771 :
ゼッケン774さん@ラストコール:
埼玉の狭山ケ丘高でも受験料負担 大学合格「水増し」
私立高校が大学合格実績を上げるため生徒の受験料を負担している問題で、
埼玉県入間市にある狭山ケ丘高校(小川義男校長)でも今春の大学入試で、
成績優秀な生徒の受験料を一部負担していたことが分かった。
1人で13大学38学部・学科に合格した生徒や、10大学28学部・学科に
合格した生徒もいたという。山崎修教頭は「生徒が自分の実力を知ろうと
自発的に受験したので、応援しただけだ。水増しとは違う」と話している。
同校によると、この2人は今春の卒業生で、特別進学コースに在籍。
「MARCH(マーチ)」と呼ばれる明治、青山学院、立教、中央、法政の
5大学など、大学入試センター試験の成績だけで合否の決まる学部・学科に
出願していた。同校は今春の合格実績を、早大31人(前年度11人)、
MARCH187人(同149人)などと校門脇に合格者の名前を入れて掲示。
このうち、早大の11学部・学科、MARCHの41学部・学科を2人で占めて
いた。一方、ホームページでは過去3年間の学部・学科ごとの合格人数を公開し、
延べ人数であることには触れずに、早大は「前年比280%増」、MARCHは
「現役では140%と急増」などと宣伝している。同校は00年度から学力の
高い生徒の受験料を負担する奨学金制度を始めた。両生徒の場合は、受験料の
一部を学校側が負担したが、「報賞は支払っていない」という。
成績優秀者への大学入試の受験料負担は、大阪、兵庫、京都、滋賀、静岡の
5府県の私立高十数校で発覚しているが、首都圏では初めて。