メルキの子、アデイの子、コサムの子、エルマダムの子、エルの子、
3:29 ヨシュアの子、エリエゼルの子、ヨリムの子、マタテの子、レビの子、
3:30 シメオンの子、ユダの子、ヨセフの子、ヨナムの子、エリヤキムの子、
3:31 メレヤの子、メナの子、マタタの子、1ナタンの子、ダビデの子、
3:32 エッサイの子、オベデの子、ボアズの子、サルモンの子、ナアソンの子、
3:33 アミナダブの子、アラムの子、ヘズロンの子、パレスの子、ユダの子、
3:34 ヤコブの子、イサクの子、アブラハムの子、テラの子、ナホルの子、
3:35 セルグの子、レウの子、ペレグの子、エベルの子、サラの子、
3:36 カイナンの子、アルパクサデの子、セムの子、ノアの子、ラメクの子、
3:37 メトセラの子、エノクの子、ヤレデの子、マハラレルの子、カイナンの子、
3:38 エノスの子、セツの子、1アダムの子、そしてアダムは3神の2子である。

472ゼッケン774さん@ラストコール:2012/04/27(金) 23:02:13.78
4:1 さて、1イエスは2聖霊で満たされて、ヨルダン川から帰られた.そして四十日荒野にいてその霊3によって導かれ、悪魔に試みられた。
4:2 イエスはこの期間、何も食べなかった.その期間が終わると、彼は空腹を覚えられた。
4:3 すると、悪魔は彼に言った、「もしあなたが神の子であるなら、この石がパンになるように命じなさい」。
4:4 そこで、イエスは彼に答えられた、「『人はパンだけで生きるのではない1』と書かれている」。
4:5 すると、悪魔はイエスを高い山へ連れ上った.そしてイエスに、人の住む全地の王国すべてを一瞬のうちに見せた。
4:6 そして悪魔はイエスに言った、「あなたにこのいっさいの権威とその栄華を与えましょう.それはわたしに1任せられていて、だれでも自分の与えたいと思う者に与えるからです。
4:7 ですから、もしあなたがわたしを拝むなら、それは全部あなたのものになります」。
4:8 イエスは彼に答えて言われた、「1『あなたの神、主を礼拝し、ただ彼にのみ2仕えよ』と書かれている」。
4:9 そこで、悪魔はイエスをエルサレムへ連れて行き、宮の1翼に立たせて彼に言った、「もしあなたが神の子であるなら、ここから飛び降りてみなさい.
4:10 なぜなら『彼はあなたのために、あなたを守るよう彼の御使いたちに命じられると、
4:11 彼らはあなたを手で支えて、あなたの足を地に打ちつけないようにする』と書かれているからです」。
4:12 イエスは彼に答えて言われた、「『あなたの神、主を1試みてはならない』と言われている」。
4:13 悪魔はあらゆる試みを尽くして、1ある時までイエスを離れた。
473ゼッケン774さん@ラストコール:2012/04/27(金) 23:02:36.59
4:14 さて、イエスはその1霊の力の中で、ガリラヤへ帰られた。すると、彼についての2評判が、周りの地方全体に広まった。
4:15 イエスは彼らの2諸会堂で1教え、すべての人から3栄誉を受けておられた。
4:16 それからイエスは、ご自分の育ったナザレに来られた.そして、いつものように安息日に会堂に入り、読むために立ち上がられた。
4:17 すると、預言者イザヤの巻物が彼に手渡された。彼は巻物を開いて、こう書かれている所を出された.
