産業銀"セウォル号関連貸し出のし満期延長、綿密に審査"。一部回収の可能性 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2014/05/02/2014050201947.html 企業、ウリ、慶南銀"まだ貸し出し回収計画ないが状況見守る"
セウォル号を運航していた清海鎮(チョンヘジン)海運と関連会社に融資を行っていた一部銀行が、貸し出し満期時に
回収する案を検討している。事故により今後不良が生じる可能性が高まっているだけに、満期延長審査を綿密に行う
計画だ。
2日金融界によれば、清海鎮海運と関連会社への金融圏貸し出しは約1740億ウォンで、産業銀行(612億ウォン)、
企業銀行(376億ウォン)、ウリ銀行(311億ウォン)、慶南(キョンナム)銀行(306億ウォン)が大部分を占めた。産業銀行
関係者は、“今のところ利子が順調に支払われていて不良は発生していない”としたが、“満期時に貸し出し延長の
可否を綿密に調査する計画”と話した。
産業銀行は清海鎮海運の最大株主である‘清海社’へ369億ウォンを融資しているほか、清海鎮海運に170億ウォン、
関連会社である‘アヘ’に73億ウォンを融資している。このうち5月の満期金額は清海鎮海運が36億、清海社6200万
ウォン、アヘ2200万ウォンだ。清海鎮海運側はこの日、返さなければならない貸し出し利子1350万ウォンを産業銀行に
納入した。
企業銀行とウリ銀行、慶南銀行は、まだ融資を回収する計画がないと明らかにした融資の相当額が担保貸し出しで
あり、海運と関係ない流通業社や出版業者に対する融資もあるためだ。
企業銀行関係者は“ほとんど担保があり、回収に大きな問題はないと見られる”として、“現在のところ回収計画は
ないが状況を見守る”と話した。ウリ銀行関係者は“信用貸し出しが一部あるが、信用が優良で問題はないと見る”と
して、“優良企業に融資をしないことがさらに変であり、現在の回収計画はない”と話した。企業銀行関係者も
“(融資していた)事業が大宇造船海洋や三星重工業が主な売り上げ先であり、利益が安定的であるために直ちに
回収をすることにはならない”とした。
清海鎮海運と関連会社は多くの経営陣が検察の捜査を受けていて、相当期間正常な運営が難しい展望だ。ある
銀行関係者は“今直ちに融資を回収することはできないが、政府がこの会社を厳しく調査しているだけに、銀行も
状況を鋭意注視している”と話した。