政府調査報告書、"韓国雇用不安はOECD最上位圏" 【アジア経済】
http://www.asiae.co.kr/news/view.htm?idxno=2014041809584001650 我が国が雇用の量と質などすべての面で雇用不安が最も深刻な国家だという事実が、政府研究サービス報告書で
確認された。政府が雇用率70%を目標に各種対策を出しているが、雇用の量と質の両方を先進国水準に引き上げる
には不足しているという指摘は、避けられないものと見られる。
18日韓国雇用労使関係学会が雇用労働部に提出した、'経済協力開発機構(OECD)会員国の労働市場指標比較
研究'によれば、我が国は経済活動参加率と失業率、雇用率はもちろん、勤続年数、賃金水準、時間制労働比率など
かなり多くの指標でOECD会員国と比較して劣悪な水準と評価された。雇用の量的側面で見れば、経済活動参加率
(66.4%)は会員国34ヵ国のうち29位で最下位だったが、失業率(3.3%)は2位であった。
報告書はしかし、"韓国の失業率指標がこのように外形上良好なのは、求職活動をあきらめた失望失業者が非経済
活動人口として集計されるため"と分析した。最近雇用の量指標として活用されている雇用率(64.2%)は34ヶ国中20位
であり、青年(15〜24才)雇用率(24.2%、27位)の場合も、OECD平均(39.7%)に比べて15.5%ポイントも低い水準だ。
雇用安定の面でも、勤続年数(平均5.1年)は25会員国中最下位で、平均(10年)の半分に過ぎなかった。勤続年数が
1年未満の短期勤続者率は35.5%で最も高かった反面、勤続年数10年以上の長期勤続者比率は18.1%で最も低かった。
報告書でも"韓国は'超短期勤続'国であり、勤続年数で見れば雇用が最も不安定な国"と評価した。
臨時職比率(23.8%)はOECD平均の2倍を超え、29ヶ国ではポーランドに次いで高い。時間制労働者の比率(10.3%)は
中位圏水準だが、非自発的就業者の比率(56.0%)は19会員国で3番目に高い。全労働者のうち非自発的時間制労働
者の比率は5.8%で、5位にランクされた。オランダは時間制労働者比率が39.2%でOECD国家のうち最も高いが、非自発
的就業者の比率は6.8%とOECD国家では最も低く、非自発的時間制労働者比率も2.7%にしかならない。
報告書は、"'時間制労働(パートタイム)は雇用が不安定な悪い雇用'という主張に対して、'必ずしもそうではない'と
いう反論が可能だ"としながらも、'非自発的時間制労働が雇用が不安定な、悪い雇用'という点に対しては異見がない"
と述べた。報告書は同時に"非正規職雇用形態のうち、臨時職は雇用が不安定だという点に対する異見は見つける
ことは難しい"として、"勤続年数基準でも、臨時職基準でも、非自発的時間制基準でも、韓国の雇用不安はOECD
最上位圏だ"とした。
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