4:18 『1主の霊がわたしの上にある.彼が3貧しい人たちに2福音を宣べ伝えるように、わたしに油を塗られたからである。彼はわたしを遣わして、4捕らわれ人たちには解放を、6盲人たちには5視力が回復されることを告げ知らせ、7圧迫されている人たちを解放して去らせ、
4:19 1主の受け入れる年、ヨベルの年を告げ知らせるのである』。
4:20 イエスは巻物を巻き、それを係の者に戻して、座られた.すると、会堂にいるすべての人の目は、彼に注がれた。
4:21 そこで、イエスは彼らに言い始められた、「この聖書は、あなたがたが耳にした今日、成就した」。
4:22 すべての人は彼を1賞賛し、彼の口から出る2恵みの言に驚いて言った、「これは3ヨセフの息子ではないか?」
4:23 イエスは彼らに言われた、「あなたがたはきっと、『医者よ、自分をいやせ!』ということわざを引いて、『カペナウムで行なったとわたしたちが聞いたことを、あなたの故郷のここでも行ないなさい』とわたしに言うに違いない」。
4:24 そして、イエスは言われた、「まことに、わたしはあなたがたに言う.どの預言者も、自分の故郷では受け入れられないものだ。
4:25 本当のことをあなたがたに言う.エリヤの時代に、イスラエルには多くのやもめがいたが、三年六か月、天が閉ざされ、全地に大飢きんがあった時、
4:26 エリヤは彼らの中のだれにも遣わされないで、ただシドンの1サレプタのやもめであった一人の2女にだけ遣わされた。
4:27 また預言者エリシャの時代に、イスラエルには多くのらい病の人がいたが、そのうちの一人も清められず、シリヤ人ナアマンだけが清められた」。
4:28 すると、会堂にいるすべての人は、これを聞いて怒りに満たされ、
4:29 立ち上がってイエスを町の外に追い出し、彼をその町の建っている丘の崖まで連れて来て、断崖から突き落とそうとした。
4:30 しかし、イエスは、1彼らの真ん中を通り抜けて、立ち去られた。
474ゼッケン774さん@ラストコール:2012/04/27(金) 23:03:02.34
4:31 こうしてイエスは、ガリラヤの町カペナウムへ下って行かれた。そして彼は、安息日に人々を教えられた。
4:32 彼らはイエスの教えに驚嘆した.なぜなら、彼の言には1権威が伴っていたからである。
4:33 すると会堂に、汚れた悪鬼の1霊にとりつかれた人がいて、大声で叫んで言った、
4:34 「1ああ!ナザレ人イエスよ、2わたしたちはあなたと何の関係がありますか? あなたはわたしたちを滅ぼすために来られたのですか? わたしは、あなたがだれであるかを知っています.神の聖者です」。
4:35 イエスは彼をしかりつけて言われた、「黙れ、この人から出て行け」。すると、悪鬼は彼を人々の真ん中に投げ倒し、彼を少しも害することなく、彼から出て行った。
4:36 人々はみな驚いて、互いに言い合った、「この言は何であろう? 彼が1権威と力をもって汚れた霊どもに命じると、それらが出て行くとは」。
4:37 こうして、イエスについての1うわさが、その周りの地方の至る所に広まった。
4:38 イエスはその会堂から立ち上がって、シモンの家に入られた。すると、1シモンのしゅうとめが3高熱で2苦しんでいた.そこで、彼らは彼女のことをイエスにお願いした。
4:39 イエスは彼女のそばに立って、その熱をしかりつけると、熱は引いた。彼女は直ちに起き上がり、彼らに仕えた。
4:40 さて、日が暮れるころ、さまざまな病気にかかっている者をかかえている人たちはみな、彼らをイエスの所に連れて来た.すると、 彼は病人の一人一人に両手を置いて、彼らをいやされた。
4:41 悪鬼どもは多くの人から出て来て、大声で叫び、「あなたは神の子です!」と言った。イエスは悪鬼どもをしかりつけ、ものを言うことをお許しにならなかった.彼らはイエスがキリストであることを知っていたからである。
4:42 朝になると、イエスは去って、人里離れた所へ行かれた。すると、群衆はイエスを捜し求めて彼の所にやって来て、自分たちから離れて行かないようにと引き止めた。
