>>682 マルチの正式名称はHMX-12型。身長147cm。誕生日は3月19日。
来栖川電工第7研究室HM開発課が作成した最新型汎用アンドロイドの試作機で、HMX-13型(通称セリオ)と同時に開発された。
主人公達が通う学校にマルチが現れたのは8日間限定で試験運用を行うため。
掃除を最も得意とするらしく、試験運用中はほぼ毎日のように廊下をモップで磨く日々を送っている。
主人公の自宅に招かれた時にも、その才能(?)を遺憾なく発揮する。
ただし、その他の機能はセリオほどには器用に作られていないようで、
料理の本を見ながらスパゲッティミートソースを作ろうとしたら、完成したのが「ミートせんべい」だった……というようなイベントも用意されている。
また、エアホッケーで見せた異様に遅い反応からも伺えるように、機敏な動作も苦手としているようである。
彼女の設計コンセプトは「人間により近いロボット」。
外見は人間の女性そのままである(アンテナ状の飾りの下には普通の耳が用意されている)し、涙腺や汗腺、呼吸器を模した機能も用意されている。
動力源は基本的には電力であり、1日3回の充電作業が必要。
料理や掃除を普通にこなせるところを見ると、生活防水機能も備わっていると見るべきであろう。
PC版をプレーされた方ならば、肉体面における彼女の作りが徹底して人間と類似していることにお気付きであろう(聞いた話では、18禁シーンも普通の人間と同様に成立していたようだし)。
彼女の精神面については、ここでは省略させていただく。
一方、彼女と同時に試験運用に掛けられていたHMX-13型ことセリオの設計コンセプトは「徹底的な機能性重視」。
外見はマルチより若干年上に作られている。
通信衛星を介して来栖川のデータベースにアクセスし、同社のホストコンピュータからデータやプログラムを一時的にダウンロードすることによって、様々な分野のプロフェッショナルになることが可能である。