アニソンという枠を飛び越えた名曲中の名曲 part2
835 :
ななしいさお@オマエモナゆりかご会:
>>829 同意。少年カミカゼのような平凡なバンドと持ち出すべきじゃないし、
そもそも少年カミカゼの曲と「もってけ!セーラーふく」はベースの音楽理論がまったく違う。
従来の日本のラップは西洋の言語のアクセント構造を
そのまま日本語の歌詞に持ち込んだ欧米のコピーだったが、
「もってけ!セーラーふく」は日本語の高低アクセントを
優先させてラップを再構築した超高度な技法を使っている。
(これはオレンジレンジなどに萌芽が見られるが、
もってけ!はさらにそれを昇華したわけだ)
さらに、日本語の高低アクセントを音楽と融合させたことで、
西洋音楽的な歌唱法(つまりオペラ的・ポップス的・ロック的歌唱法)の
呪縛から解放され、本来の日本語が持つ音楽性を取り戻し、
しゃべるように歌うことを可能にしたわけだ。
このいわゆる「歌声からの解放」も特筆すべき。
はっきりいって「もってけ!セーラーふく」は日本の音楽史の事件なのだが、
アニソンファンも邦楽ファンも、リスナーのレベルがあまりに低すぎて
誰もこれらの点に気づいていないのが残念だがな。
ただ、このスレの趣旨からすると、
「もってけ!セーラーふく」はあまりに作曲理論が前衛的なために、
カラオケで歌うことが不可能なほど超に超がつく難曲になってしまったので、
いわゆる「名曲」とはいえないかもしれんな。
>>835 >「もってけ!セーラーふく」は日本語の高低アクセントを
>優先させてラップを再構築した超高度な技法を使っている。
>さらに、日本語の高低アクセントを音楽と融合させたことで
これらは全然新しくもなんでもないよ。
ラップが入ってくる前から、高低アクセントを意識するのは当然だった。
あえて言うなら、「もってけ!セーラーふく」のラップは多く閉音節で作られていて、
欧米のラップに近づける工夫はされていると思う。
たとえば「3センチ」と言うのでなく、「3センch」と発音している。
そういう意味で歌詞はかなり工夫されていると思う。
スレ違いだが……
>>837 わかってないなw
高低アクセントを半音以上に拡大して歌詞に使うということなら、
日本人が作曲するときの基本で、誰でもやらなければならないこと。
(というか滝廉太郎の「花」の時代、つまり明治初期に西洋音楽が輸入された時からやっている)
ただ、従来は優先順位が西洋音楽理論>日本語の構造で、
コード進行は絶対だった。
もってけ!の場合はF7の和音を強制し、半音以上の拡大を許さない範囲でラップにしてるわけだ。
しかも西洋的な強勢アクセントの作法をリズムに用いていない。
これは無謀なようだが、実はずっとF音の連打に見えて、微分音レベルで日本語の高低アクセントがメロディの音程を支配している。
ちなみに日常会話では日本語の文末は閉音節になりやすい。
(NHKのアナウンサーだって「おはようございます」の「す」は閉音節になりやすい)
これは特別なことではない。
でもってサビの部分ではF→B♭→D♭→E♭というコード進行でラップと対比させている。
ここら辺もかなり野心的だが、まあスレ違いだからやめる。
喪服が従来のラップと全然違うことには同意
歌ってみりゃわかる。喪服は難しくて歌えたもんじゃない
でも「名曲」ではない
一昨日あったアニカラオフで、
ギャル系のおにゃのこが完璧に歌いきったぞ…マジ凄かった
>>839 間奏のダベリ以外はBomb A Head!Vの方が難しいと思う。
>もってけ!セーラーふく
神曲かも知れないが少なくとも『名曲』ではないってことでFA?
別に難しくないだろw
普通の声優が歌ってるわけだし。
>>843 むしろ声優だからこそ歌えたのであって、
普通のポップスの歌手には至難だと思われ。
夢色チェイサー
アニメで微かに記憶があったんだがスパロボで思い出して改めて聴いたらホームラン
車でも聴いてる
846 :
ななしいさお@オマエモナゆりかご会:2007/06/26(火) 12:37:33 ID:mDhbZ2eIO
轟く雷鳴嵐を突いて〜
サムライハート
サムライトルーパーはまともにみたことないんだがこれは素晴らしい。
刹那さと心強さがひしひしと伝わってくる。
スルーしる!
なにわけのわかんねーこと言ってんだ
849 :
837:2007/06/26(火) 22:03:39 ID:???0
>>838 いくらなんでもそれらは大袈裟すぎ。
和音を1つに揃えるとか、どれも別に今のラップ曲ではおかしくない。
歌詞をみてみれば分かるけど、「っ」「ん」や無声化母音拍が日本語の日常会話に
比べて明らかに多い。日本語に向かないラップを無理やり綺麗に聞こえるように、
かなり計算された歌詞だと思う。
forever blue/今井ちひろ(イリヤの空UFOの夏)
EDも好きかな
>>849 >「っ」「ん」や無声化母音拍が日本語の日常会話に比べて明らかに多い。
そういう見方もあるかもしれないが、むしろ女子高生言葉を意識したのと、
後述のモーラのリズムを整えるために撥音便・促音便・が増えたのではないだろうか?
というのは、短歌や俳句でも「っ」「ん」は音数に入れることもできるし入れなくてもよいからだ。
>和音を1つに揃えるとか、どれも別に今のラップ曲ではおかしくない。
だから、和音を1つにそろえると、「西洋の言語のアクセント構造をそのまま日本語の歌詞に持ち込んだ
欧米のコピー」にせざるをえなかったのが従来の日本のラップでしょ。
印欧語族に立脚している以上、強勢アクセントのない日本語に無理やり
「英語っぽい」アクセントを付加してラップに仕上げていたのが今までの日本ラップ。
それと、これも印欧語の詩学理論を無理やり持ち込んだ、強引な脚韻も西洋のコピー。
少年カミカゼでもいいし、EAST END×YURIでもいいし、KREVAでもいい。
あるいはキングギドラでもいいから聴いてみればわかる。
いかに「英語臭い言語構造」を日本語にそのまま移してしまったか。
もってけ!セーラーふくは、歌詞の構造も
なんかだる なんかでる あいしてる
あれいっこがちがってるんるー
→5+5+5+77
ほか5と7のモーラを基準にした和歌的構造を持ってるのも特徴。
「っ」「ん」、あるいは拗音、そして長母音はモーラに入れる/入れないの選択が出来る
(「なやみン坊ー」は実際には「なやみんぼ」の5音になる)
だから多用されているのではないか。
キングギドラの歌詞は基本4拍子で7音単位のいかにも西洋ラップ臭いリズムになってるのがわかる。
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B01624 そして高低アクセントとモーラによる拍で
西洋型ラップの厳格な脚韻と強勢アクセントを放棄することに成功している。
もってけ!とキングギドラのラップを比較すれば、どちらが日本語的は瞭然だと思う。