4:43 しかし、イエスは彼らに言われた、「わたしはほかの町々にも、2神の王国の福音を1宣べ伝えなければならない.わたしは3このために遣わされたのだから」。
4:44 こうして、イエスは2ユダヤの諸会堂で1宣べ伝えられた。
475ゼッケン774さん@ラストコール:2012/04/27(金) 23:03:35.98
4:1 さて、1イエスは2聖霊で満たされて、ヨルダン川から帰られた.そして四十日荒野にいてその霊3によって導かれ、悪魔に試みられた。
4:2 イエスはこの期間、何も食べなかった.その期間が終わると、彼は空腹を覚えられた。
4:3 すると、悪魔は彼に言った、「もしあなたが神の子であるなら、この石がパンになるように命じなさい」。
4:4 そこで、イエスは彼に答えられた、「『人はパンだけで生きるのではない1』と書かれている」。
4:5 すると、悪魔はイエスを高い山へ連れ上った.そしてイエスに、人の住む全地の王国すべてを一瞬のうちに見せた。
4:6 そして悪魔はイエスに言った、「あなたにこのいっさいの権威とその栄華を与えましょう.それはわたしに1任せられていて、だれでも自分の与えたいと思う者に与えるからです。
4:7 ですから、もしあなたがわたしを拝むなら、それは全部あなたのものになります」。
4:8 イエスは彼に答えて言われた、「1『あなたの神、主を礼拝し、ただ彼にのみ2仕えよ』と書かれている」。
4:9 そこで、悪魔はイエスをエルサレムへ連れて行き、宮の1翼に立たせて彼に言った、「もしあなたが神の子であるなら、ここから飛び降りてみなさい.
4:10 なぜなら『彼はあなたのために、あなたを守るよう彼の御使いたちに命じられると、
4:11 彼らはあなたを手で支えて、あなたの足を地に打ちつけないようにする』と書かれているからです」。
4:12 イエスは彼に答えて言われた、「『あなたの神、主を1試みてはならない』と言われている」。
4:13 悪魔はあらゆる試みを尽くして、1ある時までイエスを離れた。

476ゼッケン774さん@ラストコール:2012/04/27(金) 23:04:01.10
4:14 さて、イエスはその1霊の力の中で、ガリラヤへ帰られた。すると、彼についての2評判が、周りの地方全体に広まった。
4:15 イエスは彼らの2諸会堂で1教え、すべての人から3栄誉を受けておられた。
4:16 それからイエスは、ご自分の育ったナザレに来られた.そして、いつものように安息日に会堂に入り、読むために立ち上がられた。
4:17 すると、預言者イザヤの巻物が彼に手渡された。彼は巻物を開いて、こう書かれている所を出された.
4:18 『1主の霊がわたしの上にある.彼が3貧しい人たちに2福音を宣べ伝えるように、わたしに油を塗られたからである。彼はわたしを遣わして、4捕らわれ人たちには解放を、6盲人たちには5視力が回復されることを告げ知らせ、7圧迫されている人たちを解放して去らせ、
4:19 1主の受け入れる年、ヨベルの年を告げ知らせるのである』。
4:20 イエスは巻物を巻き、それを係の者に戻して、座られた.すると、会堂にいるすべての人の目は、彼に注がれた。
4:21 そこで、イエスは彼らに言い始められた、「この聖書は、あなたがたが耳にした今日、成就した」。
4:22 すべての人は彼を1賞賛し、彼の口から出る2恵みの言に驚いて言った、「これは3ヨセフの息子ではないか?」
4:23 イエスは彼らに言われた、「あなたがたはきっと、『医者よ、自分をいやせ!』ということわざを引いて、『カペナウムで行なったとわたしたちが聞いたことを、あなたの故郷のここでも行ないなさい』とわたしに言うに違いない」。
4:24 そして、イエスは言われた、「まことに、わたしはあなたがたに言う.どの預言者も、自分の故郷では受け入れられないものだ。
4:25 本当のことをあなたがたに言う.エリヤの時代に、イスラエルには多くのやもめがいたが、三年六か月、天が閉ざされ、全地に大飢きんがあった時、
4:26 エリヤは彼らの中のだれにも遣わされないで、ただシドンの1サレプタのやもめであった一人の2女にだけ遣わされた。
