今年も税収不足、1〜3月の税収進度22.5% '振るわなかった前年水準' 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2014/05/20/2014052000960.html ウォン高影響で関税減少
今年の税収が昨年に近い進度にとどまっていて、税収不足が憂慮されている。昨年は税収が当初計画より8兆
5000億ウォンも不足した。
企画財政部が20日発表した‘月刊財政動向5月号’によれば、今年に入って3月までの国税収入は48兆8000億
ウォンで、昨年同期より1兆7000億ウォン増えた。しかし年間目標税収に対する徴収実績である税収進度率は
22.5%で、昨年(22.4%)と似た水準を記録した。昨年は当初計画より税収が4%あまり不足したが、今年もこのような
速度で税収が入ってくるならば、昨年同様に4%ほど税収が不足するものと見られる。
項目別では、ウォン高の影響で関税が大幅に減った。3月までの関税収入は1兆7000億ウォンで、昨年(2兆ウォン)
より3000億ウォン減り、進度率も15.7%で昨年(19.9%)より4.2%ポイント減少した。また特別会計の場合、昨年より2000億
ウォン減少して進度率も17.2%を記録、2.2%ポイント減少した。反面所得税は昨年同期と比較して1兆5000億ウォン
増えたほか、付加価値税(6000億ウォン)と法人税(2000億ウォン)も増加した。
税外収入は昨年より減った。今年1〜3月までの税外収入は6兆9000億ウォンで、前年同期比6000億ウォン減少
した。ただし進度率は25.4%で昨年(24.2%)より1.2%ポイント上昇した。政府は今年税外収入として昨年(31兆1000億
ウォン)より3兆8000億ウォン少ない、27兆3000億ウォンを予想している。また基金収入は28兆4000億ウォンで、昨年
(28兆3000億ウォン)より1000億ウォン増加したが、進度率は22.6%で1.1%ポイント下落した。
税外収入が減少したことにより3月までの総収入は84兆1000億ウォンと、昨年同期(83兆ウォン)より1兆1000億
ウォン減り、進度率も22.8%と昨年(23.0%)より0.2%ポイント減少した。
反面総支出は増えた。3月までの総支出は101兆6000億ウォンで、昨年同期(97兆8000億ウォン)より3兆8000億
ウォン増加した。進度率も28.6%で、昨年3月まで(28%)より0.6%ポイント上がった。景気再生のために財政支出を操り
上げて執行したためだ。
このように総収入は減少したが総支出は増えたため、3月までの統合財政収支は9兆3000億ウォンの赤字を記録
した。社会保障性基金収支(2兆7000億ウォン)を除いた管理財政収支で見れば、赤字規模は12兆ウォンに増える。
企財部は“通常、第1四半期は低い税収比率と予算早期執行により、総支出が総収入を超過する”と説明した。