東部・清海鎮悪材料で産銀の黒字化難しくなるか 【アジア経済】
http://www.asiae.co.kr/news/view.htm?idxno=2014070711163710159 産業銀行をはじめとして、銀行の今年の実績が非常事態になった。特に産業銀行は東部グループに対する与信
規模が他行より多いうえに、ユ・ビョンオン一家リスクにより、昨年に続いて今年も赤字を継続する可能性が高く
なった。
7日金融界によれば、この日自律協約に入る東部製鉄の第1金融圏与信は1兆8500億ウォンだ。貸し出し債権が
1兆3700億ウォンで最も多く、会社債は200億ウォン、その他債権は4700億ウォンに達する。このうち産業銀行の与信
規模は1兆ウォンに達していて、輸出入銀、ウリ、ハナ、新韓、外国為替、国民など東部製鉄に融資している他の銀行
よりも規模が大きい。すなわち、他の銀行より積まなければならない引当金規模が多いという意味だ。
企業と債権団が自律協約を締結すれば、該当企業への貸し出し債権は'要注意'に分類される。この場合銀行は
最大19%の引当金を追加で積まなければならない。実態調査後に引当金規模が決定されるものと見られるが、産業
銀行は最大2000億ウォンの引当金を積む可能性があるわけだ。
東部製鉄より比較的規模が小さいながら、セウォル号惨事にともなう余波も侮れない。産業銀行は先立ってユ・
ビョンオン前セモグループ会長一家が経営している、清海鎮海運(170億ウォン)と清海(400億ウォン)、アヘ(73億
ウォン)に合計643億ウォンを融資した。このうちアヘと清海は法廷管理を申請し、清海鎮海運は代表が収監された
状態であり、船舶競売手続きに入っている。
これら企業に対する貸し出し金は'固定以下'に分類され、産業銀行はまた、引当金を追加で積み立てしなければ
ならない。昨年STX造船海洋をはじめ、STXグループ貸し出しによってふくらんだ'引当金リスク'が、今年も再現される
兆しを見せていることだ。昨年14年ぶりに赤字を記録した産業銀行は、今年初めに引当金を払いのけて、黒字に
切り替えると公言していた。
他の銀行も、収益性悪化から逃れられない。銀行は東部グループの非金融系列会社に無担保で多くの貸し出しを
行っている。この日自律協約を開始する東部製鉄には、4500億ウォンの与信に担保が設定されていなかった。東部
製鉄の担保能力はそれなりにより良い。東部グループの他の系列会社のうち、東部メタルと東部建設の担保設定
比率は20%にも至らない。
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>>539 つづきです
東部メタルの第1金融圏総預信規模は2300億ウォンで、このうち担保は400億ウォン(15.7%)に過ぎない。東部建設も
第1金融圏総預信2900億ウォンのうち、560億ウォン(19.1%)だけに担保が設定されている。東部CNIでも第1金融圏総
預信700億ウォンに対する担保は200億ウォン(28.8%)で、担保設定比率が高くない。これら企業は自助計画をまともに
履行できずに流動性危機に直面する場合、自律協約だけでなくワークアウトや法廷管理まで進むことになる。これは
結局、債権団がお金を回収できない状況につながり、銀行実績にも悪影響を及ぼすものと見られる。
(2/2) 以上です