4:27 また預言者エリシャの時代に、イスラエルには多くのらい病の人がいたが、そのうちの一人も清められず、シリヤ人ナアマンだけが清められた」。
4:28 すると、会堂にいるすべての人は、これを聞いて怒りに満たされ、
4:29 立ち上がってイエスを町の外に追い出し、彼をその町の建っている丘の崖まで連れて来て、断崖から突き落とそうとした。
4:30 しかし、イエスは、1彼らの真ん中を通り抜けて、立ち去られた。
477ゼッケン774さん@ラストコール:2012/04/27(金) 23:05:12.07
4:31 こうしてイエスは、ガリラヤの町カペナウムへ下って行かれた。そして彼は、安息日に人々を教えられた。
4:32 彼らはイエスの教えに驚嘆した.なぜなら、彼の言には1権威が伴っていたからである。
4:33 すると会堂に、汚れた悪鬼の1霊にとりつかれた人がいて、大声で叫んで言った、
4:34 「1ああ!ナザレ人イエスよ、2わたしたちはあなたと何の関係がありますか? あなたはわたしたちを滅ぼすために来られたのですか? わたしは、あなたがだれであるかを知っています.神の聖者です」。
4:35 イエスは彼をしかりつけて言われた、「黙れ、この人から出て行け」。すると、悪鬼は彼を人々の真ん中に投げ倒し、彼を少しも害することなく、彼から出て行った。
4:36 人々はみな驚いて、互いに言い合った、「この言は何であろう? 彼が1権威と力をもって汚れた霊どもに命じると、それらが出て行くとは」。
4:37 こうして、イエスについての1うわさが、その周りの地方の至る所に広まった。
4:38 イエスはその会堂から立ち上がって、シモンの家に入られた。すると、1シモンのしゅうとめが3高熱で2苦しんでいた.そこで、彼らは彼女のことをイエスにお願いした。
4:39 イエスは彼女のそばに立って、その熱をしかりつけると、熱は引いた。彼女は直ちに起き上がり、彼らに仕えた。
4:40 さて、日が暮れるころ、さまざまな病気にかかっている者をかかえている人たちはみな、彼らをイエスの所に連れて来た.すると、 彼は病人の一人一人に両手を置いて、彼らをいやされた。
4:41 悪鬼どもは多くの人から出て来て、大声で叫び、「あなたは神の子です!」と言った。イエスは悪鬼どもをしかりつけ、ものを言うことをお許しにならなかった.彼らはイエスがキリストであることを知っていたからである。
4:42 朝になると、イエスは去って、人里離れた所へ行かれた。すると、群衆はイエスを捜し求めて彼の所にやって来て、自分たちから離れて行かないようにと引き止めた。
4:43 しかし、イエスは彼らに言われた、「わたしはほかの町々にも、2神の王国の福音を1宣べ伝えなければならない.わたしは3このために遣わされたのだから」。
4:44 こうして、イエスは2ユダヤの諸会堂で1宣べ伝えられた。
478ゼッケン774さん@ラストコール:2012/04/27(金) 23:05:39.37
5:1 さて、群衆が神の言を聞こうとしてイエスに押し迫っていた時、イエスは1ゲネサレの湖のほとりに立っておられた。
5:2 イエスは1二そうの舟が湖岸に寄せてあるのをご覧になった.漁師たちは舟から降りて、網を洗っていた。
5:3 そこでイエスは、1シモンのものであるその舟のうちの一そうに乗り込み、陸から少しこぎ出すように頼まれた。イエスは座って、舟から群衆を教えられた。
5:4 イエスは語り終わると、シモンに言われた、「深みにこぎ出し、網を下ろして漁をしなさい」。
5:5 シモンは答えて言った、「1ご主人さま、わたしたちは夜通し労苦しましたが、何も捕れませんでした.でも、お言葉ですから、網を下ろしましょう」。
5:6 彼らがそのとおりに行なった時、おびただしい魚がかかり、彼らの網は破れそうになった。
5:7 そこで、彼らは他の舟の仲間の者たちに、来て助けてくれるように合図した。彼らは来て、魚を両方の舟にいっぱいにしたので、舟は沈みそうになった。
5:8 シモン・ペテロはこれを見た時、イエスの足もとにひれ伏して言った、「主よ、わたしを離れてください.わたしは罪深い者です」。
5:9 彼も共にいた者たちも、捕れた魚のゆえにひどく驚いてしまった.
