??「昂小さん、こないな奴らにいちいち報告する必要もあらへんでしょ」
昂小「そう言うな。」
??「ま、今回だけは協力したりますわ」
大石「おっ、お前はっ!!3年の啓遺!」
啓遺「どもども」
昂小「お前ら知ってるか?啓遺の親父さんといえば新山の神と言われた柏原の5区4年連続区間賞を阻止した男なんだよ」
大石「オヤジから聞いたことがある。伝説のクライマーが最終学年に区間賞を逃したって話を・・・確かその人の名前は・・・大江!」
深津「だ、だってお前の名字は・・・」
啓遺「そや。俺の名字は大江やない。母方の名字やからな」
深津「な、なんだって!じゃ、じゃあお前が大江さんの息子だっていうのか!?」
昂小「啓遺の親父さんこそ明治史に名を刻む鎧坂のラストイヤーに箱根を優勝に導いた功労者、大江啓貴さんなんだよ!」
深津・大石・笹崎「っ!!??」
啓遺「まぁまぁまぁ!あん時は1区の文元さんで勢いに乗って柏原さんの前で襷を受けられたのが精神的に大きかったって
言ってはったし、7区の八木沢さんと8区の有村さんが優勝を引き寄せた言うてはりましたからね。鎧坂さんと菊地
さんに新入生の台頭があって大願成就を成しえたゆうてましたわww」
大石「くっ・・・」
昂小「お前ら、これに懲りたらよ〜、もうこういうのはやめろや」
深津「・・・・」
これで事件は解決したかに見えたが・・・
次回最終回! 「絆の裏に」