日本のマラソンが死んだ日

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8421 ◆WKWMEkKnUA
>>838 乙
オレの記載は、宗茂の語りを文章化したものなので、
正式タイムではなかった(補足なくスマン)

正式な資料を持っている人がアップしてくれるかな、と
淡い期待を持って待っていたら、即レスに近いタイミングでアップいただき、感謝しています

で、

>しかし幾ら向かい風とはいえ、40km以降に時間がかかりすぎ

は、宗猛の発言
「それ以前の基礎的な練習が不足していて、35kmからは完全なスタミナ切れ」
(これはオレが解釈の上でまとめた内容であり文章内の正確な文章ではない)
からわかるように、宗兄弟自体も、しょうがなかったことは認めている
ただ、このときの経験が、後々の自身の調整期のトレーニングのベースになっているとも語っている
つまり、宗兄弟の自身や、旭化成チームの、マラソンにおける鍛錬期から移行期、調整期という流れの中での、
「移行期」と「調整期」のベースになるトレーニングであり、この経験が、記録を出す以上の財産になっているようである

>>839-841
見た感じ、質はそこそこ高い感じがしたけど、めちゃくちゃに、とは絶対言えない
16kmを47分50秒とか、30kmを1時間36分とか(←10kmから15kmを17分かかっているので、五ケ瀬川沿いを上るオリンピアロードと推測される)
ポイントはびしっと入れているけど、驚くようなペースではやっていない

あと昨今のスタンダードとなっているのと異なる点が二つある
@この4ヶ月の中で、40km走が一回もない
 →25kmを76分55秒、30kmを1時間34分53秒(この30kmはラップタイムの記載がない)が目立つ程度
A惨敗した福岡から琵琶湖までの2ヶ月で駅伝が3回入っている
 ・福岡から2週間後の全日本実業団駅伝(1区16.3kmを47分41秒(区間賞))
 ・全日本から4週間後の朝日駅伝(5区15.9kmを46分30秒(区間三位))
 ・朝日駅伝から2週間後の中国駅伝(7区17.7kmを50分48秒(区間賞))
 ・別大は朝日駅伝の一週間後

このことから、
 ・40km走(厳密に言えば移行期、調整期に30km以上の距離走)が必要なのか
 ・駅伝過多、と昨今言われているが、宗茂は駅伝をポイントとしてうまく活用した
ということが(短絡的ではあるが)言えるのではないか

>>841
という話になると「10000mのスピードのなさ」という話になるんだろうが、
かつて話題になった、バルティニの10000mのベストが日本人並み、という部分と、
(オレが言った)マラソンのスピード練習をするための基礎スピードとして
トラックの記録が必要であり、その記録を出すためのスピードトレーニングが必要、
という部分の落としどころになると思われる

ただ、宗茂の35kmからの失速が、
「基礎的なマラソンのスタミナトレーニングが行えなかった事によるスタミナ切れ」
であるとすれば、スピードにこだわる必要はない、ということも言うこともできる
(ただし宗茂の10000mのベストは27分台)

いろいろ話を錯綜して申し訳ないが、なんとなく、
「当時の宗茂の練習レベルをくらいをとりあえずやってみな」
というのが結論的になるような気がする

作業対効果の悪い練習を、今の日本人はしているのかもしれないね