5:10 また、ゼベダイの子でシモンの1仲間であったヤコブとヨハネも同様であった。イエスはシモンに言われた、「恐れることはない。今からあなたは、人を2生け捕りにするようになるのだ」。
5:11 彼らは舟を陸につけると、いっさいを捨ててイエスに従って行った。
479ゼッケン774さん@ラストコール:2012/04/27(金) 23:05:58.62
5:12 さて、イエスがある町におられた時、見よ、1全身らい病の人がいた。彼はイエスを見た時、ひれ伏して請い願い、「主よ、あなたが良しとされるなら、わたしを清めることができます」と言った。
5:13 イエスは手を差し伸べ、彼に触れて言われた、「わたしは良しとする.清くなりなさい!」。すると、たちどころに、らい病は彼を去った。
5:14 イエスは彼に命じて言われた、「だれにも話してはいけない。ただ行って、自分を祭司に見せ、あなたが清くなったことについて、人々への証しのため、モーセの定めにしたがって、供え物をささげなさい」。
5:15 しかし、イエスについての言はますます広まった.そして大群衆が彼の話を聞こうとして、また病気をいやしてもらおうとして集まって来た。
5:16 しかし、彼ご自身はしばしば荒野に退いて1祈られた。

5
480ゼッケン774さん@ラストコール:2012/04/27(金) 23:06:19.73
5:17 ある日、イエスが教えておられると、パリサイ人と律法の教師たちがそこに座っていた.彼らはガリラヤとユダヤの各村や、エルサレムから来ていた。主の力が1イエスと共にあって、人々をいやした。
5:18 すると見よ、数人の人たちが、1中風の者を床に載せて運んで来た.彼らは彼を運び込み、イエスの前に置こうとした。
5:19 ところが群衆のために、運び入れることができなくて、屋上に上り、屋根をはいで病人を床ごと人々の真ん中へ、イエスの前に下ろした。
5:20 すると、イエスは彼らの信仰を見て言われた、「人よ、あなたの罪は赦された」。
5:21 聖書学者たちとパリサイ人は論じ始めて言った、「この冒とくする言葉を言う者はだれか? 神おひとりのほか、だれが罪を赦すことができるのか?」
5:22 しかし、イエスは彼らの議論を見抜き、答えて言われた、「なぜあなたがたは、心の中で論じ合っているのか?
5:23 『あなたの罪は赦された』と言うのと、『起きて歩きなさい』と言うのと、どちらがたやすいか?
5:24 しかし、人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを、あなたがたが知るために」.それからイエスは、その中風の者に言われた、「わたしはあなたに言う.『起きなさい.あなたの床を取り上げて、家に帰りなさい』」。
5:25 すると彼は直ちに、彼らの前で起き上がり、自分の寝ていた床を取り上げて、神に栄光を帰しながら、自分の家に帰って行った。
5:26 人々はみな驚嘆して、神に栄光を帰し、畏れに満たされて、「わたしたちは今日、驚くべき事を見た」と言った。
481ゼッケン774さん@ラストコール:2012/04/27(金) 23:07:16.34
5:27 これらの事の後、イエスは出て行かれた.そして、レビという名の1取税人が収税所に座っているのに目をとめて、「わたしについて来なさい」と言われた。
5:28 すると、彼はいっさいを捨て、立ってイエスに従って行った。
5:29 それから、レビは自分の1家でイエスのために大宴会を開いた.大勢の取税人の群れと他の人たちが、一緒に食卓に着いていた。
5:30 すると、パリサイ人と聖書学者たちは、イエスの弟子たちにつぶやいて言った、「なぜあなたがたは、取税人や罪人と一緒に食べたり飲んだりするのか?」
5:31 イエスは彼らに答えて言われた、「健康な人には医者はいらない.いるのは病人である.
