輸入牛肉85万食、賞味期限切れを冷凍販売 【アジア経済】
http://www.asiae.co.kr/news/view.htm?idxno=2015021709325260903 85万食に相当する輸入冷蔵牛肉で、賞味期限が切れたものが'冷凍牛肉'として販売されていることが明らかに
なった。
国会保健福祉委員会所属イン・ジェクン新政治民主連合議員が17日、食品医薬品安全処から提出を受けた
過去2年間の輸入冷蔵牛肉の冷凍転換資料を、輸入牛肉流通履歴管理システムで問い合わせた結果、輸入業者
81社のうち23社で、輸入した冷蔵牛肉が賞味期限を過ぎた後に冷凍牛肉に切り替えて販売していた。
賞味期限後に冷凍された牛肉は286件で17万421kgに達した。85万食に相当する規模だ。
賞味期限が終わる当日から1〜2日前に冷凍転換された牛肉は約9万1000kgあり、この場合、営業者の冷凍転換
時間と消費者の解凍時間を考慮すれば、消費者は事実上賞味期限が切れた肉を食べるほかはないと、議員室は
説明した。
このように賞味期限が切れた冷蔵牛肉の冷凍転換は、現行制度の欠陥だという指摘だ。
保存および流通基準に違反した場合、畜産物衛生管理法施行規則により‘営業停止7日と警告’の行政処分を
受ける。
イン議員は"国民の食の安全を威嚇する深刻な違法行為に対して、現行法はせいぜい7日の処罰で温情処罰にも
はるかに至らない"と話した。
現行制度では、すでに冷凍転換された製品を冷蔵肉として販売できない。同じ輸入流通識別番号を持つ冷蔵肉
であっても一部は冷凍転換、一部は冷蔵販売が可能なためだ。だが消費者から見ると、冷凍されなかった冷蔵肉
なのか、解凍された肉なのかを確認できないとイン議員は主張した。
イン議員は、“国民の食の安全を担当する食薬処の無事安易な管理システムを、根元から作り直さなければ
ならない”として、“賞味期限が近づいていたり、期限が過ぎた冷蔵肉を冷凍に切り替えて流通する破廉恥な違法・
便法企業がこれ以上国民健康を威嚇できないように、強力な処罰体系を作らなければならない”と強調した。