固定金利貸し出し拡大の非常事態に直面した市中銀、金利大幅引き下げ…"逆マージン憂慮" 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2014/05/30/2014053002882.html 年末までに住宅貸出の20%を固定金利にする目標、銀行'非常'
農協・外国為替、最低年3.25%の固定金利特別販売。金利上がれば逆マージン
http://image.chosun.com/sitedata/image/201405/30/2014053002823_0.jpg 今年末までに全住宅担保貸出しのうち固定金利貸出しを20%に増やさなければならない都市銀行が、この目標に
合わせるために、年3%序盤の破格的な固定金利住宅担保貸出を相次いで販売している。金融界では今後市中
金利が上がれば、逆マージン(調達金利が貸出金利より高くて損する状態)が発生する可能性があると憂慮している。
1日金融界によれば、外換銀行と農協銀行は貸出金利が最低年3.25%の5年固定金利混合型住宅担保貸出しを
販売中だ。固定金利混合型は一定期間固定金利が適用され、その後変動金利へ転換される商品だ。中小企業
銀行の5年固定金利混合型住宅担保貸出しの最低金利は年3.29%で、国民銀行は年3.35%、ウリ銀行は年3.38%だ。
これら固定金利混合型貸出し商品は、変動金利貸出し商品と金利が同水準だったり、さらに低い。固定金利貸出し
商品は市中金利が変わっても金利がそのままなので、銀行の立場で見るとリスクはさらに大きい。したがって固定
金利貸出し商品の金利は、変動金利貸出し商品より0.5〜1%ポイント前後高いのが一般的だ。
農協銀行の変動金利住宅担保貸出し最低金利は年4.08%であり、固定金利商品の最低金利より0.83%ポイント高い。
外換銀行の変動金利商品最低金利も3.53%で固定金利商品最低金利より0.28%高く、企業銀行も変動金利商品の
最低金利が固定金利商品の最低金利に比べて0.08%ポイント高い。
国民銀行は固定金利と変動金利商品の最低金利が同じで、ウリ銀行やハナ銀行も固定金利と変動金利貸出し
商品の最低金利差は0.3%ポイント程度に過ぎない。
都市銀行がこのように固定金利貸出し商品の金利を破格的に下げたのは、金融当局が提示した固定金利・非据置式
分割償還比率の目標値のためだ。当局は家計負債構造を改善するために、2017年末まで全住宅担保貸出しの40%を
固定金利貸出しにするように指示した。変動金利であり満期一時償還である貸出しの比率が高いと、金利上昇期に
家計負担が大きくなりえるためだ。非据置式分割償還貸出しも、2017年末までに40%を達成しなければならない。
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