5:32 わたしが来たのは、義人を招くためではなく、罪人を招いて、悔い改めさせるためである」。
5:33 彼らはイエスに言った、「1ヨハネの弟子たちは、しばしば断食して祈っています.パリサイ人の弟子たちも同様です.ところが、あなたの弟子たちは食べたり飲んだりしています」。
5:34 イエスは彼らに言われた、「あなたがたは、花婿が一緒にいるのに、婚宴の間にいる子たちに断食させることができるか?
5:35 しかし、花婿が彼らから取り去られる日が来る.その日には、彼らは断食するのだ」。
5:36 そして、イエスはまた一つのたとえを彼らに語られた.「だれも布切れを新しい衣から引き裂いて、古い衣に継ぎ当てはしない.そんなことをしたら、1新しい衣を引き裂くことになり、また、その新しいものから取った布切れも、古い衣に合わない。
5:37 まただれも、新しいぶどう酒を古い皮袋に入れはしない.そんなことをしたら、新しいぶどう酒はその皮袋を張り裂く.そして、それは流れ出るし、皮袋も駄目になる.
5:38 新しいぶどう酒は新鮮な皮袋に入れるべきである。
5:39 また、古いぶどう酒を飲んだ者は、新しいものを欲しがりはしない.『古いほうが良い』と言うからである」。
482ゼッケン774さん@ラストコール:2012/04/27(金) 23:07:41.16
6:1 1さて、2ある安息日に、イエスが麦畑を通っておられた時、弟子たちは麦の穂を摘んで、手でもみながら食べていた。
6:2 すると、パリサイ人のある者が言った、「なぜあなたがたは、安息日にしてはならないことをしているのですか?」
6:3 イエスは彼らに答えて言われた、「あなたがたは、ダビデが飢えた時、共にいた者たちと何をしたか、読んだことがないのか?
6:4 彼は神の家に入り、祭司のほか、だれも食べてはならない供えのパンを取って食べ、供の者たちにも分けてやったではないか」。
6:5 そして、イエスは彼らに言われた、「人の子は安息日の主である」。
6:6 また、1別の安息日に、イエスは会堂に入って2教えられた.そこに一人の人がいて、右の手がなえていた。
6:7 聖書学者とパリサイ人は、イエスが安息日にいやすかどうか、注意深くうかがっていた.それは、彼を訴える理由を見つけ出すためであった。
6:8 しかし、イエスは彼らの考えていることを知り、手のなえている人に言われた、「起きて真ん中に立ちなさい」。彼は起きて立った。
6:9 そこでイエスは彼らに言われた、「わたしはあなたがたに一つ聞きたい.安息日に善を行なうのと悪を行なうのと、1命を救うのと滅ぼすのと、どちらがよいのか?」
6:10 そして彼ら一同を見回して、イエスは彼に言われた、「あなたの手を伸ばしなさい!」。彼は伸ばした.すると、彼の手は元どおりになった。
6:11 彼らは1怒り狂って、イエスをどうしてやろうかと、互いに論じ合った。
483ゼッケン774さん@ラストコール:2012/04/27(金) 23:08:04.73
6:12 そのころ、イエスは1祈るために山に出かけ、夜を徹して2神に祈られた。
6:13 朝になって、イエスは弟子たちを1呼び寄せ、彼らの中から十二人を選び、彼らを使徒と名づけられた.
6:14 すなわち、イエスがペテロと名づけられたシモン、彼の兄弟アンデレ、ヤコブ、ヨハネ、ピリポ、バルトロマイ、
6:15 マタイ、トマス、アルパヨの子ヤコブ、熱心党と呼ばれたシモン、
6:16 ヤコブの1兄弟ユダ、裏切り者となったイスカリオテのユダである。
484ゼッケン774さん@ラストコール:2012/04/27(金) 23:08:32.88
6:17 それから、イエスは彼らと共に山を下って、平地に立たれた.すると、大勢の弟子たちやおびただしい民が、ユダヤ全地、エルサレム、ツロとシドンの海辺の地から来ていた.それは、イエスから聞くためであり、また彼らの病気をいやしていただくためであった。
6:18 そして、汚れた霊に悩まされていた人たちもいやされた。
6:19 群衆はみな彼に触ろうとした.力が彼から出てきて、すべての者をいやしていたからである。
6:20 さて、イエスは目を上げ、弟子たちを見て言われた、「2貧しい人たちは1幸いである.3神の王国はあなたがたのものだからである。
6:21 今、飢えている人たちは幸いである.あなたがたは満たされるようになるからである。今、泣いている人たちは幸いである.あなたがたは笑うようになるからである。
6:22 人の子のために、人々があなたがたを憎む時、またあなたがたを彼らから引き離し、非難し、あなたがたに汚名を着せて放り出す時、あなたがたは幸いである。
6:23 その日には喜びなさい.また喜びのあまり躍り上がりなさい.見よ、天におけるあなたがたの褒賞は大きい.彼らの父祖たちも、預言者たちに同じように行なったからである。
6:24 1しかし、あなたがた、富んでいる人たちは災いである.あなたがたは、自分の慰めを2十分に受けてしまったからである。
6:25 あなたがた、今、満腹している人たちは災いである.あなたがたは飢えるようになるからである。あなたがた、今、笑っている人たちは災いである.あなたがたは嘆き悲しみ、泣くようになるからである。
6:26 すべての人があなたがたのことを良く言うとき、あなたがたは災いである.彼らの父祖たちも、偽預言者たちに同じように行なったからである。
6:27 しかし、聞いているあなたがたにわたしは言う.1あなたがたの敵を愛しなさい.あなたがたを憎む人たちに善を行ないなさい.
6:28 あなたがたをのろう人たちを祝福しなさい.あなたがたをののしる人たちのために祈りなさい。
6:29 あなたの頬を打つ者には、他の頬をも向けてやりなさい.あなたの上着を奪い取る者には、下着をも拒んではいけない。
6:30 すべてあなたに求める者には与えなさい.あなたの物を取り上げる者から、返してもらおうとしてはいけない。
6:31 自分にしてもらいたいと思うことを、同じように人に対しても行ないなさい。
6:32 あなたがたが、自分を愛する者を愛したとしても、あなたがたに対して何の1感謝があるだろうか? 罪人でさえ、自分を愛する者を愛するからである。
6:33 また、自分に善を行なう者に善を行なったとしても、あなたがたに対して何の感謝があるだろうか? 罪人でさえ、同じことを行なうのである。
6:34 また、返してもらうことを望んで貸すとしても、あなたがたに対して何の感謝があるだろうか? 罪人でさえ、同じだけのものを返してもらおうとして、罪人に貸すのである。
6:35 しかし、あなたがたの敵を愛しなさい.また、1何の見返りも期待しないで善を行ない、また貸してあげなさい.そうすれば、あなたがたの褒賞は大きいし、あなたがたはいと高き方の子たちとなる.なぜなら、彼は恩を知らない者にも邪悪な者にも、情け深いからである。
485ゼッケン774さん@ラストコール:2012/04/27(金) 23:09:10.86
6:36 あなたがたの父があわれみに満ちておられるように、あわれみに満ちていなさい。
6:37 また1裁いてはならない.そうすれば、あなたがたも決して裁かれることはない.罪定めしてはいけない.そうすれば、あなたがたも決して罪定めされることはない.赦してあげなさい.そうすれば、あなたがたも赦される.
6:38 与えなさい.そうすれば、あなたがたも与えられる.量りをよくし、押し込み、ゆすり入れ、あふれるばかり、あなたがたの1懐に入れてもらえる。あなたがたが量る量りで、あなたがたにも量り返されるからである」。
6:39 イエスはまた一つのたとえを語られた、「1盲人が盲人を手引きすることができようか? 二人とも穴に落ち込まないだろうか?
6:40 弟子は師にまさることはない.しかし、成就された者はすべて師のようになる。
6:41 なぜ、1あなたの兄弟の目にあるちりを見ながら、自分の目にある梁に気づかないのか?
6:42 自分の目にある梁を見ないで、どうしてあなたの兄弟に向かって、『兄弟よ、あなたの目にあるちりを取らせてください』と言うことができようか? 1偽善者よ、まずあなたの目から梁を取り除きなさい.
そうすれば、あなたははっきり見えるようになって、あなたの兄弟の目にあるちりを取り除くことができる。
6:43 良い木で腐った実を結ぶものはなく、また腐った木で良い実を結ぶものもない。
6:44 木はおのおのその実によってわかる。いばらからいちじくを集める者はなく、いばらのやぶからぶどうを摘む者もない。
6:45 良い人は彼の心の良い倉から良いものを取り出し、悪い人は彼の心の悪い倉から悪いものを取り出す.というのは、心にあふれ出たものを、口が語るからである。
6:46 あなたがたは、なぜわたしを『主よ、主よ』と呼んでいながら、わたしの言うことを行なわないのか?
6:47 1すべてわたしの所に来て、わたしの言を聞き、それらを行なう者はだれに似ているかを、あなたがたに示そう。
6:48 その者は、深く掘り下げ、岩の上に土台を据えて家を建てる人に似ている。洪水が起こり、川が氾濫してその家に押し寄せても、それを揺るがすことはできなかった.それはしっかりと建てられていたからである。
6:49 しかし、聞いても行なわない者は、土台なしで地面に家を建てる人に似ている.川が押し寄せると、たちまちその家は崩壊し、しかもその破壊はひどかった」。

486ゼッケン774さん@ラストコール:2012/04/27(金) 23:09:48.37
7:1 イエスは1聞き入っている民に言葉をみな語り終えると、2カペナウムに入られた。
7:2 ところが、ある百人隊長に非常に重んじられている一人の奴隷が、病んで死にそうであった。
7:3 百人隊長はイエスのことを聞いて、ユダヤ人の長老たちをイエスのもとに送り、イエスに来ていただき、彼の奴隷を1完全にいやしてくださるようにとお願いした。
7:4 彼らはイエスの所に来ると、切に願って言った、「あの方は、あなたにそうしていただく値打ちがあります.
7:5 彼はわたしたちの国民を愛して、わたしたちのために自ら会堂を建ててくれたのです」。
7:6 そこで、イエスは彼らと共に行かれた。ところが、イエスがその家から遠くない所まで来られた時、百人隊長は友人たちを送って、イエスに伝えた、「主よ、わざわざおいでくださいませんように.わたしは、あなたを自分の屋根の下にお迎えするには、ふさわしくありません.
7:7 ですから、わたし自身も、あなたの所に行く資格がないと思ったのです。ただ一言お言を下さい.そうすれば、わたしのしもべはいやされます。
7:8 というのは、わたしも権威の下にある者ですが、わたしの下にも兵卒たちがいるからです。そこで、わたしがこの者に『行け』と言えば、彼は行き、あの者に『来い』と言えば、彼は来ますし、わたしの奴隷に『これをせよ』と言えば、彼はそれを行なうのです」。
7:9 イエスはこれらの事を聞くと、彼に驚き、従っている群衆に向いて言われた、「わたしはあなたがたに言う.イスラエルのうちにも、わたしはこれほど大きな信仰を見たことがない」。
7:10 遣わされた人たちが家に戻ると、その奴隷は元気になっていた。